圃場・集落
多面的機能支払の出役簿・活動記録の無料テンプレート(Excel・PDF)|日当の記入例と書き方
更新日 2026年9月26日|登録不要・無料
多面的機能支払交付金の共同活動で、参加者ごとの実働時間・日当・受領の署名を残す出役簿のテンプレートです。国の様式「活動記録」(様式第1-6号)に転記しやすい下書きシートも付けました。国の様式の代わりではなく、日当の支払いと活動記録の根拠を整える控えとして使えます。Excel と手書き用PDFを登録不要でダウンロードできます。
この出役簿でわかること
多面的機能支払交付金の活動(草刈り・泥上げ・補修など)に、誰が何時間出たか、日当をいくら払い、本人が受け取ったかを1回の活動ごとに残す帳票です。
- 日当を計算して払い、金銭出納簿に書くとき
- 国の様式「活動記録」(様式第1-6号)に、参加人数と実働時間を転記するとき
- 市町村の実施状況の確認で、日当の支払いの根拠を説明するとき
国の様式の「活動記録」は、活動ごとの参加人数(農業者・農業者以外)と時間を書く様式で、一人ひとりの時間や日当までは書きません。この出役簿は、その根拠になる一人ひとりの記録を残すためのものです。
各欄の書き方
| 欄 | 書くこと | 記入例 |
|---|---|---|
| 活動日・活動項目番号・内容・作業場所 | 表の上に1回の活動の情報 | 4/26・8 水路の泥上げ・〇〇用水路 |
| 氏名 | 参加した人 | 山田 太郎 |
| 区分 | 農業者か、農業者以外か | 農業者 |
| 開始・終了・休憩 | 作業した時刻と休憩の長さ | 8:00・11:30・0:30 |
| 実働時間 | 休憩を除いた時間 | 3.0時間 |
| 日当単価・日当額 | 活動組織で決めた単価と、実働時間を掛けた額 | 1,100円・3,300円 |
| 持ってきた機械 | 草刈機・軽トラックなど(燃料代などの精算の目安) | 草刈機 |
| 受領日・受領の署名・印 | 日当を受け取った日と、本人の署名か押印 | 5/15・山田 太郎 |
「活動記録の下書き」シートには、活動ごとの日付・実働時間・参加人数・活動項目番号・写真の番号を書き、国の様式に転記するときに使います。
国の様式と、この出役簿の関係
多面的機能支払交付金の活動組織は、国の様式の「活動記録」(様式第1-6号)と「金銭出納簿」(様式第1-7号)を作ります。
- 活動記録: 日付・活動時間・参加人数(農業者・農業者以外)・活動項目番号・活動内容を書きます。時間は休憩を含めない実働時間です。活動項目番号は国の活動指針の番号(例: 5 畦畔・法面・防風林の草刈り、7 水路の草刈り、8 水路の泥上げ)で、事務処理は200、会議は300を使います。
- 金銭出納簿: 日当は分類「4.日当」として、支払った日付・内容・金額・領収書等番号・活動実施日を書きます。
出典: 農林水産省「多面的機能支払交付金 各種様式」(令和8年4月1日改正後の様式)
国の様式は Excel で配られていて、活動項目番号を入れると内容が自動で入るようになっています。提出する書類は国(または県・市町村)の様式を使い、この出役簿は根拠の控えとして一緒に保管してください。
日当の決め方と支払いの残し方
活動の手引きでは、日当の単価は、地域別最低賃金、県・市町の非常勤職員の単価、営農組合・水利組合・土地改良区・シルバー人材センターなどの単価、農作業の標準料金、公共工事設計労務単価などを参考に、地域の実情を踏まえて決め、毎年構成員全員に知らせるよう求めています。
出典: 広島県多面的機能支払協議会「多面的機能支払交付金の活動の手引き」(令和5年度改訂版)
土地改良区の資料では、次のような実務上の注意が挙げられています。
- 押印を省略する場合も、署名などで本人が受け取ったことを確かめる。家族が代わりに受け取ったときは、受け取った人の名前と本人との続柄を書く
- 自治会などの団体にまとめて払う場合は、参加者の氏名や活動時間などを整理しておく
- 写真は、参加人数や草刈機の台数がわかるように集まって撮り、活動項目ごとに分けて撮る(同じ写真では複数の活動をしたことにならない)
- 国道・県道・市道など、対象施設でない場所の草刈りは交付金の対象外
出典: 安房中央土地改良区「多面的機能支払交付金 活動時の留意点・伝達事項」(2025年2月)
細かい決まりは都道府県・市町村や活動組織によって違います。迷ったときは市町村の担当窓口や推進組織に確かめてください。
出役の時間を人ごとに集計する
ミノリスでは、ログインしない人も名前だけで作業者に登録でき、作業記録に作業者ごとの作業時間を残せます。ミノリスタイマーのレポートでは、作業時間を作業者別・月別に集計し、CSV で取り出せます(管理者・オーナーのみ)。無料で使えます。
よくある間違い
- 休憩を含めた時間を書く: 活動記録の時間は実働時間です。出役簿で休憩を分けて書いておくと、転記するときに間違えません。
- 日当の支払日と活動日を混同する: 金銭出納簿の日付は実際に払った日、活動実施日は活動した日です。出役簿には両方を書いておきます。
- 対象外の活動と一緒に記録する: 自治会の環境美化活動などと同じ日に行うときは、作業時間や作業区域を分けて記録します。
よくある質問
国の様式があるのに、出役簿は必要ですか?
国の様式の活動記録は人数と時間の記録で、日当を誰にいくら払ったかまでは書きません。日当を払う活動組織では、支払いの根拠として一人ひとりの時間と受領の記録を残しておくと、確認のときに説明しやすくなります。
1時間単価ではなく、1回いくらで払っています。
活動組織で決めた払い方で構いません。「日当単価」の欄に「半日 3,000円」のように書き、実働時間も残しておきます。
年度末にまとめて払う場合はどう書きますか?
活動ごとの出役簿に実働時間を書いておき、支払ったときに受領日と署名をもらいます。年間の合計は、活動ごとの出役簿を足し合わせて出します。
あわせて使うテンプレート
このテンプレートは自由に使い、書き換えてかまいません。提出先(JA・部会・取引先・認証機関など)に指定の様式がある場合は、そちらを優先してください。 掲載している制度・法令の説明は更新日時点のものです。