認証・制度

有機JASの一覧表(ほ場・種苗・資材・機械)無料テンプレート|Excel・PDF

更新日 2026年9月27日|登録不要・無料

有機JASの認証申請や年次調査で使う、ほ場一覧・種苗一覧・資材一覧・機械・器具一覧のテンプレートです。農林水産省の様式例を加工し、飛来防止措置や適合の確認方法の欄を加えて4シートにまとめました。Excel(入力用)と手書き用PDFを登録不要でダウンロードできます。

無料でダウンロード

Excel には「記入用」と「記入例」のシートが入っています。

有機JAS ほ場・種苗・資材・機械の一覧の記入例
記入例(サンプルです。実在の商品名・人名ではありません)

この一覧でわかること

有機JASの認証で「どのほ場で・どんな種苗と資材を使い・どの機械をどう管理しているか」をまとめる一覧です。次の4シートに分かれています。

  • ほ場一覧: 番号・通称・所在地・面積・区分(有機、転換期間中など)
  • 種苗一覧: 使う種・苗の入手方法と、有機の種苗かどうか
  • 資材一覧: 肥料・土壌改良資材・農薬などと、規格に適合していることの確認方法
  • 機械・器具一覧: 有機専用か慣行と併用か、併用する場合の洗浄方法

認証の申請や登録認証機関の年次調査で提出・提示するほか、生産行程管理記録の「ほ場番号」「資材一覧 肥-1」などの番号の元になります。

各欄の書き方

シート・欄 書くこと 記入例
ほ場一覧・番号/通称 ほ場ごとの番号と呼び名 1/自宅前
ほ場一覧・面積(a) ほ場の面積を数字だけで書く。Excel では最下行に合計が自動で出る 15
ほ場一覧・種類 田・畑・樹園地・牧草地・栽培場など 畑
ほ場一覧・区分 有機・転換期間中・有機管理1年目など 転換期間中
ほ場一覧・有機管理の開始日 有機の管理を始めた日 2025/5/1
ほ場一覧・飛来・流入の防止措置 周辺から使用禁止資材が飛んだり流れ込んだりしないための措置 緩衝帯2m
種苗一覧・種苗の種類 有機か、非有機ならその前に化学肥料・農薬が使われたか 非有機(化学肥料・農薬未使用)
種苗一覧・有機種苗が入手困難な理由 有機でない種苗を使う理由 有機苗の販売がない
資材一覧・区分 肥料・土壌改良資材、農薬など 肥料
資材一覧・適合の確認方法 製造工程などを何で確認したか 製造者の証明書で確認
機械・器具一覧・有機専用/慣行併用 有機のほ場だけで使うか 慣行併用
機械・器具一覧・洗浄方法・時期 併用する場合の洗い方と洗うタイミング 使う前に水で3回すすぐ

ほかの欄は、農林水産省の様式例(リスト系)の項目にそろえています。「有機管理の開始日」(様式例では備考に書く)「飛来・流入の防止措置」、種苗一覧の「確認した書類」、資材一覧の「確認した書類・日付」の欄は、確認しやすいように加えたものです。様式例の資材一覧は「肥料及び土壌改良資材」と「農薬」の2つの表に分かれていますが、このテンプレートでは1つの表にまとめて「区分」の欄で分けています。様式例の「製造工程の確認」(肥料・土壌改良資材だけの欄)は、「適合の確認方法」として農薬を含むすべての資材に書けるようにしました。農林水産省の様式例には「施設一覧」もあるので、倉庫や調製施設を使う場合はあわせて確認してください。

制度上の位置づけ

有機農産物のJASでは、ほ場について「周辺から使用禁止資材が飛来し、又は流入しないように必要な措置を講じている」ことや、は種・植付け前2年以上(多年生の作物は最初の収穫前3年以上)規格に従って生産していることなどが求められます。使える肥料・土壌改良資材は表A.1、農薬は表B.1 に掲げられています(有機農産物のJAS(PDF) 5.1・5.4・5.7・5.10 ほか)。

農林水産省の様式例は2014年(平成26年)に作られたもので、資材一覧に「別表1」「別表2」とあります。現在の規格では表A.1・表B.1 にあたるため、このテンプレートでは表の番号を現行の規格に合わせました。資材が使えるかどうかは、農林水産省「有機資材について知りたい」で公表されている資材リストや、登録認証機関の判断で確認してください。

有機農産物検査認証制度ハンドブック(令和6年10月版・PDF)では、認証後の報告として、毎年6月末までに格付実績と、3月末時点の認証ほ場の面積を報告することなどが説明されています。一覧は、ほ場や資材が変わるたびに更新しておくと、こうした報告のときにも使えます。Excel のほ場一覧の面積の合計には、区分に関係なくすべてのほ場が入ります。認証ほ場の面積を報告するときは、認証を受けていないほ場を除いて数えてください。

このテンプレートは、農林水産省「有機農産物の生産行程管理記録等の様式例」のほ場一覧・種苗一覧・資材一覧・機械・器具一覧を加工して作成したもので、国や登録認証機関が作成した様式ではありません。

圃場と資材の情報を一か所に

ミノリス日誌では、圃場を地図に登録して面積を表示でき、作付けごとに使った肥料・農薬を記録できます。一覧表を作り直すときに、圃場の面積や実際に使った資材を確かめる元データになります。有機JASの一覧表そのものを出力する機能はありません。無料で使えます。

よくある間違い

  • ほ場番号が記録とずれている: 一覧の番号と、生産行程管理記録・格付の記録に書く番号をそろえます。ほ場を追加・返却したら一覧も更新します。
  • 資材の商品名だけで、確認の根拠がない: 同じ「有機肥料」でも原料や製造工程で使えないものがあります。何で確認したか(証明書・認証機関の確認など)と日付を残します。
  • 購入苗の情報を書いていない: 苗を買った場合も種苗一覧に載せ、有機の苗か、その前に農薬が使われたかを確認して書きます。

よくある質問

登録認証機関や JA の様式があります。これを使ってもよいですか?

申請先の認証機関や所属する団体に指定の様式がある場合は、そちらを使ってください。このテンプレートは、指定様式に書き写す前の整理用としても使えます。

転換期間中のほ場はどう書きますか?

区分に「転換期間中」と書き、有機の管理を始めた日を残します。転換期間中有機農産物として出荷できる条件は、有機農産物のJAS(PDF) 5.1.2 と、転換期間中有機農産物とは(PDF)で確認してください。

資材が使えるかどうかは誰が判断しますか?

最終的には、認証を受ける登録認証機関が確認します。迷う資材は、使う前に認証機関に相談してください。登録認証機関の一覧は農林水産省のページで確認できます。

あわせて使うテンプレート

このテンプレートは自由に使い、書き換えてかまいません。提出先(JA・部会・取引先・認証機関など)に指定の様式がある場合は、そちらを優先してください。 掲載している制度・法令の説明は更新日時点のものです。