出荷・販売

野菜のメニュー表・注文書の無料テンプレート(Excel・PDF)|飲食店・小売向け価格表とFAX注文欄の書き方

更新日 2026年9月27日|登録不要・無料

飲食店・小売店・卸などの取引先に、今週(今月)出せる品目・規格・単価・最小ロットと注文の締め切りを知らせ、注文数を書き込んでそのままFAXやメールで返してもらうためのメニュー表です。税抜・税込の単価と税率の欄、取引条件のシート、旬の入れ替えに使う年間の出荷カレンダーも付いています。Excel(入力用)と手書き用PDFを登録不要でダウンロードできます。

無料でダウンロード

Excel には「記入用」と「記入例」のシートが入っています。

受注用のメニュー表(週替わり価格表+注文欄)の記入例
記入例(サンプルです。実在の商品名・人名ではありません)

このメニュー表でわかること

取引先に「今週はこれを、この規格・この単価で出せます」と知らせ、同じ紙に注文数を書いて返してもらうための表です。産直の卸や、飲食店と直接取引している農家が、毎週(または毎月)FAXやメールで送っている「週間の発注書」「価格表」と同じ使い方を想定しています。

  • 飲食店・小売店・卸に、旬の品目の案内と注文の受付を一度に済ませたいとき
  • 電話で1件ずつ「今週何が出ますか」と聞かれるのを減らしたいとき
  • 品目の入れ替えや単価の見直しを、決まった曜日にまとめて伝えたいとき

3枚のシートがあります。

シート 使いかた
今週のメニュー表・ご注文書 毎週作って送る表。取引先が注文数とお届け希望日を書いて返す
取引条件 締め切り・配達・送料・単価の単位・欠品のときの連絡などの決まり。取引を始めるときに渡す
出荷カレンダー 出せる品目・規格・単価と、出せる月の一覧。毎週のメニュー表はここから写して作る

「1つの商品を詳しく説明する」のは商品規格書、「作期の前に条件と価格を示す」のは見積書です。このメニュー表は、取引が始まったあとの毎週の品目案内と注文の受付に使います。

各欄の書き方

表の上の欄

欄 書くこと 記入例
宛先 取引先の名前。取引先ごとに単価を変えている場合は、その取引先の単価で作る 〇〇食堂 御中
対象 どの期間のお届け分のメニューか 7月7日〜7月12日お届け分
ご注文の締め切り 曜日と時刻まで 毎週木曜 12時
お届け方法 自社配達か宅配便か、お届けの曜日 自社便で火・金にお届け
発行者 農園名・担当者・電話・FAX。注文の返し先がわかるように 〇〇農園 担当△△ FAX 000-000-0000
登録番号 適格請求書発行事業者の登録番号(登録している場合) T1234567890123
ご注文者 取引先に書いてもらう欄。店名・担当・電話 (取引先が記入)

品目の表

欄 書くこと 記入例
品目・品種 品目名。軽減税率の対象(野菜・果物など)には「※」 ※ミニトマト(赤)
規格・荷姿(入数) 大きさ・選別と、袋・箱の量と入数 150gパック×20/バラ 4kg箱
産地 都道府県名など 〇〇県
単位 単価と注文数の数え方 箱/袋/kg
単価(税抜) 1単位あたりの価格 3,800
税率 食品は 8、配送料・資材は 10 8
単価(税込) Excel では自動で出ます(1円未満切り捨て) 4,104
最小ロット 1回の注文でいちばん少ない数 1箱〜
今週の出荷 ○=出せる、△=数量限定、×=今週はお休み・終了 △
ご注文数・お届け希望日 取引先に書いてもらう欄 3・金
小計(税抜) 単価×ご注文数。Excel では自動で出ます 11,400
備考 数量の上限、新しく始めた品目、終わる時期など 今週は各店2箱まで

表の下に、税率ごとの小計・消費税と合計(目安)の行があります。実際の金額は、出荷した数で作る納品書・請求書で確定します。

週替わりのメニューで気をつけたいこと

  • 単価の単位をはっきりさせる: 同じ品目でも「袋の単価」と「箱の単価」が混ざると、注文数を読み違えます。単位の欄と、規格・荷姿の欄の入数を必ず書きます
  • 入数や荷姿ごとに1行にする: 「パック詰め」と「バラ(業務用)」のように荷姿で単価が変わる品目は、行を分けます
  • 出せない品目も×で残す: 先週まで出ていた品目を黙って消すと「注文したのに来ない」の原因になります。終わった品目は1〜2週、×と「今季は終了」を残してから消します
  • △の品目は上限を書く: 数量限定のときは「各店2箱まで」のように備考に書くと、あとで割り当てを調整する手間が減ります

出荷カレンダーのシートに、出せる品目と月を一年分まとめておくと、毎週の入れ替えはそこから写すだけで済みます。

法令・制度上の位置づけ

メニュー表や注文書は、法律で様式が決まった書類ではありません。事業者どうしの取引の案内なので、書式は自由です。そのうえで、次の点は確かめておきます。

価格の表示(税抜・税込)

消費税の「総額表示」(税込価格を示す義務)は、事業者が消費者に対してあらかじめ価格を表示する場合が対象です。飲食店・小売店・卸などの事業者あてのメニュー表は、税抜の単価で示しても構いません。このテンプレートは税抜の単価を基本にし、税率と税込の単価を並べて書く形にしています。直売所の値札や、一般のお客様向けのチラシに使うときは、税込価格の表示が必要です。

  • 野菜・果物などの食品は軽減税率(8%)、別に受け取る配送料は食品の対価ではないので標準税率(10%)です(送料込みの価格で売る場合は、食品として8%)

出典: 国税庁 タックスアンサー No.6902「総額表示」の義務付け / 国税庁「消費税の軽減税率制度に関するQ&A(個別事例編)」問39(送料)

飲食料品の税率引下げ(令和9年4月から、改正案)

令和8年9月に閣議決定された大綱では、令和9年4月1日から令和11年3月31日までの2年間、飲食料品の消費税率を1%に引き下げる案が示されています。国税庁のQ&Aは、法案が国会で成立した場合の内容として説明しています。成立して適用が始まったら、このメニュー表の税率の欄は食品を「1」に書き換え、Excel の合計行の式(8%で計算している部分)も直してください。税率は取引の日で決まるので、切り替わりの週は税理士や税務署に確かめると安心です。

出典: 国税庁「飲食料品に係る2年間の消費税率引下げについて」(リーフレット、令和8年9月) / 国税庁「飲食料品に係る2年間の消費税率引下げに関するQ&A」

産地の欄

事業者どうしで取引する生鮮食品(業務用生鮮食品)には、食品表示基準で名称と原産地を伝えることが求められています。伝える場所は容器包装のほか、送り状・納品書や、取引の当事者が中身に合意した規格書などでも構いません。メニュー表に産地の欄を設けたのは、取引先が何を注文したかと一緒に産地を確かめられるようにするためです。出荷のときは、納品書や箱にも産地を書いておくのが確実です。

出典: 消費者庁「食品表示基準Q&A」第3章 生鮮食品(生鮮-58、61、62、64)

学校給食・施設に納める場合

学校給食センターなどに納めるときは、相手側が発注書を出し、納入の日時・規格・数量や受け入れの時間を指定するのがふつうです。たとえば鹿児島県伊佐市の手引きでは、前月20日ごろに必要量が決まり、納入日時・規格・数量を書いた発注書がFAXなどで届く流れになっています。この場合はメニュー表ではなく、相手の手引きと発注書に合わせます。

出典: 伊佐市教育委員会「令和8年度 学校給食用物資納入の手引き」

返ってきた注文を、そのまま受注に

ミノリス受注には、メニュー表を作る機能や、取引先が自分で注文を入れる画面はありません。返ってきた注文を受注として登録すると、品目に登録した規格・単価・税率と、取引先ごとの単価(カスタム単価)が最初から入り、小計・消費税・合計が自動で計算されます。毎週同じ取引先には前回の受注を複製でき、出荷日ごとの集計や納品書・請求書の発行にもつながります。無料で使えます。

よくある間違い

  • 袋の単価か箱の単価かを書かない: 「ミニトマト 250円」だけだと、1パックか1箱か取引先が迷います。単位と入数を必ず書きます。
  • 締め切りを曜日だけで書く: 「木曜締め」だと、朝なのか夜なのかで行き違いが起きます。時刻まで書きます。
  • 欠品のときの連絡を決めていない: 天候で数が足りないときに、いつ・どう連絡し、代わりの品を出すかどうかを取引条件に書いておきます。
  • 取引先ごとに単価が違うのに、同じ表を全員に送る: 単価を変えている取引先には、その取引先の単価に直したメニュー表を送ります。
  • 配送料にも8%を付ける: 別に受け取る配送料は10%です。

よくある質問

税込と税抜、どちらで書けばいいですか?

事業者あての取引では、税抜の単価を示して、請求のときに税率ごとに消費税を加える書き方がよく使われます。このテンプレートは税抜の単価と税率を書くと、税込の単価も並んで出る形にしています。どちらで書いたかを取引条件にも書いておきます。

取引先ごとに単価を変えてもいいですか?

取引の量や配達の手間で単価を変えることはよくあります。取引先ごとにメニュー表を作り分け、出荷カレンダーの標準単価との違いを控えておくと、請求のときに迷いません。

注文が電話やLINEで来ることもあります。どうすればいいですか?

受けた注文を、この表のご注文数の欄に書き写しておくと、FAXで来た注文と同じように出荷の準備と請求に使えます。聞き間違いを防ぐため、品目・規格・数量・お届け日を読み上げて確かめます。

あわせて使うテンプレート

このテンプレートは自由に使い、書き換えてかまいません。提出先(JA・部会・取引先・認証機関など)に指定の様式がある場合は、そちらを優先してください。 掲載している制度・法令の説明は更新日時点のものです。