経営・会計

借入金の返済計画表(返済予定表)の無料テンプレート(Excel・PDF)|元金均等・元利均等の記入例つき

更新日 2026年9月26日|登録不要・無料

農業の借入金(制度資金・農協や銀行の借入)の返済計画表のテンプレートです。借入1件ごとの返済予定表、すべての借入の一覧、5年分の返済額と返済の元手を比べる表の3枚組。据置期間つきの元金均等返済の記入例と、元利均等返済との違いを解説しています。Excel(入力用)と手書き用PDFを登録不要でダウンロードできます。

無料でダウンロード

Excel には「記入用」と「記入例」のシートが入っています。

借入金の返済計画表の記入例
記入例(サンプルです。実在の商品名・人名ではありません)

この返済計画表でわかること

借入金を「いつ・いくら返して・残りがいくらか」を1回ずつ並べる表です。3つのシートが入っています。

  • 返済計画表(1件ごと): 返済日ごとの元金・利息・返済額・残高
  • 借入金の一覧: 制度資金、農協・銀行の借入、住宅ローンなどを1枚にまとめる
  • 年ごとの返済額: 5年分の元金・利息の合計と、返済の元手(所得+減価償却費−家計費など)を比べる

新しく借りる前に返せるかを確かめるときや、融資の申込みで借入の状況と償還計画を書くときの下書きに使えます。

各欄の書き方

欄 書くこと 記入例(2回目)
回・返済日 何回目か、引落しの日 2・2026/12/20
返済前の残高 前の回の返済後の残高 4,500,000
元金 その回に返す元金 500,000
利息 その回の利息(金融機関の返済予定表の額) 45,000
返済額 元金+利息 545,000
返済後の残高 返済前の残高−元金 4,000,000
引落し確認 口座から引き落とされたか 済

記入例は、4,500,000円を年1.0%、10年(うち据置1年)、年1回払い、元金均等で借りた架空の例です。1回目は据置期間なので利息 45,000円 だけを払い、2回目から元金を 500,000円 ずつ9回で返します。利息の合計は 270,000円 です。

元金均等と元利均等の違い

返済方法 毎回の返済額 利息の合計 向いている場合
元金均等 最初が多く、だんだん減る(545,000円 → 505,000円) 270,000円 はじめの返済に余裕がある
元利均等 毎回ほぼ同じ(約525,332円) 約272,984円 毎年の返済額をそろえたい

同じ条件(据置1年のあと9回)で計算した概算です。元利均等は、はじめのうち返済額に占める利息の割合が大きく、元金の減りが遅いため、利息の合計は元金均等より少し多くなります。どちらを選べるかは資金や金融機関によって違います。日本政策金融公庫の返済シミュレーション(事業資金用)では、借入額・返済期間・元金据置期間と、元金均等・元利均等の返済方法を選んで返済額の目安を計算できます。

出典: 日本政策金融公庫「返済シミュレーション(事業資金用)」

農業の制度資金の返済期間の例

農林水産省の案内では、主な制度資金の償還期限(うち据置期間)は次のとおりです。金利は借入時の金融情勢で変わるので、融資機関に確かめてください。

資金 償還期限(うち据置期間)
農業近代化資金 資金使途に応じ7〜20年以内(2〜7年以内)
農業経営基盤強化資金(スーパーL資金) 25年以内(10年以内)
経営体育成強化資金 25年以内(3年以内。果樹の植栽・育成は10年以内)
農業改良資金(無利子) 12年以内(3〜5年以内)
青年等就農資金(無利子) 17年以内(5年以内)

融資の審査では、これまでの資金繰りや既往の借入の返済状況、計画が実行された場合に返済できるか(償還見通し)が見られます。日本政策金融公庫の農林水産事業の書式にも、既往の借入金の状況と、今後5年以上の年ごとの元金・利息の償還計画を書く「既往借入金の状況及び償還計画」があります。

出典: 農林水産省「農業経営改善関係資金のご案内」(「創意工夫で経営を発展させたい方へ-農業経営改善関係資金のご案内-」) / 日本政策金融公庫「各種書式ダウンロード(農林水産事業)」

借入の条件や借換えは、借入先の金融機関・JA・日本政策金融公庫に相談してください。

返済の元手になる入金を確かめる

ミノリス受注なら、出荷した受注を請求書にまとめ、発行日・支払期限・入金日を記録して、未入金の請求書を一覧で確認できます。返済計画を作る機能はありませんが、売掛金の回収を確かめるのに使えます。無料で使えます。

よくある間違い

  • 据置期間の利息を忘れる: 据置期間は元金を返さないだけで、利息は払います。
  • 返済額の全部を経費にする: 経費(利子割引料)になるのは利息だけです。元金の返済は所得から出すお金なので、「年ごとの返済額」シートで返済の元手と比べます。
  • 農業以外の借入を別に考える: 住宅ローンや車のローンも同じ家計から返すなら、返済の元手の見込みに入れておきます。
  • 概算の利息をそのまま使う: このテンプレートの記入例は1年分の概算です。実際の額は金融機関の返済予定表で確かめます。

よくある質問

返済の元手はどう見積もりますか?

「年ごとの返済額」シートでは、農業所得の見込みに減価償却費(お金が出ていかない経費)を足し、家計費と税金・社会保険料などを引いた額を返済の元手としています。日本政策金融公庫の「収支計画例(個人)」にも、農業所得・家計費・租税公課・償還財源・償還元金・差引余剰を並べる考え方があります。

毎月払いの借入にも使えますか?

使えます。返済の回数の欄に「毎月」と書き、1回ずつ行を使います。行が足りなければ、Excel の行を増やしてください。

返済が苦しくなりそうなときは?

月ごとの手元のお金は資金繰り表で確かめられます。返済が難しくなりそうなときは、延滞する前に借入先に相談してください。

あわせて使うテンプレート

このテンプレートは自由に使い、書き換えてかまいません。提出先(JA・部会・取引先・認証機関など)に指定の様式がある場合は、そちらを優先してください。 掲載している制度・法令の説明は更新日時点のものです。