計画
施肥計画・施肥記録の無料テンプレート(Excel・PDF)|成分量の計算つき
更新日 2026年9月26日|登録不要・無料
肥料名・成分(N-P-K %)・施用量から10aあたりの成分量を出して記録する施肥記録のテンプレートです。元肥・追肥を合計して県の施肥基準と比べる計画シート付き。Excel と手書き用PDFを登録不要でダウンロードできます。
この表でわかること
どの肥料を、どれだけ施したかを記録し、10aあたりの窒素(N)・りん酸(P)・加里(K)の成分量に直して確かめる表です。
- 元肥と追肥を合わせて、成分量が施肥基準より多すぎないか・少なすぎないか
- 肥料を変えたとき、成分量で同じくらいになっているか
- 出荷先や JA に施肥の記録(栽培履歴)を出すときの元データ
Excel には2つのシートがあります。「記入用」は施肥のたびに書く記録、「施肥計画」は作物ごとに成分量を合計して基準と比べる表です。
成分量の計算方法
肥料袋の保証票(成分の表示)に、窒素・りん酸・加里の割合が「8-8-8」のように%で書かれています。10aあたりの成分量は次の式で出します。
成分量(kg/10a)= 施用量(kg/10a)× 成分の割合(%)÷ 100
例: 8-8-8 の化成肥料を 10aあたり 100kg 施した場合、窒素は 100 × 8 ÷ 100 = 8kg/10a です。りん酸・加里も同じく 8kg/10a になります。
圃場の面積が 10a でないときは、先に 10aあたりに直します。例: 5a の圃場に 50kg 施したなら、50 ÷ 5 × 10 = 100kg/10a です。
テンプレートの Excel には計算式が入っています。記入用シートでは、N・P・K の%と施用量を入れると成分量が自動で出ます。「施肥計画」シートでは、元肥と追肥の成分量を入れると合計(元肥+追肥)と基準との差(合計−基準)が自動で出ます。手書き用 PDF では、上の式で計算した値を書き込んでください。
各欄の書き方
| 欄 | 書くこと | 記入例 |
|---|---|---|
| 施用日 | 肥料を施した日 | 2026/4/5 |
| 圃場 | 施した圃場 | 東1号 |
| 作物 | 作付けしている(する予定の)作物 | ミニトマト |
| 肥料名 | 肥料袋に書かれた名称 | 〇〇化成 |
| 元肥/追肥 | どちらか | 元肥 |
| N・P・K(%) | 保証票の窒素・りん酸・加里の%を1つずつ | 8 / 8 / 8 |
| 施用量(kg/10a) | 10aあたりに直した量 | 100 |
| 成分量 N・P・K(kg/10a) | 施用量×成分%÷100。Excel では計算式が入っていて自動で出る | 8.0 / 8.0 / 8.0 |
| 施用者 | 作業した人 | 山田 |
施肥基準の調べ方
作物ごとにどれだけ施せばよいかの目安は、都道府県が「施肥基準」として示しています。農林水産省のページに、各都道府県の施肥基準・土壌診断基準値などがまとめて掲載されています。適正な施肥には、施肥基準に沿うことに加えて、定期的に土壌分析を行い、ほ場の状態を把握することが大切だとされています。
出典: 農林水産省「都道府県施肥基準等」
堆肥にも肥料成分が含まれます。堆肥の成分の扱い(どれだけ差し引くか)は県の基準や普及指導センターの指導に従ってください。
肥料の記録を作付けごとに残す
ミノリス日誌では、作付けごとに肥料の施用を記録でき、作業・農薬・収穫の記録と一緒に栽培履歴として CSV で取り出せます。スマホから畑で記録できます。無料で使えます。
よくある間違い
- 施用量を圃場全体の量のまま書く: 成分量を基準と比べるには、10aあたりの量に直す必要があります。
- 追肥の成分量を足し忘れる: 元肥だけで基準と比べると、追肥を合わせたときに多すぎることがあります。「施肥計画」シートで元肥と追肥を合計します。
- 液肥の量を倍率のまま書く: 液肥は、薄める前の原液(または原料)の量と、その成分%で成分量を出します。
よくある質問
JA や部会の様式で施肥の記録を出す必要があります。
提出先に指定の様式がある場合は、そちらを使ってください。このテンプレートは、指定様式に書き写す前の下書きや、成分量の確認用として使えます。
施肥設計の計算を自動でしてくれますか?
このテンプレートの Excel には計算式が入っていて、成分%と施用量を入れると成分量が、「施肥計画」シートでは元肥・追肥の合計と施肥基準との差が自動で出ます。どの肥料をどれだけ施すかを決める施肥設計そのものは、施肥基準や土壌診断の結果をもとに自分で決めます。
土壌分析はどこで頼めますか?
JA や都道府県の普及指導センター、民間の分析機関などで受け付けていることがあります。地域の窓口に問い合わせてください。
あわせて使うテンプレート
このテンプレートは自由に使い、書き換えてかまいません。提出先(JA・部会・取引先・認証機関など)に指定の様式がある場合は、そちらを優先してください。 掲載している制度・法令の説明は更新日時点のものです。