出荷・販売

出荷ラベル(出荷票)の無料テンプレート(Excel・PDF)|段ボールに貼る表示の書き方

更新日 2026年9月27日|登録不要・無料

市場・JA・スーパー・卸へ出す段ボールやコンテナに貼る出荷ラベル(出荷票)のテンプレートです。品目・品種・等級・階級・入数・産地・生産者番号・出荷日・ロット番号と、取引先指定のバーコードシールを貼る欄を1枚にまとめ、A4に6枚分並べました。どの箱をどこへ出したかをたどれるロット番号の控えと、出荷先ごとの表示の指定を控える表も付いています。Excel(入力用)と手書き用PDFを登録不要でダウンロードできます。

無料でダウンロード

Excel には「記入用」と「記入例」のシートが入っています。

出荷ラベル(出荷票)の記入例
記入例(サンプルです。実在の商品名・人名ではありません)

この出荷ラベルでわかること

箱を開けなくても「誰が・どこで採れた・何を・どの規格で・どれだけ」入れたかがわかるように、段ボールやコンテナに貼る表示です。A4 1枚に6枚分のラベルが並んでいて、切り分けて使います。

  • 市場に個人で出荷するとき、箱に品目・等級・階級・出荷者を示す
  • スーパーの物流センターや卸へ納めるとき、取引先指定のバーコードシールや納品先と一緒に貼る
  • JA や集荷場へ個選で出すとき、生産者番号と規格を箱ごとに示す

2枚目の「ロット番号の控え」には、どのロットを何箱どこへ出したかを残します。3枚目は、出荷先ごとに求められる表示や貼る場所を控える表です。

荷物と一緒に渡す伝票は出荷伝票、直売所や通販で消費者に売る袋に貼る表示は生鮮食品の表示ラベルで扱っています。

各欄の書き方

欄 書くこと 記入例
出荷先 市場の卸売会社、スーパーの物流センター、JA の集荷場など 〇〇青果 御中
品目・品種 作物名と、出荷先が求める場合は品種 きゅうり/品種 〇〇節成
等級 品質の区分。出荷先や県・JA の規格の呼び方で 秀、A
階級 大きさの区分。玉数で表す品目もある L、28玉
入数・量目 1箱の重さと本数・個数・パック数 5kg(50本)、200g×20パック
産地 都道府県名、または市町村名など一般に知られた地名 〇〇県〇〇市
生産者 氏名か農園名と、出荷先から割り当てられた番号 〇〇農園(生産者番号 1234)
出荷日・ロットNo. 出す日と、同じ日に同じ規格で箱詰めしたまとまりの番号 2026/10/5・KY-L1004
取引先指定欄 取引先のバーコードシール、納品先の店名、便など バーコードシールを貼る

箱に出す項目の考え方

国がかつて定めていた青果物の全国標準出荷規格は、野菜・果実の円滑な取引のために、品位(等級)・大小(階級)・量目・包装の基準と、必要最小限の表示事項を定めていました。野菜の全国規格は2002年に廃止されましたが、県の標準出荷規格にはこの考え方が残っています。例えば福島県の規格では、野菜の箱に品質区分・形量区分・品種・量目・JA名・共選No.(生産者名)を表示し、ももは品種名・等級・階級・出荷者名を箱のつま面とふた面に表示するとしています。

出典: 農林水産省「外装サイズ・外装表示の標準化に関する現状と取組について」(令和4年2月、PDF) / 福島県「令和6年度 福島県青果物標準出荷規格」(PDF)

等級・階級の呼び方や箱のどこに表示するかは、県・JA・出荷先ごとに違います。取引している出荷先の規格表に合わせ、3枚目の表に控えておきます。

ロット番号を付ける理由

農林水産省のトレーサビリティのマニュアルは、生産者が調製・選別した農産物に「ロット」(ひとまとめにして管理する単位)を決め、ロット番号をラベルなどで表示するよう勧めています。問題があったときに、出荷先へ問題のロットを知らせて撤去・回収を頼めるようにするためです。同じ品目・規格を同じ日に処理したものを1つのロットにするのが基本で、日付・品目・規格を組み合わせた番号でもよいとしています。

出典: 農林水産省「食品トレーサビリティ 実践的なマニュアル 各論 農業編」(平成28年3月、PDF)

バーコードを求められたとき

スーパーや物流センターから箱にバーコードを求められることがあります。段ボールには、集合包装用の商品コード(GTIN-14)を ITF シンボルで表示するのが一般的で、これは中身の JAN コードから作ります。どのコードをどこに貼るかは取引先の指定に従い、このラベルの「取引先指定欄」を貼る場所にしてください。

出典: GS1 Japan「GTIN(集合包装用商品コード)とITFシンボル」

法令・制度上の位置づけ

出荷ラベルの様式を定めた法令はありません。出荷先の規格や指定に合わせて使います。

ただし、食品表示基準では、業者どうしの取引でも生鮮食品の名称と原産地を伝える必要があります。生産者も「業として」販売するなら表示の義務者です。消費者庁の Q&A は、農産物そのもの、容器包装、送り状または納品書などに書いてあれば表示義務を果たしたことになるとしています。市場には箱に原産地が書いてあればそのまま卸売りされ、書いていなければ卸売業者が送り状などで確かめて表示することになります。JA に出荷して JA が表示も含めて販売に責任を持つと合意している場合は、JA から出荷される段階で表示されていればよいとされています。

「JA〇〇」という表示だけでは原産地にならないので、JA 名とは別に「〇〇県産」などと書きます。

出典: 消費者庁「食品表示基準Q&A 第3章 生鮮食品」(生鮮-3・4・58・62・64、PDF)

出荷する箱の数を注文から数える

ミノリス受注なら、受けた注文から出荷日ごとに「用意するもの」を商品ごとの合計で確かめられ、出荷明細を1明細1行のCSVで書き出せます。出荷ラベルを印刷する機能はありません。無料で使えます。

よくある間違い

  • 等級・階級の違う箱に同じラベルを貼る: 秀L と A M を同じラベルにすると、市場や取引先で仕分けと値付けを間違えます。規格ごとにラベルを分けます。
  • 産地を JA 名や農園名だけにする: 原産地は都道府県名か、一般に知られた地名で書きます。
  • ロット番号を付けても控えを残さない: 番号だけでは、どの圃場のいつの収穫物かをたどれません。2枚目の控えに箱数・出荷先と一緒に書きます。
  • 違う日に箱詰めしたものを同じロットにする: 問い合わせがあったとき、対象を1日分に絞れなくなります。

よくある質問

JA や市場から専用のラベル・出荷票が配られています。

配られたものがあれば、そちらを使ってください。このテンプレートは、専用のものがない取引先への出荷や、ラベルに書く内容を出荷先ごとに決めておく控えとして使えます。

出荷伝票とは何が違いますか?

出荷伝票は1回の出荷で「何を何ケース出したか」を荷物と一緒に渡す書類で、出荷ラベルは1箱ずつに貼る表示です。宅配便で送る箱の送り状(伝票)は、運送会社のシステムで作ります。宅配便の送り先をまとめる表は送り状(発送一覧)にあります。

消費者に売る袋にも同じラベルを貼れますか?

消費者向けに袋やパックに入れて売るときは、名称・原産地のほか、内容量を書くなら表示した人の氏名・住所なども要ります。生鮮食品の表示ラベルを使ってください。

あわせて使うテンプレート

このテンプレートは自由に使い、書き換えてかまいません。提出先(JA・部会・取引先・認証機関など)に指定の様式がある場合は、そちらを優先してください。 掲載している制度・法令の説明は更新日時点のものです。