認証・制度

みどり認定の実施計画の書き方|現状と目標の下書きシート(Excel・PDF)

更新日 2026年9月27日|登録不要・無料

みどりの食料システム法にもとづく「みどり認定」(環境負荷低減事業活動実施計画)を申請する前に、現状と目標、取り組む内容を整理する下書きシートです。取組と目標、経営の見通し、設備導入の予定、配慮事項の4シートを用意しました。Excel と PDF を登録不要でダウンロードできます。

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Excel には「記入用」と「記入例」のシートが入っています。

みどり認定 実施計画の書き方の記入例
記入例(サンプルです。実在の商品名・人名ではありません)

このシートでわかること

「みどり認定」は、化学肥料・化学農薬の使用低減や温室効果ガスの削減などに取り組む農業者の計画を、都道府県が認定する制度です。認定を受けると税制の特例や融資などの支援が受けられます。

申請書の様式は都道府県が定めるので、このシートは申請書そのものではなく、書き始める前に次のことを整理する下書きです。

  • 取組と目標: 品目ごとに、何に取り組み、使用量などを現状からどこまで減らすか(増減と増減率は Excel で自動計算)
  • 経営の見通し: 経営規模・売上高・経営費・所得の現状と5年後の目標(所得は Excel で売上高−経営費を自動計算)
  • 設備導入の予定: 税制の特例や融資を使う設備と資金の調達方法(金額の合計は Excel で自動計算)
  • 配慮事項の確認: 適正な施肥・防除など、あわせて守る取組

各欄の書き方

欄 書くこと 記入例
実施期間 計画の期間。5年間を目安に 2027年4月〜2032年3月
品目 取組の対象の品目 ミニトマト
取組の区分 土づくり、化学肥料の低減、化学農薬の低減、温室効果ガスの削減、プラスチックの排出抑制など 化学肥料の低減
実施内容 導入する技術・資材・設備と、始める時期 土壌診断にもとづき元肥の一部を有機質肥料に置き換える
現状 直近の自分の使用量や、地域の慣行基準など比較の対象となる数値(数字だけ) 20
目標 実施期間の最後の年度の数値(数字だけ) 14
単位 化学肥料は1作あたりの施用量、化学農薬は1作あたりの使用回数や散布量など kgN/10a・作
増減(自動) 目標−現状。Excel では計算式で自動で出る。マイナスは減らす量 -6
増減率(自動) 増減÷現状×100(%、小数第1位で四捨五入)。Excel では自動で出る。現状が0のときは出ない -30.0
数値の根拠 現状の数値をどこから出したか 施肥の記録・土壌診断結果

取組の区分、現状と目標の書き方は、農林水産省「(農業)みどり認定の手引き(簡略版)」(PDF)の計画記載例をもとにしています。都道府県によって対象となる取組の類型が異なる場合があります。

制度上の位置づけ

みどりの食料システム法(令和4年法律第37号)にもとづき、環境負荷の低減に取り組む農林漁業者の計画(環境負荷低減事業活動実施計画)を、都道府県が認定します(農林水産省「みどりの食料システム法について(みどり認定、基盤認定)」)。

みどり認定の手引き(簡略版)では、次のように説明されています。

  • 申請書の様式は実質3〜4枚程度で、経営概況や取組内容、目標などを書く。様式は都道府県によって異なる場合がある
  • 土づくり・化学肥料・化学農薬の使用減少に取り組む場合は、直近に実施した土壌診断結果を添付する
  • 認定後は、毎年1枚程度の簡単な様式で都道府県に取組状況を報告する
  • 認定のメリットは、みどり投資促進税制(化学肥料・化学農薬の使用低減に必要な設備を導入した場合の特別償却)、国庫補助事業の採択での優遇、日本政策金融公庫の農業改良資金等の貸付け
  • 税制を使う場合、計画の認定前に機械等を発注・取得すると適用を受けられない

申請の窓口や、計画の前提になる都道府県の基本計画は、農林水産省「みどりの食料システム法に基づく基本計画の作成状況について」から、お住まいの都道府県のページを確認してください。

「現状」の数値を記録から出す

計画の「現状」には、直近の化学肥料の量や農薬の使用回数などを書きます。ミノリス日誌で作付けごとに肥料・農薬を記録しておくと、栽培履歴を CSV で取り出して Excel で集計でき、現状の数値や毎年の取組状況を確かめる元データになります。申請書を作成する機能はありません。無料で使えます。

よくある間違い

  • 「現状」の数値に根拠がない: 目標の達成を毎年報告するので、現状の数値は施肥や防除の記録、地域の慣行基準など、あとで説明できるものから出します。
  • 機械を買ってから申請する: 税制の特例は、計画の認定を受けてから発注・取得した設備が対象です。設備投資の予定があるなら、先に都道府県の窓口に相談します。
  • 取組を広げすぎる: 5年間、毎年報告しながら続ける計画です。今すでにできていることと、無理なく始められることから書きます。

よくある質問

都道府県や JA の様式があります。これを使ってもよいですか?

申請は、必ずお住まいの都道府県の様式で行ってください。このシートは、様式に書き写す前に内容を整理するためのものです。JA や地域の協議会などでまとめてグループ申請する場合は、その取りまとめ役の指示に従ってください。

有機JASの認証を受けている場合は簡単になりますか?

手引き(簡略版)には、有機JASの認証申請書を添付して様式を簡略化する場合の記載例が載っています。扱いは都道府県によって異なる場合があるので、窓口に確認してください。

補助事業の「みどりチェック」とは別のものですか?

別の制度です。みどりチェックは補助事業を受けるときの最低限の取組の確認で、みどり認定はそれより進んだ環境負荷低減の取組の計画を認定するものです。みどりチェックの記録にはみどりチェック 取組の記録セットを使えます。

あわせて使うテンプレート

このテンプレートは自由に使い、書き換えてかまいません。提出先(JA・部会・取引先・認証機関など)に指定の様式がある場合は、そちらを優先してください。 掲載している制度・法令の説明は更新日時点のものです。