果実・収量特性

多収のトウガラシ品種一覧 全21種類

多収性トウガラシ 多収性とは 多収性とは、単位面積・単位株あたりの収量が同一品目の標準的な品種と比較して高い特性のことです。トウガラシにおける多収性は、主に以下の要因によって決まります。一つは「着果数が多い」こと、もう一つは「収穫期間が長く

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多収について

多収性トウガラシ

多収性とは

多収性とは、単位面積・単位株あたりの収量が同一品目の標準的な品種と比較して高い特性のことです。トウガラシにおける多収性は、主に以下の要因によって決まります。一つは「着果数が多い」こと、もう一つは「収穫期間が長く、繰り返し着果する」ことです。

トウガラシ(Capsicum annuum)はナス科トウガラシ属の一年生植物で、甘長系・ししとう系・鷹の爪系・パプリカ系など多様な品種群を含みます。多収性という特性は品種タイプを問わず重要ですが、特にししとう・甘長・一般甘トウガラシ(ピーマン近縁品種)などの青果出荷品目では、着果数の多寡が収益に直結します。

多収性の数値的な目安は品種・作型・栽培管理によって大きく異なるため一律の基準はありません。カタログでは「着果性良」「多収」「連続着果性が高い」といった表記で多収性が示されることが多く、複数品種を試作して比較することが品種特性の把握に有効です。

多収性トウガラシのメリット

多収性品種を選ぶ最大のメリットは、同じ栽培面積・労働力でより多くの収穫量を得られることです。トウガラシは定植から収穫まで比較的長い期間を要する作物であり、単収の向上は経営効率の改善に直結します。

長期にわたる継続着果も多収性品種の重要な特性です。一度に大量に着果するよりも、長い収穫期間を通じて安定的に着果し続けることが、経営的には有利な場合が多いです。青果出荷品目では出荷量の平準化が品質管理・労働管理の両面でメリットをもたらします。

施設栽培では、多収性品種の採用によって設備投資(ハウス・暖房)のコスト回収効率が向上します。長期栽培に対応した多収性品種の導入は、施設栽培農家の収益性向上に有効な手段の一つです。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、直売所・農産物直売市場向けでは安定した出荷量の確保が取引先からの信頼につながり、固定棚の確保・年間取引の安定化に役立ちます。

代表的な多収性品種

多収性トウガラシとして実在確認されている品種は複数あります。特にししとう系では、タキイ種苗株式会社・株式会社トーホク・丸種株式会社のししとう品種が着果性の高さで知られています。中原採種場株式会社の松禄ししとう・豊産ししとうは名称に着果性・収量性が示されています。

甘長系では、タキイ種苗株式会社の甘とう美人やサントリーフラワーズの甘ししとうなど、着果性・長期収穫性を訴求した品種が展開されています。トキタ種苗株式会社の役満甘長も着果性の高さが特長として挙げられています。

加工・乾燥用途の多収性では、中原採種場の辛八房トウガラシ・立八房トウガラシなど房生性の品種が高着果数を実現しています。

栽培のポイント

多収性品種のポテンシャルを引き出すには、生育ステージに応じた適切な栽培管理が不可欠です。

着果負担への対応が最重要です。多収性品種は着果数が多くなるため、果実の肥大に多くの養分が必要になります。施肥量・追肥頻度を適切に設定し、草勢(植物の生育の勢い)を維持することが長期多収の基本です。草勢が弱まると着果率が低下し、多収性のメリットが発揮されなくなります。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。多収性品種は着果しすぎると「生理的な落果」や「次着果の遅延」が起きることがあります。1株あたりの着果数が適正範囲を超えたと判断したときは、摘果(未成熟果の間引き)を行って草勢の回復を図ることが重要です。「多く着けば良い」という単純な話ではなく、着果バランスの管理が多収を持続させる鍵です。

整枝・摘葉管理は光と風の通りを確保するために定期的に行います。過繁茂は病害発生のリスクを高め、光不足による着果不良につながります。特に施設内では葉面積が増大しやすいため、適切な摘葉が品質維持に有効です。

灌水管理では、着果期の土壌水分の安定が重要です。水分が急激に変動すると果実の変形(落花・変形果)や着果不良につながります。点滴灌水(ドリップ灌水)の導入は灌水管理の安定化に効果的です。

品種選びのコツ

多収性トウガラシの品種選びで確認しておきたいポイントを以下に示します。

まず品種タイプ(ししとう系か甘長系か辛み系かなど)と用途(青果出荷か加工・乾燥用かなど)を明確にします。多収性という特性は共通していますが、品種タイプによって管理方法・収穫適期・販売単価が異なります。

次に作型との適合性を確認します。多収性品種の中には、高温期の着果性が特に高い品種や、低温期でも着果が安定する品種など、作型ごとの適性が異なるものがあります。施設促成・露地夏秋どりなど自分の作型に合った品種を選ぶことが重要です。

耐病性の確認も欠かせません。長期多収を目指す場合、生育途中での病害発生が収量を大きく損なうリスクがあります。青枯病・疫病・CMVなど、栽培地域と作型で問題になりやすい病害への耐病性・抵抗性の有無を確認してください。

合わせて確認したいポイントとして、草勢の強さ(施肥・灌水管理の難易度に影響)・果実サイズの揃い(出荷規格への適合)・施設向け品種か露地向け品種かという作型区分があります。

市場動向とこれから

ししとう・甘長トウガラシの国内市場は安定した需要があり、外食産業・業務用向けの需要も根強くあります。多収性品種の導入は農業経営の収益性向上に貢献するため、施設栽培農家を中心に着果性・長期収穫性の高い品種への関心が高まっています。

トウガラシ類全体では、辛み品種から甘み品種まで多様な需要が存在します。直売所では品種の多様性を生かした売り場づくりが集客につながり、多収性品種による安定供給が差別化の基盤を支えます。

種苗メーカー各社では、多収性に加えて耐病性・省力性・食味向上を兼ね備えた品種開発が進んでいます。今後も生産現場のニーズに応えた新品種の登場が期待されます。

まとめ

多収性トウガラシは、着果数が多く長期にわたって繰り返し収穫できる特性を持つ品種群です。同じ面積・労働力でより多くの収穫量を得られることが経営的なメリットの核心であり、施設栽培・露地栽培いずれの場面でも有効な選択肢となります。

品種のポテンシャルを発揮させるには、肥培管理・着果バランスの管理・灌水の安定化が重要です。品種選びでは品種タイプ・作型適性・耐病性・草勢を確認し、自分の栽培環境と販売計画に合った品種を選ぶことが多収を持続させる第一歩です。

ミノリスの多収性トウガラシタグには、この特性を持つ品種の一覧が掲載されています。品種ごとの着果特性を比較しながら、栽培計画にお役立てください。

21品種 掲載中
辛王トウガラシ

辛王トウガラシ

福井シード株式会社

とにかく辛い!! 上向きで豊産種。 長さ7cm程度で、上向きの激辛トウガラシ。収量は多い品種です。

L3葵ししとう

L3葵ししとう

ナント種苗株式会社

「L3抵抗性」を付与した「葵ししとう」。 草勢強めに安定し、果形安定、多収性。 【特 徴】 ● PMMoV(P1,2)に抵抗性(L3)を持つ。 ● 「葵ししとう」と同等の強い草勢で、多収性。 ● 果実は光沢のある円筒形で、秀品率とシシ率が高い。 ● 「葵ししとう」と同様に花抜けが良く、スリップスの温床ができにくい。 ● 「葵ししとう」で見られた、肩張り果の発生が軽減。 【栽培のポイント】 ● 初期の株作りを重視し、着果は3番花以降にして、根張りを重視する。 ● 水分要求量の多い品種なので、灌水は控えないようにする。 ● 収穫遅れがないように留意する(果実の凹み、曲がりの予防)。

げきから

げきから

株式会社渡辺採種場

とにかく辛い、激辛とうがらし! ■特性 ・着果数の多い豊産種で、果は下向きです。 ・長さ12cm位の細長の激辛のとうがらしで、辛味は青とうがらしのうちからあります。 ・草勢、草丈ともに中位の早生種です。

コリアンペッパー

コリアンペッパー

トキタ種苗株式会社

【販売終了】鈴なり多収・極上の辛さ ■特性 ●韓国トウガラシ。●果長12cm前後で鈴なりに果実がつき多収。●香りがあり辛い ■栽培上の注意 ●乾果用に栽培する場合も、ある程度樹ができるまでは緑の果実を収穫し樹を育てることを優先させる。 ■播き時期 4月~5月に苗を定植する。 ■植え付け 株間40cm目安、60cmのプランターならば最大2株 ■土壌条件 日当たり、水はけよく、肥沃な土壌が良い。 ■肥料 元肥は1平方メートルあたり堆肥2kg、苦土石灰20g、低度化成肥料180g程度。 ■収穫 10cmを超えたころから随時収穫する。乾燥させたい場合は赤くなるまでつけておく。樹液も辛いので収穫した手で目などは触らない方が良い。収穫後は十分に手洗いするのがおすすめ。 ■料理 赤や緑の生果は輪切りや細切りにして薬味や炒めもで。赤くなった果実は、コチュジャンの材料、乾燥粉末を調味料に使える。

つばきグリーン

つばきグリーン

株式会社武蔵野種苗園

揃い抜群で、2〜3割増収となる優良種 特性 ●草勢は強く、分枝が旺盛で長期栽培に向く。 ●果実はやや細身で、肩はなで肩、揃いは抜群で、しし率高く2〜3割増量となる。 ●低温伸長性、着果肥大性に優れ、石果の発生は極めて少ない。 ●夏期の高温期でも、しし率が低下することなく秀品率が高い。 ●根が非常に強いので、長期栽培、露地栽培と幅広い作型に適する。 栽培のポイント ●草勢が強く、分枝が多いので、整枝をこまめに行い、採光・通風を良くする。 ●乾燥・肥料切れは生育の停滞を起こし、着果周期が乱れ、総収量の減少を引き起こすので、追肥・かん水は適時行い、草勢の維持に努める。

ひもとうがらし

ひもとうがらし

株式会社大和農園

収量多く、栽培しやすい甘長とうがらし ■品種特徴 ○奈良県伝統野菜のとうがらし。 ○長さ10cm前後、鉛筆より細く、太さは5~6mm。 ○果皮柔らかく、油炒め、煮物、天ぷらなどに適する。辛味なく美味。 ○露地栽培に向いており多収。 ■栽培方法 <畑の準備> 畑は保水力があって排水の良い所を選ぶ。定植の2週間前に1㎡当り苦土石灰100gを施し、1週間前に堆肥2~3㎏、化成肥料150g程度を施しておく。 <育苗> 発芽温度20~30℃、生育温度は25℃前後なので育苗期間中は保温に努める。日中は温度が上がりすぎないように換気する。 <定植> 本葉10~12枚のがっちりした苗を株間60cm程度で定植する。定植を同時に支柱を立て、茎を結ぶ。

ホットパラソル

ホットパラソル

八江農芸株式会社

大果で辛み弱い ■特長 ・果長  10cm前後 ・幅    1.3cm前後 ・曲がり果が少ないです。 ・草勢旺盛で、豊産性で下向き着果です。 ・果皮色は鮮緑色で、着色果は鮮やかな赤色となります。 ・辛みは栽培条件や個人差によって若干異なりますが、基本的に弱く表現されます。 ・果皮はしっかりとしているため、青果は炒め物などとして、乾果は辛味の少ない乾燥トウガラシとして利用できます。 ■栽培の要点 ・発芽には、28℃前後の地温を必要とします。 ・露地栽培の定植時期は、遅霜の心配がなくなった頃を基本とします。 ・定植後、仮誘引を行い、風による倒伏を防止します。 ・整枝は、第一分枝(一番花が着花するところ)から下の腋芽を全て除去することを基本とします。 ・追肥は、一番果がある程度肥大した時期に行う事を基本とします。 ・枝の生育と共に誘引をしっかりと行い、倒伏防止に努めます。 ・病害虫に対しては、早めの対応を行い、防除に努めます。 ・開花から50~60日で着色、完熟します。尚、作型表は完熟果の収穫期間ですので、青果での対応は、気象条件にもよりますが、開花から30日程度が良いと思われます。青果の収穫目安は、果皮色が濃くなり、艶が出てくる頃とします。

ホットパラソルEX

ホットパラソルEX

八江農芸株式会社

■特長 - 下向き着果 - 果長  10cm前後 - 幅    1.0cm前後 - 辛み  非常に強い - 草勢旺盛で、豊産性です。 - 果皮色は鮮緑色で、着色果は鮮やかな赤色となります。 - 青果はゆず胡椒として、乾果は漬物等の香辛料として利用できます。 ■栽培の要点 ・発芽には、28℃前後の地温を必要とします。 ・露地栽培の定植時期は、遅霜の心配がなくなった頃を基本とします。 ・定植後、仮誘引を行い、風による倒伏を防止します。 ・整枝は、第一分枝(一番花が着花するところ)から下の腋芽を全て除去することを基本とします。 ・追肥は、一番果がある程度肥大した時期に行う事を基本とします。 ・枝の生育と共に誘引をしっかりと行い、倒伏防止に努めます。 ・病害虫に対しては、早めの対応を行い、防除に努めます。 ・開花から50~60日で着色、完熟します。尚、作型表は完熟果の収穫期間ですので、青果での対応は、気象条件にもよりますが、開花から30日程度が良いと思われます。青果の収穫目安は、果皮色が濃くなり、艶が出てくる頃とします。特に、ゆず胡椒として対応される場合は、若採りを避け、辛みがしっかり表現されてから収穫します。

やまと紅(M型)

やまと紅(M型)

中原採種場株式会社

耐病性で超多収、中生F1とうがらし!! ■特性 ・ウイルス病に強く、タンソ・疫病にも耐病性のF1トウガラシ。 ・草勢は旺盛で、きわめてよく繁茂して分枝も多い、半開張性で草丈80cm前後となる。 ・果長5〜6cm、果重4g、果実は上向きに房成りに着生する多収穫品種。 ・赤熟への着色度は緩慢で、日をかけて緋赤色となり、赤熟果は辛味が強く、乾果として漬物などの香辛料に利用できる。

伏見とうがらし

伏見とうがらし

株式会社タカヤマシード

京都山城地区由来の辛味の全くない、細長い果形をした早生トウガラシである。草勢は旺盛でウィルス病にも強く、作りやすい豊産種。草姿は半立性、葉は中程度でピーマンより小さい。果長は、10~15cmの長形で果色は濃緑で照りがあり、曲がりが少なく揃いもよい。油炒め、焼きトウガラシ、天ぷら、煮物に適する。葉は、ビタミン類、鉄分、カルシウムを多く含むので葉も利用する。 ■ポイント 1.本葉8~9枚目に、第1花を着けるのでその上下に発生する側枝を2本伸ばし、3本仕立てとする。 2.夏季乾燥するときは敷わらを十分にし、適宜潅水する。

伏見甘長(長形種)

伏見甘長(長形種)

タキイ種苗株式会社

辛みが少なく良食味! 分枝性にすぐれる多収の青トウ! ■特長 ・果長は10〜12cm程度の長形で、早生の多収種。 ・果実にテリがあり、曲がりが少なく、そろいがよい。 ・草勢旺盛で作りやすい。 ・小葉で草姿は中開性となり、着果数が非常に多い。 ・辛みが少なく、油炒め、焼きトウガラシ、天ぷら、煮食などに適する。 ■栽培の要点 ・定植は1番花開花直前の苗を基本とする。 ・追肥は収穫始めより10〜15日間隔に施すことを目安とし、草勢に応じて間隔を調整する。 ・草勢の低下は奇形果や辛味果の発生を促すため、こまめな肥培管理で草勢維持に努める。

南部大長南蛮

南部大長南蛮

株式会社佐藤政行種苗

果長10~12㎝位で揃いの良い豊産種。岩手を代表する激辛ナンバン。 ■特性 ・果長10~12㎝位で揃いの良い豊産種。青果のうちから辛味がある。岩手を代表する激辛ナンバンです。 ・焼きとうがらしや天ぷら、油いため等に。熟すれば深紅色となり辛みが増し、乾燥して調味用に。 ■栽培法 ・苗床に8㎝位の間隔で条播きにします。 ・育苗中はビニール等で保温します。 ・本葉2枚の頃にポット等に植え替えます。 ・本葉5~6枚の頃畦巾1m、株間50㎝に定植します。 ・一番果が着果し始めた頃より10~14日の間隔で化成肥料を一握り株元へ追肥します。

大甘長万里とうがらし

大甘長万里とうがらし

山陽種苗株式会社

作りやすく、甘味の強いジャンボとうがらし ■特性 ・肥大すると果長が20cm位になる中早生タイプのとうがらし。 ・果色濃く、肉厚でやわらかく、甘味に富む。 ・生育は旺盛で、着果性が極めて良く多収型である。 ■栽培のポイント ・作りやすい品種であるが開花時期前後の乾燥に注意し、果実肥大に努める。 ・栽培期間中は肥料切れの心配があるので適時追肥を行う。

大長とうがらし

大長とうがらし

中原採種場株式会社

青・赤熟果ともに激辛の大長トウガラシ!! ■特性 ・草勢は旺盛で、きわめてよく繁茂して分枝も多く、作りやすい。 ・中小葉で草姿は開張性で草丈70〜80cmとなる。 ・果は11〜12cmの細長のテリのある鮮紅色で、下向きに数多く着果する豊産種。 ・青・赤熟果ともに辛味が強く、漬物などの香辛料に利用できる。

松の舞

松の舞

丸種株式会社

煮ても焼いても最高の味!種が少なく調理が簡単!柔らかく独自の風味! 1. 草姿は半開張性で、葉は緑色の中葉、節間は中位、草勢はやや強く分枝の発生も多く成り休みが少ない豊産早生種です。 2. 果長10~12cm、果重20~25g、長三角形のトウガラシで果肉厚くやわらかです。 3. 果色は光沢のある鮮緑色で美しく、トウガラシ特有の風味があり、焼きトウガラシの他、煮炊、油炒めにして美味しいです。

甘い香

甘い香

有限会社フジミ・オフィス

豊産型の大型品種 特性 1)超豊産型の大型甘とうがらし 2)果長15㎝~17㎝、果重25~30g、果色も濃緑色で艶があり果肉厚く、又歯 切れも柔らかく食味の良い品種である 3)辛味の発生少なく、食味も良く、果肉もしわになりにくく、収穫時期 も長く作りやすい品種である(高温、乾燥期には辛味が発生する場合があります) 4)果肉も厚く揃い尻部も詰まり、秀品率が高く市場性が良い 5)年内~早春のハウス促成栽培、早春~春蒔きトンネル、露地栽培に適 栽培の要点 【播種】 発芽温度は比較的高温を好み、25~30℃を保ち、床上を乾燥させないように注意する。発芽後は温度をやや下げ昼間20℃~25℃、夜間20℃前後に保つ。 播種後約30日位(本葉2枚)で12のポットに鉢上げする。鉢上げ後は温度を15℃位に保ち、乾燥しないように注意する。 【定植】 畦幅150~180㎝、株間45~50㎝株の一条植え。(ハウス栽培は畦幅120~130㎝、株間40~45㎝) 【肥料成分】元肥として完熟堆肥を充分に施用し、深耕する。10アール当たり、N-15~20㎏、P-30㎏、K-25㎏を基本とする。 窒素過多、高温乾 燥になるとCa欠乏となり果実の尻部が茶色くなるので注意する。 【整枝】 主枝部の12~13節の側枝は摘芯し、2本の太く強い側枝を残す。この時内枝や花芽は取り除く。 その後発生する4~6本の左右同 じ太さの側枝を残し着果さす。花芽の発生が旺盛な為樹勢のバランスに気をつける。 その後発生する上部の側枝を伸ばし着果さす が、あまり細い枝は取り除き樹勢を保ち、大果を収穫するようにする。樹は180㎝位で芯を止め、徒長しないように努める。 【収穫】 開花後20日位で収穫となるが、秀品を採るためには特に乾燥、摘芯、窒素過多によるCa欠乏に注意する。 【病害虫】 アブラムシ、菌核病、灰色カビ病の防除。 【その他】 敷きわら、潅水用チューブの施用

甘とう美人

甘とう美人

タキイ種苗株式会社

食味のよい甘長トウガラシ! 秀品率が高く多収! ■特長 ・そろいがよく、栽培容易なF1甘長トウガラシ。 ・果実は大きく、曲がり果の発生が少なくて秀品率が高い。 ・肉質がやわらかく、食味と風味にすぐれる。 ・辛味果の発生は比較的少ない。 ・低温性にすぐれ、ハウス栽培にも向く。 ・草勢は強めで、分枝の発生が多く多収。 ■栽培の要点 ・定植は1番花開花直前の苗を基本とする。 ・追肥は収穫始めより10〜15日間隔に施すことを目安とし、草勢に応じて間隔を調整する。 ・草勢の低下は奇形果や辛味果の発生を促すため、こまめな肥培管理で草勢維持に努める。 ・果長15cmのころが収穫適期。

福耳®ジロー

福耳®ジロー

株式会社サカタのタネ

サイズも、おいしさもパワーアップ!うま辛ジャンボトウガラシ ■特性 1.果実サイズは果長25cm前後となる大型のトウガラシ。 2.未熟果の果色は「福耳」より濃緑となり、果肉はやや薄めで首部のしわが深く食感が非常によい。 3.やや若どりするか、辛みの強いタネとワタを外せば、ほどよい辛さになる。高温・乾燥条件下で辛みが非常に強くなるため注意が必要。 4.草勢旺盛で着果性がよく、多収。完熟果は鮮やかな赤色になる。 ■適応性 高冷地から一般地・暖地まで、春まき夏秋栽培に適します。また、一般地、暖地における8月上旬まきの加温ハウスでの促成栽培、11月中旬まきの加温育苗・無加温ハウスでの半促成栽培が可能です。圃場は、水はけが悪いと疫病などで枯れることがあるので、水はけのよい場所を選びます。 ■畑づくり(圃場準備) 長期間良品を収穫するには土づくりが重要となります。完熟堆肥の施用や深耕を心がけ、排水性と保水性、通気性や保肥性を兼ね備えた土づくりを目指します。未熟堆肥の施用は作物の生育を阻害するため、「バイオ21®」を利用した優良なボカシ堆肥や、無臭性微生物肥料「バイテクバイオエース®」、「金の有機」などの有機肥料を積極的に利用することをおすすめします。 元肥は10aあたり成分量で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kgを目安とします。 水はけの悪い場所では高畝とし、排水対策をしっかりと行うことが秀品率を上げるポイントです。 ■播種と育苗と定植 苗床には無病培養土である「スーパーミックスA」や苗当番シリーズ「タネまき用」などを利用し、播種します。本葉が見えてきたら鉢上げを行います。 定植の1週間前までにはマルチをしておき、地温確保を心がけます。栽植密度は、畝間180 cm、株間50cm程度で、放任栽培の場合は株間80cm程度を基準とします。第一分枝の蕾が膨らんだころに定植して、生育後半まで株がもつように、やや強めの株作りを目指します。 ■定植および定植後の管理 定植後は第一分枝の下を仮支柱で誘引し、倒伏を防ぎます。放任栽培も可能ですが、主枝4本仕立てとし、株内部の採光性と通風性を確保することで秀品率が上がり、病害虫の発生を減らすことができ、さらに収穫や整枝の作業性もよくなります。花数が初期から多く、着果性もよい上、果実がとても大きくなるので、特に乾燥、肥切れには注意しましょう。草勢が衰えると、果実が極端に小さくなり、曲がりも生じやすくなります。このため、良品を収穫し続けるためにはこまめな灌水と追肥が必要です。追肥は収穫開始ごろから2~3週間おきに施し、1回の施肥量は10aあたり窒素成分で2kg程度とします。高温・乾燥条件下で辛みが非常に強くなるため注意が必要です。

紫とうがらし

紫とうがらし

ナント種苗株式会社

甘とうがらし 【特 徴】 ● 100年以上も前から奈良市北東部で農家の自家消費用として作られていた甘味種のとうがらしで「大和の伝統野菜」に認定されている。 ● 果実は、長さ約5センチ。果皮色は、なすのような艶のある濃い紫色で非常に多収。追熟すると赤くなる。 ● 肉厚で佃煮、油炒め等に向き、熱を加えると緑色に変色する。

翠臣

翠臣

株式会社サカタのタネ

秀品率高く、スタミナのある早生多収品種 ■特性 ・草姿は杯状形。小葉で節間が詰まり、よく分枝する。草勢が強く、促成〜半促成、露地早熟栽培など幅広い作型に適する。 ・早生、多収で特に中〜後期の収量は多い。 ・果形は細長の土佐しし形。果色は鮮緑色で尻のまとまりがよい。 ・果梗は短く、輸送中の果梗部からの腐りがない。 ■適応性 西南暖地の促成栽培から冷涼地の露地栽培まで幅広い作型に好適します。 土質に対する適応性は広いが、露地栽培では収穫期間が長いので、その間日当たりがよく、晩霜、乾燥、台風などの害を受けにくい圃場を選ぶ必要があります。 ■床土 有機質に富んだ肥沃で無病の床土を用います。すなわち使用前に消毒してEC1.0~1.2、pH6.0~6.5を目標に矯正しておきます。 ■播種 播種床は、プラントベッドなどに準備した床土を厚さ5㎝程度に詰め、6×1㎝の条まきにします。播種後は床温を30~32℃に維持するが、高温期の播種では床温が上がりすぎないよう注意します。 発芽後の温度は日中28℃、夜間20~23℃、地温28℃を目安に管理します。播種後30~35日(夏場では15日)、本葉2枚くらいのとき移植を行います。移植直後はやや高温多湿として活着を促し、その後は徐々に温度を下げ十分光線に当て順化します。夏場では通風をよくし、とくに晴天の昼前後には寒冷紗やヨシズをかけ、温度を下げます。 育苗中の極端な乾燥や多湿はウイルス病や立枯病の発生原因となるので、灌水は適正に行います。夏場の育苗で40~45日、その他では60~75日目で、第1番花開花1~2日前の、側枝の発生の旺盛な苗に仕上げます。 ■定植準備 定植5~7日前にずらしを行います。元肥は促成栽培で10a当たり成分量で窒素、リン酸、カリをそれぞれ35~45㎏、その他の作型では20~25㎏を標準とします。苦土石灰と堆肥、油かすなどの有機物は定植20~30日前に全層にすき込みます。その他の肥料は10日前に施し、よく耕起して畝立てをします。畝間は1.5~1.8m、株間50㎝、定植株数は10a当たり促成栽培で1,110株、露地栽培で1,300株前後とします。 ■定植および定植後の管理 定植苗は第1番花開花1~2日前が適期です。あまり若苗で定植すると栄養生長が旺盛で落花や単為結果が多くなり、老化苗は初期着果が多くその後草勢とのバランスがとれません。 ■病害虫防除 栽培期間が長く、いろいろな病害虫が発生するので早めの防除が大切です。 ■収穫 果長5㎝、果重3g程度のとき果梗部の基部からもぎとり、果梗を折らないようにしてパックに詰めて出荷します。

1〜20品種 / 全21品種中

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