果実・収量特性

食味が良いのネギ品種一覧 全63種類

食味が良いネギ 食味が良いネギとは ネギの「食味」とは、食べたときの味の総合的な印象を指します。具体的には、甘みの強さ、辛みの少なさ、食感(歯ざわり・歯切れ)、そして加熱後のとろみや柔らかさが、食味の評価を構成する主な要素です。 甘みの主成

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食味が良いについて

食味が良いネギ

食味が良いネギとは

ネギの「食味」とは、食べたときの味の総合的な印象を指します。具体的には、甘みの強さ、辛みの少なさ、食感(歯ざわり・歯切れ)、そして加熱後のとろみや柔らかさが、食味の評価を構成する主な要素です。

甘みの主成分は糖質(ショ糖・果糖・ブドウ糖)であり、低温にさらされると糖度が上がる傾向があります。これは低温ストレスに応答して糖が蓄積される現象で、冬のネギが甘くなる大きな要因の一つです。辛みの成分は硫化アリル類であり、これは加熱によって揮散・変化します。加熱すると辛みが和らぎ、甘みが際立つのはこのためです。

品種カタログで「食味が良い」「甘みが強い」と表記されているネギ品種は、これらの成分の蓄積が品種特性として高い傾向にあります。ただし、食味は栽培環境(温度、土壌、施肥管理)によっても大きく左右されるため、品種特性だけで食味のすべてが決まるわけではありません。

食味の魅力

まず押さえておきたいのが、食味の良いネギは価格競争になりにくいという点です。量販店の一般的なネギは価格で比較されやすい商品ですが、食味に定評がある品種を使った産地ブランドのネギは、同じ規格でも高値がつきやすい傾向があります。

直売所やネット販売では、「甘い」「辛くない」「とろける」という品種の特性を直接消費者に伝えることができます。産地のストーリーや栽培方法と合わせてアピールすることで、リピーターの獲得につながりやすい品目です。

調理面では、食味の良いネギは加熱調理でその特性が最も発揮されます。鍋料理、炒め物、焼きネギなど、熱が加わることで甘みが引き出され、繊維が柔らかくなってとろりとした食感が生まれます。下仁田ネギに代表される食味の良い品種が「鍋の主役」として評価されてきた背景には、この加熱後の変化があります。

消費者・市場ニーズ

食味の良さへの消費者の関心は、ここ数年で高まっています。かつて家庭での鍋料理の主役は白菜や豆腐などでしたが、食材の多様化とともに「ネギそのものを楽しむ」調理スタイルが広がっています。焼きネギや丸ごと蒸しネギのレシピが普及したことも、ネギの食味への関心を高める一因になっています。

量販店では、一般的なL・M規格のネギと並んで、「甘みが強い」「産地名入り」の付加価値ネギが販売される機会が増えています。価格帯は通常品の1.5〜2倍程度になることもありますが、一定の支持層を持つ商品として定着しつつあります。

外食・中食産業では、ラーメン・焼き鳥・鍋料理専門店などで「食材のネギにこだわる」動きがみられます。業務用途での食味の評価は、主に柔らかさと甘みに集中しており、辛みの少なさも「使い勝手の良さ」として評価されるポイントです。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、市場でのネギの価格は需給変動の影響を受けやすい一方で、食味に特化した産地ブランド品は価格が比較的安定しやすいとされています。

栽培のポイント

食味の良い品種の特性を最大限に引き出すために、栽培管理のいくつかのポイントを押さえておく必要があります。

低温遭遇が食味向上の鍵です。糖度は低温にさらされることで上昇するため、秋から冬にかけての気温低下を十分に経験させることが、食味向上に効果的です。施設栽培では温度管理に注意が必要で、過度な加温は糖度の上昇を妨げる可能性があります。

土壌の物理性も食味に影響します。根の発育が良い圃場では養分吸収が安定し、食味の安定につながります。粘土質の重い土壌では通気性が悪く根の発達が抑制されるため、土壌改良や畝立て管理が重要です。

窒素施肥量のコントロールは食味と収量のバランスに直結します。窒素が多すぎると葉色は濃くなり見た目は良くなりますが、辛みや苦みが強くなる傾向があります。食味を重視するならば窒素は適量にとどめ、カリウムをしっかり効かせることが基本とされています。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。収穫時期のコントロールも食味に関わります。気温が十分に下がった後に収穫することで、糖度が上がった状態で出荷できます。同じ品種でも収穫時期が早すぎると食味が平凡になることがあるため、地域の気候サイクルと収穫スケジュールを合わせる判断が求められます。

収穫後の取り扱いも食味の維持に影響します。常温での長期保管は品質低下の原因になるため、できるだけ低温(5〜10℃程度)で管理することが推奨されます。

品種選びのコツ

食味が良いネギ品種を選ぶ際に確認しておきたいポイントを以下にまとめます。

  • 作型との一致: 食味を引き出すには低温遭遇が重要。促成栽培や周年出荷を前提とした作型では、低温遭遇が少なく食味が発揮されにくい場合がある
  • 地域の気候条件: 食味品種の多くは、一定の寒冷地・冷涼地で育てることを想定した特性を持つ。温暖地での栽培では品種の食味特性が発揮されにくいこともある
  • 市場規格とのバランス: 食味重視品種の中には、太さや長さが均一になりにくいものもある。出荷先の求める規格を確認してから品種を選定する
  • とう立ち耐性: 食味重視の晩生系品種はとう立ちリスクが相対的に高いものがある。春の収穫を計画する場合は特に確認が必要
  • 葉折れのしにくさ: 食味品種は葉が柔らかく、輸送中に葉折れが生じやすいものがある。直売所向けには問題ないが、量販店向けの出荷では注意が必要

試作では、食味評価を数値で記録することが難しいため、生食・加熱の両方で実際に食べて評価することを推奨します。関係者複数名で試食・評価する機会を設けると、客観的な評価がしやすくなります。

市場動向とこれから

下仁田ネギ(群馬県)や越津ネギ(愛知県)など、食味を特徴とする在来種・地域特産品種は、国内市場での存在感が高まっています。これらの品種を参考にして育成された食味型品種が、種苗メーカーから相次いで発表されています。

近年は、下仁田系の食味特性(甘み・とろみ)と一本ネギ系の収量性・規格均一性を組み合わせた品種の開発が進んでいます。食味が良いという特性を持ちながら、一般のネギ産地でも扱いやすい品種が増えてきたことは、産地にとって選択肢の拡大を意味します。

消費者が食材の品質・産地へ関心を持つ流れは続いており、食味を訴求ポイントにした農産物への需要は中長期的に底堅いとみられます。直売所やEC販売を活用した差別化戦略において、食味型品種は重要な選択肢です。

まとめ

食味の良いネギは、甘みの強さ・辛みの少なさ・加熱後の柔らかさを特徴とする品種群です。その特性は品種固有のものですが、低温遭遇・土壌管理・施肥設計・収穫時期など、栽培管理によって最大限に引き出すことができます。

品種選びにあたっては、食味の良さだけを見るのではなく、作型・栽培地域・出荷先の規格とのバランスを考慮することが重要です。食味の良いネギは直売所・産地ブランド・業務用など複数のチャネルで付加価値を発揮できる品目であり、差別化戦略の中核に置くことができます。

63品種 表示中
なべちゃん葱

なべちゃん葱

トキタ種苗株式会社

【販売終了。なべちゃんゴールドをご利用下さい。】鍋用ネギの決定版。肉厚で軟らかく甘い。(秋冬どり栽培) ■特性 『下仁田』より耐寒、耐病性に優れ作りやすい。下仁田と根深一本ネギのF1品種。 草丈80cm前後、軟白部の太さ2.8から3.5cm、長さ20cm以上。分けつなし。 光沢あり肉質柔らかくなべ物に最適。 ■栽培上の注意 春まき育苗:2-3月まき6-7月定植、9-翌3月収穫 秋まき育苗: 9月末-10月まき3-4月仮植え、6-7月定植9-翌3月収穫 詳細はこちら ■播き時期 高冷地:2~5月播き、9~3月どり 一般地2~4月播き、9~3月どり 家庭菜園で種まきしやすい時期は、春、秋のお彼岸の頃。発芽には、20℃前後の温度が必要です。 ■播種方法 ●畑の一部に育苗床を作る場合 堆肥、肥料、石灰などを適宜混和し、細かく土を砕き、畝幅15cm程度の育苗床を作ります。種の間隔は、10mm位の1条すじまきにし、5mmくらい覆土し、鍬などで表面を軽く押さえて土と種をなじませます。その上に細かく砕いた堆肥やもみ殻燻炭を薄く覆い、乾きすぎや雨あたりを防ぐようにします。 草丈6,7cmの頃1.5cm間隔、10cmのころ3cm間隔くらいまで間引き、草丈15cm程度から定植可能です。発芽初期の生育がゆっくりなので特に雑草に負けないようこまめに除草などの管理をします。 ●セルトレイやペーパーポット、育苗箱などに播種する場合 トレイなどの場合は、土を詰め、くぼみをつけて播き穴とし、1穴に3粒程度まきます。篩などでまんべんなく覆土したら水をたっぷり与え、発芽まで新聞紙などで覆っておきます。適宜間引きをし2本立てにします。草丈15cm程度まで育てたます。培土は、「ガッチリくんネギ用」など専用培土が育苗期間を通じて肥料を供給しがっちりした苗に育てることができ、管理が容易です。 ■植え付け 育苗床やセルトレイの場合は、植え付け1,2時間前にたっぷり水を与え苗を抜き取りやすくしておくとよいでしょう。 ■土壌条件 軟白部をより長く育てるには、通気性、水はけ、保水性がよく、土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが望まれる。 土壌酸度pH5.7~7.4が適正範囲。連作障害は出にくいとされていますが、できれば1~2年、あけた方が生育がよいようです。 植え付けの準備:畑の東西に幅10~15cm程度、深さ30cm程度の溝を掘り、溝の底に完熟堆肥5リットルと元肥の化成肥料量を混和した後、間土を10cm程度盛り、20cm程度の深さにの植え溝とします。溝の北側の壁に5cmほど間隔をあけて苗をまっすぐ立て掛け、根の部分に土を3~4cmの厚さに土をかけて倒れないようにします。 藁や刈り草を根元に厚く敷き、根が乾燥するのを防ぎます。生育に合わせて、植え溝に1~2回に分けて土を戻し平らにしたら、土を株元に盛っていく土寄せを3~4回行います。土寄せは葉の分かれている部分よりやや下のあたりまでが目安で、生育が遅滞する真夏には無理に行わないようにします。土寄せと同時に追肥を行い、化成肥料の場合は、茎に直接触れないようにします。最後の土寄せ(止め土)は分かれ目よりやや上まで盛り上げて、首元を締めるようにします。 プランターやコンテナ栽培の場合、深さ35cm以上の鉢を用い、植え付け時には、鉢底10cm程度土を入れ、土寄せのかわりに土増しをし、鉢の深さ程度まで軟白することができます。 ■肥料 苦土石灰は、1平方メートルあたり150g位を全層混合。生育途中の肥切れや逆に過剰になっても、生育を妨げ、病害発生の助長、青果品質の低下につながる。 全施肥量は、1平方メートルあたり、N:P:K=18:20:18g。元肥に全チッソ量の1/3~1/2、残りをお盆明けの土寄せに合わせ数回に分けて追肥します。 ■収穫 初霜の降りるころに株が仕上がるように栽培できれば最良。畝の両側を削って軟白部を傷つけないように根元まで掘り起こして収穫します。 プランター・コンテナの場合は、ひっくり返すなどして土をのけるとよいでしょう。 ■料理 下仁田ネギと異なり、葉も軟らかく食べられる。鍋物に使うのが一番だが、焼いてもうまい。

ぬくもり

ぬくもり

カネコ種苗株式会社

軟らかくてうまい! 特性 ●肉厚で繊維質が少ないので、軟らかく食味に優れます。●軟白部の伸びと太りは「下仁田」ネギより優れ、ボリュームがあって多収です。一般的な加賀系品種に比べ襟のしまりは強く、しわの発生も少ないので「むきネギ」としても出荷出来ます。●萎縮病、黒斑病などの茎葉病害には比較的強く、栽培が容易です。●休眠性は浅く、寒い時期でも葉の枯れ込みが少ないので出荷期間を長くとれます。●食味を特に重視する曲がりネギ産地でも好評を得ています。 栽培要点 ●軟質系のネギですので、軟腐病等の土壌病害には注意が必要です。排水対策、薬剤の予防散布を行います。●差別化するためには、浅植え・疎植にして太りを出します。この場合土寄せ回数も少ないので、省力化が可能です。●抽苔はやや早い品種ですので、秋の早まきは避けます。また、春まき2~3月どりでは収穫遅れにならないようにします。

ふゆわらべ(農研機構育成品種)

ふゆわらべ(農研機構育成品種)

中原採種場株式会社

緑葉までおいしい、コンパクトな短太系一本ネギ!! ■特性 ・葉が短く太りが旺盛で、軟白部が20cm程のコンパクトなネギ。 ・辛味が少なく、葉がやわらかい優れた食味特性を有するため、根深ネギの特徴を備えながら、緑葉部までまるごと食べられるニュータイプの短太系一本ネギ。 ・用途は、白髪ネギ・薬味などの生食のほか、加熱調理に緑葉も一緒に利用できる。

ホワイトスター

ホワイトスター

タキイ種苗株式会社

やわらかくておいしい! 秀品率上々の多収種! ■特長 ・生育が旺盛で伸びと太りがすぐれる、合柄系の良質多収種。 ・軟白部の白さと色つやがすぐれ、肉質はやわらかく苦みや辛みが少ないので食味にすぐれる。 ・そろい性にすぐれ、クズの発生が少なく秀品率が高い。また、皮むき作業が容易なので、出荷調製時間が短縮できる省力品種。 ■栽培の要点 ・比較的吸肥力の強い品種なので、有機や緩効性肥料を用い、緩やかな肥効に努める。 ・生育が旺盛なので、良質性を生かすために適期収穫を心掛ける。 ・晩抽品種ではないので、秋まきでは摘蕾を要する。

ホワイトタイガー

ホワイトタイガー

タキイ種苗株式会社

病気に強く作りやすい! 良質合柄多収種! ■特長 ・べと病、赤さび病などに対して比較的強く、肥大性にすぐれる合柄系一本ネギ。 ・冷涼地の9〜10月どりが最適で、中間地の年内どりにも適する。 ・肉質は緻密で、苦みや辛みが少なく食味上々。 ・軟白部の色つやにすぐれる。 ・草姿は濃緑・立性で、首しまりがよい。葉折れも少なく、土寄せなど管理作業も容易。 ■栽培の要点 ・極端な肥効は良質性を損なう要因となるほか、分けつや病害を助長するので、持続的な肥効を心掛ける。そのためには、こまめな追肥または有機質系や緩効性肥料などで対応するのが望ましい。 ・1回目の土寄せは、太りを十分に確保してから行うことが望ましい。夏場の高温時の土寄せは、ネギに悪影響をおよぼすため控える。

下仁田葱

下仁田葱

株式会社アサヒ農園

【群馬県の伝統野菜】甘く、とろける味覚 商品特性 ■特性 殿様ねぎと呼ばれているとてもおいしい根深ねぎです。 軟白部25cm位、純白で太く揃いも良好です。 とろける様な舌ざわり、甘味もあり食味は格別です。 太くて短く肉質がやわらか。白い部分だけを食す加熱調理専用種です。煮ると甘くて、とろけるような独特の風味。 ■利用法 煮物、鍋物にして甘味があり、食味最高。又、焼ねぎとしてもやわらかくて香りも良くたいへん美味です。 育て方 ■土づくり 種まき前に石灰を散布し深くよく耕し土を中和させておきます。 肥料は堆肥、油かす、化成肥料等を元肥に施します。 ■たねまき 苗床に約10cm位の間隔にスジまきします。 発芽まで土が乾燥しないように潅水します。 発芽後混んだ部分を間引いて株間2~3cm位にします。 ■栽培のポイント 育苗後うね幅70~100cmぐらいに1条植えとし、株間15cm位で定植します。成長に伴い土寄せを繰返し行い軟白させます。 追肥は化成肥料が最適。

下仁田葱

下仁田葱

カネコ種苗株式会社

味が自慢、これぞ殿様ネギ! 特性 ●冬どり用ネギで、12月どりに適します。●ネギの中で最も食味の良い品種で、特に煮食すると甘みが増します。●白根は短く太い(中ダルマ系)ので、土寄せ、収穫労力が軽減できます。●秋まき、春まきが可能ですが、太いものを作るために株間を7cm位に広くとります。

光の剣

光の剣

トキタ種苗株式会社

肥大性抜群・第57回原種審査会3等2位入賞 不安定な気候でも安定して秀品収穫可能な剣シリーズの早生品種! ■特性 気温10-25度での肥大性に優れ、播種期をずらすことで夏から年明けどりまで収穫可能。●草丈90-95cmでL級での収穫比率が高く首部のばらけ、割れも少ない。●在圃性に優れ、湿害に強く、安定して秀品が収穫できる。●皮がむき易く収穫作業性高い。●食味も良い ■栽培上の注意 空梅雨、酷暑、巨大台風、集中豪雨等、天候不順が非常に目立ちます。このような条件下でも、畑に長く置ける生理的に強健で在圃性に優れるネギです。 ■播き時期 高冷地・2〜3月まき、7〜9月どり。一般地11〜2月まき7〜11月どり。 ■播種方法 発芽には、20℃前後の温度が必要。低温期にはトンネルはハウス育苗します。 ■植え付け ●セルトレイやペーパーポット、育苗箱などに播種する場合 トレイなどの場合は、土を詰め、くぼみをつけて播き穴とし、1穴に3粒程度まきます。篩などでまんべんなく覆土したら水をたっぷり与え、発芽まで新聞紙などで覆っておきます。適宜間引きをし2本立てにします。草丈15cm程度まで育てたます。培土は、「ガッチリくんネギ用」など専用培土が育苗期間を通じて肥料を供給しがっちりした苗に育てることができ、管理が容易です。 ■土壌条件 軟白部をより長く育てるには、通気性、水はけ、保水性がよく、土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが望まれる。土壌酸度pH5.7〜7.4が適正範囲。連作障害は出にくいとされていますが、できれば1〜2年、あけた方が生育がよいようです。 植え付けの準備:畑の東西に幅10〜15cm程度、深さ30cm程度の溝を掘り、溝の底に完熟堆肥5リットルと元肥の化成肥料量を混和した後、間土を10cm程度盛り、20cm程度の深さにの植え溝とします。溝の北側の壁に5cmほど間隔をあけて苗をまっすぐ立て掛け、根の部分に土を3〜4cmの厚さに土をかけて倒れないようにします。 藁や刈り草を根元に厚く敷き、根が乾燥するのを防ぎます。生育に合わせて、植え溝に1〜2回に分けて土を戻し平らにしたら、土を株元に盛っていく土寄せを3〜4回行います。土寄せは葉の分かれている部分よりやや下のあたりまでが目安で、生育が遅滞する真夏には無理に行わないようにします。土寄せと同時に追肥を行い、化成肥料の場合は、茎に直接触れないようにします。最後の土寄せ(止め土)は分かれ目よりやや上まで盛り上げて、首元を締めるようにします。 ■肥料 苦土石灰は、1平方メートルあたり150g位を全層混合。生育途中の肥切れや逆に過剰になっても、生育を妨げ、病害発生の助長、青果品質の低下につながるので、最終的な本圃のチッソ成分は平方メートルあたり、20〜25g程度が目標。元肥に全チッソ量の1/3〜1/2、残りを土寄せに合わせ数回に分けて追肥します。 ■収穫 最後の土寄せから夏どりで20〜30日、秋どり30〜40日を目安に畝の両側を削って軟白部を傷つけないように根元まで掘り起こして収穫します ■料理 加熱調理時で食味の良さが再確認。

冬一心(ふゆいっしん)

冬一心(ふゆいっしん)

渡辺農事株式会社

揃い抜群で食味が良い黒柄系一代交配種 ■特性 ・耐暑性、耐寒性、耐病性に優れた秋冬どり黒柄系一本葱。根量が多く、生育も旺盛で土壌適応性が広く、冬期でも収量が安定。 ・草姿は立性で、葉肉が厚く、葉折れ少なく、管理作業が容易。葉数は6〜7枚と多く、濃緑色で赤サビ病にも強い。 ・葉鞘部の長さ40〜45cm、太さ2.5〜3.0cm。伸長性、肥大性が高い。 ・軟白部は純白でしまりが良く、肌は光沢があり滑らか。首部がまとまり、良く揃い、長期間安定し、収穫期の幅が広い。 ・肉質は緻密で風味があり、食味が良い。 ・ミニポット・チェーンポット育苗栽培に最適。 ■栽培のポイント ・肥大性がよいので、定植時の株間は2.5〜3,0cmとし、早出しは広めに、遅出しは狭めにする。

千秀葱

千秀葱

山陽種苗株式会社

曲がり少なく収量性抜群の周年栽培可能な葉葱 水耕でも利用可能です。 曲がり少なく高温期での栽培にも適しています。 周年栽培可能な葉葱専用種。 ■特性 耐暑性・耐病性に優れ、高温期でも曲がりが少なく、荷姿が美しい。 葉は極立性の極濃緑。風などによる倒伏が少なく、株元が肥大しにくいので収穫作業が容易である。 歯切れ良く、食味・香りとも抜群である。 ■栽培のポイント 高温期は病害虫(スリップス等)の発生が多いので早めの防除を心掛ける。 夏場の乾燥・過湿・肥料切れなどは、葉の先枯れの原因となるので注意する。

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