せなみ
カネコ種苗株式会社
軟白部のテリ美しく市場性抜群 特性 ●10~1月どりの合黒系一本太ネギで、分けつはほとんどしません。●耐寒性が強いので、厳寒期にも目減りと襟形の崩れを起こしにくく、優品生産が容易です。●軟白部の肥大性、伸長性、しまりは、これまでの冬どり用合黒系ネギより優れており、多収となります。●草姿は立性で、倒伏や葉折れが少なく、機械作業が容易です。
合柄ネギとは、根深ネギ(白ネギ)と葉ネギ(青ネギ)の中間的な特徴を持つネギの品種群を指します。白い軟白部と緑の葉身部の両方を食用にできることが最大の特徴で、1本のネギで「白い部分」と「青い部分」の両方を楽しめる、いわば万能型のネギです。
一般的な根深ネギは土寄せによって軟白部を長く伸ばし、白い部分を主に食べるのに対し、葉ネギは緑の葉身部を食用にします。合柄ネギはその中間に位置し、適度な長さの軟白部と、柔らかく食味の良い葉身部を兼ね備えています。軟白部の長さは20〜30cm程度が多く、根深ネギ(35〜40cm以上)に比べるとやや短い傾向があります。
合柄ネギの呼称は地域によって異なり、「合柄」のほか「合黒」「中間型」などの名前で呼ばれることもあります。関東を中心とした白ネギ文化圏と、関西を中心とした青ネギ文化圏の境界に位置する地域で古くから栽培されてきた歴史があります。
合柄ネギの魅力は、何といってもその「使い勝手の良さ」にあります。1本で白い部分と青い部分の両方が使えるため、調理時の廃棄部分が少なく、家庭での利用効率が高いとされています。鍋料理には白い部分、薬味には青い部分と、1本で複数の用途に対応できる点は消費者にとって大きなメリットです。
生産者にとっての経営面の魅力も大きいものがあります。根深ネギほど深い土寄せを必要としないため、土寄せ作業の回数や労力が軽減されます。根深ネギの軟白部を40cm以上に仕上げるには、数回に分けた丁寧な土寄せが不可欠ですが、合柄ネギではそこまでの土寄せ深度が求められません。この省力性は、特に小規模経営や高齢化が進む産地で評価されています。
これ、実は業務用でもかなり重要なポイントです。飲食店では、白い部分は煮込み料理や焼き物に、青い部分はトッピングや彩りに使い分けるため、合柄ネギは仕入れコストの効率化に寄与します。白ネギと青ネギを別々に仕入れる必要がなくなるケースもあり、食材管理の簡素化につながるとされています。
食味面では、合柄ネギは軟白部の甘みと葉身部の風味のバランスが良いとされています。葉身部が柔らかく、加熱するとトロリとした食感に仕上がる品種が多い点も特長です。
合柄ネギに対する市場ニーズは、食文化の多様化と消費者の利便性志向を背景に広がりつつあります。
白ネギ文化圏と青ネギ文化圏の境界があいまいになりつつある現代では、「どちらの用途にも使える」合柄ネギの汎用性が見直されています。特に、全国チェーンの量販店では、地域ごとに白ネギと青ネギを仕入れ分けるよりも、どちらの用途にも対応できるネギを取り扱うほうが効率的であるという考え方もあります。
直売所やマルシェでは、「1本で白も青も使えるお得なネギ」という訴求が消費者に響きやすい傾向があります。根深ネギの青い部分を捨てている消費者にとって、合柄ネギの「全部食べられる」というメッセージは新鮮に映ります。
価格面では、合柄ネギは根深ネギとほぼ同等の単価で取引されるケースが多いですが、産地や銘柄によっては差別化に成功し、やや高めの単価を実現している事例もあります。特に、軟白部と葉身部の品質を両方高いレベルで仕上げた場合に、付加価値として認められる傾向が見られます。
外食産業では、前述のとおり1本で複数の用途に対応できる点が評価されており、ラーメン店、居酒屋、鍋料理店などからの引き合いがあるとされています。
合柄ネギの栽培は、根深ネギの栽培をベースとしつつ、土寄せの深さと葉身部の品質管理に独自の注意が必要です。
土寄せについては、根深ネギほど深くする必要はありませんが、軟白部をある程度の長さに仕上げるためには段階的な土寄せが必要です。品種によって適正な軟白長が異なるため、品種ごとの推奨事項を確認し、それに合わせた土寄せスケジュールを組むことが重要です。土寄せが浅すぎると軟白部が短くなり、市場での評価が下がる可能性があります。
意外と知られていないのですが、合柄ネギの品質を左右する大きなポイントは、葉身部の品質管理にあります。根深ネギでは葉身部は食用としてあまり重視されないため、多少の傷みがあっても出荷に影響しにくいのですが、合柄ネギでは葉身部も商品の一部です。葉先の枯れ込みや病斑があると商品価値が低下するため、病害虫防除と葉面の管理がより重要になります。
施肥管理では、軟白部の充実と葉身部の色合い・柔らかさのバランスを取ることが求められます。窒素過多は葉身部が硬くなり食味が低下する原因になるため、適正な施肥量を守ることが大切です。追肥のタイミングと量は、品種の生育特性と圃場の地力に応じて調整します。
収穫後の調製作業では、根深ネギとは異なるカットの仕方が必要な場合があります。葉身部を商品として残す長さの基準を出荷先と事前に確認しておくと、調製時のロスを減らせます。
合柄ネギの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。
品種選びで見落としがちなのが、消費者の嗜好と出荷先のマッチングです。白ネギ文化が主流の地域では、合柄ネギに対する消費者の認知度がまだ低い場合があります。販売にあたっては、POP等で使い方の提案を添えるなど、消費者への情報提供を工夫することも重要です。
合柄ネギの市場は、量販店の全国展開や消費者の食文化の多様化を背景に、少しずつ拡大しています。特に、地域の伝統野菜として合柄タイプのネギを生産してきた産地では、改めてその特性が再評価される動きが出ています。
千葉県や茨城県などの関東圏では、根深ネギの産地でありながら合柄タイプの品種を一部導入し、販路の多様化を図る生産者が増えています。直売所での消費者の反応が良好であることが、導入のきっかけになったケースも少なくありません。
品種育成の動向としては、軟白部の品質(太さ・白さ・締まり)と葉身部の品質(柔らかさ・色合い・食味)を高いレベルで両立する品種の開発が進んでいます。従来は「中途半端」と見られがちだった合柄タイプのネギですが、近年は「万能型」としてのポジティブな評価が高まっており、種苗メーカーの品種ラインナップも充実しつつあります。
産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、少人数世帯の増加により「1本で複数の用途に使える」ネギへのニーズは今後も強まると考えられます。白ネギと青ネギの良いところを併せ持つ合柄ネギは、消費者の利便性志向に合致した品目として、引き続き注目に値する存在です。
合柄ネギは、根深ネギと葉ネギの中間的な特徴を持ち、軟白部と葉身部の両方を食用にできる万能型のネギです。1本で複数の用途に使える利便性が消費者から評価されており、直売所やマルシェを中心に市場でのニーズが広がっています。
栽培面では、根深ネギに準じた管理をベースとしつつ、葉身部の品質管理にも注力する必要があります。品種選びにあたっては、軟白部の長さ、葉身部の柔らかさ、耐病性、在圃性を総合的に検討し、出荷先の要求や消費者の嗜好に合った品種を選定することが重要です。
カネコ種苗株式会社
軟白部のテリ美しく市場性抜群 特性 ●10~1月どりの合黒系一本太ネギで、分けつはほとんどしません。●耐寒性が強いので、厳寒期にも目減りと襟形の崩れを起こしにくく、優品生産が容易です。●軟白部の肥大性、伸長性、しまりは、これまでの冬どり用合黒系ネギより優れており、多収となります。●草姿は立性で、倒伏や葉折れが少なく、機械作業が容易です。
タキイ種苗株式会社
やわらかくておいしい! 秀品率上々の多収種! ■特長 ・生育が旺盛で伸びと太りがすぐれる、合柄系の良質多収種。 ・軟白部の白さと色つやがすぐれ、肉質はやわらかく苦みや辛みが少ないので食味にすぐれる。 ・そろい性にすぐれ、クズの発生が少なく秀品率が高い。また、皮むき作業が容易なので、出荷調製時間が短縮できる省力品種。 ■栽培の要点 ・比較的吸肥力の強い品種なので、有機や緩効性肥料を用い、緩やかな肥効に努める。 ・生育が旺盛なので、良質性を生かすために適期収穫を心掛ける。 ・晩抽品種ではないので、秋まきでは摘蕾を要する。
タキイ種苗株式会社
安定した伸びと太り! そろい性にすぐれ秀品率のよい一本ネギ! ■特長 ・低温伸長性にすぐれ、太りとそろいがよく、秀品率が高い合黒系一本ネギ。 ・首部の形状やしまりがよく、ばらけにくい。 ・べと病やさび病に比較的強い。 ・濃緑葉で軟白部のテリが美しく、肉質が緻密。 ・クズの発生が少なく、皮むきしやすいため出荷調製作業が容易。 ■栽培の要点 ・水はけのよい畑作りに努める。 ・低温伸長性にすぐれるため適期収穫を心掛け、とり遅れにならないよう注意する。また、土寄せは夏場まで極力控える。 ・秋口からの生育旺盛な時期にあわせて追肥主体で栽培し、土寄せは生葉数4〜5枚確保しながら実施する。
タキイ種苗株式会社
病気に強く作りやすい! 良質合柄多収種! ■特長 ・べと病、赤さび病などに対して比較的強く、肥大性にすぐれる合柄系一本ネギ。 ・冷涼地の9〜10月どりが最適で、中間地の年内どりにも適する。 ・肉質は緻密で、苦みや辛みが少なく食味上々。 ・軟白部の色つやにすぐれる。 ・草姿は濃緑・立性で、首しまりがよい。葉折れも少なく、土寄せなど管理作業も容易。 ■栽培の要点 ・極端な肥効は良質性を損なう要因となるほか、分けつや病害を助長するので、持続的な肥効を心掛ける。そのためには、こまめな追肥または有機質系や緩効性肥料などで対応するのが望ましい。 ・1回目の土寄せは、太りを十分に確保してから行うことが望ましい。夏場の高温時の土寄せは、ネギに悪影響をおよぼすため控える。
カネコ種苗株式会社
肥大・伸長性に優れ、早どりが可能な合黒系F₁品種。食味も格別! 特性 ●冷涼地8~1月収穫、中間地・暖地10~12月収穫に適する合黒系F₁品種です。 ●草姿はやや開きますが、葉は比較的短く太葉で、葉折れが少ない品種です。 ●草勢が強く、軟白部の肥大性・伸長性に優れ、早どり適性が高い品種です。 ●べと病等の茎葉病害に強く、作りやすい品種です。 ●食味性に極めて優れ、差別化商品としても好適な品種です。 栽培要点 ●肥大性・伸長性に優れるので、適期収穫に努めます。 ●生育が旺盛なので、多肥栽培ではやや襟しまりが緩くなります。肥料は10aあたり窒素成分で20kg以下とします。 ●抽苔性は中程度なので極端な早まきに注意します。
株式会社武蔵野種苗園
耐寒性があり、軟らかく味の良い秋冬ネギ 特性 ●埼玉の篤農家鈴木元吉氏が、冬ネギとして耐寒性強く、色沢、収量が低下しないことを目標に育成した品種である。 ●一般的に冬ネギは合柄系であるが、本種は外見でハッキリ区別のできる合黒系の純一本太ネギである。 ●葉は立性、太目で強く、機械化作業が容易である。 ●耐寒性は強く、軟白部および襟の締まりも非常に良い。 栽培のポイント ●低温伸長性に優れるので、冬どり栽培に適する。 ●葉鞘部の肥大性が良く太くなりすぎることがあるので、やや密植にした方が秀品率が上がり収量が上がる。
ヴィルモランみかど株式会社
耐寒性に優れた合黒系一本ネギ ■特徴 特性-1 は種期(適作型):3-5月 収穫期(適作型):11-3月 特性-2 肥大性:良 おすすめポイント 耐寒性強く、厳寒期でも葉枯が少ない合黒系品種。 ■品種の特性 1. 耐寒性強く、厳寒期でも葉の黄化や枯れが極めて少ない。 2. 軟白部のしまりが良く、肥大は緩やかでエリ割れせずに在ほ性が高い。 3. 草姿は立性で風雪による葉折れも少ない。 ■栽培のポイント 1. 伸長性に優れるため、年内収穫では若干細く仕上がることもあるが、年明けどりでは十分に肥大し特性を発揮する。 2. 葉枯れ病、小菌核病に比較的強いが、病害虫防除を心掛ける。
中原採種場株式会社
揃い抜群。秋冬どりF1一本ねぎ!! ■特性 ・増収性にすぐれた合柄系と耐暑性にすぐれた黒柄系との交配によって育成されたF1一本葱。 ・低温伸長性にすぐれるほか、耐暑性や耐病性もあって、作りやすく、秋冬どりに最適。 ・首の緊まりと伸びがよく、肉質は緻密で繊維が細く、食味上々で市場性が高い。 ・草姿は立性で草丈95cm、葉鞘部40〜45cmによく揃う。
株式会社サカタのタネ
耐寒性が強く極多収、厳寒期どりおよびハウス簡易軟白栽培の決定版 ■特性 1. 合黒系秋冬ネギ。 2. 耐寒性が強く、厳寒期でも葉折れが少なく、良品多収となる。 3. 低温伸長性が優れ、土質の重い地域や冷涼地、ハウス簡易軟白栽培に適する。 4. 草勢は強く、立葉で葉折れが少ないので、機械管理作業が容易である。 5. 太さは商品価値の高いL〜2Lでそろうため、秀品率が高く、収穫調整作業が容易である。 6.苗のそろいや定植後の生育がよいため、チェーンポットやセル育苗で特に能力を発揮する。 ■要点 ・ 軟白部の伸びが非常によい品種なので、とり遅れにならないように(いわゆる棒ネギにならないように)適期収穫を心がけてください。 ・ 苗作りは良品多収の第一歩。肥料切れや老化苗にならないように注意し、適期定植を心がけてください。定植後は灌水し、スムーズな活着を促すとともに、ヨトウムシ、ハモグリバエ、アザミウマなどの防除に努めてください。 ・ 伸びがよい品種なので、強風で倒伏しない程度に、小まめに土寄せを行ってください。
中原採種場株式会社
合柄系改良種、年内〜早春どり!! ■特性 ・葉色は濃緑で合柄に近い太さとなり、葉長は長く葉肉も厚く茎折れ少ない。 ・葉数は比較的多く6枚前後で、草姿は完全な立性となる。 ・軟白部は光沢のあるろう白色で、45cm前後となり肉質は緻密でしまりが良い。 ・耐寒性もあるので栽培の適応性広く9月〜3月(翌年)まで長期間出荷できるのが最大の特徴である。
タキイ種苗株式会社
濃緑で首部のしまりのよい晩抽一本ネギ! ■特長 ・合柄系の晩抽一本ネギ。 ・首部のしまりがよく、ばらけにくいため、歩どまりが高い。 ・草姿は小葉・立性で、土寄せ管理作業が容易。 ・葉は濃緑で葉鞘部の軟白部分はつやがきれいなため、コントラストが際立つ。 ・そろってよく太るので秀品率がよく、クズの発生が少ない。 ■栽培の要点 ・吸肥力が強いため、一度で多量に肥料を効かすと分けつする恐れがある。 ・秋まきの場合、極端な早まきは避ける。早まきで株を作りすぎると抽苔する恐れがある。 ・赤さび病、べと病には、適宜予防で薬剤散布を行う。 ・夏場は30℃を超えると生育が緩慢になり、病気の発生が増えるため、適期での収穫を心掛ける。
株式会社サカタのタネ
晩抽性があり、耐暑性のある合黒系一本ネギ ■特性 1.春どりおよび初夏どりに適する合黒系一本ネギ。 2.太りがよく襟締まりのよい晩抽品種。「春扇」よりも抽台が遅い。 3.草勢は「春扇」よりややおとなしく、過肥大や襟割れの発生が少ないため在圃性が優れる。 4.葉色が濃く草姿はコンパクト。葉は立性で機械管理作業の適応性が高い。 ■適応性 春どりおよび初夏どりに適します。一般地の春どりでは6月播種の4月どりにおいて特に能力を発揮します。「春扇」ではやや難しい4月下旬〜5月初旬どりがおすすめです。初夏どりでは6〜7月どりに適します。その中でも10月上旬に播種し、12月中旬〜3月下旬までトンネルを使用する6月どりに特に適します。 ■栽培:春どり 播種密度は株間2〜2.5cmが基準です。春どりでは定植期が高温期に当たるので、排水性のよい圃場を選定し額縁排水などの排水対策を行います。定植後、活着するまでは灌水を行います。肥培管理は慣行の春どり栽培に準じますが、元肥はやや抑えてこまめな追肥で仕上げると生育が安定します。土寄せは太りを確認しながら行います。抽苔は生育期間中の肥切れや管理の遅れ、冬の温度や水分状況の影響を受けます。3月以降にネギの内部葉数および花芽位置を確認し、およその抽苔時期を予測しておくと安心です。 ■栽培:初夏どり 播種密度は株間2.5〜3cmが基準です。無理な早まき、被覆資材の保温力が不十分な場合や換気が強すぎる場合は、抽苔が起こりやすくなるので注意します。 初夏どりでは栽培期間が短いため、元肥をやや多めに施肥します。4月以降の適温期に生育を促進させますが、「春扇」のように太りは早くないので、太りを確認しながら土寄せを行います。収穫では適期収穫を心がけます。 ■病害虫防除 葉の病害ではさび病、べと病に注意が必要です。収穫期にあたる春~初夏に特に発生しやすいので、発病前から予防的に防除を心がけます。土壌病害では白絹病と軟腐病に注意します。これらの病害は特に6月以降の高温期に発生が顕著となるので、春どりでは定植後〜9 月までの防除、初夏どりでは5〜6月の土寄せ時の防除を確実に行うことが大切です。
渡辺農事株式会社
ナンプ病に強く、気温上昇期の肥大性に優れる一代交配種 ■特性 ・耐暑性・耐病性に優れる早太りの合黒系一本太葱。 ・止め土後の伸び上がりが少ないため、在圃性が高く、収穫作業にゆとりがもてる。 ・9〜11月まきの夏どり、12〜2月まきの夏秋どり栽培に最適。 ・草姿は立性、葉長は中程度で葉折れしにくいため管理作業が容易。 ・草勢旺盛でナンプ病に強く、赤サビ・黒斑・ベト病の発生も少ない。 ■栽培のポイント ・晩抽系品種ではありません。秋の早蒔きをする際は温度管理に注意が必要です。 ・高温期の過度の土寄せは生育を遅らせ、病害発生を促します。特に梅雨明け後の止め土は加減して下さい。
トキタ種苗株式会社
早生・早太り・トップクラスの根の強さ ■特性 酷暑期の発根の衰えがなく、夏越し良好。 盛夏どり、低温伸長性をいかして秋冬どりに好適。 伸張のある合黒草姿の早生F1品種です。 高温乾燥、多湿に耐性があるため、秋冬作における越夏性に優れ、残存株数が高まり反収があがります。 葉鞘長、葉鞘径ともに斉一性に優れ、収穫時の青果高単価規格に良く揃います。 他合黒品種に見られるような過度の抜け上がりや、止め土後の首部のバラけが少ないので長い在圃期間がとれます。 ■栽培上の注意 土壌病害、茎葉病害に対して強健ではありますが耐病品種ではありません。耕種的な防除も心がけましょう。 晩抽品種ではありませんので春〜初夏どりでは抽苔の危険性があります。 ■播き時期 一般地1-4月まき、7-年明け3月どり ■収穫 草姿は立性で作業管理が容易であると同時に、伸張性を利用したハウス軟白にも適する品種です
株式会社サカタのタネ
良品多収で食味抜群の晩抽一本ネギ ■特性 1.合黒系晩抽一本ネギ。分けつの発生はほとんどない。 2.立葉で葉折れが少なく、機械管理作業が容易である。 3.早生で太りが早く、特にトンネルの5月収穫では、秀品率が高く極多収となる。 4.軟白部は繊維質が少なく、肉厚で食味がよい。 5.苗のそろいや定植後の生育がよいため露地育苗のほか、チェーンポットやセル育苗での栽培で特に能力を発揮する。 ■要点 1.早まきは抽だいの原因となるので、収穫時期および栽培地域にあった播種適期を厳守します。 2.10月まき栽培では、定植時にトンネル被覆を行い、防寒および抽だいの防止に努めます。 3.苗作りは良品多収の第一歩。苗の肥料切れ、老化苗の定植や厳寒期の肥料不足は、抽だいや分けつを誘発する原因になるので特に注意します。 4.5〜7月まきは、定植期が高温乾燥期なので、定植後は灌水し、スムーズな活着を促してください。 5.高温期はヨトウムシ、ハモグリバエ、アザミウマ等の活動が活発で、致命的な被害を及ぼすことがあるので、病害虫防除に努めましょう。
トキタ種苗株式会社
夏から秋冬収穫まで、夏越し率が高く、収量がとれる万能型F1一本ネギ ■特性 1)早太りで、揃い良く歩どまり良好。 ●肥大先行型で生育中期からよく太り、短期で歩留りの良い作柄が期待できる●M、L等の単価の高い株に良く揃う●棒ねぎになりづらく、割れ、ばらけが非常に少なく在圃性に優れる。 2)コンパクトな草姿で、風に強い。 ●黒柄草姿【夏ネギ(黒柄系)×冬ネギ(黒柄草姿合黒系)の組み合わせ】の短葉品種●極濃緑色なので、追肥タイミングが判断しやすい。 3)丈夫で栽培容易。 ●土壌病害、生理障害に強く、各種茎葉病害に比較的強い。 ■栽培上の注意 各種茎葉病害に比較的強いですが、防除はお勧めです。病害は、樹勢が衰えで誘発されがちですので、夏越し後、生育再開時には、肥料切れを起こさないよう留意する。 ■播き時期 冷涼地:1月下旬〜4月播き、9〜12月どり 一般地:11月〜3月下旬播き、7月下旬〜3月どり 暖地:1月〜6月上旬播き、7月下旬〜3月どり ■播種方法 発芽には、20℃前後の温度が必要。低温期にはトンネルはハウス育苗します。 ■植え付け 本葉3枚目が展開し終わり、本葉4枚目展開時(草丈15から20cm前後)が定植適期。 定植直後の活着をスムーズに促すために、草丈10cm程に葉を切りそろえポットにタップリと潅水しましょう。 条間、株間10から15cm前後に1ポット(5から10株)定植しましょう。この場合、防草、土壌水分保持の目的で9515マルチや3715マルチを用いると株揃いが良くなります。チェーンポット利用時は、畝幅30cmから45cmで十分です。 機械での中耕を考えている方は60cm程度畝幅を取りましょう。いずれの定植方法でも定植時に粒状殺虫剤を散布しアザミウマ、ハモグリバエ、タネバエ、ネキリムシを防除しましょう。 霜の危険性がある時期は不織布やトンネルを用います。 ■土壌条件 軟白部をより長く育てるには、通気性、水はけ、保水性がよく、土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが望まれる。土壌酸度pH5.7〜7.4が適正範囲。連作障害は出にくいとされていますが、できれば1〜2年、あけた方が生育がよいようです。 ■肥料 PH6.0から6.5に酸度矯正し、10aあたり窒素:リン酸:カリ=10:10:10kg基肥施肥 強い降雨の危険性がある季節には雨よけトンネルや防虫トンネルが有効です。施設を利用する場合は、既述の生育適温を維持できるよう遮光資材や換気でコントロールしてください。 葉が命のネギです。薬剤ローテーションの実施やウィンドスター等の忌避剤を利用しアザミウマやヨトウムシ、べと病やさび病の防除を徹底してください。 草丈45cmの頃、様子を見て10aあたり窒素:リン酸:カリ=6:2:6kg程度追肥。 ■収穫 最後の土寄せから夏どりで20〜30日、秋どり30〜40日、冬どり40日以上経過したら畝の両側を削って軟白部を傷つけないように根元まで掘り起こして収穫します。 ■料理 焼葱、薬味など一般的などんな調理にも好適。
タキイ種苗株式会社
千住合柄系の改良種! 秋冬どりに好適! ■特長 ・千住合柄系からの改良種で、細葉立性。 ・軟白部の伸長は旺盛で、肉が厚くて光沢があり、極めて良質。 ・土壌適応性が広く作りやすい。 ■栽培の要点 ・伸長性にすぐれるので、収穫遅れに注意する。 ・有機質や緩効性肥料、あるいはこまめな追肥を行い、持続的な肥効に努める。
渡辺農事株式会社
濃緑で在圃性に優れる春~初夏どりに適する極晩抽性一本太ネギ ■特性 ・極晩抽性の春~初夏どりのF1合黒系一本太ネギ ・葉は濃緑で葉先枯れの発生が少なく、べと病・さび病の病害に強い。 ・草姿は立性で葉は丈夫で折れにくく、作業性が良い。 ・首部の締まりが良く、葉鞘部の光沢が強い。 ・伸び上がりはゆっくりしており、収穫遅れによる棒ネギの発生が少ない。 ■栽培のポイント ・極晩抽性品種だが、極端な早まきは、地力や環境条件の影響を受け、抽苔する危険があるため播種適期を守る。 ・トンネル換気は気温上昇とともに徐々に行い、最初の中耕・土寄せ前後には殺菌剤の散布を行う。
カネコ種苗株式会社
収量性、秀品率に優れ、秋冬どりに最適なF₁品種 特性 ●冷涼地9~11月収穫、中間地・暖地10~2月収穫に適する合黒系F₁品種です。 ●葉は鮮やかな濃緑色で、軟白部とのコントラストが映えます。 ●草勢が強く、軟白部の肥大性に優れ、秀品率が高いです。また、葉鞘部の充実が良いので一本重があり、収量性に優れます。 ●襟部は特に良くしまり、多肥栽培しても、襟の割れやぼけが少ないです。 ●軟腐病等の土壌病害や湿害に強く、栽培しやすい品種です。 栽培要点 ●耐病性の強い品種ですが、病害発生回避のため、高温期は多肥条件にならないように注意します。秋にかけて、気温が下がってきた頃から追肥で生育を促すようにします。
カネコ種苗株式会社
耐病性に優れ、幅広い作型に適応する黒柄系F₁ネギ 特性 ●8~11月収穫に適した黒柄系F₁ネギです。比較的低温伸長性にも優れているので、広範囲の作型に適応します。 ●やや長葉になりますが草姿は立性で作業性が良く、葉折れや倒伏も少ない品種です。 ●夏期の生育が早く、葉鞘部の伸びも良いので、軟白部分が作りやすいです。 ●多肥や連作で発生が多くなる軟腐病、白絹病に強く、また葉枯れ病等の茎葉病害にも強い品種です。 ●肥大性と伸長性に優れますが、襟しまりが良いので在圃性が高い品種です。 ●葉色は濃く、軟白部の白さが際立ち、荷姿も良い品種です。 ●一般的な黒柄品種より抽苔が遅く、また耐暑性があり、高温期でも襟部の崩れが遅いので、8月に収穫する夏ネギとして最適です。 栽培要点 ●比較的多肥を好む品種で、生育も早いので、葉鞘部の伸長・肥大に応じて計画的に追肥、土寄せ等の管理を行います。 ●黒柄系品種であるため、発芽には一般的な合黒系品種より温度を要求する性質があります。厳寒期の12~2月播種の場合、保温資材の除去を他品種より2~3日程遅らせて、発芽をそろえます。
カネコ種苗株式会社
軟白部のテリ美しく市場性抜群 特性 ●10~1月どりの合黒系一本太ネギで、分けつはほとんどしません。●耐寒性が強いので、厳寒期にも目減りと襟形の崩れを起こしにくく、優品生産が容易です。●軟白部の肥大性、伸長性、しまりは、これまでの冬どり用合黒系ネギより優れており、多収となります。●草姿は立性で、倒伏や葉折れが少なく、機械作業が容易です。
タキイ種苗株式会社
やわらかくておいしい! 秀品率上々の多収種! ■特長 ・生育が旺盛で伸びと太りがすぐれる、合柄系の良質多収種。 ・軟白部の白さと色つやがすぐれ、肉質はやわらかく苦みや辛みが少ないので食味にすぐれる。 ・そろい性にすぐれ、クズの発生が少なく秀品率が高い。また、皮むき作業が容易なので、出荷調製時間が短縮できる省力品種。 ■栽培の要点 ・比較的吸肥力の強い品種なので、有機や緩効性肥料を用い、緩やかな肥効に努める。 ・生育が旺盛なので、良質性を生かすために適期収穫を心掛ける。 ・晩抽品種ではないので、秋まきでは摘蕾を要する。
タキイ種苗株式会社
安定した伸びと太り! そろい性にすぐれ秀品率のよい一本ネギ! ■特長 ・低温伸長性にすぐれ、太りとそろいがよく、秀品率が高い合黒系一本ネギ。 ・首部の形状やしまりがよく、ばらけにくい。 ・べと病やさび病に比較的強い。 ・濃緑葉で軟白部のテリが美しく、肉質が緻密。 ・クズの発生が少なく、皮むきしやすいため出荷調製作業が容易。 ■栽培の要点 ・水はけのよい畑作りに努める。 ・低温伸長性にすぐれるため適期収穫を心掛け、とり遅れにならないよう注意する。また、土寄せは夏場まで極力控える。 ・秋口からの生育旺盛な時期にあわせて追肥主体で栽培し、土寄せは生葉数4〜5枚確保しながら実施する。
タキイ種苗株式会社
病気に強く作りやすい! 良質合柄多収種! ■特長 ・べと病、赤さび病などに対して比較的強く、肥大性にすぐれる合柄系一本ネギ。 ・冷涼地の9〜10月どりが最適で、中間地の年内どりにも適する。 ・肉質は緻密で、苦みや辛みが少なく食味上々。 ・軟白部の色つやにすぐれる。 ・草姿は濃緑・立性で、首しまりがよい。葉折れも少なく、土寄せなど管理作業も容易。 ■栽培の要点 ・極端な肥効は良質性を損なう要因となるほか、分けつや病害を助長するので、持続的な肥効を心掛ける。そのためには、こまめな追肥または有機質系や緩効性肥料などで対応するのが望ましい。 ・1回目の土寄せは、太りを十分に確保してから行うことが望ましい。夏場の高温時の土寄せは、ネギに悪影響をおよぼすため控える。
カネコ種苗株式会社
肥大・伸長性に優れ、早どりが可能な合黒系F₁品種。食味も格別! 特性 ●冷涼地8~1月収穫、中間地・暖地10~12月収穫に適する合黒系F₁品種です。 ●草姿はやや開きますが、葉は比較的短く太葉で、葉折れが少ない品種です。 ●草勢が強く、軟白部の肥大性・伸長性に優れ、早どり適性が高い品種です。 ●べと病等の茎葉病害に強く、作りやすい品種です。 ●食味性に極めて優れ、差別化商品としても好適な品種です。 栽培要点 ●肥大性・伸長性に優れるので、適期収穫に努めます。 ●生育が旺盛なので、多肥栽培ではやや襟しまりが緩くなります。肥料は10aあたり窒素成分で20kg以下とします。 ●抽苔性は中程度なので極端な早まきに注意します。
株式会社武蔵野種苗園
耐寒性があり、軟らかく味の良い秋冬ネギ 特性 ●埼玉の篤農家鈴木元吉氏が、冬ネギとして耐寒性強く、色沢、収量が低下しないことを目標に育成した品種である。 ●一般的に冬ネギは合柄系であるが、本種は外見でハッキリ区別のできる合黒系の純一本太ネギである。 ●葉は立性、太目で強く、機械化作業が容易である。 ●耐寒性は強く、軟白部および襟の締まりも非常に良い。 栽培のポイント ●低温伸長性に優れるので、冬どり栽培に適する。 ●葉鞘部の肥大性が良く太くなりすぎることがあるので、やや密植にした方が秀品率が上がり収量が上がる。
ヴィルモランみかど株式会社
耐寒性に優れた合黒系一本ネギ ■特徴 特性-1 は種期(適作型):3-5月 収穫期(適作型):11-3月 特性-2 肥大性:良 おすすめポイント 耐寒性強く、厳寒期でも葉枯が少ない合黒系品種。 ■品種の特性 1. 耐寒性強く、厳寒期でも葉の黄化や枯れが極めて少ない。 2. 軟白部のしまりが良く、肥大は緩やかでエリ割れせずに在ほ性が高い。 3. 草姿は立性で風雪による葉折れも少ない。 ■栽培のポイント 1. 伸長性に優れるため、年内収穫では若干細く仕上がることもあるが、年明けどりでは十分に肥大し特性を発揮する。 2. 葉枯れ病、小菌核病に比較的強いが、病害虫防除を心掛ける。
中原採種場株式会社
揃い抜群。秋冬どりF1一本ねぎ!! ■特性 ・増収性にすぐれた合柄系と耐暑性にすぐれた黒柄系との交配によって育成されたF1一本葱。 ・低温伸長性にすぐれるほか、耐暑性や耐病性もあって、作りやすく、秋冬どりに最適。 ・首の緊まりと伸びがよく、肉質は緻密で繊維が細く、食味上々で市場性が高い。 ・草姿は立性で草丈95cm、葉鞘部40〜45cmによく揃う。
株式会社サカタのタネ
耐寒性が強く極多収、厳寒期どりおよびハウス簡易軟白栽培の決定版 ■特性 1. 合黒系秋冬ネギ。 2. 耐寒性が強く、厳寒期でも葉折れが少なく、良品多収となる。 3. 低温伸長性が優れ、土質の重い地域や冷涼地、ハウス簡易軟白栽培に適する。 4. 草勢は強く、立葉で葉折れが少ないので、機械管理作業が容易である。 5. 太さは商品価値の高いL〜2Lでそろうため、秀品率が高く、収穫調整作業が容易である。 6.苗のそろいや定植後の生育がよいため、チェーンポットやセル育苗で特に能力を発揮する。 ■要点 ・ 軟白部の伸びが非常によい品種なので、とり遅れにならないように(いわゆる棒ネギにならないように)適期収穫を心がけてください。 ・ 苗作りは良品多収の第一歩。肥料切れや老化苗にならないように注意し、適期定植を心がけてください。定植後は灌水し、スムーズな活着を促すとともに、ヨトウムシ、ハモグリバエ、アザミウマなどの防除に努めてください。 ・ 伸びがよい品種なので、強風で倒伏しない程度に、小まめに土寄せを行ってください。
中原採種場株式会社
合柄系改良種、年内〜早春どり!! ■特性 ・葉色は濃緑で合柄に近い太さとなり、葉長は長く葉肉も厚く茎折れ少ない。 ・葉数は比較的多く6枚前後で、草姿は完全な立性となる。 ・軟白部は光沢のあるろう白色で、45cm前後となり肉質は緻密でしまりが良い。 ・耐寒性もあるので栽培の適応性広く9月〜3月(翌年)まで長期間出荷できるのが最大の特徴である。
タキイ種苗株式会社
濃緑で首部のしまりのよい晩抽一本ネギ! ■特長 ・合柄系の晩抽一本ネギ。 ・首部のしまりがよく、ばらけにくいため、歩どまりが高い。 ・草姿は小葉・立性で、土寄せ管理作業が容易。 ・葉は濃緑で葉鞘部の軟白部分はつやがきれいなため、コントラストが際立つ。 ・そろってよく太るので秀品率がよく、クズの発生が少ない。 ■栽培の要点 ・吸肥力が強いため、一度で多量に肥料を効かすと分けつする恐れがある。 ・秋まきの場合、極端な早まきは避ける。早まきで株を作りすぎると抽苔する恐れがある。 ・赤さび病、べと病には、適宜予防で薬剤散布を行う。 ・夏場は30℃を超えると生育が緩慢になり、病気の発生が増えるため、適期での収穫を心掛ける。
株式会社サカタのタネ
晩抽性があり、耐暑性のある合黒系一本ネギ ■特性 1.春どりおよび初夏どりに適する合黒系一本ネギ。 2.太りがよく襟締まりのよい晩抽品種。「春扇」よりも抽台が遅い。 3.草勢は「春扇」よりややおとなしく、過肥大や襟割れの発生が少ないため在圃性が優れる。 4.葉色が濃く草姿はコンパクト。葉は立性で機械管理作業の適応性が高い。 ■適応性 春どりおよび初夏どりに適します。一般地の春どりでは6月播種の4月どりにおいて特に能力を発揮します。「春扇」ではやや難しい4月下旬〜5月初旬どりがおすすめです。初夏どりでは6〜7月どりに適します。その中でも10月上旬に播種し、12月中旬〜3月下旬までトンネルを使用する6月どりに特に適します。 ■栽培:春どり 播種密度は株間2〜2.5cmが基準です。春どりでは定植期が高温期に当たるので、排水性のよい圃場を選定し額縁排水などの排水対策を行います。定植後、活着するまでは灌水を行います。肥培管理は慣行の春どり栽培に準じますが、元肥はやや抑えてこまめな追肥で仕上げると生育が安定します。土寄せは太りを確認しながら行います。抽苔は生育期間中の肥切れや管理の遅れ、冬の温度や水分状況の影響を受けます。3月以降にネギの内部葉数および花芽位置を確認し、およその抽苔時期を予測しておくと安心です。 ■栽培:初夏どり 播種密度は株間2.5〜3cmが基準です。無理な早まき、被覆資材の保温力が不十分な場合や換気が強すぎる場合は、抽苔が起こりやすくなるので注意します。 初夏どりでは栽培期間が短いため、元肥をやや多めに施肥します。4月以降の適温期に生育を促進させますが、「春扇」のように太りは早くないので、太りを確認しながら土寄せを行います。収穫では適期収穫を心がけます。 ■病害虫防除 葉の病害ではさび病、べと病に注意が必要です。収穫期にあたる春~初夏に特に発生しやすいので、発病前から予防的に防除を心がけます。土壌病害では白絹病と軟腐病に注意します。これらの病害は特に6月以降の高温期に発生が顕著となるので、春どりでは定植後〜9 月までの防除、初夏どりでは5〜6月の土寄せ時の防除を確実に行うことが大切です。
渡辺農事株式会社
ナンプ病に強く、気温上昇期の肥大性に優れる一代交配種 ■特性 ・耐暑性・耐病性に優れる早太りの合黒系一本太葱。 ・止め土後の伸び上がりが少ないため、在圃性が高く、収穫作業にゆとりがもてる。 ・9〜11月まきの夏どり、12〜2月まきの夏秋どり栽培に最適。 ・草姿は立性、葉長は中程度で葉折れしにくいため管理作業が容易。 ・草勢旺盛でナンプ病に強く、赤サビ・黒斑・ベト病の発生も少ない。 ■栽培のポイント ・晩抽系品種ではありません。秋の早蒔きをする際は温度管理に注意が必要です。 ・高温期の過度の土寄せは生育を遅らせ、病害発生を促します。特に梅雨明け後の止め土は加減して下さい。
トキタ種苗株式会社
早生・早太り・トップクラスの根の強さ ■特性 酷暑期の発根の衰えがなく、夏越し良好。 盛夏どり、低温伸長性をいかして秋冬どりに好適。 伸張のある合黒草姿の早生F1品種です。 高温乾燥、多湿に耐性があるため、秋冬作における越夏性に優れ、残存株数が高まり反収があがります。 葉鞘長、葉鞘径ともに斉一性に優れ、収穫時の青果高単価規格に良く揃います。 他合黒品種に見られるような過度の抜け上がりや、止め土後の首部のバラけが少ないので長い在圃期間がとれます。 ■栽培上の注意 土壌病害、茎葉病害に対して強健ではありますが耐病品種ではありません。耕種的な防除も心がけましょう。 晩抽品種ではありませんので春〜初夏どりでは抽苔の危険性があります。 ■播き時期 一般地1-4月まき、7-年明け3月どり ■収穫 草姿は立性で作業管理が容易であると同時に、伸張性を利用したハウス軟白にも適する品種です
株式会社サカタのタネ
良品多収で食味抜群の晩抽一本ネギ ■特性 1.合黒系晩抽一本ネギ。分けつの発生はほとんどない。 2.立葉で葉折れが少なく、機械管理作業が容易である。 3.早生で太りが早く、特にトンネルの5月収穫では、秀品率が高く極多収となる。 4.軟白部は繊維質が少なく、肉厚で食味がよい。 5.苗のそろいや定植後の生育がよいため露地育苗のほか、チェーンポットやセル育苗での栽培で特に能力を発揮する。 ■要点 1.早まきは抽だいの原因となるので、収穫時期および栽培地域にあった播種適期を厳守します。 2.10月まき栽培では、定植時にトンネル被覆を行い、防寒および抽だいの防止に努めます。 3.苗作りは良品多収の第一歩。苗の肥料切れ、老化苗の定植や厳寒期の肥料不足は、抽だいや分けつを誘発する原因になるので特に注意します。 4.5〜7月まきは、定植期が高温乾燥期なので、定植後は灌水し、スムーズな活着を促してください。 5.高温期はヨトウムシ、ハモグリバエ、アザミウマ等の活動が活発で、致命的な被害を及ぼすことがあるので、病害虫防除に努めましょう。
トキタ種苗株式会社
夏から秋冬収穫まで、夏越し率が高く、収量がとれる万能型F1一本ネギ ■特性 1)早太りで、揃い良く歩どまり良好。 ●肥大先行型で生育中期からよく太り、短期で歩留りの良い作柄が期待できる●M、L等の単価の高い株に良く揃う●棒ねぎになりづらく、割れ、ばらけが非常に少なく在圃性に優れる。 2)コンパクトな草姿で、風に強い。 ●黒柄草姿【夏ネギ(黒柄系)×冬ネギ(黒柄草姿合黒系)の組み合わせ】の短葉品種●極濃緑色なので、追肥タイミングが判断しやすい。 3)丈夫で栽培容易。 ●土壌病害、生理障害に強く、各種茎葉病害に比較的強い。 ■栽培上の注意 各種茎葉病害に比較的強いですが、防除はお勧めです。病害は、樹勢が衰えで誘発されがちですので、夏越し後、生育再開時には、肥料切れを起こさないよう留意する。 ■播き時期 冷涼地:1月下旬〜4月播き、9〜12月どり 一般地:11月〜3月下旬播き、7月下旬〜3月どり 暖地:1月〜6月上旬播き、7月下旬〜3月どり ■播種方法 発芽には、20℃前後の温度が必要。低温期にはトンネルはハウス育苗します。 ■植え付け 本葉3枚目が展開し終わり、本葉4枚目展開時(草丈15から20cm前後)が定植適期。 定植直後の活着をスムーズに促すために、草丈10cm程に葉を切りそろえポットにタップリと潅水しましょう。 条間、株間10から15cm前後に1ポット(5から10株)定植しましょう。この場合、防草、土壌水分保持の目的で9515マルチや3715マルチを用いると株揃いが良くなります。チェーンポット利用時は、畝幅30cmから45cmで十分です。 機械での中耕を考えている方は60cm程度畝幅を取りましょう。いずれの定植方法でも定植時に粒状殺虫剤を散布しアザミウマ、ハモグリバエ、タネバエ、ネキリムシを防除しましょう。 霜の危険性がある時期は不織布やトンネルを用います。 ■土壌条件 軟白部をより長く育てるには、通気性、水はけ、保水性がよく、土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが望まれる。土壌酸度pH5.7〜7.4が適正範囲。連作障害は出にくいとされていますが、できれば1〜2年、あけた方が生育がよいようです。 ■肥料 PH6.0から6.5に酸度矯正し、10aあたり窒素:リン酸:カリ=10:10:10kg基肥施肥 強い降雨の危険性がある季節には雨よけトンネルや防虫トンネルが有効です。施設を利用する場合は、既述の生育適温を維持できるよう遮光資材や換気でコントロールしてください。 葉が命のネギです。薬剤ローテーションの実施やウィンドスター等の忌避剤を利用しアザミウマやヨトウムシ、べと病やさび病の防除を徹底してください。 草丈45cmの頃、様子を見て10aあたり窒素:リン酸:カリ=6:2:6kg程度追肥。 ■収穫 最後の土寄せから夏どりで20〜30日、秋どり30〜40日、冬どり40日以上経過したら畝の両側を削って軟白部を傷つけないように根元まで掘り起こして収穫します。 ■料理 焼葱、薬味など一般的などんな調理にも好適。
タキイ種苗株式会社
千住合柄系の改良種! 秋冬どりに好適! ■特長 ・千住合柄系からの改良種で、細葉立性。 ・軟白部の伸長は旺盛で、肉が厚くて光沢があり、極めて良質。 ・土壌適応性が広く作りやすい。 ■栽培の要点 ・伸長性にすぐれるので、収穫遅れに注意する。 ・有機質や緩効性肥料、あるいはこまめな追肥を行い、持続的な肥効に努める。
渡辺農事株式会社
濃緑で在圃性に優れる春~初夏どりに適する極晩抽性一本太ネギ ■特性 ・極晩抽性の春~初夏どりのF1合黒系一本太ネギ ・葉は濃緑で葉先枯れの発生が少なく、べと病・さび病の病害に強い。 ・草姿は立性で葉は丈夫で折れにくく、作業性が良い。 ・首部の締まりが良く、葉鞘部の光沢が強い。 ・伸び上がりはゆっくりしており、収穫遅れによる棒ネギの発生が少ない。 ■栽培のポイント ・極晩抽性品種だが、極端な早まきは、地力や環境条件の影響を受け、抽苔する危険があるため播種適期を守る。 ・トンネル換気は気温上昇とともに徐々に行い、最初の中耕・土寄せ前後には殺菌剤の散布を行う。
カネコ種苗株式会社
収量性、秀品率に優れ、秋冬どりに最適なF₁品種 特性 ●冷涼地9~11月収穫、中間地・暖地10~2月収穫に適する合黒系F₁品種です。 ●葉は鮮やかな濃緑色で、軟白部とのコントラストが映えます。 ●草勢が強く、軟白部の肥大性に優れ、秀品率が高いです。また、葉鞘部の充実が良いので一本重があり、収量性に優れます。 ●襟部は特に良くしまり、多肥栽培しても、襟の割れやぼけが少ないです。 ●軟腐病等の土壌病害や湿害に強く、栽培しやすい品種です。 栽培要点 ●耐病性の強い品種ですが、病害発生回避のため、高温期は多肥条件にならないように注意します。秋にかけて、気温が下がってきた頃から追肥で生育を促すようにします。
カネコ種苗株式会社
耐病性に優れ、幅広い作型に適応する黒柄系F₁ネギ 特性 ●8~11月収穫に適した黒柄系F₁ネギです。比較的低温伸長性にも優れているので、広範囲の作型に適応します。 ●やや長葉になりますが草姿は立性で作業性が良く、葉折れや倒伏も少ない品種です。 ●夏期の生育が早く、葉鞘部の伸びも良いので、軟白部分が作りやすいです。 ●多肥や連作で発生が多くなる軟腐病、白絹病に強く、また葉枯れ病等の茎葉病害にも強い品種です。 ●肥大性と伸長性に優れますが、襟しまりが良いので在圃性が高い品種です。 ●葉色は濃く、軟白部の白さが際立ち、荷姿も良い品種です。 ●一般的な黒柄品種より抽苔が遅く、また耐暑性があり、高温期でも襟部の崩れが遅いので、8月に収穫する夏ネギとして最適です。 栽培要点 ●比較的多肥を好む品種で、生育も早いので、葉鞘部の伸長・肥大に応じて計画的に追肥、土寄せ等の管理を行います。 ●黒柄系品種であるため、発芽には一般的な合黒系品種より温度を要求する性質があります。厳寒期の12~2月播種の場合、保温資材の除去を他品種より2~3日程遅らせて、発芽をそろえます。
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