果実・収量特性

赤皮のカボチャ品種一覧 全18種類

赤皮カボチャ 赤皮カボチャとは 赤皮カボチャとは、果皮が赤色〜赤橙色を呈するカボチャの品種群を指します。一般的なカボチャの濃緑色の果皮とは対照的に、鮮やかな暖色系の外観が目を引くカボチャです。 赤皮カボチャには、西洋カボチャ(Cucurbi

ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

赤皮について

赤皮カボチャ

赤皮カボチャとは

赤皮カボチャとは、果皮が赤色〜赤橙色を呈するカボチャの品種群を指します。一般的なカボチャの濃緑色の果皮とは対照的に、鮮やかな暖色系の外観が目を引くカボチャです。

赤皮カボチャには、西洋カボチャ(Cucurbita maxima)に属する品種と、日本カボチャ(Cucurbita moschata)に属する品種の両方が含まれます。果皮の赤さの程度は品種によって異なり、朱色に近いものから深い赤橙色のものまで幅があります。果肉色は品種によって黄色〜濃い黄橙色で、果皮の赤さとは独立した特性です。

まず押さえておきたいのが、赤皮カボチャは「色が違うだけ」ではなく、食味や調理適性においても品種ごとに個性があるという点です。赤い果皮が料理に視覚的なインパクトを与えるのはもちろんですが、食味面でのおいしさが伴ってこそ、消費者のリピート購入につながります。

赤皮カボチャの魅力

赤皮カボチャの最大の魅力は、青果売場や食卓での圧倒的な視覚的インパクトです。緑色の通常品が並ぶ売場に赤橙色のカボチャがあれば、自然と消費者の目が向きます。色の鮮やかさそのものが差別化要因として機能するため、商品説明なしでも「気になる」存在になれるのが強みです。

調理面では、赤い果皮を活かした料理のプレゼンテーションが可能です。果皮を残したままスライスしてソテーやグリルにすると、緑・赤・黄のカラフルな彩りが出せます。果皮ごとオーブン焼きにしたり、薄くスライスしてサラダに加えたりと、通常のカボチャにはない見た目の演出ができます。

生産者にとっての魅力は、通常品との明確な差別化と付加価値販売の可能性です。赤皮カボチャは流通量が限られているため、直売所やマルシェ、ECサイトなど、生産者が価格決定権を持つ販売チャネルでの高単価販売が期待できます。ハロウィンや収穫祭などの季節イベントとの相性も良く、イベント需要を取り込める品目です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。赤皮カボチャの果皮色は、日照条件や温度によって発色の程度が変動します。十分な日照が確保できないと、赤みが薄くなったり、ムラが出たりすることがあるため、果実への日光の当たり方を意識した管理が必要です。

消費者・市場ニーズ

赤皮カボチャの市場ニーズは、「見た目の華やかさ」と「話題性」を重視する消費者層に支えられています。

直売所やマルシェでは、赤皮カボチャの鮮やかな外観が「インスタ映え」する商材として、特に若い世代の消費者に人気があります。料理の写真をSNSに投稿する文化が定着する中で、食材そのものの見た目の美しさは消費者の選択基準の一つになっています。

飲食店では、赤皮カボチャを使ったメニューが「見た目のインパクト」と「話題性」の両面でメニュー開発に貢献しています。特に、カフェやレストランの季節限定メニューとして、赤皮カボチャの果皮色を活かした料理は視覚的な訴求力が高いとされています。

量販店での流通は限定的ですが、秋のハロウィンシーズンを中心に、装飾用・食用の両方で短期的な需要が発生します。通常の栗カボチャと並べて陳列すると、色の対比で双方の売上を押し上げる効果も期待されています。

贈答用としてのニーズも一部で見られます。赤い色は日本では縁起の良い色として捉えられるため、贈り物としての需要も潜在的に存在します。

栽培のポイント

赤皮カボチャの栽培管理は、基本的にカボチャ栽培の一般的な手法に準じますが、果皮色の発色に関連した特有の注意点があります。

果皮の着色管理は、赤皮品種では品質を左右する重要な管理ポイントです。果皮の赤色色素(カロテノイドやアントシアニン等、品種によって異なる)の蓄積には、十分な日照が必要です。果実が葉に隠れている場合は、周囲の葉を適度に整理して日光が果実に届くようにします。ただし、強い直射日光による日焼け(果皮の白化・褐変)には注意が必要であり、品種の特性に応じた管理が求められます。

果実の地面との接触面は着色不良になりやすいため、生育途中で果実を反転させて、果皮全体が均一に着色するようにします。敷きわらやマルチの使用は、泥はね防止と併せて着色管理にも有効です。

整枝・仕立て、受粉管理、施肥管理については、西洋カボチャの一般的な管理に準じます。着果数のコントロールは、果実品質(着色・糖度・サイズ)の安定に直結するため、品種の推奨値を守ることが重要です。

収穫のタイミングは、果梗のコルク化と果皮色の発色状態を併せて判断します。未熟な段階で収穫すると赤みが十分に出ないことがあるため、品種ごとの適期を確認しておきます。

品種選びのコツ

赤皮カボチャの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。

  • 果皮色の鮮やかさ: 赤みの濃さ・鮮やかさは品種間で大きく異なる。販売時の訴求力に直結する
  • 着色の安定性: 栽培環境(日照・温度)による着色のブレが小さい品種が、安定した出荷に有利
  • 肉質と食味: 粉質でホクホクしたタイプか、粘質でしっとりしたタイプかを確認する
  • 果実サイズ: 販売先に合ったサイズの品種を選ぶ。直売所向けは手ごろなサイズが好まれやすい
  • 貯蔵性: 果皮色の維持と食味の持続性を確認する。貯蔵中に果皮色が褪せる品種もある
  • 耐病性: うどんこ病やつる割病への耐性を確認する

意外と知られていないのですが、赤皮カボチャの中には、果皮が赤いだけでなく果肉のベータカロテン含量が通常品より高い品種もあります。機能性成分の高さを訴求ポイントとして活用すれば、外観だけでなく栄養面でも差別化が可能です。

市場動向とこれから

赤皮カボチャの市場は、少量多品種型の販売チャネルを中心に、着実に認知度が高まっています。

SNSでの料理写真の影響力が増す中で、赤皮カボチャのような視覚的にインパクトのある食材への関心は高まる傾向にあります。料理家やフードインフルエンサーがレシピとともに紹介する機会が増えており、消費者の認知拡大に寄与しています。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、赤皮カボチャを観光農園の収穫体験品目に取り入れたり、地域の飲食店とコラボレーションしたりと、「体験」と結びつけた販売戦略が効果を上げている事例があります。

今後の展望としては、カラフルな野菜への消費者ニーズの高まりを追い風に、赤皮カボチャの市場は緩やかに拡大していく可能性があります。ただし、大量流通品目にはなりにくいため、直売所・マルシェ・ECサイト・飲食店への直接販売など、生産者が付加価値を活かせる販売チャネルを確保することが成功の鍵です。

まとめ

赤皮カボチャは、赤色〜赤橙色の鮮やかな果皮を持つカボチャの品種群であり、売場や食卓での視覚的なインパクトが最大の差別化要因です。食味面でも品種ごとの個性があり、料理の彩りと味わいの両方で消費者に訴求できる商材です。

品種選びにあたっては、果皮色の鮮やかさと着色安定性に加え、食味・貯蔵性・耐病性を総合的に評価することが重要です。果皮色の発色を最大限に引き出すための日照管理と丁寧な取り扱いが、赤皮カボチャの商品価値を高める鍵となります。

18品種 表示中
打木赤皮甘栗南瓜

打木赤皮甘栗南瓜

有限会社松下種苗店

【特徴】 形は円錐栗型で、果肉は厚く粘質でしっとりとした味わい。食味が良好で果皮の朱橙色も鮮やかであることから、加賀料理の彩りに欠かせない野菜である。 極早生で着果がよく、気象および土壌の適応性も広いので、栽培は比較的容易である。

SB3004(品種 朱里)

SB3004(品種 朱里)

雪印種苗株式会社

色鮮やかな赤皮多収品種! スープ・ジュース等の加工にぴったり!! ■特性・特徴 ・着果が安定してつくりやすく多収。 ・開花後35~40日で収穫できる。 ・一果重は1.6~1.8kg程度。 ■使用時期 道東・道北:【播種期】トンネル:3月下旬~4月中旬、露地・マルチ:4月中旬~5月上旬 道央・道南:【播種期】トンネル:3月下旬~4月中旬、露地・マルチ:4月中旬~5月上旬 東北北部・寒高冷地:【播種期】トンネル:3月下旬~4月中旬、露地・マルチ:4月中旬~5月上旬 東北中部・南部:【播種期】トンネル:3月下旬~4月中旬、露地・マルチ:4月中旬~5月上旬 一般地:【播種期】早熟トンネル:2月上旬~2月下旬、露地:3月中旬 西南暖地:【播種期】早熟トンネル:2月上旬~2月下旬、露地:3月中旬

あかまろ

あかまろ

株式会社大和農園

保存性も良く、食べるとホクホク! ■品種特徴 ○赤皮種には珍しい粉質タイプで食べるとホクホク食感。 ○粉質度合いが強いので長期保存に適しており、貯蔵(キュアリング)することで特に甘みが増して美味しい。 ○果重1kg~2kg前後、着果性に優れており、放任・整枝栽培いずれも可能。 ■栽培方法 <つるの仕立て方> 放任栽培の場合は株間100~110㎝を基準とする。子づる3本整枝を行う場合、5節程度で親づるを摘芯してから勢いのある子づる3本を伸ばす。その後着果節位までの側枝を摘除する。 <交配> 11 節目以降につく雌花に着果させる。大玉収穫を狙う場合は高節位着果が望ましいため18~21節前後に着生する雌花に交配させる。 果実を安定的に肥大させるために、収穫期までに茎葉を健全に維持する。草勢を見て追肥または整枝・摘果を行い、病害虫の防除は適切に行う。 <収穫> 収穫の日数目安としては交配後45日。果梗部(軸)が70%程度コルク化すれば収穫目安となる。収穫直後は甘味が少ないのでキュアリング処理(高温と直射日光を避けられる涼しい場所に置き、花梗部などの切断面を乾燥させる)を行う。 キュアリング後は日持ち性が増し、追熟によるデンプン糖化によって甘みが向上する。あかまろの場合は2週間~1ヶ月で食べごろとなる。 ■栽培のポイント 〇元肥の過剰施肥に注意し生育初期の過繫茂を防ぐ。 〇元肥には有機肥料を利用するなど、栽培後半の肥効を維持する。 〇果実の揃いを良くするためには、同一株で着果日に差が生じない ように人工交配で確実に着果させると良い。 ■貯蔵性向上のコツ 〇果実の若穫りを避ける:果梗部のコルク化の割合がおよそ7割以上になる。または果皮の光沢、べたつきが無くなった頃が収穫の目安。 〇果実を日焼けさせない:直射日光を果実に当てないために、着果後の草勢を維持し、収穫まで葉を枯れさせず健全な葉を保たせる。また株元の葉は比較的に枯れ上がりやすいので低節位着果を避ける。 〇果実表面の雑菌繁殖を防ぐ:雨天時の収穫や泥の着いたハサミでの収穫を避ける。 〇貯蔵環境を整える:果実は積み上げすぎずに10度前後の風通しの良い冷暗所で保管する。 ■よくあるご質問 Q カボチャの摘芯はした方がいいですか? A 抑制の親1本仕立てでない限り、基本は摘芯を行なってください。 Q カボチャは株元に着果させてもいいのでしょうか? A 品種によりますが、3番花以降の方が肥大しやすく、収量が上がります。 Q カボチャの収穫のタイミングはいつですか? A 積算温度で算出します。開花日が把握できない場合、果梗部のコルク化の割合が5〜8割以上、果皮の光沢が無くなりくすむ、果皮に爪を立てても傷がつかない、などを目安に収穫しましょう。 Q カボチャが追熟中に腐敗してしまいました。何に気をつければ良いでしょうか? A キュアリングの条件は、直射日光のあたらない、風通しのよい所です。カボチャをあまり積み上げすぎると、風通りが悪くなります。平置きなら3段、ピラミッド状置きでも5段が限度です。 また、収穫の際、果梗部の切り口から雑菌が入りやすい条件(雨天時の収穫、切り口に土が付いた、果梗部を短く切る)であると、中から腐敗しやすくなります。

ころりん

ころりん

丸種株式会社

1kg 前後の中玉で、 食味に優れよく成る赤皮カボチャ ! 1. 果重は1kg 前後で良く揃い、濃い朱色の果皮に薄く白いカスリが入ります。葉は中位で、草勢はややおとなしめの 品種です。 2. 果肉はオレンジ色で、肉質は粉質で甘みが強く食味のよいカボチャです。成熟日数は交配後約40 日の中生種です。

べにくり

べにくり

株式会社サカタのタネ

強粉質で調理後の色が鮮やかな赤皮カボチャ ■特性 •果実は腰高偏円の中果(1.8~2.0kg)で、果ぞろい良好。 •果皮は凹凸が少なく、赤橙色で白のストライプが入り、追熟が進んでも果皮色は鮮やか。 •果肉は鮮やかな橙色で、加熱調理しても変色がなく鮮やか。 •肉質は強粉質で食味よく、良食味期間が長い。 •低温弱日照下でも花粉の発生良好。 •成熟日数は開花後45日程度。 ■適応性 •畝間3.5m、株間60cm子づる2本仕立て、10a当たり470株定植を目安とします。 •標準として10a当たり成分量で窒素10~13kg、リン酸14~18kg、カリ10~13kg、カルシウム50~60kg、マグネシウム10~13kg、完熟堆肥3.0tを施します。 •追肥は着果前に草勢を見て行い、着果後は草勢維持のために早めに実施します。 •草勢は強く吸肥力もあるので、元肥を控えめにして追肥で調節してください。 •葉は濃緑色で大きく、葉柄や節間はやや長いので、風害対策が必要です。 •雌花数はやや少ないが、花粉の発生がよいので、着果は安定します。 •うどんこ病に強いが、抵抗性はないので早めに防除を行い、草勢維持を心がけて品質と商品性の低下を防いでください。

まっかろん

まっかろん

宝種苗株式会社

F1 まっかろん南瓜 1.果皮は美しい赤朱色、果肉は濃い黄色で見た目が良い。 2.果重800g~1.2kg、果形は丸みのあるやや甲高。 3.粉質タイプで甘み強く、食味が大変良い。 果皮も柔らかく、皮ごと調理もできる。 4.熟期は40日前後。着果が良く、連続着果もできる。 ~その他ろんろんシリーズ~ 左から、ゆうひろん・まっしろん・シェンろん

大和路

大和路

株式会社大和農園

独自の甘み風味の中生赤皮かぼちゃ ■品種特徴 ・果皮がオレンジ色で調理時もスープなど色が映える特徴的な品種。 ・果重は1.5~2kg前後。 ・甘み強く、肉質はやや粘質。 ・草勢は旺盛で低温伸長性あり、着果安定。

小吉 赤

小吉 赤

トキタ種苗株式会社

鮮やかな赤皮ミニカボチャ ■特性 赤皮のミニカボチャで果実は650〜750g前後。 果皮色、果肉色とも鮮やかな橙色で見た目が美しく、収穫直後から甘味がある。 雌花は4〜5節おきに着生し着果が安定し、開花後45日前後で収穫期を迎える。 ■栽培上の注意 ・低節位での果実品質が安定するため6節程から着果が可能で、追肥により草勢を維持することで1つるから3果の収穫が可能。 ・ウイルス病に感染すると果皮に緑斑が残ることがあるのでアブラムシ防除を徹底する。 ■播き時期 ・発芽までの地温は28〜30℃必要であり、十分温度確保に努める。 ・定植直前7日間程は夜の気温を13〜15℃の低温育苗することで花芽分化を促進させる。 ■植え付け 株間60〜70cm、条間3mで親蔓を本葉4枚で摘芯して生長の揃った子蔓2、3本を伸ばす。 ■料理 ミニサイズを生かし、種子部をくり抜いて詰め物料理にも向く。

打木赤皮南瓜

打木赤皮南瓜

丸種株式会社

おいしい、赤皮栗カボチャ! 1. 赤皮の栗カボチャ、甘味が強く、粉質で食味上々の多収種です。

打木赤皮甘栗南瓜

打木赤皮甘栗南瓜

株式会社アサヒ農園

よく緊り甘味が多く、肉質緻密で食味最高 商品特性 ■利用法 甘味強く素晴らしい味覚は煮食、テンプラ等、利用範囲も広く、栄養もタップリです。 育て方 ■土づくり 種まき前に石灰を散布し土壌を中和させておきます。 肥料は堆肥、油かす等を元肥に施し深くよく耕します。追肥は硫安水肥等を時々与えます。 ■たねまき 桜の花が咲く頃より種まきします。 うね幅1.5m株間1m位に3~4粒ずつ蒔きタネがかくれる程度土をかけ、発芽するまで毎日水を与えます。 ■栽培のポイント 発芽後生育の良い苗を1本残し他は間引きし、本葉4枚頃に親づるを摘芯し、子づるを4本位伸ばし、子づるの10節位に着果させます。 追肥は液肥を与えます。

残り8品種を見る ›

カボチャの関連タグ

苗注文サービス

苗の注文サービス

ミノリスでは苗の注文・見積もり依頼が可能です。

  • 見積もり無料・キャンセル可
  • 2〜3営業日以内に回答
  • 有機栽培対応
詳しくはこちら ›