果実・収量特性

高粉質のカボチャ品種一覧 全148種類

高粉質カボチャ 高粉質カボチャとは 高粉質カボチャとは、果肉のでんぷん含量が高く、加熱調理した際にホクホクとした粉質の食感が際立つ特性を持つカボチャ品種群のことを指します。カボチャの食感は大きく分けて「粉質」と「粘質」の2タイプに分類されま

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高粉質について

高粉質カボチャ

高粉質カボチャとは

高粉質カボチャとは、果肉のでんぷん含量が高く、加熱調理した際にホクホクとした粉質の食感が際立つ特性を持つカボチャ品種群のことを指します。カボチャの食感は大きく分けて「粉質」と「粘質」の2タイプに分類されますが、高粉質品種はこのうち粉質側に大きく振れた特性を持っています。

粉質の食感は、果肉中のでんぷん粒子が加熱によって膨潤し、細胞間の結合が緩むことで生じます。でんぷん含量が高い品種ほど加熱後の粉質感が強く、いわゆる「ホクホク」「ほっくり」とした食感になります。一方、でんぷん含量が低く糖分が多い品種は「ねっとり」「しっとり」とした粘質の食感になります。

まず押さえておきたいのが、「高粉質」と「甘い」は同義ではないという点です。粉質感を生むでんぷんは、貯蔵や追熟の過程で糖に変換されます。収穫直後の高粉質カボチャはホクホク感が強いが甘みはやや控えめで、追熟が進むにつれてでんぷんが糖に変わり甘みが増しますが粉質感は低下します。消費者が求める食感と甘みのバランスに合わせた出荷時期の調整が、高粉質品種の品質管理で重要なポイントです。

高粉質カボチャは日本の消費者に特に好まれる食感タイプです。栗のようなホクホクとした食感は「栗カボチャ」とも呼ばれ、煮物やてんぷら、コロッケなどの和食系の調理法との相性が良いことで知られています。

高粉質カボチャの魅力

高粉質カボチャの最大の魅力は、日本の消費者が最も好むとされるホクホクとした食感を提供できる点です。「カボチャはホクホクが好き」という消費者は多く、粉質感の強いカボチャは特に人気が高い傾向にあります。

生産者にとっての経営面のメリットは、食味品質による差別化です。高粉質品種は「栗カボチャ」「ホクホクカボチャ」として消費者に訴求しやすく、直売所やマルシェでの販売では通常品種との食味の差を明確にアピールできます。試食販売では加熱した際の粉質感を直接体験してもらえるため、品種の価値が伝わりやすい販売手法です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。高粉質品種は果肉のでんぷん蓄積量で粉質感の強さが決まるため、果実の完熟度が品質に直結します。未熟な状態で収穫すると、でんぷんの蓄積が不十分で粉質感が弱くなり、高粉質品種を選んだ意味が薄れてしまいます。十分に完熟させてから収穫することが、高粉質の品質を引き出す最大のポイントです。

調理面では、高粉質カボチャは煮物にした際に煮崩れしやすい傾向がありますが、これはでんぷんの膨潤による特性であり、粉質感の高さの裏返しです。煮崩れを防ぐためには、面取りや煮汁の量の調整など調理上の工夫が有効です。一方、コロッケやポタージュスープなど、潰して使う料理には粉質の食感が非常に適しています。

消費者・市場ニーズ

高粉質カボチャに対する消費者ニーズは根強く、特に秋冬の煮物需要期に高まります。

日本の消費者のカボチャに対する食感の好みは、地域や世代によって異なりますが、ホクホクとした粉質感を好む層は依然として多数を占めています。量販店の売場では「ホクホク」「栗のような食感」というキーワードでカボチャを訴求する販売手法が一般的であり、高粉質品種はこの訴求に最もマッチする品種群です。

一方、近年は「ねっとり・しっとり」とした食感のカボチャを好む消費者層も増えています。バターナッツカボチャやスイーツ向けの高糖度品種が注目を集めるなど、カボチャの食感に対する消費者の好みは多様化しつつあります。

これ、実は食感の好みが多様化しているからこそ、高粉質品種の存在価値が明確になっている面があります。「ホクホク派」の消費者にとって、粉質感の強いカボチャは代替のきかない食材であり、品種名や食感を明記した販売は、ターゲットとする消費者層への的確な訴求になります。

外食産業では、和食系の料理店やてんぷら専門店で高粉質カボチャへの需要があります。てんぷらにした際のホクホク感は特に評価が高く、「〇〇産のホクホクカボチャのてんぷら」といったメニューへの展開が見られます。

栽培のポイント

高粉質カボチャの粉質感を最大限に引き出すための栽培管理では、果実の完熟度の確保と追熟管理が特に重要です。

果実の完熟は、でんぷん蓄積量を最大化するための最重要ポイントです。完熟の目安は、果皮の色が品種固有の色に十分着色していること、果梗(ヘタ)がコルク化していること、そして着果からの日数がカタログの目安に達していることです。品種によって着果から完熟までの日数は異なりますが、一般的には40〜50日程度が目安とされています。

整枝管理は、果実へのでんぷん蓄積を効率的に行うために重要です。つるの伸長に養分が使われすぎると果実への養分配分が減少するため、適切な整枝で草勢をコントロールします。1つるあたりの着果数を品種の推奨に従って設定し、過度な着果を避けることが1果あたりのでんぷん蓄積量を高めるポイントです。

施肥管理では、カリウムの適正施用がでんぷん蓄積に寄与するとされています。カリウムは光合成産物の転流を促進し、果実への糖やでんぷんの蓄積を助ける役割があります。一方、窒素の過剰施用は草勢が旺盛になりすぎてつるぼけを引き起こし、果実の充実が遅れる原因になります。

追熟(キュアリング)は、高粉質品種においても重要な工程です。収穫後に風通しの良い場所で10〜14日程度追熟させることで、果皮が硬化し貯蔵性が向上します。ただし、追熟期間が長くなるとでんぷんが糖に変換されて粉質感が低下するため、高粉質の状態で出荷したい場合は追熟期間を長くしすぎないことがポイントです。

病害虫対策としては、うどんこ病やウイルス病(ZYMV等)への対策が基本です。特に生育後期の病害は果実の充実を阻害し、でんぷん蓄積に影響するため、収穫期まで健全な草勢を維持することが重要です。

品種選びのコツ

高粉質カボチャの品種を選ぶ際は、以下の観点を総合的に検討することが重要です。

  • 粉質度: カタログに「高粉質」「ホクホク」「栗のような食感」等の記載があるかを確認する。品種による粉質感の強さには差がある
  • 食味の総合評価: 粉質感だけでなく、甘みとのバランスを確認する。粉質感が極端に強くても甘みがなければ食味の総合評価は低くなる
  • 追熟後の食味変化: 追熟により粉質感がどの程度変化するかを確認する。追熟後も粉質感を維持しやすい品種が望ましい場合がある
  • 果肉の色: 濃い黄色やオレンジ色の果肉は、粉質感とともに視覚的な訴求力がある
  • 収量性: 粉質感と収量性のバランスを確認する
  • 貯蔵性: 貯蔵出荷を行う場合は、貯蔵中の粉質感の変化と貯蔵可能期間を確認する
  • 耐病性: うどんこ病やウイルス病への耐性を確認する
  • 栽培適期: 地域の気候条件と合った栽培時期の品種を選ぶ

意外と知られていないのですが、高粉質品種は収穫直後が最も粉質感が強く、追熟が進むにつれてでんぷんが糖に変わり粉質感が低下する傾向があります。「ホクホクが好き」という消費者に最良の状態で届けるためには、出荷時期と追熟期間のバランスを品種ごとに調整する必要があります。試作段階では、収穫後の日数経過による食感の変化を実際に確認し、出荷のベストタイミングを見極めておくことが重要です。

市場動向とこれから

高粉質カボチャは、日本の消費者に最も親しまれているカボチャの食感タイプであり、市場での需要は安定しています。

国産カボチャの主流は粉質系の品種であり、北海道をはじめとする主要産地で広く栽培されています。「栗カボチャ」という名称は消費者に広く浸透しており、粉質感の強さはカボチャの品質評価における最も重要な要素の一つとして位置づけられています。

一方で、消費者の嗜好の多様化により、ねっとり系の品種やバターナッツカボチャなど、異なる食感タイプへの関心も高まっています。こうした状況の中で、高粉質品種は「定番の美味しさ」としてのポジションを維持しつつ、粉質感の強さをさらに追求する方向と、粉質感と甘みのバランスを最適化する方向の2つの開発トレンドが見られます。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、高粉質品種は煮物やてんぷらといった和食系の調理法との相性の良さが最大の強みです。日本の食文化に根ざした需要であるため、一時的なブームではなく長期的に安定した市場が見込めます。

今後の展望としては、高粉質と高甘みの両立を実現する品種の開発、貯蔵後も粉質感を維持できる品種の改良、そして粉質感の客観的な評価指標の確立が育種面での課題です。消費者への訴求面では、食感の違いをわかりやすく伝えるための表示方法やマーケティング手法の工夫が、高粉質品種の価値を広く伝えるための鍵になるでしょう。

まとめ

高粉質カボチャは、加熱調理時にホクホクとした粉質感が際立つ品種群であり、日本の消費者に最も好まれるカボチャの食感タイプです。煮物やてんぷらなど和食系の調理法との相性が良く、「栗カボチャ」として広く親しまれています。

栽培面では、果実の十分な完熟とでんぷん蓄積の最大化が粉質品質を引き出す鍵です。品種選びにあたっては、粉質度の高さだけでなく甘みとのバランス・追熟後の食味変化・収量性・耐病性を総合的に評価し、販売先のニーズと自分の栽培条件に合った品種を選定することが重要です。

148品種 掲載中
1077(品種 つきみ)

1077(品種 つきみ)

雪印種苗株式会社

着果が安定し、玉数が多くとれる冬至出荷向け灰白皮品種 ■特性・特徴 ・草勢が旺盛で、葉は大きい。 ・雌花着生は良好で、株あたりの着果数が多い。 ・開花後45日程度で収穫できる。 ・果形はやや甲高の扁円形。 ・一果重は1.8~2.0kg程度で5~6玉サイズ中心に揃う。 ・肉質は強粉質で、貯蔵後に甘味が増して食味良好。 ・貯蔵中の腐敗果が少なく、貯蔵性に優れる。 ■使用時期 道東・道北:【播種期】露地:5月上旬~6月上旬 道央・道南:【播種期】露地:5月上旬~6月上旬 東北北部・寒高冷地:【播種期】露地:5月上旬~6月上旬 東北中部・南部:【播種期】露地:5月上旬~6月上旬 一般地:【播種期】露地:3月下旬~4月中旬 西南暖地:【播種期】露地:3月下旬~4月中旬 ■使用上の留意点 ・草勢がやや強いので多肥による過繁茂に注意する。 ・開花後45日を目安に果梗部を確認して、果梗全体にコルク化が進んだ完熟果のみを収穫する。 ・粉質が強く、収穫直後は甘味が少なく感じるため、貯蔵して追熟させてから出荷する。

6特濃こふき5.6

6特濃こふき5.6

ナント種苗株式会社

濃い黒皮外観 特に濃い粉質性の肉質 ちょうど良い5・6玉サイズ中心 美味しい「こふき」をギュッと濃縮 ■特徴 ・肉質は極めて粉質性が高く、しっとり感も共存し、キメが細かい滑らかな食感。 ・外観は極めて濃い漆黒の黒皮で高級感・重厚感がある。貯蔵時の退色が遅い。 ・果肉色は濃く、食欲をそそる。 ・草勢はやや強めだが、着果性に優れる。 ・うどんこ病にも比較的強い(発病が遅い)。 ・果実肥大は5~6玉サイズ中心で良く揃う。 ・成熟日数は45~50日。 ・初期の節間(10節前後)が短くなるセミブッシュタイプ。定植後しばらくはツルの伸びがジックリ進み、ハウス・トンネル作でも管理しやすい。 ・抑制栽培では小玉傾向。「栗ざんまい」が肥大大推奨。 ■栽培のポイント ・「初代こふき」とは異なり、多肥栽培で積極的に草勢を作り、果実肥大を促すことを推奨。元肥・追肥は多めに早めに初期からしっかり効かせる。着果性に優れ、強草勢でもツルボケの心配は少ないので、追肥も早い段階(1番果交配前)から適時多めに施し、2番果の肥大とツル持ちを促す。 ・株元近くに(10節までに)着果した果実は摘果し、木と根の生育を優先させると終盤までの草勢維持がしやすくなり、収量と品質向上に繋がる。

TC2A

TC2A

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

「TC2A」は、短節間性を有した高粉質で良食味のF1品種であり、カボチャ栽培の省力・軽作業化を図ることができる。 ■主要特性 1. 主枝(親蔓)は、13節前後までは節間が短く短節間性の草型を示し、着果期以降から徐々に伸長して普通草型となる。整枝は主枝1本仕立てとし、摘心は不要である。また、側枝発生は「えびす」に比べて少なく、整枝・誘引作業も不要である。果実は株もと近くに着生するため、見つけやすく、「えびす」よりも収穫に要する時間は短い。 2. 果実は先端が凸となる心臓形で、果皮は濃緑である。果肉は橙黄色で、肉厚である。oBrixは「えびす」、「つるなしやっこ」よりも高い。また、乾物率は「えびす」、「つるなしやっこ」よりも高く、肉質は高粉質で食味に優れる。 3. 果実重量は「えびす」よりやや大きい1.8~2.0kg程度で、面積当たりの総収量は密植栽培が可能なため、「えびす」よりも多収である。また、規格内収量も「えびす」より多い。 ■栽培適地 北海道、東北の春播き露地移植地帯に適する。

あかまろ

あかまろ

株式会社大和農園

保存性も良く、食べるとホクホク! ■品種特徴 ○赤皮種には珍しい粉質タイプで食べるとホクホク食感。 ○粉質度合いが強いので長期保存に適しており、貯蔵(キュアリング)することで特に甘みが増して美味しい。 ○果重1kg~2kg前後、着果性に優れており、放任・整枝栽培いずれも可能。 ■栽培方法 <つるの仕立て方> 放任栽培の場合は株間100~110㎝を基準とする。子づる3本整枝を行う場合、5節程度で親づるを摘芯してから勢いのある子づる3本を伸ばす。その後着果節位までの側枝を摘除する。 <交配> 11 節目以降につく雌花に着果させる。大玉収穫を狙う場合は高節位着果が望ましいため18~21節前後に着生する雌花に交配させる。 果実を安定的に肥大させるために、収穫期までに茎葉を健全に維持する。草勢を見て追肥または整枝・摘果を行い、病害虫の防除は適切に行う。 <収穫> 収穫の日数目安としては交配後45日。果梗部(軸)が70%程度コルク化すれば収穫目安となる。収穫直後は甘味が少ないのでキュアリング処理(高温と直射日光を避けられる涼しい場所に置き、花梗部などの切断面を乾燥させる)を行う。 キュアリング後は日持ち性が増し、追熟によるデンプン糖化によって甘みが向上する。あかまろの場合は2週間~1ヶ月で食べごろとなる。 ■栽培のポイント 〇元肥の過剰施肥に注意し生育初期の過繫茂を防ぐ。 〇元肥には有機肥料を利用するなど、栽培後半の肥効を維持する。 〇果実の揃いを良くするためには、同一株で着果日に差が生じない ように人工交配で確実に着果させると良い。 ■貯蔵性向上のコツ 〇果実の若穫りを避ける:果梗部のコルク化の割合がおよそ7割以上になる。または果皮の光沢、べたつきが無くなった頃が収穫の目安。 〇果実を日焼けさせない:直射日光を果実に当てないために、着果後の草勢を維持し、収穫まで葉を枯れさせず健全な葉を保たせる。また株元の葉は比較的に枯れ上がりやすいので低節位着果を避ける。 〇果実表面の雑菌繁殖を防ぐ:雨天時の収穫や泥の着いたハサミでの収穫を避ける。 〇貯蔵環境を整える:果実は積み上げすぎずに10度前後の風通しの良い冷暗所で保管する。 ■よくあるご質問 Q カボチャの摘芯はした方がいいですか? A 抑制の親1本仕立てでない限り、基本は摘芯を行なってください。 Q カボチャは株元に着果させてもいいのでしょうか? A 品種によりますが、3番花以降の方が肥大しやすく、収量が上がります。 Q カボチャの収穫のタイミングはいつですか? A 積算温度で算出します。開花日が把握できない場合、果梗部のコルク化の割合が5〜8割以上、果皮の光沢が無くなりくすむ、果皮に爪を立てても傷がつかない、などを目安に収穫しましょう。 Q カボチャが追熟中に腐敗してしまいました。何に気をつければ良いでしょうか? A キュアリングの条件は、直射日光のあたらない、風通しのよい所です。カボチャをあまり積み上げすぎると、風通りが悪くなります。平置きなら3段、ピラミッド状置きでも5段が限度です。 また、収穫の際、果梗部の切り口から雑菌が入りやすい条件(雨天時の収穫、切り口に土が付いた、果梗部を短く切る)であると、中から腐敗しやすくなります。

イーテイ・イーテイ2号

イーテイ・イーテイ2号

公益財団法人園芸植物育種研究所

草勢強く、うどんこ病に強い、強粉質で食味良く、貯蔵・輸送性が高い、2番果まで形質が安定した高品質種 ・ 果実は腰高のやや尻が尖がる中果(l.8~2.5kg) で、果揃いがよい。 ・ 果皮は黒緑色で、斑・ストライプはあまりめだたない。 ・ 果肉は濃黄色、強粉質で食味が良く、長期間貯蔵しても品質は変らない。 ・ 草勢は極めて強く、大葉で葉柄・節間は長く、茎は太い。 ・ うどんこ病に強く生育後半まで草勢が衰えないので、2 番果も品質・果形は安定している。 吸肥力が強いので元肥は少なめにし、追肥で調節する。 ・ 低節位着果は小果になるので、1 番果は18 節前後に着果させる。 ・ 収穫適期は開花後45日前後である。本種は高品質を最大の特長としているので、収穫適期を厳守する。 ・ イーテイ2号の方が果実はやや大きく、果形はより腰高で尻が尖り、果肉はやや橙色。葉柄はやや長い。

いかずち 早生カボチャ

いかずち 早生カボチャ

ナント種苗株式会社

交配~収穫まで40日成熟の早生。 粉質度が高く、美味しい。 【特 徴】 ● 40日で完熟する早生カボチャ。 ● 果実は偏円1.7~1.8kgで濃緑色の地に濃暗灰緑色のちらし斑が入る。 ● 果肉は高粉質で肉厚。色は濃い橙黄色。 ● 雌花つきは良く、促成栽培で3~4節毎に着生。 ● 草勢は中程度。葉は中葉の濃灰緑色で白いかすりが生じる。葉柄・節間ともにやや小型。 【栽培のポイント】 ● 着果性良いので、草勢をやや強めにして着果数を確保することがポイント。 ●うどんこ病の耐病性は中程度。 ● 施肥の割合は、元肥:追肥を5:5に。追肥は開花初期に施肥。 ● 早生種のため、適期収穫を心掛ける。

いっちゃん南瓜

いっちゃん南瓜

有限会社萩澤育種研究場

半つるタイプのミニ南瓜! (日持ち110日位) 高温時の「葉枯れ」が少ない 特性 ・草勢強く、葉の大きさ中位、定植後の摘芯ほぼ不要 ・果皮は青緑と鮮やか ・1果重500~700g位 ・果肉はオレンジ黄で、甘くてホクホク ・着果後40~45日で収穫 ・収穫後90日位迄は糖化がない

おいしい南瓜 あずまえびす

おいしい南瓜 あずまえびす

株式会社トーホク

重量感ある大玉で高い収量性のある安定した栽培特性。開花後45~50日で1.5~2kgの果実が収穫できます。果実は肉質緻密で煮崩れしにくく、適度な粉質です。

おいとけ栗たん

おいとけ栗たん

株式会社渡辺採種場

貯蔵しておいしい 大玉の青皮系品種! ■特性 ・株元10節位まで短節間性で、側枝も伸びにくいので無整枝栽培が可能です。 ・果実はうぐいす色(灰緑色)の扁円形で、1果重2.0kg位の大玉です。 ・開花後50日位で収穫期に達します。 ・粉質強く、秋~冬期は3ヶ月程度(夏期は2ヶ月程度)貯蔵が可能で、貯蔵後は甘味が強く食感も優れます。 ・加工用に最適で特にペースト加工の歩留まり高く、色調は鮮やかな黄色で見栄え良く、甘味もあります。 ■栽培ポイント・注意点 ・本品種は密植放任栽培することで、より収量・品質を高め、省力性も発揮します。 ・本品種の種苗は「海外持出禁止(農林水産大臣公示有)」 ・本品種の種苗の自家用栽培向け増殖は制限されています。 ■特記事項 農林水産省品種登録 登録番号:第29020号              農研機構 北海道農業研究センターと(株)渡辺採種場との共同育成品種

おいとけ栗たん

おいとけ栗たん

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

「おいとけ栗たん」は、果実の肥大性、収量性に優れ、貯蔵後の糖度・粉質性が高く、ペースト加工にも適する短節間性F1品種である。 ■主要特性 生育初期において主枝(つる)は節間が詰まり、短節間性を示す。生育中期以降は徐々に節間が伸長して普通草姿となる。「えびす」と比べて葉は大きく、葉柄は長く、茎は太い。側枝数は1本程度と少ない。草勢は「えびす」、「雪化粧」よりも強い。 雄花の開花日は「えびす」と同じであるが、雌花の開花日は「えびす」よりも遅い。株元の着果率は高い。 果実重量は約2kgで「えびす」より大きく、「雪化粧」と同程度である。密植栽培による1株当たりの着果数は1果程度で、総収量は「えびす」、「雪化粧」より多収である。 果実は扁円形で、果皮の地色は灰緑で、果実表面には極浅い溝があり、灰色のすじと斑点模様がある。果肉は厚く、収穫直後の果肉色は黄~橙黄である。oBrixは「えびす」、「雪化粧」と同程度である。果肉の乾物率は「えびす」よりも高く、「雪化粧」と同程度で粉質性が高い。 10°Cで貯蔵3か月の腐敗率は「えびす」、「雪化粧」よりも低い傾向にある。貯蔵後の果皮は色褪せた灰緑で、果肉は橙黄~橙である。oBrix、乾物率は「えびす」より高く、「雪化粧」と同等以上で、粉質性が強い。 ペースト加工の歩留まりは高い。ペーストの状態は良好で、色調は黄色で明るく、甘味も強く、ペースト加工適性は高い。

おもいやり南瓜

おもいやり南瓜

有限会社萩澤育種研究場

大玉になって復活!!甘くてホクホク貯蔵タイプ! (日持ち110日位) 高温時の「葉枯れ」が少ない 特性 ・草勢強く、葉の大きさはやや大 ・果皮は黒緑色で縞が薄く入る ・1果重2.0㎏前後と良くそろう ・果肉は黄オレンジで厚く、甘くてホクホク ・着果後45日内で可食期になる ・貯蔵性に優れ、冬至まで日持ちする

かちわり

かちわり

公益財団法人自然農法国際研究開発センター

・山形県米沢市の在来種から選抜育成した中晩生種。 ・果実1.2kg前後、果形は洋ナシ型。 ・肉質は緻密強粉質で甘栗のような濃厚な食味。 ・貯蔵性高く6ヶ月間の長期貯蔵でも食味が低下しない。収穫後3~5ヶ月が食べ頃。 ・直売や自家用に最適の冬至南瓜。

かぼちゃ 銀河

かぼちゃ 銀河

株式会社トーホク

約3ヶ月もの長期貯蔵ができます。ホクホクした粉質で味が良く、貯蔵中に甘みが増してどんどん味が良くなり、おいしさが際立ってきます。果実は1.5~2.0㎏。

きみまろ

きみまろ

株式会社大和農園

濃緑色で外観美しく肉厚で食味に優れる ■品種特徴 ○果重は2kg前後の大玉種。肥大性に優れ、整枝栽培では3㎏程度まで狙える。 ○草勢強く、草姿はセミブッシュタイプで、葉が枯れあがりにくいため、日焼けしにくい。 ○交配後約50日が完熟収穫の目安。 ○果皮は濃い黒緑色で縦縞、チラシ斑が入る。 ○程よい粉質で、可食部が厚く、甘みが強い。 ■栽培方法 <植え付け> 本葉4枚程度の苗を定植。果実がこぶし大の頃に化成肥料30gをツル先へ追肥する。 <整枝> 親ヅル摘芯後は放任でも良い。1株2~3果どりを目安にする。 <キュアリング> 収穫後、1~2週間風通しが良く、直射日光の当たらない涼しい場所に置いておくと甘みが増す。 ■よくあるご質問 Q カボチャの摘芯はした方がいいですか? A 抑制の親1本仕立てでない限り、基本は摘芯を行なってください。 Q カボチャは株元に着果させてもいいのでしょうか? A 品種によりますが、3番花以降の方が肥大しやすく、収量が上がります。 Q カボチャの収穫のタイミングはいつですか? A 積算温度で算出します。開花日が把握できない場合、果梗部のコルク化の割合が5〜8割以上、果皮の光沢が無くなりくすむ、果皮に爪を立てても傷がつかない、などを目安に収穫しましょう。 Q カボチャが追熟中に腐敗してしまいました。何に気をつければ良いでしょうか? A キュアリングの条件は、直射日光のあたらない、風通しのよい所です。カボチャをあまり積み上げすぎると、風通りが悪くなります。平置きなら3段、ピラミッド状置きでも5段が限度です。 また、収穫の際、果梗部の切り口から雑菌が入りやすい条件(雨天時の収穫、切り口に土が付いた、果梗部を短く切る)であると、中から腐敗しやすくなります。

くじゅうくりEX

くじゅうくりEX

カネコ種苗株式会社

さらにパワーアップ! さらに高品質に! 特性 ●基本的に果形はやや尻部がとがるハート形をしています。 ●果実は2.0kg前後で、そろいが良いです。 ●草勢は旺盛で、初期生育に優れます。うどんこ病にも強いです。 ●果皮色は黒緑色で、光沢に優れ、細いストライプが入っています。 ●果肉の黄色が非常に濃く、内容成分的にもカロチノイド含量が高いです。 ●肉質は極粉質で、食味に優れます。 ●発芽適温は25〜28℃なので、播種時は十分な温度管理を行ってください。

グラン・モンブラン

グラン・モンブラン

ナント種苗株式会社

果実肥大に優れ4~5玉サイズ中心。着果数多く、高収量。 粉質性としっとり感が共存した豊かな味わいと、腐敗・退色遅い貯蔵性。 青果用・加工用共に真価を発揮する栗系の最新品種 ■特徴 ・肥大性・収量性が非常に高い。5玉サイズ中心であるが、4玉の割合も高いため、加工向けとしても能力発揮。果皮は極濃緑色。退色遅く、貯蔵向けと言われる品種群と比べても腐敗が遅いため、歩留まりが高い。肉質は粉質性。しっとり感も共存して食味が良く、肉崩れもしにくい。草勢はやや強い。成熟日数45~50日の中晩生タイプ。マルチ付近の低節位着果でも十分肥大し、摘果が不要。 ■栽培のポイント ・玉肥大が優れ、従来品種よりも1階級ほど大きくなりますので、元々大玉に仕上がる圃場だと肥大が良すぎる場合もあります。過肥大が心配される場合は減肥、多くて2割減を目安とする。 ・(特に低温時期に)初期から草勢が強いと(木ボケ気味になると)、着果不良や変形果実が見られるので、初期から肥効を強く効かせるよりも、追肥主体とする。若しくは、緩効性肥料を用いると良い。慣行品種の施肥量が反あたり窒素成分10~12kgの場合、当品種は少し控え目の8~10kgが良い。(内、追肥を2~3割とするのが良い)。

くりこし2号

くりこし2号

株式会社渡辺採種場

粉質と甘みのベストバランス! ■特性 ・収穫直後から粉質が強く、甘みもあり、早出しに最適です。 ・雌花着生はやや多めで、着果は良好で収量は安定しています。 ・果実は鮮濃緑色で、腰高扁円形です。果重は1.7kg前後です。 ・開花後40~45日位で収穫期に達します。

くりこし三号

くりこし三号

株式会社渡辺採種場

栽培容易で、日持ちが良い黒皮系品種 ■特性 ・粉質が強く、ホクホクで食味良好です。 ・果皮色は濃緑色で、果重1.6~1.8kg、果形は腰高扁円です。 ・開花後40~45日位で収穫期に達します。 ・北海道の貯蔵・遅出しにも好適です。

くりなのか南瓜

くりなのか南瓜

有限会社萩澤育種研究場

まさに「栗」? 甘味が強く冬至越え重量級品種(日持ち140日位) 高温時の「葉枯れ」が少ない 特性 ・草勢強く、葉の大きさ大、うどんこ病抵抗性(強) ・果皮は濃黒緑色で縞が薄く入る ・偏円形の腰高で1果重1.8~2.0㎏前後と重量感がある ・果肉は濃黄オレンジで厚く、甘くてホクホク ・着果後45日前後で可食期になる ・特に貯蔵に優れた冬至超え品種で、年を超えての出荷が可能(9月収穫で翌年1月出荷可能)

くりほまれ

くりほまれ

株式会社サカタのタネ

安定した着果力と肥大性を兼ね備えた黒皮大玉品種 ■特性 1.草勢は強く、低温伸長性に優れる。 2.濃緑色の葉は上向きに杯状にそり、強健で風害に強い。 3.低温期でも花粉の発生が良好で受粉が容易に行える。 4.成熟日数は開花後50日前後の中早生品種。 5.果実は2.0~2.5kg前後の大玉。黒緑果皮の偏円形で、着果性・肥大性がよく極多収となる。 6.果肉は鮮黄色で厚く、肉質は中粉質で甘く食味がよい。 ■適応性 トンネル栽培から露地栽培、抑制栽培まで幅広い作型に適応します。春作では子づる2本仕立て、抑制作では1本仕立ての整枝栽培が適しています。 ■畑づくり(圃場準備) 栽植密度はうね幅3.5~4m、つる間隔35~40㎝を標準とします。施肥量は土質や前作の残効を考慮して決定しますが、元肥は肥切れを起こさないように緩効性と速効性の肥料を組み合わせ、標準として10aあたり成分で窒素10㎏、リン酸20㎏、カリ15㎏を施します。低温期に栽培する場合は定植する圃場の地温が15℃以上確保できるよう、早めにマルチ張りやトンネルの設置を完了します。 ■播種と育苗 カボチャの発芽適温は25~30℃です。播種時の地温不足や過湿・乾燥は発芽のムラを引き起こす原因になるので注意します。発芽したら日中の気温で20~25℃を目安に管理し、地温は本葉1枚になるまでに18℃前後まで徐々に下げていくようにしてがっちりとした苗を作ります。本葉2~3枚以降は最低気温10℃程度の低温にあてて、雌花数の増加に努めます。灌水はその日に必要な量だけを与えるよう午前中に行います。苗が小さいとき、天候が悪いときは控えめとし、生育が進むにつれて徐々に灌水量を増加させていきます。どの生育ステージでも夕方になってもしおれが発生せず、土の表面が軽く乾いている状態が理想的です。 ■定植および定植後の管理 定植は晴天日の午前中に行います。活着を促進させるため、深植えを避けて植え込みます。トンネル栽培では、定植後数日は活着を早めるために35℃を超えないように管理します。活着後は25℃前後を目安に換気を開始し、10℃を下回らないよう管理して花芽分化に努めます。 ■整枝方法 (2本仕立て)ポット育苗では定植前に本葉4~5枚目で摘芯します。定植後、子づるが30cmほどに伸長してきたら、生育のそろったつるを2本残して不要なものを除去します。着果予定節くらいまでの雌花と脇芽をかき、つるの伸長方向をそろえていきます。 ■着果と追肥 着果は14~16節に1番果を着果させるよう調節します。天候不良や低温でミツバチの活動が悪い場合は、雌花が開花した当日に咲いた雄花を採集し交配に使用します。交配は午前10時ごろまでに完了するよう行います。また、収穫目安のために開花日を記録しておきます。追肥は1番果の着果確認後に窒素成分で10aあたり2kg程度を施用しますが、気象条件や樹の状態を確認しながら施用時期や量を調節します。幼果の果皮は淡い緑色ですが成熟が進むにしたがって濃くなっていきます。 ■収穫 若どりをさけ、開花後約50日を目安に果梗部がコルク化した完熟果実を収穫します。収穫は天気のよい日の午前中に行い、日焼けを防ぐために直射日光を避け、風通しのよい場所で風乾します。

1〜20品種 / 全148品種中

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