耐病打木源助大根 百万石
株式会社トーホク
肉質やわらかく甘みがあって味がよく染み、それでいて煮くずれしにくいので、おでんやふろふきなど煮物に最適な肉質。金沢の伝統的品種を病気に強く作りやすく改良しました。
加工用ダイコンは、生食や直売を目的とせず、漬け物・乾燥・業務加工などへの利用を前提として栽培されるダイコンの総称です。たくあん用、切り干し大根用、塩漬け用など、用途によって求められる特性が異なりますが、共通しているのは「加工適性の高さ」と「大量・効率的な生産のしやすさ」です。
サイズは用途によってさまざまですが、たくあん用では細長い品種が好まれ、切り干し用では肉質が緻密で水分が少ない品種が向いています。一般的な青果用ダイコンと外見は似ていても、中身の特性はかなり違います。
国内では沢庵漬けや切り干し大根が根強い需要を持ち、加工用ダイコンの生産は鹿児島・宮崎・千葉・神奈川などの産地で組織的に行われています。個人農家というより、農協や加工業者との契約栽培が主流で、安定した出荷先と単価が見込める点が魅力のひとつです。
契約栽培で収入が安定しやすい
加工業者や農協との事前契約が多く、価格変動リスクが比較的低いです。青果市場の相場に左右されにくいのは、経営の安定という観点で大きなメリットです。
大量生産・機械化に向いている
外観の揃いや見た目の美しさより加工適性が優先されるため、機械収穫や省力化がしやすいです。規模を拡大しやすい品目でもあります。
需要が安定している
たくあんや切り干し大根は日本の食文化に深く根ざした食品です。トレンドに左右されにくく、長期的に安定した需要が見込めます。
青果規格外品も活用できる
形が多少不揃いでも加工用途では問題にならないことが多く、青果として出荷できなかった品も無駄なく活用できます。
産地化・組織化がしやすい
同じ品種を大面積で一斉栽培するスタイルが合うため、集落営農や農業法人にも向いています。
加工用ダイコンの用途は大きくいくつかに分かれます。
たくあん用は加工用ダイコンの中でも最も需要が大きい用途です。干しあげてから漬け込む「干しだくあん」と、生のまま漬ける「生たくあん」があり、それぞれ求められる品種特性が異なります。干しだくあん用では肉質が締まっていて干し上がりやすい品種が、生たくあん用では適度な水分と歯ごたえが求められます。
切り干し大根用では、繊維質が多く乾燥しやすい品種が適しています。水分が少なく肉質が緻密なほど、乾燥後の歩留まりが良くなります。
塩漬け・浅漬け用は業務用の惣菜や弁当向けに需要があり、食感と白さが重視されます。
おろし・業務加工用では、大量に一度に処理することを前提に、均一なサイズと機械適性が求められます。
加工用ダイコンの栽培は、青果用と基本的な管理は同じですが、加工業者の求める規格を意識した生産管理が重要になります。
作型は秋冬が中心です。たくあん用・切り干し用ともに、秋まき〜冬収穫が主流。低温にあたることで肉質が充実し、糖分も蓄積されやすくなります。夏場の高温期は品質が落ちやすいため、作型の設計が大切です。
収穫タイミングの統一が重要です。加工業者は大量に一度に仕入れることが多いため、同時期に揃って収穫できる品種・栽培管理が求められます。播種日の調整や品種の特性をしっかり把握しておきましょう。
肌荒れや岐根の防止も品質管理の基本です。石礫の多い圃場や未熟有機物が残っていると岐根が発生しやすく、加工歩留まりが下がります。土づくりを丁寧に行うことが、結果的に収益改善につながります。
病害虫はウイルス病、軟腐病、根こぶ病などに注意が必要です。輪作体系を守り、抵抗性品種の活用も有効です。
加工用ダイコンの品種選びは、用途に合った加工適性が最優先です。青果用とは選ぶ軸がかなり違うので注意が必要です。
たくあん用なら、肉質の締まりと辛味の少なさ、干し上がりの均一さを確認しましょう。伝統的な品種が根強く使われている一方で、耐病性を高めた改良品種も増えています。
切り干し用では、乾燥歩留まりと繊維の多さが判断基準になります。白さが保たれる品種も評価が高いです。
収穫の揃いも見ておきたいポイントです。加工ラインに合わせて一斉収穫する場合、同じ播種日でバラツキが少ない品種を選ぶと作業効率が上がります。
地域適応性も重要です。産地によって気候条件が異なるため、地域の試験場データや農協の推奨品種リストを参考にしながら選ぶのが確実です。種苗会社の担当者に「この地域でたくあん用に使えるか」と直接聞いてみるのも、失敗しない方法のひとつです。
たくあんや切り干し大根の消費は、食の洋風化や核家族化の影響で長期的には縮小傾向にあります。ただし、健康食品としての再評価や、発酵食品ブームの追い風もあり、一定の需要は今後も続くと見られています。
一方で、業務用・加工用ダイコンの需要は外食産業や惣菜市場と連動しており、コンビニや弁当チェーンの拡大とともに安定した引き合いがあります。大量・安定供給ができる産地や農業法人にとっては、依然として有望な市場です。
また近年は、機能性成分(イソチオシアネートなど)を訴求した加工品や、無添加・国産原料にこだわった漬け物の需要が伸びており、こうした差別化商品の原料としての加工用ダイコンには新たな可能性もあります。産地ブランドや栽培方法(有機・減農薬)を打ち出すことで、単なる量産品との差別化も図れる時代になってきました。
加工用ダイコンは、契約栽培による安定収入と大規模生産の効率化が魅力の品目です。用途によって求められる特性がまったく異なるため、「何に使われるか」をまず明確にしたうえで品種を選ぶことが成功のカギになります。
ミノリスの加工用ダイコン品種一覧では、用途別・特性別に品種を比較できます。たくあん向けか、切り干し向けか、あるいは業務加工向けか——自分の出荷先に合った品種を、ぜひ一覧から探してみてください。
株式会社トーホク
肉質やわらかく甘みがあって味がよく染み、それでいて煮くずれしにくいので、おでんやふろふきなど煮物に最適な肉質。金沢の伝統的品種を病気に強く作りやすく改良しました。
株式会社サカタのタネ
耐暑性に優れる加工・業務、青果兼用夏ダイコン ■特性 1.草姿は中葉でやや立性。 2.萎黄病耐病性で、横縞症などの病害に強い。 3.高温期で問題となる黒芯症などの生理障害に強い。 4.肥大はややゆっくりで、根形は円筒形。やや吸い込み性で、曲がりがでにくい。 5.収穫作業時のひび割れが発生しにくい。 6.薄青首で、す入りが遅く、肉質は緻密で加工にも適する。 ■適応性 高冷地および冷涼地(北海道基準)の7月中旬~8月上旬まき、9月中旬~10月上旬どり、一般地(千葉基準)の8月上中旬~8月末まき、10月中旬~11月上旬どり、暖地(鹿児島基準)の8月中旬~9月中旬まき、10月中旬~11月下旬どりに適する。無理な早まきは生理障害の発生や、反対に遅まきは短根や生育遅延の原因となるので、作型図を参考に、栽培地ごとに適期をよく見極めるようにする。また、加工用などで青果サイズ(2L)より大きくする場合は、作型図よりも収穫期が遅くなる。 ■畑づくりと施肥設計 播種前に、土壌条件のよい時にできるだけ深く細かく耕すことが重要です。土壌水分が多い状態でのロータリー耕耘やマルチ張りは、土を締めて根が変形しやすいので避けます。反対に、土壌が乾きすぎた状態では発芽不良を引き起こし、側根の発生を助長し、品質低下につながるので注意します。施肥については、緩効性肥料の使用をおすすめします。前作の残肥を考慮する必要がありますが、肥料は10aあたり成分量で窒素5~8kg、リン酸15kg、カリ10kgを目安とします。多窒素栽培による葉勝ちにならないように注意してください。また、加工用に出荷する場合は特に生育後半の肥料切れに注意し、必要に応じて追肥を行ってください。 ■播種 肥大が緩やかな品種であることから、密植栽培は避けます。地域や作型によって栽植密度は異なりますが、暖地地基準の青果用で条間50〜55cm、株間24〜27cm、加工用で条間50〜60cm、株間25〜27cmを標準とします。遅まきする場合は、生育遅延対策として株間を広げるとよいでしょう。 ■生理障害・病害虫防除 夏まきの栽培で一番問題になるのは内部生理障害(赤芯症・黒芯症)です。これはホウ素欠乏による症状で、本品種は比較的強い品種ですが、条件によっては発症する可能性があります。ホウ素は土壌中ではホウ酸の形で存在し、雨によって流亡しやすいので注意します。また、生育中期~後期の高温や土壌のアルカリ化が発症を助長させます。必要に応じて白黒マルチを使用するなどして地温を下げる対策をしっかり行うほか、ホウ素資材とともに過リン酸石灰を施用することが重要です。その他、病虫害の発生が多くなる時期ですので、必ず生育初期からの予防的防除を行うようにします。また、同時にワッカ症(白さび)防除もしっかりと行ってください。 ■収穫 高温期の栽培は収穫が遅れると病害虫の被害や生理障害発症の可能性が高くなります。青果用(L〜2Lサイズ、約1.0〜1.4kg)、加工業務用ともに適期収穫を心がけてください。 ■注意 加工・業務用などで青果サイズ(2L)より大きくする場合は、作型図よりも収穫期が遅くなります。
株式会社サカタのタネ
加工・業務にも青果にも使える秋冬ダイコン ■特性 1.草姿は中葉でやや立性。 2.萎黄病耐病性がある。 3.根形はきれいな円筒形で、そろいがよい。 4.首色が淡く、首内部が青肉になりにくい。 5.収穫作業時のひび割れが発生しにくい。 6.す入りが遅く、肉質は緻密でしっかりしており、生食はもちろん加工・業務用途にも適する。 ■適応性 高冷地および冷涼地(北海道基準)の8月初旬~中旬まき、10月上旬~下旬どり、温暖地(千葉基準)の9月上中旬~中下旬まき、11月上中旬~12月どり、暖地(鹿児島基準)の10月上旬まき、12~1月どりに適します。早まきすると根長が出すぎたり、地上部が旺盛になる場合があります。反対に遅まきになると短根や生育不良の原因となるので、作型図を参考に、栽培地ごとに適期をよく見極めるようにしてください。また、加工用などで青果サイズ(2L)より大きくする場合は、作型図よりも収穫期が遅くなる。 ■畑づくりと施肥設計 播種前に、土壌条件のよい時にできるだけ深く細かく耕すことが重要です。土壌水分が多い状態でのロータリー耕耘は、土を締めて根が変形しやすいので避けます。反対に、土壌が乾きすぎた状態では発芽不良を引き起こし、側根の発生を助長し、品質低下につながるので注意します。施肥については、緩効性肥料の使用をおすすめします。前作の残肥を考慮する必要がありますが、肥料は10a当たり成分量で窒素6~10kg、リン酸15kg、カリ10kgを目安とします。多窒素栽培による葉勝ちにならないように注意してください。加工用に出荷する場合は特に生育後半の肥料切れに注意し、必要に応じて追肥を行ってください。 ■播種 肥大が緩やかな品種であることから、密植栽培は避けます。地域や作型によって栽植密度は異なりますが、温暖地基準の青果用で条間50~55cm、株間23~25cm、加工用で条間50~60cm、株間24~26cmを標準とします。遅まきする場合は、生育遅延対策として株間を広げるとよいでしょう。 ■収穫 本品種は比較的内部品質の安定している在圃性のある中生種ですが、肥切れや極度の過熟条件では品質低下を招くことがあります。青果用(L~2Lサイズ、約1.0~1.4kg)、加工業務用ともに適期収穫を心掛けてください。
タキイ種苗株式会社
抽苔が極めて遅い春〜初夏どりの淡緑首春ダイコン! ■特長 ・抽苔が安定して、低温でも根の伸びがよい淡緑首の春ダイコン。 ・3月上旬まき露地マルチ栽培では、播種後約80日で根長38cm、根径7.5cm程度によくそろう。 ・萎黄病などの病害に強く、吸肥力が安定しているので、土壌適応性が広く作りやすい。 ・青果はもちろん首色が淡緑なので業務・加工用にも向く。 ■栽培の要点 ・マルチ栽培の作型では、遅まき過ぎると肥大が鈍り、尻の肉づきが悪くなるので播種期を守る。 ・年内まきのトンネル栽培では、短根になりやすいので適期播種を心掛ける。
雪印種苗株式会社
軟腐病に強く肥沃な土地に適した夏系品種 ■特性・特徴 ・草勢は弱~中くらいでおとなしく、半開張性の濃緑色。 ・軟腐病・萎黄病・横縞病・裂根になりにくく、圃場での歩留りが比較的高い。 ・抽苔はやや晩抽性で高冷地の初夏播きが可能。 ・耐暑性に比較的優れ、高温期でも曲がりが少なく、根形が崩れにくい。 ・太りはやや遅く、57~60日で根長36cm、根径7.0~7.5cmに揃う。 ・青首が薄く、ス入りが遅いので、青果・加工用出荷に向く。肉質はやや硬め。 ■使用時期 道東・道北:【播種期】マルチ:6月中下旬~7月下旬 道央・道南:【播種期】マルチ:6月中下旬~7月下旬 東北北部・寒高冷地:【播種期】マルチ:6月中下旬~7月下旬 東北中部・南部:【播種期】マルチ:6月中下旬~7月下旬 一般地:【播種期】露地:8月中下旬~9月上旬 西南暖地:【播種期】露地:8月中下旬~9月上旬
渡辺農事株式会社
煮物はもちろん、サラダでもおいしい 三浦大根 ■特性 ・播種後80~100日で、根長42cm、根径12~14cmになる。 ・耐寒性が強く、内部変色しにくく、冬どりに適する。 ・肉質は硬めで、ス入りが遅く、ツマなどの加工用にも適する。 ・煮物にすると味の染み込みが良く、煮崩れはしにくい。 ・サラダなど生食にすると歯ざわり良く、辛味が少なく、ナマスにも適する。 ■栽培のポイント ・播種期を守り、無理な早蒔きは避ける。 ・草勢が旺盛なため、畝間60cm、株間30cm以上のやや広めの間隔にすると良い。 ・緩効性の肥料が適し、基肥と追肥の割合は、半々ずつが良い。追肥は播種後50日前後が目安。
渡辺農事株式会社
抽苔が安定し、加工用として優れた特性を持つ ■特性 ・抽苔が安定している初夏どり大根。 ・加工適正に優れ、特にツマ用に最適。加工用品種として春秋蒔きに適する。 ・耐暑性があり、ナンプ病に強い。 ・根形はやや肩張りで、尻詰りは遅い。肌は強く、肩部の裂根しにくい。 ■栽培のポイント ・短めで太りが早く、春蒔き、秋蒔き栽培での評価が高い。元肥は少なめ、追肥を多めで栽培する。 ・品質向上にはカルシウム、ケイ酸、苦土などのミネラル類が効果がある。 ・地力のある畑を選び、多肥栽培でス入りを回避し、保存性を高める。
中原採種場株式会社
耐病性で早太りの秋冬大根、良質で加工用に最適!! ■特性 ・萎黄病やウイルス病等の病害や生理障害に強く、ス入りの遅い早太りの秋冬大根。 ・草姿は半開張性、葉色は緑色で、葉の茂りはやや旺盛となる。 ・根長37〜38cm、根径7〜8cm程度で尻づまりが良く、揃いは抜群。 ・首部は白首に近い淡緑色で、肌は白くてツヤがあり美しい。 ・肉質はやや硬めで、食味ともに優れており、おでん・浅漬けなどの加工用に最適。
中原採種場株式会社
耐病性・加工用に最適、良質の秋冬大根!! ■特性 ・萎黄病やナンプ病等の病害に強く、ス入りの遅い良質の秋冬大根。 ・草姿は立性、葉色は濃緑色で、葉の茂りは中程度で可成り密植できる。 ・根長37〜38cm、根径7.5cm程度で尻づまりが特に良く、揃いは抜群。 ・首部は白首に近い淡緑色で、肌は白くてツヤがあり美しい。 ・肉質はやや硬めで、食味ともに優れており、おでん・浅漬けなどの加工用に最適。
株式会社トーホク
肉質やわらかく甘みがあって味がよく染み、それでいて煮くずれしにくいので、おでんやふろふきなど煮物に最適な肉質。金沢の伝統的品種を病気に強く作りやすく改良しました。
株式会社トーホク
煮物に向く栽培容易な中型ダイコン。肉質はち密でやわらかいく、煮くずれしにくくしっかり味がしみるのが特長です。青首ですが緑は淡く、内部はほとんど着色しません。
株式会社サカタのタネ
耐暑性に優れる加工・業務、青果兼用夏ダイコン ■特性 1.草姿は中葉でやや立性。 2.萎黄病耐病性で、横縞症などの病害に強い。 3.高温期で問題となる黒芯症などの生理障害に強い。 4.肥大はややゆっくりで、根形は円筒形。やや吸い込み性で、曲がりがでにくい。 5.収穫作業時のひび割れが発生しにくい。 6.薄青首で、す入りが遅く、肉質は緻密で加工にも適する。 ■適応性 高冷地および冷涼地(北海道基準)の7月中旬~8月上旬まき、9月中旬~10月上旬どり、一般地(千葉基準)の8月上中旬~8月末まき、10月中旬~11月上旬どり、暖地(鹿児島基準)の8月中旬~9月中旬まき、10月中旬~11月下旬どりに適する。無理な早まきは生理障害の発生や、反対に遅まきは短根や生育遅延の原因となるので、作型図を参考に、栽培地ごとに適期をよく見極めるようにする。また、加工用などで青果サイズ(2L)より大きくする場合は、作型図よりも収穫期が遅くなる。 ■畑づくりと施肥設計 播種前に、土壌条件のよい時にできるだけ深く細かく耕すことが重要です。土壌水分が多い状態でのロータリー耕耘やマルチ張りは、土を締めて根が変形しやすいので避けます。反対に、土壌が乾きすぎた状態では発芽不良を引き起こし、側根の発生を助長し、品質低下につながるので注意します。施肥については、緩効性肥料の使用をおすすめします。前作の残肥を考慮する必要がありますが、肥料は10aあたり成分量で窒素5~8kg、リン酸15kg、カリ10kgを目安とします。多窒素栽培による葉勝ちにならないように注意してください。また、加工用に出荷する場合は特に生育後半の肥料切れに注意し、必要に応じて追肥を行ってください。 ■播種 肥大が緩やかな品種であることから、密植栽培は避けます。地域や作型によって栽植密度は異なりますが、暖地地基準の青果用で条間50〜55cm、株間24〜27cm、加工用で条間50〜60cm、株間25〜27cmを標準とします。遅まきする場合は、生育遅延対策として株間を広げるとよいでしょう。 ■生理障害・病害虫防除 夏まきの栽培で一番問題になるのは内部生理障害(赤芯症・黒芯症)です。これはホウ素欠乏による症状で、本品種は比較的強い品種ですが、条件によっては発症する可能性があります。ホウ素は土壌中ではホウ酸の形で存在し、雨によって流亡しやすいので注意します。また、生育中期~後期の高温や土壌のアルカリ化が発症を助長させます。必要に応じて白黒マルチを使用するなどして地温を下げる対策をしっかり行うほか、ホウ素資材とともに過リン酸石灰を施用することが重要です。その他、病虫害の発生が多くなる時期ですので、必ず生育初期からの予防的防除を行うようにします。また、同時にワッカ症(白さび)防除もしっかりと行ってください。 ■収穫 高温期の栽培は収穫が遅れると病害虫の被害や生理障害発症の可能性が高くなります。青果用(L〜2Lサイズ、約1.0〜1.4kg)、加工業務用ともに適期収穫を心がけてください。 ■注意 加工・業務用などで青果サイズ(2L)より大きくする場合は、作型図よりも収穫期が遅くなります。
株式会社サカタのタネ
加工・業務にも青果にも使える秋冬ダイコン ■特性 1.草姿は中葉でやや立性。 2.萎黄病耐病性がある。 3.根形はきれいな円筒形で、そろいがよい。 4.首色が淡く、首内部が青肉になりにくい。 5.収穫作業時のひび割れが発生しにくい。 6.す入りが遅く、肉質は緻密でしっかりしており、生食はもちろん加工・業務用途にも適する。 ■適応性 高冷地および冷涼地(北海道基準)の8月初旬~中旬まき、10月上旬~下旬どり、温暖地(千葉基準)の9月上中旬~中下旬まき、11月上中旬~12月どり、暖地(鹿児島基準)の10月上旬まき、12~1月どりに適します。早まきすると根長が出すぎたり、地上部が旺盛になる場合があります。反対に遅まきになると短根や生育不良の原因となるので、作型図を参考に、栽培地ごとに適期をよく見極めるようにしてください。また、加工用などで青果サイズ(2L)より大きくする場合は、作型図よりも収穫期が遅くなる。 ■畑づくりと施肥設計 播種前に、土壌条件のよい時にできるだけ深く細かく耕すことが重要です。土壌水分が多い状態でのロータリー耕耘は、土を締めて根が変形しやすいので避けます。反対に、土壌が乾きすぎた状態では発芽不良を引き起こし、側根の発生を助長し、品質低下につながるので注意します。施肥については、緩効性肥料の使用をおすすめします。前作の残肥を考慮する必要がありますが、肥料は10a当たり成分量で窒素6~10kg、リン酸15kg、カリ10kgを目安とします。多窒素栽培による葉勝ちにならないように注意してください。加工用に出荷する場合は特に生育後半の肥料切れに注意し、必要に応じて追肥を行ってください。 ■播種 肥大が緩やかな品種であることから、密植栽培は避けます。地域や作型によって栽植密度は異なりますが、温暖地基準の青果用で条間50~55cm、株間23~25cm、加工用で条間50~60cm、株間24~26cmを標準とします。遅まきする場合は、生育遅延対策として株間を広げるとよいでしょう。 ■収穫 本品種は比較的内部品質の安定している在圃性のある中生種ですが、肥切れや極度の過熟条件では品質低下を招くことがあります。青果用(L~2Lサイズ、約1.0~1.4kg)、加工業務用ともに適期収穫を心掛けてください。
タキイ種苗株式会社
抽苔が極めて遅い春〜初夏どりの淡緑首春ダイコン! ■特長 ・抽苔が安定して、低温でも根の伸びがよい淡緑首の春ダイコン。 ・3月上旬まき露地マルチ栽培では、播種後約80日で根長38cm、根径7.5cm程度によくそろう。 ・萎黄病などの病害に強く、吸肥力が安定しているので、土壌適応性が広く作りやすい。 ・青果はもちろん首色が淡緑なので業務・加工用にも向く。 ■栽培の要点 ・マルチ栽培の作型では、遅まき過ぎると肥大が鈍り、尻の肉づきが悪くなるので播種期を守る。 ・年内まきのトンネル栽培では、短根になりやすいので適期播種を心掛ける。
雪印種苗株式会社
軟腐病に強く肥沃な土地に適した夏系品種 ■特性・特徴 ・草勢は弱~中くらいでおとなしく、半開張性の濃緑色。 ・軟腐病・萎黄病・横縞病・裂根になりにくく、圃場での歩留りが比較的高い。 ・抽苔はやや晩抽性で高冷地の初夏播きが可能。 ・耐暑性に比較的優れ、高温期でも曲がりが少なく、根形が崩れにくい。 ・太りはやや遅く、57~60日で根長36cm、根径7.0~7.5cmに揃う。 ・青首が薄く、ス入りが遅いので、青果・加工用出荷に向く。肉質はやや硬め。 ■使用時期 道東・道北:【播種期】マルチ:6月中下旬~7月下旬 道央・道南:【播種期】マルチ:6月中下旬~7月下旬 東北北部・寒高冷地:【播種期】マルチ:6月中下旬~7月下旬 東北中部・南部:【播種期】マルチ:6月中下旬~7月下旬 一般地:【播種期】露地:8月中下旬~9月上旬 西南暖地:【播種期】露地:8月中下旬~9月上旬
渡辺農事株式会社
煮物はもちろん、サラダでもおいしい 三浦大根 ■特性 ・播種後80~100日で、根長42cm、根径12~14cmになる。 ・耐寒性が強く、内部変色しにくく、冬どりに適する。 ・肉質は硬めで、ス入りが遅く、ツマなどの加工用にも適する。 ・煮物にすると味の染み込みが良く、煮崩れはしにくい。 ・サラダなど生食にすると歯ざわり良く、辛味が少なく、ナマスにも適する。 ■栽培のポイント ・播種期を守り、無理な早蒔きは避ける。 ・草勢が旺盛なため、畝間60cm、株間30cm以上のやや広めの間隔にすると良い。 ・緩効性の肥料が適し、基肥と追肥の割合は、半々ずつが良い。追肥は播種後50日前後が目安。
渡辺農事株式会社
抽苔が安定し、加工用として優れた特性を持つ ■特性 ・抽苔が安定している初夏どり大根。 ・加工適正に優れ、特にツマ用に最適。加工用品種として春秋蒔きに適する。 ・耐暑性があり、ナンプ病に強い。 ・根形はやや肩張りで、尻詰りは遅い。肌は強く、肩部の裂根しにくい。 ■栽培のポイント ・短めで太りが早く、春蒔き、秋蒔き栽培での評価が高い。元肥は少なめ、追肥を多めで栽培する。 ・品質向上にはカルシウム、ケイ酸、苦土などのミネラル類が効果がある。 ・地力のある畑を選び、多肥栽培でス入りを回避し、保存性を高める。
中原採種場株式会社
耐病性で早太りの秋冬大根、良質で加工用に最適!! ■特性 ・萎黄病やウイルス病等の病害や生理障害に強く、ス入りの遅い早太りの秋冬大根。 ・草姿は半開張性、葉色は緑色で、葉の茂りはやや旺盛となる。 ・根長37〜38cm、根径7〜8cm程度で尻づまりが良く、揃いは抜群。 ・首部は白首に近い淡緑色で、肌は白くてツヤがあり美しい。 ・肉質はやや硬めで、食味ともに優れており、おでん・浅漬けなどの加工用に最適。
中原採種場株式会社
耐病性・加工用に最適、良質の秋冬大根!! ■特性 ・萎黄病やナンプ病等の病害に強く、ス入りの遅い良質の秋冬大根。 ・草姿は立性、葉色は濃緑色で、葉の茂りは中程度で可成り密植できる。 ・根長37〜38cm、根径7.5cm程度で尻づまりが特に良く、揃いは抜群。 ・首部は白首に近い淡緑色で、肌は白くてツヤがあり美しい。 ・肉質はやや硬めで、食味ともに優れており、おでん・浅漬けなどの加工用に最適。