果実・収量特性

赤大根のダイコン品種一覧 全35種類

赤大根とは 赤大根は、その名の通り皮や果肉が赤〜紫がかった色をしている大根の一種です。一般的な白大根と同じアブラナ科の野菜ですが、アントシアニンという色素成分を多く含んでいるため、鮮やかな赤色や濃いピンク色が特徴的なんです。 サイズは品種に

赤大根について

赤大根は、その名の通り皮や果肉が赤〜紫がかった色をしている大根の一種です。一般的な白大根と同じアブラナ科の野菜ですが、アントシアニンという色素成分を多く含んでいるため、鮮やかな赤色や濃いピンク色が特徴的なんです。

サイズは品種によって幅があり、小ぶりなものだと直径5〜8cm程度、大きなものでは白大根に近いサイズになるものもあります。重さもまちまちで、200g前後のコンパクトなものから1kg近くなるものまで。形も丸みのある球形タイプや、細長い円筒形タイプなど、品種ごとに個性があります。

市場では希少性の高い野菜として扱われることが多く、一般的なスーパーより直売所や道の駅、こだわり系の青果店でよく見かけます。近年は飲食店からの需要も高まっており、彩りを大切にするシェフたちから注目を集めている野菜のひとつです。


赤大根の魅力

  • 見た目のインパクトが抜群
    断面を切ったときの赤やピンクのグラデーションは、料理の見栄えを一気に引き上げてくれます。サラダや盛り付けにひと切れ加えるだけで、写真映えも格段にアップします。

  • アントシアニンが豊富
    赤い色素のもとであるアントシアニンは、抗酸化作用があるとされています。健康志向の消費者や、食材の機能性を打ち出したいレストランからの引き合いも強いです。

  • 酢に漬けると色が鮮やかになる
    これが面白いところで、酢と合わさると発色がさらに鮮やかなピンク〜赤に変わります。ピクルスや甘酢漬けにすると、見た目も味も一段と引き立つんです。

  • 味は穏やかで使いやすい
    白大根と比べてクセが少なく、辛味も控えめな品種が多いです。生食でも加熱しても扱いやすく、料理を選ばないのが栽培者にとっても販売者にとっても助かるポイントです。

  • 差別化しやすい
    まだ生産者が少ないため、直売所やマルシェで並べると目を引きます。白大根との詰め合わせにするだけで付加価値を出せます。


主な用途

赤大根の最大の強みは、やはり「色」を活かした使い方です。

生食では薄くスライスしてサラダに混ぜたり、大根おろしにしたりと幅広く使えます。白大根のおろしとは違い、仕上がりがほんのり赤みを帯びるので、和食の盛り付けにもアクセントとして重宝します。

漬け物・ピクルスは赤大根の定番用途のひとつ。甘酢に漬けるだけで鮮やかなピンク色になり、弁当や惣菜の彩りとして飲食店からの需要が安定しています。

業務用では、フレンチやイタリアンなどのレストランで「付け合わせ」や「飾り切り」として使われることが増えています。見栄えを重視するシェフにとって、赤大根は頼れる食材のひとつになっています。

加工品としては、乾燥させてパウダーにする用途も出てきており、食品の着色素材としての可能性も広がりつつあります。


栽培のポイント

赤大根の基本的な栽培方法は白大根と大きく変わりません。ただ、色を美しく仕上げるためにいくつか意識すべきポイントがあります。

作型と時期については、春まきと秋まきが一般的です。秋まきのほうが低温にあたることでアントシアニンの色づきが良くなりやすく、品質も安定しやすいとされています。夏の高温期は色が薄くなりやすいため注意が必要です。

露地・施設どちらでも栽培できますが、施設栽培のほうが品質管理はしやすいです。一方で露地栽培のほうがコストを抑えられ、秋冬の出荷に向いています。

病害虫は白大根と同様に、軟腐病や根こぶ病、アブラムシ類に注意が必要です。連作は避け、排水性の良い圃場を選ぶことが大切です。

収穫タイミングも品質に直結します。大きくなりすぎると内部が空洞化したり、色が薄れたりすることがあるため、適期を逃さず収穫するのがポイントです。


品種選びのコツ

赤大根は品種数がまだ多くないものの、選ぶポイントはいくつかあります。

色の濃さと安定性はまず確認したいところです。同じ赤大根でも、薄いピンクから濃い紫に近い赤まで品種によって差があります。販売先が飲食店や直売所で「見た目で選ばれる」ケースなら、色が濃くて安定している品種を選ぶべきです。

果肉の色か皮だけの色かも大事な違いです。切ったときに断面まで赤いタイプと、皮は赤いが中は白いタイプがあります。加工・ピクルス用途なら断面まで色がついているほうが見栄えがいいですし、おろしにするなら断面色が仕上がりに影響します。

サイズと形は販売スタイルに合わせて選びましょう。直売所向けなら個性的な球形タイプが映えますし、業務用ならスライスしやすい円筒形が使いやすいと好まれます。

作型適応性も忘れずに。地域の気候と合わせた品種選びが、色の仕上がりと収量を左右します。種苗会社の担当者に相談するのも、失敗しない品種選びの近道です。


市場とこれから

健康意識の高まりや、SNS映えを意識した食のトレンドを背景に、赤大根への注目は年々高まっています。アントシアニンを含む色鮮やかな野菜全般が「機能性野菜」として注目されており、赤大根もその流れの中で需要が伸びています。

直売所やファーマーズマーケットでは、珍しい野菜として消費者の目を引きやすく、白大根より高値で販売できるケースも少なくありません。また、飲食店やホテルのレストランからも「他と違う食材を使いたい」というニーズで問い合わせが来ることがあります。

輸出や加工品展開にも可能性があります。海外では紫系・赤系の野菜が人気で、日本産の赤大根はまだ本格的な輸出事例は多くないものの、今後のブランド化次第では十分に勝負できる素材です。

生産者がまだ少ない今のうちに参入しておくことが、市場での優位性につながるかもしれません。


まとめ

赤大根は、見た目の個性と機能性を兼ね備えた、これからの時代に合った作物です。白大根と栽培方法が大きく変わらないため、挑戦しやすい一方、色という強みを最大限に活かすには品種選びと栽培管理がカギになります。

どの品種が自分の圃場や販売スタイルに合っているか、ぜひミノリスの赤大根品種一覧でじっくり比較してみてください。きっとぴったりの一品が見つかるはずです。

35品種 表示中
紅園中長

紅園中長

カネコ種苗株式会社

実にみごとな鮮紅ダイコンのニュータイプ。おろし、サラダ、浅漬、刺身のツマ、煮食用などに!! 特性 ●国内では珍しい紅長ダイコンで、外皮は色ツヤがすこぶるよく、鮮やかな紅色となります。 ●秋まき用品種で生育期間はやや長く、70〜75日です。 ●首部はやや細く根長30〜35cm、太さ6〜6.5cm、重さ700〜750gで、草勢はややおとなしく葉柄は赤味をおびます。 ●外皮は鮮紅色、内部は純白で歯切れよく品質、食味がよいです。す入りも遅いです。刺身のツマ、おろし、サラダ、浅漬、酢漬、さくら漬など用途が広いです。煮食用としても、青首・白首ダイコンにない独特の食味とうまさがあります。

紅化粧

紅化粧

株式会社サカタのタネ

色鮮やかで色むらが少ない赤皮ダイコン ■特性 1. 上から下まで鮮やかな紅色で色ムラが少なく、肉色は純白色の赤ダイコンです。 2. タネまき後55~75日で根長20~25cm、根径5.5~6.5cmになり、よくそろいます。 3. ス入りは遅く、肉質がち密でみずみずしいダイコンで、甘みが強くサラダや酢漬けに向きます。 4. 紅色の成分は、抗酸化作用があり健康によいとされるポリフェノールの一種「アントシアン」です。 消化酵素「ジアスターゼ」の酵素活性は、当社青首ダイコンの従来品種と比べて約3~7倍で、機能性に優れます。 5. 萎黄病耐病性を有します。 ■適応性 一般地・暖地では9月まきの11月上旬〜1月上旬どりに適し、高冷地・冷涼地では7月下旬〜8月中旬まきの9月中旬〜10月下旬どりに適します。 ■畑づくり(圃場準備) おいしい野菜づくりは、土作りからはじまります。土壌の酸性度と団粒構造がポイントになります。土壌pHは5.5〜6.8(弱酸性)が適正で、石灰の施しすぎによるアルカリ化に注意します。 排水・保水性のある団粒構造の土壌作りのために、堆肥投入は欠かせません。しかし、未熟堆肥投入は岐根の原因になり、また、センチュウなどの発生を招くことがあります。微生物肥料「バイテクバイオエース®」の施用をおすすめします。 ■肥培管理 有機質肥料と化成肥料のバランスのとれた併用をおすすめします。肥料は10aあたり成分量で窒素10kg、リン酸15kg、カリ10kgを標準とします。 ■播種 株間25〜30cm、条間25〜30cm間隔で3粒ずつ点まきにします。本葉4枚くらいまでに間引いて一本立ちにします。 ■病害虫防除 生育初期での病虫害による被害は、その後の生育に大きく影響を及ぼすため、早期防除を徹底します。 ■収穫 収穫日数は秋の適期栽培で55〜65日、寒さが厳しくなるころは65〜75日を目安に収穫します。収穫遅れは品質低下を招くので注意します。

紅三太

紅三太

タキイ種苗株式会社

三季どり可能な作りやすいミニ赤ダイコン! ■特長 ・家庭菜園や直売所出荷向きに播種期幅が広く、作りやすさとおいしさを兼ね備えたミニの赤ダイコン。標準的な根径は5cmで根長は15cm(約300g)。 ・抽苔性も比較的安定しているため、秋冬どり〜春、初夏どり栽培に適する。 ・草姿がコンパクトなため密植栽培が可能。 ・短形品種のため、比較的耕土が浅い場所やプランターでの栽培も容易。 ・根色は鮮紅色。肉質はみずみずしく純白。サラダや酢漬に適する。 ■栽培の要点 ・施肥は従来の青首ダイコンより2割程度の減量を目安とする。 ・栽植密度は株間×条間ともに15〜20cm程度 ・秋の適期まきにおける栽培日数は45日程度と早く、ス入りは比較的遅いが収穫遅れに注意する。 ・高温期の栽培は根部の着色不良、変形や裂根の原因になるため避ける。

長安青丸紅心(紅心大根)

長安青丸紅心(紅心大根)

タキイ種苗株式会社

見てもきれい! 食べてもおいしい! 桃紅肉の丸ダイコン! ■特長 ・抽根部が緑色、地下部が白色の丸い中国ダイコン。 ・肉色は鮮やかな桃紅色が中心部から放射状に入り、美しい。 ・肉質はやわらかくて歯切れよく、甘みに富み、サラダ、おろし、漬物などに好適。 ・適期栽培では直径7〜9cm程度になる。 ■栽培の要点 ・秋ダイコンとして栽培を行うが、無理な早まきはウイルス病など病害の発生につながるため注意する。 ・肥料切れをさせない順調な肥効が大切。 ・湿害には弱いため、圃場の排水に注意する。

天安紅心2号

天安紅心2号

株式会社サカタのタネ

内部が鮮やかな紅色の紅芯ダイコン ■特性 1.根形は直径7~8cmほどの球形で、そろいがよい。 2.内部の肉色が鮮紅色で美しい。紅色の成分はポリフェノールの一種「アントシアン」で、抗酸化作用がある。 3.葉形は従来の「天安紅心」と異なり、葉に切れ込みがある。コンパクトな草姿で密植が可能。 4.播種後50~70日で収穫できる。サラダや浅漬け、おろしなどにしておいしく、見た目にもきれい。 ■適応性 一般地・暖地の9月まき10月下旬~12月中旬どり、高冷地・冷涼地の7月下旬~8月まき9月上下旬~10月下旬どりに適する。耐暑性はあまり強くないので、無理な早まきは避ける。 ■畑づくり(圃場準備) おいしい野菜作りは、土作りからはじまります。土壌の酸性度と団粒構造がポイントになります。土壌pHは5.5~6.8(弱酸性)が適正です。排水・保水性のある団粒構造の土壌づくりのために、堆肥投入は欠かせません。しかし、未熟堆肥投入は岐根の原因になり、また、センチュウなどの混入を招くことがあります。微生物肥料「バイテクバイオエース」の施用をおすすめします。 ■肥培管理 有機質肥料と化成肥料をバランスよく併用することをおすすめします。肥料は10aあたり成分量で窒素10kg、リン酸15kg、カリ10kgを標準とします。 ■播種 条間25~30cm、株間25~30cm間隔で3粒ずつ点まきにします。本葉4枚くらいまでに間引いて一本立ちにします。 ■病害虫防除 生育初期での病害虫による害の影響は致命的となるため、早期防除を徹底します。 ■収穫 収穫日数は秋の適期栽培で50~60日、寒さが厳しくなる時期は60~70日を目安に収穫します。収穫遅れは品質低下を招くので注意します。 ■調理 鮮やかな紅色と甘みを生かしてサラダにオススメです。せん切り、輪切り、角切りなど霧過多を買えて楽しめます。紅色の成分であるアントシアンは水に溶けやすいので、スープなどに入れると色みが淡くなりますが、加熱料理でもおいしくいただけます。 ■【内部発色について】 本品種は、品種の特性上、内部の紅色の発色の程度に差が生じます。内部の肉色は、ひげ根の色によりある程度判別することが可能です。(内部の発色が強い固体はひげ根も赤みを帯びます)

紅岬(べにみさき)

紅岬(べにみさき)

渡辺農事株式会社

サラダ、漬物に最適! 首が赤いミニダイコン ■特性 ・葉は短く、草姿は立性で首の色が赤い。肉色は白。 ・播種後50〜55日で収穫でき、収穫の目安は根長20〜22cm、根径6cm前後、根重500〜700g。 ・肉質は硬めで、ス入りが遅い。抽苔が遅いので春蒔きできる。 ・サラダや漬物に最適。

レッドポピンズ(夏用)

レッドポピンズ(夏用)

中原採種場株式会社

高温期栽培に強いF1廿日大根!! ■特性 ・赤丸廿日大根のサクサ系の交配種でコメットより生育が3〜4日遅い中早生種。 ・葉は灰緑色で、根部はカブ型の扁円球で緋紅色となる。 ・根径は2〜3cm位で肉質緻密で軟らかい。 ・特に耐暑性強く高温期栽培に適し、根部が長くならず順調に生育する。

紅まさり大根

紅まさり大根

中原採種場株式会社

赤茎と葉のグリーンが美しい、根・葉とり大根!! ■特性 ・紅丸大根と赤軸の葉大根との交配によってできた、赤茎の紅丸大根。 ・草姿は立性、葉は濃緑色で、葉柄は鮮紅色となりコントラストが美しい。 ・根部は長楕円形で、重さ800g前後、表皮は鮮紅色で、肉色は純白、肉質は緻密で甘みの強いダイコン。 ・葉取り栽培の場合は周年栽培が可能で、高温期で25日、低温期で40〜50日でボリュームのある荷姿となる。 ・葉質は軟らかく、食味に優れ、漬物や和え物等用途は広い。

紅一点大根

紅一点大根

中原採種場株式会社

鮮紅色で白肉の紅丸大根、秋まき早生種!! ■特性 ・中国の紅丸大根と廿日大根との交配によってできた秋作用の早生紅丸大根。 ・根形は豊円形で大型、直径13cm前後、重さ800g前後になり、表皮は鮮紅色で、肉色は純白、肉質は緻密、でん粉の含量が多く、水分は少なめである。 ・草姿はやや開張、葉は切葉で欠刻は深い。葉柄は紅色。暑さ寒さに強く、草勢旺盛で作りやすい。 ・秋作の適期まきでは、50日程度で太り、ス入りは遅い。 ・漬物、酢の物、煮食のほか、おろしにすれば、表皮の紅色がまじって美しいピンク色になる。

レッドポピンズ(冬用)

レッドポピンズ(冬用)

中原採種場株式会社

上物率の高いF1廿日大根!! ■特性 ・赤丸廿日大根のコメット系の交配種で生育はやゝ早い早生種。 ・草勢強く、葉は鮮緑色で高温期にはやや伸びる。 ・根は球形、尻づまり良く、主根は極めて細く、よく揃う。 ・根色は明るい鮮紅色で、美しく色おちしない。 ・ス入りは根径2〜3cmくらいまでは入らない。 ・裂根は少なく、上物率が高い。

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