果実・収量特性

ス入り耐性のダイコン品種一覧 全252種類

ス入りしにくいダイコン ス入りとは ス入りとは、ダイコンの根部内部に空洞や海綿状の組織が形成される生理現象を指します。外見からは判断しにくく、収穫・出荷後に消費者がカットして初めて発覚することが多いため、クレームや信頼低下につながりやすい問

ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

ス入り耐性について

ス入りしにくいダイコン

ス入りとは

ス入りとは、ダイコンの根部内部に空洞や海綿状の組織が形成される生理現象を指します。外見からは判断しにくく、収穫・出荷後に消費者がカットして初めて発覚することが多いため、クレームや信頼低下につながりやすい問題です。

断面を見ると、緻密であるはずの根の組織が縦方向に空洞化し、海綿(スポンジ)状になっています。この「ス(鬆)」が入った状態では、食味・食感が著しく低下します。水分が飛んで辛みが強くなり、煮物・おろしなど加熱・調理しても本来の甘み・うまみが出にくくなります。また外観上の問題だけでなく、重量あたりの可食部が減ることも生産者の損失につながります。

ス入りの主な原因は、収穫の遅れ(過熟)と高温です。根の内部の細胞が老化し、呼吸でデンプン・水分が消耗されることで空洞が形成されます。また生育期の急激な温度変化(昼夜の寒暖差が大きい時期)や、水分ストレス(乾燥→急激な吸水)が引き金になることもあります。高温の夏場に出荷時期が延びやすい産地では、ス入りリスクが特に高まります。

ス入りしにくい特性の魅力

ス入りしにくい品種の最大の価値は、収穫適期の幅が広がることです。通常のダイコンでは収穫が1〜2週間遅れるだけでス入りが急速に進むことがありますが、ス入りの遅い品種は適期の幅が広く、出荷調整の余裕が生まれます。

生産者にとって出荷調整の幅は経営上の大きな安心材料です。天候不順で収穫作業が遅延した場合や、出荷先の都合で一時的に引き取りが止まった場合でも、品質を一定期間維持できる品種は廃棄ロスのリスクを下げてくれます。特に大規模経営や契約出荷を行っている生産者にとっては、品質の予測可能性が品種選定の重要な判断基準になります。

消費者・流通側にとっても、ス入り品の混入が少ない産地・品種は信頼度が高く、継続的な仕入れにつながります。青果市場・量販店バイヤーが産地を評価する際に「ス入りが少ない」という評価は、産地の品質管理力を示す指標の一つとして機能しています。

消費者・市場ニーズ

流通・小売の観点からは、ス入りは「見えないクレームリスク」として扱われます。外観からは判別できず、消費者が購入・切断して初めて発覚するため、産地・品種・店舗への信頼に直接影響します。

スーパーマーケットのバイヤーや青果市場の仲買人は、出荷産地の品質安定性をロット単位で評価します。ス入り品の混入率が高い産地は取引条件の見直しや値引きの対象になることがあり、逆にス入りの少ない品種・管理体制を持つ産地は市場での評価が安定します。

業務用(おでん・大根おろし・漬物加工)の需要においては、原料の均一品質が特に重要です。ス入りのダイコンは加工歩留まりが下がり、製品品質のばらつきにつながるため、加工業者は品種選定と産地選択の際にス入りリスクを重要な評価基準としています。

栽培のポイント

ス入りを防ぐ栽培管理の基本は「適期収穫の徹底」です。品種の特性に応じた収穫目安日数(播種からの積算温度・日数)を把握し、収穫が遅れないよう生育の進み具合を定期的に確認することが第一です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。ス入りしにくい品種を選んでいても、収穫時期を大幅に超えれば当然ス入りが進みます。「スが入りにくい品種だから大丈夫」という過信は禁物で、品種の特性はあくまでリスク低減の要素の一つです。

水分管理も重要な要因です。土壌の乾燥が進んだ後に急激な灌水・降雨があると、根の内部で急激な膨張が起きてス入りを促進することがあります。土壌水分を均一に保つかん水管理が品質安定の基本です。マルチ栽培は土壌水分の変動を抑える効果があり、ス入り防止に有効とされています。

施肥管理では、窒素肥料の過多が葉勝ちと根の発育アンバランスを引き起こし、ス入りの一因になることがあります。土壌診断を行い、適正施肥量を守ることが根の品質維持につながります。

収穫後の保管では、高温・乾燥条件での長期保管がス入りを進行させます。収穫後は速やかに冷涼・高湿の環境で保管・流通させることが品質維持の基本です。

品種選びのコツ

ス入りしにくい品種を選ぶ際の確認ポイントを整理します。

  • カタログのス入り表記: 「ス入り極めて遅い」「ス入り遅い」「ス入り安定」などの表現を確認する。耐病総太り(タキイ種苗株式会社)のように「スが入りにくい」という特性が品種紹介の前面に出ている品種は実績の証拠
  • 作型との対応: 高温期(夏まき)の作型ではス入りリスクが高まるため、その作型での試験成績が記載されているかを確認する
  • 収穫目安日数: ス入りしにくい品種でも収穫適期の幅には限界がある。「播種後〇日から収穫できる」という下限だけでなく、「〇日を超えるとスが入り始める」という上限情報を把握しておく
  • 出荷先の求める硬さ・重量: ス入りが少ない品種は一般に根の組織が緻密で硬い傾向があり、食感の好みによっては評価が分かれる場合がある
  • その他の特性とのバランス: ス入りの遅さだけで品種を選ばず、耐病性・収量性・揃いとのバランスで総合判断する

春まき作型ではス入りリスクが高くなるため、春まき適性とス入り耐性を両立させた品種の選定が特に重要です。

市場動向とこれから

ス入り問題への対応は、青果産業全体の品質管理水準が上がるなかで重要性が増しています。消費者の品質意識の向上と、SNSでの「不良品報告」が拡散しやすくなった環境は、以前であれば黙って捨てていたス入りダイコンへのクレームが声として上がりやすくする土壌を作っています。

種苗メーカー各社は「ス入り耐性」を品種の重要な訴求ポイントの一つとして開発・宣伝しており、新品種の品種カタログでもスに関する記述が詳細になっています。品種改良の方向としては、収穫適期の幅を広げ出荷調整を容易にする特性への需要が高まっています。

また、大規模化・機械化が進む産地では、収穫を細かく調整するよりも「一度に大量収穫する」ことが効率上の必要条件となる場合があり、その作型でスが入りにくい品種の価値は特に高くなっています。

まとめ

ス入りは根の内部が空洞・海綿状になる生理現象で、収穫の遅れ・高温・水分変動が主な原因です。ス入りしにくい品種は収穫適期の幅が広く、出荷調整の柔軟性と廃棄ロスの低減に貢献します。

品種選びでは「ス入り遅い」「ス入り安定」の表記を確認しながら、作型・収穫日数・水分管理を組み合わせることが品質安定の鍵です。品種の特性を最大限に活かすには、適期収穫の徹底と収穫後の適切な温湿度管理も欠かせません。

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夏さんご

夏さんご

株式会社サカタのタネ

耐暑性に優れ生育旺盛、光沢抜群の四葉キュウリ ■特性 ・耐暑性、耐病性が優れ、栽培容易。果長28cm前後、果色濃緑で光沢は抜群。特に肉質、食味がよい。 ・子づる以降の発生が多く、草勢は旺盛。葉はやや角形で受光態勢がよい。 ・食味は歯切れがよく甘みがあり、サラダ、漬物、モロキュウに適する。 ■播種と育苗 3号(9cm)ポリ鉢にタネを2~3粒ずつまき、本葉が1枚くらいのころに1本に間引くか、苗床にスジまきし、本葉が1~2枚程度で3号(9cm)ポリ鉢に植え替えます。本葉が約3枚になるころ、苗に仕上げて植えつけます。水やりは午前中に行い、夕方にはポリ鉢の表面が乾く程度の量とします。植えつけの2~3日前から、夜温と地温を16℃くらいまで下げ、苗の順化を行います。接木をする場合は、低温期の栽培には黒ダネカボチャ、半促成・トンネル・抑制栽培には「改良新土佐1号」を用います ■定植準備 植えつけの2週間ほど前に10a当たり苦土石灰約150kg、1週間ほど前に完熟堆肥約1000~2000kg、有機配合肥料約100kgを施します。幅100cmくらいのうねをつくり、合掌の支柱を立てます。条間約60cmの2条植えで、株間50~60cmを目安に畑を作ります。大きめのプランター植えでは株間を40cmくらいにします。キュウリの根は比較的浅く広がるので、元肥も浅層に全面的に混合するように施します。 ■定植および定植後の管理 植えつけ後の最低地温は18℃以上必要です。水やりは植えつけ前に十分行い、植えつけ後10日間くらいは水やりしなくてもしおれないようにしておきます。主枝は25~30節で摘芯し、側枝は下位5節までは早めに元からかきとります。側枝は芯が小さいうちに本葉2~3枚ほどで摘芯し、孫枝の発生を促します。 ■病害虫防除 べと病、炭そ病、つる枯病などの病害は、多湿条件で発生しやすいので、水はけをよくします。下葉や下位側枝を整理して、風通しと日当たりをよくします。アブラムシは葉に群生、吸汁して生育を阻害するだけでなく、ウイルス病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチをすると効果が期待できます。 ■収穫 果実の長さが28cmくらいを目安に収穫します。最盛期には朝と夕の2回収穫します。収穫が遅れ果実が大きくなると、株に負担がかかり収穫量が減るので、早めの収穫を心がけるとともに、とり残した果実があると株に負担がかかるので、よく見てすべて収穫します。とくに草勢が弱ったときは、若どりして株の回復をはかります。若どりした果実はモロキュウなどにして食します。

フリーダムハウス2号

フリーダムハウス2号

株式会社サカタのタネ

鮮緑でテリがあり食味が優れる味わいキュウリ ■特性 1. 草勢が強く、子づる及び孫づるの発生はきわめて良好です。葉は緑色で丸形です。 2. 主枝雌花率は9月~3月播種で、約70~80%です。 3. 果実はイボなしの円筒形で、果長17~19cm、果径2.8cmで秀品率が高いです。果色は濃緑でブルームレス台木を使わなくても、ブルームが少なく、光沢があり、果肉も緑が濃いです。 4. 食味は歯切れよく甘みがあり、サラダ、浅漬けに好適です。 5. うどんこ病に対して、きわめて強い耐病性があります。 ■播種と育苗 6~7cmの厚さの床土にスジまきし、種子の厚みの3倍の覆土をします。発芽するまでは、地温28℃前後に管理します。 接木はブルームレス台木の使用を基本とします。接木(呼び接ぎ、断根挿し接ぎなど)を経て9~10.5cmポットに移植します。軟弱徒長を防ぐため、徐々に地温を下げ(25℃→20℃)、灌水量も必要最低限に抑えます(夕方ポットの表面が軽く乾く程度)。 ■定植準備 元肥の成分量の目安は10a当たり 窒素30kg、リン酸35kg、カリ30kg を標準とします。食味、草勢の維持のため有機肥料を主体に施用します。堆肥は完熟で良質のものを10a当たり2000kg以内施します。 ■定植および定植後の管理 9cmポットで本葉2.5枚、10.5cmポットで本葉3~3.5枚くらいで定植します。定植前後に十分灌水し、その後は根張りをよくするために花が咲くまで灌水は控えめにします。1番花が開花したら灌水の回数を多くします。追肥は1番目の果実を収穫する前に1回、その後1株から7~8本収穫するごとに行います。 株元から5節までの子づるは小さいうちに摘みます。株元から7節までの雌花をすべて摘みます。 親づるは支柱の高さ、または手の届く範囲で摘みます。子づる、孫づるはすべて1節で摘みます。 ひ孫づる以降は草勢を見ながら1~3節で摘みます。 ■病害虫防除 べと病、炭そ病、つる枯病などの病害は、多湿条件で発生しやすいので、水はけをよくします。下葉や側枝を整理して、風通しと日当たりをよくします。アブラムシは葉に群生、吸汁して生育を阻害するだけでなく、ウイルス病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチをすると効果が期待できます。 ■収穫 よい果実を長期間収穫するために、適期収穫がポイントとなります。収穫サイズの目安は 太さ2.8cm、長さ18~19cm、重さ100g を超えない大きさです。雌花の多い品種であるため、常に収穫サイズを守ることによって樹バテを防ぎ、収量が上げることができます。

フリーダムハウス3号

フリーダムハウス3号

株式会社サカタのタネ

鮮緑でテリがあり食味が優れる味わいキュウリ ■特性 1. 草勢が強く、子づる及び孫づるの発生はきわめて良好です。葉は緑色で丸形です。 2. 主枝雌花率は9月~3月播種で、約70~80%です。 3. 果実はイボなしの円筒形で、果長17~19cm、果径2.8cmで秀品率が高いです。果色は濃緑でブルームレス台木を使わなくても、ブルームが少なく、光沢があり、果肉も緑が濃いです。 4. 食味は歯切れよく甘みがあり、サラダ、浅漬けに好適です。 5. うどんこ病に対して、きわめて強い耐病性があります。 ■播種と育苗 6~7cmの厚さの床土にスジまきし、種子の厚みの3倍の覆土をします。発芽するまでは、地温28℃前後に管理します。 接木はブルームレス台木の使用を基本とします。接木(呼び接ぎ、断根挿し接ぎなど)を経て9~10.5cmポットに移植します。軟弱徒長を防ぐため、徐々に地温を下げ(25℃→20℃)、灌水量も必要最低限に抑えます(夕方ポットの表面が軽く乾く程度)。 ■定植準備 元肥の成分量の目安は10a当たり 窒素30kg、リン酸35kg、カリ30kg を標準とします。食味、草勢の維持のため有機肥料を主体に施用します。堆肥は完熟で良質のものを10a当たり2000kg以内施します。 ■定植および定植後の管理 9cmポットで本葉2.5枚、10.5cmポットで本葉3~3.5枚くらいで定植します。定植前後に十分灌水し、その後は根張りをよくするために花が咲くまで灌水は控えめにします。1番花が開花したら灌水の回数を多くします。追肥は1番目の果実を収穫する前に1回、その後1株から7~8本収穫するごとに行います。 株元から5節までの子づるは小さいうちに摘みます。株元から7節までの雌花をすべて摘みます。 親づるは支柱の高さ、または手の届く範囲で摘みます。子づる、孫づるはすべて1節で摘みます。 ひ孫づる以降は草勢を見ながら1~3節で摘みます。 ■病害虫防除 べと病、炭そ病、つる枯病などの病害は、多湿条件で発生しやすいので、水はけをよくします。下葉や側枝を整理して、風通しと日当たりをよくします。アブラムシは葉に群生、吸汁して生育を阻害するだけでなく、ウイルス病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチをすると効果が期待できます。 ■収穫 よい果実を長期間収穫するために、適期収穫がポイントとなります。収穫サイズの目安は 太さ2.8cm、長さ18~19cm、重さ100g を超えない大きさです。雌花の多い品種であるため、常に収穫サイズを守ることによって樹バテを防ぎ、収量が上げることができます。

フリーダム露地1号

フリーダム露地1号

株式会社サカタのタネ

鮮緑でテリがあり食味が優れる味わいキュウリ ■特性 1. 草勢が強く、子づる及び孫づるの発生はきわめて良好です。葉は緑色で丸形です。 2. 主枝雌花率は9月~3月播種で、約70~80%です。 3. 果実はイボなしの円筒形で、果長17~19cm、果径2.8cmで秀品率が高いです。果色は濃緑でブルームレス台木を使わなくても、ブルームが少なく、光沢があり、果肉も緑が濃いです。 4. 食味は歯切れよく甘みがあり、サラダ、浅漬けに好適です。 5. うどんこ病に対して、きわめて強い耐病性があります。 ■播種と育苗 6~7cmの厚さの床土にスジまきし、種子の厚みの3倍の覆土をします。発芽するまでは、地温28℃前後に管理します。 接木はブルームレス台木の使用を基本とします。接木(呼び接ぎ、断根挿し接ぎなど)を経て9~10.5cmポットに移植します。軟弱徒長を防ぐため、徐々に地温を下げ(25℃→20℃)、灌水量も必要最低限に抑えます(夕方ポットの表面が軽く乾く程度)。 ■定植準備 元肥の成分量の目安は10a当たり 窒素30kg、リン酸35kg、カリ30kg を標準とします。食味、草勢の維持のため有機肥料を主体に施用します。堆肥は完熟で良質のものを10a当たり2000kg以内施します。 ■定植および定植後の管理 9cmポットで本葉2.5枚、10.5cmポットで本葉3~3.5枚くらいで定植します。定植前後に十分灌水し、その後は根張りをよくするために花が咲くまで灌水は控えめにします。1番花が開花したら灌水の回数を多くします。追肥は1番目の果実を収穫する前に1回、その後1株から7~8本収穫するごとに行います。 株元から5節までの子づるは小さいうちに摘みます。株元から7節までの雌花をすべて摘みます。 親づるは支柱の高さ、または手の届く範囲で摘みます。子づる、孫づるはすべて1節で摘みます。 ひ孫づる以降は草勢を見ながら1~3節で摘みます。 ■病害虫防除 べと病、炭そ病、つる枯病などの病害は、多湿条件で発生しやすいので、水はけをよくします。下葉や側枝を整理して、風通しと日当たりをよくします。アブラムシは葉に群生、吸汁して生育を阻害するだけでなく、ウイルス病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチをすると効果が期待できます。 ■収穫 よい果実を長期間収穫するために、適期収穫がポイントとなります。収穫サイズの目安は 太さ2.8cm、長さ18~19cm、重さ100g を超えない大きさです。雌花の多い品種であるため、常に収穫サイズを守ることによって樹バテを防ぎ、収量が上げることができます。

よしなり

よしなり

株式会社サカタのタネ

複合耐病性、高品質、省力型キュウリ ■特性 1. 葉は子葉、やや角型で受光態勢がよいです。低温、弱光線に強く、側枝および孫枝が安定して発生します。 2. 主枝雌花率は12月まきで70%程度です。側枝連続着果性が高く、2果成節が40%くらいで時差肥大します。そのため収量に波がなくて秀品率が高く、多収となります。 3. 果長は21㎝(果重100g前後)で果ぞろいがよいです。とくに果色は濃緑できわめて光沢が強く、食味もよいです。 4. べと病、褐斑病、うどんこ病に耐病性で、薬散を軽減できます。とくに褐斑病激発地に有効です。 ■適応性 越冬、促成、半促成、トンネル栽培などの低温弱光線下で、とくに能力を発揮します。また、べと病、褐斑病、うどんこ病に耐病性なので、他の品種に比べ薬散の回数を減らすことができます。 ■床土 保水と排水のよいことが床土の必須条件なので、完熟堆肥を十分に含んだものを用意します。pHは6.0~6.5程度、ECは0.4~0.8程度がよいです。床土の肥料分は完熟堆肥が十分使われている場合はあまり問題ありませんが、リン酸の肥効が高いので床土づくりの際施しておくとよいです。 ■播種と育苗 播種床は床土の厚さ5㎝程度とし、地温を28℃前後に保ち、発芽を斉一にさせます。 接木をしますが、低温期の栽培には黒ダネカボチャ、半促成・トンネル・抑制栽培には「つやかEX」を用います。育苗期間中の温度は、接木活着後徐々に下げ、日中は25℃前後、夜温は12~13℃とします。 ■定植準備 初期より根を深く広く張らせることが、秀品多取のポイントです。したがって、有機質の多様と深耕を行います。また、地温は18℃以上に保ち、ベッドに地下水の結びつくくらいの灌水をしておきます。 施肥量は一般に10a当たり窒素30~35㎏、リン酸35~40㎏、カリ30~35㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 草勢がやや強いので、抑制・越冬栽培では4枚程度の大苗で、促成・半促成・トンネル栽培では、3.5枚程度で定植します。定植後活着までは夜温を15℃くらいに保ち、湿度も保つようにします。活着後は、根を十分に深く広く張らせるようにするため、やや灌水を控え、主枝の葉を大きくさせないようにします。この時期の最低夜温は11℃くらいとします。 主枝の雌花が2~3花開花し、肥大し始めたら灌水、追肥(窒素成分で2㎏/10a)をかるく行い、果実肥大を確実にします。この時期より最低夜温を1~2℃程度上げます。 ■施肥と潅水 追肥は主枝雌花開花ごろから開始し、窒素を10a当たり2~3㎏くらいずつ施します。追肥の間隔は草勢、天候などにより5~7日くらいとします。 灌水は定植前ベッドに十分行い、定植後主枝雌花開花まではなるべく控えます。主枝雌花開花ごろより本格的に灌水を始め、少量多回数を原則とします。 ■整枝と摘葉 側枝は下位5~6節までは摘除し、その上4~5節は1節止め、その上の節は2~3節止めとし、上位2~3節の側枝は1節止めとします。 主枝摘芯後は、必ず力強い生長点を2~3本残し草勢を維持します。孫枝は草勢を見て、強い枝だけ摘芯し、他は半放任とします。 摘葉は、原則として、老化葉、罹病葉から摘みますが、光線と風通しを考え、上中位葉を1回当たり1~2枚を限度に摘みます。

リル

リル

株式会社サカタのタネ

サラダ、浅漬けに好適!食味のよいミニキュウリ ■特性 ・食味は歯切れがよく甘みがあり、サラダ、浅漬けに適するミニキュウリ。果長12~15cm、果重20~40g。 ・高温長日下でも、雌花着生がよい。草勢のコントロールが容易で極めて多収となる。 ・最適作型はハウス半促成、トンネル、露地、越冬栽培。 ・褐斑病に耐病性で、べと病に強い。

サラ

サラ

株式会社サカタのタネ

過繁茂にならず栽培しやすい省力型のミニキュウリ ■特性 1.7月上旬~8月下旬まきのハウス抑制およびハウス半抑制、トンネル、露地栽培に適します。 2. 高温長日下でも、雌花着生がよく、子づるは太く短いため、高温期の栽培でも過繁茂になることなく、整枝作業が軽減できます。 3. 果長は12~13㎝(果重20~30g)で果ぞろいがよく、高温時でも尻細果の発生はきわめて少ないです。 4. 果色は濃緑色で、いつの時期でも光沢よく、食味もよいです。 ■育苗・育苗管理 床土は完熟堆肥を十分に含み、排水と通気がよく、リン酸の肥効が高いものが望ましいです。 播種はプラントベッドなどを使用し、播種床の厚さは5~6㎝は必要です。抑制栽培では高温となるため、根の量が少なくなりやすいので、十分に苗の間隔を広げ、徒長させないことが上作多収のポイントとなります。 本種は、光沢の強い品種ですが、ブルームレス台木の「つやかEX」に接木すると、さらに高品質の果実が収穫できます。 育苗日数は18~20日ほど、展開葉数3.5枚前後の苗が定植適期です。 ■定植準備 土壌の通気、保水、排水をよくするために、10a当たり完熟堆肥を3~4t程度入れ、深耕を行います。元肥は、土壌分析の結果に基づきますが、一般のキュウリに比べ、成分で20~30%ほど減らし、生育初期には栄養成長になりすぎないようにします。また元肥は、油、骨粉などの有機質肥料や緩効性肥料を主体とします。 日射量も多く、高温となる抑制栽培では、密植は禁物であり、10a当たり1,200本程度の栽植密度が標準となります。 ■定植および定植後の管理 定植時は、ポットに十分灌水を行い、活着をスムーズに行わせます。定植後活着するまでは、株元およびハウス内の通路などに散水を行い、急激なしおれや芯焼けを防止します。活着後は灌水をなるべく控え、根を深く広く張らせます。主枝ピンチまでに、根の張る範囲が決定されるので、地上部の徒長に注意し、根を広く張らせることが、上作の要点です。 ■施肥と潅水 追肥は果実の肥大を確認してから行い、1回に10a当たり窒素を2~3kg程度で草勢を見ながら施します。灌水は、1番果肥大開始ごろから本格的に始めますが、一度に多量の灌水をすると根を傷める原因となるので注意します。 ■病害虫防除 抑制栽培ではウイルス病の発生を招きやすいので、育苗床、本圃のまわりを寒冷紗で囲い、アブラムシ、オンシツコナジラミなどの防除に努めます。

黒さんご

黒さんご

株式会社サカタのタネ

曲がりが少なく、極めて品質のよい四葉キュウリ ■特性 ・果長は24cm前後の短形四葉タイプ。黒光りする濃緑色で品質が極めてよい。親づるは2〜3節おきに、子づる以降は節成りのように着果し、収穫期前半の収量が極めて多い。 ・耐病性強く、草勢旺盛。密植可能。 ■播種と育苗 3号(9cm)ポリ鉢にタネを2~3粒ずつまき、本葉が1枚くらいのころに1本に間引くか、苗床にスジまきし、本葉が1~2枚程度で3号(9cm)ポリ鉢に植え替えます。本葉が約3枚になるころ、苗に仕上げて植えつけます。水やりは午前中に行い、夕方にはポリ鉢の表面が乾く程度の量とします。植えつけの2~3日前から、夜温と地温を16℃くらいまで下げ、苗の順化を行います。 ■定植準備 植えつけの2週間ほど前に10a当たり苦土石灰約150kg、1週間ほど前に完熟堆肥約1000~2000kg、有機配合肥料約100kgを施します。幅100cmくらいのうねをつくり、合掌の支柱を立てます。条間約60cmの2条植えで、株間50~60cmを目安に畑を作ります。大きめのプランター植えでは株間を40cmくらいにします。キュウリの根は比較的浅く広がるので、元肥も浅層に全面的に混合するように施します。 ■定植および定植後の管理 植えつけ後の最低地温は18℃以上必要です。水やりは植えつけ前に十分行い、植えつけ後10日間くらいは水やりしなくてもしおれないようにしておきます。主枝は25~30節で摘芯し、側枝は下位5節までは早めに元からかきとります。側枝は芯が小さいうちに本葉2~3枚ほどで摘芯し、孫枝の発生を促します。 ■病害虫防除 べと病、炭そ病、つる枯病などの病害は、多湿条件で発生しやすいので、水はけをよくします。下葉や下位側枝を整理して、風通しと日当たりをよくします。アブラムシは葉に群生、吸汁して生育を阻害するだけでなく、ウイルス病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチをすると効果が期待できます。 ■収穫 果実の長さが24cmくらいを目安に収穫します。最盛期には朝と夕の2回収穫します。収穫が遅れ果実が大きくなると、株に負担がかかり収穫量が減るので、早めの収穫を心がけるとともに、とり残した果実があると株に負担がかかるので、よく見てすべて収穫します。とくに草勢が弱ったときは、若どりして株の回復をはかります。1株当たり5~6本収穫したら1回の割合で追肥を行います。若どりした果実はモロキュウなどにして食します。

フリーダムハウス1号

フリーダムハウス1号

株式会社サカタのタネ

鮮緑でテリがあり食味が優れる味わいキュウリ ■特性 1. 草勢が強く、子づる及び孫づるの発生はきわめて良好です。葉は緑色で丸形です。 2. 主枝雌花率は9月~3月播種で、約70~80%です。 3. 果実はイボなしの円筒形で、果長17~19cm、果径2.8cmで秀品率が高いです。果色は濃緑でブルームレス台木を使わなくても、ブルームが少なく、光沢があり、果肉も緑が濃いです。 4. 食味は歯切れよく甘みがあり、サラダ、浅漬けに好適です。 5. うどんこ病に対して、きわめて強い耐病性があります。 ■播種と育苗 6~7cmの厚さの床土にスジまきし、種子の厚みの3倍の覆土をします。発芽するまでは、地温28℃前後に管理します。 接木はブルームレス台木の使用を基本とします。接木(呼び接ぎ、断根挿し接ぎなど)を経て9~10.5cmポットに移植します。軟弱徒長を防ぐため、徐々に地温を下げ(25℃→20℃)、灌水量も必要最低限に抑えます(夕方ポットの表面が軽く乾く程度)。 ■定植準備 元肥の成分量の目安は10a当たり 窒素30kg、リン酸35kg、カリ30kg を標準とします。食味、草勢の維持のため有機肥料を主体に施用します。堆肥は完熟で良質のものを10a当たり2000kg以内施します。 ■定植および定植後の管理 9cmポットで本葉2.5枚、10.5cmポットで本葉3~3.5枚くらいで定植します。定植前後に十分灌水し、その後は根張りをよくするために花が咲くまで灌水は控えめにします。1番花が開花したら灌水の回数を多くします。追肥は1番目の果実を収穫する前に1回、その後1株から7~8本収穫するごとに行います。 株元から5節までの子づるは小さいうちに摘みます。株元から7節までの雌花をすべて摘みます。 親づるは支柱の高さ、または手の届く範囲で摘みます。子づる、孫づるはすべて1節で摘みます。 ひ孫づる以降は草勢を見ながら1~3節で摘みます。 ■病害虫防除 べと病、炭そ病、つる枯病などの病害は、多湿条件で発生しやすいので、水はけをよくします。下葉や側枝を整理して、風通しと日当たりをよくします。アブラムシは葉に群生、吸汁して生育を阻害するだけでなく、ウイルス病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチをすると効果が期待できます。 ■収穫 よい果実を長期間収穫するために、適期収穫がポイントとなります。収穫サイズの目安は 太さ2.8cm、長さ18~19cm、重さ100g を超えない大きさです。雌花の多い品種であるため、常に収穫サイズを守ることによって樹バテを防ぎ、収量が上げることができます。

さつきみどり

さつきみどり

株式会社サカタのタネ

病気に強く、食味良好、栽培しやすいキュウリ ■特性 1.味のよさは抜群・病気に強く、つくりやすいので人気のある家庭菜園向き品種です。 2.親づるに雌花が多くつき、子づるの発生は少なめですが、子づるにも果実がつき、たくさん収穫ができます。 3.べと病、炭そ病、うどんこ病などに強く、つる枯病にもかなり強いです。 ■播種と育苗 3号(9cm)ポリ鉢にタネを2~3粒ずつまき、本葉が1枚くらいのころに1本に間引くか、苗床にスジまきし、本葉が1~2枚程度で3号(9cm)ポリ鉢に植え替えます。本葉が約3枚になるころ、苗に仕上げて植えつけます。水やりは午前中に行い、夕方にはポリ鉢の表面が乾く程度の量とします。植えつけの2~3日前から、夜温と地温を16℃くらいまで下げ、苗の順化を行います。 ■定植準備 植えつけの2週間ほど前に10a当たり苦土石灰約150kg、1週間ほど前に完熟堆肥約1000~2000kg、有機配合肥料約100kgを施します。幅100cmくらいのうねをつくり、合掌の支柱を立てます。条間約60cmの2条植えで、株間50~60cmを目安に畑を作ります。大きめのプランター植えでは株間を40cmくらいにします。キュウリの根は比較的浅く広がるので、元肥も浅層に全面的に混合するように施します。 ■定植および定植後の管理 親づるが170cmくらいになると先端の芯を止め、子づるは2~3枚ほど葉をのこして芯を止めます。果実が曲がるのは、日照不足、肥料不足、水分不足が原因です。尻細り果は、肥料不足、高温、乾燥が原因です。開花時に子房が小さく、肥料不足と思われるときは、液肥や速効性の化成肥料を適宜施します。 ■病害虫防除 収穫も中期に差しかかると、草勢が旺盛になり、葉と葉が重なり合い光の通りがわるくなります。また、過繁茂になると風の通りもわるくなり、灰色かび病、菌核病などの発生により枯れることがあります。病気の葉はもちろん、黄色くなった葉、重なり合った葉を摘みとります。摘葉の目安は、展開してから30~40日です。 ■収穫 果実の長さ24cm前後を目安として収穫します。最盛期には朝と夕の2回収穫します。収穫が遅れ果実が大きくなると、株に負担がかかり収穫量が減るので、早めの収穫を心がけるとともに、とり残した果実があると株に負担がかかるので、よく見てすべて収穫します。とくに草勢が弱ったときは、若どりして株の回復をはかります。1株あたり5~6本収穫したら1回の割合で追肥を行います。若どりした果実はモロキュウなどにして食します。

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