果実・収量特性

種なしのスイカ品種一覧 全18種類

種なしスイカ 種なしスイカとは 種なしスイカとは、果肉中に成熟した種子(黒い硬い種)が形成されない、またはほとんど形成されないスイカ品種のことです。現在流通する種なしスイカの多くは「三倍体(3X)」と呼ばれる染色体数の異なる品種群です。 通

ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

種なしについて

種なしスイカ

種なしスイカとは

種なしスイカとは、果肉中に成熟した種子(黒い硬い種)が形成されない、またはほとんど形成されないスイカ品種のことです。現在流通する種なしスイカの多くは「三倍体(3X)」と呼ばれる染色体数の異なる品種群です。

通常のスイカは二倍体(2n=22)の染色体を持ちます。種なし品種は、コルヒチン処理などによって染色体数を倍加させた四倍体(4n=44)と、通常の二倍体を交配させて得られる三倍体(3n=33)です。この三倍体の染色体は正常な減数分裂ができないため、種子が形成されません。食べたときに感じる白い薄い膜状のものは、発育しなかった未成熟な種痕(種の痕跡)であり、硬い黒種とは異なります。

スイカ(Citrullus lanatus)の三倍体品種は1940年代に日本の育種家・木原均博士らによって開発が始まり、以来80年近くにわたって改良が重ねられてきました。国内では「種なし」表記で、海外ではシードレス(Seedless)と呼ばれ、特に北米市場では種なしスイカがスイカ流通の大部分を占めるまでに普及しています。

種なしスイカの仕組みと栽培上の特徴

種なしスイカの生物学的な仕組みを理解しておくことは、栽培管理の理解を深めるうえで重要です。

三倍体品種は自身では種子を作らないため、受粉のために二倍体品種(通常の普通スイカ)の混植が必要です。三倍体品種の花に二倍体品種の花粉が運ばれることで、果実の肥大が始まります。混植する二倍体品種を「受粉樹(花粉親)」と呼び、一般的に三倍体4〜5株に対して二倍体1株の割合で混植します。受粉樹の品種選定も、開花タイミングの合致が重要なポイントです。

三倍体の種子は発芽に特有の難しさがあります。種皮が硬く水分の吸収がしにくいため、通常の二倍体種子より発芽率が低くなる傾向があります。催芽(水に漬けて発芽を促す処理)や高温条件での育苗など、通常品種以上の丁寧な育苗管理が必要です。

意外と知られていないのですが、三倍体スイカは初期生育が二倍体品種より緩慢な場合があります。育苗期間中の草勢が弱い品種もあるため、育苗温度の管理と活着促進の管理が通常品種以上に重要になります。

ナント種苗の「3X GOLDEN JACK(3Xゴールデンジャック)」「3X BLACK JACK(ブラックジャック)」「3XサンバSP(Samba SP)」は、同社が展開する三倍体スイカシリーズです。3X(スリーエックス)の表記が三倍体品種を示しています。

種なしスイカの魅力と市場ニーズ

種なしスイカが生産者・消費者双方から注目される理由は、種の有無という一点だけにとどまりません。

消費者にとっての最大の価値は、種をよける手間がなく食べやすいことです。特に子どもや高齢者の食事場面、ビュッフェ・弁当・サラダへの利用など、手を使わずにそのまま食べられる状況では、種なしスイカの利便性が際立ちます。外食・中食産業では、カットして提供するフルーツプレートやデザートビュッフェの素材として、種なしスイカの採用が増えています。

量販店では種なしスイカが通常スイカより高値で販売されることが多く、生産者にとっての収益向上の可能性があります。ただし、作付面積あたりの生産コストも種なし品種は高くなる傾向があるため、収益性の評価は丁寧に行う必要があります。

輸出需要も見逃せません。北米・東南アジアなど、種なしスイカの普及が進んでいる市場への輸出を視野に入れる産地では、品質面での基準が種ありスイカとは異なる場合があります。

栽培上の注意点

種なしスイカは通常品種より栽培難易度が高く、以下の点に特に注意が必要です。

育苗の精密管理が品質を左右します。三倍体種子は吸水処理(催芽)後に播種し、発芽温度は28〜32℃程度の高温が必要です。発芽に失敗すると補植が難しいため、育苗スペースに余裕を持たせておくことが重要です。

受粉樹の管理は安定生産の前提条件です。受粉樹となる二倍体品種の植え付け割合・位置・開花タイミングの調整が、着果率に直結します。受粉樹が少なすぎると着果不良が起き、逆に多すぎると受粉樹の二倍体果実の混入リスクが生じます。

空洞果のリスクが通常品種より高い傾向があります。急激な肥大や受粉不良は空洞果の原因になりますが、三倍体品種はその発生感受性が高いとされています。適切な着果管理と肥水管理が予防の基本です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。三倍体スイカは収穫適期のウィンドウが通常品種より狭い場合があります。熟期の判定を開花後の日数と積算温度から精密に管理することが、品質安定の鍵です。

品種選びのコツ

種なしスイカの品種選びでは、通常品種とは異なる観点が加わります。

  • 三倍体品種と受粉樹品種の開花タイミングの適合性
  • 育苗の難易度(発芽率・初期生育の安定性)
  • 空洞果の発生しやすさ(品種によって差がある)
  • 果肉の食感とシャリ感(三倍体品種は品種間で差がある)
  • 果皮色・果肉色(赤肉・黄肉など)と販売先ニーズとの一致

初めて種なしスイカに取り組む場合は、地域の農業試験場や種苗会社の栽培指導を事前に受けることが、失敗リスクを下げるうえで有効です。

市場動向とこれから

国内での種なしスイカの作付けは、大手産地での取り組みよりも直売所・農産物直売チャネルでの展開が先行している状況です。食べやすさを訴求した高付加価値品として、通常のスイカとの差別化ができる点が直売所での人気につながっています。

海外市場では、特に北米での種なしスイカのシェアが8割以上に達しているとされており(業界筋情報)、日本の国内市場とは対照的な状況です。国内でも消費者の「食べやすさ」ニーズが高まる中、種なしスイカの市場規模は緩やかに拡大することが期待されています。

品種改良の面では、三倍体品種の発芽率向上・草勢安定・空洞果耐性の改善が引き続き育種の重要課題として位置づけられています。栽培難易度の低い品種が充実することで、生産者の導入障壁が下がることが期待されます。

まとめ

種なしスイカは、三倍体(3X)の染色体構成によって種子の形成が抑制されたスイカ品種群です。食べやすさと高付加価値性を持つ一方、育苗の精密管理・受粉樹の設置・空洞果リスクへの対応など、通常品種より栽培管理の難易度が高い品目です。

品種選びにあたっては、三倍体品種の特性を理解したうえで、受粉樹との開花適合性・育苗安定性・空洞果耐性を総合的に評価することが重要です。初めて取り組む場合は少量の試作から始め、栽培技術を確認してから面積を拡大していく段階的なアプローチが現実的です。種なしスイカの品種情報については、スイカの品種一覧もあわせてご確認ください。

18品種 表示中
たべほうだい赤王

たべほうだい赤王

株式会社大和農園

シャリ感・甘みも強いタネなしスイカ‼ サイコロカットにおすすめ ■基本情報 品目 スイカ タイプ 大玉・縞皮・赤肉・3X種 糖度 12~13度 果形 正球型 果重 7〜8kg 最適作型 トンネル〜露地栽培向き 草勢 初期[強]交配期[強]収穫期[強] 積算温度 1,000℃ 低温適性 △ 高温適性 ◎ 低温着果性 △ 担果力 〇 肉質 硬 糖度上がり 早 発色 中 日持ち 長 ■品種特徴 ○美味しいタネなしスイカの決定版。 ○シャリ感に富み、糖度13度前後。 ○果重は4本2果どり栽培で7~8㎏前後。 ○着果や玉肥大も安定。 ■栽培方法 ○三倍体スイカですので、発芽のための床土温度は普通種よりもやや高めに設定します。良好な発芽を促すには設定温度を30~32℃とすることで発芽が安定します。 ○着果には花粉用(普通、二倍体)品種が必要です。虫媒交配では本品種を2に対して花粉用に普通品種を1の割合で混植します。花粉用には、外観で三倍体品種との区別が可能な品種が適します。※黒皮品種の「くろあま」などが区別しやすくお勧めです。 ○3本1果収穫、あるいは4本2果収穫の栽培に適します。着果位置は子づるの第18~20 節(3番花)を目標とします。 ■栽培上の注意点 ○草勢が強く、側枝の発生が旺盛な品種です。子づるから発生した側枝は着果節までは全て摘除し、その後は草勢をみながら放任あるいは摘除とします。 ○生育期間を通して草勢をややおとなしめに管理することで、着果不良や変形果の発生が抑えられます。着果後は順調な玉肥大を促すため、急激な草勢変動のもととなる、過潅水や極端な潅水制限は避けてください。 ○熟期は7月収穫で48~50日が目安ですが、気候や栽培条件により前後しますので、熟期判定には必ず試し切りを行ってください。 ○果実成熟の緩慢な作型では、着色シイナ(茶色のタネ)が発生する率が高くなるため、作型の選定には注意が必要です。種無しとしての品質を重視される場合、7月以降の収穫を推奨します。

たべほうだい黒王

たべほうだい黒王

株式会社大和農園

高級感のある黒皮のタネなし大玉スイカ ■基本情報 品目 スイカ タイプ 大玉・黒皮・赤肉・3X種 果形 正球型 果重 6kg前後 最適作型 ハウス〜トンネル栽培向き 草勢 初期[強]交配期[強]収穫期[強] 積算温度 1,000℃ 低温適性 △ 高温適性 ◎ 低温着果性 △ 担果力 ○ 肉質 硬 糖度上がり 早 発色 中 日持ち 長 ■品種特徴 たべほうだい赤王より肉質はやや硬め。 果重は6kg前後。

ほお晴れ(R)BB

ほお晴れ(R)BB

丸種株式会社

種が少なく食べやすい、食味の良い黒皮シードレススイカ! 1.食味に優れる黒皮シードレス! よくシマったシャリ感に富む肉質の大変おいしいスイカです。糖度は13度内外で安定します。 2.ユニークな外観! 暗緑色の果皮で差別化しやすい外観、果形はボリューム感のある豊円形で果重は7~8㎏になります。 3.食べやすい 三倍体スイカの中でも特にシイナが小さく、非常に食べやすいスイカです。 4.作りやすい! 草勢は非常に強いものの、三倍体スイカとしては形状が乱れにくく変形果の発生が少ないので、カッ ト販売向け品種としても有利に販売できます。 ※三倍体スイカ自身の花粉では着果しないため、着果には普通スイカの花粉が必要です。目安はシードレススイカ3株に対し1~2株の普通スイカを植えることが必要になります。 ※本種は三倍体利用のシードレス品種のため、まれに異数体(交配しても着果・肥大しない株)が見られることがありますので、ご了承ください。

イエローブッシュ

イエローブッシュ

株式会社久留米種苗園芸

【特性】 手を入れずに美味しい西瓜が出来る 草勢が強く、葉が大きくて節間が詰まり省スペース栽培! 家庭菜園にも最適!ベランダで栽培できる! ◆果実は黄皮のやや円形で、果肉はオレンジ色である。 ◆肉質はやや硬くしまって糖度が12度以上になり、味が良い。 ◆節間が短く坪当たりの定植本数が多くなるので総じて収穫果数の増加につながり、収量が多い。 ◆葉が肉厚で、種無しスイカの様な生育をし、草勢が強い。 ◆普通の西瓜より、生長点が上に伸びるような生育をする。 ◆通常3本仕立ての1果採りで6~8kgの果実が収穫出来る。 ◆栽植本数10a当たり1000~1100株定植で7,000kg程度の果実を収穫出来る。 ◆成熟日数は促成で50日程度、半促成で40日程度、トンネル等の栽培で35日程度である。 ◆交配着果後の子蔓等の整枝を行わず放任とする事が出来るのでらくらく栽培が出来る。 【適応作型】 トンネル露地栽培に適する。 【栽培上の注意点】 ◆普通の西瓜より種子が小さく又、種皮が硬いので発芽がやや遅れる場合がある。 ◆覆土には軽い土(バ―ミキューライト等)を使ってください。 ◆種無しスイカのように、肉厚葉で草勢が強い品種なので元肥は通常品種より20%程度減らす。 ◆畝幅1.8~2.0m、株間45~50cm、10a当たり1000~1100株、植え穴を掘り、植え穴潅水をして、定植をし、活着促進を図る。以降、潅水を極力控え、着果し易い様に生育させる。 ◆整枝方法は親枝1本を伸ばし、株元より順次子枝が発生するので、2本の子枝を伸ばし、親蔓1本子蔓2本の3本仕立て1果収穫で6~8kg程度、2果収穫で4~6kgの大きさになる。以降の子~孫枝は半放任とする。 ◆草勢が強い場合は、着果が悪くなるので交配する時交配する株の生長点を摘芯する。但し、大きさが小さくなる傾向がある。 ◆交配は23~25節程度の3番果が最も大玉になる。着果が確認出来たら少量の潅水を始める。以降順次肥大に合わせて少量潅水をする。 ◆1~2番果に着荷させると子枝の発生が遅くなり小玉傾向になる。 収穫は着果後35~50日程度を目安とする。

タイガーブッシュ

タイガーブッシュ

株式会社久留米種苗園芸

【特性】 手を入れずに美味しい西瓜が出来る 草勢が強く、葉が大きくて節間が詰まり省スペース栽培! 家庭菜園にも最適!ベランダで栽培できる! ◆果実は縞皮のやや円形で、縞がはっきりしている ◆果肉は紅色で、肉質はやや硬くしまって糖度が12度以上になり、味が良い。 ◆節間が短く坪当たりの定植本数が多くなるので総じて収穫果数の増加につながり、収量が多い。 ◆葉が肉厚で、種無しスイカの様な生育をし、草勢が強い。 ◆普通の西瓜より、生長点が上に伸びるような生育をする。 ◆通常3本仕立ての1果採りで6~8kgの果実が収穫出来る。 ◆栽植本数10a当たり1000~1100株定植で7,000kg程度の果実を収穫出来る。 ◆成熟日数は促成で50日程度、半促成で40日程度、トンネル等の栽培で35日程度である。 ◆交配着果後の子蔓等の整枝を行わず放任とする事が出来るのでらくらく栽培が出来る。 【適応作型】 トンネル露地栽培に適する。 【栽培上の注意点】 ◆普通の西瓜より種子が小さく又、種皮が硬いので発芽がやや遅れる場合がある。 ◆覆土には軽い土(バ―ミキューライト等)を使ってください。 ◆種無しスイカのように、肉厚葉で草勢が強い品種なので元肥は通常品種より20%程度減らす。 ◆畝幅1.8~2.0m、株間45~50cm、10a当たり1000~1100株、植え穴を掘り、植え穴潅水をして、定植をし、活着促進を図る。以降、潅水を極力控え、着果し易い様に生育させる。 ◆整枝方法は親枝1本を伸ばし、株元より順次子枝が発生するので、2本の子枝を伸ばし、親蔓1本子蔓2本の3本仕立て1果収穫で6~8kg程度、2果収穫で4~6kgの大きさになる。以降の子~孫枝は半放任とする。 ◆草勢が強い場合は、着果が悪くなるので交配する時交配する株の生長点を摘芯する。但し、大きさが小さくなる傾向がある。 ◆交配は23~25節程度の3番果が最も大玉になる。着果が確認出来たら少量の潅水を始める。以降順次肥大に合わせて少量潅水をする。 ◆1~2番果に着荷させると子枝の発生が遅くなり小玉傾向になる。 収穫は着果後35~50日程度を目安とする。

レアシードひときわ

レアシードひときわ

株式会社萩原農場

種なし縞皮大玉スイカなら・・・ ・栽培性が高く、食味・肥大性も優れた大玉です。 ・ブロックカットにも最適です ・シイナが小さく目立ちません。 ■収穫日数の目安 ・6~7月収穫:交配後 44~49日 ■特性 ・草勢は3倍体品種としてはおとなしいため、着果は安定している。 ・空洞果の発生が少なく、上物率が安定している。 ・果実は8~9kg前後の玉張りの良い豊円形。 ・果皮は、緑色の果皮に縞柄が入る。 ・果肉は帯桃鮮紅色でカット後の変色が少なく、見栄えが良い。 ・糖度は12~13度前後で食味が良い。 ・3倍体品種は一般的にセンイが多いが、本品種はセンイが少なく、やや硬めでシャリ感が強いため、一般的な2倍体品種と同等の食感が味わえる。 ・シイナ(白くて薄く食べられる種)は特に小さく、歯に当たりにくく食べやすい。 ■栽培上の留意点 ・本種は3倍体品種で花粉に着果能力がないので、必ず2倍体品種の花粉を用いて、出来るだけ人工交配を行う。 ・施肥量は一般大玉品種の5割以下とする。 ・低節位着果では空洞果が増えるため、雌花の充実が良くなる3~4番花に着果させる

007西瓜

007西瓜

宝種苗株式会社

種なしの小玉西瓜 黒皮、シャリ感強く、高糖度! ●果形は丸型の種なし小玉西瓜。果重2.5~4kg前後。 ●極濃緑皮に黒の縞が入る黒皮。皮が非常に強く棚持ちが良い。 ●果肉色は鮮紅色、肉質は硬めでシャリ感が非常に強い。 ●糖度は12度前後で食味に優れる。 ●樹勢は旺盛でやや大きめの葉。特に夏場の高温期でも樹勢を維持しやすい。 ●果実は割れが特に遅く、在圃性が良い。畑に長く置き過ぎた場合でも、食味の落ちが少ない。 ●登熟日数は通常の小玉品種より5日程度遅く40~45日前後。試し切りを行い収穫する。 ●栽培環境により白いタネ(シイナ)が入る場合があります。

3X BLACK JACK ブラックジャック

3X BLACK JACK ブラックジャック

ナント種苗株式会社

種有り品種と大差ない栽培性 低温着果性・揃いが良い ■特徴 ・草勢は3倍体品種としては大人しい(通常のタネあり品種よりは強い)。 ・果皮色は漆黒色で縞の無い重厚感ある外観。 ・空洞果や変形果が3倍体品種としては非常に少なく、抜群の秀品性。炭疽病にも強い。 ・果重 8~10kg。果形は玉張りの良い球形。 ・シイナ(未熟種子)が少なく、カットした場合の見栄えも良好。 ・糖度は 12.5度前後でコク深い。果肉は濃緑紅色でやや硬めの肉質。 ・従来の 3倍体品種特有の繊維質が口の中で残らず、食感・口どけが極良。 ・果皮が硬いため輸送性に優れ(荷傷みしにくい)、カット販売もしやすい。 ■栽培のポイント ・ハウスでは 4月下旬収穫から、大型トンネルでは 6 月上旬収穫からの作型に好適(加温ハウスであれば 4 月上旬収穫から)。ハウスでは株間 50~60cm の3本仕立て1果どり、トンネルでは70 ~80cm の4本果どりが良い。 ・タネあり品種と比較して草勢強いため、施肥量は 2~ 3割減が良い。台木品種には草勢が暴れにくい「FRベースメイカー」をお薦めします。(特に早い作型にて) ・成熟期は中生タイプ。6~7月収穫のトンネル栽培で開花後 47~48日程度で収穫。 ・通常のタネあり品種よりも草勢が強いため、多めの脇芽取り作業を適宜行う。 ・果皮色が非常に濃いため、玉キズがあると目立ちやすくなるので特に幼果期には傷つけないように注意。また、高温期作型では日焼けする場合があるので、日焼け対策と草勢の維持に努める。また果実を新聞紙を被せることも有効です。

3X GOLDEN JACK 3Xゴールデンジャック

3X GOLDEN JACK 3Xゴールデンジャック

ナント種苗株式会社

安定して高糖度。 きめ細かな極上のシャリ感。 ■特徴 ・果重 8~10kg の正球形。果皮は漆黒で薄く縞が入る。果肉は濃いレモンイエローのシードレス。 ・糖度: 14度以上も無理なく狙える高糖度。 ・食感: 3倍体特有の繊維質が少なく、食感に優れる。硬めでしっかりとした肉質で、カット販売に最適。 ・栽培特性: 草勢はシードレス品種の中では非常に大人しく、栽培しやすい(タネありスイカとの混植でも勝ち負けが起こりにくい)。 ・着果・収量: 「着果性」と「空洞果耐性」が極めて高く、秀品性・収量性が非常に優れる。 ・耐病性:炭疽病耐性を持つ。 ・裂果耐性: 果皮が硬いため裂果が非常に少ない。「金色羅皇」の裂果対策品種としても有効。(糖度は金色羅皇の方が高い傾向がある)。 ・成熟期:中晩生。 ■栽培のポイント ・台木: 一般的なタネあり品種と比べ草勢が若干強いため、台木は草勢大人しめの「FRベビー スイカ」を推奨。 ・幼果時の管理: 黒皮品種であるため、玉キズが目立ちやすい。幼果時の傷に要注意。 ・日焼け: 収穫前の日焼けに注意する。(ただしブラックジャックと比べると日焼けには非常に強い)。 ・高温期の注意点: 高温期作型においては、シイナ(未熟種子)が少し着色することがあり、黄肉のため目立つことがある。

NW-562

NW-562

ナント種苗株式会社

高温期栽培可能な硬肉の黒皮黄肉小玉が登場 ■特徴 ・草勢は中程度。従来の黄肉種に比べて果肉が硬く、高温期においてもシャリ感が残る肉質。果実は2.0~2.5kg、張りのある球形。高温期でも縞が見えない真黒の外観でブルーム発生。肉色は鮮やかな黄色。糖度12.5度前後まで上がり、黄肉種が最も苦手とする高温期でも食味良好となる。 ■栽培のポイント ・草勢が強くはないので特に高温期は低節位着果を避ける。茎葉が硬いため、子蔓の発生時にはやや蒸し気味の管理を行う。着果後はつる先の強整枝は避け、放任気味に管理して生長点を確保(収穫までしっかりとした葉を持たせる)。玉返しまたはマット敷きを必ず行う。縞皮小玉よりも3~5日晩生。

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