3X BLACK JACK ブラックジャック
種有り品種と大差ない栽培性 低温着果性・揃いが良い ■特徴 ・草勢は3倍体品種としては大人しい(通常のタネあり品種よりは強い)。 ・果皮色は漆黒色で縞の無い重厚感ある外観。 ・空洞果や変形果が3倍体品種としては非常に少なく、抜群の秀品性。炭疽病にも強い。 ・果重 8~10kg。果形は玉張りの良い球形。 ・シイナ(未熟種子)が少なく、カットした場合の見栄えも良好。 ・糖度は 12.5度前後でコク深い。果肉は濃緑紅色でやや硬めの肉質。 ・従来の 3倍体品種特有の繊維質が口の中で残らず、食感・口どけが極良。 ・果皮が硬いため輸送性に優れ(荷傷みしにくい)、カット販売もしやすい。 ■栽培のポイント ・ハウスでは 4月下旬収穫から、大型トンネルでは 6 月上旬収穫からの作型に好適(加温ハウスであれば 4 月上旬収穫から)。ハウスでは株間 50~60cm の3本仕立て1果どり、トンネルでは70 ~80cm の4本果どりが良い。 ・タネあり品種と比較して草勢強いため、施肥量は 2~ 3割減が良い。台木品種には草勢が暴れにくい「FRベースメイカー」をお薦めします。(特に早い作型にて) ・成熟期は中生タイプ。6~7月収穫のトンネル栽培で開花後 47~48日程度で収穫。 ・通常のタネあり品種よりも草勢が強いため、多めの脇芽取り作業を適宜行う。 ・果皮色が非常に濃いため、玉キズがあると目立ちやすくなるので特に幼果期には傷つけないように注意。また、高温期作型では日焼けする場合があるので、日焼け対策と草勢の維持に努める。また果実を新聞紙を被せることも有効です。
                  
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