果実・収量特性

高糖度のスイカ品種一覧 全97種類

高糖度スイカ 高糖度スイカとは 高糖度スイカとは、果肉中の糖含有量(Brix値で示す糖度)が一般的な品種より高いスイカ品種の区分です。スイカの糖度は一般的に中心部(果実の中央付近)で測定するため「中心糖度」と呼ばれ、通常品種では11〜12度

ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

高糖度について

高糖度スイカ

高糖度スイカとは

高糖度スイカとは、果肉中の糖含有量(Brix値で示す糖度)が一般的な品種より高いスイカ品種の区分です。スイカの糖度は一般的に中心部(果実の中央付近)で測定するため「中心糖度」と呼ばれ、通常品種では11〜12度程度が基準とされることが多いです。高糖度品種は中心糖度12〜13度以上を目標として育種・選抜されており、品種によっては安定して13度以上の糖度を示すものもあります。

糖度は果実の甘みを示す指標ですが、スイカの美味しさは糖度だけでは決まりません。シャリ感(食感の歯切れ良さ)・果肉色の鮮やかさ・果汁の量・酸味とのバランスなどが複合的に「スイカらしい美味しさ」を構成します。高糖度品種は甘みの強さが前面に出る傾向がありますが、これらの他の要素とのバランスも品種選びの重要な視点です。

スイカの糖蓄積は、葉で光合成によって生成された炭素化合物が師部(植物の維管束の一部)を通じて果実に転流される過程で起きます。果実内ではショ糖・果糖・ブドウ糖などの可溶性糖の蓄積が進みます。転流効率は気象条件(日照・気温)・樹勢・着果数・収穫時期に影響を受けるため、品種の糖度ポテンシャルを最大限に引き出すには栽培管理が重要です。

高糖度スイカの魅力

高糖度スイカが生産者・消費者の双方から注目される理由は、甘みという最も直感的な品質指標が市場で強い訴求力を持つからです。

消費者にとっては、スイカの購入時に「甘いかどうか」が最も重視される品質項目の一つです。購入後にスイカを切って食べて「甘くなかった」という体験は、再購入意欲を大きく下げます。高糖度品種を安定的に生産できる産地・生産者は、このリスクを品種の力で補うことができます。

生産者にとっては、高糖度品種の導入が価格交渉力の向上につながる可能性があります。直売所や産直通販では「糖度〇度保証」「高糖度品種使用」という訴求が消費者の購買動機になることがあります。量販店のバイヤーへの商談でも、糖度の数値は説得力のある品質指標として機能します。

意外と知られていないのですが、スイカの糖度には「縁糖度」(果皮に近い部分の糖度)という概念も重要です。高品質なスイカは中心糖度と縁糖度の差が小さく(「均一な甘み」と表現される)、最後の一口まで美味しく食べられます。品種選びでは中心糖度だけでなく、糖度の均一性も確認できると理想的です。

消費者・市場ニーズ

高糖度スイカへの消費者ニーズは、食の個人化・多様化の潮流の中で、「少量でも本当に美味しいものを食べたい」という価値観の広がりとともに高まっています。

量販店では、糖度保証ラベル(「糖度11度以上保証」など)を付けた商品が高値で販売されるケースが増えています。産地の農協や産直チャネルでも、糖度の高さを品質保証の一つとして訴求する動きが定着しつつあります。

外食・中食産業では、デザートバイキング・カフェのフルーツプレートなど、スイカが単独で主役として提供される場面では、甘みの強さが直接的な評価につながります。業務用の仕入れでも、安定した糖度水準の確保が取引条件になることがあります。

贈答用途では、高糖度スイカは「甘さが保証された贈り物」としての付加価値があります。お中元・夏の贈答品として産地から直送されるスイカでは、糖度の高さが価格帯を決定する重要な要因の一つです。

糖度を高める栽培のポイント

高糖度品種を選んでも、栽培管理が適切でなければ品種のポテンシャルを発揮できません。ここからが実際の栽培で差がつくところです。

日照の確保は糖蓄積の基礎です。スイカは光合成産物の転流によって果実に糖を蓄積するため、葉への十分な日射量が糖度の前提条件となります。ハウス栽培では被覆資材の光透過率・汚れによる遮光に注意し、露地栽培では隣接作物による日陰が生じないよう管理します。

着果数の管理が糖度に直結します。1株あたりの着果数が多すぎると、樹体の光合成産物が複数の果実に分散され、個々の果実の糖度が低下します。高糖度品種のポテンシャルを発揮するためには、品種推奨の着果数(大玉なら1〜2果)を守ることが重要です。

収穫直前の水分管理は糖度確保の最終段階です。収穫の10〜14日前から灌水量を絞ることで、果実内の糖が濃縮されて糖度が上昇します。この時期に降雨が多い場合は、果実への水分流入によって糖度が希釈されるリスクがあります。ハウス栽培では天候に関係なく水分管理ができるメリットがあります。

収穫適期の判断も糖度に関わります。未熟な状態で収穫すると糖度は低く、過熟になると食感が悪化します。積算温度(開花後の日平均気温の合計値)と果梗の外観変化を組み合わせて収穫適期を判断することが、安定した糖度確保の基本です。

品種選びのコツ

高糖度スイカの品種選びでは、糖度だけでなく総合的な品質バランスを確認することが重要です。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、同じ「高糖度」とカタログに記載されている品種でも、糖度の安定性(環境変動への感受性)は品種によって異なります。早晩性・草勢・病害耐性が自分の栽培環境に合っていることも、糖度ポテンシャルを引き出すための前提条件です。

品種選定時に確認しておきたい項目は以下のとおりです。

  • 中心糖度の目安(カタログ値・品種試験データ)
  • 糖度の均一性(縁糖度との差が小さいか)
  • シャリ感・果肉食感(糖度以外の食味要素)
  • 作型適合性(促成・露地など)
  • 主要病害への耐性(うどんこ病・つる割病など)
  • 空洞果の発生しやすさ(空洞果は商品価値の大幅低下につながる)

なお、高糖度性と収量性はトレードオフになりやすい傾向があります。糖度を最大化しようとすると着果数を減らす必要があり、面積当たりの収穫重量が減少することがあります。収益性全体から見た品種選定のバランスが重要です。

市場動向とこれから

高糖度スイカへのニーズは、農産物全般における「品質重視・量より質」のトレンドと連動して、中長期的に維持・拡大が見込まれます。

消費地での差別化販売において、糖度は数値で示せる客観的な品質指標として機能します。産地ブランドと組み合わせた「高糖度保証スイカ」という販売コンセプトは、プレミアム価格帯での流通を可能にします。

育種面では、高糖度性と着果安定性・耐病性を兼ね備えた品種の開発が各社で進んでいます。一方、糖度を測定する非破壊検査技術(光学センサー等)の農業現場への普及が進めば、出荷前の糖度保証がより確実に行えるようになることが期待されます。

まとめ

高糖度スイカは、一般的な品種(中心糖度11〜12度程度)を上回る甘みを安定的に提供する品種群です。消費者・市場の「甘いスイカ」へのニーズに対応し、直売所・贈答・業務用など複数の販売チャネルで付加価値として機能します。

高糖度品種を選ぶことはスタートラインであり、その後の栽培管理——日照確保・着果数管理・収穫前の水分管理・適切な収穫適期判断——によって品種のポテンシャルが初めて発揮されます。品種の特性を理解し、圃場条件・作型・販売先に合わせた総合的な判断で品種を選定することが、高糖度スイカの安定生産につながります。スイカの品種情報については、スイカの品種一覧もあわせてご確認ください。

97品種 表示中
TY-128

TY-128

東洋農事株式会社

低温期の着果性や食味の良い小玉品種。 ■特徴 ハウスからトンネル栽培に向く。 低温期の着果性が安定。 空洞果の発生が少ない。 果重2kg前後の小玉種。 糖度は13度前後と高く、シャリ感があり食味が良い。

おまかせか

おまかせか

株式会社松井農園

着果の容易さと裂果の少なさが特徴。高糖度でおいしい小玉スイカを育てるならコレ!

たべほうだい黒王子

たべほうだい黒王子

株式会社大和農園

人気の中玉種なしスイカ 冷蔵庫に入れ易い! ■基本情報 品目 スイカ タイプ 中玉・黒皮・赤肉・3X種 糖度 13度前後 果形 正球型 果重 3〜4kg前後 最適作型 ハウス〜トンネル栽培向き 草勢 初期[強]交配期[強]収穫期[強] 積算温度 900℃ 低温適性 △ 高温適性 ◎ 低温着果性 △ 担果力 ○ 肉質 硬 糖度上がり 早 発色 早 日持ち 長 ■品種特徴 ○シャリ感に富み、糖度13度前後。 ○美味しい種なしスイカ中玉種の新定番。 ○果重は4本3果どり栽培で3〜4kg前後。 ○着果性に優れ、多収が見込める。

ほお晴れ(R)BB

ほお晴れ(R)BB

丸種株式会社

種が少なく食べやすい、食味の良い黒皮シードレススイカ! 1.食味に優れる黒皮シードレス! よくシマったシャリ感に富む肉質の大変おいしいスイカです。糖度は13度内外で安定します。 2.ユニークな外観! 暗緑色の果皮で差別化しやすい外観、果形はボリューム感のある豊円形で果重は7~8㎏になります。 3.食べやすい 三倍体スイカの中でも特にシイナが小さく、非常に食べやすいスイカです。 4.作りやすい! 草勢は非常に強いものの、三倍体スイカとしては形状が乱れにくく変形果の発生が少ないので、カッ ト販売向け品種としても有利に販売できます。 ※三倍体スイカ自身の花粉では着果しないため、着果には普通スイカの花粉が必要です。目安はシードレススイカ3株に対し1~2株の普通スイカを植えることが必要になります。 ※本種は三倍体利用のシードレス品種のため、まれに異数体(交配しても着果・肥大しない株)が見られることがありますので、ご了承ください。

サマーオレンジグランド

サマーオレンジグランド

ナント種苗株式会社

サマーオレンジのビッグサイズ誕生 ■特徴 ・草勢は大人しく、低温期においても雌花大きく、花粉の発生も良いので着果は容易。二次肥大も少ない。 ・果重7~9kg程度。果皮色は濃緑色で、縞は極めて太い。果形は高球形。 ・果肉は鮮やかなオレンジ色となり、硬さは中程度。「サマーオレンジ・ミドル」よりもわずかに硬く、きめ細かい肉質。糖度12~13度となって食味は良い。 ■栽培のポイント ・着果後のツル先は強整枝せず、収穫まで草勢を保った栽培を心がける。草勢の落ちやすい圃場においては「サマーオレンジ・ミドル」が適する。 ・成熟日数はハウス5月収穫で45日前後の中早生系。

サマーオレンジミドル

サマーオレンジミドル

ナント種苗株式会社

感動を生むスイカ誕生!! ■特徴 ・果実は5~6kgの縞皮高球の中玉種で、外皮は濃緑で中太縞緑色の鮮明な縞。果肉は橙黄で明るい。糖度は12.5~13度と極めて高く、さわやかな食味。 ・果皮は薄く、9mm内外で切り口が白く果肉とのコントラストが美しい。食味は、繊維が少なくシャリが強く、タネの量も少なく食べやすい。成熟日数は中早生で、ハウスの5月収穫で45日内外。 ■栽培のポイント ・ハウス4月収穫からトンネル6~8月収穫に好適。着果性が良く、栽培容易。低節位着果や着果過多は品質を低下させるので、一株一果収穫型の2本仕立てか3本仕立てで、1果収穫がよい。赤肉品種より10~15%の減肥が必要。収穫前の草勢過多は変形果発生の原因となるので注意。

スウィートキッズ

スウィートキッズ

株式会社萩原農場

栽培しやすい品種は・・・ ・低温でも着果が安定しています。 ・ひとりじめシリーズに負けない食味です。 ・2番果も安定して収穫ができます。 ■収穫日数の目安 ・3~4月収穫:交配後 39~47日 ・5~6月収穫:交配後 31~39日 ・7月収穫:交配後 30~31日 ■特性 ・草勢はやや強めであるが、雌花の着生や低温下でも花粉の出が良いため、着果性に優れる。 ・特に食味に優れ、大玉に近いシャリ感を持つ。高糖度で肉質はしまり、果肉は鮮紅色である。 ・果皮は2mm前後で薄いが、硬めで栽培中の生理裂果が少なく、輸送にも耐える。 ・2番果以後のツル持ち、着果が良く収量性がある。 ■栽培上の留意点 ・ハウスおよびトンネル栽培に適し、株間60cm 3本仕立て2果収穫、もしくは株間75~85cm 4~5本仕立て3~4果収穫とし、17~20節の3番花同時着果を目標とする。 ・草勢は従来の小玉品種と同等に強く、「サマーキッズ」や「うり坊」と比較すると旺盛であるので、これらの品種より肥料を控えめにするなど強勢になりすぎないように注意する。

トキタの紅こだま

トキタの紅こだま

トキタ種苗株式会社

冷え冷えをアツアツの二人で食べきり 2kgの小玉スイカ 目標糖度 13度 甘い! ■特性 。大玉のようなシャリ感の強い赤肉小玉スイカ 。果重2〜2.5kgで縞皮、果肉は濃桃紅色で裂果に強い 。雌花の発生、着果が安定し作りやすい 。高糖度(13度程度)で食味良い。交配後、35日程で収穫適期 ■栽培上の注意 親蔓7枚時に摘芯し、子蔓4〜5本仕立て 開花当日の早朝に交配し、毛糸を巻く等して目印をつける 1番果は、子蔓15節以上に着果させる ■播き時期 一般地露地:4月中下旬〜ポット苗定植。温度が高い方が栽培しやすい。 ■植え付け 畝幅2m、株間80cm、浅植え定植 ■土壌条件 日あたり良く、肥沃で水はけのよい土壌条件が良い ■肥料 着果確認後、草勢を見ながら追肥を行う ■収穫 交配後 35〜38日で収穫適期 目標収量 4果/株 ■料理 二人で1個を仲良く食べきり。

ブラックボス黒皮大玉

ブラックボス黒皮大玉

株式会社タカヤマシード

漆黒の極甘・大玉種! ■特性 1.本種は、果皮が黒緑色のF1大玉スイカである。 2.果肉色は濃い紅色で、肉質は緻密でシャリ感があり、日持ちも良い。 3.果重は約6~7kg、豊円形の大玉でボリューム感がある。 4.糖度は高糖度で安定し、秀品率が高い。 5.6~7月収穫では、交配後約40~45日で収穫期に達する。 ■ポイント 1.低温期での栽培は、ビニール等で保温に努め、果実の肥大をはかる。 2.徒長した軟弱苗は低温害を受けやすく、子蔓の発生も悪い。これは交配着果の斉一化や、良果収穫に影響するので、健苗作りが大切である。

ブラトロオレンジ西瓜

ブラトロオレンジ西瓜

宝種苗株式会社

糖度13度以上!シャリ感あっておいしい♪ 黒皮オレンジ肉西瓜 ●果形は楕円形で揃い良い。 ●外皮は黒皮でツヤがあり、果肉は鮮やかなオレンジ色。 ●果重は4~6㎏程度。(3果穫り以上すると小さめになる) ●糖度は13度以上になり、肉質はシャリ感があって大変食味が良い。 ●草勢が強く、後半まで樹勢が維持しやすい。 ●登熟日数は40~45日前後を目安に試し切りを行い収穫する。

残り87品種を見る ›

スイカの関連タグ

苗注文サービス

苗の注文サービス

ミノリスでは苗の注文・見積もり依頼が可能です。

  • 見積もり無料・キャンセル可
  • 2〜3営業日以内に回答
  • 有機栽培対応
詳しくはこちら ›