果実・収量特性

シマウリのツケウリ品種一覧 全18種類

シマウリ シマウリとは シマウリ(縞瓜)は、果皮に緑色と白色(または黄白色)の縦縞模様が入るツケウリ(漬瓜)の品種群です。メロンの変種(Cucumis melo var. conomon)に分類され、シロウリ(白瓜)と並ぶツケウリの代表的な

関連タグ: シロウリ16 多収13
ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

シマウリについて

シマウリ

シマウリとは

シマウリ(縞瓜)は、果皮に緑色と白色(または黄白色)の縦縞模様が入るツケウリ(漬瓜)の品種群です。メロンの変種(Cucumis melo var. conomon)に分類され、シロウリ(白瓜)と並ぶツケウリの代表的な系統の一つです。

縞模様は品種によってその明確さが異なります。くっきりとした明暗のコントラストを持つ品種から、淡い縞が入る程度の品種まで、外観にはバリエーションがあります。果実の形状は一般的に長楕円形で、果長は20〜35cm程度の品種が多く見られます。果皮は比較的薄く、果肉は白〜淡緑色で、シロウリと同様に緻密な質感を持ちます。

「あけしま」「しま瓜」「縞漬瓜」など、地域によってさまざまな呼称がありますが、いずれも縞模様の外観を特徴とするツケウリであることが共通しています。地域の伝統漬物文化と深く結びついた品種が多く、九州・西日本の漬物産地を中心に栽培されてきた歴史があります。

なお、株式会社トマツ本店の「本しま瓜」は、シマウリ系統のツケウリとして実在が確認されている品種です。このように、シマウリ品種は比較的少数の種苗メーカー・育種家が中心となって維持・改良を続けています。

シマウリとシロウリの違い

シマウリとシロウリはいずれもツケウリの主要な系統ですが、外観・食感・漬物加工特性にいくつかの違いがあります。

外観の違いが最も明確です。シマウリは縞模様が入るため、そのまま陳列したときの視覚的な存在感があります。シロウリが白〜淡緑色で地味な外観であるのに対し、シマウリは市場・直売所での目立ちやすさという面で一定のアドバンテージがあります。

果肉の特性については、シマウリはシロウリと比較してやや水分が多めで、果肉の色が淡緑色に寄る品種が多い傾向があります。漬け込んだ際には緑みがかった仕上がりになるため、漬物として皿に盛り付けたときの見た目がシロウリとは異なる印象になります。

漬物加工の用途でも、使い分けがなされています。奈良漬の原料としてはシロウリが伝統的に多用されてきた一方、シマウリは浅漬け・塩漬け・からし漬けなど多様な漬物形態に活用されています。果皮の縞模様が漬けた後も薄く残ることがあり、漬物としての外観に色彩のアクセントを加える効果があります。

消費者・市場ニーズ

シマウリを原料とする漬物は、主に浅漬け・からし漬け・粕漬けなどの形態で流通しています。九州(博多)・京都・奈良など、伝統的な漬物文化が根付いた地域を中心に生産・消費が行われています。

意外と知られていないのですが、縞模様の外観は市場・直売所での訴求力において、白一色のシロウリより有利に働く場面があります。消費者が生の状態でウリを購入する場合、視覚的に印象に残りやすいシマウリは衝動買いを誘いやすい側面があります。直売所や農産物直売コーナーでの生ウリ販売に取り組む産地では、この「見た目の違い」が差別化の一手段になっています。

業務用では、漬物加工業者向けの安定供給と、料亭・旅館向けの盛り合わせ漬物素材としての需要が中心です。シマウリ漬けを名物・特産品として展開している産地・飲食店では、品種の固定や品質の安定化が重要な課題となっています。

家庭向けの需要として、夏の浅漬け素材として手軽に入手できる漬物用ウリへのニーズがあります。農産物直売所や道の駅での販売では、「浅漬けに使える瓜」として購買されるケースが見られます。

栽培のポイント

シマウリの栽培は、ウリ科野菜の一般的な栽培技術をベースに行います。

播種・定植の時期は春以降が基本です。最低気温が15℃以上になった後、4〜5月に播種・育苗し、5〜6月に定植するのが主な作型です。収穫期は7〜9月で、果実が適切なサイズに肥大した段階で収穫します。

整枝・誘引については、親蔓の摘心後に子蔓・孫蔓を伸ばし、節位を管理して着果させるのが基本です。ウリ類の整枝は品質・収量の両面で重要なため、品種の特性に応じた整枝方法をカタログや種苗メーカーの指導に従って行います。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。シマウリの縞模様は、果実の着色進行を観察することで収穫適期の目安にもなります。縞が鮮明になった段階で果肉の充実度を確認し、適切な収穫タイミングを見極めることが、加工適性の高い原料を提供するうえでのポイントです。収穫が遅れると果肉が軟化しやすくなり、漬け込み時に型崩れするリスクが上がります。

施肥管理については、窒素過多による果肉の水っぽさを避けることが加工適性の維持につながります。リン酸・カリとのバランスを取り、果実の充実を後押しする施肥設計が望まれます。

病害虫としては、うどんこ病・つる枯れ病・べと病、ウリハムシ・アブラムシなどが主な対象です。特にウイルス病(CMV等)はアブラムシが媒介するため、害虫防除と病害防除を一体化した管理体系が効果的です。

品種選びのコツ

シマウリの品種を選ぶ際は、販売形態(生での直売か加工原料か)と漬物の用途に合わせた特性を確認することが重要です。

  • 縞模様の明確さ: 直売所での生販売を重視する場合、縞が鮮明で視覚的インパクトのある品種が有利。加工原料主体の場合は縞の鮮明さより果肉の質を優先する
  • 果実サイズと形状: 取引先(加工業者等)の規格に合ったサイズの品種を選ぶ。大果品種と中型品種では用途が異なる
  • 果肉の締まりと漬け加工適性: 漬け込み時の軟化しにくさが漬物品質に直結する。種苗メーカーの加工適性に関する記載を確認する
  • 収穫期の目安のしやすさ: 果皮の縞模様や果実の変色パターンで収穫適期が判断しやすい品種は、作業効率が上がる
  • 病害耐性: うどんこ病・ウイルス病への耐性の有無を確認する

実在確認済みの関連品種としては、本しま瓜(株式会社トマツ本店)があります。シマウリ系統の品種は種苗流通量が比較的少ないため、取り扱い種苗店や産地の慣行品種の情報を確認しながら入手先を探すことが必要な場合もあります。

市場動向とこれから

シマウリを含むツケウリ全体の市場は、漬物文化の変化とともに緩やかな縮小傾向が続いています。しかし、伝統食品への再評価や発酵食品ブームを追い風に、産地特産の漬物や手作り漬物への関心は一定程度維持されています。

シマウリは外観の独自性(縞模様)という差別化要素を持つため、ブランド品・土産品・特産品としての展開に適しています。産地の物語性や伝統技法と組み合わせた商品開発が、付加価値型の市場参入を可能にする方向性の一つです。

産地によっては、直売所やECを活用して「生の縞瓜」を全国に発送する取り組みも見られます。「漬け方レシピ」を同梱するなど、消費者に漬物作りの楽しみを提案する形での販売も、シマウリの新しい販路として注目されています。

まとめ

シマウリは、緑と白の縞模様が特徴のツケウリで、浅漬け・からし漬け・粕漬けなど多様な漬物形態に活用されます。外観の視覚的インパクトが直売所・市場での差別化に役立ち、伝統的な漬物産地から現代の産直販売まで幅広い展開可能性を持つ品目です。

栽培では、適切な整枝管理と収穫適期の見極めが果肉品質の維持に重要です。品種選びでは、販売形態と漬物用途(縞の鮮明さ優先か果肉の締まり優先か)を明確にしたうえで選定することがポイントです。

ミノリスの品種ページでは、シマウリタグが付いた品種の一覧を確認できます。ツケウリの品種比較にご活用ください。

18品種 表示中
かりもり瓜(青瓜)

かりもり瓜(青瓜)

株式会社トーホク

果肉硬い奈良漬け用品種。「青皮かた瓜」とも呼ばれる歯切れの良い品種。カリッとした食感で、モリモリご飯が食べられることから名前がついたとも言われています。

かわず瓜

かわず瓜

福井シード株式会社

カエル(カワズ)の背中に似た模様が入ることから、このように呼ばれています。漬け瓜としての品質が良く、肉質緻密で歯もろく食味が良いです。果重800g程度で長さ20cm位。

くろ瓜

くろ瓜

株式会社トーホク

果肉やわらかく一夜漬けに最適。夏の暑さに強く、生育旺盛で作りやすい。照りのある濃緑色の果実が早くから成り、次々と収穫できる多収品種。

信州青皮漬瓜

信州青皮漬瓜

株式会社トーホク

1.0~1.5kgの大型でやわらかく独特の風味。若どりは浅漬けに、しっかり成長した果実は奈良漬けに用い、品質の良い漬け物になります。新潟県の「高田白瓜」の仲間です。

北海甘あじうり

北海甘あじうり

有限会社萩澤育種研究場

元祖!! 昔ながらの永久版あじうり 特性 ・草勢やや強くつる細で切れ葉、耐病性 ・果皮は青白で、黒斑シモフリ状に青い縞が入る ・果肉は黄緑色で、香り、食味共にすぐれ、糖度は13度位 ・1果重平均500~800g位の俵型で変形果が少ない ・日持ちは15日位で、貯蔵性がある ・収穫適期は、果柄の付着部が取れた時

改良青しま瓜

改良青しま瓜

株式会社トーホク

九州で育てられた夏や暑さや雨に強い作りやすい漬け瓜。800g~1kgの大きな果実で、果肉はやわらかいので主に浅漬け用ですが、長期の漬け物にも利用できます。

本しま瓜

本しま瓜

株式会社トマツ本店

味噌漬・奈良漬に最適!作りやすく、極めて豊産! ・長野県の南信地方で作られている縞瓜で、黒に近い濃い緑の中に薄緑の条班がある。 ・小型で1個400-600g、肉質は緊って歯切れよく、長期の漬物の味噌漬、奈良漬に適する。 ・熟期は中生で、極めて豊産、家庭菜園にも適する。 ■土づくり 早まきは育苗しますが、5月以降にまく場合は直まきにします。1㎡当たり苦土石灰2握り、完熟堆肥2kg、油かす1握り、化成肥料2握りを施して深耕します。 ■タネまき うね幅2m、株間1mでタネをまく所は直径30cm、高さ3cmの円錐台します。2~3粒まいてホットキャップで覆います。本葉2枚頃に1本立ちにします。 ■その他の管理 本葉4~5枚頃に親づるを摘芯し、子づる3~4本を伸ばします。1番果は子づるの10~13節に着果させます。追肥は着果を確かめてから化成肥料1握り強を施します。

浅みどり白瓜

浅みどり白瓜

中原採種場株式会社

鮮やかなグリーン、浅漬用として最適!! ■特性 ・果長は25cm前後、外皮は緑の地色に淡緑の縞が入りツヤがある。果形は円筒形で、果揃いが極めてよく、スマートな外観。 ・果肉は厚く、歯切れのよい肉質で、奈良漬用や浅漬用として使用される。 ・強勢で、しかも着果がよく、肥大が早い。 ・べと病や疫病などの病気に強く、耐湿性があって、安定した栽培ができる。

かた瓜

かた瓜

有限会社松下種苗店

【特徴】 果実は短円筒形で、大きさは750g位になり、外皮は淡緑色の地に緑色の縞がある。肉質かたくて厚い。

かりもり瓜

かりもり瓜

丸種株式会社

青縞瓜奈良漬に向く歯切れの良いツケウリ 1. 果長21cm位、果肉は青緑色で肉厚く歯切れの良い優良種です。

残り8品種を見る ›

ツケウリの関連タグ

苗注文サービス

苗の注文サービス

ミノリスでは苗の注文・見積もり依頼が可能です。

  • 見積もり無料・キャンセル可
  • 2〜3営業日以内に回答
  • 有機栽培対応
詳しくはこちら ›