果実・収量特性

多収のナス品種一覧 全73種類

多収性ナス 多収性とは 多収性ナスとは、単位面積当たりの収穫量が一般品種と比較して高い特性を持つ品種群です。ナス栽培では「10a当たり何kgを出荷できるか」が農業経営の核心的な数字であり、品種の多収性は収益に直結する特性です。 ナスの収量を

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多収について

多収性ナス

多収性とは

多収性ナスとは、単位面積当たりの収穫量が一般品種と比較して高い特性を持つ品種群です。ナス栽培では「10a当たり何kgを出荷できるか」が農業経営の核心的な数字であり、品種の多収性は収益に直結する特性です。

ナスの収量を構成する要素は大きく4つです。一つ目は着果数(1株・1シーズンに着果する果実の総数)、二つ目は1果重(1個当たりの重量)、三つ目は収穫期間の長さ(春から秋まで長期にわたって収穫できるか)、四つ目は秀品率(市場規格を満たす果実の割合)です。多収性品種はこれらの複数の要素で高い水準を示し、シーズン全体を通じて安定した収量を維持できる品種です。

「多収性」の具体的な数値基準は種苗メーカーによって異なり、対照品種との相対比較で評価されることが一般的です。品種カタログでは「多収」「高収量」「着果性良」などの表現で示されます。

多収性ナスの魅力

生産者にとって多収性品種の価値は、まず収益性の向上に直結する点にあります。同じ面積・同じ作業時間でより多くの収穫量を得られる品種は、固定費を面積当たりの収量で回収する農業経営において根本的な競争力の源泉になります。

着果性の高さと長期収穫の組み合わせも多収性品種の強みです。春から秋まで長期にわたって安定した着果が続く品種は、シーズン全体の累計収量が多くなります。途中で樹勢が急落して秋の収量が落ちる品種と比べて、長期的な収益安定性が高くなります。

また、多収性品種は、業務用・加工用など安定供給を前提にした取引先にとっても歓迎される特性です。「この産地なら必要量を安定して調達できる」という信頼が、長期取引関係の基盤になります。

消費者・市場ニーズ

消費者が直接「多収性ナス」を選ぶ機会は多くありませんが、安定供給を通じた価格安定・鮮度の良い製品の市場への持続的な供給という形で、間接的に消費者の利益につながります。

外食・中食産業は安定量の定期調達が前提となるため、季節や天候によって出荷量がぶれにくい多収性品種を産地が栽培していることは、取引先からの高い評価につながります。ナスは炒め物・揚げ物・煮物など家庭でも外食でも幅広く使われる定番野菜であり、周年での安定供給が求められます。

量販店の売場ではナスは通年扱われますが、夏秋の旬を外れた時期は輸入品との価格競合が激しくなります。多収性品種を基盤にした産地の供給安定性が、国産品の継続的な売場確保につながります。また、カット野菜・惣菜・冷凍食品向けの加工用需要においても、定量・定品質での安定調達が可能な産地が優先的に選ばれる傾向があります。多収性品種の導入による生産効率の向上は、こうした実需先との取引継続において産地の競争力を支える要素の一つです。

栽培のポイント

多収性ナスの潜在能力を最大限に引き出すためには、整枝・摘葉・接ぎ木・追肥の4つの管理が特に重要です。

整枝管理は収量の土台を作ります。ナスは放任すると分枝が旺盛になり、株内部が過密になって光の取り込みが悪くなります。適切な整枝で各枝に光が届く開放的な樹体構造を作ることが、多数の果実を均一に肥大させる基盤です。多収性品種は着果が活発であるため、整枝を怠ると過密になりやすく、かえって品質が低下するリスクがあります。

摘葉は通気性の確保と光の取り込みに貢献します。老化した下葉・病葉・果実の肥大を妨げる位置の葉を適期に除去することで、果実への光と空気の流れを改善します。ただし摘葉しすぎると光合成能力が低下するため、適切な範囲で行うことが重要です。

接ぎ木栽培は多収性ナスにおいて特に効果が大きい技術です。半身萎凋病・青枯病に対応した抵抗性台木を使用することで、連作圃場でも樹勢を維持した長期収穫が可能になります。接ぎ木による樹勢強化は、品種本来の多収ポテンシャルを引き出すうえでの基盤になります。

追肥の継続は収穫期間を通じた収量維持に欠かせません。ナスは着果負担が大きく養分消費が旺盛な作物です。収穫量が多い多収性品種ほど養分の消費量が増えるため、定期的・計画的な追肥が必要です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。多収性品種を選んでも、更新剪定(切り戻し)のタイミングを誤ると秋の収量が大幅に落ちることがあります。更新剪定は樹勢の回復と秋以降の着果を促すための重要な作業です。剪定時期の目安(葉色・着果状況・天候)を事前に把握し、産地での慣行や試験場のガイドラインを参考に計画することが安定生産につながります。

タキイ種苗株式会社の筑陽・PC筑陽、株式会社サカタのタネの飛天長・黒福・マー坊®、株式会社トーホクの清黒中長ナス 紫輝(しき)・南竜本長ナス・黒秀ナス 紫彩(しさい)・とろとろステーキなす®、丸種株式会社のふわとろ長・黒の匠・黒滝(くろたき)、八江農芸株式会社の夢日記・夢曜日・黒船・黒錦2号・黒錦3号など、長期多収を特徴として挙げる品種が産地で利用されています。

品種選びのコツ

多収性ナスの品種選びでは、以下の点を総合的に確認することが重要です。

  • 長期着果の持続性: カタログの着果期間の記述と、地域での栽培実績を確認する
  • 1果重とのバランス: 着果数が多くても1果が軽すぎると、重量ベースの収量が伸びない
  • 更新剪定後の回復力: 切り戻し後に新梢が旺盛に伸び、秋の収量が安定する品種かを試作で確認する
  • 台木との親和性: 接ぎ木を前提にする場合、台木との組み合わせで樹勢・収量が大きく変わる
  • 耐暑性との両立: 夏季の高温期にも着果が落ちにくい品種は、シーズン全体の収量が安定しやすい
  • 市場規格への適合: 多収でも規格外果が多いと出荷収量につながらない

意外と知られていないのですが、多収性品種と耐暑性品種は特性が重複しているケースが多くあります。「高温期に着果が落ちにくい」品種は、シーズン全体を通じた累計収量も多くなる傾向があるためです。カタログで耐暑性と多収性の両方が記載されている品種は、夏秋作での長期多収に特に適した選択肢です。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、初めて試す品種は小規模な試作区を設けて、自圃場の土壌・気候との相性を確認することが、大規模導入の失敗リスクを下げる現実的なアプローチです。

市場動向とこれから

ナス産地では、高齢化・担い手不足に対応した省力的な多収栽培体系の構築が課題になっています。多収性品種の導入は、少ない労力でより多くの収量を確保するための一つの方法として注目されています。

一方、植物工場・施設栽培のICT化(灌水・施肥の自動制御、環境モニタリング)が進むことで、多収性品種の特性をより精密にコントロールして引き出せる環境が整いつつあります。技術との組み合わせで多収性品種のポテンシャルが一層発揮されることが期待されます。

品種開発では、多収性・耐暑性・耐病性・良食味の複合特性を持つ品種の育成が各種苗メーカーの共通テーマになっており、選択肢は年々広がっています。

まとめ

多収性ナスは、着果性・長期収穫適性・秀品率の高さを組み合わせ、単位面積当たりの収量が優れた品種群です。品種の潜在能力を引き出すには、整枝・摘葉・接ぎ木・追肥・更新剪定の適切なタイミングと組み合わせが不可欠です。

品種選びでは、多収性の表記だけでなく、長期着果持続性・耐暑性との両立・台木適性・市場規格への適合を総合的に確認したうえで、自圃場での試作を通じた検証を経ることが、経営の安定につながる確実な選択になります。

多収性ナスが紐づく品種の一覧は、ミノリスの品種ページからご確認いただけます。

73品種 表示中
あのみのり2号ナス

あのみのり2号ナス

株式会社日本農林社

側枝がよく出る多収型の単為結果性ナス ■特性 **************** 農研機構 野菜茶業研究所育成 海外持出禁止(公示(農水省HP)参照) **************** 【画像提供:農研機構】 ・授粉作業、ホルモン処理をしなくても実が太る性質(単為結果性)をもったナス。 ・果実は長卵形で、果皮の光沢に優れ、外観は良好です。 ・関東以北の半促成栽培、露地栽培地域で好結果が得られており、 暖地の促成栽培でも利用可能です。 ・果肉は緻密で、加熱調理するとなめらかな舌触りで美味しい。 ・「あのみのり」に比べ、側枝がよくでるので、多収になり、営利栽培により適する。 ■単為結果について ・単為結果性とは、授粉・受精しなくても結実・肥大する性質です。 果実が肥大するためには果実内で植物ホルモン(オーキシン等)を生産することが必要であり、 単為結果性には内生のオーキシンが関与していると考えられています。 着果促進処理は、外部からオーキシンを与えることによって強制的に果実を肥大させる技術です。 なお、キュウリの実用品種はすべて単為結果性です。 ・通常のナス品種は着果に授粉作業が必要であり、 特に花粉が出にくい低温期のナス栽培では、 植物ホルモンによる着果促進処理が行われています。 この作業には多大な労力がかかり、 総労働時間の約3割にも及んでいます。 また、訪花昆虫を利用する場合は、 正常花粉形成に必要な夜温を確保するための暖房経費が必要であるとともに、 広く使われるセイヨウオオマルハナバチは外来生物法による規制対象であるため、 防虫ネット展張等さらなるコストが必要です。 このため、高齢化や市場価格低迷により脆弱化が進んでいる生産現場からは、 省力・低コスト技術の開発が強く求められています。

うすむらさき

うすむらさき

株式会社大和農園

若どりで品質発揮! 加熱調理で柔らかナス ■品種特徴 ○白色果皮にうすむらさき模様が入る、細長系早生豊産種。 ○果実は12cm位までの幼果で収穫し食用とする。 ○収穫が遅れ、大きくすると果皮が硬くなり、品質を落とすので注意。 ■栽培方法 <種まき・育苗> 低温期は保温・加温をして管理する。本葉9~10枚で第1花の蕾が充実した苗を定植する。元肥は1㎡あたり、苦土石灰100g・堆肥3kg・化成肥料150gを目安とする。月1回を目安に化成肥料30gを追肥する。水も適宜与える。 <整枝> 一番花の茎とその下2本の茎を残し、それより下の側芽は早めにかきとる。

くろべえ

くろべえ

株式会社渡辺採種場

光沢、果形の優れる多収品種! ■特性 ・煮ナスから焼ナス用の大果でも果形が乱れない中長品種です。 ・草勢が強く、草姿は立性、着果数が多く、早期及び長期にわたり多収です。 ・果の光沢が優れ秀品率高く、日持ちも良い為市場性に大変優れる品種です。

メランツァーネ・ルンガ

メランツァーネ・ルンガ

トキタ種苗株式会社

高温着果性良いイタリア長ナス ■特性 イタリアでは定番の形の黒長ナス。中をくりぬいて刻んで詰め物してグリルをしたりする。ズッキーニと同じような感覚で使うことが多いようです。果実色は黒色で、まっすぐな果実形状。収穫適期サイズは長さ20cm程、果重180g程。耐暑性強く、高温着果性が高く、多収性品種。果実の太さはどの部分も4〜5cm程で均等にカットしやすい。 ■栽培上の注意 収穫適期サイズより大きくなると果肉内の種子が硬くなり始めるため適期サイズで収穫する。 発芽―育苗がちょっと難しいですが栽培自体は簡単。 ■播き時期 低温時播種では芽だしに加温が必要。発芽適温25〜35℃(昼夜変温が効果的)。 ■播種方法 芽切れさせたタネをポットに播き、育苗中は昼25℃夜16℃程度確保できれば申し分ない。育苗期間は60日前後はかかるとみておくとよいでしょう。 ■植え付け プランターなら1株。株間は予定する仕立て方により変わり、2本仕立てならば株間45cm前後。3〜4本仕立てならば65cmを目安に120cm前後の畝に1条植えとします。 ■土壌条件 日当たり、水はけよく、肥沃な土壌が良い。 ■肥料 土づくりとして、1平方メートルあたり苦土石灰150〜200g、完熟堆肥を5リットル。元肥の低度化成肥料(N:P:K=8:8:8)を平方メートルあたり150〜180g全層施肥。 定植後1週間、十分活着したら1回目の追肥として低度化成肥料を40g程度与え中耕します。それ以降は、2週間ごと目安に、化成肥料を平方メートルあたり30〜40g、展開している葉先の下あたりに施し、覆土します。肥料切れと乾燥は、果実の太り、着果の良否に関わるので、追肥と灌水に留意します。 樹勢判断は、花のめしべの長さを見て判断し、めしべの柱頭がおしべより長い花が多ければ順調、短い花が多ければ、弱まっているので追肥を求めるサインです。 特に夏の地温を和らげるため、敷きわらやマルチングが有効です。 ■収穫 1番果は早めに収穫する。とり遅れの無いように適宜収穫します。 ■料理 中をくりぬいて刻んで詰め物してグリルをしたりする。加熱調理がおすすめ。

兵庫長茄子

兵庫長茄子

山陽種苗株式会社

夏ボケなし! 多収の濃紫色早生長茄子 ヘタ下の色は紫濃く、立性の中長ナス。 節間短くてとっても作りやすい。 ■特性 果長17〜18cm、首の太さ約2.6cm、最大3.4cm、果重85〜90gの長茄子。 果実は濃黒紫色で、へた下の紫も濃く、光沢が特に優れる。夏ボケしにくく、果皮はやわらかい。 早生で、高温乾燥・過湿に対して強く、上物率の高い豊産種。 草勢極めて強く、立性で分枝旺盛。節間が短いので草丈は余り高くならない。すぐれた良果を長期間収穫することができる。 ■栽培のポイント 栽培期間中は肥料切れの心配があるので適時追肥を行う。

千両二号

千両二号

タキイ種苗株式会社

夏秋用ナスの代表品種! 品質のよい長卵形ナス! ■特長 ・トンネル、夏秋どり用を中心に、広範囲な作型で品質と栽培性に定評のある長卵形品種。 ・果色は濃黒紫色でつやがよく、果ぞろいがよい。 ・果皮はやわらかくて品質がよく、調理の幅が広い。 ・節間はやや長い。草勢旺盛でスタミナがあり、果実の肥大が早く、長期栽培でも生産が安定して多収。 ■栽培の要点 ・定植は1番花開花直前の苗が適期。 ・土壌病害回避と収量アップのため、接ぎ木栽培を原則とする。 ・1番果収穫のころから追肥を行い、以後は草勢を見ながら施用する。

墨染長(すみぞめなが)

墨染長(すみぞめなが)

丸種株式会社

焼きナスにして美味しい大長タイプ 1. 熟期は早生、着果安定性があり初期収量性に優れた豊産種です。草姿は立性で節間やや短く中葉、側枝の発生が多く、草勢旺盛で耐暑性に優れています。 2. 果長30cm位、ヘタは大きく首の太い重量感あふれる本長茄子です。果色は光沢のある濃紫色で果肉やわらかく果実内種子数も少ないです。 3. 焼きナスとして皮をむけば果肉は鮮緑色で美しく甘味があり、とろける美味しさです。

夢しずく

夢しずく

トキタ種苗株式会社

浅漬け、ぬかづけ、刺身もいける水ナス ■特性 草姿は半立性で、着果性がよく、側枝の発生が強く2から3葉ごとに着果し多収な水ナス。 果皮は柔らかく照りのある美しい黒紫色、果実は尻張り、揃いが良く、果重は200から250gとなります。 果肉はきめ細かく、甘みがあり、浅漬け、糠漬け、お刺身等の料理に適します。 耐暑性が強く、高温期での果実の色ボケの発生は極めて少ない。 ■栽培上の注意 草勢が強いため、低温期(トンネル栽培、露地栽培の初期)には必ずホルモン処理を行い、確実に着果させ、草勢のバランスを整えます。 整枝方法は斜め誘引とし、初期(下節位)はやや弱めの誘引で花芽を確保し、上位節(中後半)はやや強めの誘引を行い、草勢の維持(バランス)をはかります。 ■播き時期 12cmポットに3粒程度播き、本葉2枚で間引き、本葉7枚程度まで育てる。育苗中は昼25℃夜16℃程度確保できれば申し分ない。育苗期間は60日前後かかると見ておくとよいでしょう。生育には比較的高温が必要なので平均気温が17℃以上になる時期から逆算して種まきをします。 発芽には26℃近い温度が必要なので、特に春先の早い作型で栽培する場合は、加温するなどして芽切れさせたタネをまくようにします。 ■播種方法 プランターならば1株。「トマトベリーガーデンおいしく栽培土」のように深く根張りが可能で、水分の安定しているものが良い。 ■植え付け 株間は予定する仕立て方により変わり、2本仕立てならば株間45cm前後。3〜4本仕立てならば65cmを目安に120cm前後の畝に1条植えとします。 ■土壌条件 水はけ、水持ち、日当たりの良い肥沃な土壌が好ましい。 ■肥料 土づくりとして、1平方メートルあたり苦土石灰150〜200g、完熟堆肥を5リットル。元肥の低度化成肥料(N:P:K=8:8:8)を平方メートルあたり150〜180g全層施肥。 定植後1週間、十分活着したら1回目の追肥として低度化成肥料を40g程度与え中耕します。それ以降は、2週間ごと目安に、化成肥料を平方メートルあたり30〜40g、展開している葉先の下あたりに施し、覆土します。肥料切れと乾燥は、果実の太り、着果の良否に関わるので、追肥と灌水に留意します。 樹勢判断は、花のめしべの長さを見て判断し、めしべの柱頭がおしべより長い花が多ければ順調、短い花が多ければ、弱まっているので追肥を求めるサインです。 特に夏の地温を和らげるため、敷きわらやマルチングが有効です。 ■収穫 1番果は早めに収穫する。分枝する先に花芽がつくので、放任すると葉が込み合ったりなりすぎたりする。主枝を決めたら、弱い側枝は早めに切除し、強い側枝の1番花に着果させ、葉1枚を残して摘芯。収穫時に着果側枝の基部の葉2枚まで切り戻すようにするとなり疲れや強い切戻しで着果節が無い時期を避けることができます。 ■料理 浅漬け、ぬかづけ、ナスの刺身も面白い

式部

式部

株式会社渡辺採種場

黒びかりで良品多収!ハウス栽培でも果色上がりバッチリ! ■特性 ・果は首太の長卵形で、色・光沢・日持ちに優れます。 ・初期収量、上果率は極めて高く、多収です。 ・特に、ハウス栽培での色あがりは良好です。

彩むらさき

彩むらさき

トキタ種苗株式会社

良く採れるおいしい中長ナス ■特性 1.草勢強く、草姿は半立性で、着果性がよく、栽培しやすい中長ナスです。 2.果色は光沢のある濃黒紫色、果実の揃いが良く、首部がやや太くボリューム感があり、形も優れます。 3.果肉は淡い緑色でしまりよく、煮物、炒め物、漬物等の料理に適します。 4.耐暑性が強く、高温期での果実の色ボケの発生は極めて少なく上物率が高く、多収です。 ■栽培上の注意 1.草勢が強いため、低温期(トンネル栽培、露地栽培の初期)には必ずホルモン処理を行い、確実に着果させ、草勢のバランスを整えます。 2.整枝方法は斜め誘引とし、初期(下節位)はやや弱めの誘引で花芽を確保し、上位節(中後半)はやや強めの誘引を行い、草勢の維持(バランス)をはかります。 ■播き時期 12cmポットに3粒程度播き、本葉2枚で間引き、本葉7枚程度まで育てる。育苗中は昼25℃夜16℃程度確保できれば申し分ない。育苗期間は60日前後かかると見ておくとよいでしょう。生育には比較的高温が必要なので平均気温が17℃以上になる時期から逆算して種まきをします。 発芽には26℃近い温度が必要なので、特に春先の早い作型で栽培する場合は、加温するなどして芽切れさせたタネをまくようにします。 ■播種方法 プランターならば1株。「トマトベリーガーデンおいしく栽培土」のように深く根張りが可能で、水分の安定しているものが良い。 ■植え付け 株間は予定する仕立て方により変わり、2本仕立てならば株間45cm前後。3〜4本仕立てならば65cmを目安に120cm前後の畝に1条植えとします。 ■土壌条件 水はけ、水持ち、日当たりの良い肥沃な土壌が好ましい。 ■肥料 土づくりとして、1平方メートルあたり苦土石灰150〜200g、完熟堆肥を5リットル。元肥の低度化成肥料(N:P:K=8:8:8)を平方メートルあたり150〜180g全層施肥。 定植後1週間、十分活着したら1回目の追肥として低度化成肥料を40g程度与え中耕します。それ以降は、2週間ごと目安に、化成肥料を平方メートルあたり30〜40g、展開している葉先の下あたりに施し、覆土します。肥料切れと乾燥は、果実の太り、着果の良否に関わるので、追肥と灌水に留意します。 樹勢判断は、花のめしべの長さを見て判断し、めしべの柱頭がおしべより長い花が多ければ順調、短い花が多ければ、弱まっているので追肥を求めるサインです。 特に夏の地温を和らげるため、敷きわらやマルチングが有効です。 ■収穫 1番果は早めに収穫する。分枝する先に花芽がつくので、放任すると葉が込み合ったりなりすぎたりする。主枝を決めたら、弱い側枝は早めに切除し、強い側枝の1番花に着果させ、葉1枚を残して摘芯。収穫時に着果側枝の基部の葉2枚まで切り戻すようにするとなり疲れや強い切戻しで着果節が無い時期を避けることができます。 ■料理 焼きナス、煮もの、炒めもの、漬物

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