果実・収量特性

アントシアンフリーのブロッコリー品種一覧 全23種類

アントシアンフリーブロッコリー アントシアンフリーとは——花蕾の紫変色を防ぐ特性 ブロッコリーの花蕾が低温にさらされると、緑色が薄れて紫色や紫がかった色に変色することがあります。これはアントシアニンと呼ばれる色素が低温ストレスに応答して蓄積

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アントシアンフリーについて

アントシアンフリーブロッコリー

アントシアンフリーとは——花蕾の紫変色を防ぐ特性

ブロッコリーの花蕾が低温にさらされると、緑色が薄れて紫色や紫がかった色に変色することがあります。これはアントシアニンと呼ばれる色素が低温ストレスに応答して蓄積するために起こる現象です。タグ名「アントシアンフリー」の「アントシアン」は、このアントシアニン色素を指します。

アントシアンフリー品種は、低温下でもアントシアニン色素をほとんど生成しないよう育種された品種群です。これにより、冬から春先にかけての低温期でも花蕾が鮮やかな緑色を維持し、外観品質の高い製品を出荷することが可能になります。

まず押さえておきたいのが、アントシアニンの蓄積はブロッコリーの品質異常ではなく、正常な生理反応だという点です。多くの植物が低温・強光下でアントシアニンを合成して紫外線ダメージや低温から細胞を守ります。しかし、市場や消費者は「緑色のブロッコリー」を期待しており、紫がかった花蕾は鮮度や品質の低下と誤解されやすい側面があります。アントシアンフリー品種は、この生理的な色素反応を抑制することで外観品質を安定させています。

アントシアンフリーの魅力

アントシアンフリー品種の最大の利点は、低温期の外観品質の安定です。春どり・冬どりなど気温が低い時期の作型では、標準品種では花蕾の紫変色が問題になりやすく、市場での評価が下がったり出荷規格を満たさなかったりするケースがあります。アントシアンフリー品種を使うことで、こうしたリスクを大幅に低減できます。

量販店向けや業務用出荷など、外観規格が厳しい販路では、花蕾の色が均一に緑色であることが求められます。特にカット野菜や冷凍ブロッコリーの原料として使われる場合、加工後の色の均一性が製品品質に直結します。アントシアンフリー品種はこうした加工・業務用途との相性が良い特性を持っています。

生産者にとっては、規格外品の発生を減らせることが直接の経済的メリットです。気温が変動しやすい春先や冬季には、同じほ場でも花蕾の色が不均一になることがあり、出荷できる品物と規格外になる品物が混在します。アントシアンフリー品種はこの不均一性を抑え、安定した出荷ロット形成に貢献します。

消費者・市場ニーズ

消費者がスーパーの売場でブロッコリーを選ぶとき、緑色の鮮やかさは鮮度感の重要な指標です。紫がかったブロッコリーは「古い」「品質が悪い」と判断されやすく、売れ残りにつながります。これは流通側にとっても廃棄ロスの問題であり、青果物の安定供給に関わる課題です。

量販店のバイヤー視点でも、外観品質の安定は重要な評価基準です。特に春先の花蕾が紫変色しやすい時期に、安定した緑色の商品を継続供給できる生産者・産地は、取引上の優位性があります。アントシアンフリー品種はこうした産地・生産者の競争力を高める手段の一つになっています。

外食・中食産業では、調理後の色の鮮やかさも重視されます。加熱してもアントシアン変色の影響が少ないアントシアンフリー品種は、総菜・弁当・給食向けの原料としての評価も高い傾向があります。ただし、アントシアニンそのものは健康機能性が注目される色素でもあるため、特定の高機能野菜用途ではアントシアン含有品種が求められるケースもあります。目的に応じた使い分けが必要です。

栽培のポイント

アントシアンフリー品種は外観品質が安定しやすい反面、品種によっては低温への反応が特殊な場合があるため、栽培上の注意点を把握しておく必要があります。

アントシアン発色を避けるためには、そもそも低温への過度なさらし過ぎを防ぐことが基本です。花蕾形成期以降の急激な低温(特に霜)には、外葉で花蕾を覆う対策が有効です。アントシアンフリー品種でも、想定を超える低温・長時間の霜には花蕾の凍害リスクがあります。

春どり作型では、低温期に播種・育苗して春先に収穫を迎えるため、気温変動が大きい時期の管理が重要です。特に昼夜の温度差が大きい春先には、花蕾の色を毎日確認し収穫適期を見逃さないようにすることが必要です。アントシアンフリー品種でも、収穫が遅れると散球(花蕾が開く)が進むため、適期収穫の重要性は変わりません。

アントシアンフリー品種のポテンシャルを最大限に引き出すには、窒素・リン・カリのバランスが取れた施肥管理も重要です。窒素過多は花蕾の締まりを悪くすることがあり、カリの適切な施用は品質維持に役立ちます。

品種選びのコツ

アントシアンフリーを冠する品種を選ぶ際は、以下の点を確認することが重要です。

  • アントシアン発色の抑制程度: 品種によって発色の抑制レベルが異なる場合があります。カタログの記述や試作データで確認する
  • 作型との適合性: 春どり向け・冬どり向けで適した品種が異なります。熟期と目標出荷時期を照合する
  • 耐寒性とのバランス: アントシアンフリー特性と耐寒性を同時に持つ品種は、冬から春先の作型で特に安定した品質が期待できる
  • 花蕾の品質特性(密度・色・大きさ): アントシアン発色以外の品質特性も確認する
  • 収穫適期の幅: 春先は天候が不安定なため、収穫適期が広い品種が管理しやすい

アントシアンフリー品種の表記はメーカーによって異なります。「AF」「アントシアン着色なし」「低温でも緑色を維持」などの記述がある品種がアントシアンフリーに相当します。カタログを詳しく読み込み、どのような条件下でアントシアン発色が抑えられるかを把握したうえで選定することが重要です。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、同じ「アントシアンフリー」品種でも、産地の気候(冬の最低気温・春の温度変化パターン)によって発色の程度が異なることがあります。隣の農家が使っている品種でも、自分のほ場の条件が違えば結果が異なる場合があるため、必ず小面積での試作から始めることを強調したいと思います。

市場動向とこれから

春どりブロッコリーの市場では、低温期の外観品質安定に対する需要が高まっています。量販店の仕様書に「アントシアン変色がないこと」や「花蕾が均一な緑色であること」が明記されるケースも増えており、産地・生産者にとってアントシアンフリー品種の採用は市場要求への対応策としても重要性を増しています。

冷凍ブロッコリーの原料として国産ブロッコリーの需要が高まる中、加工適性の高いアントシアンフリー品種の存在感は大きくなっています。加工・業務用向けの大規模産地では、外観品質の安定が調達条件に含まれるため、耐暑性・耐寒性・病害耐性とともにアントシアンフリー特性が総合的に求められる方向に動いています。

今後の育種動向としては、アントシアンフリーと耐寒性・耐暑性を組み合わせた複合特性品種の開発が主流になっていくと考えられます。単一の特性だけでなく、複数の課題を同時に解決する品種が、産地の競争力を高める上で求められています。

まとめ

アントシアンフリーブロッコリーは、低温下でも花蕾の紫変色を抑制し、鮮やかな緑色を維持する特性を持つ品種群です。春どり・冬どり作型において、外観品質の安定と秀品率の向上に貢献します。

市場・量販店・加工業者からの外観品質への要求が高まる中、アントシアンフリー特性は産地の競争力を左右する重要な選定基準の一つとなっています。品種選びでは、アントシアン抑制の程度・作型適合性・耐寒性とのバランスを確認し、自産地の気候条件と照合することが重要です。

ブロッコリーの品種一覧ページでは、作型・特性別に品種を絞り込むことができます。アントシアンフリー特性を持つ春どり・冬どり品種を一覧でご確認ください。

23品種 掲載中
NBR-26

NBR-26

ナント種苗株式会社

2~3月の急な温度変化に対応する180日タイプアントシアンフリー。 【特 徴】 ● 平坦地・暖地の10月定植で2月後半~3月収穫となる、アントシアンフリーのブロッコリー。 ● 花蕾の締まり良く、ドーム性に優れる。 ● 根が強く耐寒性があり、降霜後も草勢維持し、痛み少ない。 ● 春先の急激な温度上昇に対しても、花蕾が崩れにくい。 【栽培のポイント】 ● 品質乱れが生じるため、無理な早蒔き・早植えは避ける(9月下旬以降の定植を推奨)。 ● ベと病対する耐病性はないので予防的な防除に努める。

ウインタードーム

ウインタードーム

株式会社サカタのタネ

1-2月に高品質花蕾が収穫できる、べと病に耐病性の晩生品種 ■特性 ● 播種後150日前後で収穫できる晩生品種。 ● 草姿は立性で草勢はやや強い。 ● 花蕾は極小粒で濃緑色、ボリュームのある極ドーム形。 ● 芯葉が花蕾を包み込む性質があり、アントシアンの発生が非常に少ない。 ● 葉のべと病に耐病性があり、組織内べと病の発生も非常に少ない。 ■適応性 一般地では、8月10日~8月20日ごろ、暖地では8月15日~8月30日ごろに播種を行い、1月~2月に収穫が可能です。アントシアンや組織内べと病の発生が少なく、厳寒期に安心して栽培できます。 ※厳寒期の栽培は、年内の気候によって収穫期が左右されやすい作型です。本品種は温度適応性が高いため、暖冬の影響で収穫期が前進した場合にも、秀品を収穫することができます。 ■作付計画 厳寒期の安定収穫のためには、計画的に作付けを行うことが重要です。1~2月収穫の作型は気象の影響を受けやすく、暖冬時には年内から収穫がスタートする場合があり、一方で、極端な乾燥や低温が続くと、生育が鈍る場合があります。このような作型での安定した連続出荷のためには、温度適応性が高い特性を生かし、適切な播種期内で前半と後半の2回に分けて播種を行うことを推奨します。とくに遅まきの作型では、灌水を念頭に置いた圃場での作付けを計画することがポイントです。 ■畑づくりと施肥設計 根張りをよくするため、排水のよい適度に水分のある圃場を選び、良質堆肥を施します。排水が悪い圃場では、排水溝の設置や高畝にするなど排水対策をしっかり行います。総施肥量(元肥と追肥)は、10a当たり成分で窒素20kg、リン酸25 kg、カリ20 kg程度を標準とします。ただし花蕾品質は施肥技術に影響されるので、土質や栽培時期によって施肥設計を変える必要があります。特に、厳寒期の栽培は肥料が効きにくい作型となるので、遅まきの作型ほど早めの追肥の施用を行うことが大切です。栽培期間が長い作型のため、植物の様子を見ながら、必要に応じて施肥を行うと花蕾肥大が促進されます。 ■播種と育苗 通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分に灌水して発芽まで乾燥させないように管理します。とくにセル育苗では、徒長を防ぐため夕方には床土の表面が乾く程度に灌水することがポイントです。定植前に十分に馴化しておくと、活着がスムーズになります。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、10a当たり約4000本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。厳寒期の秀品収穫のためには、年内のうちに十分な草勢を確保する必要があるので、セル育苗による若苗定植と灌水などによる活着促進を心がけます。また、立性草姿のため風雨による倒伏が懸念されるので、活着後に除草と排水対策を兼ねて中耕・土寄せを行います。収穫期に極端な乾燥状態が続く場合は、生育の遅延が見られることがあるので、灌水や畝間灌水を行って、生育を促進させることが安定収穫のポイントです。 ※十分な草勢を確保するため、9月中の定植を推奨します。万が一、10月以降に定植がずれ込む場合は、早めの追肥や中耕などによって生育を促進します。定植遅れなどによって十分な草勢が確保できない場合、花蕾粒が極端に粗くなるなどの品質低下に繋がりやすいので、注意してください。 ■病害虫防除 本品種の定植期となる9月は台風などの襲来が懸念されるので、黒腐病などの各種細菌病の予防的防除を心がけます。また、葉のべと病に耐病性をもち、組織内べと病の発生も非常に少ない品種ではありますが、黒すす病や菌核病などカビ類による病害も発生しやすい作型なので、適切な薬剤防除による予防をお願いします。 ■収穫 年内の気候が暖かく、適度に降雨がある場合、収穫期が早まることがあるので、定期的に圃場巡回を行います。急激に気温が上昇する2月中下旬以降は、花蕾肥大の速度が極端に早まるので、計画的な収穫に心がけます。

エンデバーSP

エンデバーSP

タキイ種苗株式会社

アントシアン着色が少ない、作りやすい1〜3月どり晩生種! ■特長 ・草姿は立性でそろいがよく、耐寒・低温肥大性にすぐれる厳寒期どり用の晩生種。 ・花蕾は鮮緑色のドーム形。肉厚で粒ぞろいやしまりがよく、アントシアンの着色が少ない。 ・低温下の生育が順調で、良形の大玉が収穫できる。 ・根張りがよく耐倒伏性にすぐれ、花蕾茎は比較的高い位置にあり、収穫作業が容易。 ・大型の側枝が基部から発生し、頂花蕾専用・頂側兼用どりのいずれにも適する多収種。 ■栽培の要点 ・晩生種は十分な低温が必要なので、早まき栽培は避ける。 ・施肥は追肥主体で行う。元肥半量で、残りは状態を見ながら適宜分施する。 ・大玉花蕾の収穫をねらう場合は、株間を広めにとる。

おはよう®

おはよう®

株式会社サカタのタネ

アントシアンフリーで、低温伸長性に優れる中早生品種 ■特性 ● 播種後95日前後で収穫できる中早生品種。 ● 草姿は立性で草勢はやや強い。花蕾位置はやや低い。 ● 花蕾は小粒、濃緑色で極ドーム形。花蕾形状の安定性が高い。 ● 低温時のアントシアンの発生がなく、茎の空洞症が少ない。 ● 栽培適応性が広く、播種期および収穫期幅が広い。 ■適応性 ●平坦地夏まき栽培:一般地では、8月1~20日ごろ、暖地では8月10~30日ごろまで播種でき、11~1月まで収穫可能です。とくに低温期でも花蕾のアントシアンが発生しないので、安心して栽培できます。 ● 平坦地春まき栽培:一般地では、1月25日~2月25日ごろ、暖地では1月15日~2月15日ごろまで播種でき、5月いっぱい収穫できます。また定植後の被覆資材を上手に使えば、1月上旬播種し、4月中旬ごろから濃緑花蕾を収穫できます。ただし、早まき育苗における極端な低温と低日照は、ブラインド(芯止まり)を誘発する恐れがあるので、育苗温度と日照を確保するようにします。 ● 高・冷涼地栽培:標高差などを利用して3月中旬~7月下旬まで播種することができ、6月下旬~11月中旬ごろまで収穫できます。とくに、キャッツアイの発生が多くなる6月中旬〜7月出し、およびアントシアンの発生がきつくなる10月中旬~11月出しで、最大能力を発揮します。なお、暑さが厳しい8月どりでは、高温障害が発生する場合があるので、慎重に播種期と栽培地域(標高など)を選ぶ必要があります。 ■作付計画 適湿・適温条件など栽培条件がよい場合、収穫そろいがよくなるので、計画的な播種(段まき)と植え付けにより、収穫期を分散させます。また秋冬どりの極端な遅まき栽培では、急激な温度低下による収穫期の遅延が見られる場合があるので、それらを考慮して播種計画をします。 ■畑づくりと施肥設計 根張りをよくするため、排水のよい適度に水分のある畑を選び、良質堆肥を施します。排水が悪い圃場では、排水溝の設置や高畝にするなど排水対策をしっかり行います。総施肥量(元肥と追肥)は、10aあたり成分量で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度を標準とします。ただし花蕾品質は施肥技術に影響されるので、土質や栽培時期によって施肥設計を変える必要があります。肥料不足は、十分な株ができず小花蕾や花蕾色の淡緑化をまねき、逆に過剰施肥は、病気の誘発やリーフィ、偏平花蕾などの品質低下につながります。 ■播種と育苗 夏まき栽培では、通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。春まき栽培では、発芽を均一にするため地温(20~25℃)を確保します。また極端な低温や低日照によるブラインドを防ぐため、光が確保しやすいハウスなどで育苗し、最低気温5℃以上を確保します。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、10aあたり3,500〜4,000本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。セル育苗では、根張りをよくするためできるだけ若苗で定植し、定植直後に極端な乾燥が続く場合は灌水します。また、除草効果と排水対策を兼ねて、活着後雑草が芽生え始めたころに中耕します。 ■病害虫防除 黒腐病、黒斑細菌病など、細菌性の病気にはあまり強くないので、予防的防除に努めることが大切です。また栽培期間が長くなる1月どり栽培では、組織内べと病が発生する場合があるので、同じく予防的防除を徹底します。 ■収穫 適温、適湿条件では、収穫期が早まり収穫期がそろう傾向にあるので、定期的な圃場巡回を行い計画的に収穫します。また、1月出しのような厳寒期では、花蕾の白けや病害の発生を抑えるため、できるだけ適期収穫に努めます。

かいせい113号

かいせい113号

朝日アグリア株式会社

早生品種 【品種特性】 ・高温多湿に比較的強くボリュームが出る ・適応性が広い早生品種だが、特に低温期において安定した物を収穫できる。 ・花蕾は濃緑の締まりのよいドーム型で、茎やや太く重量が出る。 ・草姿はやや立性、密植ができて中耕等の機械作業がしやすい。 ・花蕾に紫が出ない。アントシアンレスタイプ。 ・茎はやや短めで、葉柄はやや長め花蕾病害に強く、花蕾の肥大性あり。 【栽培時期】 ・中間地 は種8月上旬~8月中旬、収穫 12 月上旬~1月下旬が適期ですが土地条件によって異なります。 【栽培要点】 ・バランスのよい肥料設計をし、ゆっくり長く効く肥料を使用すれば病害が出にくく、良品が収穫できる。 ・土を分析し不足分の肥料成分を施肥してください。

キャッスル

キャッスル

タキイ種苗株式会社

花蕾にアントシアン着色がなく、肥大がよい12月〜1月どり種! ■特長 ・年内〜年明けどりの作型に適し、花蕾にアントシアンの着色がない。 ・耐寒・低温肥大性にすぐれるため、遅まきが可能。 ・草姿は立性、外葉がコンパクトなため、肥培管理・収穫作業が容易。 ・花蕾は肥大がよく、茎もやや太めでボリューム感があり、形状はセミドームでまとまりにもすぐれる。 ・色は鮮緑色で粒ぞろいがよく、品質良好。 ■栽培の要点 ・中生種であるが、7月まきより8月まきで特性を発揮する。 ・施肥は年内どり栽培に準じて行い、初期生育から旺盛に進める。 ・温暖・多湿条件下では、花蕾にべと病の発生が心配されるので、出蕾前から予防を行う。

こんにちは®

こんにちは®

株式会社サカタのタネ

アントシアンフリーで低温伸長性に優れる中生品種 ■特性 ● 播種後105~110日で収穫できる中生品種。 ● 草姿は立性で、草勢はやや強い。花蕾位置はやや低い。 ● 花蕾は小粒、濃緑色で極ドーム形。花蕾形状の安定性が高い。 ● 花蕾にアントシアンが発生しない。 ● 基本的な特性は中早生品種の「おはよう」に似ており、熟期は「おはよう」より10~14日ほど晩生になる。 ■適応性 一般地、暖地の8月上~下旬播種で、11月中旬~1月どりの作型に適する。 ■作付計画 「おはよう」と同時播種した場合、「おはよう」が収穫の終盤に差しかかったころに、「こんにちは」の収穫が開始します。また、遅い作型では「おはよう」と同様に生育が遅延して生育期間が長くなるので、その点を考慮して作付けを計画してください。 ■畑づくりと施肥設計 ブロッコリーは多湿条件を苦手とする作物なので、適度に水もちがよく排水性のよい圃場を選んでください。排水が悪い圃場は、排水溝の設置や高畝栽培など、排水対策を実施してください。総施肥量(元肥と追肥の合計)は、10a当たり成分量で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度が標準です。土質によって肥料の効き方と持続力が異なるため、その圃場にあった施肥設計を心がけてください。遅い作型では、生育期が低温で肥料が効きにくいため、元肥の割合を高め早めの追肥を行ってください。肥料不足は、十分な株ができず、花蕾の肥大不足や花蕾色が淡くなる「白け症状」を招き、逆に過剰施肥は、病気の誘発、リーフィーの発生や花蕾の不整形等の品質低下を引き起こします。また、微量要素を含めた肥料全体のバランスが乱れると、ホウ素欠乏による茎の空洞などの生理障害が発生するため、必要な量をバランスよく施用してください。 ■播種と育苗 通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水して発芽まで乾燥させないように管理します。苗が徒長すると、病虫害にかかりやすく、定植後の活着が悪くなるなど、生育全般に悪影響を与えるため、育苗床の施肥と灌水管理に注意してください。また、定植前に十分に順化しておくと、苗が健強になり定植後の活着がスムーズになります ■定植および定植後の管理 栽植密度は、10a当たり約3,500~4,000本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。定植後、速やかに活着させ初期生育を促すため、乾燥時には灌水を心がけてください。活着後は除草目的や根張り改善のため、中耕・土寄せを行います。追肥は株の生育具合を確認しながら適宜行ってください。 ■病害虫防除 近年、ブロッコリー栽培において、黒腐病・黒斑細菌病などの細菌病や、黒すす病・組織内べと病などのかびが原因となる病気の発生が問題となっています。「こんにちは」は、「おはよう」と同様にこれらの病気に強い方ではないので、特に病気が発生しやすい圃場では、予防的な防除を徹底するよう心がけてください。 ■収穫 温度が高いと収穫期が早まる傾向があるので、定期的に圃場を巡回し、計画的に収穫します。また、1月収穫のような寒い時期では、花蕾の白け症状や病害の発生を抑えるため、できるだけ適期収穫に努めます。

こんばんは®

こんばんは®

株式会社サカタのタネ

アントシアンフリーで低温伸長性に優れる晩生品種 ■特性 ● 播種後150日前後で収穫できる晩生品種。 ● 草姿は立性で、草勢はやや強い。 ● 花蕾は小粒、濃緑色で極ドーム形。 ● 花蕾にアントシアンが発生しない。 ● 低温伸長性があり、一般地、暖地の1-2月どりに適する。 ■適応性 一般地では8月中旬ごろ、暖地では8月中~下旬ごろの播種で、1~2月どりの作型に適する。 ■作付計画 低温伸長性があり、花蕾の耐寒性に優れるため、厳寒期の1~2月どりが可能です。早まき栽培では、初期生育が早まることで早生化し、リーフィーや粒ムラ、花蕾の不整形などを引き起こします。また、遅まき栽培では、株が十分にできず、小玉での花蕾の緩みや偏平になるなど花蕾の品質に問題が発生します。適作型での栽培をお願いします。 ■畑づくりと施肥設計 ブロッコリーは多湿条件を苦手とする作物なので、適度に水もちがよく排水性のよい圃場を選んでください。排水が悪い圃場は、排水溝の設置や高畝栽培など、排水対策を実施してください。総施肥量(元肥と追肥の合計)は、10a当たり成分量で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度が標準です。土質によって肥料の効き方と持続力が異なるため、圃場にあった施肥設計を心がけてください。栽培期間が長く厳寒期の収穫となるので、生育後半に肥効を切らさないようにすることが重要です。 ■播種と育苗 通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水して発芽まで乾燥させないように管理します。苗が徒長すると病虫害にかかりやすく、定植後の活着が悪くなるなど、生育全般に悪影響を与えるため、育苗床の施肥と灌水管理に注意してください。また、定植前に十分に順化しておくと、苗が健強になり、定植後の活着がスムーズになります。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、10a当たり約4,000~4,500本を標準とします。早まきは株ができるのでやや疎植に、遅まきは株がコンパクトになるのでやや密植栽培することが可能です。定植後は速やかに活着させ、初期生育を促すため乾燥時には灌水を心がけてください。活着後は除草目的や根張り改善のため、中耕・土寄せを行います。追肥は株の生育具合を確認しながら適宜行ってください。厳寒期の乾燥条件は、花蕾の肥大を遅延させ、花蕾色が淡くなる白け症状の原因となるので、乾燥時には灌水してください。 ■病害虫防除 冬どり栽培では、年によって組織内べと病の発生が大きな問題になります。「こんばんは」は組織内べと病には強い方ではないので、湿気の溜まりやすい圃場での栽培を避け、通風性を確保し、予防的な防除を徹底するよう心がけてください。 ■収穫 温度が高いと収穫期が早まる傾向があるので、定期的に圃場を巡回し、計画的に収穫します。また、低温期では花蕾の白け症状や病害の発生を抑えるため、できるだけ適期収穫に努めます。

ドリームスカイ

ドリームスカイ

朝日アグリア株式会社

形状良く締まり抜群 レギュラー出荷にも業務加工にも 【品種特性】 ・ドーム形状良く比較的安定している。・草姿がコンパクトで管理作業性が良い。 ・花蕾色は濃い。蕾の揃いが良く締りも非常に良い。・耐病性のあるアントシアンレス品種。 ・花蕾の揃い良く、肥大性がある為「加工用」としても可能。 【栽培時期】 ・2018 年度 神川農場秋冬作での栽培試験を基準に作成した。下記表を参考。 ・定植後 85 日~95 日前後のタイプだが、寒さによる熟期の遅れはある。 【栽培要点】 ・品種特性を発揮するためには、適期播種期を守り、決して早蒔きしない。 ・より良い収穫物を取るためには土壌分析をして、適切な肥料設計を心がけてください。 ・苦土が不足すると花蕾の緑色がうすくなるので、苦土欠には注意して下さい。 ・高温時の栽培は元肥の窒素肥料をひかえ、ゆっくり効く窒素肥料の施肥を進めます。

はたち38号

はたち38号

株式会社ナコス

花蕾特に濃緑 晩生品種 ■品種特性 ・高温多湿に比較的強い ・花蕾は特に濃緑の締まりのよいドーム型で、茎太く重量が出る。 ・草姿は立性で、葉柄長く花蕾部分の通気性がよいので花蕾病害は出にくい。 ・花蕾に紫が出ない。 ・厳寒期でも花蕾の寒さやけがなく濃い緑色を保つ ・草勢が強く作りやすい。"

はつみらい

はつみらい

株式会社野崎採種場

はつみらいの特徴 ●低温期においても、花蕾の肥大性に優れる中早生種。 ●花蕾は濃緑色で、アントシアンは発生せず形状がよい。 ●草姿立性、コンパクトで生育の揃いがよく栽培管理がしやすい。また、茎は適度な太さがあり柔らかく切りやすいため、収穫作業性がよい。 ●花蕾は粒が細かく濃緑色、スムーズなドーム型で締まりもよい。また、低温期でもアントシアンは発生せず、厳しい寒さが続く場合に見られる花蕾の色抜けは比較的少ない。 ●年内から収穫することも可能だが、生育が滞りやすい低温期に収穫期を設定することで本品種の特性が発揮できる。 ●一般平暖地では、8月中旬~下旬まきで12月上旬~2月中下旬にかけて収穫できる。また、8月上旬まきで11月中旬からの収穫も可能。

バンベル

バンベル

トヨタネ株式会社

晩生ベルネ!濃緑色のアントシアンフリー品種 品種特性 ■特長 ・は種後105~110日で収穫できる中生品種。 ・花蕾は濃緑色で、安定したドーム形状に仕上がる。 ・草姿は立性で草勢はベルネよりも強め。 ・ベルネと同時は種で10~14日遅れて収穫可能。 ■栽培のポイント ・適切な薬剤散布を行い、べと病に注意する。

ブランカ(YQQ191)

ブランカ(YQQ191)

住化農業資材株式会社

耐暑性に優れ、黒腐病・黒斑細菌病に強い早生品種 ■品種特性 ・播種後95日前後で収穫できる早生品種 ・耐暑性に優れ、高温化でも花蕾形が崩れにくい ・黒斑細菌病や黒腐病に比較的強い ・花蕾は小粒で揃い、締りの良いハイドーム形状 ・アントシアンレス

ブロッケン

ブロッケン

住化農業資材株式会社

花蕾のしまり良く、綺麗なドーム形状 ■品種特性 ・播種後約90日で収穫可能なアントシアンレスの早生品種 ・花蕾は小粒で、花蕾形状は締りの良い滑らかなドーム形状となる ・不整形花蕾やキャッツアイの発生が少ない ・高温時でも花蕾形成が安定し、死花が出にくいため、春どり栽培で特に高品質な花蕾が期待できる

ブロッケンW

ブロッケンW

住化農業資材株式会社

ドーム形状良好な厳寒期どりアントシアンレス品種 ■品種特性 ・1~2月どりアントシアンレスの中早生品種 ・低温条件での肥大性・花蕾品質に優れ、綺麗なドーム形状となる ・厳寒期の収穫においても、白ずみの少ない鮮緑色の花蕾となる ・着蕾

ベルクレスト

ベルクレスト

渡辺農事株式会社

草姿がコンパクトで、花蕾粒の揃いに優れる中早生品種 ■特性 ・花蕾形状が安定し、栽培幅が広い100日タイプの中早生品種。 ・葉は波打ちのある細葉、草姿はやや立性でコンパクトなため 栽培管理が容易。 ・花蕾は厚みがあり、粒が細かく揃う。青みかかった緑色となり、アントシアンは発生しない。 ■栽培のポイント ・定植後、初期生育時に暑さの残る時期の極端な早蒔きは避ける。 ・強い寒さでもアントシアンは発生しないが、極端に冷え込む時期や地域での栽培・収穫は避ける。 ・病虫害防除に留意し、適宜薬剤散布を行う。

ベルネ

ベルネ

トヨタネ株式会社

アントシアンフリーで低温伸長性に優れる中早生種。 品種特性 ■特長 ・播種後95日程度で収穫できる中早生種である。 ・草姿は極立性で草勢がやや旺盛。 ・花蕾粒は小粒でよく揃い、濃緑色でドームどなり、市場性が高い。 ・頂花蕾専用品種の為、側枝の発生は極めて少ない。 ・形状の安定性高く良く揃い、耐寒性が高くアントシアンが発生しない。 ・播種期幅が広く、秋冬どりの他、春どりにも適する。 ■栽培のポイント ・極端な早播きは、形状の乱れにつながる恐れがあるので注意する。 ・育苗期間中の最低温度を確保する。

メガドーム

メガドーム

タキイ種苗株式会社

厳寒期の花蕾肥大にすぐれる冬どり晩生種! ■特長 ・厳寒期の花蕾肥大性にすぐれる頂花蕾どり専用種。 ・草姿立性、草勢中位で管理作業が容易。 ・気温や栽培条件による熟期の変動が少ない。 ・花蕾は鮮緑色でアントシアンの着色が少なく、小粒でよくそろう。 ・花蕾は豊円なドーム形状、肉厚でボリューム感にすぐれ、形状のくずれが遅く収穫期の幅が広い。 ■栽培の要点 ・極端な早まきは、リーフィー発生の恐れがあるので播種適期を厳守する。 ・根張りのよい健苗を育成し、適期に若苗を定植する。 ・元肥は緩効性肥料を中心に全施肥量の1/2を、残りは追肥として速効性肥料の適宜分施が基本。 ・厳寒期に肥料切れすると花蕾色が低下するので、出蕾期に追肥を行い、生育後半まで肥効を持続させる。

夢あたる

夢あたる

ナント種苗株式会社

高温期の定植から、ほれぼれするような厚みある圧巻ボリュームのハイドーム。 年内穫り100日タイプの中早生 【特 徴】 ● 平坦地7月下旬~8月中旬蒔きで、盆明け~9月中旬が定植最適期。10月下旬~1月上旬収穫となる播種後100日タイプのアントシアンフリー中早生。 ● 暑さ・寒さに対する環境適応能力が高く、播種幅が広い。 ● 花蕾は厚みがでやすく、非常にボリュームがある。 ● 花蕾粒は細かく揃い、見た目が美しい。 ● 夏秋作の高温期でもキャッツアイ発生少なく、品質安定。 ● 暖冬傾向が顕著な冬においても、急な気温上昇に対して鈍感で、じっくり仕上がる「在圃性」があり、収穫作業に追われにくい。 【栽培のポイント】 ● 肥料吸収の良い品種のため、特に高温期の栽培・肥えた畑においては、花蕾腐敗を防ぎ、形状を安定させるために2~3割の減肥をおすすめします。 ● 12月以降の収穫作型ではべと病に留意する。

彩麟

彩麟

トキタ種苗株式会社

12月から1月どり 茎が太く、おいしいブロッコリー ■特性 蕾はドーム型で厚みがあり、切り取ってからの黄化が遅い。 茎の太さは約6cm。葉が立性だが倒れにくい。 アントシアンの発生が極めて少なく、は種後約90日から100日で収穫となる中晩生種。べと病(組織内べと病)、黒腐れ病、黒斑細菌病などに強い。 ■栽培上の注意 播種期は8月/上から8月/中旬。極端な早まきは花蕾が乱れるのでさける。 ■播き時期 夏まき、秋冬収穫がメインの作型。 ■播種方法 9cmポットに5〜6粒まき、双葉が展開したら、生育の劣るものを間引き3本程度残し、本葉2枚で2本、本葉3〜4枚の時に1本立ちにし、本葉4〜5枚まで育てます。 ■植え付け 株間33〜35cmを目安。プランターならば2株程度。 ■土壌条件 2年程度は、アブラナ科の植物を植えていない場所に植えた方が良い。土壌酸度pHは6〜6.5が目安。肥沃で日当たり水はけ、水持ちの良い土壌が良い。 ■肥料 植えつけ後、本葉が10枚程度になったら、株元に軽く土寄せし追肥する。 その後1か月目安に2回めの追肥、土寄せ。 成分量で1平方メートルあたり、N:P:K=25〜30:25:25〜30g。が栽培期間の全量。そのうち1/2を元肥とし、残りを追肥する。 ■収穫 花蕾の直径が12から14cm程度が収穫目安。花蕾重量は、250〜300g。 ■料理 蕾がきめ細かく美しいので房をきれいに生かすとよい。

1〜20品種 / 全23品種中

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