果実・収量特性

側枝花蕾どりのブロッコリー品種一覧 全58種類

側枝花蕾どりブロッコリー 側枝花蕾どりとは ブロッコリーには大きく2つの収穫スタイルがあります。一つは、頂花蕾(株の頂点にある大きな花蕾)だけを収穫して終了する「頂花蕾専用型」。もう一つが、頂花蕾を収穫した後に脇芽から伸びてくる側枝の花蕾を

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側枝花蕾どりについて

側枝花蕾どりブロッコリー

側枝花蕾どりとは

ブロッコリーには大きく2つの収穫スタイルがあります。一つは、頂花蕾(株の頂点にある大きな花蕾)だけを収穫して終了する「頂花蕾専用型」。もう一つが、頂花蕾を収穫した後に脇芽から伸びてくる側枝の花蕾を順次収穫する「側枝花蕾どり型」です。

「側枝花蕾どり」とは、この後者の収穫スタイルを前提とした品種の特性を指します。側枝花蕾どり対応の品種は、頂花蕾の収穫後に脇芽が多数発生しやすく、それぞれの側枝先端に食用になる小花蕾が形成される性質を持っています。

通常の頂花蕾専用品種では、頂花蕾を収穫した後の株は農業的な価値が低くなります。一方、側枝花蕾どり品種は頂花蕾収穫後も継続的に収穫できるため、一株からの収穫量を大きく増やすことが可能です。

この収穫スタイルは、家庭菜園・有機栽培・小規模農家での利用に特に適しています。定植株数が少なくても一定の収穫量を確保できる利点があり、また収穫作業を長期間にわたって分散できるため、出荷量の平準化にも役立ちます。

側枝花蕾どりの魅力

生産者にとっての最大の魅力は、一株当たりの収穫量の増加です。頂花蕾専用品種と比較すると、側枝を合計した収穫重量は数倍になることもあります。定植密度が同じでも、収穫できる食用部分の総量が増えるため、投入した栽培コスト(苗・農薬・肥料・労力)に対する収穫量の比率を高められます。

収穫の継続性も重要なメリットです。頂花蕾専用品種では、一度に大量の花蕾が収穫時期を迎え、出荷が集中する傾向があります。側枝花蕾どり品種では、頂花蕾収穫後に側枝が順次伸びてくるため、収穫・出荷のピークが分散されます。これは人手のやりくりや市場への安定供給という点で有利です。

家庭菜園での人気も高い特性です。「一度植えると長い期間収穫を楽しめる」という点が、家庭菜園ユーザーにとって魅力になっています。食育の観点でも、植物が繰り返し花蕾を作る様子を観察・収穫できることは教育的な価値があります。

有機栽培との親和性も高い特性です。有機栽培では農薬の選択肢が限られるため、病害が出た際のダメージを分散できる収穫スタイルは、リスク管理の観点からも評価されています。

適した品種の特徴

側枝花蕾どりに適した品種には、共通した特徴があります。

脇芽の発生旺盛: 頂花蕾収穫後に多数の脇芽を出す品種。脇芽の数が少ない品種では側枝収穫の量が限られます。

草勢の継続性: 頂花蕾収穫後も株全体の草勢が維持される品種。早々に老化する品種では側枝の伸びが悪くなります。

側枝の長さと花蕾の形成: 食用になる花蕾が形成されるだけの茎の長さがある品種。茎が短すぎると収穫できる部分が少なくなります。

側枝の発生が期待できる品種として、「緑嶺」「沢ゆたか」などの名前が挙げられることがありますが、側枝の発生量は栽培条件や気候によって大きく変動するため、公式カタログの記載内容と自産地での試作で特性を確認することが不可欠です。

なお、株式会社サカタのタネが展開する「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」という品種群は、播種時期をずらして連続出荷を実現するための作期分散シリーズであり、側枝花蕾どりとは異なる概念の品種群です。これらは同一株から側枝が次々と発生するタイプではなく、シリーズ全体で播種・収穫のタイミングを分散させることで安定出荷を実現する考え方に基づいています。品種の特性をカタログで確認する際には、「作期分散型」と「側枝花蕾どり型」の違いを意識して読み解くことが重要です。

栽培のポイント

側枝花蕾どり品種で長期収穫を実現するためには、いくつかの重要な管理ポイントがあります。

頂花蕾の収穫タイミング: 頂花蕾が緩み始める(蕾が膨らみすぎる)前に収穫することが、その後の側枝の良好な発生につながります。頂花蕾が大きくなりすぎると株の栄養が頂花蕾に集中し、側枝の発生が遅れたり数が少なくなったりすることがあります。

追肥の設計: 頂花蕾収穫後は株が大量の側枝を伸ばすため、栄養の需要が高まります。頂花蕾収穫後のタイミングに合わせた追肥が、側枝の旺盛な発生を支えます。窒素だけでなくカリも意識した施肥が有効です。

灌水管理: 側枝の成長期には水分需要が高まります。土壌水分が不足すると側枝の伸びが悪くなるため、特に乾燥が続く時期は適切な灌水管理が重要です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。側枝花蕾どり品種では、収穫頻度が頂花蕾専用品種より格段に高くなります。株数と収穫頻度のバランスを考えて面積設定を行わないと、収穫作業が追いつかない事態が起きることがあります。試作段階で実際の作業量を体験してから規模を拡大することが現実的なアプローチです。

病害対策の継続: 側枝収穫期間が長くなるため、病害虫対策も長期にわたって継続する必要があります。黒腐れ病・花蕾腐敗病・アオムシなどの発生状況を定期的に確認し、適切な防除を行います。

品種選びのコツ

側枝花蕾どりブロッコリーを選ぶ際は、以下の点を確認することが重要です。

  • 側枝の発生数: カタログで「側枝発生が多い」「わき芽の出が良い」といった記述を確認する
  • 収穫継続期間の目安: 試作データから頂花蕾収穫後の側枝収穫期間の長さを確認する
  • 頂花蕾の品質: 最初に収穫する頂花蕾の大きさ・品質も重要な選定基準
  • 耐暑性・耐寒性: 長期収穫を行う場合、気温の変化に対応できる品種を選ぶ
  • 病害耐性: 長期栽培になるほど病害リスクが高まるため、耐病性の確認が重要

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、側枝花蕾どり品種を大規模な商業農業で活用する場合は、収穫作業の効率化と出荷先のサイズ規格への対応が課題になります。家庭菜園・小規模農業向けと大規模産地向けでは、最適な品種が異なることがあります。利用シーンに合わせた品種選択が重要です。

市場動向とこれから

側枝花蕾どりブロッコリーの市場ポジションは、家庭菜園・有機農業向けの需要が中心ですが、農産物直売所での販売品目としても注目されています。通常のブロッコリーとは収穫スタイルが異なるため、「毎週少しずつ収穫できる」という特性が直売所の「週1回出荷」というスタイルとの相性が良いと言われています。

一方、大規模産地での採用は限定的です。収穫の自動化・機械化が難しく、人手による収穫が前提になる側枝どりは、大規模省力化を重視する産地には向きません。農業の担い手不足が深刻化する中、大型機械収穫に適した頂花蕾専用品種と、収穫期分散ができる側枝どり品種のすみ分けが今後も続くと考えられます。

有機JAS認証農産物の需要拡大に伴い、有機栽培に適した品種特性として「長期収穫・病害リスク分散」という側枝花蕾どりの利点が再評価される可能性があります。持続可能な農業への関心の高まりが、このカテゴリの品種需要を下支えする要因の一つになっています。

まとめ

側枝花蕾どりブロッコリーは、頂花蕾収穫後に脇芽から次々と小花蕾を形成・収穫できる特性を持つ品種群です。一株からの総収穫量の増加と収穫の長期化・平準化が最大の利点であり、家庭菜園・有機栽培・直売所向けの生産に特に適しています。

品種選びでは、側枝の発生旺盛さと収穫継続期間の長さを中心に確認し、草勢の持続性・病害耐性も含めて総合的に判断することが重要です。栽培面では頂花蕾の収穫タイミング・追肥設計・灌水管理が長期収穫のカギになります。

ブロッコリーの品種一覧ページでは、側枝発生型の品種を特性別に確認することができます。自分の栽培スタイルと販売先に合わせた品種を見つける参考にしてください。

58品種 掲載中
あけ緑

あけ緑

株式会社野崎採種場

あけ緑の特徴 ●耐暑性に優れ、平暖地において市場向きで最も早い収穫の作型に向く。 ●早まきでも側枝や異常花蕾が発生しにくく、この時期の品種としては花蕾の盛り上がりと茎の太さに優れ、しっかりとした重量感のある収穫物となる。 ●一般平暖地では7月中旬~8月上旬まきで、10月中下旬から11月どりに向く。 ※収穫時期が遅れた場合には花蕾粒が大きくなる傾向があるので、まき遅れにならないようにする。

アサヒ交配 グリーンキャップ

アサヒ交配 グリーンキャップ

株式会社アサヒ農園

中早生ブロッコリー 商品特性 ■特性 ★農林水産大臣賞 受賞★ 耐寒性にすぐれ、強勢で栽培容易。 播種後100日内外で収穫できる中早生種。外葉は濃緑色、草勢強く、育苗・栽培ともに極めて容易な新品種である。 花蕾は鮮緑色で盛りあがりよく、しまり、形状、品質共にすぐれ、花粒は細かく、花蕾茎が空洞になりにくい品種で日もちよく市場性は抜群である。 本種は頂花蕾を主に収穫するが、頂花蕾収穫後も形状のよい側枝花蕾を収穫することができる。 育て方 ■栽培のポイント 健苗定植に心がけ、元肥中心に肥効の持続をはかり順調な生育を進めながら、出蕾期までに株を大きく育てることが良果を収穫するコツである。 栽培数は10a当たり4000~4600本を目安とする。

ウィンベル

ウィンベル

渡辺農事株式会社

■特性 ・播種後105日前後で収穫できる中早生種。 ・花茎が太く、ハイドームでボリュームがある。 ・側枝の発生が少ない。 ・花蕾粒が細かく、締りが良い。 ・店持ち性が高い。 ■栽培のポイント ・春〜初夏どり栽培では茎葉の生育と花蕾の形成が同時に進行するため、苗の老化や植え傷みを防ぐことで順調に生育させる。 ・秋冬どり栽培では早播きすると高温により花蕾の形状が乱れる恐れがあり、遅播きすると低温によるアントシアンの発生が見られるため、極端な早播き・遅播きを避ける。

エンデバーSP

エンデバーSP

タキイ種苗株式会社

アントシアン着色が少ない、作りやすい1〜3月どり晩生種! ■特長 ・草姿は立性でそろいがよく、耐寒・低温肥大性にすぐれる厳寒期どり用の晩生種。 ・花蕾は鮮緑色のドーム形。肉厚で粒ぞろいやしまりがよく、アントシアンの着色が少ない。 ・低温下の生育が順調で、良形の大玉が収穫できる。 ・根張りがよく耐倒伏性にすぐれ、花蕾茎は比較的高い位置にあり、収穫作業が容易。 ・大型の側枝が基部から発生し、頂花蕾専用・頂側兼用どりのいずれにも適する多収種。 ■栽培の要点 ・晩生種は十分な低温が必要なので、早まき栽培は避ける。 ・施肥は追肥主体で行う。元肥半量で、残りは状態を見ながら適宜分施する。 ・大玉花蕾の収穫をねらう場合は、株間を広めにとる。

おかわりブロッコリー

おかわりブロッコリー

サントリーフラワーズ株式会社

食感良く、甘みとコクがある味わい! ■特長 ・頂花蕾を収穫後、側枝の発生が良く、次々と側花蕾の収穫が可能! ・きめ細やかで老化しづらい花粒、大きな花蕾でも獲り遅れしにくく家庭菜園に最適! ・しっかり締まったドーム状の花蕾。甘みとコクのある味わい。 ・販売時期:8月下旬~9月下旬 ・栽培適性:プランター向け、畑向け ・収穫時期:定植後55~60日 ・花蕾サイズ:450~500g(頂花蕾) ■栽培の要点 ・側花蕾は適宜肥大させ収穫します。

グランドーム

グランドーム

株式会社サカタのタネ

花蕾の品質安定性、肥大性が優れる中晩生品種 ■特性 ● 播種後115~120日(定植後約90日)で収穫できる中晩生品種。 ● 草勢は旺盛で、根張りが強く耐湿性がある。側枝は少ない。 ● 花蕾は肥大性に優れるスムーズな豊円形で、締まりがよく小粒で濃緑色。 ● 生育のそろいがよく、秀品率が高い。 ● 夏まき年内どりのほか、低温に鈍感でボトニングになりにくいため、冬春まき栽培にも適する。 ■適応性 一般地7月中旬〜8月上旬まき11〜12月どり、暖地8月上〜下旬まき12〜1月どりが、最適作型です。十分な葉枚数を確保してから花芽が形成されるじっくり型の品種のため、関東近辺や日本海側など秋が短い地域では、肥大期の極端な低温による収穫期の遅延が見られる場合があるので、早まき栽培がおすすめです。 一方初期生育での低温によるボトニングに対しても強いので、一般地1月中旬〜2月上旬まき、初夏どり栽培も可能です。ただし、花芽形成後の高温は、花蕾生育に障害を発生させる場合があるので、極端な遅まき栽培は避け、遅くとも5月下旬ごろまでには収穫を終えるようにします。 なお、高・冷涼地の6月下旬〜7月上旬まき10月中旬〜11月中旬どりにも適しますが、収穫期幅が狭いので注意が必要です。 ■畑づくりと施肥設計 排水のよい適度に水分のある畑を選びます。特に春まき栽培では、生育が低温期に当たるため早めに畑を準備します。施肥量は、全成分量で10a当たり窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度を標準とします。ただし、元来この品種は、草勢強く、吸肥力も強いため、多肥条件下では過繁茂による病気の助長や急激な生育による茎の空洞症が発生する場合があるので、株をコンパクトに作るよう、各圃場の地力に合わせた施肥設計を行うことが大切です。 ■播種と育苗 春まき栽培では、発芽を均一にするため地温(20〜25℃)を確保します。一方夏まき栽培では、通風、日当りのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。特にセル育苗では、徒長を防ぐため、夕方には床土の表面が乾く程度に灌水するのがポイントです。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、10a当たり3,500本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。株をコンパクトに作る意味では、大苗定植のほうが向いていますが、セル育苗でも特に問題はありません。冬まき・早春定植の場合は、ビニールトンネルやマルチなど被覆資材を使用すると、収穫期が早まり花芽分化後の高温障害を避けるのに効果的です。夏まき・秋どり栽培のような高温期の生育時に乾燥が続く場合は、灌水します。また活着後雑草が芽生え始めたころに中耕すると、除草効果とともに排水をよくし、生育の促進につながります。急激に肥料が効いて生育過多にならないように注意しながら、生育状況に合わせて出蕾前に追肥を2〜3回程度施します。一方花蕾肥大期の完全な肥料切れは、花蕾の小玉化、アントシアンの発生につながるので、最後まで肥料を切らさないように管理することも大切です。 ■病害虫防除 定植圃場に病害虫を持ち込まないよう、育苗時に徹底した病害虫防除を行います。一方、本圃ではべと病、黒腐病、黒斑病などが発生しますが、予防的薬剤散布に努めるとともに、排水性、通風性を良好にし、病害の発生しにくい環境作りが望まれます。また根こぶ病については、良質堆肥の施用、pHの矯正、排水対策や適切な薬剤散布など総合防除に努めることが大切です。害虫は、栽培時期や生育ステージによって発生する種類が異なるので、それぞれに応じた薬剤を用いて、効果的に防除します。 ■収穫 秋冬どりでは、低温によりアントシアンが発生する場合があるので、適期収穫を心がけるようにします。

グリーンキャノン

グリーンキャノン

株式会社サカタのタネ

根こぶ病耐病性で、花蕾形状に優れる中生品種 ■特性 ● 播種後115日前後で収穫できる中生品種。 ● 草姿は立性で、草勢は中程度。側枝の発生は少ない。 ● 根こぶ病に耐病性がある。 ● 花蕾は小粒で濃緑色、スムーズなドーム形で締まりがよい。 ● 茎はやわらかく、出荷調整がしやすい。 ■適応性 夏まき秋冬どり専用品種です。春まき栽培には適しません。 一般地8月1~15日まき・11~12月どり、暖地8月10~25日まき・12~1月どりに適します。極端な早まき栽培は、花蕾の緩みや死花の発生を誘発し、一方極端な遅まき栽培は、低温による生育の遅延や花蕾のアントシアン発生を助長するので注意が必要です。 ■畑づくりと施肥設計 総施肥量(元肥と追肥)は、10a当たり成分で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度を標準とします。収穫期が厳寒期になる遅まき栽培では、肥効の低下による生育の遅延や花蕾のアントシアン発生を防ぐため、良質堆肥の施用・追肥を適宜施し、肥効を持続させることが大切です。根こぶ病汚染圃場では、石灰質肥料の施用によるpHの調整、排水溝の設置、定植前の薬剤散布など総合的防除を行います。 ■播種と育苗 通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分に灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。発芽適温は20~25℃なので、遮光などをして極端な高温にならないよう心がけます。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、10a当たり約4,000本を標準とするが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。セル育苗では、活着促進のため老化苗にならないように定植します。特に根こぶ病汚染圃場へ定植する場合、活着不良やその後の初期生育の遅れは根こぶ病の被害を拡大させるので、定植後の灌水、活着後の中耕などを状況に応じて適切に行い、初期生育を促します。また、12~1月収穫の極低温条件下では生育がやや緩慢になる傾向があるので、出蕾前後に追肥を施し肥切れしないようにします。 ■病害虫防除 根こぶ病に対して完全な抵抗性を示すわけではないので、圃場準備および定植時の薬剤散布や、排水対策など総合的防除を行います。その他の病害虫対策についても、通常のブロッコリー栽培に準じます。雨が多い年は、黒腐病や花蕾腐敗病(軟腐病)など細菌病が発生する場合があるので、予防的防除に努めます。 ■収穫 高温下での収穫では死花が発生しやすい場合があるので、適期収穫を心がけるとともに、できるだけ高温条件にならないよう涼しい時間帯で収穫、出荷調整するようにします。

グリーンパレスブロッコリー

グリーンパレスブロッコリー

中原採種場株式会社

草姿は立性の中葉、頂、側花蕾兼用の中早生種!! ■特性 ・耐暑・耐病性に強く、立性の中葉で株張はコンパクト、育苗・栽培ともに極めて容易な春・夏まき種。 ・定植後70日余で直径16cm、450gの頂花蕾がとれる中早生種。 ・春夏とも充分に株を作れば、頂花蕾収穫後も良質な側枝花蕾が多収できる。 ・花蕾は濃緑で豊円・厚肉の大玉。品質・食味・日もちよく、市場性が高い。 ・温度肥料に、比較的鈍感で、異常花蕾の懸念が少ない。

グリーンビューティ

グリーンビューティ

タキイ種苗株式会社

年内から冬どりに広く適する多収の中晩生種! ■特長 ・生育が旺盛で耐寒性にすぐれた、作りやすい中晩生種。 ・花蕾は濃緑色で、粒のそろいやしまりがよい。 ・頂側花蕾どり兼用の多収種。 ■栽培の要点 ・施肥は元肥1/2、追肥1/2を目安にじっくり生育を進める。 ・根張りのよい、よくそろった健苗定植で、出蕾までに十分な株に仕上げる。

グリーンボイス

グリーンボイス

タキイ種苗株式会社

茎が細くてやわらかいステム(茎)ブロッコリー! ■特長 ・定植後60日ほどで頂花蕾を摘芯し、その後、長期間にわたり次々と伸びる側枝花蕾を枝ごと収穫して利用するステム(茎)ブロッコリー。 ・花蕾・茎ともやわらかく、食味にすぐれる。 ・耐暑性にすぐれ、日もちもよく、夏場の栽培も安定している。 ■栽培の要点 ・通常栽培では10a当たり4,000株を目安とし、側枝花蕾を多く発生させて長期間収穫するためには、株間をやや広くとって株張りを確保する。 ・肥効が低下すると収量や品質が低下するので、順次追肥して株に勢いをつける。

ケロッコ

ケロッコ

住化農業資材株式会社

ケールとブロッコリーの美味しいとこどり ケールとブロッコリーを組み合わせてできた、花蕾と若い葉を食べる新しい野菜です。 ■品種特性 ・ブロッコリーよりもβカロテンやビタミンCを多く含み、ケールよりも甘味がつよく美味しく食べられる(分析値はパンフレット参照下さい) ・次々と側枝がでてくるので、ブロッコリーよりも確実に収穫できる

サマードーム

サマードーム

株式会社サカタのタネ

抜群の耐暑性がある中早生品種 ■特性 ● 播種後95~105日前後で収穫できる中早生品種。 ● 草勢が強く、草姿は極立性で、側枝は少ない。 ● 根は強く、比較的湿害に強い。ただし、黒腐病など細菌病には強くないので予防的防除が必要。 ● 濃緑色の花蕾はスムーズな豊円形で締まりがよく、小粒。 ● 耐暑性が優れ、死花(ブラウンビーズ)が少なく、店持ちが非常によい。 ■適応性 耐暑性が優れ、低温よりも高温条件下で能力を発揮するため、収穫期に温度がある程度確保できる作型に適する。 ● 高・冷涼地栽培:4月中旬~6月上旬まき、7月下旬~9月どり栽培に向きます。ただし、7月下旬および9月下旬どりは、雨が多い時期に当たるので花蕾の腐敗などに注意が必要です。また、極端な早まきもしくは遅まき栽培は生育期間中に低温にあたるので、注意する必要があります。 ● 平坦地春まき栽培:一般地、暖地の2月上中旬~3月上旬まき、5月中旬~6月中下旬どり栽培に向きます。極端な早まき栽培は、低温のため初期生育が緩慢で収穫期を早めることができないうえに、低温・低日照条件では、ブラインド(芯止まり)が発生するので、注意が必要です。 ■作付計画 耐暑性が最大の特長なので、生育期間を通して温度が十分あるときに栽培することが大切で、高温条件での栽培となるので病害虫対策の徹底が重要です。また梅雨や秋雨、台風などの雨風の影響が予想される作型となるので、適切な管理ができる範囲での作付けを心がけます。 ■畑づくりと施肥設計 病害対策として、排水のよい、適度に水分のある畑を選び、良質堆肥を施します。排水が悪い圃場では、排水溝の設置や高畝にするなど排水対策をしっかり行います。草勢が非常に強いタイプなので、通常のブロッコリー栽培の2~3割減の元肥施肥を基準とし、生育状況に応じて追肥を施します。なお窒素の過剰吸収は、栄養生長過多を引き起こし、病害虫の発生や空洞症を助長するので、圃場条件によっては毎年施肥設計を見直します。 ■播種と育苗 夏まき栽培では、通風・日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。徒長苗は、定植後の活着不良や本圃での倒伏を引き起こすので、がっちりとした苗を育成します。春まき栽培など低温低日照条件下での育苗では、ブラインドが発生しやすいため、光が確保しやすいハウスなどで育苗し、最低気温10℃以上を確保します。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、10a当たり約3,800本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。特に雨の多い作型など、条件の厳しい作型では、疎植栽培にして通気性をよくします。また、元来生育が旺盛なため、徒長しやすい傾向にあるので、花芽肥大期の強風や強雨は倒伏を引き起こす場合があります。防止策として、適宜土寄せやカルチなどで株元を保護するようにします。また追肥は必要に応じて1~2回適宜施しますが、花芽分化前までに小まめに行うことが基本です。一度に大量に施すことは、栄養生長過多を引き起こし、病害虫の発生や茎の空洞、倒伏などの原因にもなります。 ■病害虫防除 黒腐病・黒斑細菌病など細菌性の病気には強くないので、前述したように排水対策、適切な栽植密度、肥培管理などの耕種的防除も含め、薬剤散布による予防的防除が大切です。また菌のさらなる増殖を抑えるため、被害残渣を圃場外に持ち出すことが大切です。 一方ハイマダラノメイガやヨトウムシなどの鱗翅目害虫やアブラムシなどが発生しやすい高温期の作型での栽培となるので、害虫防除の徹底も必要です。育苗の時点からしっかり予防します。 ■収穫 死花が少なく、店持ち性もよいので、安心して収穫・出荷できますが、劣悪な栽培条件の場合には、収穫後の黄変が発生する場合もあるので、涼しい時間帯での適期収穫を心がけます。

サリナスアーリー

サリナスアーリー

株式会社武蔵野種苗園

天候不順に強く栽培容易な高品質の早生種 特性 ●播種後約90日で収穫になる早生種。 ●草姿は半開張性、草勢はやや旺盛、葉はコンパクトで側枝の発生は少ないため密植栽培できる。 ●花蕾色は濃緑色で盛上がり、締り良く、つぼみは中位で揃う。 ●過湿、干ばつなどの天候不順に強く、安定した花蕾が収穫できる。 栽培のポイント ●収穫期が極端に遅れると花蕾にアントシアンが発生するので遅蒔きは避ける。 ●春蒔きトンネル栽培ではボトニング(早期出蕾)にならないように低温期の早期定植は避ける。

サレント

サレント

トキタ種苗株式会社

グストイタリアシリーズ・イタリアの伝統野菜、葉と蕾、茎を炒めたり煮込んだりパスタともよく合う ■特性 花蕾が大きく、濃厚な味が特長のイタリア在来種を選抜し、食味と早生性を重視して育成した西洋ナバナ。日本で一般的なナバナ類よりも花蕾が大きくまとまる。抽だいが早く、栽培容易で播種後50-55日で収穫となる。 発芽適温は20-23℃。子葉展開時に生育不良株を間引き苗の生育を揃える。夏場は雨、害虫避けのため寒冷紗被覆が望ましい。本葉5-6枚の苗を株間25cm程度に定植する。 春先は思わぬ低温に遭遇すると、抽だいが予想以上に早くなる場合があるの適宜トンネル被覆などを行う。 ■栽培上の注意 高温時はなるべく夕方に植え付け活着を促進する。 畑には完熟した堆肥を施し低度化成肥料を1・あたり24g前後を元肥とし、収穫開始後、生育をみつつ1回あたり10gを目安に追肥をする。霜にあたると甘みがいっそう強まる。蕾、茎、葉をかきとって収穫する。脇芽が次々と伸び長期間収穫を楽しめる。 ■播き時期 中間地8月から9月 ■播種方法 発芽適温は20-23℃。子葉展開時に生育不良株を間引き苗の生育を揃える。夏場は雨、害虫避けのため寒冷紗被覆が望ましい。 ■植え付け 本葉5-6枚の苗を株間25cm程度に定植する。 ■土壌条件 肥沃で水はけのよい畑が良い。 ■肥料 低度化成肥料を1平方メートルあたり24g前後を元肥とし、収穫開始後、生育をみつつ1回あたり10gを目安に追肥をする。 ■収穫 葉、茎、蕾を収穫する。株元、主枝に近い太い所は堅めになるので、炒め物や揚げ物にする場合、手で折れる程度のあたりを利用するとよい。煮込み、湯がく場合はやや太めの部分も利用できる。摘み取ると芽が上がってくるので適宜収穫する。 ■料理 葉と蕾、茎を炒めたり、煮込んだりパスタとあわせても旨い。

しげもり

しげもり

ヴィルモランみかど株式会社

萎黄病、根こぶ病に強く、省力で高秀品率! ■特徴 耐病性 IR : 根こぶ病 特性-1 花蕾の形:ドーム 花粒の大小:中 特性-2 熟期(は種後の日数):100日 草姿:やや立性 おすすめポイント 盛りよく、栽培しやすい中早生品種。 根こぶ病に対してほ場抵抗性を持つ。 ■品種の特性 1. は種後100日前後で収穫できる側花蕾兼用の中生種で秀品率が高い。 2. 草姿はやや立性で密植もでき、葉はやや大きいが花蕾までの高さは低く倒伏しにくい。 3. 花蕾は大型でしまりよいドーム型となり茎は太く空洞がないため重量がある。アントシアンの発生や花蕾の乱れも少なく高品質である。 4. 萎黄病のほか根こぶ病のほ場抵抗性を持ち、耐寒性があって作りやすい。 ■栽培のポイント 遅まきするとアントシアンの発生が懸念されるため播種期を守る。

シャスター

シャスター

タキイ種苗株式会社

緻密な肉質! 収穫後の日もちがよい極早生種! ■特長 ・草勢が強く、耐暑性があり、栽培が容易な極早生種。 ・播種期の幅が広く春・夏まきに適する。 ・花蕾は濃緑で豊円・肉厚。食味と日もちがよい。 ・温度に比較的鈍感で、異常花蕾の発生が少ない。 ■栽培の要点 ・若苗定植と元肥主体で初期生育を促し、出蕾までに十分な株に仕上げる。 ・春作でも十分に株を作れば、頂花蕾収穫後も側枝花蕾が収穫できる。

スーパードーム

スーパードーム

カネコ種苗株式会社

耐暑性、早生性に優れ作りやすい! 特性 ●播種後85日で収穫となる極早生品種です。 ●花蕾は厚みのある滑らかなドーム形で、良くしまります。草勢がややおとなしく、茎は太く空洞が少ないです。 ●耐暑性が優れ、高温期の栽培でも花蕾形状が安定し、リーフィーの発生が少ないです。 ●黒腐病、黒斑細菌病に耐病性があります。 ●頂花蕾収穫後も引き続き側枝から収穫が可能です。 栽培要点 ●定植後の初期生育をスムーズに進めることが、良品生産、増収に繋がります。 ●花蕾の生育が揃い、肥大も優れるため、適期収穫をお願いします。

スカーレットダンス

スカーレットダンス

丸種株式会社

二色のコントラストが美しい、スティックタイプのブロッコリー! 1. 花蕾の紫色と茎の緑色のコントラストが美しい茎ブロッコリです。 2. F1品種で花蕾のしまり、揃い共に良好で豊産です。 3. 夏まきとし、12月中旬~4月上旬まで側枝を収穫します。 4. 茎はやわらかく、甘味とコクのある濃厚な味わいです。 5. 加熱すると緑色になります。

スティックセニョール

スティックセニョール

株式会社サカタのタネ

茎がとてもおいしい茎ブロッコリー ■特性 ● 播種後90日前後で花茎の長い頂花蕾が収穫できる。 ● 頂花蕾収穫後、細く長い小型側花蕾が合計15本程度収穫できる。 ● 頂花蕾、側花蕾は共に食味がよく、特に茎はやわらかく甘みがあり、ブロッコリーとは異なる風味をもつ。 ● 草姿立性で耐暑性が優れる。 ■適応性 一般地では、2月中旬から3月中旬、7月上旬から8月中旬、高冷地・冷涼地では、4月上旬から7月下旬まで播種可能で、初夏から晩秋まで収穫できます。しかし、収穫期が7月~9月となる作型では、病害虫の発生しやすくなる時期なので、徹底した防除が必要です。遅まき栽培では、株張りが弱く、特性が発揮できません。 各種土壌に適応しますが、有機質の多いやや粘土質土壌で良質な側枝花蕾が収穫できます。 多湿地では、生育が悪くなり品質および減収の原因につながるので、高畝にするなど排水対策を行います。 ■畑づくりと施肥設計 肥料は10a当たり、堆肥3,000㎏、石灰80~100kgのほかに、成分量で窒素30~40kg、リン酸20~30㎏、カリ30~40㎏を標準とします。収穫期間が長いので緩効性肥料を多めに施用するとよいです。 初夏どりでは元肥中心の、秋どりでは元肥・追肥半々の肥料設計を行うよう心がけます。 本種は、多肥で十分株ができたときに茎の長い良質の花雷が多収できるので、生育を順調に進めることが大切です。 ■播種と育苗 夏まき栽培では、通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。春まき栽培では、発芽を均一にするため地温(20~25℃)を確保します。また、極端な低温や低日照によるブラインドを防ぐため、光が確保しやすいハウスなどで育苗し、最低気温10℃以上を確保します。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、畝間65cm、株間50cm程度とし、10a当たり3,000本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。営利栽培では、側枝の出荷が主体となるので、そろいをよくするため、頂花蕾が500円玉程度になったら、ピンチします。 ■病害虫防除 セル育苗ににおいてはトレーに菌が付着している場合があるので、消毒をしてから使用します。 定植後の病気としては、雨の多い年や排水の悪い圃場では、根こぶ病、黒腐れ病や黒斑細菌病、頂花蕾のピンチ後の傷口から軟腐病などが発生する場合があります。株間を広げて風通しをよくしたり、排水対策をするなど耕種的防除のほか、予防を中心とした早め早めの薬剤散布が効果的です。                     害虫としては、シンクイムシ、ハスモンヨトウ、コナガ(リンシ目害虫)、アブラムシなどがあります。害虫によって発生する時期はほぼ決まっているので、その害虫に合わせた農薬を選択します。アブラムシなど多くの害虫は、葉の裏側や芯の奥深いところにいるので、適切な時期に丁寧に確実にかかるよう散布します。 ■収穫 側枝が伸びてきたら、蕾に締まりがあるうちに収穫を行い、長さをそろえて出荷します。1株当たり15本程度順次収穫できます。とり遅れると、蕾が緩んだり、開花して出荷ができなくなる場合があるので注意します。気温の低い早朝に収穫して、鮮度保持フィルムや氷などを使用して、品質保持に努めます。

スティッコリー

スティッコリー

トキタ種苗株式会社

【販売終了】アスパラ感覚でさまざまな料理にGood! ■特性 定植後85日前後で、花蕾及び茎を収穫する茎ブロッコリーです。草姿立性で栽培管理が容易です。 頂花蕾収穫後に側花蕾が十数本収穫できます。 栽培適応性が広く、平坦地春から初夏どり、秋どり及び高冷地夏どりから初秋どりに適します。 ■栽培上の注意 元肥を通常のブロッコリーの施肥より2割程度多く施し、出雷までに充分に外葉を生育させることで、たくさんの花蕾が収穫できます。 有機質を充分に含んだ土作りや、ホウ素の投入を心がけ、茎穴の発生を予防します。 ■播き時期 春まき、秋まきができます。 冷涼地:4~7月播き、6下~11中旬収穫 一般地・暖地:2~3月播き、5~7中旬収穫 ■播種方法 9cmポットに5~6粒まき、双葉が展開したら、生育の劣るものを間引き3本程度残し、本葉2枚で2本、本葉3~4枚の時に1本立ちにし、本葉5~6枚まで育てます。 ■植え付け 株間33~35cmを目安。プランターならば2株程度。 ■土壌条件 2年程度、アブラナ科の植物を植えていない場所に植えた方が良い。土壌酸度pHは6~6.5が目安。肥沃で日当たり水はけ、水持ちの良い土壌が良い。 ■肥料 成分量で1平方メートルあたり、N:P:K=25~30:25:25~30g。が栽培期間の全量。そのうち1/2を元肥とし、残りを追肥する。 植えつけ後、本葉が10枚程度になったら、1回目の追肥。株元に軽く土寄せし追肥する。さらに1か月程度たったら同様に追肥と土寄せを行う。 ■収穫 頂花蕾を収穫後、脇芽が多数伸び上ってくる。手で折れる範囲で収穫すると、外皮を剥かずに茎の部分も食べられる。 ■料理 茎のおいしさを堪能して形を生かして調理するとよい。

1〜20品種 / 全58品種中

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