栽培環境・条件

耐暑性のブロッコリー品種一覧 全50種類

耐暑性ブロッコリー 耐暑性とは——高温期のブロッコリー栽培が抱える課題 ブロッコリーは本来、冷涼な気候を好む作物です。生育適温は15〜20℃とされており、花蕾の充実には適度な低温刺激が必要です。気温が25℃を超える時期になると、花蕾の発達が

関連タグ: 耐寒性28 密植向き10
ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

耐暑性について

耐暑性ブロッコリー

耐暑性とは——高温期のブロッコリー栽培が抱える課題

ブロッコリーは本来、冷涼な気候を好む作物です。生育適温は15〜20℃とされており、花蕾の充実には適度な低温刺激が必要です。気温が25℃を超える時期になると、花蕾の発達が不安定になったり、収穫物が小玉・散球になったりするリスクが高まります。

「耐暑性」とは、こうした高温ストレス下においても安定した花蕾を形成し、収量と品質を維持する特性のことです。一口に耐暑性といっても品種によってその程度は異なり、「高温に強い」という表記が種苗カタログに記載されていても、耐える温度の上限や、どのような高温ストレス(夜温が高い・日中気温が高い・連続高温が続くなど)に対して強いのかは品種ごとに異なります。

耐暑性品種が主に活躍するのは夏どり作型(7〜8月収穫)です。北海道や長野・岩手といった高冷地での夏出荷に加え、平坦地での夏〜秋まき早期収穫にも対応する品種群が育成されています。

耐暑性ブロッコリーの魅力

夏季の高温期にも安定した収穫を実現できることが、耐暑性品種の最大の利点です。ブロッコリーの作型の中で夏どりは競合が少なく、市場価格が比較的安定しています。平坦地産地では春から秋にかけての出荷が主体になるため、夏の「谷間」を埋める品種として耐暑性品種の需要は高まっています。

生産者の視点から見ると、年間を通じた作業の平準化にも貢献します。春どり・秋どり・冬どりに集中しがちな出荷スケジュールに夏どりを組み込むことで、雇用の確保や機械・施設の稼働率向上につながります。

消費者・市場の視点では、夏場のブロッコリー供給が安定することで、スーパーの青果売場や給食・外食向けの安定調達が可能になります。夏場は葉野菜の品薄が起きやすく、ブロッコリーの需要は年間を通じて底堅く推移しています。

意外と知られていないのですが、夏どりブロッコリーは気温の高い時期に出荷されるため、花蕾の色の劣化や「満開(黄化)」が進みやすい傾向があります。収穫後の品温管理がより重要になり、冷蔵輸送・予冷施設の活用が品質維持のカギになります。

適した作型と地域

耐暑性品種が活躍する主な作型は夏どり(6月播種・8月収穫程度)ですが、地域によって適する時期は異なります。

北海道・東北・高冷地(標高600m以上)では、夏でも気温が比較的低く保たれるため、標準的なブロッコリー品種でも夏出荷が可能なケースがあります。それでも高温年や異常気象のリスクに備えて耐暑性品種を選ぶ生産者は多く、「平年は大丈夫でも猛暑年のリスクを減らしたい」というニーズが品種選定の背景にあります。

平坦地・暖地では、梅雨明け後の高温・多湿条件での栽培はより難度が上がります。関東以南での夏どりでは、播種から収穫まで高温にさらされる期間が長くなるため、耐暑性の強さが品種選びの重要な基準になります。

春まきの早期収穫作型(初夏の5〜6月収穫)にも、耐暑性品種が活躍します。この作型では定植時はまだ低温期ですが、収穫期に気温が上昇するため、高温耐性がある品種のほうが花蕾品質が安定しやすいとされています。

栽培のポイント

ここからが実際の栽培で差がつくところです。耐暑性品種であっても、栽培管理の細部が花蕾品質を左右します。

播種・育苗の管理: 夏どりの播種は6〜7月上旬が多く、育苗期から高温にさらされます。育苗ハウスの温度管理(換気、遮光)が重要で、特に夜温が下がらない場合は徒長や生育の不均一につながります。

定植後の水管理: 高温期は土壌水分の蒸発が激しく、乾燥ストレスが加わると花蕾品質の低下が加速します。灌水頻度を上げて土壌水分を安定させることが基本です。マルチ資材の活用で地温上昇を抑える効果も期待できます。

花蕾の品温管理と収穫タイミング: 高温期は花蕾の散球(小花が開いてしまう状態)が早まります。収穫適期の判断を厳密に行い、早朝収穫・収穫後の速やかな予冷が品質維持に効果的です。

病害虫への注意: 高温期はアオムシ・コナガ・ヨトウムシなどの害虫の活動が活発になります。耐暑性品種の導入だけでなく、防虫ネット・適期防除を組み合わせた総合管理が必要です。

品種選びのコツ

耐暑性品種を選ぶ際には、「耐暑性」の表記だけでなく、以下の点も合わせて確認することが重要です。

  • 収穫適期の幅: 高温期は花蕾の変化が速いため、収穫適期が広い(幅のある)品種が作業管理しやすい
  • 花蕾の密度と色: 高温で花蕾が粗くなる(散球)傾向のある品種は出荷規格を満たしにくくなる
  • 草勢: 高温期は草勢が弱まりやすい品種もある。初期生育の旺盛な品種が安定生産につながりやすい
  • 病害耐性: 高温期は病害の発生リスクも高まる。黒腐れ病・花蕾腐敗病に対する耐性を確認する

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、北海道産地と関東平坦地では「高温」の意味合いが異なります。カタログの試作地や試験データがどの地域で得られたものかを確認し、自分の産地環境との照合を行うことが品種選定の精度を高めます。

住化農業資材株式会社の「サマーポイント」は夏どり・耐暑性の表記を持つ品種の一例です。ただし、品種の特性発現は栽培環境・作型に大きく依存するため、必ず試作で自産地への適性を確認してください。

市場動向とこれから

国産ブロッコリーの生産量は増加傾向が続いており、農林水産省の作物統計によると近年(2020〜2022年)の国内生産量は16〜17万トン前後で推移しています(年次により変動あり)。その中で夏季の国産品は北海道・東北・高冷地が主な供給源ですが、高温年には品薄が発生しやすく、輸入品で補われるケースもあります。

気候変動の影響で夏の高温期間が長期化するとともに、猛暑年の頻度も高まっています。耐暑性の重要性は今後さらに高まると考えられており、種苗各社でも夏どり向けの品種育成に力を入れています。

夏季の国産ブロッコリーを安定供給することは、輸入依存の軽減と食料安全保障の観点からも注目されています。耐暑性品種の育成と普及は、産地の経営安定だけでなく、国内食料供給体制の強化という広い意義も持っています。

まとめ

耐暑性ブロッコリーは、高温期でも安定した花蕾形成を実現するための特性を持つ品種群です。夏どり作型や初夏収穫の作型において、収量と品質の安定に貢献します。

品種選びにあたっては、「耐暑性」の表記とともに、収穫適期の幅・花蕾の品質安定性・病害耐性を総合的に確認することが大切です。また、栽培管理面では灌水・収穫タイミング・収穫後の品温管理が花蕾品質を左右します。耐暑性品種の導入は、年間を通じた作業の平準化と経営の安定にもつながる選択肢の一つです。

ブロッコリーの品種一覧ページでは、作型・特性別に品種を絞り込んで比較することができます。耐暑性に関連する夏どり品種や、高温耐性を特性として持つ品種を一覧でご確認ください。

50品種 表示中
CR 夢剛力

CR 夢剛力

ナント種苗株式会社

肥大に優れたCR根こぶ耐病性が登場! 花蕾締まり、乱れ少ない年内穫り100日タイプ。 【特 徴】 ● 中間地8月前半播種の11月~12月上旬穫り、暖地8月後半播種の11月下旬~12月穫りが最適期となる100日タイプのCR根こぶ耐病性ブロッコリー。 ● 根張りよく、根こぶ病に対して強い耐病性を発揮する。 ● 花蕾の締りが非常に良く、収穫適期を過ぎて大きくさせても花蕾形状が乱れにくく、死花の発生も少ない。青果用途だけでなく、業務加工用にも好適。 【栽培のポイント】 ● アントシアンは発生するので、作型・肥料切れには注意する。 ● 水吸収良く、徒長しやすい傾向があり、高温時期の育苗は水管理に注意。根鉢形成が早いので、数日早く定植することも徒長を防ぐポイント。 ● 根こぶ病に対して完全な抵抗性を示すわけではない。発生圃場では、pH矯正・薬剤散布など総合防除併用して対策する。また、黒すす病などの病気へは予防防除を行うこと。

CRルイス

CRルイス

トヨタネ株式会社

品種特性 ■特長 ・は種後90日程度で収穫できる早生品種。 ・草勢は中程度で、草姿は開帳性。 ・耐暑性に優れ、死花やキャッツアイの発生が少ない。 ・根こぶ病耐病性を持つ。 ■栽培のポイント ・定植後の活着不良は、短茎になるため活着促進に努める。 ・耐暑性はあるが、極端な早蒔きは避ける。 ・耐寒性はなく、アントシアンが発生するため遅蒔きも避ける。

YQQ648(ガルベス※商標登録中)

YQQ648(ガルベス※商標登録中)

住化農業資材株式会社

耐暑性に優れ、締まりの良い早生品種! 第75回全日本野菜審査会(長野)1等特別賞受賞品                                黒すす病やその他細菌性病害に強い早生タイプのブロッコリーです。 ■品種特性 ・播種後90-95日前後で収穫可能な早生品種 ・細菌性病害・黒すす病に比較的強い ・花蕾色よく、肥大性に優れる高品質な花蕾が収穫可能 ・茎空洞症も出にくい

あけ緑

あけ緑

株式会社野崎採種場

あけ緑の特徴 ●耐暑性に優れ、平暖地において市場向きで最も早い収穫の作型に向く。 ●早まきでも側枝や異常花蕾が発生しにくく、この時期の品種としては花蕾の盛り上がりと茎の太さに優れ、しっかりとした重量感のある収穫物となる。 ●一般平暖地では7月中旬~8月上旬まきで、10月中下旬から11月どりに向く。 ※収穫時期が遅れた場合には花蕾粒が大きくなる傾向があるので、まき遅れにならないようにする。

あらくさ53号

あらくさ53号

朝日アグリア株式会社

早生品種 【品種特性】 ・適応性が広く、高温期でも安定した物を収穫できる。 ・花蕾は濃緑の締まりのよいドーム型で、茎やや細い。 ・草姿はやや立性、葉柄が短い為作業がしやすい。また根がしっかりしているため倒れにくい。葉柄が短い利点として隣の花蕾に葉が重ならないので畑の中での生育差や花蕾の大小が出来にくい ・花蕾に紫が出る。 ・花蕾が上に出るため収穫作業しやすい。 ・花蕾病害に強く、花蕾の肥大性あり 【栽培時期】 ・中間地 は種6 月下旬~8 月中旬、収穫10月中旬~12 月中旬が適期ですが土地条件によってことなります。 【栽培要点】 ・バランスのよい肥料設計をし、ゆっくり長く効く肥料を使用すれば病害が出にくく、良品が収穫できる。

おはよう®

おはよう®

株式会社サカタのタネ

アントシアンフリーで、低温伸長性に優れる中早生品種 ■特性 ● 播種後95日前後で収穫できる中早生品種。 ● 草姿は立性で草勢はやや強い。花蕾位置はやや低い。 ● 花蕾は小粒、濃緑色で極ドーム形。花蕾形状の安定性が高い。 ● 低温時のアントシアンの発生がなく、茎の空洞症が少ない。 ● 栽培適応性が広く、播種期および収穫期幅が広い。 ■適応性 ●平坦地夏まき栽培:一般地では、8月1~20日ごろ、暖地では8月10~30日ごろまで播種でき、11~1月まで収穫可能です。とくに低温期でも花蕾のアントシアンが発生しないので、安心して栽培できます。 ● 平坦地春まき栽培:一般地では、1月25日~2月25日ごろ、暖地では1月15日~2月15日ごろまで播種でき、5月いっぱい収穫できます。また定植後の被覆資材を上手に使えば、1月上旬播種し、4月中旬ごろから濃緑花蕾を収穫できます。ただし、早まき育苗における極端な低温と低日照は、ブラインド(芯止まり)を誘発する恐れがあるので、育苗温度と日照を確保するようにします。 ● 高・冷涼地栽培:標高差などを利用して3月中旬~7月下旬まで播種することができ、6月下旬~11月中旬ごろまで収穫できます。とくに、キャッツアイの発生が多くなる6月中旬〜7月出し、およびアントシアンの発生がきつくなる10月中旬~11月出しで、最大能力を発揮します。なお、暑さが厳しい8月どりでは、高温障害が発生する場合があるので、慎重に播種期と栽培地域(標高など)を選ぶ必要があります。 ■作付計画 適湿・適温条件など栽培条件がよい場合、収穫そろいがよくなるので、計画的な播種(段まき)と植え付けにより、収穫期を分散させます。また秋冬どりの極端な遅まき栽培では、急激な温度低下による収穫期の遅延が見られる場合があるので、それらを考慮して播種計画をします。 ■畑づくりと施肥設計 根張りをよくするため、排水のよい適度に水分のある畑を選び、良質堆肥を施します。排水が悪い圃場では、排水溝の設置や高畝にするなど排水対策をしっかり行います。総施肥量(元肥と追肥)は、10aあたり成分量で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度を標準とします。ただし花蕾品質は施肥技術に影響されるので、土質や栽培時期によって施肥設計を変える必要があります。肥料不足は、十分な株ができず小花蕾や花蕾色の淡緑化をまねき、逆に過剰施肥は、病気の誘発やリーフィ、偏平花蕾などの品質低下につながります。 ■播種と育苗 夏まき栽培では、通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。春まき栽培では、発芽を均一にするため地温(20~25℃)を確保します。また極端な低温や低日照によるブラインドを防ぐため、光が確保しやすいハウスなどで育苗し、最低気温5℃以上を確保します。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、10aあたり3,500〜4,000本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。セル育苗では、根張りをよくするためできるだけ若苗で定植し、定植直後に極端な乾燥が続く場合は灌水します。また、除草効果と排水対策を兼ねて、活着後雑草が芽生え始めたころに中耕します。 ■病害虫防除 黒腐病、黒斑細菌病など、細菌性の病気にはあまり強くないので、予防的防除に努めることが大切です。また栽培期間が長くなる1月どり栽培では、組織内べと病が発生する場合があるので、同じく予防的防除を徹底します。 ■収穫 適温、適湿条件では、収穫期が早まり収穫期がそろう傾向にあるので、定期的な圃場巡回を行い計画的に収穫します。また、1月出しのような厳寒期では、花蕾の白けや病害の発生を抑えるため、できるだけ適期収穫に努めます。

かいせい113号

かいせい113号

株式会社ナコス

適応性が広く、高温期でも安定! ■品種の特徴 オールシーズン使用でき、特に抑制栽培では深根で根張りが良く、がっちり生育する。 花蕾は濃緑の締まりのよいドーム型で、茎やや細い。 草姿はやや立性 、葉柄が短い為作業がしやすい。また根がしっかりしているため倒れにくい。 花蕾が上に出るため収穫作業 しやすい。 花蕾病害に強く、花蕾の肥大性あり。

はたち38号

はたち38号

株式会社ナコス

花蕾特に濃緑 晩生品種 ■品種特性 ・高温多湿に比較的強い ・花蕾は特に濃緑の締まりのよいドーム型で、茎太く重量が出る。 ・草姿は立性で、葉柄長く花蕾部分の通気性がよいので花蕾病害は出にくい。 ・花蕾に紫が出ない。 ・厳寒期でも花蕾の寒さやけがなく濃い緑色を保つ ・草勢が強く作りやすい。"

アーリーキャノン

アーリーキャノン

株式会社サカタのタネ

根こぶ病耐病性で、耐暑性に優れる早生品種 ■特性 1. 播種後90日前後で収穫できる早生品種。 2. 草姿は開張性で、草勢は中程度。花蕾位置はやや低い。 3. 根こぶ病に耐病性がある。 4. 花蕾は小粒でスムーズなドーム形。 5. 耐暑性に優れ、高温期におけるキャッツアイなどの生理障害に強い。 ■適応性 高冷地・冷涼地の4月および6月播種で、7月および9月収穫、一般地・暖地の7月下旬~8月上旬播種で、10月中旬~11月収穫の作型に適します。春まきはボトニング(早期出蕾)のリスクが高いため避けます。また、低温期の収穫も花蕾にアントシアンが発生しやすいため避けてください。 ■作付計画 本品種の特長として、早生で耐暑性が優れる点があります。一方で高温期の収穫は、花蕾の肥大速度が早いため、収穫する労力の規模に応じて、作付けを計画します。 ■畑づくりと施肥設計 ブロッコリーは、多湿条件を苦手とする作物です。適度に水持ちがよく、排水性のよい圃場を選んでください。排水が悪い圃場は、排水溝の設置や高畝栽培など、排水対策をします。総施肥量(元肥と追肥の合計)は、10a当たりの成分量で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度が標準です。ただし、土質によって肥料の効き方と持続力が異なるため、圃場に合った施肥設計を心がける必要があります。窒素成分の過剰施肥は、病気の誘発、リーフィーやキャッツアイの発生、花蕾の不整形などの品質低下を引き起こします。また、ホウ素欠乏は、茎の空洞などの生理障害の原因になるため、微量要素を含む肥料をバランスよく施用してください。 ■播種と育苗 風通しと日当たりのよい場所を選び、播種後は十分に灌水して、発芽まで乾燥させないように管理します。苗が徒長すると、病害虫の被害を受けやすく、定植後の活着が悪くなるなど、生育全般に悪影響を与えます。育苗床の施肥と灌水の管理に注意してください。また、定植前に十分に外の環境に順化させておくと、苗が強健になり、定植後の活着がスムーズになります。 ■定植および定植後の管理 標準的な栽植株数は、10a当たり約3,500~4,000株です。定植後、速やかに活着させ、初期生育を促すため、乾燥時には灌水を心がけてください。活着後は、除草や根張りを改善するため、中耕・培土(土寄せ)を行います。追肥は、株の生育具合を確認しながら適宜施してください。 ■病害虫防除 本品種は、根こぶ病に耐病性がありますが、菌密度が高い圃場や条件では、根のこぶが早期に発達して収穫に至らないことがあります。そのため、圃場準備および定植時の薬剤散布や排水対策など、総合的な防除を行ってください。また、本品種の特性上、病害虫が発生しやすい高温・多湿条件下で栽培となるため、予防的な防除を徹底するよう心がけてください。 ■収穫 高温期の収穫となるので、定期的に圃場を巡回し、とり遅れがないように計画的に収穫します。気温の低い時間帯に収穫し、収穫後は速やかに低温条件に置き、品質の保持に努めます。

ウィンベル

ウィンベル

渡辺農事株式会社

■特性 ・播種後105日前後で収穫できる中早生種。 ・花茎が太く、ハイドームでボリュームがある。 ・側枝の発生が少ない。 ・花蕾粒が細かく、締りが良い。 ・店持ち性が高い。 ■栽培のポイント ・春〜初夏どり栽培では茎葉の生育と花蕾の形成が同時に進行するため、苗の老化や植え傷みを防ぐことで順調に生育させる。 ・秋冬どり栽培では早播きすると高温により花蕾の形状が乱れる恐れがあり、遅播きすると低温によるアントシアンの発生が見られるため、極端な早播き・遅播きを避ける。

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