はたち38号
株式会社ナコス
花蕾特に濃緑 晩生品種 ■品種特性 ・高温多湿に比較的強い ・花蕾は特に濃緑の締まりのよいドーム型で、茎太く重量が出る。 ・草姿は立性で、葉柄長く花蕾部分の通気性がよいので花蕾病害は出にくい。 ・花蕾に紫が出ない。 ・厳寒期でも花蕾の寒さやけがなく濃い緑色を保つ ・草勢が強く作りやすい。"
国産で活躍する品種を提供している種苗会社。
株式会社ナコス
花蕾特に濃緑 晩生品種 ■品種特性 ・高温多湿に比較的強い ・花蕾は特に濃緑の締まりのよいドーム型で、茎太く重量が出る。 ・草姿は立性で、葉柄長く花蕾部分の通気性がよいので花蕾病害は出にくい。 ・花蕾に紫が出ない。 ・厳寒期でも花蕾の寒さやけがなく濃い緑色を保つ ・草勢が強く作りやすい。"
タキイ種苗株式会社
茎が細くてやわらかいステム(茎)ブロッコリー! ■特長 ・定植後60日ほどで頂花蕾を摘芯し、その後、長期間にわたり次々と伸びる側枝花蕾を枝ごと収穫して利用するステム(茎)ブロッコリー。 ・花蕾・茎ともやわらかく、食味にすぐれる。 ・耐暑性にすぐれ、日もちもよく、夏場の栽培も安定している。 ■栽培の要点 ・通常栽培では10a当たり4,000株を目安とし、側枝花蕾を多く発生させて長期間収穫するためには、株間をやや広くとって株張りを確保する。 ・肥効が低下すると収量や品質が低下するので、順次追肥して株に勢いをつける。
株式会社サカタのタネ
茎がとてもおいしい茎ブロッコリー ■特性 ● 播種後90日前後で花茎の長い頂花蕾が収穫できる。 ● 頂花蕾収穫後、細く長い小型側花蕾が合計15本程度収穫できる。 ● 頂花蕾、側花蕾は共に食味がよく、特に茎はやわらかく甘みがあり、ブロッコリーとは異なる風味をもつ。 ● 草姿立性で耐暑性が優れる。 ■適応性 一般地では、2月中旬から3月中旬、7月上旬から8月中旬、高冷地・冷涼地では、4月上旬から7月下旬まで播種可能で、初夏から晩秋まで収穫できます。しかし、収穫期が7月~9月となる作型では、病害虫の発生しやすくなる時期なので、徹底した防除が必要です。遅まき栽培では、株張りが弱く、特性が発揮できません。 各種土壌に適応しますが、有機質の多いやや粘土質土壌で良質な側枝花蕾が収穫できます。 多湿地では、生育が悪くなり品質および減収の原因につながるので、高畝にするなど排水対策を行います。 ■畑づくりと施肥設計 肥料は10a当たり、堆肥3,000㎏、石灰80~100kgのほかに、成分量で窒素30~40kg、リン酸20~30㎏、カリ30~40㎏を標準とします。収穫期間が長いので緩効性肥料を多めに施用するとよいです。 初夏どりでは元肥中心の、秋どりでは元肥・追肥半々の肥料設計を行うよう心がけます。 本種は、多肥で十分株ができたときに茎の長い良質の花雷が多収できるので、生育を順調に進めることが大切です。 ■播種と育苗 夏まき栽培では、通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。春まき栽培では、発芽を均一にするため地温(20~25℃)を確保します。また、極端な低温や低日照によるブラインドを防ぐため、光が確保しやすいハウスなどで育苗し、最低気温10℃以上を確保します。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、畝間65cm、株間50cm程度とし、10a当たり3,000本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。営利栽培では、側枝の出荷が主体となるので、そろいをよくするため、頂花蕾が500円玉程度になったら、ピンチします。 ■病害虫防除 セル育苗ににおいてはトレーに菌が付着している場合があるので、消毒をしてから使用します。 定植後の病気としては、雨の多い年や排水の悪い圃場では、根こぶ病、黒腐れ病や黒斑細菌病、頂花蕾のピンチ後の傷口から軟腐病などが発生する場合があります。株間を広げて風通しをよくしたり、排水対策をするなど耕種的防除のほか、予防を中心とした早め早めの薬剤散布が効果的です。 害虫としては、シンクイムシ、ハスモンヨトウ、コナガ(リンシ目害虫)、アブラムシなどがあります。害虫によって発生する時期はほぼ決まっているので、その害虫に合わせた農薬を選択します。アブラムシなど多くの害虫は、葉の裏側や芯の奥深いところにいるので、適切な時期に丁寧に確実にかかるよう散布します。 ■収穫 側枝が伸びてきたら、蕾に締まりがあるうちに収穫を行い、長さをそろえて出荷します。1株当たり15本程度順次収穫できます。とり遅れると、蕾が緩んだり、開花して出荷ができなくなる場合があるので注意します。気温の低い早朝に収穫して、鮮度保持フィルムや氷などを使用して、品質保持に努めます。
株式会社サカタのタネ
抜群の耐暑性がある中早生品種 ■特性 ● 播種後95~105日前後で収穫できる中早生品種。 ● 草勢が強く、草姿は極立性で、側枝は少ない。 ● 根は強く、比較的湿害に強い。ただし、黒腐病など細菌病には強くないので予防的防除が必要。 ● 濃緑色の花蕾はスムーズな豊円形で締まりがよく、小粒。 ● 耐暑性が優れ、死花(ブラウンビーズ)が少なく、店持ちが非常によい。 ■適応性 耐暑性が優れ、低温よりも高温条件下で能力を発揮するため、収穫期に温度がある程度確保できる作型に適する。 ● 高・冷涼地栽培:4月中旬~6月上旬まき、7月下旬~9月どり栽培に向きます。ただし、7月下旬および9月下旬どりは、雨が多い時期に当たるので花蕾の腐敗などに注意が必要です。また、極端な早まきもしくは遅まき栽培は生育期間中に低温にあたるので、注意する必要があります。 ● 平坦地春まき栽培:一般地、暖地の2月上中旬~3月上旬まき、5月中旬~6月中下旬どり栽培に向きます。極端な早まき栽培は、低温のため初期生育が緩慢で収穫期を早めることができないうえに、低温・低日照条件では、ブラインド(芯止まり)が発生するので、注意が必要です。 ■作付計画 耐暑性が最大の特長なので、生育期間を通して温度が十分あるときに栽培することが大切で、高温条件での栽培となるので病害虫対策の徹底が重要です。また梅雨や秋雨、台風などの雨風の影響が予想される作型となるので、適切な管理ができる範囲での作付けを心がけます。 ■畑づくりと施肥設計 病害対策として、排水のよい、適度に水分のある畑を選び、良質堆肥を施します。排水が悪い圃場では、排水溝の設置や高畝にするなど排水対策をしっかり行います。草勢が非常に強いタイプなので、通常のブロッコリー栽培の2~3割減の元肥施肥を基準とし、生育状況に応じて追肥を施します。なお窒素の過剰吸収は、栄養生長過多を引き起こし、病害虫の発生や空洞症を助長するので、圃場条件によっては毎年施肥設計を見直します。 ■播種と育苗 夏まき栽培では、通風・日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。徒長苗は、定植後の活着不良や本圃での倒伏を引き起こすので、がっちりとした苗を育成します。春まき栽培など低温低日照条件下での育苗では、ブラインドが発生しやすいため、光が確保しやすいハウスなどで育苗し、最低気温10℃以上を確保します。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、10a当たり約3,800本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。特に雨の多い作型など、条件の厳しい作型では、疎植栽培にして通気性をよくします。また、元来生育が旺盛なため、徒長しやすい傾向にあるので、花芽肥大期の強風や強雨は倒伏を引き起こす場合があります。防止策として、適宜土寄せやカルチなどで株元を保護するようにします。また追肥は必要に応じて1~2回適宜施しますが、花芽分化前までに小まめに行うことが基本です。一度に大量に施すことは、栄養生長過多を引き起こし、病害虫の発生や茎の空洞、倒伏などの原因にもなります。 ■病害虫防除 黒腐病・黒斑細菌病など細菌性の病気には強くないので、前述したように排水対策、適切な栽植密度、肥培管理などの耕種的防除も含め、薬剤散布による予防的防除が大切です。また菌のさらなる増殖を抑えるため、被害残渣を圃場外に持ち出すことが大切です。 一方ハイマダラノメイガやヨトウムシなどの鱗翅目害虫やアブラムシなどが発生しやすい高温期の作型での栽培となるので、害虫防除の徹底も必要です。育苗の時点からしっかり予防します。 ■収穫 死花が少なく、店持ち性もよいので、安心して収穫・出荷できますが、劣悪な栽培条件の場合には、収穫後の黄変が発生する場合もあるので、涼しい時間帯での適期収穫を心がけます。
株式会社サカタのタネ
根こぶ病耐病性で、耐暑性に優れる早生品種 ■特性 1. 播種後90日前後で収穫できる早生品種。 2. 草姿は開張性で、草勢は中程度。花蕾位置はやや低い。 3. 根こぶ病に耐病性がある。 4. 花蕾は小粒でスムーズなドーム形。 5. 耐暑性に優れ、高温期におけるキャッツアイなどの生理障害に強い。 ■適応性 高冷地・冷涼地の4月および6月播種で、7月および9月収穫、一般地・暖地の7月下旬~8月上旬播種で、10月中旬~11月収穫の作型に適します。春まきはボトニング(早期出蕾)のリスクが高いため避けます。また、低温期の収穫も花蕾にアントシアンが発生しやすいため避けてください。 ■作付計画 本品種の特長として、早生で耐暑性が優れる点があります。一方で高温期の収穫は、花蕾の肥大速度が早いため、収穫する労力の規模に応じて、作付けを計画します。 ■畑づくりと施肥設計 ブロッコリーは、多湿条件を苦手とする作物です。適度に水持ちがよく、排水性のよい圃場を選んでください。排水が悪い圃場は、排水溝の設置や高畝栽培など、排水対策をします。総施肥量(元肥と追肥の合計)は、10a当たりの成分量で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度が標準です。ただし、土質によって肥料の効き方と持続力が異なるため、圃場に合った施肥設計を心がける必要があります。窒素成分の過剰施肥は、病気の誘発、リーフィーやキャッツアイの発生、花蕾の不整形などの品質低下を引き起こします。また、ホウ素欠乏は、茎の空洞などの生理障害の原因になるため、微量要素を含む肥料をバランスよく施用してください。 ■播種と育苗 風通しと日当たりのよい場所を選び、播種後は十分に灌水して、発芽まで乾燥させないように管理します。苗が徒長すると、病害虫の被害を受けやすく、定植後の活着が悪くなるなど、生育全般に悪影響を与えます。育苗床の施肥と灌水の管理に注意してください。また、定植前に十分に外の環境に順化させておくと、苗が強健になり、定植後の活着がスムーズになります。 ■定植および定植後の管理 標準的な栽植株数は、10a当たり約3,500~4,000株です。定植後、速やかに活着させ、初期生育を促すため、乾燥時には灌水を心がけてください。活着後は、除草や根張りを改善するため、中耕・培土(土寄せ)を行います。追肥は、株の生育具合を確認しながら適宜施してください。 ■病害虫防除 本品種は、根こぶ病に耐病性がありますが、菌密度が高い圃場や条件では、根のこぶが早期に発達して収穫に至らないことがあります。そのため、圃場準備および定植時の薬剤散布や排水対策など、総合的な防除を行ってください。また、本品種の特性上、病害虫が発生しやすい高温・多湿条件下で栽培となるため、予防的な防除を徹底するよう心がけてください。 ■収穫 高温期の収穫となるので、定期的に圃場を巡回し、とり遅れがないように計画的に収穫します。気温の低い時間帯に収穫し、収穫後は速やかに低温条件に置き、品質の保持に努めます。
タキイ種苗株式会社
花蕾の形状・しまりのよい中早生種! ■特長 ・耐暑性にすぐれ、強勢で栽培が容易な中早生種。 ・花蕾は表面が滑らかな豊円形で、粒が緻密でよくしまる。 ・頂側花蕾どり兼用の多収種。 ・栽培適応範囲が広く、春作も安定。 ■栽培の要点 ・根張りのよい若苗を定植して活着を促進させ、初期生育を旺盛にする。 ・春の露地早植え限界は、外気温で平均10℃以上とする。これ以前の定植は保温資材を利用する。
株式会社ナコス
花蕾特に濃緑 晩生品種 ■品種特性 ・高温多湿に比較的強い ・花蕾は特に濃緑の締まりのよいドーム型で、茎太く重量が出る。 ・草姿は立性で、葉柄長く花蕾部分の通気性がよいので花蕾病害は出にくい。 ・花蕾に紫が出ない。 ・厳寒期でも花蕾の寒さやけがなく濃い緑色を保つ ・草勢が強く作りやすい。"
タキイ種苗株式会社
茎が細くてやわらかいステム(茎)ブロッコリー! ■特長 ・定植後60日ほどで頂花蕾を摘芯し、その後、長期間にわたり次々と伸びる側枝花蕾を枝ごと収穫して利用するステム(茎)ブロッコリー。 ・花蕾・茎ともやわらかく、食味にすぐれる。 ・耐暑性にすぐれ、日もちもよく、夏場の栽培も安定している。 ■栽培の要点 ・通常栽培では10a当たり4,000株を目安とし、側枝花蕾を多く発生させて長期間収穫するためには、株間をやや広くとって株張りを確保する。 ・肥効が低下すると収量や品質が低下するので、順次追肥して株に勢いをつける。
株式会社サカタのタネ
茎がとてもおいしい茎ブロッコリー ■特性 ● 播種後90日前後で花茎の長い頂花蕾が収穫できる。 ● 頂花蕾収穫後、細く長い小型側花蕾が合計15本程度収穫できる。 ● 頂花蕾、側花蕾は共に食味がよく、特に茎はやわらかく甘みがあり、ブロッコリーとは異なる風味をもつ。 ● 草姿立性で耐暑性が優れる。 ■適応性 一般地では、2月中旬から3月中旬、7月上旬から8月中旬、高冷地・冷涼地では、4月上旬から7月下旬まで播種可能で、初夏から晩秋まで収穫できます。しかし、収穫期が7月~9月となる作型では、病害虫の発生しやすくなる時期なので、徹底した防除が必要です。遅まき栽培では、株張りが弱く、特性が発揮できません。 各種土壌に適応しますが、有機質の多いやや粘土質土壌で良質な側枝花蕾が収穫できます。 多湿地では、生育が悪くなり品質および減収の原因につながるので、高畝にするなど排水対策を行います。 ■畑づくりと施肥設計 肥料は10a当たり、堆肥3,000㎏、石灰80~100kgのほかに、成分量で窒素30~40kg、リン酸20~30㎏、カリ30~40㎏を標準とします。収穫期間が長いので緩効性肥料を多めに施用するとよいです。 初夏どりでは元肥中心の、秋どりでは元肥・追肥半々の肥料設計を行うよう心がけます。 本種は、多肥で十分株ができたときに茎の長い良質の花雷が多収できるので、生育を順調に進めることが大切です。 ■播種と育苗 夏まき栽培では、通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。春まき栽培では、発芽を均一にするため地温(20~25℃)を確保します。また、極端な低温や低日照によるブラインドを防ぐため、光が確保しやすいハウスなどで育苗し、最低気温10℃以上を確保します。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、畝間65cm、株間50cm程度とし、10a当たり3,000本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。営利栽培では、側枝の出荷が主体となるので、そろいをよくするため、頂花蕾が500円玉程度になったら、ピンチします。 ■病害虫防除 セル育苗ににおいてはトレーに菌が付着している場合があるので、消毒をしてから使用します。 定植後の病気としては、雨の多い年や排水の悪い圃場では、根こぶ病、黒腐れ病や黒斑細菌病、頂花蕾のピンチ後の傷口から軟腐病などが発生する場合があります。株間を広げて風通しをよくしたり、排水対策をするなど耕種的防除のほか、予防を中心とした早め早めの薬剤散布が効果的です。 害虫としては、シンクイムシ、ハスモンヨトウ、コナガ(リンシ目害虫)、アブラムシなどがあります。害虫によって発生する時期はほぼ決まっているので、その害虫に合わせた農薬を選択します。アブラムシなど多くの害虫は、葉の裏側や芯の奥深いところにいるので、適切な時期に丁寧に確実にかかるよう散布します。 ■収穫 側枝が伸びてきたら、蕾に締まりがあるうちに収穫を行い、長さをそろえて出荷します。1株当たり15本程度順次収穫できます。とり遅れると、蕾が緩んだり、開花して出荷ができなくなる場合があるので注意します。気温の低い早朝に収穫して、鮮度保持フィルムや氷などを使用して、品質保持に努めます。
株式会社サカタのタネ
抜群の耐暑性がある中早生品種 ■特性 ● 播種後95~105日前後で収穫できる中早生品種。 ● 草勢が強く、草姿は極立性で、側枝は少ない。 ● 根は強く、比較的湿害に強い。ただし、黒腐病など細菌病には強くないので予防的防除が必要。 ● 濃緑色の花蕾はスムーズな豊円形で締まりがよく、小粒。 ● 耐暑性が優れ、死花(ブラウンビーズ)が少なく、店持ちが非常によい。 ■適応性 耐暑性が優れ、低温よりも高温条件下で能力を発揮するため、収穫期に温度がある程度確保できる作型に適する。 ● 高・冷涼地栽培:4月中旬~6月上旬まき、7月下旬~9月どり栽培に向きます。ただし、7月下旬および9月下旬どりは、雨が多い時期に当たるので花蕾の腐敗などに注意が必要です。また、極端な早まきもしくは遅まき栽培は生育期間中に低温にあたるので、注意する必要があります。 ● 平坦地春まき栽培:一般地、暖地の2月上中旬~3月上旬まき、5月中旬~6月中下旬どり栽培に向きます。極端な早まき栽培は、低温のため初期生育が緩慢で収穫期を早めることができないうえに、低温・低日照条件では、ブラインド(芯止まり)が発生するので、注意が必要です。 ■作付計画 耐暑性が最大の特長なので、生育期間を通して温度が十分あるときに栽培することが大切で、高温条件での栽培となるので病害虫対策の徹底が重要です。また梅雨や秋雨、台風などの雨風の影響が予想される作型となるので、適切な管理ができる範囲での作付けを心がけます。 ■畑づくりと施肥設計 病害対策として、排水のよい、適度に水分のある畑を選び、良質堆肥を施します。排水が悪い圃場では、排水溝の設置や高畝にするなど排水対策をしっかり行います。草勢が非常に強いタイプなので、通常のブロッコリー栽培の2~3割減の元肥施肥を基準とし、生育状況に応じて追肥を施します。なお窒素の過剰吸収は、栄養生長過多を引き起こし、病害虫の発生や空洞症を助長するので、圃場条件によっては毎年施肥設計を見直します。 ■播種と育苗 夏まき栽培では、通風・日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。徒長苗は、定植後の活着不良や本圃での倒伏を引き起こすので、がっちりとした苗を育成します。春まき栽培など低温低日照条件下での育苗では、ブラインドが発生しやすいため、光が確保しやすいハウスなどで育苗し、最低気温10℃以上を確保します。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は、10a当たり約3,800本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。特に雨の多い作型など、条件の厳しい作型では、疎植栽培にして通気性をよくします。また、元来生育が旺盛なため、徒長しやすい傾向にあるので、花芽肥大期の強風や強雨は倒伏を引き起こす場合があります。防止策として、適宜土寄せやカルチなどで株元を保護するようにします。また追肥は必要に応じて1~2回適宜施しますが、花芽分化前までに小まめに行うことが基本です。一度に大量に施すことは、栄養生長過多を引き起こし、病害虫の発生や茎の空洞、倒伏などの原因にもなります。 ■病害虫防除 黒腐病・黒斑細菌病など細菌性の病気には強くないので、前述したように排水対策、適切な栽植密度、肥培管理などの耕種的防除も含め、薬剤散布による予防的防除が大切です。また菌のさらなる増殖を抑えるため、被害残渣を圃場外に持ち出すことが大切です。 一方ハイマダラノメイガやヨトウムシなどの鱗翅目害虫やアブラムシなどが発生しやすい高温期の作型での栽培となるので、害虫防除の徹底も必要です。育苗の時点からしっかり予防します。 ■収穫 死花が少なく、店持ち性もよいので、安心して収穫・出荷できますが、劣悪な栽培条件の場合には、収穫後の黄変が発生する場合もあるので、涼しい時間帯での適期収穫を心がけます。
株式会社サカタのタネ
根こぶ病耐病性で、耐暑性に優れる早生品種 ■特性 1. 播種後90日前後で収穫できる早生品種。 2. 草姿は開張性で、草勢は中程度。花蕾位置はやや低い。 3. 根こぶ病に耐病性がある。 4. 花蕾は小粒でスムーズなドーム形。 5. 耐暑性に優れ、高温期におけるキャッツアイなどの生理障害に強い。 ■適応性 高冷地・冷涼地の4月および6月播種で、7月および9月収穫、一般地・暖地の7月下旬~8月上旬播種で、10月中旬~11月収穫の作型に適します。春まきはボトニング(早期出蕾)のリスクが高いため避けます。また、低温期の収穫も花蕾にアントシアンが発生しやすいため避けてください。 ■作付計画 本品種の特長として、早生で耐暑性が優れる点があります。一方で高温期の収穫は、花蕾の肥大速度が早いため、収穫する労力の規模に応じて、作付けを計画します。 ■畑づくりと施肥設計 ブロッコリーは、多湿条件を苦手とする作物です。適度に水持ちがよく、排水性のよい圃場を選んでください。排水が悪い圃場は、排水溝の設置や高畝栽培など、排水対策をします。総施肥量(元肥と追肥の合計)は、10a当たりの成分量で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度が標準です。ただし、土質によって肥料の効き方と持続力が異なるため、圃場に合った施肥設計を心がける必要があります。窒素成分の過剰施肥は、病気の誘発、リーフィーやキャッツアイの発生、花蕾の不整形などの品質低下を引き起こします。また、ホウ素欠乏は、茎の空洞などの生理障害の原因になるため、微量要素を含む肥料をバランスよく施用してください。 ■播種と育苗 風通しと日当たりのよい場所を選び、播種後は十分に灌水して、発芽まで乾燥させないように管理します。苗が徒長すると、病害虫の被害を受けやすく、定植後の活着が悪くなるなど、生育全般に悪影響を与えます。育苗床の施肥と灌水の管理に注意してください。また、定植前に十分に外の環境に順化させておくと、苗が強健になり、定植後の活着がスムーズになります。 ■定植および定植後の管理 標準的な栽植株数は、10a当たり約3,500~4,000株です。定植後、速やかに活着させ、初期生育を促すため、乾燥時には灌水を心がけてください。活着後は、除草や根張りを改善するため、中耕・培土(土寄せ)を行います。追肥は、株の生育具合を確認しながら適宜施してください。 ■病害虫防除 本品種は、根こぶ病に耐病性がありますが、菌密度が高い圃場や条件では、根のこぶが早期に発達して収穫に至らないことがあります。そのため、圃場準備および定植時の薬剤散布や排水対策など、総合的な防除を行ってください。また、本品種の特性上、病害虫が発生しやすい高温・多湿条件下で栽培となるため、予防的な防除を徹底するよう心がけてください。 ■収穫 高温期の収穫となるので、定期的に圃場を巡回し、とり遅れがないように計画的に収穫します。気温の低い時間帯に収穫し、収穫後は速やかに低温条件に置き、品質の保持に努めます。
タキイ種苗株式会社
花蕾の形状・しまりのよい中早生種! ■特長 ・耐暑性にすぐれ、強勢で栽培が容易な中早生種。 ・花蕾は表面が滑らかな豊円形で、粒が緻密でよくしまる。 ・頂側花蕾どり兼用の多収種。 ・栽培適応範囲が広く、春作も安定。 ■栽培の要点 ・根張りのよい若苗を定植して活着を促進させ、初期生育を旺盛にする。 ・春の露地早植え限界は、外気温で平均10℃以上とする。これ以前の定植は保温資材を利用する。