果実・収量特性

やわらかのオクラ品種一覧 全32種類

やわらかオクラ やわらかオクラとは やわらかオクラとは、収穫後の莢肉質が柔らかく、また収穫適期が過ぎても硬化しにくいという特性を持つオクラ品種の総称です。 オクラの莢は、収穫が遅れるにつれてセルロースやリグニンの蓄積が進み、繊維質が増して硬

ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

やわらかについて

やわらかオクラ

やわらかオクラとは

やわらかオクラとは、収穫後の莢肉質が柔らかく、また収穫適期が過ぎても硬化しにくいという特性を持つオクラ品種の総称です。

オクラの莢は、収穫が遅れるにつれてセルロースやリグニンの蓄積が進み、繊維質が増して硬くなります。この「硬化のスピード」は品種によって大きく異なり、標準的な品種では開花後5〜7日前後が収穫適期とされますが、やわらか系品種では収穫適期がより長く保たれる傾向があります。

タキイ種苗の「グリーンソード」の説明文には「肉質はやわらかく食味がよい」という記述があり、中原採種場の「ロングスターオクラ」では「通常のオクラは収穫が遅れると硬くなるが、本種は通常より2〜3日収穫適期が長いので15cm程度で収穫しても柔らかい」と明記されています。このように「やわらかさ」には「もともと肉質が柔らかい」タイプと「硬化が遅い」タイプの両面があります。

やわらかオクラの魅力

生産者にとっての最大のメリットは、収穫管理の余裕が生まれることです。オクラは収穫が遅れると急速に品質が落ちる作物で、特に夏の高温期には日々の収穫が欠かせません。硬化しにくい品種であれば、1〜2日収穫が遅れても品質の低下が緩和されるため、労力と時間のコントロールがしやすくなります。

中原採種場の「ロングスターオクラ」は「従来のオクラより2〜3日収穫適期が長いので15cm程度で収穫しても柔らかい。莢を大長(Lサイズ以上)で収穫するので増収となり、直売所等での販売に有利」と説明されており、大莢での収穫が可能なことで重量ベースでの収益性向上も期待できます。

消費者にとっては、食感の良さ・扱いやすさが魅力です。柔らかい莢は調理時に切りやすく、電子レンジ調理でも過加熱になりにくいという利点があります。サラダや生食用途では特に食感の柔らかさが重視されます。

消費者・市場ニーズ

やわらかいオクラへの需要は、消費者の食経験の多様化とともに高まっています。

生食・サラダ用途では、莢の柔らかさが直接の訴求ポイントになります。スーパーや直売所で「生で食べられるオクラ」「やわらかオクラ」と表示されることで、消費者の購買意欲を刺激できます。丸種株式会社の「サラダオクラ」は「肉質が特にやわらかく、青臭さが少ないので生でサラダとして食べるととても美味しい」という説明文を持ち、生食を前面に打ち出した品種です。

業務用・外食用途では、調理工程でのロスを減らすことができる点が評価されます。硬い莢は端部の処理や筋取りが必要になりますが、柔らかい品種ではその手間が軽減されます。

直売所では、「大きくなっても柔らかい」という特性がPOP訴求しやすく、特に主婦層・高齢者層への訴求力が高いとされています。

栽培のポイント

ここからが実際の栽培で差がつくところです。やわらかオクラの特性を最大限に引き出すためには、草勢の維持と適切な収穫管理が鍵となります。

草勢の維持が柔らかさに関係します。 オクラは草勢が落ちると莢が硬化しやすくなります。タキイ種苗の「グリーンソード」の栽培要点には「収穫期の乾燥は草勢と品質低下につながるので注意が必要」とあり、特に収穫盛期の灌水と追肥が品質維持の基本です。

追肥のタイミングを逃さない。 多くの品種で「1〜2果収穫したころから追肥を始める」ことが推奨されています。草勢が落ちると莢の硬化が早まるため、収穫開始期から追肥のサイクルを確立しておくことが重要です。

収穫適期の目安を品種ごとに把握する。 「やわらかい」と言っても、品種によって収穫適期の莢長の目安は異なります。一般的には7〜8cm程度ですが、大長品種では10〜15cmが適期とされるものもあります。品種カタログで収穫目安を確認した上で判断することが大切です。

温度管理も重要です。 オクラは高温を好む作物で、低温下では生育が停滞します。発芽適温は25〜30℃とされており、地温が十分に上がらない時期の播種では発芽率や初期生育が低下します。

品種選びのコツ

やわらかオクラの品種選びでは、「もともと肉質が柔らかい品種」と「収穫適期が長く硬化しにくい品種」の2つの軸を意識することが有益です。

確認しておきたい主なポイントは以下の通りです。

  • 収穫適期果長の記述: 品種説明文に「○cm程度で収穫」と記載があれば、そのサイズで収穫することが品質の前提となります
  • 硬化遅延の記述の有無: 「大莢でも硬くなりにくい」「収穫が遅れても硬くなりにくい」という記述がある品種は、硬化のスピードが緩やかな傾向があります
  • 莢形状(丸莢か五角莢か): 一般的に丸莢品種は肉質が柔らかい傾向があるとされていますが、近年の五角莢品種でも柔らかさを訴求するものが増えています
  • 用途(生食・加熱調理・業務用): 生食用途であれば特にやわらかさへの要求が高く、加熱調理向けであれば加熱後の食感も確認する
  • 作型への適性: 促成栽培向けか、露地栽培向けかによって、草勢・熟期の要件が異なります

市場動向とこれから

食の多様化とともに、やわらかオクラへの関心は着実に高まっています。特に「生食できるオクラ」という訴求軸は、近年のサラダ野菜市場の拡大傾向と親和性が高く、直売所・道の駅・自然食品店などでの引き合いが増えています。

中原採種場の「ロングスターオクラ」のように、収穫適期を延長することで大莢での収穫を可能にする品種は、収穫労力を分散しながら収量を確保できるという点で、省力化ニーズとも合致しています。

育種の方向性としては、やわらかさと「秀品率の高さ」の両立が引き続き重要なテーマとなっています。柔らかさを追求すると莢が太く不揃いになりやすいというトレードオフがあり、均整の取れた形状を保ちながらやわらかさを実現する品種の育成が各社で進んでいます。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、生食需要が高いエリアや直売所主体の経営では、やわらかオクラは積極的に検討する価値がある品目です。

まとめ

やわらかオクラは、肉質の柔らかさや収穫適期の長さを特長とする品種群です。生産者にとっては収穫管理の余裕が生まれ、消費者にとっては食感や調理のしやすさが魅力です。

品種選びでは「もともと柔らかい」タイプと「硬化が遅い」タイプを区別して理解することがポイントです。草勢の維持と適切な追肥が柔らかさを引き出す栽培管理の基本となります。ミノリスのオクラ品種一覧で「やわらかオクラ」タグを使って対象品種を確認し、特性を比較してみてください。

32品種 表示中
グリーンソード

グリーンソード

タキイ種苗株式会社

極濃緑でイボ果が少ない! スタミナのある5角莢種! ■特長 ・莢色は「アーリーファイブ」より濃緑で色つやにすぐれ、市場性が高い。 ・肉質はやわらかく食味がよい。 ・草勢低下による莢の曲がりやイボ果、アントシアン色素の発生が少なく、秀品率が高い。 ・露地栽培で能力を発揮する。 ・分枝数は少なく、ハウス栽培でも作りやすい。 ・草勢と吸肥力は中程度で、耐暑・耐寒性は強い。 ■栽培の要点 ・直播の場合は、遅霜の心配がなくなってから播種する。 ・育苗の場合は本葉3枚程度の若苗を定植し、スムーズに活着させる。 ・生育初期の過湿は生育不良や立ち枯れを招き、収穫期の乾燥は草勢と品質低下につながるので注意が必要。 ・追肥は1〜2果収穫したころから始める。

ロングスターオクラ

ロングスターオクラ

中原採種場株式会社

大きくなってもやわらかで濃緑色、大長五角オクラ!! ■特性 ・柔らかで濃緑色の大長五角オクラ。 ・出荷規格Lサイズ(10~12cm)に良く揃い、調整作業は容易である。 ・曲がりやイボ果の発生は少なく、秀品率が高い。 ・従来のオクラは、収穫が遅れると硬くなるが、本種は通常より2~3日収穫適期が長いので15㎝程度で収穫しても柔らかい。 ・莢を大長(Lサイズ以上)で収穫するので増収となり、直売所等での販売に有利である。 ・多収品種なので、こまめな追肥を行い草勢維持に努める。

エメラルドオクラ

エメラルドオクラ

中原採種場株式会社

肉質やわらかく美味。鮮緑色の丸莢オクラ!! ■特性 ・莢は陵角のない鮮緑色の丸莢で、莢長はやや長めの14〜15cm。 ・莢の肉質は軟らかく、収穫が遅れても硬くなりにくい。 ・草勢、吸肥力は中強で、やや高性の主枝どりタイプ。

ホワイト丸莢オクラ

ホワイト丸莢オクラ

中原採種場株式会社

白緑色の丸莢オクラ、肉質やわらかく粘りが強い!! ■特性 ・莢は白緑色で肉厚の丸莢、莢長はやや長めの13〜14cm。 ・莢の肉質は軟らかで粘りが強く、収穫が遅れても硬くなりにくい。 ・草勢旺盛で吸肥力は強く、露地栽培で能力を発揮する高性の主枝どりタイプ。

エバーグリーンオクラ

エバーグリーンオクラ

宝種苗株式会社

秀品率の高い早生種。食味良い ●栽培中、安定して高品質オクラが収穫できる。 ●イボ果や芯止まりが少なく多収。 ●莢の長さは8cm程度。鮮度感のある濃緑色で市場性が高い。 ●肉質柔らかで食味良好。 ●早生種で葉は小さめ。低温時のアントシアンの発生が少ない。

グリーンヒットオクラ

グリーンヒットオクラ

宝種苗株式会社

作りやすいF1五角オクラ ●莢は五角で色濃く、イボ・曲りが少ない。 ●肉質は柔らかで食味は良好。 ●極早生種。葉はやや小さめ。 ●低温時の莢のアントシアンの発生が少ない。 ●節間は短めで、分枝は多い。

かこみどり

かこみどり

小林種苗株式会社

小林交配 オクラ種子 かこみどり 驚きのモチモチ食感!極早生多収の五角オクラ! 特性 ・果実は淡緑色で柔らかくモチモチした食感が楽しめます。 ・収穫が遅れても硬くなりにくく、品質優れるため、 少し大きめのサイズでも収穫できます。 ・極早生で初期より収量が多いです。 抑制栽培にも適し、7~8月まきでは播種後30日頃から収穫できます。 ・草丈は中低、節間は短く小葉で密植栽培にも適します。

レディーフィンガー

レディーフィンガー

トキタ種苗株式会社

丸莢で固くなりにくい ■特性 莢長は、12〜15cm。開花後、5〜6日して莢が8〜10cmの頃から収穫を始める。草丈は1.6〜1.8mになる。 家庭菜園でも栽培しやすい。 (現代農業11年1月号などで紹介あり) ■栽培上の注意 大莢になっても固くなりにくいですが、収穫が遅れると固く、筋張るので、早めに収穫するとよいでしょう。 ■播き時期 地温18度の頃を目安に直播かポット育苗します。5月上旬頃からの種まきが栽培しやすい。種皮が堅いので、表面に傷をつけたり、一晩吸水させてから播くとよい。 ■播種方法 直播かポット苗を定植します。 ■植え付け 畝幅1m、株間25〜30cmで、1か所2,3株立ちで栽培する。 ■土壌条件 日当たり良く、肥沃な土を好みます。連作は避けた方が良いでしょう。 ■肥料 1平方メートルあたり堆肥1kg、苦土石灰80g、肥料はチッソ基準で10g。茎葉の生育をみて追肥します。 ■収穫 適度な大きさになった果実の果柄をハサミで切り取り収穫します。 ■料理 湯がいて薄切りして、おひたし。鰹節をまぜてあえてオクラ納豆。ダイコンおろし和え、天ぷら、サラダ、シチュー、スープ、バター炒め、酢の物等。

やわらか白オクラ

やわらか白オクラ

株式会社トーホク

大きくなってもやわらかく、サクサクとした食感のおいしい丸さや白オクラです。ネバネバ成分が五角オクラの5倍以上ある(当社比)、トーホクオリジナル商品(PVP 登録品種(令和7年12月24日まで);トーホク白1号、公示(農林水産省HP)参照)です。

エメラルド

エメラルド

タキイ種苗株式会社

肉質やわらか! 食味にすぐれた丸オクラ! ■特長 ・稜角のない緑色の丸莢で、肉質は特にやわらかく食味がよい。 ・15cm程度までとり遅れても、かたくなりにくい。 ・草勢・吸肥力は中強で、やや高性の主枝どりタイプ。 ■栽培の要点 ・直播の場合は、遅霜の心配がなくなってから播種する。 ・育苗の場合は本葉3枚程度の若苗を定植し、スムーズに活着させる。 ・生育初期の過湿は生育不良や立ち枯れを招き、収穫期の乾燥は草勢と品質低下につながるので注意が必要。 ・追肥は1〜2果収穫したころから始める。

残り22品種を見る ›

オクラの関連タグ

苗注文サービス

苗の注文サービス

ミノリスでは苗の注文・見積もり依頼が可能です。

  • 見積もり無料・キャンセル可
  • 2〜3営業日以内に回答
  • 有機栽培対応
詳しくはこちら ›