病害耐性

炭そ病耐性のキュウリ品種一覧 全29種類

炭そ病耐性キュウリ 炭そ病とは 炭そ病は、糸状菌Colletotrichum orbiculare(旧学名Colletotrichum lagenarium)によって引き起こされるキュウリの重要病害です。葉・茎・果実のいずれにも発病し、特に

炭そ病耐性について

炭そ病耐性キュウリ

炭そ病とは

炭そ病は、糸状菌Colletotrichum orbiculare(旧学名Colletotrichum lagenarium)によって引き起こされるキュウリの重要病害です。葉・茎・果実のいずれにも発病し、特に果実に生じる病斑は商品価値を著しく損なうため、出荷段階での最重要病害の一つとして位置づけられています。

葉への症状は、初期に直径2〜5mmの円形の淡黄色〜褐色の病斑として現れ、拡大すると不整形の大型病斑になります。茎・葉柄への感染では黄褐色〜暗褐色の陥没した病斑が生じ、つるが折れやすくなります。最も問題になるのは果実への感染で、果面に淡褐色〜褐色の陥没した病斑が形成され、ひどい場合は果実全体が腐敗します。病斑上にはサーモンピンク〜橙色の分生子塊(胞子の集まり)が現れることがあり、これが炭そ病の識別に役立ちます。

発生しやすい条件は高温・多湿です。気温20〜27℃前後で雨や露などの葉面の湿潤が続くと、胞子の発芽・感染が促進されます。梅雨時期や台風後の雨が多い時期に一気に蔓延するパターンが多く、露地栽培の夏秋作型で特に問題になります。施設栽培では、台風やゲリラ豪雨の後にハウスの開口部から胞子が飛来して発生することもあります。

炭そ病耐性の区分

キュウリの炭そ病耐性は、品種によって程度が異なります。カタログでは「炭そ病に強い」「炭そ病耐病性」という表現が多く使われますが、HR/IRの明確な区分が設けられているケースは限られています。

Colletotrichum orbiculareにはレース(系統)が存在することが知られており、日本国内でも産地によって優勢なレースが異なる場合があります。特定のレースに対して耐性を示す品種が、別のレースに対しては感受性を示すケースがあるため、品種カタログの耐病性表記だけでなく、地域の試験研究機関からの最新情報を参照することが重要です。

耐病性の仕組みとしては、植物表皮の物理的な抵抗性(クチクラの厚さ・表皮細胞の強さ)や、菌の感染に対する防御遺伝子の発現速度が関与していると考えられています。環境条件が感染に好適な場合には、耐病性品種でも発病することがあるため、品種の耐性だけに頼らない総合防除が基本です。

歴史と豆知識

炭そ病(Anthracnose)はウリ科野菜全般に発生する病害として世界的に知られており、日本でも明治時代以降の文献に記録が見られます。Colletotrichum属菌は多様な植物に感染する菌群であり、ウリ科のほかトウガラシ・マンゴー・コーヒーなど多くの作物で重要病害を引き起こします。

意外と知られていないのですが、炭そ病菌の胞子(分生子)は雨水・虫・農具などによって広く伝播するだけでなく、種子伝染することも確認されています。感染した種子から育てた苗が発病の起点になるケースがあるため、健全な種子(種子消毒済みのもの)の使用が予防の第一歩として重要です。

また、圃場内の感染株の残渣上でも菌は越冬・越夏することができます。前作に炭そ病が多発した圃場では、残渣処理を徹底せずに次作を行うと、残渣上の菌が伝染源となって早期発生につながるリスクがあります。収穫終了後の残渣の速やかな除去と、必要に応じた土壌消毒が翌作の発生抑制に寄与します。

炭そ病に対する耐病性を持つ品種の育成は、国内外の種苗メーカーで継続的に取り組まれており、現在では主要な夏秋品種の多くに一定程度の耐性が組み込まれています。

耐病性の限界と注意点

炭そ病耐性品種を導入しても、防除が万全になるわけではありません。

レースの変異は炭そ病でも起こりうるリスクです。国内産地でレースの変化が生じ、従来は有効だった耐病性品種の効果が低下したという事例が報告されています。品種を固定し続けず、数年に一度は品種を見直す習慣が産地の長期的な安定生産につながります。

果実感染は出荷直前まで見過ごしやすいという問題があります。果実表面の病斑は初期には目立ちにくく、収穫して箱詰めした後に病斑が拡大するケース(いわゆる「ポストハーベスト感染」の問題)も起こりえます。収穫時の果実の丁寧な確認と、発病が確認された圃場での収穫後管理には特に注意が必要です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。炭そ病の果実感染を防ぐためには、果実が若い段階での薬剤散布が効果的です。果実が大きくなってから対処するのでは薬剤が十分に届かない部分が生じやすく、予防的な散布のタイミングと回数が果実品質の維持を左右します。

防除のポイント

炭そ病の防除は、耐病性品種の利用を軸に、種子消毒・耕種的防除・化学的防除を組み合わせた総合防除が基本です。

耕種的防除として重要なのは、健全な種子の使用と圃場衛生の維持です。メーカーによって種子消毒済みの種子が販売されている場合は、そちらを選択することで種子伝染のリスクを低減できます。圃場内の発病残渣は速やかに除去し、圃場外で処分します。

通気性の確保も有効です。葉が密集して葉面が乾きにくい環境は炭そ病の感染リスクを高めます。適正な整枝・摘葉によって風通しの良い環境を維持します。

化学的防除については、炭そ病に登録のある殺菌剤を発生前から予防的に使用します。特に梅雨入り前や台風シーズンに入る前から計画的に散布を始めることが効果的です。使用する薬剤は作用機構の異なるものをローテーションし、耐性菌の出現リスクを低減します。

露地栽培では雨よけ栽培(雨よけハウス・簡易雨よけ)の導入によって、葉面・果実への降雨接触を物理的に防ぐことが炭そ病発生の大幅な抑制につながります。炭そ病が多発する産地では、雨よけ栽培の有無が品質安定に大きな差をもたらすとされています。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

露地夏秋キュウリの産地では、炭そ病は果実品質を直接的に損なう病害として防除の優先度が高い位置づけにあります。特に台風後に急増するパターンが多く、台風が多い年は炭そ病による出荷規格外品の割合が増加する傾向があるとして、生産者の間でも気象情報と連動した防除計画の立案が意識されています。

耐病性品種への切り替えと雨よけ栽培の組み合わせで、炭そ病による廃棄ロスが大幅に減少したという報告が産地から聞かれます。一方、耐病性品種を導入しても雨よけなしの露地栽培では、梅雨・台風シーズンに薬剤防除の頻度を上げざるを得ないケースも依然として見られます。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、炭そ病に対しては品種の耐病性・栽培形態(雨よけの有無)・薬剤防除の3要素を組み合わせることが、産地全体での被害軽減に最も効果的とされています。

まとめ

炭そ病は葉・茎・果実に病斑を形成し、特に果実の商品価値を損なうキュウリの重要病害です。高温・多湿条件と雨による胞子の飛散・拡大が発生のメカニズムであり、梅雨・台風シーズンの露地栽培で特に注意が必要です。

耐病性品種の導入は有効な防除手段ですが、レース変異リスクや環境条件による発病の可能性を考慮し、健全な種子の使用・雨よけ栽培・予防的な薬剤散布を組み合わせた総合防除体系の構築が求められます。果実の出荷品質を守るためには、発病初期の早期発見と予防的な対応が不可欠です。炭そ病耐性キュウリの品種一覧は、このページのタグが付いた品種ページからご確認いただけます。

29品種 表示中
さつきみどり

さつきみどり

株式会社サカタのタネ

病気に強く、食味良好、栽培しやすいキュウリ ■特性 1.味のよさは抜群・病気に強く、つくりやすいので人気のある家庭菜園向き品種です。 2.親づるに雌花が多くつき、子づるの発生は少なめですが、子づるにも果実がつき、たくさん収穫ができます。 3.べと病、炭そ病、うどんこ病などに強く、つる枯病にもかなり強いです。 ■播種と育苗 3号(9cm)ポリ鉢にタネを2~3粒ずつまき、本葉が1枚くらいのころに1本に間引くか、苗床にスジまきし、本葉が1~2枚程度で3号(9cm)ポリ鉢に植え替えます。本葉が約3枚になるころ、苗に仕上げて植えつけます。水やりは午前中に行い、夕方にはポリ鉢の表面が乾く程度の量とします。植えつけの2~3日前から、夜温と地温を16℃くらいまで下げ、苗の順化を行います。 ■定植準備 植えつけの2週間ほど前に10a当たり苦土石灰約150kg、1週間ほど前に完熟堆肥約1000~2000kg、有機配合肥料約100kgを施します。幅100cmくらいのうねをつくり、合掌の支柱を立てます。条間約60cmの2条植えで、株間50~60cmを目安に畑を作ります。大きめのプランター植えでは株間を40cmくらいにします。キュウリの根は比較的浅く広がるので、元肥も浅層に全面的に混合するように施します。 ■定植および定植後の管理 親づるが170cmくらいになると先端の芯を止め、子づるは2~3枚ほど葉をのこして芯を止めます。果実が曲がるのは、日照不足、肥料不足、水分不足が原因です。尻細り果は、肥料不足、高温、乾燥が原因です。開花時に子房が小さく、肥料不足と思われるときは、液肥や速効性の化成肥料を適宜施します。 ■病害虫防除 収穫も中期に差しかかると、草勢が旺盛になり、葉と葉が重なり合い光の通りがわるくなります。また、過繁茂になると風の通りもわるくなり、灰色かび病、菌核病などの発生により枯れることがあります。病気の葉はもちろん、黄色くなった葉、重なり合った葉を摘みとります。摘葉の目安は、展開してから30~40日です。 ■収穫 果実の長さ24cm前後を目安として収穫します。最盛期には朝と夕の2回収穫します。収穫が遅れ果実が大きくなると、株に負担がかかり収穫量が減るので、早めの収穫を心がけるとともに、とり残した果実があると株に負担がかかるので、よく見てすべて収穫します。とくに草勢が弱ったときは、若どりして株の回復をはかります。1株あたり5~6本収穫したら1回の割合で追肥を行います。若どりした果実はモロキュウなどにして食します。

夏うえスーパーキュウリ つよっしー®

夏うえスーパーキュウリ つよっしー®

日本デルモンテ株式会社

夏うえに最適。6大病害に強い。 ■特長 暑さに強くつるもちが良いのが特徴です。早期からしっかり収穫できます。 6大病害(うどんこ病、べと病、褐斑病、炭そ病、ズッキーニ黄斑ウイルス、キュウリモザイクウイルス)に強い、デルモンテならではの安心して育てられるキュウリです。 鮮やかな緑色の形のよいキュウリが収穫できます。 キュウリモザイクウイルス(CMV)の予防接種をした病気に強い苗です。 ■販売時期 6月上旬~8月下旬頃 ■育て方ポイント つるが伸びてくる前に支柱を立て、つるを絡ませ固定します。 側枝(子づる)の発生の良い品種のため摘み取りはせず、側枝は下位節を1節、中~上位節を2節で摘み、孫枝を半放任にします。 果実は20㎝前後で、つやがあるうちに早めに収穫します。 大きな果実をならせると、樹が弱り生育不良の原因となりますので注意しましょう。

スーパーキュウリ つよっしー®

スーパーキュウリ つよっしー®

日本デルモンテ株式会社

6大病害に強い。安心キュウリ。 ■特長 6大病害(うどんこ病、べと病、褐斑病、炭そ病、ズッキーニ黄斑ウイルス、キュウリモザイクウイルス)に強い、デルモンテならではの安心して育てられるキュウリです。 鮮やかな緑色の形のよいキュウリが収穫できます。 キュウリモザイクウイルス(CMV)の予防接種をした病気に強い苗です。 ■販売時期 4月中旬~6月下旬頃 ■育て方ポイント つるが伸びてくる前に支柱を立て、つるを絡ませ固定します。 親づるの5~6節までの側枝(子づる)はすべて摘み取り、その上から出る側枝は放任で栽培します。 親づるが支柱より伸びきったら摘心します。 果実は20㎝前後で、つやがあるうちに早めに収穫します。 大きな果実をならせると、樹が弱り生育不良の原因となりますので注意しましょう。

瑞帆

瑞帆

株式会社久留米原種育成会

複合耐病性品種(うどんこ病・褐斑病・べと病に強い)で肥大が早く初期より多収 ・播種期  【雨除け】4月播き・5月播き・6月播き  【抑 制】7月播き・8月播き  【つるおろし】8月播き・9月播き  【半促成】2月播き・3月播き ・収穫期  【雨除け】6月収穫・7月収穫・8月収穫・9月収穫  【抑 制】8月収穫・9月収穫・10月収穫・11月収穫・12月収穫  【つるおろし】1月収穫・2月収穫・3月収穫・4月収穫・5月収穫・6月収穫・10月収穫・11月収穫・12月収穫  【半促成】4月収穫・5月収穫・6月収穫・7月収穫 ・果実サイズ及び特徴  【果形】整った円筒形であり、尻細果、尻太果の発生が少ない。  【果色】極濃緑で光沢があり、高温期・低温期でも退色しにくい。  【果長】100gで21~22cm。  【食味】肉厚で歯切れが良く、食味・食感ともに良好。 ・草姿および草勢  【主枝】ゆっくり伸長し、徒長しにくい。  【子枝】中~中短の節間で、各節より順次発生。  【孫枝】中短~短節間の枝が果実肥大しながら伸びる。  【葉】濃緑色で厚く固い、中小葉。  【茎】主枝太く、子枝中太~中位、孫枝中位。  【草勢】子枝は確実に発生し、孫枝以降は中短~短節間の枝がゆっくり発生する。後半までスタミナ抜群。 ・その他補足説明  【収量】果実肥大が早く長期にわたり安定しているため、秀品率も高く多収となる。  【雌花率】※各節1~2果成  (6月〜8月) 主枝:50〜60%、子枝:70〜80%  (2月〜5月) 主枝:70〜80%、子枝:80〜90% ■栽培要点 【定植前】 ・植穴は2〜3日前に十分灌水しておき、しっかり根が張った苗を定植する。老化苗厳禁。 【定植〜摘芯】 ・果実肥大性がある品種であるため、徒長させずに旺盛に生育させる管理を行い、各節より枝の発生を促す。  草勢が弱い場合は、8節位まで雌花を摘果し、草勢回復に努める。 【整枝】 ・高温期〜低温期に向かう場合は、子枝1節摘み。 低温期〜高温期に向かう場合は、  下段・上段1節摘み、中段2節摘み。 孫枝は半放任を基本とする。 【その他】 ・複合耐病性(MT)品種ではあるが、病気予防を考えて早目に防除する。

ノエボ

ノエボ

株式会社久留米原種育成会

複合耐病性で果実肥大が早い省力型品種 ・播種期:2月~8月 ・定植期:3月~10月 ・果実サイズ及び特徴:100gで21〜22cm  鮮緑色で整った円筒形で果揃いが良く、肉厚で歯切れがよい ・草姿および草勢  主枝-茎がゆっくり伸長し、がっしりとした生育をする  子枝-節間は中位。各節に中太の枝が確実に発生する  孫枝-節間は中位。中太の枝がゆっくりと発生する  葉-淡い緑色でやや大葉 ・耐病性  うどんこ病・褐斑病・べと病に強い ・その他補足説明  【雌花率】  (8月定植) 主枝:60〜70% 子枝:90~100%  (2月定植) 主枝:90〜100% こ枝:90~100% ■特性 1. 子枝のストレート「つる下ろし」栽培が可能 ※草勢が明らかに強い場合、孫枝への更新を検討する 2. 徒長しにくく果実肥大が良いため実を引きずりにくい 3. 雌花の連続性が高く果実の安定性が抜群 ■栽培Point 【整枝】  つる下ろし栽培:下段~中段は1節で摘芯し、上段4本から力枝を伸ばす。          もしくは下段・上段から力枝を2本伸ばし中段は1節で摘芯を行う。  摘芯栽培:高温期~低温期に向かう場合、子枝は1節摘み。       低温期~高温期に向かう場合、子枝は下段・上段1節摘み、中段2節摘み。       孫枝は半放任を基本とする 【その他】 複合耐病性品種ではあるが、病気予防を考えて早めに防除する。 おすすめの台木 黒竜 ・ 昇竜

スック(K2059)

スック(K2059)

株式会社久留米原種育成会

節成性が高く、果揃い良し、分枝性抜群、うどんこ病・褐斑病・べと病に強い品種 ・播種期:2月~8月 ・定植期:3月~9月 ・果実サイズ及び特徴:100gで21~22cm  光沢のある緑色で円筒形、食味は肉厚で歯切れがよく、果焼けの発生が少ない ・草姿および草勢  主枝-伸張性があり生育は早い  子枝-節間は中位。各節に中太の枝が確実に発生する  孫枝-節間は中位。中太の枝が確実に発生する  葉-緑色で中葉  樹勢-枝の展開が早く後半まで樹勢を維持できる. ・耐病性  うどんこ病・褐斑病・べと病 ・その他補足説明  【雌花率】  (8月定植) 主枝:50〜60%  (2月定植) 主枝:80〜90% ■特性 1. 節成性が高く、流れ果の発生も少ない 2. 果形の安定性と果揃いに優れ秀品率が高い 3. 栽培期間を通して枝の動きが早いため後半まで樹勢を維持できる ■栽培要点 【定植前】 ・植穴は2~3日前に十分灌水しておき、しっかり根が張った苗を定植する。老化苗厳禁。 【定植〜摘芯】 ・定植後は早期活着に努め、素直に生育させ、スムーズな枝の発生を促す。草勢が弱い場合は8節位まで雌花を摘果し、草勢の回復に努める。 【整枝】 ・高温期〜低温期に向かう場合は、子枝1節で摘む。低温期〜高温期に向かう場合は、下段・上段1節摘みとし、中段2節摘みとする。枝の動きを見ながら、伸びていく枝は摘芯し、ゆっくり動く枝は半放任していく。 おすすめの台木 黒竜 ・ 昇竜

プレスト

プレスト

株式会社久留米原種育成会

抜群の果形、収量安定、うどんこ病・褐斑病・べと病に強い複合耐病性品種 ・播種期  【雨除け】4月播き・5月播き・6月播き  【越冬】8月播き・9月播き  【半促成】1月播き・2月播き・3月播き   ・収穫期  【雨除け】6月収穫・7月収穫・8月収穫・9月収穫  【越冬】10月収穫・11月収穫・12月収穫・1月収穫・2月収穫  【半促成】3月収穫・4月収穫・5月収穫・6月収穫・7月収穫   ・果実サイズ及び特徴  【果形】整った円筒形であり、尻細果、尻太果の発生が少ない  【果色】極濃緑で光沢があり、高温期・低温期でも退色しにくい  【果長】100gで21~22cm  【食味】肉厚で歯切れが良く、食味・食感ともに良好   ・草姿  【主枝】ゆっくり伸長し、徒長しにくい  【子枝】中~中太の枝が確実に発生  【孫枝】節間は中、肥大しながら伸びる  【葉】大きさは中位、濃緑色  【茎】主枝・子枝は中太で、孫枝は中位である  【草樹】全体的に枝の動きはゆっくりだが、徐々に強くなり後半までバテない   ・耐病性:うどんこ病 褐斑病・べと病に強い 【雌花率】※各節1~2果成  (5月~6月) 主枝:50~60%、子枝:80~90%  (7月~9月) 主枝:40~50%、子枝:70~80%  (2月~3月) 主枝:70~80%、子枝:90~100% ■特性 1. 複合耐病性(うどんこ病、褐斑病、べと病)で後半までスタミナが持続 2. 枝の伸長と果実肥大のバランスがよく安定した収量 3. 収穫初期から長期にわたり抜群の果形 ■栽培要点 【定植前】 ・植穴は2〜3日前に十分灌水しておき、しっかり根が張った苗を定植する。老化苗厳禁。 【定植〜摘芯】 ・定植後は、早期活着に努め、素直に生育させる。草勢を強めに管理し、スムーズな枝の発生を促す。  草勢が弱い場合は、8節位まで雌花を摘果し、草勢の回復に努める。 【整枝】 ・高温期~低温期に向かう場合は子枝1節で摘む。低温期~高温期に向かう場合は下段・上段1節摘みとし、  中段は2節摘みとする。枝の動きを見ながら、伸びていく枝は摘芯し、ゆっくり動く枝は半放任していく。

秋誉2号

秋誉2号

株式会社久留米種苗園芸

【特性】 1. 節成性50~80%、1~2 果成を示し、子枝・孫枝とも節成りで1~2 果成を示す。 2. やや角葉の小~中位で、すっきりした草姿を示し、収穫しやすい。子枝・孫枝は順次伸び気味の枝が発生し、後期にかけても草勢が衰えにくい。 3. 果実は長さ22~23cm、収穫が早く、高・低温期でも色・艶が落ちず、市場評価の高い胡瓜が収穫できる。 4. 低温寡日照期でも草勢が強くしかも肥大が良く、多収穫となる。 5. 耐病性については、特に褐斑病には特に強く・ベト病などにも強い。 【栽培上の注意点】 定植後の活着をスムーズに行う事が大切で、活着後勢いが出始めるまでは、こまめに潅 水をする。活着後はやや潅水を控え、ハウス内の湿度管理に注意(過乾燥にしない)しなが ら生育させる。 本葉14~15 枚程度になったら下葉3~4 枚を早めに除去し,通風や光線を優先させる。 雌花が2本程度肥大始めたら、潅水を行い果実肥大を促してやる。この時一度に多量の 潅水を施すとバランスを崩すことになるので、徐々に潅水量を増やして行くようにする。 側枝は、6~7節までは除去し、全節1 節の摘芯をし、孫枝は退化ぎみで出て来るが、成 長点の確保(4 本程度)をしながら摘芯をする。 収穫が始まったら中段の葉を込み合う所より1~2 枚程度除去し、順次摘葉を行う。 孫つるは、長側枝は摘芯。退化側枝は放任中心の管理をする。 本種は、果実肥大が早い品種の為、肥料切れにならない様にこまめに液肥潅水を行な う。

チーター節成

チーター節成

株式会社久留米種苗園芸

【特性】 雌花率:7月~8月まき 主枝70~100% 1~2果成 側枝:茎はやや中位、節間はやや伸びる。子枝は必ず中位で発生し生育良好 孫枝:退化ぎみに素直に発生する。 葉:葉肉が厚くしっかりし、小葉で茎葉が立ち、受光体制がよい 草姿・樹勢:やや強く多収穫に耐えるスタミナ。茎葉の老化が遅い 果形:果長100gで22~24cm中心、きれいな円筒形で揃い良く、尻細系果 果色:極濃緑色でぴかぴか光る光沢があり、条線・色ぼけがない。 果皮・イボ:薄くしっとりとした果皮。イボは中位で、輸送性に富む。 食味:渋味等が全くなく、甘味があり果肉のしまりと果皮の薄さ絶品。 収量:成り始め早く、安定した整形果実肥大超多収品種。 耐病性:褐斑病強力耐病性・菌核病など病気に強い。 【適応作型】 ハウス抑制・半促成・雨よけ摘芯栽培に最適。 【栽培上の注意点】 ①定植後の活着をスムーズに行う事が大切で、活着後勢いが出始めまでは、こまめに潅水するが、その後水を控え気味に行いながらハウス内の湿度管理に注意する(過乾燥にしない)。 ②収穫始め頃より、潅水を行い果実肥大を促してやる。この時一度に多量の潅水を施すとバランスを崩すことになるので、除序に潅水量を増やして行くようにする。 ③側枝は、6~7節までは除去し、全節1節摘芯。孫枝は退化ぎみで出て来るが、長側枝になって来たら摘芯又は半放任とする。本種は、果実肥大が早い品種の為、肥切れにならないように注意する。

優輝

優輝

株式会社久留米種苗園芸

【特性】 雌花率:3月~7月播きで主枝100%、1果成中心 主枝茎:中位・節間つまり気み 側枝:必ず中位で発生し良好 孫枝:退化ぎみでしっかりと発生 草姿:葉肉厚く、小葉で茎葉が立ち受光体制が良い 樹勢:やや強く多収穫に耐える、スタミナ抜群 果形:21cm中心できれいな円筒形、揃い良好 果色:濃緑果でピカピカと光沢あり、色ボケしない 食味:甘味があり果肉のしまりと果皮の薄さ絶品 収量:成り始め早く、安定した果実肥大、超多収 耐病性:褐斑病に無類の耐病性、灰色カビ病・ベト病に強い 【適応作型】 ハウス雨よけ・抑制・半促成の作型に最適。 【栽培上の注意点】 ①活着をスムーズに行う事が大切で、活着後勢いが出始めまでは、こまめに潅水するが、その後水を控え気味に行いながらハウス内の湿度管理に注意する(過乾燥にしない)。 ②樹勢が強い品種ですのでつり上げ前、栄養バランスをとる為に、8~10節程度まではつり上げず、這わせておく。 ③収穫始め頃より、潅水を行い、果実肥大を促してやる。収量増加に伴い、徐序に潅水量を増やして行くようにする。 ④側枝は、6~7節までは除去し、全節1節摘芯をし、短側枝はゆっくり摘芯する。 ⑤本種は、果実肥大が早い品種の為、肥切れにならないように注意する。

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