病害耐性

うどんこ病耐性のキュウリ品種一覧 全173種類

うどんこ病耐性キュウリ うどんこ病とは うどんこ病は、子のう菌類に属する糸状菌(主にPodosphaera xanthii)によって引き起こされるキュウリの代表的な病害です。ウリ科作物全般に発生し、キュウリのほかカボチャ・メロン・スイカにも

うどんこ病耐性について

うどんこ病耐性キュウリ

うどんこ病とは

うどんこ病は、子のう菌類に属する糸状菌(主にPodosphaera xanthii)によって引き起こされるキュウリの代表的な病害です。ウリ科作物全般に発生し、キュウリのほかカボチャ・メロン・スイカにも広く被害を及ぼします。

最大の特徴は、葉の表面にうどん粉(小麦粉)をまぶしたような白い粉状のカビが広がることです。初期には直径1〜2cmの白い円形の斑点として現れ、病勢が進むと葉全体が白いカビで覆われます。被害が拡大すると光合成能力が著しく低下し、果実の肥大不良や品質低下を引き起こします。うどんこ病の被害は葉にとどまらず、茎や果実にまで及ぶことがあり、特に出荷前の果実に症状が出ると商品価値を損ないます。

うどんこ病がほかの病害と大きく異なる点として、比較的高温・乾燥条件でも発生する性質が挙げられます。多くのカビ病が多湿条件で拡大するのに対し、うどんこ病菌は空気中の湿度が低い条件でも胞子が飛散・感染します。適温は20〜25℃程度であり、梅雨明け後の夏秋期(7〜9月)が最も発生しやすい時期です。ただし施設栽培では春先から初夏にかけても多発することがあります。

うどんこ病耐性の区分

キュウリのうどんこ病耐性は、品種によって程度が大きく異なります。種苗メーカーのカタログでは「うどんこ病に強い」「うどんこ病耐病性」のほか、「PMR(Powdery Mildew Resistant)」という略号で表記される場合もあります。国際的な基準ではHR(高度耐病性)とIR(中程度耐病性)の区分が用いられますが、キュウリの場合は産地によって優勢な菌のレースが異なるため、カタログの表記だけで判断するのは難しい面があります。

品種選びで見落としがちなのが、うどんこ病菌のレース(系統)の問題です。うどんこ病菌には複数のレースが存在しており、特定のレースに対して耐性を持つ品種であっても、別のレースが優勢な地域では十分な効果を発揮しない場合があります。近年は産地によって新しいレースの出現が報告されており、かつて有効だった耐性品種の効果が低下するケースも見られます。

耐病性の仕組みとしては、植物が菌の感染を受けた際に植物側の防御遺伝子が速やかに発現し、菌の侵入・増殖を抑制する機構が働くとされています。ただしこれは完全な「免疫」ではなく、菌の増殖を抑制する「量的な抵抗性」として表れることが多いため、感染圧が高い条件下では耐病性品種であっても一定程度の発病が見られることがあります。

歴史と豆知識

うどんこ病は、キュウリの栽培史とともに古くから知られている病害です。日本でも明治時代以降の記録に登場する古い病害であり、長い防除の歴史があります。

意外と知られていないのですが、うどんこ病菌は「純粋寄生菌(偏性寄生菌)」という特殊な性質を持っています。生きた植物体上でしか増殖できないため、土壌中や枯れた植物残渣上では長期間生存できません。この性質から、圃場の植物残渣を速やかに処分することが伝染源の除去に有効です。ただし、温室内の雑草や隣接する圃場の感染株から胞子が飛来するケースもあるため、自圃場の管理だけでは完全な防除が難しいのが現実です。

また、うどんこ病菌は風によって長距離を飛散することが知られています。菌の胞子は非常に軽く、穏やかな風でも圃場外から飛来します。このため、隣の圃場でうどんこ病が多発している場合は、自圃場への伝染に注意が必要です。

キュウリ育種における耐病性品種の開発は、1970年代以降に本格化しました。施設栽培の拡大と連作化に伴い、うどんこ病の発生が恒常化したことが育種目標として耐病性が重視される背景となっています。現在では多くの品種にうどんこ病への耐性が組み込まれており、耐病性品種の選択肢が大幅に広がっています。

耐病性の限界と注意点

うどんこ病耐性品種を導入しても、それだけで完全に防げるわけではありません。以下の点に注意が必要です。

レースの変異による耐性崩壊のリスクは最も重要な問題です。うどんこ病菌は遺伝的変異が起こりやすい菌であり、特定の耐性遺伝子に対応する新しいレースが出現することがあります。単一の耐性遺伝子に依存する品種は崩壊リスクが特に高いとされているため、同一品種を連作し続けることには注意が必要です。

窒素過多の栽培条件では、耐病性品種であってもうどんこ病が発生しやすくなる傾向があります。窒素が過剰に施用されると葉が軟弱になり、菌の感染を受けやすくなります。合わせて、過繁茂による通気性の悪化も発病を助長するため、適正な施肥管理と整枝管理が求められます。

また、耐病性品種だからといって薬剤防除を省略すると、別の病害(べと病・褐斑病・つる枯病など)の被害が表面化するケースがあります。うどんこ病耐性はうどんこ病に特化した特性であり、他の病害に対しては感受性である場合が多いことを念頭に置いて栽培計画を立てることが大切です。

防除のポイント

うどんこ病の防除は、耐病性品種の利用を軸に、耕種的防除と化学的防除を組み合わせた総合防除が基本です。

耕種的防除として最も重要なのは、通気性の確保です。キュウリのつるが茂りすぎると株元の通気性が悪化し、うどんこ病菌の感染しやすい環境が形成されます。適切な整枝(側枝の処理・摘葉)により、風通しの良い栽培環境を維持することが予防の基本です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。うどんこ病は発生初期の対応が極めて重要です。葉に白い斑点が少数見られる段階で対策を講じれば拡大を抑制できますが、葉全体に広がってからでは防除効果が大幅に低下します。定期的な圃場の巡回によりうどんこ病の初発を早期に発見することが、実質的な防除効率を高めます。

化学的防除については、キュウリに登録のある殺菌剤を発生初期に散布することが効果的です。うどんこ病菌は薬剤耐性を獲得しやすい傾向があるため、異なる作用機構の薬剤をローテーションで使用することが重要です。同一系統の薬剤を連続して使用すると、短期間で耐性菌が出現するリスクが高まります。

施設栽培では、栽培終了後の残渣処理も防除の一環です。被害葉を圃場に放置すると次作の伝染源になりますので、収穫終了後は速やかに残渣を除去・処分します。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

キュウリ栽培の現場では、うどんこ病はほぼ毎作遭遇する病害として認識されており、耐病性品種への関心は高い状況です。

耐病性品種への切り替えを行った産地では、薬剤散布回数が減少し、防除コストと労力の削減が実現したという報告があります。特に露地夏秋栽培では1シーズンに複数回の散布が必要だったところ、耐病性品種の導入後は散布回数を大幅に減らせたというケースも見られます。

一方で、同一の耐病性品種を長年栽培し続けた産地では、数年後にその耐性が有効に機能しなくなった事例も報告されています。こうした経験から、定期的に品種を見直し、地域で優勢なレースへの対応状況を確認する重要性が再認識されています。産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、地元の農業試験場や普及指導センターから最新の病害情報を得ることが、品種選定の精度向上につながります。

栽培現場では「うどんこ病に強い品種だから安心」と整枝管理を怠ると、過繁茂による通気不良から結局うどんこ病が発生するケースも見られます。品種の耐病性を最大限に活かすためには、栽培管理の基本を維持することが前提条件です。

まとめ

うどんこ病は、高温・乾燥条件でも発生するキュウリの重要病害であり、葉の光合成能力低下を通じて果実品質と収量に影響を及ぼします。耐病性品種(PMR品種)の導入は防除の柱として有効ですが、レースの変異や栽培管理の不備によって効果が変動する可能性があるため、耐病性に過度に依存しないことが重要です。

品種選びにあたっては、うどんこ病耐性の表記(PMR・HR・IRなど)を確認するとともに、地域で優勢なレースへの対応状況も可能な限り把握しておくことがポイントです。適正な整枝管理による通気性の確保、適正な施肥管理、薬剤のローテーション散布を組み合わせた総合防除体系を構築することで、安定したキュウリ生産につなげることができます。うどんこ病耐性キュウリの品種一覧は、このページのタグが付いた品種ページからご確認いただけます。

173品種 表示中
よしなり

よしなり

株式会社サカタのタネ

複合耐病性、高品質、省力型キュウリ ■特性 1. 葉は子葉、やや角型で受光態勢がよいです。低温、弱光線に強く、側枝および孫枝が安定して発生します。 2. 主枝雌花率は12月まきで70%程度です。側枝連続着果性が高く、2果成節が40%くらいで時差肥大します。そのため収量に波がなくて秀品率が高く、多収となります。 3. 果長は21㎝(果重100g前後)で果ぞろいがよいです。とくに果色は濃緑できわめて光沢が強く、食味もよいです。 4. べと病、褐斑病、うどんこ病に耐病性で、薬散を軽減できます。とくに褐斑病激発地に有効です。 ■適応性 越冬、促成、半促成、トンネル栽培などの低温弱光線下で、とくに能力を発揮します。また、べと病、褐斑病、うどんこ病に耐病性なので、他の品種に比べ薬散の回数を減らすことができます。 ■床土 保水と排水のよいことが床土の必須条件なので、完熟堆肥を十分に含んだものを用意します。pHは6.0~6.5程度、ECは0.4~0.8程度がよいです。床土の肥料分は完熟堆肥が十分使われている場合はあまり問題ありませんが、リン酸の肥効が高いので床土づくりの際施しておくとよいです。 ■播種と育苗 播種床は床土の厚さ5㎝程度とし、地温を28℃前後に保ち、発芽を斉一にさせます。 接木をしますが、低温期の栽培には黒ダネカボチャ、半促成・トンネル・抑制栽培には「つやかEX」を用います。育苗期間中の温度は、接木活着後徐々に下げ、日中は25℃前後、夜温は12~13℃とします。 ■定植準備 初期より根を深く広く張らせることが、秀品多取のポイントです。したがって、有機質の多様と深耕を行います。また、地温は18℃以上に保ち、ベッドに地下水の結びつくくらいの灌水をしておきます。 施肥量は一般に10a当たり窒素30~35㎏、リン酸35~40㎏、カリ30~35㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 草勢がやや強いので、抑制・越冬栽培では4枚程度の大苗で、促成・半促成・トンネル栽培では、3.5枚程度で定植します。定植後活着までは夜温を15℃くらいに保ち、湿度も保つようにします。活着後は、根を十分に深く広く張らせるようにするため、やや灌水を控え、主枝の葉を大きくさせないようにします。この時期の最低夜温は11℃くらいとします。 主枝の雌花が2~3花開花し、肥大し始めたら灌水、追肥(窒素成分で2㎏/10a)をかるく行い、果実肥大を確実にします。この時期より最低夜温を1~2℃程度上げます。 ■施肥と潅水 追肥は主枝雌花開花ごろから開始し、窒素を10a当たり2~3㎏くらいずつ施します。追肥の間隔は草勢、天候などにより5~7日くらいとします。 灌水は定植前ベッドに十分行い、定植後主枝雌花開花まではなるべく控えます。主枝雌花開花ごろより本格的に灌水を始め、少量多回数を原則とします。 ■整枝と摘葉 側枝は下位5~6節までは摘除し、その上4~5節は1節止め、その上の節は2~3節止めとし、上位2~3節の側枝は1節止めとします。 主枝摘芯後は、必ず力強い生長点を2~3本残し草勢を維持します。孫枝は草勢を見て、強い枝だけ摘芯し、他は半放任とします。 摘葉は、原則として、老化葉、罹病葉から摘みますが、光線と風通しを考え、上中位葉を1回当たり1~2枚を限度に摘みます。

フリーダムハウス1号

フリーダムハウス1号

株式会社サカタのタネ

鮮緑でテリがあり食味が優れる味わいキュウリ ■特性 1. 草勢が強く、子づる及び孫づるの発生はきわめて良好です。葉は緑色で丸形です。 2. 主枝雌花率は9月~3月播種で、約70~80%です。 3. 果実はイボなしの円筒形で、果長17~19cm、果径2.8cmで秀品率が高いです。果色は濃緑でブルームレス台木を使わなくても、ブルームが少なく、光沢があり、果肉も緑が濃いです。 4. 食味は歯切れよく甘みがあり、サラダ、浅漬けに好適です。 5. うどんこ病に対して、きわめて強い耐病性があります。 ■播種と育苗 6~7cmの厚さの床土にスジまきし、種子の厚みの3倍の覆土をします。発芽するまでは、地温28℃前後に管理します。 接木はブルームレス台木の使用を基本とします。接木(呼び接ぎ、断根挿し接ぎなど)を経て9~10.5cmポットに移植します。軟弱徒長を防ぐため、徐々に地温を下げ(25℃→20℃)、灌水量も必要最低限に抑えます(夕方ポットの表面が軽く乾く程度)。 ■定植準備 元肥の成分量の目安は10a当たり 窒素30kg、リン酸35kg、カリ30kg を標準とします。食味、草勢の維持のため有機肥料を主体に施用します。堆肥は完熟で良質のものを10a当たり2000kg以内施します。 ■定植および定植後の管理 9cmポットで本葉2.5枚、10.5cmポットで本葉3~3.5枚くらいで定植します。定植前後に十分灌水し、その後は根張りをよくするために花が咲くまで灌水は控えめにします。1番花が開花したら灌水の回数を多くします。追肥は1番目の果実を収穫する前に1回、その後1株から7~8本収穫するごとに行います。 株元から5節までの子づるは小さいうちに摘みます。株元から7節までの雌花をすべて摘みます。 親づるは支柱の高さ、または手の届く範囲で摘みます。子づる、孫づるはすべて1節で摘みます。 ひ孫づる以降は草勢を見ながら1~3節で摘みます。 ■病害虫防除 べと病、炭そ病、つる枯病などの病害は、多湿条件で発生しやすいので、水はけをよくします。下葉や側枝を整理して、風通しと日当たりをよくします。アブラムシは葉に群生、吸汁して生育を阻害するだけでなく、ウイルス病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチをすると効果が期待できます。 ■収穫 よい果実を長期間収穫するために、適期収穫がポイントとなります。収穫サイズの目安は 太さ2.8cm、長さ18~19cm、重さ100g を超えない大きさです。雌花の多い品種であるため、常に収穫サイズを守ることによって樹バテを防ぎ、収量が上げることができます。

フリーダムハウス2号

フリーダムハウス2号

株式会社サカタのタネ

鮮緑でテリがあり食味が優れる味わいキュウリ ■特性 1. 草勢が強く、子づる及び孫づるの発生はきわめて良好です。葉は緑色で丸形です。 2. 主枝雌花率は9月~3月播種で、約70~80%です。 3. 果実はイボなしの円筒形で、果長17~19cm、果径2.8cmで秀品率が高いです。果色は濃緑でブルームレス台木を使わなくても、ブルームが少なく、光沢があり、果肉も緑が濃いです。 4. 食味は歯切れよく甘みがあり、サラダ、浅漬けに好適です。 5. うどんこ病に対して、きわめて強い耐病性があります。 ■播種と育苗 6~7cmの厚さの床土にスジまきし、種子の厚みの3倍の覆土をします。発芽するまでは、地温28℃前後に管理します。 接木はブルームレス台木の使用を基本とします。接木(呼び接ぎ、断根挿し接ぎなど)を経て9~10.5cmポットに移植します。軟弱徒長を防ぐため、徐々に地温を下げ(25℃→20℃)、灌水量も必要最低限に抑えます(夕方ポットの表面が軽く乾く程度)。 ■定植準備 元肥の成分量の目安は10a当たり 窒素30kg、リン酸35kg、カリ30kg を標準とします。食味、草勢の維持のため有機肥料を主体に施用します。堆肥は完熟で良質のものを10a当たり2000kg以内施します。 ■定植および定植後の管理 9cmポットで本葉2.5枚、10.5cmポットで本葉3~3.5枚くらいで定植します。定植前後に十分灌水し、その後は根張りをよくするために花が咲くまで灌水は控えめにします。1番花が開花したら灌水の回数を多くします。追肥は1番目の果実を収穫する前に1回、その後1株から7~8本収穫するごとに行います。 株元から5節までの子づるは小さいうちに摘みます。株元から7節までの雌花をすべて摘みます。 親づるは支柱の高さ、または手の届く範囲で摘みます。子づる、孫づるはすべて1節で摘みます。 ひ孫づる以降は草勢を見ながら1~3節で摘みます。 ■病害虫防除 べと病、炭そ病、つる枯病などの病害は、多湿条件で発生しやすいので、水はけをよくします。下葉や側枝を整理して、風通しと日当たりをよくします。アブラムシは葉に群生、吸汁して生育を阻害するだけでなく、ウイルス病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチをすると効果が期待できます。 ■収穫 よい果実を長期間収穫するために、適期収穫がポイントとなります。収穫サイズの目安は 太さ2.8cm、長さ18~19cm、重さ100g を超えない大きさです。雌花の多い品種であるため、常に収穫サイズを守ることによって樹バテを防ぎ、収量が上げることができます。

フリーダムハウス3号

フリーダムハウス3号

株式会社サカタのタネ

鮮緑でテリがあり食味が優れる味わいキュウリ ■特性 1. 草勢が強く、子づる及び孫づるの発生はきわめて良好です。葉は緑色で丸形です。 2. 主枝雌花率は9月~3月播種で、約70~80%です。 3. 果実はイボなしの円筒形で、果長17~19cm、果径2.8cmで秀品率が高いです。果色は濃緑でブルームレス台木を使わなくても、ブルームが少なく、光沢があり、果肉も緑が濃いです。 4. 食味は歯切れよく甘みがあり、サラダ、浅漬けに好適です。 5. うどんこ病に対して、きわめて強い耐病性があります。 ■播種と育苗 6~7cmの厚さの床土にスジまきし、種子の厚みの3倍の覆土をします。発芽するまでは、地温28℃前後に管理します。 接木はブルームレス台木の使用を基本とします。接木(呼び接ぎ、断根挿し接ぎなど)を経て9~10.5cmポットに移植します。軟弱徒長を防ぐため、徐々に地温を下げ(25℃→20℃)、灌水量も必要最低限に抑えます(夕方ポットの表面が軽く乾く程度)。 ■定植準備 元肥の成分量の目安は10a当たり 窒素30kg、リン酸35kg、カリ30kg を標準とします。食味、草勢の維持のため有機肥料を主体に施用します。堆肥は完熟で良質のものを10a当たり2000kg以内施します。 ■定植および定植後の管理 9cmポットで本葉2.5枚、10.5cmポットで本葉3~3.5枚くらいで定植します。定植前後に十分灌水し、その後は根張りをよくするために花が咲くまで灌水は控えめにします。1番花が開花したら灌水の回数を多くします。追肥は1番目の果実を収穫する前に1回、その後1株から7~8本収穫するごとに行います。 株元から5節までの子づるは小さいうちに摘みます。株元から7節までの雌花をすべて摘みます。 親づるは支柱の高さ、または手の届く範囲で摘みます。子づる、孫づるはすべて1節で摘みます。 ひ孫づる以降は草勢を見ながら1~3節で摘みます。 ■病害虫防除 べと病、炭そ病、つる枯病などの病害は、多湿条件で発生しやすいので、水はけをよくします。下葉や側枝を整理して、風通しと日当たりをよくします。アブラムシは葉に群生、吸汁して生育を阻害するだけでなく、ウイルス病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチをすると効果が期待できます。 ■収穫 よい果実を長期間収穫するために、適期収穫がポイントとなります。収穫サイズの目安は 太さ2.8cm、長さ18~19cm、重さ100g を超えない大きさです。雌花の多い品種であるため、常に収穫サイズを守ることによって樹バテを防ぎ、収量が上げることができます。

フリーダム露地1号

フリーダム露地1号

株式会社サカタのタネ

鮮緑でテリがあり食味が優れる味わいキュウリ ■特性 1. 草勢が強く、子づる及び孫づるの発生はきわめて良好です。葉は緑色で丸形です。 2. 主枝雌花率は9月~3月播種で、約70~80%です。 3. 果実はイボなしの円筒形で、果長17~19cm、果径2.8cmで秀品率が高いです。果色は濃緑でブルームレス台木を使わなくても、ブルームが少なく、光沢があり、果肉も緑が濃いです。 4. 食味は歯切れよく甘みがあり、サラダ、浅漬けに好適です。 5. うどんこ病に対して、きわめて強い耐病性があります。 ■播種と育苗 6~7cmの厚さの床土にスジまきし、種子の厚みの3倍の覆土をします。発芽するまでは、地温28℃前後に管理します。 接木はブルームレス台木の使用を基本とします。接木(呼び接ぎ、断根挿し接ぎなど)を経て9~10.5cmポットに移植します。軟弱徒長を防ぐため、徐々に地温を下げ(25℃→20℃)、灌水量も必要最低限に抑えます(夕方ポットの表面が軽く乾く程度)。 ■定植準備 元肥の成分量の目安は10a当たり 窒素30kg、リン酸35kg、カリ30kg を標準とします。食味、草勢の維持のため有機肥料を主体に施用します。堆肥は完熟で良質のものを10a当たり2000kg以内施します。 ■定植および定植後の管理 9cmポットで本葉2.5枚、10.5cmポットで本葉3~3.5枚くらいで定植します。定植前後に十分灌水し、その後は根張りをよくするために花が咲くまで灌水は控えめにします。1番花が開花したら灌水の回数を多くします。追肥は1番目の果実を収穫する前に1回、その後1株から7~8本収穫するごとに行います。 株元から5節までの子づるは小さいうちに摘みます。株元から7節までの雌花をすべて摘みます。 親づるは支柱の高さ、または手の届く範囲で摘みます。子づる、孫づるはすべて1節で摘みます。 ひ孫づる以降は草勢を見ながら1~3節で摘みます。 ■病害虫防除 べと病、炭そ病、つる枯病などの病害は、多湿条件で発生しやすいので、水はけをよくします。下葉や側枝を整理して、風通しと日当たりをよくします。アブラムシは葉に群生、吸汁して生育を阻害するだけでなく、ウイルス病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチをすると効果が期待できます。 ■収穫 よい果実を長期間収穫するために、適期収穫がポイントとなります。収穫サイズの目安は 太さ2.8cm、長さ18~19cm、重さ100g を超えない大きさです。雌花の多い品種であるため、常に収穫サイズを守ることによって樹バテを防ぎ、収量が上げることができます。

さつきみどり

さつきみどり

株式会社サカタのタネ

病気に強く、食味良好、栽培しやすいキュウリ ■特性 1.味のよさは抜群・病気に強く、つくりやすいので人気のある家庭菜園向き品種です。 2.親づるに雌花が多くつき、子づるの発生は少なめですが、子づるにも果実がつき、たくさん収穫ができます。 3.べと病、炭そ病、うどんこ病などに強く、つる枯病にもかなり強いです。 ■播種と育苗 3号(9cm)ポリ鉢にタネを2~3粒ずつまき、本葉が1枚くらいのころに1本に間引くか、苗床にスジまきし、本葉が1~2枚程度で3号(9cm)ポリ鉢に植え替えます。本葉が約3枚になるころ、苗に仕上げて植えつけます。水やりは午前中に行い、夕方にはポリ鉢の表面が乾く程度の量とします。植えつけの2~3日前から、夜温と地温を16℃くらいまで下げ、苗の順化を行います。 ■定植準備 植えつけの2週間ほど前に10a当たり苦土石灰約150kg、1週間ほど前に完熟堆肥約1000~2000kg、有機配合肥料約100kgを施します。幅100cmくらいのうねをつくり、合掌の支柱を立てます。条間約60cmの2条植えで、株間50~60cmを目安に畑を作ります。大きめのプランター植えでは株間を40cmくらいにします。キュウリの根は比較的浅く広がるので、元肥も浅層に全面的に混合するように施します。 ■定植および定植後の管理 親づるが170cmくらいになると先端の芯を止め、子づるは2~3枚ほど葉をのこして芯を止めます。果実が曲がるのは、日照不足、肥料不足、水分不足が原因です。尻細り果は、肥料不足、高温、乾燥が原因です。開花時に子房が小さく、肥料不足と思われるときは、液肥や速効性の化成肥料を適宜施します。 ■病害虫防除 収穫も中期に差しかかると、草勢が旺盛になり、葉と葉が重なり合い光の通りがわるくなります。また、過繁茂になると風の通りもわるくなり、灰色かび病、菌核病などの発生により枯れることがあります。病気の葉はもちろん、黄色くなった葉、重なり合った葉を摘みとります。摘葉の目安は、展開してから30~40日です。 ■収穫 果実の長さ24cm前後を目安として収穫します。最盛期には朝と夕の2回収穫します。収穫が遅れ果実が大きくなると、株に負担がかかり収穫量が減るので、早めの収穫を心がけるとともに、とり残した果実があると株に負担がかかるので、よく見てすべて収穫します。とくに草勢が弱ったときは、若どりして株の回復をはかります。1株あたり5~6本収穫したら1回の割合で追肥を行います。若どりした果実はモロキュウなどにして食します。

味さんご

味さんご

株式会社サカタのタネ

うどんこ病に強く、食味のよい四葉キュウリ ■特性 1.子づる、および孫づるの発生は良好で、草勢が強いです。葉は濃緑色でやや角形です。 2.主枝着果率は1~4月播きで約30~40%、5~8月播きで約20~30%です。 3.果実は濃緑、果長26㎝前後で秀品率が高いです。低温期でも枝発生が安定しているので、収穫の山谷が少なく、秀品率・収量ともに高いです。 4.うどんこ病、べと病に対して耐病性です。うどんこ病にはとくに強いです。 5.食味は歯切れがよく、甘みがあり、果肉がかたくしっかりしているので、漬物に向きます。 ■適応性 ハウス半促成栽培、トンネル露地栽培、ハウス抑制栽培に適します。低温期から高温期まで適応性の幅は広いですが、12月から2月の厳寒期に収穫する作型は、草勢低下、収量減につながりやすいためさけるのが望ましいです。 ■定植および定植後の管理 定植後しばらくは、しおれるようなら株元に灌水をしますが、あまり過保護にせず、キュウリ自身の根で水を吸えるよう灌水は控えめにします。生育初期は、しっかりと根を張らせ、下から5節までの子づる7~8節までの雌花は早めに摘みとります。8~9節目の雌花が咲き始めたら灌水を始め、収穫開始までの間に追肥を行います。その後の追肥は、1株から5~6本収穫したら1回のペースで行います。着果以降収穫最盛期に向けて、灌水は晴れたら毎日行い、尻細果を出さないように心がけます。 ■整枝と摘葉 子づるは基本的に下段1節、中段1~2節、上段1節で摘みます。あまり成長点が小さいうちに摘まないよう、1節で摘む場合は2.5節まで伸ばしてから摘みます。勢いのよい成長点を株当たりに必ず3~4か所残しながら摘むことで、根が順調に伸長します。孫づる以降は1~3節で、草勢を見ながら摘みます。繁茂して光が当たらなくなったり、果実が畝につくようになったりしたら低段の子づるは切り戻しをします。 収穫も中期に差しかかると、草勢が旺盛になり、葉と葉が重なり合い光の通りがわるくなります。また、過繁茂になると風の通りもわるくなり、灰色かび病、菌核病などの発生により枯れることがあります。病気の葉はもちろん、黄色くなった葉、重なり合った葉を摘みとります。摘葉の目安は、展開してから30~40日です。 ■収穫 キュウリは夏になると1日で2~3cm果長が伸びます。大きい果実を収穫し忘れると着果負担を増加させ、樹バテの原因になります。朝と夕方の2回収穫することをおすすめします。キュウリは未熟な果実を収穫し続ける作物ですので、栄養成長(樹をつくる)と生殖成長(果実を肥大させる)のバランスをいかに保つかが重要なポイントとなります。

ずーっととれる

ずーっととれる

株式会社サカタのタネ

病気に強く、猛暑にも負けない、家庭菜園にも好適なキュウリ ■特性 1. 露地作型専用品種。 2. 親づるの雌花率は3~5月播種で約30%、5~8月播種で20~30%。 3. 親づるは徒長しにくく、子づるは節間中程度。孫づる以降は節間中短で、順次発生。草勢旺盛で露地における耐候性は極めて強い。 4. 果色は濃緑で、光沢がある。果長は21cm前後。 5. うどんこ病、べと病、ZYMVに耐病性がある。 6. 食味は歯切れがよく、甘みがあり、果肉は硬くしっかりしている。 (注)商品名は、商品の特性を保証するものではありません。 ■適応性 露地作型専用品種で、春から秋まで適応性の幅は広いです。遅霜に注意しながら定植時期を設定する。暖地であれば4月下旬ごろから、温暖地であれば5月上旬、高冷地・冷涼地であれば5月中下旬ごろが定植の適期となります。定植を早める場合は、トンネルを利用します。 ■定植準備 土壌の通気、保水、排水をよくするために10aあたり完熟堆肥を1~2t程度入れ深耕を行います。元肥は、栽培期間が長いため土壌分析の結果に基づき、油粕、骨粉等の有機質肥料や緩効性肥料を主体とします。一般的には施肥量10aあたり窒素30~35kg、リン酸35~40kg、カリ30~35kgとします。定植時の地温が19~23℃になるよう、定植1週間前くらいからマルチを張るなどして調整します。 ■定植および定植後の管理 定植後しばらくは、しおれるようなら株元に灌水をしますが、あまり過保護にせず、キュウリ自身の根で水を吸えるよう灌水は控えめにします。生育初期は、しっかりと根を張らせ、下から5節までの子づる、7~8節までの雌花は早めに摘み取ります。8~9節目の雌花が咲き始めたら灌水を始め、収穫開始までの間に追肥を行います。その後の追肥は、1株から5~6本収穫したら1回のペースで行います。追肥は速効性のある液肥がおすすめです。固形肥料は効き始めるまでに多少時間がかかるので早めに施用します。着果以降収穫最盛期に向けて、灌水は晴れたら毎日行い、尻細果を出さないように心がけます。 ■整枝と摘葉 子づるは基本的に下段1節、中段1~2節、上段1節で摘みます。あまり生長点が小さいうちに摘まないよう、1節で摘む場合は2.5節まで伸ばしてから摘みます。勢いのよい生長点を必ず株あたり3~4箇所残しながら摘むことで、根が順調に伸長します。孫づる以降は1~3節で、草勢を見ながら摘みます。繁茂して光が当たらなくなったり、果実が畝に着くようになった低段の子づるは切り戻しをします。 収穫も中期に差しかかると、草勢がさらに旺盛になり、葉と葉が重なり合い光の通りが悪くなります。また、過繁茂になると風の通りも悪くなり、灰色かび病、菌核病などの発生があります。病気の葉はもちろん、黄色くなった葉、重なり合った葉を摘み取ります。摘葉の目安は、展開してから30~40日です。 ■病害虫防除 アブラムシ、オンシツコナジラミ、アザミウマなどの対策も含めて、早期発見、早期防除を基本として、定期的な消毒を心がけてください。また、病葉、老化葉等を含めた摘葉は、受光体勢、風通しをよくして病気の蔓延を防ぐだけでなく、消毒の効果も高めます。 ■収穫 キュウリは夏になると1日で2~3cm果長が伸びます。大きい果実を収穫し忘れると着果負担を増加させ、草勢低下の原因になります。朝と夕方の2回収穫することをおすすめします。キュウリは未熟な果実を収穫し続ける作物ですので、栄養生長(樹をつくる)と生殖生長(果実を肥大させる)のバランスをいかに保つかが重要なポイントとなります。 ■【特長】 「ずーっととれる」キュウリは、露地耐候性、うどんこ病、べと病、ZYMV耐病性を兼ね備え、草勢が非常に旺盛で、スタミナがあるキュウリ品種です。果実の色は濃緑で、曲がりが少なく、収量も多く、食味は歯切れがよく甘みがあります。たいへん栽培しやすいので、家庭菜園用としてもおすすめの品種です。

風神

風神

カネコ種苗株式会社

うどんこ病に強く、枝の動きもよく、果形の安定性も抜群 特性 ●主枝着果率は40〜50%位と露地キュウリとして強い着果性を示します。 ●側枝の雌花の連続性は強く、ほぼ1、2節とも連続して着きます。 ●側枝の発生は良く、後半になっても枝の動きは良いです。 ●葉は小さくて角形をしています。 ●適期収穫で、果実は20〜21cm位、機械選果に適する安定した円筒形をしています。 ●果色は濃くて光沢があります。 ●うどんこ病に強い品種で、高温期になってもほとんど発生しません。 ●トンネル早熟、普通露地栽培の作型に適します。

ほっきこう121

ほっきこう121

カネコ種苗株式会社

耐病性・収量性に優れる長期どり夏秋品種 特性 ●主枝着果率は春まきで40〜50%位で、側枝以降の雌花着果性は安定しています。 ●耐暑性に優れ、萎れ・芯焼けの発生が少なく、果形の乱れも少ないです。 ●葉の大きさは中位で、角形をしています。 ●適期収穫で、果実の長さは21cm位で、果色は濃緑で光沢があります。 ●うどんこ病、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)に強い品種です。 ●露地栽培全般に適します。 栽培要点 ●整枝は基本として子づる1~2節止めとし、孫枝以降は半放任管理とするか、初期から子づるを1~2本伸ばして親・子2~3本仕立てにします。成り込み以降、草勢を強めに維持することでより長期に良品出荷が望めます。

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