病害耐性

褐斑病耐性のキュウリ品種一覧 全111種類

褐斑病耐性キュウリ 褐斑病とは 褐斑病は、糸状菌Corynespora cassiicolaによって引き起こされるキュウリの重要病害です。夏秋栽培において特に多発し、産地では「夏秋キュウリの最重要病害」として長年認識されてきました。近年は施

褐斑病耐性について

褐斑病耐性キュウリ

褐斑病とは

褐斑病は、糸状菌Corynespora cassiicolaによって引き起こされるキュウリの重要病害です。夏秋栽培において特に多発し、産地では「夏秋キュウリの最重要病害」として長年認識されてきました。近年は施設栽培でも問題化しており、周年生産が行われるキュウリ産地では通年を通じた警戒が求められます。

症状の特徴は、葉に現れる褐色〜暗褐色の円形または不正円形の病斑です。初期には直径2〜5mmの小さな斑点が点在し、拡大すると10〜20mmを超える大型の病斑になります。病斑の縁は黄色みを帯びることが多く、中央部が灰褐色〜淡褐色になる場合もあります。多発すると葉全体が病斑に覆われ、早期落葉や葉枯れが起こります。葉だけでなく、茎・果実・果梗にも病斑が形成されることがあり、果実への直接被害は出荷品質に深刻な影響を及ぼします。

発生しやすい条件は高温・多湿です。気温20〜30℃の高温期に降雨・夜露・灌水による葉面の濡れが続くと、胞子の形成・感染が促進されます。露地夏秋栽培(6〜10月)の栽培後半に多発するパターンが典型的ですが、施設内でも換気不良による多湿条件が重なると急速に蔓延することがあります。Corynespora cassiicolaは非常に広い宿主範囲を持ち、トマト・ナス・インゲンなど多くの野菜にも感染するため、圃場周辺の他作物の発生状況にも注意が必要です。

褐斑病耐性の区分

キュウリの褐斑病耐性は、品種によって程度が大きく異なります。種苗メーカーのカタログでは「褐斑病に強い」「褐斑病耐病性」という表記が一般的で、HR(高度耐病性)・IR(中程度耐病性)の区分で示される場合もあります。

品種選びで見落としがちなのが、Corynespora cassiicolaの菌系(レース)による耐性の差異です。この菌には複数の菌系が存在することが知られており、特定の菌系に対して耐性を示す品種でも、異なる菌系に対しては効果が低下する場合があります。国内の産地によって優勢な菌系が異なることも報告されているため、地域の農業試験場や普及指導センターから菌系情報を得ることが品種選定の精度を高めます。

褐斑病耐性の仕組みは、植物体の防御機構(細胞壁の強化・抗菌物質の産生など)が関与していると考えられています。ただし、「耐病性」は完全な発病防止を意味するものではなく、感受性品種と比較して発病程度が低い・拡大が遅いという特性を指します。高温多湿が長期間続く年は、耐病性品種であっても発病することがあります。

歴史と豆知識

Corynespora cassiicolaはもともと熱帯・亜熱帯地域の病原菌として知られており、日本では1960〜70年代ごろから各地のキュウリ産地で被害が報告されるようになりました。気候温暖化の進展とともに発生適温(20〜30℃)の期間が延長され、従来は夏秋限定だった病害が春作や秋冬作にも影響するようになってきています。

意外と知られていないのですが、褐斑病菌は薬剤耐性を獲得しやすい菌として研究者の間で注目されています。一部の殺菌剤に対して耐性菌が国内でも確認されており、特定の薬剤に頼り続けることのリスクが指摘されています。品種の耐病性と薬剤のローテーション散布を組み合わせることが、褐斑病防除の長期的な戦略として重要とされています。

また、褐斑病菌の胞子は空気感染するだけでなく、灌水の水しぶきや農作業時の接触(手・農具)によっても伝播します。発病株を発見した際の農具・手袋の消毒が、感染拡大を抑制するうえで実際的な効果があります。

耐病性の限界と注意点

褐斑病耐性品種の導入は有効な防除手段の一つですが、以下の点に注意が必要です。

菌系の変異は今後も続く可能性があります。耐病性品種が広く普及すると、その耐性を克服する菌系が選択的に増加するリスクがあります。単一の耐病性遺伝子に依存した品種は、菌系変異によって耐性が崩壊する可能性が高いため、栽培品種を固定せず定期的に見直すことが望まれます。

高温多湿条件が長期間続く年は、耐病性品種であっても発病リスクが高まります。露地夏秋栽培の後半(9〜10月)は降雨が増える時期でもあり、気象条件が厳しい場合には予防的な薬剤散布を組み合わせることが重要です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。褐斑病は発生初期の初発葉を取り除き、早期に薬剤防除を始めることで拡大を抑制できます。発病葉を放置すると胞子の供給源となり、圃場全体への感染拡大が加速します。初発の発見速度が実質的な防除効率を左右します。

防除のポイント

褐斑病の防除は、耐病性品種の利用を中心に、耕種的防除・化学的防除を組み合わせた総合防除が基本です。

耕種的防除として有効なのは、過繁茂を防ぐ整枝管理と通気性の確保です。キュウリのつるや葉が密集すると葉面が乾きにくくなり、褐斑病の発生に好適な多湿環境が形成されます。適正な整枝と摘葉により、株元まで風が通る環境を保つことが予防の基本です。

灌水は朝方に行い、夕方以降を避けることで夜間の葉面湿度を低下させます。特に高温期の夕方〜夜間の葉面濡れが長時間続くと、菌の感染リスクが高まります。点滴灌水(ドリップ灌水)の導入で葉面を濡らさない灌水方法に切り替えることも有効な手段です。

化学的防除については、発生前または発生初期から予防散布を開始することが重要です。褐斑病に登録のある殺菌剤を使用し、薬剤耐性菌の出現を防ぐために作用機構の異なる薬剤をローテーションします。発病葉は圃場外に持ち出して処分し、伝染源となる胞子の量を減らします。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

夏秋キュウリの産地では、褐斑病は毎年の防除計画に必ず組み込む病害として位置づけられています。耐病性品種の導入により、発病の開始時期が遅くなったり、発病程度が軽くなったりする効果が認められている産地もあります。これによって薬剤散布の開始タイミングを遅らせることができ、防除コストの削減につながっているという声が聞かれます。

施設栽培では、換気管理の徹底と耐病性品種の組み合わせで、褐斑病の発生を大幅に低減できた事例が報告されています。特に夏季の高温期に施設内の気温・湿度が上昇しやすい産地では、換気扇の増設や天窓の拡充といった施設改善と品種選定の見直しをセットで取り組むことが効果的とされています。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、褐斑病菌の菌系構成が変化した産地では、以前は有効だった耐病性品種の効果が低下し、品種の見直しを余儀なくされたケースもあります。地域の農業試験場の病害情報を定期的に確認し、品種選定に反映させることが産地の安定生産につながります。

まとめ

褐斑病は高温・多湿条件で多発する夏秋キュウリの代表的な病害であり、葉・茎・果実に褐色病斑を形成して収量と品質の両方に影響を及ぼします。耐病性品種の導入は防除の重要な柱ですが、菌系変異による耐性低下や高温多湿時の発病リスクを考慮し、薬剤ローテーション散布・整枝管理・灌水管理を組み合わせた総合防除体系が求められます。

品種選びにあたっては、褐斑病耐性の表記とともに、地域で優勢な菌系への対応状況も確認することがポイントです。初発の早期発見と速やかな対処の習慣を作ることが、被害の拡大防止に直結します。褐斑病耐性キュウリの品種一覧は、このページのタグが付いた品種ページからご確認いただけます。

111品種 表示中
よしなり

よしなり

株式会社サカタのタネ

複合耐病性、高品質、省力型キュウリ ■特性 1. 葉は子葉、やや角型で受光態勢がよいです。低温、弱光線に強く、側枝および孫枝が安定して発生します。 2. 主枝雌花率は12月まきで70%程度です。側枝連続着果性が高く、2果成節が40%くらいで時差肥大します。そのため収量に波がなくて秀品率が高く、多収となります。 3. 果長は21㎝(果重100g前後)で果ぞろいがよいです。とくに果色は濃緑できわめて光沢が強く、食味もよいです。 4. べと病、褐斑病、うどんこ病に耐病性で、薬散を軽減できます。とくに褐斑病激発地に有効です。 ■適応性 越冬、促成、半促成、トンネル栽培などの低温弱光線下で、とくに能力を発揮します。また、べと病、褐斑病、うどんこ病に耐病性なので、他の品種に比べ薬散の回数を減らすことができます。 ■床土 保水と排水のよいことが床土の必須条件なので、完熟堆肥を十分に含んだものを用意します。pHは6.0~6.5程度、ECは0.4~0.8程度がよいです。床土の肥料分は完熟堆肥が十分使われている場合はあまり問題ありませんが、リン酸の肥効が高いので床土づくりの際施しておくとよいです。 ■播種と育苗 播種床は床土の厚さ5㎝程度とし、地温を28℃前後に保ち、発芽を斉一にさせます。 接木をしますが、低温期の栽培には黒ダネカボチャ、半促成・トンネル・抑制栽培には「つやかEX」を用います。育苗期間中の温度は、接木活着後徐々に下げ、日中は25℃前後、夜温は12~13℃とします。 ■定植準備 初期より根を深く広く張らせることが、秀品多取のポイントです。したがって、有機質の多様と深耕を行います。また、地温は18℃以上に保ち、ベッドに地下水の結びつくくらいの灌水をしておきます。 施肥量は一般に10a当たり窒素30~35㎏、リン酸35~40㎏、カリ30~35㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 草勢がやや強いので、抑制・越冬栽培では4枚程度の大苗で、促成・半促成・トンネル栽培では、3.5枚程度で定植します。定植後活着までは夜温を15℃くらいに保ち、湿度も保つようにします。活着後は、根を十分に深く広く張らせるようにするため、やや灌水を控え、主枝の葉を大きくさせないようにします。この時期の最低夜温は11℃くらいとします。 主枝の雌花が2~3花開花し、肥大し始めたら灌水、追肥(窒素成分で2㎏/10a)をかるく行い、果実肥大を確実にします。この時期より最低夜温を1~2℃程度上げます。 ■施肥と潅水 追肥は主枝雌花開花ごろから開始し、窒素を10a当たり2~3㎏くらいずつ施します。追肥の間隔は草勢、天候などにより5~7日くらいとします。 灌水は定植前ベッドに十分行い、定植後主枝雌花開花まではなるべく控えます。主枝雌花開花ごろより本格的に灌水を始め、少量多回数を原則とします。 ■整枝と摘葉 側枝は下位5~6節までは摘除し、その上4~5節は1節止め、その上の節は2~3節止めとし、上位2~3節の側枝は1節止めとします。 主枝摘芯後は、必ず力強い生長点を2~3本残し草勢を維持します。孫枝は草勢を見て、強い枝だけ摘芯し、他は半放任とします。 摘葉は、原則として、老化葉、罹病葉から摘みますが、光線と風通しを考え、上中位葉を1回当たり1~2枚を限度に摘みます。

リル

リル

株式会社サカタのタネ

サラダ、浅漬けに好適!食味のよいミニキュウリ ■特性 ・食味は歯切れがよく甘みがあり、サラダ、浅漬けに適するミニキュウリ。果長12~15cm、果重20~40g。 ・高温長日下でも、雌花着生がよい。草勢のコントロールが容易で極めて多収となる。 ・最適作型はハウス半促成、トンネル、露地、越冬栽培。 ・褐斑病に耐病性で、べと病に強い。

Vシュート

Vシュート

タキイ種苗株式会社

耐暑性があり、つるもちのよい多収の複合耐病性品種! ■特長 ・うどんこ病、べと病、褐斑病、ウイルスによる病害であるモザイク病(ZYMV、PRSV) ※に複合耐病性をもち黒星病にも強い夏秋キュウリ。減農薬栽培に有利。 ・濃緑厚葉で葉のもちがよいので草勢が維持しやすく、後半まで枝伸びとスタミナが持続して多収となる。 ・果長は平均21〜22cmで、栽培後半まで安定し秀品率が高い。 ・果実は極濃緑で光沢があり歯切れがよい。 ・草姿立性で収穫作業が容易。栽培後半は枝摘み作業が省力できる。※(ZYMV:ズッキーニ黄斑モザイクウイルス、PRSV:パパイア輪点ウイルス) ■栽培の要点 ・本葉3枚程度の若苗を定植し、スムーズな活着に努め初期生育を安定させる。 ・下位7節までの側枝と雌花は早めに除去する。初期生育が悪い場合は、着果節位を10節程度まで上げ、草勢回復を図る。 ・追肥と潅水は収穫開始ごろから始め、以後遅れないよう定期的に実施する。 ・生育中期以降は過繁茂を避け、整枝・摘葉を適宜行う。 ※この品種には、若干のオフタイプが発生することがあります。切れ込みの深いギザ葉の苗は定植しないでください。

夏うえスーパーキュウリ つよっしー®

夏うえスーパーキュウリ つよっしー®

日本デルモンテ株式会社

夏うえに最適。6大病害に強い。 ■特長 暑さに強くつるもちが良いのが特徴です。早期からしっかり収穫できます。 6大病害(うどんこ病、べと病、褐斑病、炭そ病、ズッキーニ黄斑ウイルス、キュウリモザイクウイルス)に強い、デルモンテならではの安心して育てられるキュウリです。 鮮やかな緑色の形のよいキュウリが収穫できます。 キュウリモザイクウイルス(CMV)の予防接種をした病気に強い苗です。 ■販売時期 6月上旬~8月下旬頃 ■育て方ポイント つるが伸びてくる前に支柱を立て、つるを絡ませ固定します。 側枝(子づる)の発生の良い品種のため摘み取りはせず、側枝は下位節を1節、中~上位節を2節で摘み、孫枝を半放任にします。 果実は20㎝前後で、つやがあるうちに早めに収穫します。 大きな果実をならせると、樹が弱り生育不良の原因となりますので注意しましょう。

スーパーキュウリ つよっしー®

スーパーキュウリ つよっしー®

日本デルモンテ株式会社

6大病害に強い。安心キュウリ。 ■特長 6大病害(うどんこ病、べと病、褐斑病、炭そ病、ズッキーニ黄斑ウイルス、キュウリモザイクウイルス)に強い、デルモンテならではの安心して育てられるキュウリです。 鮮やかな緑色の形のよいキュウリが収穫できます。 キュウリモザイクウイルス(CMV)の予防接種をした病気に強い苗です。 ■販売時期 4月中旬~6月下旬頃 ■育て方ポイント つるが伸びてくる前に支柱を立て、つるを絡ませ固定します。 親づるの5~6節までの側枝(子づる)はすべて摘み取り、その上から出る側枝は放任で栽培します。 親づるが支柱より伸びきったら摘心します。 果実は20㎝前後で、つやがあるうちに早めに収穫します。 大きな果実をならせると、樹が弱り生育不良の原因となりますので注意しましょう。

瑞帆

瑞帆

株式会社久留米原種育成会

複合耐病性品種(うどんこ病・褐斑病・べと病に強い)で肥大が早く初期より多収 ・播種期  【雨除け】4月播き・5月播き・6月播き  【抑 制】7月播き・8月播き  【つるおろし】8月播き・9月播き  【半促成】2月播き・3月播き ・収穫期  【雨除け】6月収穫・7月収穫・8月収穫・9月収穫  【抑 制】8月収穫・9月収穫・10月収穫・11月収穫・12月収穫  【つるおろし】1月収穫・2月収穫・3月収穫・4月収穫・5月収穫・6月収穫・10月収穫・11月収穫・12月収穫  【半促成】4月収穫・5月収穫・6月収穫・7月収穫 ・果実サイズ及び特徴  【果形】整った円筒形であり、尻細果、尻太果の発生が少ない。  【果色】極濃緑で光沢があり、高温期・低温期でも退色しにくい。  【果長】100gで21~22cm。  【食味】肉厚で歯切れが良く、食味・食感ともに良好。 ・草姿および草勢  【主枝】ゆっくり伸長し、徒長しにくい。  【子枝】中~中短の節間で、各節より順次発生。  【孫枝】中短~短節間の枝が果実肥大しながら伸びる。  【葉】濃緑色で厚く固い、中小葉。  【茎】主枝太く、子枝中太~中位、孫枝中位。  【草勢】子枝は確実に発生し、孫枝以降は中短~短節間の枝がゆっくり発生する。後半までスタミナ抜群。 ・その他補足説明  【収量】果実肥大が早く長期にわたり安定しているため、秀品率も高く多収となる。  【雌花率】※各節1~2果成  (6月〜8月) 主枝:50〜60%、子枝:70〜80%  (2月〜5月) 主枝:70〜80%、子枝:80〜90% ■栽培要点 【定植前】 ・植穴は2〜3日前に十分灌水しておき、しっかり根が張った苗を定植する。老化苗厳禁。 【定植〜摘芯】 ・果実肥大性がある品種であるため、徒長させずに旺盛に生育させる管理を行い、各節より枝の発生を促す。  草勢が弱い場合は、8節位まで雌花を摘果し、草勢回復に努める。 【整枝】 ・高温期〜低温期に向かう場合は、子枝1節摘み。 低温期〜高温期に向かう場合は、  下段・上段1節摘み、中段2節摘み。 孫枝は半放任を基本とする。 【その他】 ・複合耐病性(MT)品種ではあるが、病気予防を考えて早目に防除する。

ノエボ

ノエボ

株式会社久留米原種育成会

複合耐病性で果実肥大が早い省力型品種 ・播種期:2月~8月 ・定植期:3月~10月 ・果実サイズ及び特徴:100gで21〜22cm  鮮緑色で整った円筒形で果揃いが良く、肉厚で歯切れがよい ・草姿および草勢  主枝-茎がゆっくり伸長し、がっしりとした生育をする  子枝-節間は中位。各節に中太の枝が確実に発生する  孫枝-節間は中位。中太の枝がゆっくりと発生する  葉-淡い緑色でやや大葉 ・耐病性  うどんこ病・褐斑病・べと病に強い ・その他補足説明  【雌花率】  (8月定植) 主枝:60〜70% 子枝:90~100%  (2月定植) 主枝:90〜100% こ枝:90~100% ■特性 1. 子枝のストレート「つる下ろし」栽培が可能 ※草勢が明らかに強い場合、孫枝への更新を検討する 2. 徒長しにくく果実肥大が良いため実を引きずりにくい 3. 雌花の連続性が高く果実の安定性が抜群 ■栽培Point 【整枝】  つる下ろし栽培:下段~中段は1節で摘芯し、上段4本から力枝を伸ばす。          もしくは下段・上段から力枝を2本伸ばし中段は1節で摘芯を行う。  摘芯栽培:高温期~低温期に向かう場合、子枝は1節摘み。       低温期~高温期に向かう場合、子枝は下段・上段1節摘み、中段2節摘み。       孫枝は半放任を基本とする 【その他】 複合耐病性品種ではあるが、病気予防を考えて早めに防除する。 おすすめの台木 黒竜 ・ 昇竜

スック(K2059)

スック(K2059)

株式会社久留米原種育成会

節成性が高く、果揃い良し、分枝性抜群、うどんこ病・褐斑病・べと病に強い品種 ・播種期:2月~8月 ・定植期:3月~9月 ・果実サイズ及び特徴:100gで21~22cm  光沢のある緑色で円筒形、食味は肉厚で歯切れがよく、果焼けの発生が少ない ・草姿および草勢  主枝-伸張性があり生育は早い  子枝-節間は中位。各節に中太の枝が確実に発生する  孫枝-節間は中位。中太の枝が確実に発生する  葉-緑色で中葉  樹勢-枝の展開が早く後半まで樹勢を維持できる. ・耐病性  うどんこ病・褐斑病・べと病 ・その他補足説明  【雌花率】  (8月定植) 主枝:50〜60%  (2月定植) 主枝:80〜90% ■特性 1. 節成性が高く、流れ果の発生も少ない 2. 果形の安定性と果揃いに優れ秀品率が高い 3. 栽培期間を通して枝の動きが早いため後半まで樹勢を維持できる ■栽培要点 【定植前】 ・植穴は2~3日前に十分灌水しておき、しっかり根が張った苗を定植する。老化苗厳禁。 【定植〜摘芯】 ・定植後は早期活着に努め、素直に生育させ、スムーズな枝の発生を促す。草勢が弱い場合は8節位まで雌花を摘果し、草勢の回復に努める。 【整枝】 ・高温期〜低温期に向かう場合は、子枝1節で摘む。低温期〜高温期に向かう場合は、下段・上段1節摘みとし、中段2節摘みとする。枝の動きを見ながら、伸びていく枝は摘芯し、ゆっくり動く枝は半放任していく。 おすすめの台木 黒竜 ・ 昇竜

プレスト

プレスト

株式会社久留米原種育成会

抜群の果形、収量安定、うどんこ病・褐斑病・べと病に強い複合耐病性品種 ・播種期  【雨除け】4月播き・5月播き・6月播き  【越冬】8月播き・9月播き  【半促成】1月播き・2月播き・3月播き   ・収穫期  【雨除け】6月収穫・7月収穫・8月収穫・9月収穫  【越冬】10月収穫・11月収穫・12月収穫・1月収穫・2月収穫  【半促成】3月収穫・4月収穫・5月収穫・6月収穫・7月収穫   ・果実サイズ及び特徴  【果形】整った円筒形であり、尻細果、尻太果の発生が少ない  【果色】極濃緑で光沢があり、高温期・低温期でも退色しにくい  【果長】100gで21~22cm  【食味】肉厚で歯切れが良く、食味・食感ともに良好   ・草姿  【主枝】ゆっくり伸長し、徒長しにくい  【子枝】中~中太の枝が確実に発生  【孫枝】節間は中、肥大しながら伸びる  【葉】大きさは中位、濃緑色  【茎】主枝・子枝は中太で、孫枝は中位である  【草樹】全体的に枝の動きはゆっくりだが、徐々に強くなり後半までバテない   ・耐病性:うどんこ病 褐斑病・べと病に強い 【雌花率】※各節1~2果成  (5月~6月) 主枝:50~60%、子枝:80~90%  (7月~9月) 主枝:40~50%、子枝:70~80%  (2月~3月) 主枝:70~80%、子枝:90~100% ■特性 1. 複合耐病性(うどんこ病、褐斑病、べと病)で後半までスタミナが持続 2. 枝の伸長と果実肥大のバランスがよく安定した収量 3. 収穫初期から長期にわたり抜群の果形 ■栽培要点 【定植前】 ・植穴は2〜3日前に十分灌水しておき、しっかり根が張った苗を定植する。老化苗厳禁。 【定植〜摘芯】 ・定植後は、早期活着に努め、素直に生育させる。草勢を強めに管理し、スムーズな枝の発生を促す。  草勢が弱い場合は、8節位まで雌花を摘果し、草勢の回復に努める。 【整枝】 ・高温期~低温期に向かう場合は子枝1節で摘む。低温期~高温期に向かう場合は下段・上段1節摘みとし、  中段は2節摘みとする。枝の動きを見ながら、伸びていく枝は摘芯し、ゆっくり動く枝は半放任していく。

ビュースター

ビュースター

株式会社久留米原種育成会

際立つ耐病性・市場性・多収性抜群の秀品率でひかり輝くビュースター ・播種期  【普通露地〜露地抑制栽培】4月播き・5月播き・6月播き・7月播き   ・果実サイズ及び特徴  【果長】100〜120gで21〜22cm位  【果形】肩から尻まで肉付きがよく、果揃いに優れた円筒形果  【果色】濃緑色で条線等の発生はなく光沢にも優れる   ・草姿および草勢  【主枝】茎は中太で節間は中位。  【子枝】発生は早く、各節より中太枝が順次安定して発生する。  【孫枝】全体的に力強い枝が安定して良く発生する  【葉】濃緑色の角下〜丸型で中葉。立性があり受光態勢に優れる。   ・耐病性  ウドンコ、カッパン病に極めて強い   ・コート/生種:生種   ・その他補足説明  【収量】果実肥大が早く、初期より収量も多い。枝の発生力があり、栄養成長と生殖成長のバランスがとり易く、      悪条件下でも山谷の少ない多収型品種。    【雌花率】各節1果成り中心  (4月〜5月播き)主枝:30〜40%、子枝:70〜80%  (6月〜7月播き)主枝:20〜30%、子枝:60〜70%   【おすすめ台木】  ハイパワーブルームレス台木:昇竜   ■特性 1. ウドンコ・褐斑病に極めて強い。 2. 果色・光沢に優れ秀品率が高く、市場評価抜群。 3. 果実肥大が早く、初期より後期まで安定多収。   ■栽培要点 ・有機質に富み肥沃な排水の良い圃場を選ぶ。 ・着果が良く、肥大の早いので、活着をスムーズにさせ、素直な生育をさせる。 ・下位5節(畦上30㎝)までは、雌雄花、側枝を早め除去する。活着不良や草勢が弱い場合は10節位までの雌花を除去する。 ・追肥は主枝雌花が開花肥大し始めを目安に行い、その後は遅れないように早め早めに行う。 ・子枝は基本的には1~2節摘芯。孫枝以降は半放任とするが、混み合えば適宜摘芯する。 ・枝の摘芯については、草勢を見ながら摘み過ぎ、摘み遅れしないように注意し、随時2~3本の生長点を確保しておく。

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