栽培環境・条件

周年栽培向きのネギ品種一覧 全47種類

周年栽培向きネギ 周年栽培向きネギとは 周年栽培向きネギとは、春・夏・秋・冬の各作型に幅広く対応し、年間を通じた栽培・出荷が可能な特性を持つネギ品種の総称です。ネギは本来、冷涼な気候を好む作物ですが、作型の工夫と品種の適性を組み合わせること

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周年栽培向きについて

周年栽培向きネギ

周年栽培向きネギとは

周年栽培向きネギとは、春・夏・秋・冬の各作型に幅広く対応し、年間を通じた栽培・出荷が可能な特性を持つネギ品種の総称です。ネギは本来、冷涼な気候を好む作物ですが、作型の工夫と品種の適性を組み合わせることで、ほぼ通年での生産が可能です。周年栽培向き品種は、この通年生産を実現するうえで重要な役割を果たします。

ネギの主な作型としては、春まき→秋冬どり、夏まき→翌春どり、秋まき→初夏どりなど、産地や地域の気象条件に応じた多様なパターンがあります。周年栽培向き品種は、これらの複数の作型に共通して使えるか、もしくは幅広い播種期・収穫期に対応できる柔軟性を持っている点が特徴です。

まず押さえておきたいのが、「周年栽培向き」とは一品種ですべての作型をまかなえるという意味ではないケースが多いという点です。実際には、周年栽培に適した特性(耐暑性・耐寒性・晩抽性など)をバランスよく備えた品種を指す場合と、年間の品種リレーの中核を担える汎用性の高い品種を指す場合があります。品種カタログの記載を確認する際は、具体的にどの作型に対応しているかを見極めることが大切です。

この特性の魅力(メリット)

周年栽培向きネギの最大の魅力は、年間を通じた安定出荷が可能になることです。ネギは日本の食卓に欠かせない野菜であり、業務用・家庭用ともに周年需要があります。市場への途切れない供給を実現することは、産地としての信頼確保に直結します。

経営面では、出荷時期の分散による収入の安定化が大きなメリットです。特定の季節に出荷が集中すると、市場価格の低下リスクを抱えることになりますが、周年出荷の体制を組むことで、端境期の高単価時期を含めた平準化された収益が期待できます。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。周年栽培に対応できる品種は、労務管理の面でも利点があります。播種・定植・土寄せ・収穫といった作業を年間にわたって分散できるため、繁忙期の集中が緩和され、雇用労力の通年確保もしやすくなります。大規模経営や法人経営では、この労務の平準化が経営安定に大きく寄与します。

また、産地全体として周年供給が可能になることで、量販店や業務用卸との契約取引の獲得にも有利に働きます。安定供給の実績は取引先からの信頼を得る基盤となり、価格交渉力の向上にもつながります。

適した品種の特徴

周年栽培に向いたネギ品種には、季節をまたいで栽培するために必要な複数の特性がバランスよく備わっています。

耐暑性は、夏季の栽培で品質を維持するために欠かせない特性です。ネギは高温期に軟腐病の発生リスクが高まるほか、葉の伸びが悪くなり品質が低下しやすい傾向があります。耐暑性に優れた品種は、高温期でも葉の伸長が安定し、品質の維持が期待できます。

耐寒性も、冬季の露地栽培では重要な要素です。厳寒期に葉先が枯れ込みやすい品種は、秀品率の低下を招きます。耐寒性のある品種を選ぶことで、冬季出荷の品質を確保しやすくなります。

晩抽性(とう立ちしにくさ)も重要です。ネギは低温に遭遇した後に長日条件にさらされるととう立ちしますが、春どりや初夏どりの作型ではこの抽苔が品質低下の原因になります。周年栽培向き品種は、晩抽性が一定以上確保されていることが多いです。

意外と知られていないのですが、草姿の安定性も周年栽培では重要な特性です。季節によって草勢が大きく変動する品種は、作型ごとに管理方法を変える必要があり、作業の標準化が難しくなります。周年栽培向き品種には、年間を通じて草姿が安定し、管理の標準化がしやすい品種が多い傾向があります。

栽培のポイント

周年栽培向きネギを年間を通じて安定生産するためには、作型ごとに異なる管理が求められます。

春〜初夏どり作型では、抽苔対策が最も重要な管理項目です。前年秋に播種した苗が冬季の低温を経験した後、春の長日条件でとう立ちするリスクがあります。晩抽性品種の使用に加え、セル成型苗の育苗管理において苗の大きさをコントロールし、花芽分化を回避する技術が求められます。

夏どり作型では、高温期の軟腐病対策が最重要課題です。排水の徹底、土寄せ時の傷口からの感染防止、適切な栽植密度の確保が基本的な対策です。また、高温期は生育が早まるため、収穫適期の見極めと迅速な出荷体制が求められます。

秋冬どり作型は、ネギの最も基本的な作型であり、品種の適応性が最も発揮されやすい時期です。この時期は、土寄せの回数とタイミングが軟白部の品質に大きく影響します。計画的な土寄せスケジュールを組み、目標とする軟白長と太さを確保することが重要です。

年間を通じた共通の管理として、べと病・さび病・軟腐病の防除体系を作型ごとに設計しておくことが不可欠です。特に梅雨時期と秋雨時期はべと病・さび病の発生リスクが高まるため、予防的な防除を計画に組み込みます。

品種選びのコツ

周年栽培向きネギの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。

  • 対応作型の幅: カタログに記載されている適応作型を確認し、自分が組む作型にどれだけ対応しているかを見る
  • 耐暑性と耐寒性のバランス: 年間を通じた栽培では、両方の特性が一定以上必要。どちらかに偏った品種は特定作型での使用に限定されやすい
  • 晩抽性のレベル: 春どり作型を含む場合は必須の確認項目
  • 軟白部の品質: 市場出荷の場合、軟白部の太さ・長さ・白さの安定性が重要
  • 在圃性: 収穫適期の幅が広いほど出荷調整がしやすく、周年栽培の計画が組みやすい
  • 病害耐性: 特にべと病・さび病・軟腐病への耐性は、作型を問わず重要な選定基準

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、周年栽培においては品種リレーの設計が安定経営の鍵です。1品種ですべての作型を賄おうとするよりも、核となる汎用性の高い品種を軸に、厳寒期用や高温期用の専用品種を組み合わせる方が、年間を通じた品質の安定につながるケースが多いとされています。

試作時には、複数の作期にまたがって同一品種を栽培し、季節による生育の変動を確認することが効果的です。

市場動向とこれから

ネギの周年供給に対する市場からの要請は年々高まっています。量販店の棚に年間を通じて安定的にネギを供給できる産地は、取引先からの評価が高く、契約取引の拡大にもつながっています。

産地間のリレー出荷の仕組みが全国的に整備される中で、各産地がカバーする出荷時期をいかに広げられるかが競争力の源泉になっています。周年栽培向き品種の活用は、産地の出荷可能期間を延ばすための手段として位置づけられています。

品種開発の面では、耐暑性・耐寒性・晩抽性・病害耐性といった複数の特性を高い水準で兼ね備えた品種の開発が各種苗メーカーで進んでいます。従来は特定の作型に特化した品種が主流でしたが、近年は作型適応性の広い品種への需要が高まっており、育種の方向性もこれに対応しつつあります。

また、加工・業務用ネギの需要拡大に伴い、機械収穫に適した草姿(立性で軟白部の揃いが良い)と周年対応性を兼ね備えた品種への関心も高まっています。省力化と周年供給の両立は、今後のネギ経営の大きな課題であり、品種の果たす役割はますます大きくなると考えられます。

まとめ

周年栽培向きネギは、年間を通じた安定出荷を可能にする品種群であり、収入の平準化、労務の分散、取引先からの信頼確保といった多面的なメリットがあります。耐暑性・耐寒性・晩抽性・草姿の安定性がバランスよく備わっていることが、この特性の要となる条件です。

品種選びにあたっては、自分の経営で組む作型に対応できるかを確認し、品種リレーの設計を含めた年間計画の中で品種を位置づけることが重要です。1品種に頼るのではなく、核となる品種と作型別の補完品種を組み合わせる柔軟な品種構成が、安定した周年ネギ経営の基盤となります。

47品種 掲載中
かおり芽ねぎ

かおり芽ねぎ

タキイ種苗株式会社

強健で良質! 彩りと香りがよい芽ネギ専用種! ■特長 ・強健で作りやすく、品質のよい芽ネギ専用種。 ・葉は細葉で、葉肉は厚く、葉の緑と葉鞘部の白さとのコントラストが美しい。 ・香りがよくやや辛みもあって食欲をそそり、吸い物、すしの具などに最適。 ・播種から収穫までの日数が短く、周年栽培ができる。 ■栽培の要点 ・芽ネギは地域によって5〜15cmと好まれる大きさが異なるため、収穫時の大きさを考えて播種量を決める。 ・一般的な播種量は、1坪(3.3m2)当たり1.8l(5cmで収穫)〜1dl(15cmで収穫)が目安。 ・播種は均一に行い、発芽をそろえて短期間に作り上げる。

なべちゃん葱

なべちゃん葱

トキタ種苗株式会社

【販売終了。なべちゃんゴールドをご利用下さい。】鍋用ネギの決定版。肉厚で軟らかく甘い。(秋冬どり栽培) ■特性 『下仁田』より耐寒、耐病性に優れ作りやすい。下仁田と根深一本ネギのF1品種。 草丈80cm前後、軟白部の太さ2.8から3.5cm、長さ20cm以上。分けつなし。 光沢あり肉質柔らかくなべ物に最適。 ■栽培上の注意 春まき育苗:2-3月まき6-7月定植、9-翌3月収穫 秋まき育苗: 9月末-10月まき3-4月仮植え、6-7月定植9-翌3月収穫 詳細はこちら ■播き時期 高冷地:2~5月播き、9~3月どり 一般地2~4月播き、9~3月どり 家庭菜園で種まきしやすい時期は、春、秋のお彼岸の頃。発芽には、20℃前後の温度が必要です。 ■播種方法 ●畑の一部に育苗床を作る場合 堆肥、肥料、石灰などを適宜混和し、細かく土を砕き、畝幅15cm程度の育苗床を作ります。種の間隔は、10mm位の1条すじまきにし、5mmくらい覆土し、鍬などで表面を軽く押さえて土と種をなじませます。その上に細かく砕いた堆肥やもみ殻燻炭を薄く覆い、乾きすぎや雨あたりを防ぐようにします。 草丈6,7cmの頃1.5cm間隔、10cmのころ3cm間隔くらいまで間引き、草丈15cm程度から定植可能です。発芽初期の生育がゆっくりなので特に雑草に負けないようこまめに除草などの管理をします。 ●セルトレイやペーパーポット、育苗箱などに播種する場合 トレイなどの場合は、土を詰め、くぼみをつけて播き穴とし、1穴に3粒程度まきます。篩などでまんべんなく覆土したら水をたっぷり与え、発芽まで新聞紙などで覆っておきます。適宜間引きをし2本立てにします。草丈15cm程度まで育てたます。培土は、「ガッチリくんネギ用」など専用培土が育苗期間を通じて肥料を供給しがっちりした苗に育てることができ、管理が容易です。 ■植え付け 育苗床やセルトレイの場合は、植え付け1,2時間前にたっぷり水を与え苗を抜き取りやすくしておくとよいでしょう。 ■土壌条件 軟白部をより長く育てるには、通気性、水はけ、保水性がよく、土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが望まれる。 土壌酸度pH5.7~7.4が適正範囲。連作障害は出にくいとされていますが、できれば1~2年、あけた方が生育がよいようです。 植え付けの準備:畑の東西に幅10~15cm程度、深さ30cm程度の溝を掘り、溝の底に完熟堆肥5リットルと元肥の化成肥料量を混和した後、間土を10cm程度盛り、20cm程度の深さにの植え溝とします。溝の北側の壁に5cmほど間隔をあけて苗をまっすぐ立て掛け、根の部分に土を3~4cmの厚さに土をかけて倒れないようにします。 藁や刈り草を根元に厚く敷き、根が乾燥するのを防ぎます。生育に合わせて、植え溝に1~2回に分けて土を戻し平らにしたら、土を株元に盛っていく土寄せを3~4回行います。土寄せは葉の分かれている部分よりやや下のあたりまでが目安で、生育が遅滞する真夏には無理に行わないようにします。土寄せと同時に追肥を行い、化成肥料の場合は、茎に直接触れないようにします。最後の土寄せ(止め土)は分かれ目よりやや上まで盛り上げて、首元を締めるようにします。 プランターやコンテナ栽培の場合、深さ35cm以上の鉢を用い、植え付け時には、鉢底10cm程度土を入れ、土寄せのかわりに土増しをし、鉢の深さ程度まで軟白することができます。 ■肥料 苦土石灰は、1平方メートルあたり150g位を全層混合。生育途中の肥切れや逆に過剰になっても、生育を妨げ、病害発生の助長、青果品質の低下につながる。 全施肥量は、1平方メートルあたり、N:P:K=18:20:18g。元肥に全チッソ量の1/3~1/2、残りをお盆明けの土寄せに合わせ数回に分けて追肥します。 ■収穫 初霜の降りるころに株が仕上がるように栽培できれば最良。畝の両側を削って軟白部を傷つけないように根元まで掘り起こして収穫します。 プランター・コンテナの場合は、ひっくり返すなどして土をのけるとよいでしょう。 ■料理 下仁田ネギと異なり、葉も軟らかく食べられる。鍋物に使うのが一番だが、焼いてもうまい。

ブラックアロー

ブラックアロー

カネコ種苗株式会社

葉色が濃く、耐暑性に優れる小ネギF₁品種! 特性 ●耐暑性に優れ、高温条件下でも旺盛に生育する小ネギF₁品種です。 ●葉折れが少なく作業性に優れる品種です。 ●葉色は濃緑色で、荷姿にも優れます。 ●そろいが良く、秀品率が高い品種です。 ●葉鞘部のしまりが良く、一本重が乗るので収量性にも優れます。 ●葉質が硬く、カットした際のリングもつぶれにくいので、加工用としても好適です。 栽培要点 ●周年栽培が可能ですが、2~9月播種が最も適しています。 ●葉色が濃いので、極端な水切り作業をしなくても色が乗ります。 ●生育が早いので収穫遅れにならないよう、適期収穫に努めます。 ●良品生産のためには薬剤の予防散布をおすすめします。 ●連作は秀品率を下げます。緑肥作物との組合せが有効です。

一閃(いっせん)

一閃(いっせん)

丸種株式会社

安定した晩抽性!!太りよく幅広い作型に適する一本ネギ! 1. 極晩抽性の品種で耐暑性、耐寒性にも強く、春どり、夏秋どり、冬どりと幅広い作型に適する一本ネギです。 2. 草姿は立性で草勢はやや旺盛、葉色は濃緑で折れにくく作業性が高い品種です。また、太りよく揃いにも優れ、収穫調整作業が容易です。 3. 美しい荷姿で、さび病、黒斑病、白斑病に比較的強く、秀品率が高いです。

下仁田ネギ

下仁田ネギ

トキタ種苗株式会社

太く、軟らかな食感は、ネギの殿様 ■特性 群馬県下仁田地方の原産で、おいしいネギの代表品種。殿様ネギとも呼ばれます。軟白部は20−25cm、太さ3−4cmで分げつはしません。葉は濃緑色で短太。葉数は少なくやや開きます。 ■栽培上の注意 霜で葉が枯れます。 ■播き時期 春まき2-3月で収穫11-1月。秋まき9-10月で収穫は翌年の11月ころ。 ■播種方法 低温期には発芽適温15−25℃を目指してトンネルやハウスで発芽させる。初期生育がゆっくりなので小さいうちはあまりいじらずに順調に生育させられるような場所で育苗するとよい。 ■植え付け 90cm畝に5cm間隔を目安に定植する。 ■土壌条件 日当たり、水はけよく、肥沃な土壌が良い。日陰になるようなところだと生育がおとる。 ■肥料 涼しくなってきたころから土寄せ時に追肥を与える。 ■収穫 十分太くなったものから順次収穫する。 ■料理 まずは鍋物で。葉が厚く、軟らかな食感が楽しめます。

下仁田葱

下仁田葱

カネコ種苗株式会社

味が自慢、これぞ殿様ネギ! 特性 ●冬どり用ネギで、12月どりに適します。●ネギの中で最も食味の良い品種で、特に煮食すると甘みが増します。●白根は短く太い(中ダルマ系)ので、土寄せ、収穫労力が軽減できます。●秋まき、春まきが可能ですが、太いものを作るために株間を7cm位に広くとります。

京千緑

京千緑

タキイ種苗株式会社

濃緑・立性で葉先枯れの少ない多収葉ネギ! ■特長 ・生育が早く旺盛で、株の太りがよく収量性が高い。耐暑性や耐寒性も高く、秋から春どりの中ネギ栽培で最も能力を発揮するほか、小ネギの周年栽培にも適する。 ・葉は濃緑、立性で荷姿がよく市場性にすぐれ、葉折れや葉先枯れの発生が少なく、秀品率が高い。 ・そろい性にすぐれ、葉鞘基部のふくらみも少ないため、出荷・調製作業が容易。中ネギ栽培でも分けつの発生はほとんどない。 ■栽培の要点 ・生育が旺盛なため、特に生育後半の潅水量には十分注意し、軟弱徒長を防止する。特に秋や初夏の伸びやすい時期の栽培では、水分が多いと葉折れや倒伏の要因となるので注意する。 ・生育が早いため、収穫適期を守ることが重要。また、低温伸長性にすぐれるため、冬季の栽培ではパイプハウスやトンネルの換気を適度に行い、硬く充実した株に仕上げる。

光の剣

光の剣

トキタ種苗株式会社

肥大性抜群・第57回原種審査会3等2位入賞 不安定な気候でも安定して秀品収穫可能な剣シリーズの早生品種! ■特性 気温10-25度での肥大性に優れ、播種期をずらすことで夏から年明けどりまで収穫可能。●草丈90-95cmでL級での収穫比率が高く首部のばらけ、割れも少ない。●在圃性に優れ、湿害に強く、安定して秀品が収穫できる。●皮がむき易く収穫作業性高い。●食味も良い ■栽培上の注意 空梅雨、酷暑、巨大台風、集中豪雨等、天候不順が非常に目立ちます。このような条件下でも、畑に長く置ける生理的に強健で在圃性に優れるネギです。 ■播き時期 高冷地・2〜3月まき、7〜9月どり。一般地11〜2月まき7〜11月どり。 ■播種方法 発芽には、20℃前後の温度が必要。低温期にはトンネルはハウス育苗します。 ■植え付け ●セルトレイやペーパーポット、育苗箱などに播種する場合 トレイなどの場合は、土を詰め、くぼみをつけて播き穴とし、1穴に3粒程度まきます。篩などでまんべんなく覆土したら水をたっぷり与え、発芽まで新聞紙などで覆っておきます。適宜間引きをし2本立てにします。草丈15cm程度まで育てたます。培土は、「ガッチリくんネギ用」など専用培土が育苗期間を通じて肥料を供給しがっちりした苗に育てることができ、管理が容易です。 ■土壌条件 軟白部をより長く育てるには、通気性、水はけ、保水性がよく、土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが望まれる。土壌酸度pH5.7〜7.4が適正範囲。連作障害は出にくいとされていますが、できれば1〜2年、あけた方が生育がよいようです。 植え付けの準備:畑の東西に幅10〜15cm程度、深さ30cm程度の溝を掘り、溝の底に完熟堆肥5リットルと元肥の化成肥料量を混和した後、間土を10cm程度盛り、20cm程度の深さにの植え溝とします。溝の北側の壁に5cmほど間隔をあけて苗をまっすぐ立て掛け、根の部分に土を3〜4cmの厚さに土をかけて倒れないようにします。 藁や刈り草を根元に厚く敷き、根が乾燥するのを防ぎます。生育に合わせて、植え溝に1〜2回に分けて土を戻し平らにしたら、土を株元に盛っていく土寄せを3〜4回行います。土寄せは葉の分かれている部分よりやや下のあたりまでが目安で、生育が遅滞する真夏には無理に行わないようにします。土寄せと同時に追肥を行い、化成肥料の場合は、茎に直接触れないようにします。最後の土寄せ(止め土)は分かれ目よりやや上まで盛り上げて、首元を締めるようにします。 ■肥料 苦土石灰は、1平方メートルあたり150g位を全層混合。生育途中の肥切れや逆に過剰になっても、生育を妨げ、病害発生の助長、青果品質の低下につながるので、最終的な本圃のチッソ成分は平方メートルあたり、20〜25g程度が目標。元肥に全チッソ量の1/3〜1/2、残りを土寄せに合わせ数回に分けて追肥します。 ■収穫 最後の土寄せから夏どりで20〜30日、秋どり30〜40日を目安に畝の両側を削って軟白部を傷つけないように根元まで掘り起こして収穫します ■料理 加熱調理時で食味の良さが再確認。

剣舞

剣舞

株式会社サカタのタネ

生育旺盛、濃緑で、市場性の高い夏用小ネギ ■特性 1.耐暑性が強く、高温期の生育は旺盛で、周年栽培も可能ですが、とくに初夏~秋どりに向く小ネギ専用種です。 2.草姿は立性で葉折れがなく、濃緑で色つやが非常によいです。 3.葉鞘基部のふくらみはなく、収穫調整が容易です。 4.病害に強く、葉先の枯れは少なく市場性が高いです。 ■要点 小ネギ栽培は、いわゆる根深ネギの育苗に相当し、小ネギとして出荷しますので、土壌管理が特に大切です。 ■畑づくり(圃場準備) pH6.0以下になると、葉先の枯れや生育不良の原因になるので、pH6.5前後に矯正し、完熟堆肥を十分に施し(10a当たり4,000kg程度)地力の増進に努めます。 ■肥培管理 ネギは肥料焼けしやすいですので極端な多肥はさけます。元肥は10a当たり苦土石灰100kg、窒素15~20kg、リン酸25kg、カリ15kgを標準とします。火山灰土壌ではリン酸を2割程度増やし、根張りをよくし丈夫に育てます。窒素の多施用は生育が軟弱となり、倒伏や病気の発生が多くなりますので控えめにします。 ■播種 播種量は10a当たり3~5リットルですが、特に、夏の栽培は薄まきにして徒長を防ぎます。1回の播種面積は収穫調整労力に合わせて決まり、労力が2人の場合は、収穫可能面積は1日当たり15㎡程度ですから、10日間隔で播種すると、1回の播種面積は1.5aとなります。 播種床はあらかじめ十分に湿らせておき、ベッド幅120cmに4条のスジまきとし、5mm程度の覆土を行い軽く鎮圧します。播種機を使用すると、この作業が一度にでき省力化できます。播種後、十分灌水し、高温乾燥時にはもみ殻や寒冷紗などをかけて乾燥を防ぎ、低温時には保温を目的にビニール、ポリマルチなどで被覆し一斉に発芽させることが特に重要です。 ■病害虫防除 スリップス、ハモグリバエ、べと病、さび病などがあり、いずれも直接商品価値を落とすので予防に努めます。 ■収穫 通常、小ネギ栽培は、収穫予定の15日前ごろから水切りを行い、葉色を濃く仕上げますが、「剣舞」では特に水切りの作業を必要としません。 収穫までの日数は、3~9月まきで60~70日、10~2月まきで100~130日です。

加賀一本太葱

加賀一本太葱

有限会社松下種苗店

【特徴】 その名の通り、分けつせず、軟白部は太くて長く、肉質は軟らかいことが特徴の品種である。葉は濃緑色で草丈110cm前後、軟白部の長さ25cm前後、茎径2cmぐらいである。越冬性、耐寒性があり、生育は早い。 甘く軟らかく、独特のぬめりと風味を有した食味は、すき焼きや鍋物に最適である。 発芽適温は15~20℃、生育適温も15~20℃で氷点下でも凍結枯死することが少なく、非常に耐寒性が強い。 土壌適応性は極めて広いが、耕土が深く排水良好な沖積土、黒ぼく土の土壌か砂壌土が適地である。pH5.7~7.4で正常な生育を示す。根は乾燥に強いが酸素要求量は高く排水が悪いと生育が劣り、過湿状態が続くと湿害により枯死する。また、夏場で25℃以上の高温が続くと草勢は弱くなる。

十国一本太

十国一本太

トキタ種苗株式会社

【販売終了。大地の響きをご利用下さい。】伸びが早く、あかさび病、ウイルス病などの病害に強い秋冬どり用の一本葱 ■特性 秋冬どり用ネギ。草丈90~100cm、太さ2.5~3cm。高温乾燥に強く、夏から秋の肥大旺盛。 ■栽培上の注意 近年のF1品種と比べると生育速度は、ゆっくりだが太く、締まった一本葱が収穫できる。 ■播き時期 種まきは2月から4月、定植5-7月の春まき、9月-10月に種まき翌年の5-7月に定植の秋まきが適期です。秋まきは早まきしすぎて大株で冬越しすると春先に抽たいの危険性があります。 ■播種方法 ●畑の一部に育苗床を作る場合 堆肥、肥料、石灰などを適宜混和し、細かく土を砕き、畝幅15cm程度の育苗床を作ります。種の間隔は、10mm位の1条すじまきにし、5mmくらい覆土し、鍬などで表面を軽く押さえて土と種をなじませます。その上に細かく砕いた堆肥やもみ殻燻炭を薄く覆い、乾きすぎや雨あたりを防ぐようにします。 草丈6,7cmの頃1.5cm間隔、10cmのころ3cm間隔くらいまで間引き、草丈15cm程度から定植可能です。発芽初期の生育がゆっくりなので特に雑草に負けないようこまめに除草などの管理をします。 ●セルトレイやペーパーポット、育苗箱などに播種する場合 トレイなどの場合は、土を詰め、くぼみをつけて播き穴とし、1穴に3粒程度まきます。篩などでまんべんなく覆土したら水をたっぷり与え、発芽まで新聞紙などで覆っておきます。適宜間引きをし2本立てにします。草丈15cm程度まで育てたます。培土は、「ガッチリくんネギ用」など専用培土が育苗期間を通じて肥料を供給しがっちりした苗に育てることができ、管理が容易です。 ■植え付け 畝幅80cm程度に幅15cm、深さ20cmの植え溝の片側に仕上がりの株間3cm程度になるように並べ、根が隠れる程度に畝間の土をかけます。土の上にはわらなどでマルチし乾くのを防ぎます。7-8月に土寄せを行い、あわせて追肥を行います。その後1ヶ月ごとに2回程度土寄せを行います。 ■土壌条件 粘土質の畑で過度の土寄せは曲がりや生育不良の原因になります。真夏に土寄せするとネギへの負担が大きいので秋口から2-3回の土寄せでも大丈夫です。1回の土寄せは7-10cm程度とします。 ■肥料 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートルを植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も100g/平方メートル程度を与えよく混和します。追肥は30g/平方メートル程度土寄せ時に与えます。 ■収穫 小さいうちに葉ねぎとして収穫しても良いですが、草丈90-100cm、太さ2.5-3cmになります。土寄せして出来た畝を左右から崩して収穫します。 ■料理 葉ねぎとして利用すると、薬味や炒めもの、一本葱では炒め、焼き、鍋物にも好適。

千秀葱

千秀葱

山陽種苗株式会社

曲がり少なく収量性抜群の周年栽培可能な葉葱 水耕でも利用可能です。 曲がり少なく高温期での栽培にも適しています。 周年栽培可能な葉葱専用種。 ■特性 耐暑性・耐病性に優れ、高温期でも曲がりが少なく、荷姿が美しい。 葉は極立性の極濃緑。風などによる倒伏が少なく、株元が肥大しにくいので収穫作業が容易である。 歯切れ良く、食味・香りとも抜群である。 ■栽培のポイント 高温期は病害虫(スリップス等)の発生が多いので早めの防除を心掛ける。 夏場の乾燥・過湿・肥料切れなどは、葉の先枯れの原因となるので注意する。

吉宗(よしむね)

吉宗(よしむね)

株式会社武蔵野種苗園

耐暑性、耐寒性に優れ太りの良い黒柄系F1品種 特性 ●耐暑性、耐寒性に優れ、適応作型が広く作りやすい。 ●草姿は立性で、草勢は中程度で、葉鞘部は太くなり、収量性が高い。 ●首部の揃いと締まり良く、葉色は濃緑で葉折れ少なく、管理作業がしやすい。 栽培のポイント ●定植後の初期生育が緩やかなので、元肥はやや多めに施用する。 ●高温、乾燥には強く欠株は少ないが、過湿に対しては一般的な品種と大差ないので、十分な排水対策をとる。

吉晴(よしはる)

吉晴(よしはる)

株式会社武蔵野種苗園

端境期の5~6月出荷で評価抜群 特性 ●草姿は半開、草丈は中位。葉長は短く、葉枚数はやや多く、葉色はやや濃い。 ●端境期にあたる、5~6月どりが可能で5月どりでは分げつネギとして、6月どりでは、極晩抽の一本ネギとして出荷できる。また、トンネルを利用した栽培では、5月中旬からの出荷も可能である。 ●元来分げつネギのため、2㎝以上太くすると、分げつを始め締まりが悪くなる。 ●ネギの特産地埼玉県の篤農家、鈴木雅晴氏が育成。 栽培のポイント ●葉鞘部が2㎝以上の太さになると分げつを始めるので、極端な早まきは避け適期播種を心掛ける。 ●積雪地帯の春どり栽培では、雪解け時に欠株してしまうことがあるので、排水対策をを十分に行う。

夏の宝山

夏の宝山

ヴィルモランみかど株式会社

夏越し性に優れた黒柄系一本ネギ ■特徴 特性-1 は種期(適作型):2-5月、11月 収穫期(適作型):10-2月、7-9月 特性-2 耐病性:良 おすすめポイント 耐暑性に優れ、抜群の越夏残存率で秀品率高く作りやすい黒柄系品種。 ■品種の特性 1. 長宝の改良系F 1 品種で、根が強く夏場の欠株が少ない。 2. 耐暑性と耐寒性をもち夏~秋冬どりに広く適する。 3. 草姿は立性でコンパクトになり風に強く葉折れが少ない。 ■栽培のポイント 1. 首の抜け上がりがゆっくりなので夏場の無理な土寄せは控える。 2. 晩抽性品種ではないので、は種適期を守る。

夏もえか

夏もえか

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

近年、業務加工用ネギの需要が高まり、ネギの流通量全体の6割程度まで増加していますが、根深ネギでは高温期の収量や品質の低下が著しく、重大な問題となっています。そこで周年安定供給のため、高温期でも生育が旺盛な夏どり用ネギ品種を育成しました。 ■主要特性 現在の夏どり用ネギ主要品種「夏扇3号」および「夏扇4号」(いずれも(株)サカタのタネ)と比較した特性を以下に解説します。 ■形態的特性 葉身部は「夏扇3号」と同等、「夏扇4号」より短く、葉鞘は「夏扇3号」や「夏扇4号」よりやや短くなります。葉鞘径は「夏扇3号」と同等で「夏扇4号」よりやや太く、収穫物がよく揃います。分げつ発生頻度は両品種と同様に極めて低く、ほぼ発生しません。葉色は両品種よりやや淡く、草姿は両品種と比べ、やや開張性です。 ■収量性 夏季収穫時の40cm長に調製した重量は両品種より重く、また総収量、調製収量および葉鞘収量は「夏扇3号」より優れ、「夏扇4号」と同等もしくはそれ以上です。 ■生態的特性 抽苔時期は両品種よりも遅く、低温期に葉先がやや黄化するものの、休眠性は低い品種です。 ■活用点・留意点 ・夏季の高温による生育停滞や外観品質の低下が少ないため、定量生産が必要となる業務加工用の根深ネギとしての利用に向いています。 ・植え付けは、深さ10cm程度の浅溝もしくは平床に行い、2~3回程度の土寄せ後、収穫することができ、省力的な栽培が可能です。 ・生育が旺盛なため、収穫が遅れると葉身や襟部が裂けることがあります。 ・低温期においても生育は旺盛であり、播種期が早いと抽苔することがあります。

夏扇3号

夏扇3号

株式会社サカタのタネ

そろい抜群、秀品率の高い黒柄系一本ネギ ■特性 1. 夏秋および秋冬どりに適する適応作型の広い黒柄系一本ネギ。 2. 「夏扇4号」より生育が大人しく、在圃性がある中早生品種。 3. 草勢強く、立性で葉折れが少なく、機械管理作業が容易な多収品種。 4. 耐暑性、耐寒性があり、べと病、さび病、黒斑病には比較的強い。 ■要点 ・秋まき栽培では、早まきすると抽苔が多く発生することがあるので、その地域の適期播種を心がけます。 ・チェーンポットやセル育苗では、スムーズな活着と、定植直後の病害虫防除に努めます。

夏扇4号

夏扇4号

株式会社サカタのタネ

そろい抜群、安定多収、早太りする黒柄系一本ネギ ■特性 1. 太りがよく、密植が可能で、低温伸長性のある黒柄系一本ネギ。 2. 夏秋および秋冬どりに適し、土質を選ばず、適応作型が広く、作柄が安定する多収品種。 3. 草勢強く、立性で葉折れが少なく、機械管理作業が容易。 4. 太さは商品価値の高いL〜2Lでそろうため、秀品率が高く、収穫調整作業が容易。 5. 耐暑性、耐寒性があり、べと病、さび病、黒斑病には比較的強い。 ■要点 ・ 苗作りは良品多収の第一歩です。肥料切れや老化苗にならないように注意し、良苗を適期に定植するように心がけます。 ・ 定植後は灌水を行い、スムーズな活着を促すとともに、病害虫防除に努めます。

夏扇パワー

夏扇パワー

株式会社サカタのタネ

早生多収、太りが自慢の黒柄系一本ネギ ■特性 1. 夏秋および秋冬どりに適する適応作型の広い黒柄系一本ネギです。 2. 太りが非常によく、従来の黒柄系よりは低温伸長性のある多収品種です。「夏扇4号」よりも太りに優れますが、首部の締まりは従来の夏扇系品種よりも緩めになります。 3. 厳寒期でも葉が枯れ込みにくく、在圃性にも優れます。 4. 草勢は従来の夏扇系品種よりも強めとなりますが、立性で葉折れが少なく、機械作業の適応性が高いです。 5. 太さは商品価値の高いL~2Lでそろうため、秀品率が高く、収穫調整作業が容易になります。 6. 根の張りがよく耐暑性、耐寒性があり、べと病、さび病、黒斑病には比較的強いです。 7. 苗のそろいや定植後の生育がよいため、露地育苗のほか、チェーンポットやセル育苗での栽培でとくに能力を発揮します。 ■適応性 本品種は夏どり~厳寒期どりまでと作型適応性が広いですが、温暖地では特に年明けどりで能力を発揮します。年明けどりでは、収穫遅れによる葉の枯れ、首割れなどの発生が少なく在圃性に優れるため、安定した出荷が可能です。また、高冷涼地では、早生性を生かした7~8月からの収穫が可能です。 ■肥培管理 定植1カ月前に苦土石灰や堆肥を施し、深く耕うんしておきます。施肥量は10a当たり窒素20~30kg、リン酸20~25kg、カリ20~25kgを標準とします。元肥:追肥は2:8あるいは3:7の割合で施します。追肥は土寄せごとに5~6回に分けて施し、収穫時まで肥切れをしないように注意します。 ■育苗・育苗管理 264穴チェーンポットでは、10a当たり70~80枚必要で、1穴当たり2粒まきおよび2.5粒まき(2粒3粒交互まき)を標準としますが、早出しを狙う場合は2粒まきにします。苗床育苗を行うときは、必ず土壌病害に汚染されていない圃場を選定し、リン酸をやや多めに施し、硬く締まった苗を作るように心がけます。 ■定植および定植後の管理 秋冬どりでは、高温期に湿害などの影響を受けやすいため、とくに排水性のよい圃場を選びます。栽植密度は、畝幅90~100cm、溝の深さ15~20cm、株間2.0~2.5cmで定植します。定植後、乾燥すると生育が遅延し、病害の影響を受けやすくなりますので、乾燥時には散水などを行いスムーズな活着を促します。 ■土寄せ 土寄せは一度にたくさん行わず、追肥と兼ねて4~5回に分けて行います。高温期は生育停滞期なので、なるべく土を動かさないようにし、生育不良にならない程度の肥効にとどめます。軟白に要する日数は、7~9月どりで15~20日、10月どりで30日、11月どりは40日、12月どり以降は50日以上が必要です。最終土寄せは出荷目標日に合わせて行います。 ■病害虫防除 生育初期の病害虫による被害は致命的となるため、早期防除を徹底します。また、高温期は白絹病、萎凋病、軟腐病が発生しやすいため、排水対策に努めると同時に、病害発生前に、それぞれに応じた薬剤を用いて株元散布すると効果的に防除ができます。 ■収穫 とくに太りのよい品種のため、太り過ぎないように適期収穫を心がけます。

大河の轟き

大河の轟き

トキタ種苗株式会社

夏ネギから冬ネギまで使用可能。特に秋冬で高評価 第67回千葉県野菜品種審査会(ネギ・秋冬どり)一等特別賞 第68回全日本野菜品種審査会3等(富山県) 第70回全日本野菜品種審査会2等(茨城県) ■特性 育苗時にも育てやすく、葉先枯れも少なく安心して見ていられる。 葉は濃緑色でコンパクト。首が固く締まる。 湿害に非常に強く、夏越し性が高い。 暑さによる草勢の衰えからの回復が早い。 ヌルが少なく皮むき適性が高い。他品種で必要な荒調製後の葉水切りが必要ない。 雄大な大河のようにどこの地域、作型でも力強く良品が収穫できる。という特性から命名した。 ■播き時期 高冷地1-4月まき、7-12月どり 一般地11-4月まき、7-3月どり 暖地3-6月まき、7-2月どり 2020年2月18日千葉県横芝町で開催された第67回千葉県野菜品種審査会(ネギ・秋冬どり)一等特別賞。 8月6日定植ということで一番の酷暑期からスタートする厳しい作型でした。定植時の地温は50度にも達していたと。 夏越し中の欠株で補植した他社品種もある中、「大河の轟き」は補植せず、残存率は95%。他は補植を含めても75%のものもあったようです。 数多く残存したものの中でも秀品率(A品)は、大河の轟きが83%。 他品種は50%ほどのものもありました。 「大河の轟き」は分けつの発生もなく、品種の特長である、肥大性、伸張性を実証できました。今年の陽気で抽苔の発生も早いですが、「大河の轟き」は問題なし。 暖地の年明け収穫作型の産地にも広く使ってもらえる品種だと思います。

1〜20品種 / 全47品種中

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