インゲンの品種一覧・比較 全134種類

22社の種苗会社が提供する特徴・栽培方法・耐病性を一覧で比較。あなたに合う種を見つけよう。

インゲンとは

インゲンは、マメ科の一年草で、長さ10〜20cm、幅1〜2cm程度の細長い莢を収穫する野菜です。さっぱりとした食感と、ほのかな甘味が特徴で、日本の夏野菜の代表格として親しまれています。生食、加熱調理、加工品など、幅広い用途で使われ、家庭菜園から大規模栽培まで幅広く栽培されています。

市場では、6月から10月にかけてが旬で、特に夏場は消費量が増えます。最近では、温室栽培により通年出荷される品種も増えています。また、サヤインゲン、モロッコインゲン、スナップエンドウなど、用途に応じた多様なタイプが登場しています。


インゲンの魅力

  • さっぱりとした食感とほのかな甘味
    インゲン特有のさっぱりとした食感と、ほのかな甘味が魅力です。この食感は、水分が豊富で食物繊維が適度に含まれているためです。

  • 栄養価と健康効果
    ビタミンC、ビタミンK、食物繊維、カリウムを豊富に含み、免疫力向上や美肌効果に効果的です。また、インゲンに含まれるサポニンという成分には、抗酸化作用があると言われています。

  • 栽培のしやすさ
    比較的病害虫に強く、暑さにも耐性があります。家庭菜園でも育てやすく、収穫時期も長いのが魅力です。

  • 収穫の楽しさ
    花が咲いてから約1週間で収穫でき、成長を実感しやすいです。また、長期間収穫を楽しめます。

  • 多様な品種
    緑のもの、黄色いもの、紫色のものなど、色や形が多様な品種があります。味わいや食感も品種によって違います。


主な用途

  • 生食
    サラダやスティック、ジュースなど。インゲンのさっぱりとした食感が料理に彩りを添えます。

  • 加熱調理
    炒め物、煮物、スープ、カレーなど。加熱すると甘味が増し、また違った美味しさを楽しめます。

  • 和食
    インゲンの天ぷら、インゲンのおひたしなど。インゲンの食感と味わいが和食に深みを加えます。

  • 洋食
    インゲンのグラタン、インゲンのサラダなど。インゲンの食感と味わいが洋食に彩りを添えます。

  • 業務用
    飲食店では、サラダバーや料理の彩り、加工品などに多用されます。特に、見た目が良く、日持ちする品種が重宝されます。


栽培のポイント

インゲンの栽培は、露地栽培と施設栽培で大きく異なります。

露地栽培は、4〜5月に種まきして7〜10月に収穫します。露地栽培のメリットは、自然の光と風を活かせること、コストが抑えられることです。ただし、天候に左右されやすく、病害虫の被害を受けやすいというデメリットもあります。

施設栽培は、ハウスや温室を使った栽培で、通年収穫が可能です。温度や湿度をコントロールできるため、品質が安定し、収量も増やせます。ただし、初期投資や光熱費がかかります。

病害虫対策は、インゲン栽培の重要なポイントです。アブラムシ、ハダニ、テントウムシダマシ、疫病、萎凋病などが発生しやすいので、予防的な防除が大切です。耐病性のある品種を選ぶことで、農薬の使用量を減らせます。

整枝・摘心も重要です。適切な整枝により、光の当たりを良くし、病害虫の発生を防ぎます。また、摘心により、側枝の発生を促し、収量を増やすことができます。


品種選びのコツ

インゲンの品種選びは、栽培環境と用途を考慮して決めるのがベストです。

莢の形状では、長いもの、短いもの、太いもの、細いものなどがあります。長いものは炒め物や煮物に適し、短いものは生食に適しています。

味と食感では、甘味の強さ、食感の違いを確認します。生食重視なら甘味が強く、食感の良い品種を。加熱調理用なら、甘味が強く、煮崩れしにくい品種を選びましょう。

耐病性は、地域で発生しやすい病気に強い品種を選ぶことが重要です。疫病や萎凋病に強い品種は、農薬の使用量を減らせて、環境にも優しい栽培ができます。

作型適応性も重要です。春作、夏作、秋作、抑制栽培など、栽培時期に合った品種を選ぶことで、安定した収穫が期待できます。

収量性と管理のしやすさも考慮しましょう。家庭菜園なら、手間がかからず長く収穫できる品種がおすすめです。大規模栽培なら、収量が高く、機械化に対応した品種を選びます。


市場とこれから

インゲンの市場は、健康志向の高まりとともに安定した需要があります。特に、有機栽培や減農薬栽培のインゲンは、消費者から高い評価を受けています。

差別化の傾向として、生食しやすい甘味の強い品種、色や形が珍しい品種、有機栽培や減農薬栽培のインゲンなどが注目されています。また、サヤインゲンやモロッコインゲンも、直売所やオンライン販売で人気です。

ブランド化では、地域ブランドや農園ブランドのインゲンが増えています。品質の良さと安心感をアピールすることで、高値での販売が可能になります。

輸出の可能性も見逃せません。特に、アジア諸国では日本のインゲンの品質が高く評価されており、輸出市場の拡大が期待されています。

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19品種中 1〜19件
アメリカいんげん

アメリカいんげん

株式会社トーホク

さやは約16cmの長さできれいな淡緑色の平莢品種。やわらかく美味しいインゲンです。生育旺盛でつる伸び良く、作りやすい栽培特性です。

うまい大ひらさや

うまい大ひらさや

株式会社トーホク

長さが20cmにもなる長めの平さやで、風味豊かでおいしい。豆のふくらみが目立たず、すじが残らないやわらかいインゲンで、株元の方からしっかりと収穫できます。

つるありいんげん アーリーグリーンKB

つるありいんげん アーリーグリーンKB

株式会社トーホク

生育旺盛で作りやすく、タネまき後65日位でとれだす早生多収タイプです。さやは17~18cmの光沢のある丸莢で、やわらかく美味しいインゲンが長期間楽しめます。

つるありグリーンワンダー(販売地域限定)

つるありグリーンワンダー(販売地域限定)

株式会社トーホク

やわらかく食味の良い丸莢早生種。タネまき後65日位でとれだし、さやは17~18cmで光沢のある鮮緑色です。少しとり遅れてもおいしく食べられ、長期間楽しめます。

つるありやわらかロマノ

つるありやわらかロマノ

株式会社トーホク

風味豊かで美味しいと定評のある品種。さやは幅2cm、長さ15~16cmの肉厚で鮮緑色の平さやで、スジもなく食感も優れるます。生育旺盛で長期間高い品質を楽しめます。

つるなしいんげん グリーンマイルド

つるなしいんげん グリーンマイルド

株式会社トーホク

コンパクトな草姿で作りやすい白だねのつるなし種の多収タイプ。さやは15~16cmの長さの鮮やかな緑色でスジがなく、太くなっても極めてやわらかな良質の丸さやです。

つるなしいんげん テンダーグリーンPB

つるなしいんげん テンダーグリーンPB

株式会社トーホク

スジなしのやわらかな極早生種。タネまき後、約50日で13cm位のやわらかく曲りの少ない鮮緑丸莢がたくさん収穫できます。短期間にたくさん採れて家庭菜園に適します。

つるなしやわらかロマノ

つるなしやわらかロマノ

株式会社トーホク

肉厚でスジのなく、12~13cmのやわらかい平さや種。風味豊かで食感も良いおいしい品種です。生育旺盛で作りやすく、多収が見込めて家庭菜園に最適です。

つるなし丸さや やわらかいんげん

つるなし丸さや やわらかいんげん

株式会社トーホク

タネまき後50日位で収穫できる極早生品種。曲り少なくスジなしで、やわらかい濃緑色のさやが早くから収穫できます。サクサクとした食感で歯切れよく、おいしい品種です。

つるなし山城黒三度

つるなし山城黒三度

株式会社トーホク

タネまき後約55日で収穫できる極早生種。若莢にはスジがなく、15~16cmのやや太めで曲りも少ないやわらかい丸さや品種。生育旺盛で作りやすい。

パンダ豆

パンダ豆

株式会社トーホク

斑紋が可愛く、シャチ豆とも呼ばれています。煮豆にすると黒い部分は薄茶色になり、あっさりとした味とホクホクとした食感が楽しめます。若莢も食べられます。

むらさきいんげん やらず豆

むらさきいんげん やらず豆

株式会社トーホク

15~18cmの平莢で、実とり兼用です。生育旺盛で作りやすく、とり遅れてもやわらかく美味しい品種。おいし過ぎて他人には「分けたくない」からやらず豆と言われています。

大虎丸いんげん

大虎丸いんげん

株式会社トーホク

豆は煮豆として特に美味しいと評価されています。草勢強くたいへん作りやすい品種で、長さ約12cmの若莢もおいしく食べられる兼用種です。

新衣笠いんげん

新衣笠いんげん

株式会社トーホク

暑さに強く生育旺盛で栽培容易。さやは約10cmの太めで曲りが少なく、すじがなくやわらかくおいしい丸さやです。さやだけでなく豆も食べます。

穂高いんげん

穂高いんげん

株式会社トーホク

さやは12~13cmのやや小振りですが、肉厚で柔らかく食味に優れる豊産種。草勢が強くタネまきから約60日後から収穫でき、さやだけでなく完熟した豆も利用します。

金時いんげん

金時いんげん

株式会社トーホク

実は赤紫色で大粒の金時豆となりますが、若莢も煮食に使える肉厚の平莢の兼用種です。形も色も、また味も良いことから煮豆に最適とされています。

霜ふりささげ(アルプス)

霜ふりささげ(アルプス)

株式会社トーホク

長野県ではアルプス菜豆と呼ばれ、すじがなくやわらかくおいしいことで知られています。草勢強く寒さにも強く、9~10cm位の平さやが秋まで長く収穫できます。