栽培環境・条件

低温伸長性のスイカ品種一覧 全52種類

低温伸長性スイカ 低温伸長性スイカとは 低温伸長性スイカとは、気温・地温が低い条件下でも、根やつるの伸長、着果、果実肥大の停滞が比較的少ない特性を持つスイカ品種の区分です。スイカ(Citrullus lanatus)はアフリカ原産の高温性作

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低温伸長性について

低温伸長性スイカ

低温伸長性スイカとは

低温伸長性スイカとは、気温・地温が低い条件下でも、根やつるの伸長、着果、果実肥大の停滞が比較的少ない特性を持つスイカ品種の区分です。スイカ(Citrullus lanatus)はアフリカ原産の高温性作物で、発芽適温は25〜30℃、生育適温も25〜30℃程度とされています。この範囲を下回る低温期は、発芽の遅延・不揃い、根の活着不良、つるの伸長停滞、着果不良や変形果の発生といった生育トラブルが起こりやすくなります。

低温伸長性という言葉が示す範囲は、品種やメーカーの説明によって幅があります。播種・育苗期の低温耐性を指す場合もあれば、定植後の根張り・草勢の維持を指す場合、開花・着果期の低温下での結実安定性を指す場合もあります。カタログを確認する際は、「どの生育ステージの低温耐性を指しているのか」を読み取ることが重要です。

まず押さえておきたいのが、スイカの低温伸長性は穂木(品種そのもの)の特性だけで決まらないという点です。スイカは連作障害(つる割病)対策のため接ぎ木栽培が広く行われており、低温期の根の活力は台木の性質に大きく左右されます。カボチャ系台木には低温伸長性に優れた系統があり、穂木の品種特性と台木の組み合わせによって、実際の低温対応力が変わってきます。品種の低温伸長性の記載を見る際は、無接ぎ木・自根での評価か、一般的な台木を用いた評価かを意識しておくと、実際の栽培との差異が少なくなります。

低温伸長性スイカの魅力

最大の魅力は、早出し栽培との相性の良さです。スイカは露地の主産期(6月下旬〜8月上旬)より前の5月〜6月前半に出荷できると、市場の端境期にあたり高値での取引が期待できます。ハウス促成・半促成栽培でこの早出しを狙う際、定植期の地温はまだ低いことが多く、低温伸長性の高い品種・台木の組み合わせが初期生育の安定に寄与します。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、低温伸長性が高い品種・台木を選ぶことで、加温コストを抑えながら一定の生育スピードを確保できる場合があります。燃料費が経営コストを圧迫しやすい促成栽培において、低温への対応力は収益性に直結する要素の一つです。

低温伸長性のリスクと限界

低温伸長性は、あくまで「低温下でも生育が相対的に維持されやすい」という特性であり、低温そのものへの耐性を無限に高めるものではありません。ここからが実際の栽培で差がつくところです。低温伸長性の高い品種・台木を使っていても、生育適温を大きく下回る環境が続けば、着果不良や果実の肥大不足、空洞果・変形果の発生リスクは残ります。品種特性は加温・保温管理の代替にはならず、あくまで管理の余裕を広げるものと捉えることが実務的です。

また、開花期に低温が重なると、花粉の稔性低下や訪花昆虫の活動低下によって着果率が下がることがあります。低温伸長性が生育の維持に寄与しても、受粉のタイミングや人工交配の精度が伴わなければ、着果安定にはつながりません。

栽培のポイント

低温伸長性を活かす栽培管理では、地温確保がまず基本になります。マルチングやトンネル被覆による地温上昇、育苗期のポットの底面加温など、根の活着を助ける対策が有効です。定植のタイミングは、地温がある程度安定してから行うことが望ましく、極端に早い定植は品種特性だけでは補いきれない生育停滞を招くことがあります。

接ぎ木を行う場合は、低温伸長性に優れた台木の選択が実務上のポイントになります。台木の性質は品種カタログや種苗会社の資料で確認できることが多く、穂木の品種特性と合わせて検討することが望ましいです。定植後は、過度な灌水を避けつつ、根の活着を妨げない範囲での水分管理を行います。低温期は土壌が乾きにくく過湿になりやすいため、排水性の良い圃場や高畝栽培が生育の安定に役立ちます。

着果管理では、低温期は人工交配の適期を見極めることが重要です。花粉の活力や雌花の発達状況を確認しながら、確実な受粉作業を行うことで、着果不良のリスクを減らせます。

品種選びのコツ

低温伸長性を基準に品種を選ぶ際は、以下のような点を確認しておくと実際の栽培との齟齬が少なくなります。

  • カタログの低温伸長性の記載が、播種期・育苗期・定植後のどの段階を指しているか
  • 台木の低温伸長性についての情報があるか、また自根栽培時の評価かどうか
  • 熟期(極早生・早生等)との組み合わせ。低温伸長性が高くても熟期が遅ければ早出しの効果は限定的
  • 低温期の着果安定性についての言及があるか
  • うどんこ病・つる割病など、施設・トンネル環境で問題になりやすい病害への耐性
  • 草勢のタイプ(低温伸長性を強めた品種は草勢が強めに出ることがある)

意外と知られていないのですが、低温伸長性を高めた品種・台木は、生育後半に草勢が強くなりすぎる傾向を持つ場合があります。低温期の生育確保と、生育後半の草勢コントロールは、しばしばトレードオフの関係にあり、栽培管理での調整が必要になります。

市場動向とこれから

早出しスイカは、露地スイカが出回る前の端境期に供給されるため、一般的に価格水準が高くなりやすい傾向があります。この価格プレミアムが、促成・半促成栽培への投資を経営的に成立させる背景です。燃料費の変動はこうした早出し栽培のコスト構造に影響するため、低温伸長性の高い品種・台木の活用による生育の底上げは、加温コストの抑制という観点からも関心を集めています。

育種の面では、低温条件下での着果安定性や果実肥大の均一性を高める取り組みが進められています。台木の育種・選抜も並行して進んでおり、穂木と台木の両面から低温対応力を高める方向性が続いています。

まとめ

低温伸長性スイカは、低温期でも根やつるの生育、着果が比較的安定しやすい特性を持つ品種群で、早出し栽培との相性の良さが最大の特長です。ただし、低温伸長性は品種そのものの特性に加えて台木の影響が大きく、加温・保温管理の代替にはならない点に注意が必要です。品種選びでは、低温伸長性がどの生育ステージを指すのかを確認し、熟期や台木情報、病害耐性とあわせて総合的に検討することが、安定した早出し生産につながります。スイカの品種情報については、スイカの品種一覧もあわせてご確認ください。

52品種 掲載中
NW-555

NW-555

ナント種苗株式会社

低温作型でのさらなる空洞果対策として育成された、うどんこ病・炭そ病複合耐病性のピノ・ガール。 食べてビックリの超ハード食感が堪りません! ■特徴 ・「ピノ・ガール」のさらなる空洞果対策として育成されたマイクロシードの新系統。低温着果性・空洞果耐性が格段に向上。耐裂果性もさらに向上。 ・無加温ハウスでの早出し栽培において、開花期の天候不良により着果不足となっても、空洞果発生が少なく、果形も安定し、高い秀品性を発揮。 ・草勢は「ピノ・ガール」や改良系「NW-552」よりもさらに大人しく、一般的な小玉品種と大差ないレベル。そのため、台木選択や栽培方法も慣行の小玉品種と大差なく栽培容易。 ・「NW-552」と同様に果皮色は濃緑。うどんこ病・炭そ病に複合耐病性を有する。よって、ハウス早出しから露地栽培まで幅広い作型に順応。 ・果重 1.8~2.2kg 程度でよく揃い、「ピノ・ガール」系としてはやや大きめ。 ・果肉は極めて硬いがシャリ感強く、従来にないハード食感が特徴的。糖度も高く、食味水準は極めて高い。ブロックカット販売でも真価を発揮。 ■栽培のポイント ・「ピノ・ガール」よりも 3~5日程度晩生。早採りしないようご注意下さい。

PINOGIRL ピノ・ガール

PINOGIRL ピノ・ガール

ナント種苗株式会社

■特徴 ・果実内の種子、播種する種子ともに、種子のサイズは普通スイカの約4分の 1 。また種子の殻も柔らかいため、種ごと食べてもほとんどの人は気にならない。 ・初期生育はやや遅く蔓も細めで草勢おとなしめに見えるが、交配に向けて強くなり、着果以降の草勢低下が少なく、草勢維持は極めて容易。2 番果以降の着果も極めてスムーズとなります。 ・花粉発生が低温下でも良好で着果性に優れる。 ・鮮緑色の外皮に、中程度の太さの縞が入る高球形の小玉スイカ。 ・果重は 1.6~ 2.2kg。一般的な小玉品種よりもやや小ぶり。 ・果肉色は濃桃色で糖度は「愛娘」系と大差ありませんが、果肉は硬めで今までにない極上のシャリシャリ食感。種子周りの果肉も劣化しにくいので、普通スイカに比べて日持ち性が優れます。 ・広い作型で栽培可能ですが、無加温ハウス 4~7月収穫、露地トンネル 6~9月収穫に最適。 ・炭疽病耐病性を付与。 ■栽培のポイント ・胚軸は細いため、接木の場合「呼び接ぎ」が難しい。「挿し接ぎ」をお薦めします。通常より 3日ほど早蒔きするのが良い。 ・着果後も草勢が落ちにくいので、整枝栽培では慣行より 1果多く、又はすべての予備ツルに着果させておくのが良い。 ・4~5月収穫での強勢台木(ヘコタレなど)の使用は空洞果発生の可能性があるので、おとなしい台木を使用するのが良い。 ・マイクロシード® タイプ の特性として低温期は果形が上から見てやや三角形状になる場合があります。特に低温・強勢の場合に見られる事が多い。

TY-128

TY-128

東洋農事株式会社

低温期の着果性や食味の良い小玉品種。 ■特徴 ハウスからトンネル栽培に向く。 低温期の着果性が安定。 空洞果の発生が少ない。 果重2kg前後の小玉種。 糖度は13度前後と高く、シャリ感があり食味が良い。

あかつき

あかつき

株式会社大和農園

作り手を選ばない! 栽培性の高さと青果品質の高さが魅力 ■基本情報 品目 スイカ タイプ 大玉・縞皮・赤肉 糖度 12~13度 果形 正球型 果重 6〜8kg 最適作型 ハウス〜トンネル栽培向き 草勢 初期[中]交配期[中]収穫期[中] 積算温度 1,000℃ 低温適性 ◎ 高温適性 △ 低温着果性 ◎ 担果力 ○ 肉質 やや硬 糖度上がり 早 発色 早 日持ち 中 ■品種特徴 ○草勢は中位で、雌花着生に優れ、低温日照下においても、花粉の発生が安定するため、着果能力に優れる。 ○着果後の側枝の発生が少なく、空洞になりにくいため秀品率が特に安定する。 ○豊円型で果重は6~8㎏。 ○肉色は鮮やかな鮮紅色で、皮際まで均一に発色する。 ○糖度は12~13度と高く安定し、スイカらしい強い旨味があるため、食味に優れる。 ○緻密な肉質で日持ち性に優れる。ブロックカット販売にも向く。 ○糖度のりが早いため若獲り出荷が可能。

ゴールドマダーボール

ゴールドマダーボール

ヴィルモランみかど株式会社

着果バツグン! さわやかな甘さの 小玉クリームスイカ ■特徴 タイプ ラグビーボール型 特性-1 【果実】 果形:楕円球 果重:2.0~2.5kg 果皮色:鮮緑縞 特性-2 【果肉】 肉色:鮮黄色 肉質食味:多汁・シャリ良 耐裂果性:並 成熟日数 36日 ■品種の特性 1. 果形は楕円形、果重2kg内外、鮮緑の地にやや散った縞が入る。 2. 果皮はとても薄く、果肉は鮮やかな黄色で、肉質は柔らかく多汁で糖度は高く、黄肉独特のさわやかな食味となる。 3. 生育は細づるでおとなしく、低温条件下でも花粉が良く出て着果はとても安定している。 4. ハウス促成栽培から露地栽培まで幅広く栽培できる。時期により異なるが5月どり栽培で40日前後、6月どりで36日前後が目安となる。 ■栽培のポイント 1. 床土は腐食に富み、通気・保水性の良い消毒した培土を用いる。台木は比較的草勢のおとなしい品種を用いると栽培しやすく果実の品質も良くなる。 2. 小玉品種は一般に種子が小さく貯蔵養分が少ないため、子葉が十分に展開して葉色が濃くなってから接木するように、大玉品種より2日ほど早く播種して台木との播種日数差を短くする。 3. 元肥の施肥量は10a当たりの成分量で、窒素6kg、リン酸20kg、カリ10kgが標準となる。 4. 定植時のベットの最低気温は16℃以上を確保し、定植苗の地温はそれ以下に順化させておく。 5. 栽培様式は一方向4本整枝3果着果(株間75cm)、5本整枝4果着果(株間90cm)が標準となる。つる戻しを行い18~22節前後の雌花に一斉着果させる。家庭菜園などでは主枝10節位で摘心し放任で栽培してもよい。 6. 着果前後は昼温30℃-夜温20℃内外で管理し、着果後二週間位から徐々に温度を下げてじっくり成熟させる。 7. 交配時には着果日がわかるように目印を付け、収穫前に必ず何果か試し切りして収穫適期の日数を判定する。肉質が柔らかく収穫適期の幅が狭い品種なので、穫り遅れにならぬよう2日おきにこまめに収穫を行う。 8. 2番果栽培を行う場合は、本栽培で病害虫を発生させぬよう特に予防・防除管理を徹底する。

スウィートキッズ

スウィートキッズ

株式会社萩原農場

栽培しやすい品種は・・・ ・低温でも着果が安定しています。 ・ひとりじめシリーズに負けない食味です。 ・2番果も安定して収穫ができます。 ■収穫日数の目安 ・3~4月収穫:交配後 39~47日 ・5~6月収穫:交配後 31~39日 ・7月収穫:交配後 30~31日 ■特性 ・草勢はやや強めであるが、雌花の着生や低温下でも花粉の出が良いため、着果性に優れる。 ・特に食味に優れ、大玉に近いシャリ感を持つ。高糖度で肉質はしまり、果肉は鮮紅色である。 ・果皮は2mm前後で薄いが、硬めで栽培中の生理裂果が少なく、輸送にも耐える。 ・2番果以後のツル持ち、着果が良く収量性がある。 ■栽培上の留意点 ・ハウスおよびトンネル栽培に適し、株間60cm 3本仕立て2果収穫、もしくは株間75~85cm 4~5本仕立て3~4果収穫とし、17~20節の3番花同時着果を目標とする。 ・草勢は従来の小玉品種と同等に強く、「サマーキッズ」や「うり坊」と比較すると旺盛であるので、これらの品種より肥料を控えめにするなど強勢になりすぎないように注意する。

ニューこだま

ニューこだま

タキイ種苗株式会社

鮮緑地に濃緑の細縞! 色の濃い黄肉小玉! ■特長 ・果重1.8〜2kg程度の小玉種。果形は高球でよく整う。外皮は鮮緑地に濃緑の細縞が入る。 ・果肉は濃黄色で黄肉特有の上品な甘さがある。 ・生育旺盛で、低温や暑さにも強い多収種。 ■栽培の要点 ・ハウスやトンネルの早どり栽培に適する。 ・施肥量は大玉スイカの2〜3割減を目安とする。 ・1番果を確実に着果させ、的確な追肥で2番果の増収を図る。 ・着果節位は、強勢なので15節を目安とする。

ニュートロピカル西瓜

ニュートロピカル西瓜

宝種苗株式会社

人気のラグビー型早生小玉西瓜 生育旺盛で作りやすい ●果長20~25cm、果径12~15cm、果重2~3kgで人気の楕円形小玉西瓜。 ●皮色は濃緑で縄状に近い縞。皮は弾力性があり割れにくい。輸送性に優れる。 ●熟期は早生系で5月収穫で35日内外、6月収穫で30日内外で適熟となる。 ●草勢はやや旺盛でやや大葉、つるは少し太めで低温伸張性に優れている。

ひとりじめNEO

ひとりじめNEO

株式会社萩原農場

プラス1度の高糖度ひとりじめ!低温期から安定栽培が可能 ・糖度が非常に上がりやすく、従来の小玉スイカ+1度の高糖度が期待できます。 ・低温期でも着果が非常に安定しています。 ・裂果や裂皮が非常に少なく、収量性も高いのが特徴です。 ■収穫日数の目安 ・3~4月収穫:交配後 41~49日 ・5~6月収穫:交配後 34~40日 ・7月収穫:交配後 30~34日 ■特性 ・糖度が上がりやすく、14度以上も望める。 ・草勢は中~やや強で、雌花の着生がよく着果揃いがよい。 ・果皮は2mm前後で薄いが、硬めで栽培中の生理裂果が少なく、輸送にも耐える。 ・果実は肩張りのよいやや円球形。 ・果肉色は、鮮やかな紅色で、やや硬めの肉質だが、シャリ感が強く店持ちもよい。 ・高温条件下でも、糖度が13度以上で高く安定する。 ・果皮は、薄いが弾力性があり、裂果や裂皮がなく、二次肥大での変形果も少ない。 ・果皮色は、濃緑で濃く、2番果以降も皮色の低下が少ない。 ・耐暑性に優れ、後半までツル持ちがよく、高品質な2番果の収穫も可能。 ・トンネル、露地栽培でも作り易く、高品質な果実が収穫可能。 ■栽培上の留意点 ・整枝栽培を基本とし、株間45~50cm3本仕立て2果収穫もしくは株間55~60cm4本仕立て3果収穫とし、3~4番果を中心に一斉着果させる。 ・適期収穫を徹底するため、2日ごとに交配日表示を必ず行う。

マダーボール

マダーボール

ヴィルモランみかど株式会社

糖度の特に高い ラグビーボール型小玉スイカ ■特徴 タイプ ラグビーボール型 特性-1 【果実】 果形:楕円球 果重:2.0~2.5kg 果皮色:鮮緑縞 特性-2 【果肉】 肉色:濃紅桃色 肉質食味:多汁・シャリ良 耐裂果性:並 成熟日数 35日 ■品種の特性 1. 果長20cm、果重2.2kg内外、鮮緑の地に鮮明な細縞をつけた楕円形小玉種で、 変形や空洞果になりにくい。 2. 皮目が薄く、果肉は濃紅桃色、繊維は少なく適度にしまり、 糖度は12~13度と高く食味は極めてよい。 3. 熟期は早生系で、5月収穫で40日内外、6月収穫で36日内外で適熟となる。 4. やや大葉でつるは太め、低温伸長性が良く、草勢は旺盛でつる持ちがよい。 5. 低温弱光下での雌花の着生と着果性が極めてよい。 ■栽培のポイント 1. 小玉品種は一般に種子が小さく貯蔵養分が少ない。接木活着率を上げて芯止まりを防ぐため、子葉が十分に展開して葉色が濃くなってから接木する。 2. 台木は比較的草勢のおとなしい品種を用いると栽培しやすく果実の品実も良い。 3. 若苗定植すると草勢が強くなり過ぎる恐れがある。10.5cm以上のポットを使用し50日以上かけて大苗定植するのが望ましい。 4. 元肥の施肥量は10a当たりの成分量で窒素4-6kg、リン酸20kg、カリ10kgが標準となる草勢の旺盛な品種なので施肥量が多過ぎるとつるボケになる危険がある。大玉栽培と比べると3-5割ほど施肥量を減らす。 5. 定植時のベッドの最低地温は16℃以上を確保して、定植苗の地温はそれ以下に順化させておく。 6. 栽培様式は一方向4本整枝3果着果(株間75cm)、5本整枝4果着果(株間90cm)が標準となる。つる戻しを行い18~22節前後の雌花に一斉着果させる。家庭菜園などでは主枝10節位で摘心し放任で栽培してもよい。 7. 着果前後は昼温30℃-夜温20℃内外で管理し、着果後2週間位から徐々に温度を下げてじっくり成熟させる。 8. 交配時には着果日がわかるように目印を付け、収穫前に必ず何果か試し切りをして収穫適期の日数を判定する。肉質が柔らかく収穫適期の幅が狭い品種なので穫り遅れにならないよう2日おきにこまめに収穫を行う。 9. 二番果栽培を行う場合は、本栽培で病害虫を発生させぬよう特に予防・防除管理を徹底する。

みかく

みかく

丸種株式会社

連作できる、あまい早生スイカ 1. 果重5~6kg、やや腰高の豊円球で、果皮はつやの ある濃緑色です。 2. 果肉の色は鮮桃紅色で肉質軟らかく多汁、糖度は 12度前後で安定し、食味は最高です。種子は小さ く、果皮は薄いが弾力があり輸送に耐えます。 3. 葉茎はやや太く、草勢は旺盛で早期着果性が強く、 蔓ボケになりにくい品種です。初期の蔓伸びはやや 緩慢ですが、間もなく他種に追いつきその後追い越 します。 4. 変形果は少なく、初期から整一な美果を豊産し、ま た蔓もちがいいので未成の果実まで肥大します。 早生品種ですので、盛夏期なら開花後28日位で完 熟、市場出荷に有利です。 5. 低温伸長もよく、着果しやすく熟期も早いので、普 通栽培の他、ハウス・トンネルの早出し栽培にも適 します。

ロイヤル甘泉

ロイヤル甘泉

丸種株式会社

着果安定、玉伸び抜群、味のよい早生種 1. ハウス・大型トンネル栽培に適した早生種で、草勢やや強く葉は中葉、つるは中位で低温伸長性に優れています。 2. 雌花の発現もよく、着果が容易でハウス、大型トンネルなど4本仕立て2果どりでも果の大きさが良く揃い安定した収穫が望めます。 3. 果実はやや腰高で濃緑、変形が少なく果重は6kg前後でよく揃います。果肉は鮮桃紅色で色むらが少なく、肉質は繊維が細くシャリがあり、糖度は12度前後で安定し食味は最高です。

一王

一王

東洋農事株式会社

早出栽培に最適。 皮岸までとことん甘い、王者の風格。 ■特徴 低温着果性、果形、果肉、食味共に抜群。 ハウスからトンネル栽培に向く。 草勢やや強く、節間ややつまる。 低温期の雌花の着生、花粉の発生、着果が非常に良い。 徒長しにくく、作り易い。 果形は7kg前後の正円からやや腰高でやや細い美しい縞をつける。 糖度12〜13度と高くシャリ感強い。 皮岸まで甘み強く、食味最高。 中早生種で5月中旬で50日内外、6月取りで45日前後で収穫となる。 やや葉が大きいので早めの予防が必要である。

三男坊

三男坊

株式会社大和農園

群を抜く低温適性 異常気象でも安定した収量・品質 肥大性良くワンサイズアップを狙えます ■基本情報 品目 スイカ タイプ 大玉・縞皮・赤肉 糖度 12度前後 果形 正球型〜やや腰高型 果重 7〜9kg 最適作型 ハウス〜露地栽培向き 草勢 初期[強]交配期[強]収穫期[中] 積算温度 1,050℃ 低温適性 ◎ 高温適性 ○ 低温着果性 ◎ 担果力 ◎ 肉質 中 糖度上がり 遅 発色 遅 日持ち 中 ■品種特徴 ○糖度は12度前後。 ○果実は正球型〜やや腰高。 ○果重は4本2果どり栽培で7〜9kg。 ○低温着果性に優れる。 ○肥大力も優れ、収量アップも狙える。 ■栽培方法 <植え付け> 元肥は全面施肥・1㎡あたり、苦土石灰100g・堆肥3kg・有機入り化成肥料100gとする。畦幅2.5~3.0m、株間1mでポリマルチを張る。トンネルまたはホットキャップをして、本葉4~5枚の苗を畦端30㎝に定植する。子ヅルは畦方向に対し直角に伸ばす。 <整枝・着果> 親ヅルを5~6枚で摘芯する。子ヅルの20節前後に出る雌花に1株2果で着果させる。人工授粉は遅くとも朝9時までに行う。着果までの側枝は早めに摘除する。

夏の夢スーパー5

夏の夢スーパー5

株式会社松井農園

好評の「夏の夢」をさらに良質化。低温成長力・玉揃い・鮮明な濃桃紅色・カット売り好適・食味良好。

夏の姫まくら

夏の姫まくら

丸種株式会社

高温期の棚持ちに優れた、食味の良い楕円こだま! 1.草勢はやや強く、葉は切れ込みの深い中葉で、低温伸長性 に優れ、雌花の着生、雄花の花粉発生も良く着果が安定し ます。 2.果実は2~2.5kgの楕円形で果皮の緑色が濃く、中太の縞と のコントラストが鮮明な見栄えのする外観です。 3.果肉は濃鮮紅色で色ムラが少なく、「姫まくら」より硬く、シ ャリ感の強い肉質で糖度も12度以上に安定します。 4.果皮は4~5mmと薄いですが硬く、栽培中や輸送中の裂果 が極めて少ない品種です。 5.肉質が硬いため、トンネル~露地栽培に適します。7~8月 の高温期収穫で、日持ち性に優れます。

夏武輝

夏武輝

タキイ種苗株式会社

秀品出荷率のよい良質で高糖度の大玉種! ■特長 ・果面がスムーズで果ぞろいがよく、空洞果が少ないので秀品率が高い。 ・肉質は多汁質でシャリ感が強い。糖度は高く安定し、食味がよい。 ・低温少日照下でも花粉が出やすく着果が安定する。 ・縞はやや細く、地色は濃緑色。果重6〜8kg程度の大玉種で、低温期でもよく肥大する。 ・草姿は節間がやや詰まり、草勢は強く後半のつるもちがよい。 ■栽培の要点 ・草勢が強いので、強勢台木の使用は避ける。 ・生育初期は栄養生長気味にならないよう管理し、着果を安定させる。 ・仕立て方はハウス栽培で3本仕立て1果どり、トンネル栽培で4本仕立て2果どりを基本とする。 ・着果節位は18節前後を目安に、3番花への着果を基本とする。

夏爽赤

夏爽赤

株式会社大和農園

暑さに強い!バテにくい! 露地盛夏期収穫向け品種 ■基本情報 品目 スイカ タイプ 大玉・縞皮・赤肉 糖度 12〜13度 果形 正球型 果重 6〜8kg 最適作型 トンネル〜露地栽培向き 草勢 初期[中]交配期[強]収穫期[強] 積算温度 1,100℃ 低温適性 ◎ 高温適性 ◎ 低温着果性 ◎ 担果力 ◎ 肉質 硬 糖度上がり 中 発色 中 日持ち 長 ■品種特徴 ○収穫が7~8月の盛夏期の露地栽培に向き、多収性で品質維持が可能。 ○草勢は生育全般を通して強く、着果負担が少なく、高温時期でのつるもちに優れる。 ○果実は6~8㎏の正球型で、果形崩れや日焼け症状が出にくく、秀品率が高い。 ○シャリ感強く食味に優れ、中心糖度は12~13度、中心と皮際の糖度差も少ない。 ○登熟日数は積算温度1,100℃目安、在圃性に優れ、果肉の緩みや果肉色のウルミが生じにくい。 ■栽培方法 <植え付け> 元肥は全面施肥・1㎡あたり、苦土石灰100g・堆肥3kg・有機入り化成肥料100gとする。畦幅2.5~3.0m、株間1mでポリマルチを張る。トンネルまたはホットキャップをして、本葉4~5枚の苗を畦端30㎝に定植する。子ヅルは畦方向に対し直角に伸ばす。 <整枝・着果> 親ヅルを5~6枚で摘芯する。子ヅルの20節前後に出る雌花に1株2果で着果させる。子ヅル2本で1果着果を目安とする。人工授粉は遅くとも朝9時までに行う。着果までの側枝は早めに摘除する。 栽培適期表(近畿標準)

大三東

大三東

八江農芸株式会社

着果、肥大性良好・ ボリューム感の高い大玉種! ■特長 ・4月下旬から6月収穫に適する大玉スイカです。 ・作業性に富んだ省力品種です。 ・低温期の着果性が極めて良好。 ・果実は整球形でボリューム感が高く、玉揃いが良い。 ・肥大性に優れ品質良好。

大文字三号

大文字三号

株式会社タカヤマシード

■特性 1.耐病性強く、初期からの草勢が強い。12月以降播種の半促成からの栽培に最適。 2.葉はやや大きく、低温期でも雌花の開花は特によく揃い、花粉の力も強い。着果が容易で変形果は極めて少ない。 3.果重は6kg平均の中大玉のやや腰高で、表皮には濃緑色の縞(17~19条の条班)が鮮明にでる。果肉は鮮紅色で、繊維が非常に細く肉質緻密でシャリ気があり、肉質の安定期間が長い。 糖度は平均して12度以上で食味は最高。 ■ポイント 1.本種は草勢が強いため肥培管理に注意する。 2.3番花着果を目標にし、着果初期は特に保温に注意する。

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