病害耐性

根こぶ病耐性のキャベツ品種一覧 全13種類

根こぶ病耐性キャベツ 根こぶ病とは 根こぶ病は、現在はフィトミキセア(Phytomyxea)に分類される Plasmodiophora brassicae によって引き起こされるアブラナ科野菜の最重要病害の一つです。かつては菌類と分類される

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根こぶ病耐性について

根こぶ病耐性キャベツ

根こぶ病とは

根こぶ病は、現在はフィトミキセア(Phytomyxea)に分類される Plasmodiophora brassicae によって引き起こされるアブラナ科野菜の最重要病害の一つです。かつては菌類と分類されることもありましたが、近年の分子系統解析によりフィトミキセアという独自のグループに位置づけられています。防除の考え方は細菌病・糸状菌病と異なる点がありますので、正確な理解が重要です。

根こぶ病の病原体 Plasmodiophora brassicae が形成する「休眠胞子」は、土壌中で20年以上にわたって生存することが報告されています。菌核(Sclerotia)とは異なり、休眠胞子は非常に微細で土壌に広く分布します。感染した植物の根の細胞内で増殖した後、休眠胞子として土壌に放出されます。この長期生存能力が、根こぶ病を特に厄介な病害にしている根本的な要因です。

症状としては、感染した根に大小さまざまなこぶ状の肥大(根こぶ)が形成されます。感染初期には地上部への影響が見えにくく、生育が進むにつれて地上部が萎れたり黄化したりし始めます。根こぶが形成されると根の機能が著しく低下し、水分・養分の吸収が妨げられます。発病が重篤な場合は、結球前に株が枯死することもあります。

根こぶ病の発生を促進する主要条件は土壌の酸性(pH6.0以下)、高温(20〜25℃が最適)、多湿です。日本全国のキャベツ・ブロッコリー・ハクサイ産地で広く問題になっており、連作圃場での被害は特に深刻です。

根こぶ病耐性の区分

根こぶ病耐性品種は、種苗カタログ上でいくつかの略号で表記されます。主な表記と意味は以下の通りです。

  • CR(Club Root Resistance): 根こぶ病耐性の総称的な表記
  • YCR(Yellowing Club Root Resistance): 萎黄病(YR)との複合耐性を示す略号。日本農林社など複数のメーカーが使用
  • BCR(Broad-spectrum Club Root Resistance): 広域レース対応の根こぶ病耐性を示す略号

品種選びで見落としがちなのが、根こぶ病菌にはレース(系統)の多様性があるという点です。日本国内でも複数のレースが報告されており、地域によって優占レースが異なる可能性があります。特定のレースに対して耐性を持つ品種が、別のレースが優占する圃場では十分な効果を発揮しないケースがあります。地元の農業試験場や農業改良普及センターに地域の発生レース情報を確認することが、品種選定精度を上げる実践的なアプローチです。

BCR表記の品種は、複数のレースに対応した広域の耐性を謳っているものがあります。タキイ種苗株式会社の「BCR龍月」などが国内で広く知られています。YCR表記は主に国内育種会社が採用しており、株式会社日本農林社の「YCRきよまさ」「YCRふゆいろ」「YCR多恵」「YCRげっこう(月光)」「YCRこんごう(金剛)」などが代表的な品種群として産地に定着しています。

歴史と豆知識

根こぶ病は、日本のアブラナ科野菜産地において非常に長い歴史を持つ病害です。農業の集約化・連作化が進んだ戦後から高度経済成長期にかけて、主産地での被害が拡大し、深刻な農業問題として認識されるようになりました。

意外と知られていないのですが、根こぶ病菌の休眠胞子は土壌中で極めて長期間生存します。感染圃場では防除を行っても完全な根絶が難しく、土壌中の菌密度を下げるには長期間の輪作が必要になります。一度根こぶ病が発生した圃場からの完全な回復には10年以上を要するケースもあり、予防の重要性が特に強調される病害です。

日本での耐病性育種の歴史は1980年代以降に本格化し、キャベツの根こぶ病耐性品種の開発が各種苗会社で進められました。国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)も「YCRふゆいろ」の育成に関わるなど、公的研究機関と民間育種会社の連携による品種開発が行われてきました。

また、根こぶ病は気候変動との関連でも注目されています。温暖化による地温上昇が根こぶ病菌の活性時期を拡大させる可能性があり、従来は発生が少なかった産地でのリスクが高まることが懸念されています。

耐病性の限界と注意点

根こぶ病耐性品種を導入する際には、耐病性の限界と注意点を正確に把握しておくことが重要です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。根こぶ病菌は遺伝的多様性が高く、新しいレースが出現することがあります。これまでCR品種に有効だった耐性が特定の新レースには十分でないケースも報告されており、CR品種を導入後も継続的な発病監視が必要です。

土壌のpHと発病リスクの関係は特に重要です。CR品種であっても、pH5.5以下の強酸性圃場では発病リスクが高まります。石灰施用によるpH矯正はCR品種の効果を引き出すためにも有効であり、CR品種の導入と同時にpH管理を行うことが推奨されます。

菌密度の問題もあります。すでに根こぶ病が多発した圃場では土壌中の休眠胞子密度が非常に高くなっており、この状態ではCR品種でも発病することがあります。菌密度が極端に高い圃場では、土壌消毒と合わせてCR品種を導入することが現実的な対策になります。

防除のポイント

根こぶ病の防除は、CR品種の利用を中心に複数の対策を組み合わせることが基本です。

石灰資材による土壌pH管理が防除の根幹の一つです。消石灰や苦土石灰を施用してpHを6.5以上に引き上げることで、根こぶ病菌の活性を大幅に抑制できます。ただし、土壌診断に基づいた適切な施用量を守ることが重要で、過剰な石灰施用はホウ素欠乏などの微量元素障害を引き起こす可能性があります。

輪作による土壌菌密度の低下も重要です。アブラナ科以外の作物(イネ科・マメ科・ナス科など)との長期的なローテーションを組むことで、休眠胞子の自然減少を促します。ただし、根こぶ病菌の休眠胞子は長期生存するため、短期間の輪作では十分な効果が得られない場合があります。

排水管理も発病リスクの低減に効果的です。湿潤条件は根こぶ病菌の遊走子(感染型の菌体)の移動・感染を助けるため、圃場の排水性を高めることが有効です。暗渠排水の整備や高畝栽培が採用されている産地もあります。

土壌消毒剤や土壌病害防除剤の使用も選択肢の一つです。定植前の土壌消毒剤の使用や、定植時に根こぶ病防除剤を灌注する方法が現場で実施されています。CR品種との組み合わせで使用することで、より高い防除効果が期待できます。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

愛知・千葉・茨城などキャベツの主要産地では、根こぶ病への対応としてCR品種の導入が積極的に進んでいます。連作年数の長い産地では、CR品種の導入によって廃棄ロスが大幅に減少したという事例が多く報告されています。

農業試験場の調査によると、CR品種を導入しても石灰による土壌pH管理を怠った圃場では発病が観察されるケースがあります。「CR品種を入れれば安心」という過信は禁物で、土壌pH管理との組み合わせが不可欠であることが現場でも再認識されています。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、BCR(広域レース対応)品種とYCR品種の使い分けに関しては、地域で発生しているレースの把握が先決です。地元の農業改良普及センターに相談し、地域の発生状況に合った品種と防除体系を選ぶことが、長期的な根こぶ病管理の鍵になります。

まとめ

根こぶ病は Plasmodiophora brassicae による土壌伝染性病害で、根に形成されるこぶ状の肥大が株の水分・養分吸収を妨げます。病原体が形成する休眠胞子は土壌中で長期間生存するため、一度発生した圃場では完全な根絶が難しく、予防と継続的な管理が特に重要な病害です。

CR(根こぶ病耐性)品種の導入は最も効果的な対策ですが、レースの多様性・土壌pH条件・菌密度の高さによっては耐性品種でも発病することがあります。品種選定にあたっては、CR/YCR/BCRの表記とレース対応情報を確認し、石灰施用によるpH管理・輪作・適切な農薬防除を組み合わせた総合的な防除体系を構築することが安定生産の基本です。

ミノリスのキャベツ品種一覧では、YCRきよまさ・YCRふゆいろ(株式会社日本農林社)、BCR龍月(タキイ種苗株式会社)など、根こぶ病耐性品種の詳細情報を確認できます。

13品種 表示中
ふくと

ふくと

トヨタネ株式会社

(冬系) 根こぶ病と黒腐病の両方に強い画期的品種! 品種特性 ■特長 ・根こぶ病と黒腐病に対し耐病性を示す。 ・根張りが良く、耐倒伏性に優れる。 ・形状は扁円球に安定し、球揃いが抜群。 ■栽培のポイント ・株腐れ病や菌核病に対しては適切な予防防除を行う。 ・在圃性はやや劣るので、適期収穫に努める。 ・元肥主体の肥培管理で、生育後半まで安定した肥効を保つ。

YCRげっこう(月光)

YCRげっこう(月光)

株式会社日本農林社

初夏と年内収穫に向く根こぶ病抵抗性の定番中生寒玉系 ■特性 ≪根こぶ病抵抗性品種として好評を得ているYCR多恵から、さらに玉伸びと高品質化を目標に育種された品種です。≫ ・根こぶ病、萎黄病複合抵抗性をそなえた寒玉系品種。 ・定植後70~75日で収穫期に達する中生で、玉揃いが良く圃場管理、収穫作業がし易い。 ・外葉は濃緑色の丸葉系でやや大きめである。 結球肥大型に属し、球型はやや腰高の扁円球。 ・球は緑濃く球尻までよく着色する中玉種で、1球1.3~1.5kgに良く揃う。 より高品質なので、市場出荷に適している。 ■栽培の注意 ・定植遅れや、乾燥、湿害に敏感な品種です。圃場準備・管理に注意してください。 ・日本で見つかっている代表的な根こぶ病菌の混合菌を使用し、幼苗検定を繰返し行い育成した根こぶ病抵抗性品種ですが、他にも菌の系統があり地域によっては根こぶの着生かあるかもしれませんので、あらかじめ御了承下さい。

YCRふゆいろ

YCRふゆいろ

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

「YCRふゆいろ」は最高レベルの根こぶ病抵抗性を有するキャベツF1品種です。球の肥大性は良好で、球形は平玉となり、家庭消費用、加工・業務用ともに利用できます。 ■主要特性 ・「YCRふゆいろ」は、3座の根こぶ病抵抗性QTLsのうち最も寄与率の高い1座をホモに有する細胞質雄性不稔系統と、DNAマーカー選抜により3座を集積した花粉親系統を両親としたF1品種です。 ・「YCRふゆいろ」は市販の根こぶ病抵抗性品種の中で最も強い抵抗性を示す「YCR理念」に比べ同程度~やや強い抵抗性を、「YCRこんごう」や「YCRげっこう」に比べ強い抵抗性を示します。 ・「YCRふゆいろ」の草丈および株の幅は「YCR理念」よりも大きく、「松波」よりコンパクトです。球の肥大性および収量性は「松波」や「YCR理念」よりも優れます。球形は寒玉キャベツらしい平玉となり、「松波」よりも扁平です。球表面のアントシアニン着色は少なく、球内部のチップバーン等の生理障害の発生はほとんど見られません。 ■活用点・留意点 ・「YCRふゆいろ」は、夏まき冬どり作型に適し、家庭消費用、加工・業務用ともに利用できます。 ・「YCRふゆいろ」は、最高レベルの根こぶ病抵抗性を有していますが、多様な根こぶ病菌の中には本品種を加害する菌株が存在する可能性もあることから、耕種的防除を含む総合防除が推奨されます。 ・「YCRふゆいろ」は、萎黄病に抵抗性を有します。 ・収穫期はやや晩生で、「松波」と同程度です。結球期が低温の場合には、より結球の早い品種に比べ収量性が劣る場合があります。

新藍

新藍

株式会社サカタのタネ

耐病性が優れる、おいしいキャベツ ■特性 ● 生食用から加工用まで幅広い用途に使えるキャベツ。みずみずしく甘みが強く食味が優れる。肉質はしっかりしていて歯切れがよく、食感は滑らかでゴワゴワ感が少ない。 ● 耐病性が優れ、一般地の年内どりや高冷地の夏秋どり栽培で主に問題となる各種病害に強い。萎黄病に抵抗性、黒腐病と根こぶ病に耐病性があるため、安心して栽培できる。 ● 肥大力が優れる偏平球でよくそろい、尻とがりなどの形状の乱れが少ないので、収穫や箱詰め作業が容易。 ■適応性 外葉形成と並行して比較的早いステージで玉形成が行われ、玉の形ができた後に内側から外枠を満たすように肥大充実が進行します。 環境、作型に対する適応性は幅広く、黒腐病や根こぶ病の発生しやすい湿潤条件で特にその能力を発揮します。西日本で多くみられるような水田裏作などにも好適です。もちろんこのような病気が問題になっていない地域でも玉ぞろいのよさ、品質のよさから高い評価を得ており、幅広い地域で安心して栽培できます。 ■肥培管理 外葉形成と並行して、比較的早いステージで結球が始まるので、速効性の化成肥料を施して、定植後の外葉形成から結球初期までをスムーズに進行させるのがポイントです。また生育状況を見ながら適時追肥(1~2回)をします。土壌中の窒素成分が多すぎると、拮抗作用によりキャベツが他の微量要素を吸収できなくなり、最終的には生理障害などの原因となるため、窒素過多にならないように注意します。また極端な乾燥によっても微量要素が吸収できなくなります。過剰施肥や極端な乾燥条件にならないように、日ごろから圃場管理に気をつけてください。 ■播種 地域に適した播種期を守ってください。無理な早まきや遅まきは避け、その地域での適期播種を心がけます。特に年内どり栽培では播種が遅すぎると結球不良になり、球内部にアントシアンが発生する場合があるので注意します。 ■育苗・育苗管理 苗床では水のやりすぎに気をつけ、苗床の風通しをよくして苗を徒長させないように注意します。徒長苗は苗床での立枯病の発生や定植時の植え傷みの原因となります。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は地域により異なりますが、無理な密植は避け、十分に株間を広げて栽培します。条間55~60㎝、株間28~33㎝(5,500株/10a)程度が目安です。 ■病害虫防除 主な害虫であるコナガ、ヨトウムシの他にハイマダラノメイガ(ダイコンシンクイムシ)やオオタバコガによる被害に注意します。成長点付近の包まれた葉の中に隠れているため、一度圃場で大量発生してしまうと薬剤散布してもなかなか防除できません。定植前から苗床での薬剤散布を効率的に行い、早めの防除を心がけます。フェロモン剤などを使用して害虫の数を減らすことも効果的です。 ■収穫 球の形ができた後に内側から外枠を満たすように肥大充実が進行します。そのため、結球初期では球の形ができていても内部が十分に締まっていないことがあります。球の内部がしっかりと締まっていることを確認してから収穫をしてください。無理な遅どりは輸送中の裂球や品質低下の原因となります。

BCR龍月

BCR龍月

タキイ種苗株式会社

根こぶ病と黒腐病に複合耐病性! 形状が安定する寒玉系中早生種! ■特長 ・根こぶ病と黒腐病に対し、高度な耐病性を示すほか、萎黄病にも耐病性。 ・玉のそろいがよく、スムーズな収穫作業が可能で、扁円に形状が安定するため箱詰め作業が容易。 ・倒伏しにくく、玉尻が地面に接しにくい。 ・中間・暖地の秋どりと春まきの初夏どりの両方で栽培できる。冷涼地では春まきの初夏どりと秋どりが可能。 ■栽培の要点 ・適切な外葉形成のため、保水性がよく、肥沃な圃場への作付けを優先する。 ・極端な密植栽培を避け、適切な外葉発育ができる条間・株間で栽培する。 ・元肥主力で初期生育を促進し、早めの追肥で生育後半まで安定した肥効を保つ。 ・適期収穫に努め、とり遅れに注意する。 ・本種は根こぶ病、黒腐病に対し、完全な抵抗性ではないため、予防的防除の実施が望ましい。 ・短茎のため、土壌からの菌核病、株腐病に対して十分な防除を実施する。

YCRきよまさ

YCRきよまさ

株式会社日本農林社

根こぶ病に強く年明け収穫に向く寒玉種 ■特性 ・萎黄病・根こぶ病複合抵抗性をそなえた寒玉系品種。 ・草勢は強く肥大性も優れており、玉色は濃緑、形状は平玉で安定する。 ・「YCRこんごう」「YCRふゆいろ」よりも晩生で耐寒性に優れ、年明け収穫に向く。 ・定植後約100日で収穫になる晩生種。 ■栽培の注意 日本で見つかっている代表的な根こぶ病菌の混合菌を使用し、 幼苗検定を繰返し行い育成した根こぶ病抵抗性品種ですが、 他にも菌の系統があり地域によっては根こぶの着生かあるかもしれませんので、 あらかじめ御了承下さい。 ・黒腐病の耐病性は中程度のため、必ず防除をおこなってください。 ・定植が遅れると玉の締まりが悪くなるので、適期に植え付けてください。

YCRこんごう(金剛)

YCRこんごう(金剛)

株式会社日本農林社

根こぶ病に強い12~1月収穫に向く中生寒玉系 ■特性 ・根こぶ病、萎黄病抵抗性を持った寒玉品種。 ・定植後80~85日程度で収穫できる中生種。 ・草勢が強く、栽培し易い。重量は1.5~2.0kgで、しまりの良い結球肥大型。 ・球色は青緑色、球形は厚玉で重量感があり、玉伸びも良好。 ・アントシアンの発生が少なく、裂球が遅いため1月収穫が可能。 栽培の要点 ・草勢が強いので、準高冷地、平坦地では肥培管理、栽植密度にご注意下さい。 ・黒腐病に注意が必要な品種です。登録農薬を使用して防除に努めてください。 ・日本で見つかっている代表的なネコブ病菌の混合菌を使用し、幼苗検定を繰返し行い育成したネコブ病抵抗性品種ですが、 他にも菌の系統があり地域によってはネコブの着生かあるかもしれませんので、あらかじめ御了承下さい。

YCR多恵

YCR多恵

株式会社日本農林社

ノウリン根こぶ病抵抗性キャベツの元祖の中生寒玉系 ■特性 ・イオウ病、ネコブ病複合抵抗性品種の為、 従来の品種より薬剤の投与を抑え、激発区の栽培が可能となっている。 ・定植後70~75日で収穫期に達する中生種。 玉揃いが良いので圃場管理、収穫作業がし易い市場出荷、産直で好評。 ・外葉は濃緑色の丸葉系でやや大きめである。 結球肥大型に属し、球型はやや腰高の扁円球。 球は緑濃く球尻までよく着色する中玉種で、1球1.3~1.5kgに良く揃う。 ■栽培の注意 ・日本で見つかっている代表的なネコブ病菌の混合菌を使用し、幼苗検定を繰返し行い育成したネコブ病抵抗性品種ですが、他にも菌の系統があり地域によってはネコブの着生かあるかもしれませんので、あらかじめ御了承下さい。

フルーツキャベツ

フルーツキャベツ

株式会社日本農林社

家庭菜園や直売に向く根こぶ病に強く甘みある早生系 ■特性 ・根こぶ病・萎黄病の複合抵抗性品種。 夏まき栽培で定植後60~65日位の早生種。 ・甘く柔らかくてジューシーなフルーツのような甘味があり、直売や家庭菜園に向く。 ・夏蒔き栽培で定植後60~65日位の早生種。葉質は柔らかくみずみずしい。 ・外葉は小さく草勢はおとなしい。玉の形状は甲高偏円球で、 1.1~1.3kg程度の良くしまった玉が収穫できる。 ■栽培の注意 ・裂球がやや早いので適期収穫を心掛けて下さい。 ・初期生育が悪いと小玉になるので外葉を大きく作る肥培管理を行って下さい。 ・日本で見つかっている代表的な根こぶ病菌の混合菌を使用し、 幼苗検定を繰返し行い育成した根こぶ病抵抗性品種ですが、 他にも菌の系統があり地域によっては根こぶの着生かあるかもしれませんので、 あらかじめ御了承下さい。

冬美

冬美

ヴィルモランみかど株式会社

低温肥大性に優れた、冬どり品種! ■特徴 タイプ 寒玉系 特性-1 熟期:中生 形:甲高扁円 ■品種の特性 1. 草姿は立性で草勢が強く、肥大性の良い冬どり寒玉キャベツ。 2. 収穫物は甲高扁円球で良く締り、平箱の8玉中心となり、収量性が高い。 3. アントシアンや裂球の発生が遅く、在ほ性に優れる。 4. 最適作型は8月上・中旬まき、12月下旬~1月どりで、特性を発揮する。 ■栽培のポイント ・育苗 品質の良いキャベツを収穫するには、播種時期を守ることが重要。早播きは’冬美’が耐暑性の強い品種ではなく、品質低下や病害の発生が心配されるため、避ける。また、極端な遅まきはアントシアンの発生や玉締まりが緩くなる傾向がある。 地床育苗・プラグ育苗ともに、しっかりした苗を作るため、通風・日当たり、潅水等の管理がし易い場所を選ぶ。 地床育苗の場合は、条間6~9cm、種子間隔1cmを目安に薄く条播きします。乾燥防止のため、寒冷紗等をトンネル状に被覆すると良い。 プラグ苗の場合、128穴あるいは144穴のプラグトレーを使用する。健全な苗を作るためには、市販の培養土を使用。培養土は水をはじきやすいので、予め散水し水を含ませておく。また、育苗中プラグトレーは地面に直接置かず、地面から浮かせて水平に並べる。 2.圃場の準備 日照が短くなる作型になる。圃場は日当たり、排水性を考慮して選ぶ。排水の悪い圃場では高畝にするなど排水対策をすること。完熟堆肥、苦土石灰、熔燐をすき込んだ後、元肥を全面散布して良く深耕する。’冬美’は根こぶ病抵抗性(CR)品種ではないため、根こぶ病の発生が心配される圃場では、登録のある農薬を必ず散布し、土壌と混和する。必要に応じて石灰による酸度矯正(最適pH6.0~6.5)も実施。 元肥は前作や土壌条件によって異なるが、10aあたりの成分量で窒素、リン酸、加里とも25~30kgが目安。中生品種のためロング肥料の利用や、定植後に2度程の追肥が必要となる。 3.定植・栽培管理 定植は畝幅60cm、株間30~35cmで10a当たり4,700~5,500株を基準とする。定植後の活着は非常に重要です。その後の生育や、収量に影響する事もありますので、活着までの間に乾燥が続く場合は、スプリンクラー等での潅水を行う。追肥は生育を見ながらの施肥になるが、1回目は苗が活着し生育が盛んになり始めたこと、2回目は結球が始まる前のタイミングが一般的。また一度に施用する量は、窒素成分で2kg/10aが目安となる。 3.病害虫防除 定植前の苗床から薬剤散布を効果的に行い、予防に努める。また定植時に、吸汁性害虫から食害性害虫まで幅広く同時に防除できる登録農薬の粒剤を植穴に施用すると、労力の削減が可能。 コナガ・アオムシ、ヨトウムシについては、同系統の薬剤の連用で害虫に抵抗性がつき易いので、作用の異なる薬剤を組み合わせると良い。 4.収穫 完全に結球したものを収穫し、水切りして箱詰めする。玉揃いが抜群に良い品種のため、一斉に収穫となる。収穫が遅れないように計画的に作付けする。

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