品種詳細

低温期に肥大する、おいしいキャベツ ■特性 ● 「新藍」より約10日遅い中晩生品種(定植後80〜90日)。 ● ゴマ症などの生理障害に強く、球内部のアントシアンも発生しにくいため、低温期に栽培しやすい。萎黄病抵抗性、黒腐病耐病性。 ● 「新藍」と同様に甘みがあり食味がよい。肉質はしっかりしていて、歯切れがよく、食感は滑らかでゴワゴワ感が少ない。 ● 歩留まりよく、加工・業務用に適する。低温下でも肥大し、大玉での収穫が可能。玉ぞろいがよく、一斉収穫に適する。 ● 高冷地の秋どり、一般地・暖地の冬どりに適する。 ■適応性 低温下でも肥大するので、高冷地・冷涼地の秋どり、一般地・暖地の冬どりに最も適します。高温期でも栽培可能ですが、草勢が強いので管理がやや大変です。 ■肥培管理 「新藍」と同様に、定植後の活着から外葉形成までをスムーズに進行させるのがポイントです。土質や気候により異なりますが、全成分量で10a当たり、窒素20~30kg、リン酸10~25kg、カリ20~30kgを標準とします。元肥をしっかりと効かせて、早い時期から大きさのそろった外葉をつくることにより、収穫時の玉ぞろいが格段によくなります。逆に生育初期の不ぞろいは生育後期まで影響するので注意します。また生育状況を見ながら適時追肥(1~2回)を行います。特に定植後に雨が続いて元肥が流亡してしまった場合は、追肥のタイミングを少し早め、後半の追肥の回数(もしくは量)を増やして調節します。 ■播種 品種に適した播種期を守ることが大切です。「新藍」を無理に長期間播種しないで、高温期栽培では「藍天」を、低温期栽培では「冬藍」を播種します。 一般地・暖地・夏まきでは、播種が高温期であるので、なるべく涼しい時間帯(朝か夕方)に播種・灌水を行い、子葉が展開するまでの期間は、日中にネットや新聞紙で遮光して温度が上がりすぎないようにすると、発芽のそろいがよくなります。 ■育苗・育苗管理 本葉が展開してからは水をやりすぎないようにして、苗床の風通しをよくし、しっかりとした苗を育てるように心がけます。徒長苗は立ち枯れの原因となるので注意します。 ■定植および定植後の管理 畑では無理な密植は避け、条間60cm、株間35㎝(5,200株/10a)程度で定植します。加工・業務用として2~3kgの大玉で収穫する場合は、条間65㎝、株間40㎝(4,200株/10a)程度に広げて、しっかりと大きな外葉を作ることにより肥大力をアップさせます。老化苗での定植は活着遅れの原因となるので、苗がトレーから抜けるようになったら、根の先端が白いうちに(茶色くなる前に)定植し、定植後3~4日は畑が極端に乾かないように注意します。 ■病害虫防除 根こぶ病に耐病性はありません。根こぶ病が問題となる地域では活着促進資材の使用をおすすめします。 ■収穫 「冬藍」は、「新藍」と同様に球の形ができた後に内側から外枠を満たすように肥大充実が進行します。玉の内部がしっかりと詰まってきたら収穫適期です。収穫遅れは輸送中の裂球や品質低下の原因となります。消費者の方々に、本来の性質である「おいしいキャベツ」を味わっていただくためにも、適期収穫を心がけましょう。
冬藍

栽培環境・条件

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メーカー情報

株式会社サカタのタネ

国産で活躍する品種を提供している種苗会社。

メーカー詳細

似た特性の品種

新藍

新藍

株式会社サカタのタネ

共通 加工用 根こぶ病耐性 密植向き 萎黄病耐性 黒腐病耐性

耐病性が優れる、おいしいキャベツ ■特性 ● 生食用から加工用まで幅広い用途に使えるキャベツ。みずみずしく甘みが強く食味が優れる。肉質はしっかりしていて歯切れがよく、食感は滑らかでゴワゴワ感が少ない。 ● 耐病性が優れ、一般地の年内どりや高冷地の夏秋どり栽培で主に問題となる各種病害に強い。萎黄病に抵抗性、黒腐病と根こぶ病に耐病性があるため、安心して栽培できる。 ● 肥大力が優れる偏平球でよくそろい、尻とがりなどの形状の乱れが少ないので、収穫や箱詰め作業が容易。 ■適応性 外葉形成と並行して比較的早いステージで玉形成が行われ、玉の形ができた後に内側から外枠を満たすように肥大充実が進行します。 環境、作型に対する適応性は幅広く、黒腐病や根こぶ病の発生しやすい湿潤条件で特にその能力を発揮します。西日本で多くみられるような水田裏作などにも好適です。もちろんこのような病気が問題になっていない地域でも玉ぞろいのよさ、品質のよさから高い評価を得ており、幅広い地域で安心して栽培できます。 ■肥培管理 外葉形成と並行して、比較的早いステージで結球が始まるので、速効性の化成肥料を施して、定植後の外葉形成から結球初期までをスムーズに進行させるのがポイントです。また生育状況を見ながら適時追肥(1~2回)をします。土壌中の窒素成分が多すぎると、拮抗作用によりキャベツが他の微量要素を吸収できなくなり、最終的には生理障害などの原因となるため、窒素過多にならないように注意します。また極端な乾燥によっても微量要素が吸収できなくなります。過剰施肥や極端な乾燥条件にならないように、日ごろから圃場管理に気をつけてください。 ■播種 地域に適した播種期を守ってください。無理な早まきや遅まきは避け、その地域での適期播種を心がけます。特に年内どり栽培では播種が遅すぎると結球不良になり、球内部にアントシアンが発生する場合があるので注意します。 ■育苗・育苗管理 苗床では水のやりすぎに気をつけ、苗床の風通しをよくして苗を徒長させないように注意します。徒長苗は苗床での立枯病の発生や定植時の植え傷みの原因となります。 ■定植および定植後の管理 栽植密度は地域により異なりますが、無理な密植は避け、十分に株間を広げて栽培します。条間55~60㎝、株間28~33㎝(5,500株/10a)程度が目安です。 ■病害虫防除 主な害虫であるコナガ、ヨトウムシの他にハイマダラノメイガ(ダイコンシンクイムシ)やオオタバコガによる被害に注意します。成長点付近の包まれた葉の中に隠れているため、一度圃場で大量発生してしまうと薬剤散布してもなかなか防除できません。定植前から苗床での薬剤散布を効率的に行い、早めの防除を心がけます。フェロモン剤などを使用して害虫の数を減らすことも効果的です。 ■収穫 球の形ができた後に内側から外枠を満たすように肥大充実が進行します。そのため、結球初期では球の形ができていても内部が十分に締まっていないことがあります。球の内部がしっかりと締まっていることを確認してから収穫をしてください。無理な遅どりは輸送中の裂球や品質低下の原因となります。

藍天

藍天

株式会社サカタのタネ

共通 加工用 萎黄病耐性 黒腐病耐性 根こぶ病耐性 密植向き

高温期に強い、おいしいキャベツ ■特性 ● 「新藍」より約10日早い中早生から中生品種(定植後60〜65日)。 ● 石灰欠乏症などの生理障害に強く、高温期に栽培しやすい。萎黄病抵抗性、黒腐病耐病性。 ● 「新藍」と同様に甘みがあり食味がよい。肉質はしっかりしていて、歯切れよく、食感は滑らかでゴワゴワ感が少ない。 ● 歩留まりよく、加工・業務用に適する。高温期でも腐れや裂球が遅いため、大玉での収穫が可能。玉ぞろいがよく、一斉収穫に適する。 ● 暑さに強いので、高冷地の夏どり、一般地・暖地の初秋どりに適する。低温期には結球が緩くなる。 ■適応性 暑さに強いので、高冷地・冷涼地の夏どり、一般地・暖地の初夏どりに最適です。結球が緩くなるため、低温期には適しません。 ■肥培管理 「新藍」と同様に、定植後の活着から外葉形成までをスムーズに進行させるのがポイントです。土質や気候によって異なりますが、全成分量で10a当たり、窒素20~30kg、リン酸10~25kg、カリ20~30kgを標準とします。元肥をしっかりと効かせて、早い時期から大きさのそろった外葉を作ることにより、収穫時の玉ぞろいが格段によくなります。逆に生育初期の不ぞろいは生育後期まで影響しますので注意します。また生育状況を見ながら適時追肥(1~2回)を行います。特に定植後に雨が続いて元肥が流亡してしまった場合は、追肥のタイミングを少し早め、後半の追肥の回数(もしくは量)を増やして調節します。 ■播種 品種に適した播種期を守ることが大切です。「新藍」を無理に長期間播種しないで、高温期栽培では「藍天」を、低温期栽培では「冬藍」を播種します。 一般地・暖地の夏まきでは、高温期に播種をするため、なるべく涼しい時間帯(朝か夕方)に播種・灌水を行い、子葉が展開するまでの期間は、日中にネットや新聞紙で遮光して温度が上がりすぎないようにすると、発芽のそろいがよくなります。 ■育苗・育苗管理 本葉が展開してからは水をやり過ぎないようにして、苗床の風通しをよくし、しっかりとした苗を育てるように心がけます。徒長苗は立ち枯れの原因となるので注意します。 ■定植および定植後の管理 畑では無理な密植はさけ、条間60㎝、株間35㎝(5,200株/10a)程度で定植します。加工・業務用として2~3kgの大玉で収穫する場合は、条間65㎝、株間40㎝(4,200株/10a)程度に広げて、しっかりと大きな外葉を作ることにより肥大がよくなります。老化苗での定植は活着遅れの原因となりますので、苗がトレーから抜けるようになったら、根の先端が白いうちに(茶色くなる前に)定植し、定植後3~4日は畑が極端に乾かないように注意します。 ■病害虫防除 多湿条件でべと病が発生することがあるので、圃場の排水をよくし、結球前には殺菌剤を散布して、しっかりと予防します。「新藍」は根こぶ病耐病性がありますが、「藍天」にはありません。根こぶ病が問題となる地域では活着促進資材の使用をおすすめします。 フェロモン剤などを使用して害虫の数を減らすことも効果的です。 ■収穫 玉の形ができた後に内側から外枠を満たすように肥大充実が進行します。そのため、結球初期では玉の形ができていても内部が十分にしまっていないことがあります。玉の内部がしっかりと締まっていることを確認してから収穫をしてください。無理な遅どりは輸送中の裂球や品質低下の原因となります。

BCR龍月

BCR龍月

タキイ種苗株式会社

共通 萎黄病耐性 黒腐病耐性 根こぶ病耐性 密植向き

根こぶ病と黒腐病に複合耐病性! 形状が安定する寒玉系中早生種! ■特長 ・根こぶ病と黒腐病に対し、高度な耐病性を示すほか、萎黄病にも耐病性。 ・玉のそろいがよく、スムーズな収穫作業が可能で、扁円に形状が安定するため箱詰め作業が容易。 ・倒伏しにくく、玉尻が地面に接しにくい。 ・中間・暖地の秋どりと春まきの初夏どりの両方で栽培できる。冷涼地では春まきの初夏どりと秋どりが可能。 ■栽培の要点 ・適切な外葉形成のため、保水性がよく、肥沃な圃場への作付けを優先する。 ・極端な密植栽培を避け、適切な外葉発育ができる条間・株間で栽培する。 ・元肥主力で初期生育を促進し、早めの追肥で生育後半まで安定した肥効を保つ。 ・適期収穫に努め、とり遅れに注意する。 ・本種は根こぶ病、黒腐病に対し、完全な抵抗性ではないため、予防的防除の実施が望ましい。 ・短茎のため、土壌からの菌核病、株腐病に対して十分な防除を実施する。

歌姫

歌姫

有限会社フジミ・オフィス

共通 加工用 萎黄病耐性 黒腐病耐性 密植向き

耐暑・耐病性に優れた極早生品種 特性 1)萎黄病抵抗性で、黒腐病などの病気にも強い。 2)耐暑性が強く、春〜夏蒔きも可能な極早生品種で、定植後約55日で収穫可能です。 3)色は濃緑色で、肥大性が高く密植栽培も可能で、1.5kg〜2.0kg位の甲高扁円球で揃います。 4)食味は葉質が柔らかく、生食から加工用にと幅広く利用可能。 栽培の要点 ●極端な早蒔きをされると、高温障害が発生しますので、播種期に注意して下さい。 ●雑草駆除剤、その他薬品を散布される場合は、畝立て後に認定薬剤を使用してください。 ●夏場の栽培時は、乾燥に注意して下さい。

KV948甘藍

KV948甘藍

株式会社カイヤ採種場

共通 萎黄病耐性 黒腐病耐性 加工用 密植向き

病気に強く多収性、1~2月どりに最適な扁円中生種 ■特性 ・年内~2月どりに最適で、耐寒性がある扁円球の中生品種です。 ・結球の仕方は、内部がゆっくりと締まる結球充実型です。 ・球色は濃緑色で、市場性が大変高く、また肉質は完全な寒玉なので加工契約にも好適です。 ・外葉はやや旺盛ですが、立性に近いので密植も可能です。 ・根が強く耐倒伏性に優れているので、地際からの尻腐れに強く、裂球が遅いので在圃性が非常に高いです。 ・萎黄病に抵抗性で、1~2月に多い玉ベトや年内に発生しやすい黒腐れ病にも強い方です。

青琳

青琳

株式会社サカタのタネ

共通 加工用 萎黄病耐性 密植向き

そろいがよく、在圃性抜群の中早生キャベツ ■特性 ● 萎黄病抵抗性でバーティシリウム萎凋病に強い中早生品(定植後約70日)。 ● 外葉がコンパクトで、生育のそろいが抜群によく、管理しやすい。 ● スムーズな形のよい偏円球で、秀品率が高く、収量性が高い。 ● 在圃性が優れるため、出荷調整がしやすい。 ■適応性 冷涼地の夏秋どり、特に8~10月どりに最適です。温暖地・暖地の夏まき年内どりにも適します。また、幅広い土壌適応性があり、肥沃な黒ボク土でも外葉はコンパクトでよくそろい、水田裏作などの重い土でもしっかりと肥大します。 ■肥培管理 もともと外葉が小さめの品種ですが、施肥量は一般的な品種に準じます。土質や気候によって異なりますが、10a当たり成分量(元肥+追肥)で窒素20~30Kg、リン酸10~25Kg、カリ20~30Kgが目安です。多肥栽培をすると、腐敗の原因となる場合もあります。適切な施肥量を守れば、「青琳」の特性である在圃性のよさを引き出すことができます。 ■播種 地域に適した播種期を厳守します。春に無理な早まきをすると腰高球となることがあります。また、夏まき年内どりで播種が遅れると、低温のため結球が緩くなる場合があるので注意が必要です。 ■育苗・育苗管理 温暖地~暖地・夏まきでは播種が高温期のため、なるべく涼しい時間帯(朝か夕方)に播種・灌水を行い、子葉が展開するまでの期間は、日中にネットや新聞紙で遮光して温度が上がり過ぎないようにすると、発芽のそろいがよくなります。 本葉が展開してからは水をやり過ぎないようにして、苗床の風通しをよくし、しっかりとした苗を育てるようにします。徒長苗は立ち枯れの原因となります。 ■定植および定植後の管理 条間60cm×株間30cm(約5,500本/10a)程度を標準とします。外葉がコンパクトなので、作型・地域によっても異なりますが条間50cm×株間30cm程度(約6,600本/10a)の密植も可能です。老化苗での定植は活着遅れの原因となるので、苗がトレーから抜けるようになったら、根の先端が白いうちに(茶色くなる前に)定植し、定植後3~4日は畑が極端に乾かないようにします。 ■病害虫防除 高温期栽培では、リゾクトニア菌由来の株腐病(尻腐れ症状)の対策を心がけます。リゾクトニアの菌密度が高まり、発病の危険性があるので、未熟堆肥の施用は避けます。また、圃場の排水をよくすることで、発病を軽減できます。予防として薬剤を散布する場合、結球期の直前から2、3回行うと効果的です。 夏秋どりから年内どりにかけては、黒腐病の対策を心がけます。特に台風や大雨、大風の直後には茎葉にできた傷口から病原菌が進入し、畑全面に発病することがあります。まん延後の薬剤散布は効果が低いため、予防に努めることが重要です。 ■収穫 裂球が遅く、在圃期間が長いので、出荷調整がしやすい品種です。球形状はスムーズで形のよい偏円で、玉ぞろいが抜群です。秀品率が高く、一斉収穫にも適しているので、効率のよい作業体系を組むことが可能です。また、結球はきれいで球内部が隙間なく詰まるので、重量感があり加工用にも適します。