果実・収量特性

半白のキュウリ品種一覧 全8種類

半白キュウリ 半白キュウリとは 半白キュウリとは、果実の下半分(花落ち側)が白〜淡黄白色を呈し、上半分(へた側)が緑色になるという独特な外観を持つキュウリの品種群です。キュウリはウリ科キュウリ属(Cucumis sativus L.)に属し

ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

半白について

半白キュウリ

半白キュウリとは

半白キュウリとは、果実の下半分(花落ち側)が白〜淡黄白色を呈し、上半分(へた側)が緑色になるという独特な外観を持つキュウリの品種群です。キュウリはウリ科キュウリ属(Cucumis sativus L.)に属し、一般的な品種が全体的に緑色であるのに対し、半白キュウリはその名の通り「半分白い」見た目が特徴的です。

この色の対比は果皮色素の分布によるもので、白い部分はクロロフィルの生成が抑制されており、果肉は一般のキュウリと同様に緑〜淡緑色をしています。見た目のユニークさとは裏腹に、味と食感は在来品種らしい風格を持ち、漬物用途で特に高い評価を受けてきました。

代表的な品種として、株式会社日本農林社の「馬込半白胡瓜」が挙げられます。馬込半白は東京都大田区馬込地域で古くから栽培されてきた在来品種で、江戸東京野菜の一つとして登録されています。他にも、丸種株式会社の「相模半白節成」「半白きゅう太郎」、タキイ種苗株式会社の「半白節成」、株式会社久留米種苗園芸の「半白夏秋」なども知られています。

半白キュウリの歴史と魅力

意外と知られていないのですが、半白キュウリは日本各地で独自に育成されてきた在来品種を起源に持つものが多く、その栽培の歴史は数百年にさかのぼります。

江戸時代から明治・大正期にかけて、現在の東京・神奈川を中心とした関東地方では半白系のキュウリが広く栽培されていました。馬込半白はその代表格で、大田区馬込地域の農家によって代々受け継がれてきた品種です。皮が薄く、果肉が柔らかで、独特の風味を持つため、江戸前の漬物文化と深く結びついて発展しました。

昭和期以降、栽培しやすく収量が多い白いぼ系・黒いぼ系の現代品種が普及するにつれ、半白キュウリは市場の主流から外れていきました。それでも、産地の農家や在来品種の保存活動に携わる人々によって、各地の半白品種は現代に受け継がれています。近年の伝統野菜・在来品種への関心の高まりとともに、半白キュウリも再注目を集めています。

品質特性と食味

半白キュウリの大きな特長の一つが、漬物適性の高さです。皮が比較的薄く、果肉の水分が適度に保たれているため、ぬか漬け・塩漬け・浅漬けといった漬物加工で優れた食感と風味が生まれます。

一般的な白いぼ系品種と比較すると、半白キュウリは果皮が薄い傾向があり、漬物にしたときに皮が口に残りにくいという特性があります。ぬか漬けにした際の色の変化(白い部分が浅緑色に変わる)も、見た目の楽しさを演出します。

生食でも、さっぱりとした食味とシャキシャキした食感が楽しめます。果肉の細胞が大きく水分が多い品種では食べ応えのある食感が得られ、夏場の浅漬けや酢の物に適しています。生食用として収穫する場合は、果長が長くなりすぎる前に若どりすることで、みずみずしさを最大限に引き出せます。

栽培のポイント

半白キュウリは、一般的な白いぼ系・黒いぼ系の現代品種と比べると、草勢や収量性が控えめな品種が多い傾向があります。在来品種を起源とするものは、現代の商業品種のような高い収量性よりも、独特の食味特性を優先して維持されてきた経緯があります。

露地栽培が基本で、夏〜秋作に適しています。播種・育苗の適期は地域によって異なりますが、一般的には4〜6月の播種で7〜10月の収穫が基本的な作型です。支柱立て・網張りによる立体栽培のほか、地這い方式にも対応する品種があります。

施肥管理では、元肥を控えめにして追肥で草勢をコントロールするのが基本です。在来品種は高肥条件に慣れていないものも多く、過剰な施肥で草勢が乱れることがあります。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。病害については、現代の高機能品種と比較してうどんこ病・べと病への耐性が弱い品種が多いため、予防的な防除管理が必要です。特に梅雨時期や夏の雨が多い年は、適切なタイミングでの薬剤散布と圃場の通風確保が品質維持の鍵になります。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

品種選びのコツ

半白キュウリの品種を選ぶ際は、以下のポイントを確認することが重要です。

用途(生食か漬物か)を最初に明確にしましょう。生食向けには果長が整って食感がよい品種、漬物向けには皮が薄く漬け上がりの良い品種という方向性があります。ただし、多くの半白品種は生食・漬物の両方に使えます。

栽培作型との適合性も大切です。夏秋向けの品種か、春〜初夏向けの品種かを確認し、地域の気候と作型に合ったものを選びます。「半白夏秋」(久留米種苗園芸)のように品種名に作型のヒントが含まれているものもあります。

販売先・需要の確認も欠かせません。一般の青果市場では半白キュウリの知名度はそれほど高くないため、直売所・道の駅・こだわり食材の流通ルートとの相性が良い品種群です。消費者への説明と差別化ができる販売環境があるかどうかが、品種導入の重要な判断材料になります。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、在来品種の栽培では種苗の入手先と品種の維持管理方法についても事前に確認しておくことが大切です。自家採種で維持されている品種の場合、種苗の安定供給に課題が生じることもあります。

市場動向とこれから

現在の国内野菜市場において、キュウリの流通主流は白いぼ系の現代品種(ブルームレス品種を含む)です。半白キュウリはこの主流とは異なるニッチな市場に位置し、主に以下の販売チャネルで需要があります。

農産物直売所・道の駅では、「珍しいキュウリ」「伝統野菜」「在来品種」というキーワードが消費者の購買意欲を刺激します。見た目のユニークさが手に取るきっかけになりやすく、一般のキュウリとの差別化がしやすい商品です。

飲食店・地産地消レストランでも、料理の彩りや食文化のストーリーを重視するシェフから一定の需要があります。「江戸東京野菜」「地域の伝統野菜」という訴求は、消費者へのメッセージとして有効です。

漬物製造・加工業者にとっても、独特の風味と皮質を持つ半白キュウリは付加価値製品の原料として魅力的な素材です。地域の加工業者と連携した生産販売モデルも検討の余地があります。

まとめ

半白キュウリは、果実の下半分が白〜淡黄白色になるという独特の外観を持つ在来品種群です。漬物適性の高さと独自の食味が評価されており、現代品種にはない風格と食文化のストーリーを持っています。

主流の白いぼ系品種とは栽培管理の注意点が異なり、特に耐病性への配慮が必要です。直売所・飲食店・加工業者など差別化できる販売チャネルとの組み合わせが、品種の価値を最大限に活かす鍵となります。半白キュウリが付いた品種一覧は、このページのタグが付いた品種ページからご確認いただけます。

8品種 表示中
F1半白節成胡瓜

F1半白節成胡瓜

株式会社タカヤマシード

本種は白イボの半白胡瓜の一代交配種である。低温伸長性に秀れ、ハウスの半促成・トンネル~露地早熟栽培に適する。果実は23cm位で肩張りがよく、肩部の緑色と下半部の白色のコントラストが美しい。主枝の雌花率は、作期を問わず、ほぼ100%の節成りとなる。 初期より多収となるので、肥料切れを起こさない様に追肥でカバーする。

わんぱく坊主

わんぱく坊主

株式会社大和農園

生食はシャキシャキ 美味しく、加熱調理でも 歯ごたえよし! ■品種特徴 ○半白、白イボの短形太キュウリ。 ○果長12cm、果重100g程度、太さ3.5cmで肩の形良く円筒形。 ○主枝雌花率は20~30%で1~2果成り。子ヅルは飛び節成り性。 ○キュウリ独特のシャキッとした歯触りと軟らかな肉質を兼ね備えている。 ○漬物、生食にぴったり。加熱調理でも歯ごたえのある食感。 ■栽培方法 <種まき・育苗> ポットに2〜3粒種をまく。発芽適温は25〜30℃なので低温期は保温・加温する。発芽後は正常葉で生育の良いものを残し1本立てにする。 <定植> 元肥は全面施肥・1㎡あたり、苦土石灰100g・堆肥3kg・化成肥料150gとする。畝幅1mの畝に支柱を立ててネットを張り、株間60cmで定植する。追肥は、1株あたり化成肥料10g前後を定植2週間後と、それ以降2週間おきに行う。 ※トンネルを利用する場合、遅霜の心配がなくなった頃に外気に徐々に慣らしてからトンネルを外し、支柱を立てて誘引する。 <整枝・着果> 親ヅルの6節目までのわき芽は全て除去する。7節目以降の子ヅルは葉を2枚程度残して摘芯、孫ヅルは混みあったら適宜摘芯する。親ヅルは20〜24節目で摘芯する。

半白きゅう太郎

半白きゅう太郎

丸種株式会社

ユニークで食味に優れた、半白のミニキュウリ! 1. 葉は濃緑、小葉で草勢はコンパクトにまとまる秀品 率のよい品種です 2. 果長10 ~ 12cm、果重50g前後のミニ半白胡瓜で、 果皮がやわらかく歯切れがよいのでサラダなどの生 食に向きます。ピクルスや浅漬けでも美味しいです。 3. 主枝は完全節成で、主枝及び側枝どちらにも複数 の花が咲く多収性品種です。 4. うどんこ病に非常に強いため、減農薬栽培に最適で す。べと病にも強いです。 5. 作型はハウス雨除け、露地、抑制と幅広く栽培でき ます。

相模半白胡瓜

相模半白胡瓜

株式会社アサヒ農園

半分白い珍しいキュウリ 商品特性 ■特性 日本古来の華南系キュウリで、 「半白」の名のとおり、首のほうは緑が濃く、下の部分は白っぽくなっているのが特徴です。 皮は固めで素朴な見た目ですが、みずみずしく、歯切れが良く、昔ながらのキュウリ本来の風味と味わいが楽しめます。 ■利用法 皮は固めですが、実がしっかりしており、浅漬けやぬか漬けにおススメです。 育て方 ■栽培のポイント 見た目は変わっていますが、栽培方法は一般的なキュウリと同じです(^^)

馬込半白胡瓜

馬込半白胡瓜

株式会社日本農林社

やわらかい黒イボの短形半白胡瓜 ■特性 明治時代、馬込村(現在の大田区馬込付近)で改良された、黒イボの短形半白胡瓜。 ・長さは16~18㎝。果皮、果肉ともにやわらかく甘みがある。 ・ぬか漬けに適するが、炒め物や煮物、サラダにも向く。 ■栽培の要点および適作型 節成性で草勢が強いので、密植をさけて、採光性や風通しをよく栽培するのがポイント。

半白夏秋(はんしろかしゅう)

半白夏秋(はんしろかしゅう)

株式会社久留米種苗園芸

【特性】 1.半白胡瓜の持つ、独特の硬い肉質の為“煮たり・炒めたり・キムチに”と幅広い用途に利用できる。 2.節成りは、80~100%で各節1果成。 3.側枝も連続性が高い節成で1果成。 4.葉は、やや黄葉で、心持大きい。 5.生育は早く、節間もやや伸びる。 6.側枝の発生も早く、草勢は強い。 7.果実は、22~23cm程度の円筒形。 8.肩の部分は青く、中程から花落にかけて白い果実になり光沢のあるきれいな果実。 9.従来の半白は、イボが黒いが本品種は白いぼであるので、果実の黄化が少ない。 【栽培上の注意点】 1.若苗を定植し、活着を促す。 2.過度な乾燥とならないようにこまめに潅水する。 3.節成性が高いので肥料切れにならないように十分注意し、早めの追肥を心がける。 4.虫による果実の食害には、気をつけましょう(予防散布)

半白節成

半白節成

タキイ種苗株式会社

果皮がやわらかく歯切れのよい短形の半白キュウリ! ■特長 ・平均果長が18cm程度の短形半白キュウリ。 ・果形は円筒形によく整い、クズ果の発生が少ない。 ・果皮がやわらかく、果肉は歯切れがよくて風味がよい。 ・草勢が強く、耐寒性にすぐれているので栽培が容易。 ・節間は短く、側枝の発生が少ない。 ・節成り性が強く、初期から多収となる。 ■栽培の要点 ・ハウス半促成からトンネル、露地早熟栽培に適する。 ・節成り性が強いため、やや若苗を定植し、初期から草勢を強めに管理する。 ・初期より多収となるため、収穫中は追肥や潅水を積極的に行う。 ・生育中期以降は過繁茂にならないよう、整枝・摘葉を適宜行う。

相模半白節成

相模半白節成

丸種株式会社

歯切れのよい半白キュウリ! 1. 半促成・早熟栽培用の黒イボキュウリで果長20cm前後になります。

キュウリの関連タグ

苗注文サービス

苗の注文サービス

ミノリスでは苗の注文・見積もり依頼が可能です。

  • 見積もり無料・キャンセル可
  • 2〜3営業日以内に回答
  • 有機栽培対応
詳しくはこちら ›