果実・収量特性

中玉のピーマン品種一覧 全31種類

中玉ピーマンとは 中玉ピーマンとは、1果重が30g〜60g程度の標準的なサイズのピーマンを指します。スーパーマーケットで最も多く見かける「緑のピーマン」として流通している品種の多くがこのサイズ帯に属します。果形としては、「中獅子型」と呼ばれ

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中玉について

中玉ピーマンとは、1果重が30g〜60g程度の標準的なサイズのピーマンを指します。スーパーマーケットで最も多く見かける「緑のピーマン」として流通している品種の多くがこのサイズ帯に属します。果形としては、「中獅子型」と呼ばれる形状が代表的です。中獅子型とは、シシトウの形に似た丸みと縦のへこみを持つ形状で、果実の上部が4〜5凸に分かれているのが特徴です。

ピーマンの品種カタログには「大型」「中型」「小型」という区分が用いられることが多く、中型品種がいわゆる中玉ピーマンに該当します。果重30g前後の品種が市場出荷の主流であり、袋詰めや個選・共選出荷においても扱いやすいサイズとして産地で広く採用されています。

中玉ピーマンの魅力

中玉ピーマンの最大の魅力は、家庭での用途の広さと流通のしやすさが両立している点です。

生産者にとっては、中玉サイズが青果市場での需要の中心であることから、出荷先を選びやすいという利点があります。量販店向けの袋詰め出荷では1袋3〜5個入りが標準的であり、果重30〜40gの中型ピーマンが詰めやすく、見た目の統一感も出しやすいとされています。業務用途(飲食店・総菜・加工)でも、炒め物や肉詰めに使いやすいサイズとして安定した需要があります。

消費者にとっては、1個あたりの使用量が使い切りやすく、炒め物・マリネ・肉詰めなど多様な調理に対応できる万能さが魅力です。ピーマンの苦み成分であるクエルシトリンは加熱により和らぐため、火を通す料理全般に適しています。

消費者・市場ニーズ

国内のピーマン市場において、中玉サイズは最も流通量が多い規格です。農林水産省の作物統計によれば、ピーマンの国内生産量は年間約15万t前後(令和4年農林水産省作物統計、茨城・宮崎・高知が主要産地)で推移しており、その大部分が緑の中型ピーマンとして出荷されています。

量販店では、1袋130〜200g前後の小袋詰めが主流です。中玉サイズの品種は1袋3〜5個が入れやすく、消費者の購買単位に合致しています。外食・中食産業では、カット野菜の原料や炒め物用食材として需要が高く、サイズの均一性が求められる業務用途では中玉規格が重宝されます。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、近年は大玉(ジャンボ)方向やカラーピーマン方向への差別化を図る産地も増えており、中玉ピーマンは「量販向けの安定出荷品目」としての位置づけが続いています。

栽培のポイント

中玉ピーマンの栽培は、施設・露地を問わず幅広い作型に対応できる品種が多いという特徴があります。

まず押さえておきたいのが、草勢の管理です。中玉品種は着果性が良い品種が多く、着果しすぎると株が弱りやすくなります。1番果は早めに収穫して株の負担を減らし、追肥を早めに開始して草勢を維持することが、長期穫りの基本です。

整枝については、不要な内側の枝(ふところ枝)や徒長枝を間引いて、株全体への採光と通風を確保することが重要です。ピーマンは枝が込み合うと高温多湿になりやすく、疫病や炭疽病の発生リスクが高まります。

灌水管理も品質に直結します。ピーマンは乾燥が続くと尻腐れ果や日焼け果が発生しやすくなります。特に梅雨明け後の高温乾燥期には、畝間灌水や灌水チューブを活用して水分を安定して供給することが秀品率の向上につながります。

品種選びのコツ

中玉ピーマンの品種を選ぶ際は、以下の観点を総合的に検討することが重要です。

  • 果重の目標: 1果30g前後が標準的な市場規格。出荷先のサイズ基準を事前に確認する
  • 耐病性の構成: PMMoV(ピーマンマイルドモットルウイルス)耐性・ToMV耐性の有無とレースを確認する
  • 夏季の着色維持: 高温期でも果色が淡くなりにくい品種は秀品率の安定につながる
  • 低温着果性: ハウス促成・抑制など低温期をまたぐ作型では、低温下での着果・肥大性が重要
  • 草勢のコントロールしやすさ: 草勢が強すぎる品種は追肥・整枝の管理が難しくなる
  • 日持ち性: 遠距離市場向けには、流通時の品質保持力(店もち)の良い品種が有利

ここからが実際の栽培で差がつくところです。品種説明に「着果良好」「秀品率が高い」と記載があっても、栽培環境(温度・灌水・施肥)によって実際の成績は大きく変わります。試作圃場での1〜2作を通じて、自産地の気候条件との相性を確認してから導入規模を拡大するのが安全です。

市場動向とこれから

中玉ピーマンは、国内ピーマン市場の基幹品目として安定した需要が続いています。一方で、価格面では量販店の単価圧力や輸入品との競合もあり、生産コストの低減と秀品率の向上が産地の課題として継続しています。

近年の品種開発では、夏季の高温下での着色維持(黒アザ果・色あせの低減)と耐病性の強化が主要なテーマとなっています。各種苗メーカーは、PMMoV耐性やToMV耐性に加え、青枯病や疫病への対応を強化した品種の開発を進めています。また、草勢が安定しやすく長期穫りに対応できる品種への需要も高まっています。

消費者ニーズの面では、生食・サラダ向けとして苦みを抑えた品種への関心が高まっています。ピーマンの苦みが苦手な消費者層を取り込む動きとして、果肉が柔らかく加熱すると甘みが増す品種が直売所や産直チャネルで注目されています。

まとめ

中玉ピーマンは、1果重30〜60g程度の標準的なピーマンで、国内市場の主流品目です。栽培しやすく出荷先を選びやすい反面、産地間競争が激しいため、品種選びと栽培管理のレベルが秀品率・収量性に直結します。

品種選定では、耐病性の構成・夏季着色維持・低温着果性・日持ち性を中心に確認し、自産地の作型・気候条件に合ったものを選ぶことが重要です。ミノリスの中玉ピーマンタグが付いた品種一覧を参照して、比較検討にお役立てください。

31品種 表示中
フルーツパプリカ セニョリータ®・ゴールド

フルーツパプリカ セニョリータ®・ゴールド

株式会社サカタのタネ

直径4~5cm、甘くてジューシーなカラフルパプリカ ■特性 1.果形は従来のピーマンと異なり、果長約4cm×肩幅約5cm、果重50~60gの楕円形。「セニョリータ(レッド)」は完熟果がテリのあるピュアレッド色。「セニョリータ・オレンジ」は完熟果がテリのあるオレンジ色。「セニョリータ・ゴールド」は鮮やかなゴールド色。いずれも未熟果は緑色。 2.TMV、ToMVに抵抗性がある。 3.果肉は厚く3~5mm、完熟果の糖度は8度程度で食味がよい。 4.果形がよくそろい、秀品率が非常に高い。 5.極早生で、栽培全期間を通して収量が安定し多収である。 6.ベル形大果品種と比べ着色までの日数が短く、ひび割れが出にくく、色回りがよい。 ■適応性 促成栽培から夏秋(雨よけ)で、幅広い作型に適応します。 ■育苗管理 床土はリン酸肥効が高く、有機質に富み、無病土の「スーパーミックスA」など使用するとよいです。播種床はプラントベッドを準備し、床土を厚さ5cmくらいに詰め、6×1cmの条まきにする。セルトレーで播種する場合は、72~128穴を使用してください。播種後、発芽までの地温は30℃を目安とし、発芽後は日中の気温28℃、地温は28℃から徐々に下げて25℃程度で管理し、播種後20~25日、本葉2枚くらいのとき鉢上げします。移植後の温度管理は活着を促すためはじめの地温は28℃にし、生育にしたがい20℃まで下げていきます。活着後は夕方にポットの表面が白く乾く程度の灌水とし、生育に応じ液肥等を施し肥料切れを防ぎます。 ■定植準備 土壌の通気、保水、排水をよくするため、完熟堆肥を十分に施し深耕を行います。元肥は土壌分析の結果によるが、10a当たり成分量で窒素、リン酸、カリそれぞれ20~25kgを標準とします。1条植えの場合畝幅80cm、通路幅80cm、株間60cmとし、畝立て後マルチを行い地温の上昇に努めます。 ■定植および栽培管理 第1番花の開花1~2日前の若苗が定植適期。いずれの作型でも適湿を保った土壌水分条件で定植し、第1分枝を仮支柱で縛り、できるだけ速やかに、活着させます。 活着後、順調な生育が認められれば、第1分枝より下からでた脇芽を順次かき取ります。そして第2分枝より4本の主枝を誘引し、それ以外の勢いのある枝は2節で止めます。初期から完熟果を収穫すると草勢が著しく抑制されるので、第2分枝までは緑果収穫を行い、その後は良果を完熟果として収穫します。株の内側に伸びる枝は、整枝して受光体制の改善に努めます。ただし、過度の整枝は日焼け果の原因になります。特に夏期は果実が葉陰に入るように注意します。 追肥は定植1カ月後から10日ぐらいの間隔で施します。特に、花が多く開花している時は、追肥が遅れないようにします。1回の追肥量は10a当たり窒素成分量で1~2kgを目安とします。7月以降の乾燥を避けるため、株元から畝間に厚めに敷きわらなどをします。 ■病害虫防除 栽培期間が長く、さまざまな病害虫が発生するので早めの防除が大切です。特に、ミナミキイロアザミウマは極少数でも大きな被害をもたらすため、青や黄色の粘着トラップ等を設置し、早期に防除してください。 ■収穫 完熟果のみを出荷するのではなく、完熟果(レッド・オレンジ・ゴールド)と未熟果(グリーン)を半分ずつ収穫することで、草勢の維持がはかられ、収穫期間がのび総収量も上がり、カラフルな青果の出荷ができます。

京ひかり

京ひかり

タキイ種苗株式会社

PMMoV-L3耐病性! 肥大性にすぐれた濃緑の中型種! ■耐病性 TMV、 ToMV、 PMMoV-L3 ■特長 ・PMMoV-L3型耐病性の夏秋どり中型種。 ・草勢は比較的強く、栽培後半に枝が垂れにくいので、トンネル・露地栽培に適する。 ・気温の低い時期でも果実の肥大がよく、尻づまりが安定し秀品率が高い。 ・果色は栽培全期間を通じて濃緑でつやがよく、商品価値が高い。 ■栽培の要点 ・定植は1番花開花直前の苗を基本とする。 ・ふところ枝や徒長枝を間引いて、株全体への採光と通風をよくする。 ・草勢の維持と、尻腐れ果などの生理障害防止のために高温乾燥期には十分に潅水する。

京みどり

京みどり

タキイ種苗株式会社

生育旺盛で栽培容易! 夏バテ知らずの中型種! ■耐病性 TMV、 ToMV ■特長 ・果重は30g程度で、袋詰め出荷に適する中型ピーマン。 ・色つや良好で盛夏でも色あせしにくく、低温期にも黒アザ果がほとんど出ない。 ・果肉はやや薄めで、やわらかく、高温期でもかたくなりにくい。 ・草勢旺盛で作りやすく、成り休みしにくい。 ・分枝力旺盛で多収。 ■栽培の要点 ・定植は1番花開花直前の苗を基本とする。 ・ふところ枝や徒長枝を間引いて、株全体への採光と通風をよくする。 ・草勢の維持と、尻腐れ果などの生理障害防止のために高温乾燥期には十分に潅水する。 ・草勢が旺盛なので元肥はやや少なめとする。

京波

京波

タキイ種苗株式会社

夏秋栽培用で黒アザ果が少ない中型種! ■耐病性 TMV、 ToMV、 B ■特長 ・果重は30g程度で、尻のまとまりとそろいがよい夏秋用中型ピーマン。 ・果実はつやがあり、黒アザ果はほとんど発生しない。 ・肉厚で、乾燥期の尻腐れに強い。 ・草勢が比較的強く、分枝力が旺盛で多収。 ・低温伸長性と耐暑性があり、青枯病にも比較的強い。 ■栽培の要点 ・定植は1番花開花直前の苗を基本とする。 ・ふところ枝や徒長枝を間引いて、株全体への採光と通風をよくする。 ・草勢の維持と、尻腐れ果などの生理障害防止のために高温乾燥期には十分に潅水する。

翠玉二号

翠玉二号

株式会社サカタのタネ

高温、乾燥に強く、露地栽培に向く ■特性 1. 早生で、とくにTMV、ToMVと乾燥に強く、長期にわたり良果を多産します。 2. 果実は40g程度、整形、濃緑で、果肉が厚いです。 3. 草姿はやや立性、枝伸びよく、葉は濃緑で草勢旺盛です。 4. 盛夏の高温乾燥によく耐え、変形果少なく、枝も丈夫で秋果もよいです。 ■要点 ・ 多肥栽培向きで、乾燥や肥切れをすると果実が小さくなりやすいので、追肥は早めに行います。 ・ やや立性であるので、千鳥植えとし、倒伏を防ぎます。 ■#REF! #REF!

京ゆたか

京ゆたか

タキイ種苗株式会社

多収で秀品率が高いハウス栽培用の中型種! ■耐病性 TMV、 ToMV ■特長 ・低温・少日照下でも着果と肥大性にすぐれ、多収性に富んだハウス用の中型種。 ・果実はそろいと尻づまりがよく、秀品率が高い。 ・果肉はやや厚く、品質と日もち性にすぐれる。 ・葉はやや大きめで、草勢は強め。 ・分枝の発生と枝の伸長は安定し、成り休みが少ない。 ■栽培の要点 ・定植は1番花開花直前の苗を基本とする。 ・追肥は1番果収穫時から開始し、草勢維持に努める。

L4京鈴

L4京鈴

タキイ種苗株式会社

農林水産省登録品種(品種名:TL4-027)※海外持出禁止(公示(農水省HP)参照)(野菜茶業研究所との共同育成) PMMoV-L4型耐病性! 秀品率が高く着果良好! ■耐病性 TMV、 ToMV、 PMMoV-L4 ■特長 ・PMMoV-L4型耐病性のハウス・夏秋用中型種。 ・果色は濃緑で変形果が少なく、秀品率が高い。 ・果実の大きさは30g程度。果肉は厚めで食味と日もち性にすぐれる。 ・草勢は中強。草姿は中開張性で、枝伸びは中程度。 ・低温・少日照条件でも安定して着果するので、ハウスから夏秋栽培まで幅広い作型に適する。 ■栽培の要点 ・本種はPMMoV-L3打破ウイルス汚染圃場でのみ使用し、前作の植物残さの処分に努め、ウイルス密度を下げてから栽培を行う。 ・定植直後は草勢が強めで生育するが、着果が進むにつれ草勢がおとなしくなりやすい傾向があるので、適宜早めに追肥を行う。

フルーツパプリカ セニョリータ®(レッド)

フルーツパプリカ セニョリータ®(レッド)

株式会社サカタのタネ

直径4~5cm、甘くてジューシーなカラフルパプリカ ■特性 1.果形は従来のピーマンと異なり、果長約4cm×肩幅約5cm、果重50~60gの楕円形。「セニョリータ(レッド)」は完熟果がテリのあるピュアレッド色。「セニョリータ・オレンジ」は完熟果がテリのあるオレンジ色。「セニョリータ・ゴールド」は鮮やかなゴールド色。いずれも未熟果は緑色。 2.TMV、ToMVに抵抗性がある。 3.果肉は厚く3~5mm、完熟果の糖度は8度程度で食味がよい。 4.果形がよくそろい、秀品率が非常に高い。 5.極早生で、栽培全期間を通して収量が安定し多収である。 6.ベル形大果品種と比べ着色までの日数が短く、ひび割れが出にくく、色回りがよい。 ■適応性 促成栽培から夏秋(雨よけ)で、幅広い作型に適応します。 ■育苗管理 床土はリン酸肥効が高く、有機質に富み、無病土の「スーパーミックスA」など使用するとよいです。播種床はプラントベッドを準備し、床土を厚さ5cmくらいに詰め、6×1cmの条まきにする。セルトレーで播種する場合は、72~128穴を使用してください。播種後、発芽までの地温は30℃を目安とし、発芽後は日中の気温28℃、地温は28℃から徐々に下げて25℃程度で管理し、播種後20~25日、本葉2枚くらいのとき鉢上げします。移植後の温度管理は活着を促すためはじめの地温は28℃にし、生育にしたがい20℃まで下げていきます。活着後は夕方にポットの表面が白く乾く程度の灌水とし、生育に応じ液肥等を施し肥料切れを防ぎます。 ■定植準備 土壌の通気、保水、排水をよくするため、完熟堆肥を十分に施し深耕を行います。元肥は土壌分析の結果によるが、10a当たり成分量で窒素、リン酸、カリそれぞれ20~25kgを標準とします。1条植えの場合畝幅80cm、通路幅80cm、株間60cmとし、畝立て後マルチを行い地温の上昇に努めます。 ■定植および栽培管理 第1番花の開花1~2日前の若苗が定植適期。いずれの作型でも適湿を保った土壌水分条件で定植し、第1分枝を仮支柱で縛り、できるだけ速やかに、活着させます。 活着後、順調な生育が認められれば、第1分枝より下からでた脇芽を順次かき取ります。そして第2分枝より4本の主枝を誘引し、それ以外の勢いのある枝は2節で止めます。初期から完熟果を収穫すると草勢が著しく抑制されるので、第2分枝までは緑果収穫を行い、その後は良果を完熟果として収穫します。株の内側に伸びる枝は、整枝して受光体制の改善に努めます。ただし、過度の整枝は日焼け果の原因になります。特に夏期は果実が葉陰に入るように注意します。 追肥は定植1カ月後から10日ぐらいの間隔で施します。特に、花が多く開花している時は、追肥が遅れないようにします。1回の追肥量は10a当たり窒素成分量で1~2kgを目安とします。7月以降の乾燥を避けるため、株元から畝間に厚めに敷きわらなどをします。 ■病害虫防除 栽培期間が長く、さまざまな病害虫が発生するので早めの防除が大切です。特に、ミナミキイロアザミウマは極少数でも大きな被害をもたらすため、青や黄色の粘着トラップ等を設置し、早期に防除してください。 ■収穫 完熟果のみを出荷するのではなく、完熟果(レッド・オレンジ・ゴールド)と未熟果(グリーン)を半分ずつ収穫することで、草勢の維持がはかられ、収穫期間がのび総収量も上がり、カラフルな青果の出荷ができます。

信州みどり

信州みどり

公益財団法人自然農法国際研究開発センター

■色鮮やかでつやのよい中長ピーマン ・露地栽培に最適な固定種の夏秋用中形ピーマン。 ・草姿は半立性で枝が垂れにくく、草勢は比較的強い。 ・黒あざ果の発生が少なく、栽培全期間を通じて果色は濃緑でツヤがよい。 ■育成経過 ピーマンは、生育初期の根の生長が遅く吸肥力が弱いため、乾燥害や肥切れを起こしやすく、ウイルス病による生育阻害や収量低下が問題となっています。特に自然農法では、育土が不十分の場合、このような問題が起こりやすいです。 日本にあるピーマン固定種は「伊勢ピーマン」のししとう形、カリフォルニアワンダーのようなベル形がありますが、中長形は交配種のみで固定種はありません(2022年現在)。 そこで、自然農法に適するピーマン品種を育成するため、初期生育が旺盛で生育後期まで草勢が衰えず収量性のある固定種の中形ピーマンの育成するため、ウイルス病に強く果形の揃いが良い「京ひかり」(タキイ種苗)を素材とした自殖後代の選抜固定を目標に2007年より育種を開始し、2018年にほぼ目標にかなった固定種「信州みどり」を育成しました。

ニューエース

ニューエース

タキイ種苗株式会社

横張りのある中獅子型! 極早生で作りやすい多収種! ■耐病性 TMV、 ToMV ■特長 ・極早生で横張りのある中獅子型。 ・果重は40g程度で果皮につやがあり、品質良好。 ・初期から成り休みが少なく多収。 ・草姿は開張性で茎が太く、分枝が多い。 ・ハウス半促成栽培や、トンネル早熟栽培などの早出しに適する。 ■栽培の要点 ・定植は1番花開花直前の苗を基本とする。 ・ふところ枝や徒長枝を間引いて、株全体への採光と通風をよくする。 ・草勢の維持と、尻腐れ果などの生理障害防止のために高温乾燥期には十分に潅水する。

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