果実・収量特性

ジャンボのピーマン品種一覧 全18種類

ジャンボピーマン ジャンボピーマンとは ジャンボピーマンとは、一般的な中型青果用ピーマン(1個30〜50g程度)よりも大型で、1個当たり100g以上になる大型品種の総称です。具体的なサイズ基準は品種・メーカーによって異なりますが、いわゆる「

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ジャンボについて

ジャンボピーマン

ジャンボピーマンとは

ジャンボピーマンとは、一般的な中型青果用ピーマン(1個30〜50g程度)よりも大型で、1個当たり100g以上になる大型品種の総称です。具体的なサイズ基準は品種・メーカーによって異なりますが、いわゆる「大型ピーマン」または「特大ピーマン」とも呼ばれ、パプリカとの中間的な位置づけにある品種群を含みます。

ピーマン(Capsicum annuum)は遺伝的な多様性が高い作物で、果実サイズは品種改良によって幅広いバリエーションが実現されています。ジャンボピーマンは大型ながら一般的に緑色の未熟果で収穫されることが多く、この点でカラーピーマン・パプリカとは区別されます。ただし完熟させると赤や黄に変色する品種も多く、二通りの用途で活用できる品種もあります。

果実が大きいと1個を切ったときの歩留まりが良く、業務用食材として扱いやすい特性があります。輪切りにすれば大ぶりのリングが得られるため、グリル・ロースト・詰め物料理など、食材としての存在感を出しやすい調理に向いています。

ジャンボピーマンの魅力

生産者にとっての最大の魅力は、果実が大きい分、重量あたりの収穫物を少ない着果数で得られる可能性がある点です。1個当たりの重量が大きければ、同じ収穫作業回数でより多くの重量を確保できます。ただし、大型果は着果に使うエネルギーが多く、着果負担が大きくなる側面もあります。整枝・摘果のバランスが品質を決める重要な要素です。

消費者にとっては、1個の食べ応えがある点と、切る回数が少なくて済む調理の手軽さが魅力です。また、肉詰め料理などで「中に具材を詰める」用途に対して大型果は適性が高く、家庭料理から外食のメインディッシュまで幅広く対応できます。

外食・業務用では、食材としての加工しやすさ(均一な大型カット、肉詰め用の皿として利用等)から、一定の定期需要があります。食材コストの面でも、小さいピーマンを多数使うより大型1個を使うほうが調理効率が良いケースがあります。

消費者・市場ニーズ

ジャンボピーマンは、量販店の野菜売り場では「大型ピーマン」や「特大ピーマン」として通常のピーマンの隣に陳列されることがあります。1個の重量感が分かりやすく、「お得感」を訴求しやすい品目です。

家庭での需要は、肉詰め・炒め物・焼きピーマンなど「食べ応えのある副菜・主菜」を作りたいニーズと合致します。家族が多い世帯・お弁当向けのまとめ調理にも適しており、直売所での販売では1個の見た目のインパクトが購買意欲を刺激します。

外食・中食チャネルでは、業務用として安定した大型サイズが求められるため、品種の果実サイズの揃いが重要な評価基準になります。ロットごとにサイズのばらつきが大きいと加工効率が下がるため、均一性の高い品種が業務用途では好まれます。

栽培のポイント

ジャンボピーマン栽培で特に注意が必要なのは、着果管理です。果実が大型になるほど1果あたりの樹への負担が大きいため、同時着果数が多すぎると果実の肥大が抑えられ、目標サイズに達しない小振りな果実が増えます。適切な摘果で、品種の特性に合った着果数に抑えることが大型果を安定的に出荷するための基本です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。ジャンボ系品種は中型品種と比べて果実の肥大に時間がかかります。収穫のタイミングを急ぐと規格サイズに達する前に収穫してしまうことになるため、果実サイズの目視確認と重量測定を組み合わせた収穫判断が品質の安定につながります。

整枝については、大型果の重量を支える茎の強度確保のために、適切な誘引と芯止め管理が必要です。枝が折れると、その先の着果が無駄になります。支柱や誘引ひもを活用して枝を固定し、強風や重量による折損を防ぎます。

灌水は土壌水分の安定維持が基本です。水分不足が続くと果実の肥大が悪くなり、過湿が続くと根の活性が下がります。施設栽培では点滴灌水による管理が品質安定に有効です。

病害については、PMMoV(トウガラシマイルドモットルウイルス)耐性のある品種を選ぶことが連作圃場では特に重要です。大型果を長期間栽培するほど、株が感染ウイルスの影響を受ける期間も長くなるため、耐病性品種の利用が出荷品質の安定に直結します。

品種選びのコツ

ジャンボピーマンの品種選びでは、以下の点を確認することが重要です。

  • 目標果実サイズ(g/個): メーカーカタログの記載値を確認し、自圃場での試作でも実測する
  • 果実の揃い: 業務用途では個体間のサイズ均一性が重要で、揃いが良い品種を選ぶ
  • 肉厚感: 肉詰め用途や加工用には果肉が厚く中空部が広い品種が適する
  • PMMoV耐性(L遺伝子レベル): 連作圃場での利用を前提に確認する
  • 着果性と着果負担: 大型果を複数同時に着果させると樹勢が急落しやすい品種があるため、試作で着果管理のしやすさを確認する
  • 着色特性: 完熟まで栽培してカラー利用も前提にするなら、着色の鮮やかさも確認ポイント

意外と知られていないのですが、ジャンボピーマンと一般的なパプリカは、果実サイズが近い場合でも果肉の質感や甘みの強さで差があります。パプリカは完熟前提の品種改良が進んでいるのに対し、ジャンボ系ピーマンは緑果での収穫を前提にした育種の比重が高い傾向があります。用途によって選ぶべき品種のタイプが変わるため、販売先の要求仕様を事前に確認することが品種選定の出発点になります。

株式会社トーホクのどでかピーマン、株式会社サカタのタネの福耳®ジローなど、ジャンボ・大型系の品種が選択肢として流通しています。また、山陽種苗株式会社のジャンボサラダ 神王ピーマンも大型サラダ向け品種として知られています。

市場動向とこれから

ジャンボピーマンの市場は、家庭での肉詰めピーマン人気に支えられた根強い需要があります。一方で、「大きければ良い」という単純な訴求は競合品との差別化になりにくく、「食べやすさ」「苦みの少なさ」「彩りの良さ」など複数の価値を組み合わせた提案が購買につながっています。

直売所・ファーマーズマーケットでは、目立つ大きさが集客につながるため、同じ価格帯の中型ピーマンと並んで目を引く存在になりえます。1個あたりの重量感と見栄えの良さは、他の野菜が並ぶ売り場での差別化に有効です。

品種開発の面では、大型でありながらPMMoV耐性を持ち、着果管理がしやすい品種の開発が進んでいます。また、家庭菜園向けには栽培のしやすさを重視した品種も市場に登場しています。

まとめ

ジャンボピーマンは、1個100g以上の大型果実を持つピーマン品種群です。肉詰め・炒め物・業務用加工など、食材としての存在感を活かした用途に適しており、直売所・量販店・外食産業それぞれで一定の需要があります。

着果管理・整枝・収穫タイミングの判断が大型果の品質を左右するため、栽培管理の丁寧さが求められます。品種選びでは、目標サイズの揃い・PMMoV耐性・着果管理のしやすさを総合的に確認することが重要です。

ジャンボピーマンが紐づく品種の一覧は、ミノリスの品種ページからご確認いただけます。

18品種 表示中
ししピー

ししピー

株式会社サカタのタネ

シシトウ形多収ピーマン ■特性 1. 耐暑性・耐寒性にすぐれる、つくりやすい多収ピーマンです。 2. 雨よけハウスや露地栽培、ハウス栽培まで幅広い作型で栽培できます。 3. 果実の外見はシシトウとピーマンの中間型です。 4. ハウス栽培で7~20g、露地栽培で5~15gを目標に収穫します。 5. 果肉はやわらかく、ピーマン特有の臭みが少ないです。 6. ミニサイズ(5cm程度)で収穫すれば、シシトウとしても利用できます。 7. 焼く、煮る、いためる、揚げるなどさまざまな調理に適し、従来のピーマンに比べ、タネが少なく、ヘタをとればそのまま手軽に調理できます。ただし、果実が大きくなるとタネの充実が進むので注意してください。 8. TMV、ToMVに抵抗性をもっています。 ■適応性 耐寒性、耐暑性にすぐれるため、さまざまな作型において栽培できます。寒冷地から温暖地、暖地まで、春まき夏秋栽培で能力を発揮し、長期間の収穫が望めます。 また、一般地、暖地における8月上旬まきの加温ハウスでの促成栽培、11月中旬まきの加温育苗・無加温ハウスでの半促成栽培が可能です。 ■畑づくり(圃場準備) 長期間良品を収穫するには土づくりが重要となります。完熟堆肥の施用や深耕を心がけ、排水性と保水性、通気性や保肥性を兼ね備えた土づくりをめざします。未熟堆肥の施用は作物の生育を阻害するため、「バイオ21」を利用した優良なボカシ堆肥や、無臭性微生物肥料「バイテクバイオエース」、「金の有機」などの有機肥料を積極的に利用することをおすすめします。 元肥は10a当たりの成分量で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kgを標準とします。 水はけがわるいと疫病などで枯れることがあるので、水はけのよい場所を選び、高畝とし、排水対策をしっかりととることが秀品率を上げるポイントです。 ■播種と育苗と定植 苗床には無病培養土の「スーパーミックスA」や苗当番シリーズ「タネまき用」などを利用し、播種します。本葉が見えてきたら鉢上げを行います。 定植の1週間前までにはマルチをしておき、地温確保を心がけます。地温確保と排水性の面からも高畝とします。栽植密度は、畝間180cm、株間50cm程度で、放任栽培の場合は80cm程度を基準とします。第1分枝の蕾がふくらんだころに定植して、初めの果実は小さいうちに収穫し、強めの樹勢をめざします。 ■定植および定植後の管理 定植後は第一分枝の下を仮支柱で誘引し、倒伏を防ぎます。仕立て方は、主枝4本仕立てとすることで収穫がとぎれず、整枝や防除などの管理も容易になります。放任栽培も可能ですが、勢いの強い主枝を杯状に誘引し,主枝の配置間隔を25cm程度にして、株内部の採光性と通風性を確保することで秀品率が上がり、病害虫の発生を減らすことができ、さらに収穫や整枝の作業性もよくなります。 追肥は収穫開始頃から2~3週間おきに施します。1回の施肥量は10a当たり窒素成分で2kg程度とします。「銀の有機」などの有機質肥料の投入も効果的です。 栽培期間が長く、病虫害の発生があるので、早めの防除が大切です。 ■【コンテナ菜園などでの栽培】 大型の鉢やプランターでの栽培も可能ですが、ほかのピーマン類に比べて水や肥料を多くほしがるので、乾燥や肥切れに注意します。とくに生育中盤からは毎日たっぷりと灌水します。

どでかピーマン

どでかピーマン

株式会社トーホク

果実は長さ20cm以上になるジャンボサイズ。果肉も厚く食べ応えが十分。苦みが少なくジューシーで、完熟して果実が赤みを帯びてきても甘みはあり、おいしく味わえます。暑さに強く、作りやすい栽培特性です。

クリムソンルビー

クリムソンルビー

株式会社大和農園

鮮赤色で大果!肉厚多収品種 ■品種特徴 ○未熟果は濃緑で完熟(着果後約70日)で赤色になる。 ○果実は150g、肉厚5mmの大型ピーマン。 ○未熟果、完熟果ともに食味が良い。

ジャンピー

ジャンピー

丸種株式会社

収量性が高く、食べごたえ充分のジャンボピーマン! 1. 果実は17 ㎝、果径は5㎝前後、果重は80gくらいから収穫開始となり、大きくな れば200g にもなるジャンボピーマンです。 2. 果肉が厚く食べ応え充分で、ジューシーで甘味もあり、たいへん美味しい品種です。 3. 草勢は旺盛で、節間は長めとなり分枝力も高く、収量性に優れています。

ジャンボサラダ 神王ピーマン

ジャンボサラダ 神王ピーマン

山陽種苗株式会社

肉厚でやわらか! 甘味の強いジャンボサラダピーマン ■特性 ・肥大すると果長20cm位になる中早生タイプの長型ピーマン。 ・果色濃く、肉厚でやわらかく、甘みに富む。 ・スライスしてサラダや肉詰め・炒め物など幅広い料理に最適。 ・生育は旺盛で、着果性は極めて良く多収型である。 ■栽培のポイント ・作りやすい品種であるが開花期前後の乾燥に注意し、果実肥大に努める。 ・栽培期間中は肥料切れの心配があるので適時追肥を行う。

パプリ(R)各色混合

パプリ(R)各色混合

丸種株式会社

彩り鮮やかな完熟ピーマン 1. 開花後60日位で収穫となるカラフルなジャンボピーマンです。 2. カロテン・ビタミンCが豊富でピーマン臭さが少なく甘酸っぱい味はサラダのほか和・洋・中を問わず多くの料理に適します。 3. 果肉は厚くサラダ料理の色づけによく生食以外にも、 幅広い料理に利用できます。 4. 完熟果はもちろん、未熟果(青果)でも間引き果として収穫できます。 5. パープル・ホワイトは収穫サイズになれば未熟果を順次収穫します。

豊年みどり

豊年みどり

株式会社タカヤマシード

本種は平暖地の普通栽培、及び中山間地帯の抑制栽培に適する中生大型の無類の豊産種で収穫全期間を通じ全く辛味が出ず食味よく、各市場で好評を博している。葉は従来の大型種よりやや小型で分枝力強く、長期の収穫に適する。果は濃緑色の大型で、3~4稜果でやや長味を帯び、屑果が少ない。 ■ポイント 1.樹勢極めて旺盛であるから株間と畦巾を広くし、支柱も長く丈夫なものを用いると長期間の収穫に耐え所期の目的が達成できる。 2.ピーマンはいずれも高温乾燥をきらうので、排水をよくし十分な灌水を行い、乾燥防止に努めること。

高農カリフォルニアワンダー

高農カリフォルニアワンダー

株式会社タカヤマシード

厚肉ピーマンの代表品種! ■特性 1.永年にわたり改良淘汰した結果、わが国の気候風土に最も馴化し極めて多収で揃いもよい。 2.夏秋どりに最適の大型良質の中晩生種。 3.草勢は強く半開張性で、葉はやや濃緑の大葉である。 4.果はやや長形で尻は3~4稜。肉は厚く表皮は濃緑で光沢があり収穫時は100g位の大果でよく揃い好評を博している。 ■ポイント 乾燥を防ぎ排水のよい耕土の深い所で栽培すると十分な成果をあげることができる。

L3とんがりパワーMAX

L3とんがりパワーMAX

ナント種苗株式会社

とんがりパワーにL3抵抗性付与! 着果性・尻腐れ耐性が向上! トータル収量性も中型品種に負けません! 【特 徴】 ● PMMoV(P1,2)抵抗性(L3)の大型ピーマン。「とんがりパワー」より着果性・収量性が向上し、尻腐れの発生を抑えた 改良品種。 ● ジャンボで果肉は厚く甘みがあり、苦みやピーマン臭が少なく、極めて味が良い。 ● 果長15cm前後、果重100gからが収穫適期。収穫幅広く、小さい段階で収穫しても美味しい。 ● 果実は「とんがりパワー」よりやや細長く、果形が安定している。 ● 中型ピーマンより整枝・収穫作業にかかる時間が軽減される。 ● 種が少なく胎座部が果実上部にまとまるので調理しやすく、廃棄率も低い。 【栽培のポイント】 ● 着果性が向上しているため、着果が多過ぎると小型化してしまう。 ● 草勢が弱った場合の着果では、果実に凹みが生じるため、着果に耐えられる株作りと、草勢維持に努める。

とんがりパワー

とんがりパワー

ナント種苗株式会社

サイズも美味しさも規格外! 苦み・ピーマン臭が少なく、甘みがあってジューシー。 これはまさに「ピーマン革命」! 【特 徴】 ● ジャンボで果肉は厚く甘みがあり、苦味やピーマン臭が少ないため極めて食味が良好なピーマン(ジャンボとうがらしとは異なる)。 ● 果長15㎝・果径4㎝・果重70g前後より収穫となる。収穫幅広く、小さい段階で収穫しても美味しい。 ● 果実は鮮緑色で光沢があり、果肉は3〜4mm。 ● タネが少なく、胎座部が上部(果梗部)にまとまるので調理しやすく、ロス率(廃棄率)も低い。 ● 樹勢は旺盛で草姿は半立性、葉は濃緑大型、茎は太い。草丈は中型ピーマンと同等かやや高め。 【栽培のポイント】

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