果実・収量特性

サラダのタマネギ品種一覧 全49種類

サラダタマネギ サラダタマネギとは サラダタマネギとは、生食(サラダ・スライス)に適した辛味の少ないタマネギ品種のタグです。ヒガンバナ科ネギ属(Allium cepa L.)に属するタマネギの中でも、硫化アリル類の含有量が少なく、水にさらさ

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サラダについて

サラダタマネギ

サラダタマネギとは

サラダタマネギとは、生食(サラダ・スライス)に適した辛味の少ないタマネギ品種のタグです。ヒガンバナ科ネギ属(Allium cepa L.)に属するタマネギの中でも、硫化アリル類の含有量が少なく、水にさらさずにそのまま食べられる品種群が該当します。

タマネギの辛味の正体は、細胞が壊れたときに生成される催涙性の硫化化合物(アリシン・チオプロパナールS-オキシドなど)です。これらの化合物はもともとアミノ酸の一種(S-アルケニルシステインスルホキシド類)として蓄積されており、細胞が傷つくことで酵素反応によって生成されます。サラダタマネギ品種はこの前駆物質の含有量が少ない、あるいは酵素活性が低いため、辛味が抑えられています。

品種の分類としては、一般的な黄タマネギ系の早生・極早生品種に辛味の少ないものが多いほか、赤玉系(レッドオニオン)も多くがこのタグに含まれます。赤玉系は赤〜紫色の外皮を持ち、アントシアニン色素による鮮やかな断面がサラダの彩りに活かされることから、生食向け品種として定着しています。

サラダタマネギの魅力

生産者にとってのサラダタマネギの魅力は、単価の高い青果用途への対応です。辛味の少ないタマネギは水にさらす手間が不要であることから、サラダバーやカット野菜業者、外食チェーンからの需要があります。また、早生〜極早生品種が多いことから、春先の端境期に出荷できる点も経営上のメリットです。

消費者にとっては、辛味を気にせず手軽に生食できることが最大の魅力です。スライスオニオンサラダ、マリネ、ピクルスなど、タマネギを生のまま使う料理が手軽に楽しめます。赤玉系品種はサラダの見た目を鮮やかにするため、ホームパーティーやSNS映えを意識した料理にも重宝されます。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。サラダタマネギの品種は、一般的な貯蔵向け品種と比べて貯蔵性が劣る傾向があります。早生品種は収穫後の休眠期間が短く、貯蔵中に発芽・腐敗が進みやすいため、収穫後は速やかに出荷できる販路確保が重要です。

消費者・市場ニーズ

量販店では、「サラダ玉ねぎ」「辛味の少ない玉ねぎ」という表記で通常の黄タマネギと差別化した販売が行われています。赤玉系品種は「レッドオニオン」として輸入品と競合する場面もありますが、国内産は新鮮さと産地ブランドで差別化できる余地があります。

外食・中食産業でも需要があります。ハンバーガーチェーンやサンドウィッチ店では、辛味の少ないタマネギをスライスしてそのまま使うケースがあり、カット野菜の形で大量に消費されます。業務用の引き合いは安定している一方、価格競争が激しい側面もあります。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、直売所・産直通販での個人消費者向け販売は、付加価値訴求がしやすいチャネルです。「辛くない」「水にさらさずにそのまま食べられる」というメッセージと産地名を組み合わせることで、単品でも高単価での販売に結びついている事例があります。

赤玉系品種は彩りの訴求がしやすく、贈答用やギフト需要にも対応できます。特にセット販売(黄タマネギ+赤タマネギ)で付加価値を高めている産地もあります。

栽培のポイント

サラダタマネギ品種の栽培は、基本的に一般的なタマネギの栽培技術が適用できます。ただし、品種特性上の注意点をあらかじめ把握しておくことが重要です。

播種・定植時期は品種の熟期に合わせて設定します。極早生〜早生品種が主体のため、一般的なタマネギより播種時期が遅め(9月中旬〜下旬)になる場合があります。定植は10〜11月が標準的です。

肥培管理については、窒素過剰は球の充実不足・分球・腐敗の原因になるため、施肥設計は慎重に行います。追肥の打ち切り時期(とう立ち防止のため2月上旬頃が目安)を守ることも品質管理のポイントです。

収穫適期の見極めが品質を左右します。早生品種は収穫後の日持ちが短いため、圃場での過熟を避けて適期収穫することが重要です。収穫後は通気のよい場所で短期乾燥させ、速やかに出荷することが望ましいです。

赤玉系品種では、外皮(鱗皮)の赤色発色が商品性に直結します。日照不足が続くと発色が悪くなる場合があるため、高畝栽培で表層乾燥を促すことが色の発現に効果的とされています。また、収穫後の乾燥不足も外皮の色抜けにつながるため、乾燥管理を丁寧に行います。

品種選びのコツ

サラダタマネギ品種を選ぶ際に確認したい主なポイントは以下の通りです。

  • 辛味の少なさの程度: カタログで「辛味少」「辛味極少」「サラダ用」等の表記を確認する
  • 色タイプ: 黄タマネギ系か赤玉系かによって用途・市場が変わる
  • 熟期: 早生・極早生が多いが、品種間で収穫時期が3〜4週間ずれることがある
  • 球の形状・大きさ: 量販店向けはM〜L規格が求められる場合が多い
  • 貯蔵性: 早生品種は特に貯蔵性が低いため、出荷体制と販路を先に整えてから導入規模を決める
  • 耐病性: べと病・軟腐病などの地域で問題になる病害への耐性を確認する

意外と知られていないのですが、赤玉系品種の中には、辛味は少ないが外皮の色が不安定で高温条件下では退色しやすいものがあります。栽培地域の気候条件(特に収穫期の気温)と品種の特性を照らし合わせて選定することが、外観品質の安定につながります。

試作時は、辛味の判断を感覚だけで行わず、生食での食味評価を実際の購買層に行ってもらうことも有効です。

市場動向とこれから

タマネギの国内生産量は農林水産省の作物統計によると約140〜150万t程度(主産地は北海道・佐賀・兵庫・愛知など)で推移しており、国民一人当たりの消費量が多い野菜の一つです。その中でサラダ向け・辛味の少ない品種の市場シェアは限定的ですが、健康志向・簡便志向の高まりとともに需要は緩やかに拡大しています。

赤玉系タマネギは輸入品(ニュージーランド産など)との競合が続いていますが、国内産は鮮度と産地ブランドで差別化できます。一方で、国内の作付け面積は大きくなく、安定供給の面での課題があります。

今後は、カット野菜・惣菜の原料としての需要増が見込まれます。辛味の少ないタマネギは加工段階での手間が省けるため、外食・中食産業の調達担当者から注目されており、産地との直接取引を拡大しようとする動きもあります。

まとめ

サラダタマネギは、辛味が少なく生食に適したタマネギ品種のカテゴリです。黄タマネギ系の早生・極早生品種と赤玉系品種の両方が含まれ、直売所・量販店・外食産業など幅広い販路に対応できます。

品種選びでは、辛味の程度・色タイプ・熟期・貯蔵性・耐病性を確認し、販路と栽培体制に合わせた品種を選定することが重要です。貯蔵性が低い品種が多いため、収穫後の出荷計画を事前に整えておくことが安定生産のポイントになります。

ミニリスでは、サラダタマネギのタグが付いた品種を一覧で確認できます。品種ごとの特性を比較しながら、自分の栽培環境と販路に合った品種を探してみてください。

49品種 表示中
あまたま早生

あまたま早生

サントリーフラワーズ株式会社

極上柔らか果肉の新玉ねぎ ■特長 ・玉ねぎ本来の深いコクと甘さ! ・甘みが濃く、生でもおいしい!サラダにオススメ! ・形の揃い、肥大の揃いも良く、作りやすい。 ・販売時期:9月下旬~11月上旬 ・栽培適性:プランター向け、畑向け ・形状:丸型 ・果重:250~350g ・収穫時期:4月下旬~5月上旬 ■栽培の要点 ・玉が充分に大きくなり、植えた株全体の約7割の葉が根元から自然に倒れてくる頃が収穫の適期です。 ・植え付けが遅れると寒さでうまく育たなくなるため、タイミングを逃さず植え付けましょう。

くれない玉葱

くれない玉葱

中原採種場株式会社

病気に強く多収の赤玉葱!! ■特性 ・本種は従来の赤玉葱より草勢旺盛で、病気に強く作り易い品種。 ・表皮が美しい濃赤紫色で球は厚みのある中甲高で一球300g位になり良く揃う。 ・辛味や臭みがなく美味でサラダ用に最適で、現代人の食卓にマッチした健康食として広く栽培されている。

アトン

アトン

タキイ種苗株式会社

おいしい豊産中生種! ■特長 ・普通栽培で1球平均が350g、大玉栽培で600g程度にもなる増収種。 ・玉は豊円球でよくそろう。肉質は歯切れがよく、辛みが少なく甘みが強い。 ・普通栽培では12月まで、大玉栽培でも10月までの貯蔵が可能。 ■栽培の要点 ・育苗日数は約55日。若苗定植で活着を促す。 ・大玉栽培では追肥を早春から2〜3割ほど増量して施用。止め肥は3月上旬とする。 ・マルチ栽培は露地より7日程度の遅まきとし、2月の肥効を高めることと、乾燥に注意する。

アリオン

アリオン

カネコ種苗株式会社

驚異の早生性!プレミアムな超極早生品種! 特性 ●暖地3月上中旬収穫の超極早生品種です。 ●草姿はやや立性、短葉でコンパクトながら、玉肥大は良好です。 ●超極早生種としては根量が多く、抽苔・分球等の規格外球発生も少ないので、収量性に優れます。 ●玉の形状は球径比(縦/横)70%程度の甲高に良くそろいます。 ●りん片はジューシーで食味性に優れ、繊維質も少ないのでサラダなどの生食に好適です。 栽培要点 ●栽培適地は西南暖地に限ります。 ●極早生タマネギは播種から収穫までの期間が短くなります。十分な玉肥大を確保するためにも、定植後の活着を促進するために、苗床でリン酸を良く効かせる様に管理します。 早生性を活かした使い方 早生性を生かした、葉付きタマネギ出荷やトンネル栽培にも適しています。分球や抽苔発生のリスクは増えますが、端境期出荷を狙う事が出来ます。

アーリートップ玉葱

アーリートップ玉葱

中原採種場株式会社

甲高の豊円球4月中旬どりF1極早生種!! ■特性 ・球型の黄タマネギで最も生育の早い極早生の交配種。 ・草勢はやや強く、葉色は濃い。 ・球重は、250〜280gで、球のしまりと球揃いが良く、食味に優れ、サラダなどの生食に好適。 ・温暖地(福岡県標準)における9月7日播種(マルチなし)で、4月15日前後に収穫適期となる。

ケルたまルビー

ケルたまルビー

タキイ種苗株式会社

アントシアニンが豊富で着色が美しい中早生の赤玉! ■特長 ・熟期は中早生で5月中下旬から収穫でき、9月末まで貯蔵可能。 ・抽苔や分球、葉折れが少なく作りやすい。 ・玉はそろいが良好で皮はつやのある濃い赤紫色。 ・ポリフェノールの一種であるアントシアニンを従来の赤タマネギ(猩々赤)より豊富に含む。 ・甘みが強く辛みが少ないのでサラダ用途が特におすすめ。「アントシアニン」は水溶性成分のため、加熱料理では色味を損うので注意する。 ■栽培の要点 ・播種・定植は中生種に準じる。 ・約半量を元肥として施す。追肥は12月中下旬から2〜3回に分けて行い、止め肥は2月中旬ごろとする。 ・着色が遅れないよう、肥料のチッソ過剰に注意する。 ・倒伏ぞろい後5〜7日前後の収穫が目安。収穫遅れは品質の低下や病害の原因となる。

サラダ玉ねぎ

サラダ玉ねぎ

株式会社トーホク

甘く辛味は非常に少なく、みずみずしい食感でサラダに最適な生食用の赤玉ねぎ。生育旺盛で、中までよく着色し、とう立ちや分球も少ない作りやすい品種です。

サラダ玉葱

サラダ玉葱

丸種株式会社

辛味が少なく 味の良い極早生タマネギ 1. 玉は甲高で、揃い・しまり共によく、球色は濃黄色で光沢があり球重は250g程度となる極早生種です。 2. 草勢は旺盛で葉は濃緑細葉で立性のため密期貯蔵出荷もできます。 3. 青切り早どり出荷が本命であるが、短期貯蔵出荷もできます。 4. 薄切りにして流水にさらし、かつお節と醤油やドレッシングなど、サラダ料理に最適です。

ジェットスター

ジェットスター

ナント種苗株式会社

暖地4月下旬から収穫のF1早生。 抽苔・分球少なく、玉揃い・首締まりに優れる。 肉質硬く締まって、短期貯蔵にも好適。 【特 徴】 ● 暖地4月下旬より、一般地5月上旬より収穫となるF1早生。 ● 草勢は強く、後半に草勢が付いてくる。 ● 甲高で肩張りと尻張りが良い美しい球形(球形比85内外)。肥大性に優れ、球重300グラムほど。 ● 抽苔・分球が少なく、玉揃いも非常に良いため、秀品率・可販収量が非常に高いのが最大のメリット。栽培安定度が極めて高い。 ● 玉締まり良く、腐敗が少ない。 目減り率が低いので短期貯蔵後の出荷にも適する(8月中旬頃まで貯蔵可能)。 ● サラダ生食に最適。鱗片が厚く、サクサクした食感が良い。 【栽培のポイント】 ● 草勢が強いので元肥重視の栽培ではなく、追肥型の管理が望ましい。肥効が後から効いてくる栽培が適する。 ● 初期に肥料が効きすぎる栽培では、分球・抽苔のリスクがあるため、注意する。 ● 播種は関東で9/15頃、関東を除く一般地で9/20~25頃、九州など暖地で9/30頃。無理な早蒔きは抽苔等を誘発するために注意。

ホワイトベアー

ホワイトベアー

株式会社日本農林社

青切り出荷できるきれいな生食向けパールホワイト早生玉ネギ ■特性 ・秋蒔きして青切りから収穫する早生品種で、収穫期は平坦地では5月中旬頃。 ・1~2ヶ月の出荷期間が可能。 ・草姿は立性でコンパクト、首部は細くしまりが強い。 ・球形は扁円球から腰高球で、200グラムの中球に良く揃う。 ・りん扁が厚くジューシーで甘味があり、パール色のカット面が特に美しい。 ・食感がさわやかで、色と合わせて直売場での評価は抜群。 ・播種・定植時期は従来の早生品種と同等。 ■栽培の注意 ・雑草対策にマルチの使用をお勧めします。

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