品種詳細

小玉スイカ'姫しずか'は、果皮が硬く物理的な耐裂果性を有する。このため、機械選果が可能で、輸送性も高い。果肉も硬く崩れにくいため、日持ちが良く、業務用にも利用可能である。 ■主要特性 1. 物理的な耐裂果性は従来の小玉スイカの約2倍と高く、耐輸送性にも優れる。 2. 果実は小玉スイカとしてはやや大きい。成熟は'紅こだま'よりやや晩い。果形は球形で、果皮色は緑、鮮明な条斑が入り、果実外観が優れる。果皮は薄い。果肉は赤色、緻密で硬い。果肉が崩れにくいため、日持ち性が高い。糖度は'紅こだま'と同程度である。なお、収穫直後の果肉は硬いが、室温で3~10日保存後は、果肉硬度が減少し、シャリ感が向上する。空洞果は発生しない。種子は焦茶色で、やや大きい。 ■育成経過 昭和62年から耐裂果性素材の検索を開始し、平成2年に'マリンレッド'と耐裂果性素材'北京系C'とを交雑後、自殖・ 選抜を繰り返し、複数のF7世代を得、平成7年にそれらの組合せ能力検定を行った。その結果、高品質・耐裂果性で、育種目標をほぼ満たしたと考えられる F1組合せ(CW95-1×CW94-7)を得た。本系統およびその両親を、'姫しずか'、'久留米1号'(CW94-7)および'久留米2号' (CW95-1)の名で、平成10年から特性検定試験ならびに系統適応性検定試験に供したところ、'姫しずか'は、高品質・耐裂果性に優れることが認めら れ、'姫しずか'と命名された。
姫しずか

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メーカー情報

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

国産で活躍する品種を提供している種苗会社。

メーカー詳細

似た特性の品種

ひとりじめHM

ひとりじめHM

株式会社萩原農場

共通 小玉 空洞果耐性 日持ち良好 赤肉

高温期に小玉スイカを作るなら・・・ ・ひとりじめシリーズの中でも暑さに強い品種です。 ・露地作型でも裂果が少なく、安心して栽培ができます。 ■収穫日数の目安 ・5~6月収穫:交配後 34~40日 ・7~8月収穫:交配後 30~34日 ■特性 ・草勢はやや強いが、雌花の着生や花粉の出が良く、着果性に優れる。 ・果実は果皮色濃く、2.0~2.5kgの玉張りの良いやや腰高の円球形で揃い良い。 ・果肉は高温期でも変色の少ない桃紅色。肉質は硬くちみつでしまりがあり、大玉に近いシャリ感を持つ。 ・糖度は13~14度以上で特に高く、素晴らしく風味のある食味が特長である。 ・空洞果の発生が少なく、高温期でも日持ちが良い。 ・ツル持ちが良いので、2~3番果についても収量性が高い。 ■栽培上の留意点 ・ハウスからトンネルまでの幅広い作型に対応でき、株間55~60cm 3本仕立て2果収穫とし3番花を中心に、もしくは株間65~75cm 4本仕立て3果収穫とし3~4番花を中心に一斉着果させる。 ・草勢がやや強いため、窒素過多(成分で5kg以上)は出来る限り避ける。土壌分析を必ず行い、前作の窒素残肥がある場合は無肥料でも充分である。

愛娘なつこDX

愛娘なつこDX

ナント種苗株式会社

共通 小玉 空洞果耐性 日持ち良好 赤肉

高温期収穫に適した肉質硬さ、 ツル持ちの良さ、そして秀品率の高さ。 果皮色も濃く仕上がります。 ■特徴 ・栽培初期から後半まで生育期間を通じて草勢はやや強め。高温期に収穫を迎える作型においてもツル持ち良好。 ・開葯性・雌花着生は「愛娘」シリーズと同等。低温・少日照下でも着果安定。 ・収穫期に生長点が動いている場合でも空洞果・裂果の発生は極めて少なく、高い秀品率を誇る。 ・果重2~2.5kg程度でやや腰高形。高温期でも縦長にはなりにくい。濃緑の果皮色に鮮明な縞。高温期でも果皮色の白けは少ない。 ・果肉は濃桃紅色で硬く、日持ちも良好なので、高温期収穫でも高品質を維持することが可能。 ・糖度12.5~13.5度程度で高めに安定し、食味良好。 ・ハウス5月収穫で開花35~37日の中生。草勢がやや強いので、厳寒期の着果を避けたハウス作から、高温期収穫を含むトンネル・露地作、抑制作型に好適。 ■栽培のポイント ・従来の「愛娘」シリーズよりもやや晩生なので注意。

いつつぼし

いつつぼし

株式会社大和農園

共通 小玉 日持ち良好 赤肉

大玉並のシャリ感、驚異の棚持ち! ■基本情報 品目 スイカ タイプ 小玉・縞皮・赤肉 糖度 12~13度 果形 正球型 果重 2.2~2.6kg 最適作型 ハウス〜露地栽培向き 草勢 初期[中]交配期[中]収穫期[中] 積算温度 900℃ 低温適性 ○ 高温適性 ◎ 低温着果性 ◎ 担果力 ○ 肉質 極硬 糖度上がり 中 発色 中 日持ち 長 ■品種特徴 ○肉質は硬くシャリ感が強いため、今までの小玉スイカにない食感を味わえる。 ○草勢は比較的強いが雌花着生が安定するため着果に優れる。 ○果重は6本5果どり栽培で2~2.5㎏程度、糖度は13度前後。 ○果形は丸く仕上がり、裂果しにくい。 ○7~8月収穫期の作型で着果後33~38日で収穫。 ■栽培方法 <植え付け> 元肥は全面施肥・1㎡あたり、苦土石灰100g・堆肥3kg・有機入り化成肥料100gとする。畦幅2.5~3.0m、株間1mでポリマルチを張る。トンネルまたはホットキャップをして、本葉4~5枚の苗を畦端30㎝に定植する。子ヅルは畦方向に対し直角に伸ばす。 <整枝・着果> 親ヅルを7~8枚で摘芯する。子ヅルの20節前後に出る雌花に着果させる。人工授粉は遅くとも朝9時までに行う。着果までの側枝は早めに摘除する。子ヅル1本につき1玉着果が目安。

春の姫まくら

春の姫まくら

丸種株式会社

共通 小玉 日持ち良好 赤肉

低温期の栽培に向く、食味の良い楕円こだま 1. つるは細め、葉は切れ込みの深い中大葉で、低温伸長性に優れ、雌花の着生、雄花の花粉発生も良く着果が安定します。 2. 果実は2~2.5kgの長楕円形で果皮の緑色が濃く、中太の縞とのコントラストが鮮明な見栄えのする外観です。 3. 果肉は濃鮮紅色で色ムラが少なく、「姫まくら」よりやや軟らかいものの、シャリ感の強い肉質で糖度も12度以上に安定します。 4. 果皮は4~5mmと薄いですが硬く、栽培中や輸送中の裂果が極めて少ない品種です。 5. 肉質がやや軟らかい早生品種で、低温期の伸長性、着果性、肥大性に優れるため、ハウス~早いトンネル作型に向きます。低温期でも果肉の色付きや糖度は安定しています。 6. 高温期の収穫では、肉質が軟化する可能性があるため、「姫まくら」などの硬肉系の品種の方が適します。

黒てまり

黒てまり

株式会社大和農園

共通 小玉 日持ち良好 赤肉

果重2~3kg前後の黒緑皮スイカ サクサクとしたシャリ感に富む ■基本情報 品目 スイカ タイプ 小玉・黒皮・赤肉 糖度 11〜12度 果形 正球型 果重 2〜3kg前後 最適作型 トンネル栽培向き 草勢 初期[中]交配期[中]収穫期[中] 積算温度 900℃ 低温適性 ○ 高温適性 ○ 低温着果性 ○ 担果力 ○ 肉質 中 糖度上がり 中 発色 早 日持ち 中 ■品種特徴 ○果皮は黒緑色で縦筋が入る。果形は正球型。 ○糖度は11〜12度。果肉は濃紅桃色。 ○果重は2〜3kg前後。仕立ては4〜5本整枝3〜4果どり。 ○施肥量は普通の小玉種の1〜2割増やし初期肥効を促す。

俵小町

俵小町

株式会社大和農園

共通 小玉 日持ち良好 赤肉

甘みの強い俵型小玉品種 草勢安定し2番果収穫も品質安定 ■基本情報 品目 スイカ タイプ 小玉・縞皮・赤肉・俵型 糖度 11〜12度前後 果形 俵型 最適作型 トンネル栽培向き 草勢 初期[中]交配期[中]収穫期[中] 積算温度 900℃ 低温適性 ◎ 高温適性 ○ 低温着果性 ◎ 担果力 ○ 肉質 中 糖度上がり 早 発色 早 日持ち 中 ■品種特徴 ○俵型の小玉高糖度種。 ○裂果が少なく秀品率も高い。 ○草勢安定にて2番果収穫も品質安定。 ○糖度は11〜12度前後。 ■栽培方法 <植え付け> 元肥は全面施肥・1㎡あたり、苦土石灰100g・堆肥3kg・有機入り化成肥料100gとする。畦幅2.5~3.0m、株間1mでポリマルチを張る。トンネルまたはホットキャップをして、本葉4~5枚の苗を畦端30㎝に定植する。子ヅルは畦方向に対し直角に伸ばす。 <整枝・着果> 親ヅルを7~8枚で摘芯する。子ヅルの20節前後に出る雌花に着果させる。人工授粉は遅くとも朝9時までに行う。着果までの側枝は早めに摘除する。子ヅル1本につき、1玉着果が目安。