熟期・収穫時期

早生のホウレンソウ品種一覧 全38種類

早生ホウレンソウ 早生ホウレンソウとは 早生ホウレンソウとは、播種から収穫までの日数が比較的短い品種群を指す熟期区分の一つです。ホウレンソウの熟期は品種によって幅がありますが、早生品種は播種から収穫まで25〜30日程度(夏期)から40〜45

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早生について

早生ホウレンソウ

早生ホウレンソウとは

早生ホウレンソウとは、播種から収穫までの日数が比較的短い品種群を指す熟期区分の一つです。ホウレンソウの熟期は品種によって幅がありますが、早生品種は播種から収穫まで25〜30日程度(夏期)から40〜45日程度(冬期)で収穫に至る品種が該当します。中生品種や晩生品種と比較して、同じ気象条件下での生育速度が速いのが特徴です。

ホウレンソウは周年栽培が可能な葉菜類であり、その中で早生品種は回転率の高い作付けを実現するための重要な選択肢です。特に、施設栽培や春秋の露地栽培において、播種から収穫までのサイクルを短縮し、年間の作付け回数を増やす戦略に活用されています。

まず押さえておきたいのが、ホウレンソウの早晩性は気温や日長条件によって大きく変動するという点です。同じ早生品種でも、夏場の高温期には生育が加速して20日台で収穫できることがある一方、冬場の低温期には生育が遅れて45日以上かかることもあります。カタログに記載されている日数はあくまで目安であり、栽培時期と地域によって実際の生育日数は異なります。

早生品種は、葉数が少ないうちに収穫適期を迎える傾向があります。一般的に葉数5〜7枚、草丈25〜30cm程度が収穫の目安です。中生品種と比較して葉枚数はやや少なくなりますが、葉の展開速度が速いため、適期を逃さない収穫管理が求められます。

早生ホウレンソウのメリット・デメリット

メリット

早生品種の最大のメリットは、回転率の高さです。播種から収穫までの期間が短いため、同じ圃場で年間により多くの作付けが可能になります。施設栽培では年間7〜9回の作付けも可能であり、面積当たりの収益性を高めることができます。

出荷の計画性が立てやすいこともメリットの一つです。播種日から収穫日をおおむね逆算できるため、契約栽培や量販店への定時・定量出荷に対応しやすくなります。複数の播種時期をずらして順次播種する「ずらしまき」との相性が良く、切れ目のない出荷体制を構築する際の基盤となります。

後作への移行が円滑に行えることもメリットです。ホウレンソウの収穫後、速やかに次の品目や次作のホウレンソウに切り替えられるため、圃場の利用効率が向上します。

デメリット・注意点

収穫適期の幅が狭いことは、早生品種の最大の注意点です。生育が速い分、収穫が1〜2日遅れるだけで、葉が伸びすぎたり、抽苔のリスクが高まったりします。特に高温期には生育速度がさらに加速するため、毎日の圃場観察が欠かせません。

在圃性(収穫適期の状態を維持できる期間)が短い品種が多いことも課題です。中生品種や晩生品種と比較して、収穫適期を過ぎた後の品質低下が速い傾向があります。労働力の確保と収穫スケジュールの精度が求められます。

また、早生品種は一般的に葉肉がやや薄い傾向があり、収穫後の日持ち性や輸送中の傷みに注意が必要な品種もあります。出荷先の求める品質規格と品種特性を照らし合わせることが重要です。

適した作型と地域

早生ホウレンソウが特に力を発揮するのは、施設栽培における周年作型です。ハウスやトンネルを利用した栽培では、気温管理によって生育をコントロールしやすく、早生品種の回転の速さを最大限に活かすことができます。関東平野部や東海地方の施設栽培産地では、早生品種を中心とした高回転型の栽培体系が定着しています。

露地栽培では、春まき(3〜5月播種)と秋まき(9〜10月播種)での利用が中心です。春まきでは気温の上昇とともに生育が加速するため、早生品種の特性が活き、短期間で収穫に至ります。秋まきでは、冬に向かって気温が低下する前に収穫を終えるため、早生品種が有利です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。夏場の高温期には、早生品種の生育が極端に速くなり、20日前後で収穫適期を迎えることがあります。この時期は萎凋病やべと病の発生リスクも高まるため、早生品種の中でも耐暑性に優れた品種を選ぶ必要があります。

一方、厳寒期(12〜2月)の栽培では、早生品種であっても生育に40日以上かかることが一般的です。この時期は中生品種や晩生品種(寒締めホウレンソウ等)のほうが適している場合も多く、早生品種の利用は限定的になります。北海道や東北地方の冬期栽培では、早生品種よりも耐寒性に優れた品種が優先される傾向にあります。

栽培のポイント

早生ホウレンソウの栽培では、生育が速い分、各管理作業のタイミングの精度が品質と収量に直結します。

土づくりは、ホウレンソウ栽培の基盤です。ホウレンソウは酸性土壌を嫌うため、pH6.0〜7.0を目標に石灰資材で矯正します。連作圃場では、萎凋病対策として土壌消毒や輪作を組み合わせることが重要です。排水性の確保も生育を安定させるために欠かせない条件です。

施肥管理は、元肥主体で行うのが基本です。生育期間が短いため、追肥の効果が出る前に収穫を迎えるケースが多く、元肥の段階で必要な肥料分を確保しておくことが重要です。窒素過多は葉の軟弱化やシュウ酸含量の増加を招くため、適量を心がけます。

播種密度は、栽培時期と出荷規格に合わせて調整します。条間15〜20cm、株間3〜5cmが一般的な目安ですが、高温期は密植を避けて通風を確保し、べと病などの発生リスクを軽減します。

灌水管理では、発芽揃いを確保するために播種直後の灌水が重要です。その後は過湿にならない程度に土壌水分を維持し、生育の均一性を保ちます。施設栽培では、換気管理と灌水のバランスがべと病の発生を左右します。

収穫は、草丈25〜30cm、葉数5〜7枚を目安に行います。早生品種は収穫適期を過ぎると急速に品質が低下するため、圃場全体の生育を見ながら計画的に収穫を進めます。朝の涼しい時間帯に収穫し、速やかに予冷することで鮮度を維持します。

品種選びの注意点

早生ホウレンソウの品種選びでは、栽培時期との適合性を最優先に確認することが重要です。

べと病耐性は、ホウレンソウの品種選びにおいて最も重要なチェックポイントの一つです。べと病にはレースが存在し、新しいレースの出現に伴って従来品種の耐病性が十分に機能しなくなるケースがあります。品種選定時には、そのレース対応が最新のものかどうかを確認することが望ましいです。

意外と知られていないのですが、同じ「早生」表記でも、品種によって実際の生育日数にはかなりの幅があります。種苗メーカーによって早晩性の基準が異なる場合もあるため、カタログの日数表示だけでなく、自分の圃場条件での試作結果を重視することが品種選びの精度を高めます。

晩抽性(抽苔しにくさ)も、春まき栽培では重要な特性です。早生品種は生育が速いため抽苔リスクはやや低い傾向にありますが、春の長日条件下では品種間で差が出ます。春まきを予定している場合は、晩抽性の確認が欠かせません。

葉の形状や色合いも、出荷先の要望に合わせて確認します。丸葉系と切葉系、濃緑と淡緑など、品種によって外観の特徴が異なります。量販店向けでは見栄えの良い濃緑・丸葉系が好まれる傾向があり、直売所向けでは用途に応じた品種選びが可能です。

試作時は、少なくとも2〜3品種を同じ条件で並行して栽培し、生育速度・在圃性・耐病性・外観品質を比較評価します。1作だけの評価ではなく、複数の作期にわたって評価することで、年間を通じた品種構成の精度が高まります。

市場動向とこれから

ホウレンソウは国内の主要な葉菜類であり、年間を通じて安定した需要があります。早生品種は、その回転の速さから施設栽培の主力として活用されており、周年供給体制を支える基盤となっています。

近年のホウレンソウ市場では、カット野菜や冷凍野菜向けの業務用需要が堅調に推移しています。業務用では規格の安定性と定時供給が重視されるため、生育が揃いやすく収穫時期を計画しやすい早生品種の重要性は高まっています。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、べと病の新レース出現に伴う品種更新のサイクルが、ホウレンソウ栽培における大きな課題です。種苗メーカー各社は、最新のべと病レースに対応した早生品種の開発を継続的に進めており、品種の選択肢は定期的に刷新されています。

今後の展望としては、省力化に対応した品種への需要が高まると見込まれます。機械収穫への適性(直立性、軸の太さ等)を備えた早生品種の開発が進んでおり、大規模経営における労働力不足への対応として注目されています。また、食味の向上と葉の日持ち性を兼ね備えた早生品種の開発も、今後の重要なテーマです。

まとめ

早生ホウレンソウは、播種から収穫までの期間が短く、圃場の回転率を高めることで面積当たりの収益性を向上させる品種群です。施設栽培における周年作型や、露地栽培における春秋の短期作型で力を発揮します。

品種選びにあたっては、べと病耐性のレース対応・晩抽性・栽培時期との適合性を総合的に評価し、出荷先の品質規格に合った品種を選定することが重要です。栽培面では、生育速度が速い分だけ収穫適期の見極めと管理のタイミング精度が問われるため、日々の圃場観察ときめ細かな栽培管理が安定した生産の鍵となります。

38品種 掲載中
アドリブ19法蓮草

アドリブ19法蓮草

山陽種苗株式会社

低温伸長性抜群で濃緑・収量性が抜群。 ベト病R19抵抗性!! ■特性 ・ベト病(R1〜19)に抵抗性で、低温期の生育に優れ、晩秋〜冬まき用の極早生品種。 ・葉は濃緑色の中間葉である。 ・草姿は立性で株張り、株揃いに優れ、多収性に優れる。 ・特に低温伸長性が良いので、冬季での栽培に最適である。 ・葉はツヤのある濃緑・肉厚で、葉の絡みが少なく作業性に優れる。 ■栽培のポイント ・晩抽性の品種ではないので、播種時期を守るようにする。 ・生育が極めて旺盛なので、軟弱徒長しないように株間を十分にとる。 ・本種子は水につけずに、そのまま播種して下さい。その後、発芽するまでは畑が乾燥しないように十分灌水を行なう。

ヴァンガード19

ヴァンガード19

トキタ種苗株式会社

晩夏播種より使用可能な耐暑耐寒性に優れるF1秋冬どりホウレンソウ。 ■特性 ベと病レース1-20に抵抗性。べと病抵抗性最強級(2024年12月トキタ種苗調べ) 草姿は立性で葉柄は太くしっかりしており収穫調製が容易。 生育は中早生でガッチリ育つので秋播き~年内収穫および2,3月播種に好適。 葉に照りがあり根痛みによる葉の色むらが出にくい。 より早い生育の品種が必要な場合「スパイダーデューク」、よりじっくりした生育が好みの場合は「エクストリーム」を利用する。 「ヴァンガード19」は、2024年12月開催の愛知県野菜優良品種審査会で1位入賞。 ■栽培上の注意 エクストリームより低温期は伸長する中早生種。厳寒期栽培では保温を徹底する。 ■播き時期 秋~春どり。

エアーフォース20

エアーフォース20

ナント種苗株式会社

厳寒期に回転スピード重視の生産者向け。 低温伸長性が高い真冬穫りレース20抵抗性。 作業性の良い葉重タイプ。 【特 徴】 ● 秋冬蒔きに適し、最適期はハウス、雨除け等の10月下旬~11月蒔きの12月~2月中旬収穫。厳寒期作型向きで真冬の収穫回転を重視する産地・生産者向け。 ● 低温伸長性が高い真冬穫りの早生。低温期も生育スムーズ(10月下旬播種での収穫までの日数は50~55日程度)。 ● 葉色濃緑で葉先はやや尖る中間葉。葉幅は中程度で葉枚数は8枚程度だが、葉重タイプで、葉肉厚く・軸太るので、早生系の中でも収量が上が ● りやすい。葉身部と葉柄部の長さが同等に近く、全体のバランスが良い。草姿は極立性。葉柄折れにくく、収穫調整作業は容易。べと病レース1~20に対して抵抗性。 【栽培のポイント】 ● 春先の温暖な環境では生育が早すぎる場合があるため、厳寒期収穫に向けた播種時期を守ること。葉重型であるが、収量を上げるためには、10月蒔きは薄蒔きとし、じっくり生育させる。 ● 近年、べと病抵抗性レースの分化が激しいため、栽植密度等に気を付け、べと病の発生しづらい環境作りと早くからの予防的防除を行うこと。

エルサ

エルサ

トキタ種苗株式会社

中早生、汎用型、べと病レース1~11、13抵抗性 スパイダーとヴィジョンの中間型で、葉はやや丸くなる葉重型タイプで多収が期待できる。万人受けする品種で極濃緑で光沢があり高品質。 ■特性 1.大葉、軸太で一株重が出る多収型秋冬品種です。 2.徒長することなく葉柄と葉身のバランスが良好な品種です。 3.葉身は極濃緑色で光沢があり、色ムラの出にくい品種です。 4.べと病レース1〜11、13抵抗性です。 5.秋冬品種としては中早生の生育です。降霜期でもジックリ生育しますがトンネル等保温栽培を推奨します。 6.年内収穫の秋播きおよび1月〜3月播種に好適。 ■栽培上の注意 1.近年の異常気象の影響で播種時期により収穫時期が大幅にずれることも考えられます。 2.べと病抵抗性レース1〜11、13まで兼ね備えていますが、近年はレースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。 ■播き時期 一般地の8月〜3月まきに好適 ■播種方法 条まきか点まきで直播し、本葉1−2枚の時と3−4枚の時に間引きをして株間5-6cmになるようにします。 ■植え付け 株間5-6cm条間15cmが標準です。家庭菜園では、大きくなったものから順次、間引き収穫。 ■土壌条件 肥沃な土壌、作土は深い方が良い 排水の悪い畑の場合はやや高うねにしましょう。酸性に弱いので苦土石灰などを施用します。 ■肥料 石灰を効かせること 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートル植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も80-100g/平方メートル程度を与えよく混和します。夜間街灯の明かりが当たらないところで栽培します。 ■収穫 葉が20-25cmになれば大株として収穫できます。根元から引き抜くか、地際で切断します。大きくなったものから順次間引き収穫します。 ■料理 炒め物、おひたし、キッシュ、汁の具等幅広い料理ででおいしく食べられます。比較的肉厚なので、炒めたときの食感が楽しい。

グレード12法蓮草

グレード12法蓮草

山陽種苗株式会社

立性、濃緑、肉厚の早生種!! ベト病R12抵抗性。 【アップシード種子】発芽促進処理種子(水につけずにまいて下さい) ■特性 ・生育旺盛で、ベト病(R1~12)に抵抗性。秋~冬~早春まき用の早生品種。 ・葉は濃緑色のやや広い中間葉で、葉先は浅く欠刻が入る。 ・草姿は立性で株張りも良く、収穫作業に優れる。 ・葉はツヤのある濃緑・肉厚で、葉縁の巻きが少ない良質・多収種である。 ・収穫作業時に軸折れがしにくく、調整作業が容易である。 ■栽培のポイント ・早生品種である為、温度が高い条件下では細くなる可能性があるので、播種時期を守るようにする。 ・抽苔は中程度なので、春の遅まきは避けるようにする。 ・本種子は水につけずに、そのまま播種して下さい。その後、発芽するまでは畑が乾燥しないように十分灌水を行なう。

グローリー・19法蓮草

グローリー・19法蓮草

中原採種場株式会社

ベト病抵抗性、立性で濃緑の低温~厳寒期向け法蓮草!! ■特性 ・本種は「早生グローリー」の後継品種。 ・厳寒期においての生育が旺盛で、ベト病(R1~19)抵抗性も持つ。 ・草姿は、立性で葉の絡みは少なく、株張り・株揃いに優れる。 ・葉柄はしなやかで折れにくく、収穫・調整作業性が容易。 ・葉は濃緑色でテリがあり、浅く切れ込みが入る。 ・一株あたりの重量があり、収量性に優れる。

クロスロード

クロスロード

トキタ種苗株式会社

【販売終了】初期から生育旺盛で多収、荷姿が美しい (晩夏ー春まき)※販売終了とさせていただきました ■特性 初期から生育旺盛で葉が大きく多収。葉は濃緑で光沢があり、葉先のやや丸くなる広葉タイプです。 晩夏(8月中旬)ー春(3月)播種と播種期の長い中早生品種です。 草姿は立ー半立性に良く揃う。葉身と草柄のバランスが良好で荷姿が非常に美しく市場性が高い。 ■栽培上の注意 近年の異常気象の影響で播種時期により収穫時期が大幅にずれることも考えられます。 べと病抵抗性レース7まで兼ね備えていますが、近年はレースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。

サマーベスト法蓮草

サマーベスト法蓮草

中原採種場株式会社

ベト病・萎凋病に強く、濃緑で、収量性に優れた極晩抽の春〜夏まき種!! ■特性 ・ベト病(R1〜11・13・15)に抵抗性で、フザリウム菌による萎凋病に、「ブラボー」以上の強い耐病性がある。晩抽性に優れた春〜夏まき専用種。 ・葉は濃緑、平滑な大葉のやや先尖りの丸葉タイプで、荷姿が良い。 ・草姿は立性で葉軸にしなりがあり、収穫作業性がよい。 ・草勢は強く耐暑性があり、高温期でも生育遅延などの障害が起きにくい。 ・早生種でありながら、収量性も優れる。

ジャスティス

ジャスティス

株式会社サカタのタネ

強度の萎凋病耐病性、晩抽の剣葉春から夏まき用ホウレンソウ ■特性 1.べと病R-1~9、11~16、18~20に抵抗性を持つ。 2.濃緑、平滑な剣葉で、葉先がとがり浅く欠刻が入る。 3.立性で葉軸にしなりがあり、収穫作業性がよい。 4.フザリウム菌による萎凋病に対し、「アクティブ」以上の強い耐病性をもつ。 5.草勢強く耐暑性があり、高温期でも生育遅延などの障害が起きにくい。 6.早生性がありながら、収量性にも優れる。 ■適応性 萎凋病に強く晩抽性が安定しているため適応作型が広く、春~夏にホウレンソウを安定出荷したい産地に適します。3月下旬~8月中旬まで播種でき、ホウレンソウ栽培が難しい6~7月まきでも能力を発揮します(緯度が高く日長の長い北海道では、抽苔の危険があるため5月中旬~7月中旬の播種は避けましょう)。 ■畑づくり(圃場準備) 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。とくにハウス栽培の場合は1年に何回も播種することになるので、「バイテクバイオエース」などの有機質肥料、完熟堆肥を投入し、地力の低下を防ぎます。直根性の作物なので、根がスムーズに伸びる土作りを心がけてください。塩類蓄積や高pHが問題になる場合も多いので、定期的に土壌分析を行い肥料や石灰の過剰施用を避けてください。 ■播種 条間15~20cm、株間5~7cmを目安に播種します。高温期は遮光資材などを利用して地温を下げ、発芽しやすい環境に近づけてください。生育期間中も適宜遮光資材を利用すると生育がスムーズになります。収穫・調整作業が最も労力を要するので、収穫時に無理のない播種体系を心がけます。 ■病害虫防除 ハスモンヨトウ、シロオビノメイガ、ケナガコナダニ、アザミウマなどが問題になります。害虫被害は気付いたころにはすでに拡大していることが多いので、初期防除を徹底してください。萎凋病に対しては強度の耐病性を持ちますが、激発圃場では土壌消毒を行うことをおすすめします。 ■収穫 春・夏まきでは収穫時の生育が早くなるので、収穫遅れには注意してください。 ■べと病に関する注意 ※近年べと病のレース分化が著しく早まっています。いつ更なる新レースが発生してもおかしくない状況なので、抵抗性の品種を使用している場合でも決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な乾季など耕種的防除を心がけてください。

ジョーカーX

ジョーカーX

トキタ種苗株式会社

ジョーカーセブンよりやや早生・高温伸張性・耐暑性の最新品種 ■特性 ジョーカーセブンタイプ(やや早生)の高温伸張性、耐暑性のある夏播きF1品種。 葉肉が厚く、濃緑色で光沢があり多収が期待できる。 草姿は立性で、収穫しやすく作業性に優れる。 べと病抵抗性レース1-10,15。 ■栽培上の注意 晩抽系統ではありませんので、5〜6月播きは避けてください。 低温期はトンネルかハウスで栽培してください。 ホウレンソウ萎凋病の激発地では、播種前に土壌消毒を実施の上栽培してください。 ■播き時期 2〜3月、7〜9月播種がおすすめ。

スパイダー

スパイダー

トキタ種苗株式会社

【販売終了※スパイダーZをご利用ください】低温伸長性抜群で多収、作業性に優れ秀品率が高い。 (秋ー早春まき) 第58回全日本野菜品種審査会二等受賞 ■特性 1.低温伸長性抜群(高速生育)のべと病レース1〜7、9、11、13、15抵抗性の秋冬播き用早生品種。 2.草姿は株張り良く、立性で作業性抜群である。 3.光沢のある極濃緑色大葉で色むらが出にくく、高品質かつ秀品率が高い。 4.葉柄部が柔軟で軸割れ、軸折れの発生が少なく、低温や乾燥による葉巻き等の症状もでにくい。 5.9月から翌2月播きに適する。 ■栽培上の注意 1.近年の異常気象の影響で播種時期により収穫時期が大幅にずれることも考えられます。 2.べと病抵抗性レース7まで兼ね備えていますが、近年はレースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。 ■播き時期 低温下でも伸長を続ける厳冬期はトンネル栽培がおすすめ。 一般地9月から3月播きの主力品種 ■播種方法 条まきか点まき ■植え付け 直播。加工用に草丈35cmオーバーを狙う場合はやや粗植が良い。 ■土壌条件 肥沃な土壌、作土は深い方が良い ■肥料 石灰を効かせること ■収穫 ●葉柄部は柔軟で軸折れ、軸割れ等の発生が少なく、冬期に凍結しても折れにくい

スパイダーZ

スパイダーZ

トキタ種苗株式会社

大葉で葉数多く一株重が出る多収型秋冬品種。低温伸長良好。 ■特性 大葉で葉数多く一株重が出る多収型秋冬品種です。 徒長することなく葉柄と葉身のバランスが良好な品種です。 葉身は極濃緑色で光沢があり、滑らかで色ムラの出にくい品種です。 べと病レース1〜11,13抵抗性です。 秋冬品種としては中早生の生育です。降霜期でもジックリ生育しますがトンネル等保温栽培を推奨します。 年内収穫の秋播きおよび1月〜3月播種に好適します。 ■栽培上の注意 べと病レース抵抗性は1-11,13,15,16

スパイダーデューク(TSX-713)

スパイダーデューク(TSX-713)

トキタ種苗株式会社

低温伸長性で耐寒性に優れ収量に期待大な秋冬どり ベと病レース1-20抵抗性 ■特性 ベと病レース1-20抵抗性F1品種(べと病抵抗性最強級2024年12月当社調べ) 低温伸長性があり、耐寒性に優れるF1秋冬どりホウレンソウ品種。厳冬期でも生育が停滞しにくく、年越し越冬栽培で使用可能。(生育速度が速すぎると感じる場合はヴァンガード19、エクストリームを利用する) 低温による葉の縮み、葉巻き、茎のパンク症状が出にくく、歩留まりよく生産できる。 葉は光沢があり葉枚数が多く収量が期待できる。 草姿は立性で葉柄はしなやかで収穫調製が容易 ■栽培上の注意 早生品種なので極端な早播きは控える。 ホウレンソウべと病のレース分化が早まっており、抵抗性品種であっても、適期防除を心掛ける。 ■播き時期 中間地9~2月

タフスカイ

タフスカイ

タキイ種苗株式会社

収量性・作業性・耐病性を兼備! すぐれた耐暑性をもつ早生種! ■特長 ・耐暑性にすぐれ、ホウレンソウが苦手とする夏場でも生育がよくそろう。 ・べと病レース1〜12・14〜16・19・20に抵抗性をもち、萎凋病にも強い耐病性をもつ。 ・株張りがよく、収穫調製作業が容易。 ■栽培の要点 ・本種は極晩抽品種ではないので、長日条件で抽苔しやすい5〜7月中旬の播種は避ける。 ・ホウレンソウは過湿に弱いので、圃場は排水のよい場所を選ぶ。 ・発芽をそろえるため、播種は土に十分に湿り気がある状態で行い、発芽まで適湿を保つ。 ・本葉3枚前後までに随時間引いて、株間を整える。 ・夏どりでは株間を広めにとり、株張りよく仕上げる。 ・ホウレンソウのべと病はレース分化が起こりやすいため、抵抗性品種といえども、登録農薬による早期防除に努め、栽培管理に留意する。

チェックメイト19

チェックメイト19

住化農業資材株式会社

べと病に強い、厳寒期どり早生品種! ■品種特性 ・べと病レース1~7,9,11~19抵抗性。レース8,10耐病性。 ・低温伸張性に優れ、厳寒期どりに適する。 ・草姿は立性で、軸折れや葉の絡み少なく、収穫作業性に優れる。 ・葉は濃緑色で葉面は滑らか。

ニュートン法蓮草

ニュートン法蓮草

中原採種場株式会社

萎凋病・ベト病(R1〜12・14〜16)抵抗性、極濃緑色の春夏まき種!! ■特性 ・ベト病(R1〜12・14〜16)抵抗性。またフザリウム菌による萎凋病に対し耐病性をもつ。 ・葉は極濃緑色の剣葉、葉先は尖り、欠刻が入る。 ・草勢強く、立性で収穫作業性に優れる中早生種。 ・耐暑性に優れ、高温期の生育障害が起きにくい。 ・5~6月まきは、極晩抽性ではないため抽苔に注意する。

パッカー法蓮草

パッカー法蓮草

中原採種場株式会社

秋〜冬〜早春どりに最適のベト病(R1〜4)抵抗性品種!! ■特性 ・ベト病(R1〜4)に抵抗性で、低温期の生育が旺盛な秋〜冬〜早春どり早生種。 ・草姿は立性で、株張り・株揃いにすぐれ、葉身と葉柄のバランスがよく、収穫・結束が容易な省力型。 ・葉は濃緑で、葉面の縮みが少なく、葉身は2〜3段の浅い切れ込みのある中間葉。荷姿が美しく、市場性は上々。

ひかり

ひかり

丸種株式会社

暑さに強く味のよい理想の日本ほうれんそう 1. 夏から秋(8月中旬~10月中旬)にかけて蒔ける播種期の長い交配早生種です。9月上旬播種で最も特性を発揮します。 2. 草勢は極めて壮健で耐暑性、耐病性に優れています。草姿は立性で分けつ力に富み、葉柄は少し長め。葉は濃緑で先端は尖り、欠刻の深さは適当、光沢があって豊大。根部の赤色は鮮やかです。 3. 凄い早太りで収量が多く、市場早出しに最もよく、味の良い法蓮草です。

ビリーブⅡ

ビリーブⅡ

トキタ種苗株式会社

【販売終了】ビリーブより「ベと病」に強く、早生  多収・低温下でもよく伸びる(晩夏~春まき) ■特性 草姿は立性で、初期から生育旺盛。葉は、濃緑色で光沢があります。  葉型は刃先が少し尖り、浅く切れ込みが入る中間型で、葉身と葉柄のバランスが良くボリュームがあり多収。  低温下でも、葉巻、葉の縮みによる品質の低下が少なく、結束時の荷姿がきれいで商品性に富み、食味も良好です。  晩夏~春先まで幅広い作型に適応。 ■栽培上の注意 べと病抵抗性レース7まで兼ね備えていますが、近年はレースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。 ■播き時期 晩夏~春先まで幅広い作型に適応。 低温期でもよく伸びるのでハウストンネルならば少々の播き遅れも挽回できる ■播種方法 直播 ■植え付け 筋まきか1か所3,4粒の点まき ■土壌条件 肥沃で日当たりのよい土が良い ■肥料 元肥で、石灰は欠かさずに与える ■収穫 草丈20cm~を目安に収穫。低温期でも伸びる

ビリオネア

ビリオネア

住化農業資材株式会社

温度変化に強い春どり品種 春先の温度上昇期においても過剰生育のしにくい春どり品種です。「スタッフ」よりもやや早生で早春どりに対応します。 ■品種特性 ・べと病1-13,15抵抗性 ・春どりでも徒長しにくくがっしりと育ち、高収量が期待できる ・葉は濃緑色の剣葉。立性で作業性も高い

1〜20品種 / 全38品種中

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