栽培環境・条件

ハウス・トンネル栽培向きのホウレンソウ品種一覧 全45種類

ハウス・トンネル栽培向きホウレンソウ ハウス・トンネル栽培向きホウレンソウとは ハウス・トンネル栽培向きホウレンソウとは、ビニールハウスやトンネル被覆を利用した施設栽培に適した特性を持つホウレンソウ品種のことです。ホウレンソウは冷涼な気候を

ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

ハウス・トンネル栽培向きについて

ハウス・トンネル栽培向きホウレンソウ

ハウス・トンネル栽培向きホウレンソウとは

ハウス・トンネル栽培向きホウレンソウとは、ビニールハウスやトンネル被覆を利用した施設栽培に適した特性を持つホウレンソウ品種のことです。ホウレンソウは冷涼な気候を好む葉物野菜ですが、施設を利用することで周年供給が可能になるため、施設栽培は国内のホウレンソウ生産において重要な位置を占めています。

ホウレンソウの施設栽培には、大きく分けて2つの目的があります。1つ目は、冬季の保温による安定生産(寒冷地でのハウス栽培)。2つ目は、夏季の高温期を避けた栽培のための遮光・換気管理(暖地での雨よけ栽培)です。品種選びにあたっては、どの季節・どの作型でハウスやトンネルを利用するかによって、求められる品種特性が異なります。

施設栽培に適したホウレンソウ品種に求められる主な特性としては、べと病耐性(レース対応)、晩抽性(とう立ちしにくさ)、在圃性(収穫適期の幅の広さ)、草姿の立性(葉が立ち上がる形状で収穫しやすい)などが挙げられます。

まず押さえておきたいのが、ホウレンソウの施設栽培は露地栽培と比較して栽培回転率が高く、年間5〜8回の作付けを行うケースが多いという点です。このため、各作型に適した品種を作期ごとに使い分ける「品種リレー」の設計が、安定した周年供給の鍵になります。

この特性の魅力(メリット)

ハウス・トンネル栽培向きホウレンソウの最大の魅力は、気象リスクの軽減による安定生産です。露地栽培では降雨による泥はねや強風による葉の損傷が品質低下の原因になりますが、施設栽培ではこれらのリスクが大幅に軽減されます。結果として秀品率が向上し、安定した品質の出荷が可能になります。

経営面のメリットとして、周年出荷による安定収入の確保があります。ホウレンソウは周年需要がある品目であり、特に端境期(夏季、年末年始)には市場価格が上昇する傾向があります。施設を利用してこの端境期に出荷できる体制を整えることで、年間を通じた収益の安定化が図れます。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。施設栽培では栽培環境をある程度制御できるため、品種の持つポテンシャルを最大限に引き出しやすいという利点があります。適切な温度管理と灌水管理のもとで、食味の良い高品質なホウレンソウを安定的に生産できることは、直売所やこだわり系の量販店との取引において強い訴求力となります。

また、冬季のハウス栽培では、低温下でゆっくり生育するホウレンソウは糖度が高まりやすく、「寒締めホウレンソウ」のようなブランド化も可能です。施設栽培向き品種の中には、低温下での糖度上昇が著しい品種もあり、付加価値の高い商品として販売することができます。

適した品種の特徴

ハウス・トンネル栽培に適したホウレンソウ品種には、作型に応じて異なる特性が求められます。

冬季のハウス栽培では、低温伸長性(低温下でも生育が止まらない特性)と耐寒性が重要です。厳寒期の無加温ハウスでは日中でも温度が上がりにくいため、低温下でも葉の展開が進む品種を選ぶ必要があります。また、この時期に求められる葉の厚み・色の濃さを兼ね備えた品種が有利です。

春〜初夏のトンネル栽培では、晩抽性(とう立ちしにくさ)が最も重要な特性になります。日長が長くなる時期にはホウレンソウのとう立ち(花芽分化)が起こりやすく、とう立ちした株は商品価値がなくなります。この時期に栽培する品種は、長日条件下でもとう立ちしにくい品種を選ぶことが必須です。

意外と知られていないのですが、施設栽培ではべと病の発生リスクが露地栽培以上に高くなることがあります。ハウス内の高湿度環境はべと病菌の感染に好適であり、特に換気が不十分な場合はべと病が急速に蔓延します。このため、施設栽培向き品種にはべと病耐性(レース対応)が重要な選定基準となります。ホウレンソウのべと病菌には複数のレースが存在し、最新のレースに対応した品種を選ぶことが防除の基本です。

草姿の立性も施設栽培での作業効率に影響する特性です。葉が横に開く(開帳性の)品種は、収穫時に泥がつきやすく、洗浄の手間が増えます。葉が立ち上がる立性の品種は、収穫・調製作業の効率が高く、施設栽培の高回転経営に適しています。

栽培のポイント

ハウス・トンネル栽培向きホウレンソウの栽培管理では、温度管理、灌水管理、土壌管理が特に重要です。

温度管理については、ホウレンソウの生育適温は15〜20℃です。冬季のハウス栽培では、日中の換気によりハウス内温度が25℃を超えないよう管理することが、品質の高いホウレンソウを育てるポイントです。高温条件では葉が薄くなり、色も淡くなるため、市場での評価が下がる傾向にあります。

灌水管理は、施設栽培ならではの重要な管理項目です。ハウス栽培では雨が当たらないため、灌水が唯一の水分供給手段になります。播種後の発芽揃えの灌水から、生育期間中の適度な土壌水分の維持まで、きめ細かな灌水管理が求められます。過湿はべと病や立枯病のリスクを高め、過乾燥は発芽不良や生育停滞の原因になります。

土壌管理では、連作に伴う塩類集積と土壌酸性化に注意が必要です。ホウレンソウは酸性土壌に弱い作物であり、土壌pHが5.5以下になると生育不良を起こします。施設栽培では雨による塩類の流亡がないため、肥料成分が土壌に蓄積しやすく、定期的な土壌診断に基づいたpH調整と施肥管理が重要です。

播種密度は品種と作型によって調整します。冬季は生育がゆっくりなため、やや密播(条間15〜18cm程度)にすることで面積当たりの収量を確保し、春季は生育が速いため、やや粗播にして過密による蒸れを防ぎます。

品種選びのコツ

ハウス・トンネル栽培向きホウレンソウの品種選びでは、作型ごとの条件に合わせた選定が基本です。

  • べと病耐性(レース対応): 現在発生している最新レースに対応した品種を選ぶ。レース情報は種苗メーカーのカタログや地域の栽培指導機関で確認できる
  • 晩抽性: 春まき作型では必須の特性。作型の日長条件に応じた晩抽性レベルの品種を選ぶ
  • 低温伸長性: 冬季のハウス栽培では重要な選定基準。無加温栽培の場合は特に重視する
  • 草姿(立性・開帳性): 調製作業の効率を考慮し、立性の品種を選ぶのが施設栽培の一般的な傾向
  • 葉色・葉の厚み: 市場や販売先が求める外観品質に合った品種を選定する
  • 収穫適期の幅(在圃性): 高回転経営では計画的な収穫が求められるため、在圃性の高い品種が出荷調整に有利

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、施設栽培では年間を通じて複数の作型をこなすため、各作型に最適な品種を使い分ける「品種リレー」の設計が重要です。地域の気象条件と販売先のニーズに合わせて、作期ごとの品種を組み立てることが安定経営のポイントです。

市場動向とこれから

ホウレンソウの施設栽培は、国内の主要な生産形態として広く定着しています。産地では、周年出荷体制の構築による安定供給が市場からの信頼獲得につながっており、施設栽培向き品種への需要は堅調に推移しています。

近年の動向として、べと病菌の新レースの出現に対応した品種更新のサイクルが加速しています。べと病菌のレースは数年〜10年程度のスパンで新しいものが出現するため、種苗メーカー各社は最新レースに対応した品種を継続的に開発・投入しています。

今後の展望としては、省力化と高品質化の両立が課題です。施設栽培は高回転の経営が基本であるため、播種から収穫までの作業効率を高めることが経営改善の鍵になります。機械収穫に適した草姿(立性で根元が揃いやすい)の品種や、発芽揃いの良い品種への需要が今後さらに高まることが予想されます。

また、消費者の健康志向を背景に、サラダ用ホウレンソウ(生食向きの品種)を施設で栽培する動きも広がっています。ベビーリーフやサラダ向け品種の施設栽培は、通常のホウレンソウよりも短期間で収穫でき、高単価が期待できる分野として注目されています。

まとめ

ハウス・トンネル栽培向きホウレンソウは、施設を利用した周年生産・安定供給を可能にする品種群であり、気象リスクの軽減と端境期出荷による収益向上が大きなメリットです。べと病耐性(レース対応)、晩抽性、低温伸長性、立性の草姿が求められる主要な品種特性です。

栽培面では、温度管理・灌水管理・土壌管理が露地栽培以上に重要になります。品種選びにあたっては、作型ごとの栽培条件に応じた品種リレーの設計が重要であり、べと病の最新レースへの対応状況、晩抽性、低温伸長性を総合的に検討して選定することが、安定した施設ホウレンソウ経営の基盤となります。

45品種 表示中
アイルトン 9

アイルトン 9

ナント種苗株式会社

葉枚数が多く、じっくり育てて高収量! 作業性に極めて優れ、収穫・調整がラク! 根が太く強く、多雨による湿害に強い! 【特 徴】 ● べと病R1~9・11~16・18~20抵抗性。 ● 最適期はハウス・雨よけ9月上旬~10月中旬蒔きと1~3月蒔き。 ● 低温伸長性は秋蒔きとしては遅め。じっくり型で収穫に追われにくい。 ● 極立性で折れにくく、収穫・調整作業が極めて容易。 ● 葉型はやや尖る剣葉。 ● じっくり生育させることで葉枚数が増えて高収量となる。 ● 主根が太く、地中深くに入り、多雨による湿害に強く黄化しにくい。 【栽培のポイント】 ● 早く伸びると葉枚数が増えにくいので、株間広めに薄蒔きする。

アクティブパワー

アクティブパワー

株式会社サカタのタネ

極晩抽、極濃緑の剣葉種 ■特性 ● べと病R-1~9、11~16、18~20に抵抗性がある。 ● 極晩抽性である。 ● 極濃緑、平滑な剣葉で、葉先がとがり、浅く欠刻が入る。 ● 立性で葉軸にしなりがあり、収穫作業性がよい。 ● フザリウム菌による萎凋(いちょう)病に耐病性がある。 ■適応性 ● 極晩抽性のため長日期も抽苔の心配が少ないので適応作型が広く、春から夏にホウレンソウを栽培したい方に適します。4~7月まで播種可能で、ホウレンソウ栽培が難しい6~7月まきでも能力を発揮します。気温の低い高冷地では8月まで播種可能です。 ● 比較的伸長性のある品種ですが、気温も上昇する作型になりますので、遮光資材等を上手に利用し栽培適温に近づけるよう心掛けてください。 ■圃場準備・土づくり 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。特にハウス栽培の場合は1年に何回も播種することになるので、「バイテクバイオエース®」などの有機微生物肥料、完熟堆肥を投入し、地力の低下を防ぎます。直根性の作物なので、根がスムーズに伸びる土づくりを心掛けてください。塩類蓄積や高pHが問題になる場合も多いので、定期的に土壌分析を行い肥料や石灰の過剰施用を避けてください。 ■株間 ・条間15~20cm、株間5~7cmのスジまきとします。 ■播種 ・高温期の播種は遮光資材などを利用してあらかじめ地温を下げ、発芽しやすい環境に近づけてください。 ■管理のポイント ・生育期間中も適宜遮光資材を利用すると生育がスムーズになります。 ・乾きやすい時期ですので、圃場の状態を確認しながら適宜灌水を行ってください。 ■収穫・出荷 ・春、夏まきでは収穫時の生育が早くなるので、とり遅れのないように収穫します。 ■病害虫防除 ・萎凋(いちょう)病に対しては強度の耐病性を持ちますが、激発圃場では土壌消毒を行うことをおすすめします。 ・ハスモンヨトウ、シロオビメイガ、ケナガコナダニ、アザミウマなどが問題になります。害虫被害は気づいたころにはすでに拡大していることが多いので、初期防除を徹底します。 ■べと病に関する注意 ・近年、ホウレンソウべと病のレース分化が著しく早まっています。いつ、さらなる新レースが発生してもおかしくない状況です。品種の抵抗性だけに頼らず、予防のための薬剤散布など化学的防除や、適切な換気など耕種的防除を組み合わせるよう心掛けます。

イーハセブン

イーハセブン

株式会社武蔵野種苗園

盛夏期でも抜群のボリューム 特性 ●べと病(R1〜7)の抵抗性を持つ。 ●葉は濃緑でやや小葉で収穫時の絡みが少なく作業性が良い。 ●草姿は立性で、葉軸が太く株張りの非常に良い豊産種。 ●生育はややゆっくりで、中間地の春蒔き、夏蒔きに適する。 栽培のポイント ●比較的水分要求量の高い品種なので、特にハウス、雨よけ栽培では生育期間中水を切らさないような管理が必要である。 ●低温では生育が極めて緩慢になるので、特に秋蒔きでは播種時期に注意する。

ウルトラスター

ウルトラスター

朝日アグリア株式会社

<春夏用ホウレンソウ> べと病レース1~9,11,13耐病性、晩抽性剣葉品種 【特 徴】 ○ べと病(R1~9,11,13)に耐病性を持つ。 ○ 5~6月、8月下旬播きが最適播種期(抽苔は非常に遅い) ○ 浅く切れ込みの入る濃緑・光沢がある剣葉で、草姿は立性。 ○ 作業性が優れる。葉軸が折れにくく、調整作業がしやすい品種。 ○ 5月下旬から夏栽培時には雨除けやハウス栽培とする。 【栽培のポイント】 ○ 酸性土壌を嫌うため、あらかじめ土壌分析を行い、pHを矯正しておく。 ○ 栽培に当たっては、排水の良い土壌を選ぶことが重要であるが、堆肥等有機物の投入や深耕により土壌の物理性を改善することが重要。 ○ 高温期に多発する萎ちょう病に対しては強い耐病性を持つが、激発圃場では土壌消毒を行うことが望ましい。 ○ 一般地のマルチ栽培では、極端な厚播きは避け1穴3~4粒播きで株張りを良くする。特に5月下旬から6月下旬の厚播きは抽苔を助長するので注意する。

エアーフォース20

エアーフォース20

ナント種苗株式会社

厳寒期に回転スピード重視の生産者向け。 低温伸長性が高い真冬穫りレース20抵抗性。 作業性の良い葉重タイプ。 【特 徴】 ● 秋冬蒔きに適し、最適期はハウス、雨除け等の10月下旬~11月蒔きの12月~2月中旬収穫。厳寒期作型向きで真冬の収穫回転を重視する産地・生産者向け。 ● 低温伸長性が高い真冬穫りの早生。低温期も生育スムーズ(10月下旬播種での収穫までの日数は50~55日程度)。 ● 葉色濃緑で葉先はやや尖る中間葉。葉幅は中程度で葉枚数は8枚程度だが、葉重タイプで、葉肉厚く・軸太るので、早生系の中でも収量が上が ● りやすい。葉身部と葉柄部の長さが同等に近く、全体のバランスが良い。草姿は極立性。葉柄折れにくく、収穫調整作業は容易。べと病レース1~20に対して抵抗性。 【栽培のポイント】 ● 春先の温暖な環境では生育が早すぎる場合があるため、厳寒期収穫に向けた播種時期を守ること。葉重型であるが、収量を上げるためには、10月蒔きは薄蒔きとし、じっくり生育させる。 ● 近年、べと病抵抗性レースの分化が激しいため、栽植密度等に気を付け、べと病の発生しづらい環境作りと早くからの予防的防除を行うこと。

オリバー

オリバー

トキタ種苗株式会社

■特性 1.株張りよく茎太で多収、晩夏・秋・春蒔きと幅広く播種できる西洋系X東洋系のF1種です。 2.葉は極濃緑色で光沢があり肉厚で、葉先が尖り少し切れ込みがはいる広葉タイプです。葉と葉柄のバランスが良く、葉巻き、葉縮みの発生が少なく市場性に優れます。 3.葉柄は太くガッチリ生育し、茎折れしがたく収穫・調製が容易です。 4.べと病(レース1−7)の抵抗性を持っています。 5.じっくり型の生育スピードで在圃性に優れます。 ■栽培上の注意 1.晩抽性も兼ね備えているので春まきが可能ですが、天候土壌条件により抽だいすることがあるので、順調な生育をさせることが大切です。 2.じっくり型の生育スピードですので低温期の播種では、トンネルやハウス等による保温栽培を心がけてください。 3.べと病抵抗性レース7まで兼ね備えていますが、近年レースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。

ゴードン

ゴードン

株式会社サカタのタネ

秋冬まき用。暖冬・厳冬でも適度な伸長性の多収型ホウレンソウ ■特性 1. べと病R-1~9、11~16、18~20に抵抗性がある。 2. 濃緑色、平滑な剣葉で、葉先がややとがり、浅く欠刻が入る。 3. 立性で葉の絡みが少なく、葉軸がしなやかで下葉が取れやすいため、収穫作業性が優れる。 4. 葉枚数が多いため、収量性が高い。 5. 比較的低温伸長性があるため、温暖地・暖地の露地での9月中旬〜10月上旬まき、ハウス・トンネルでの10月まき、高冷地・冷涼地の9月中〜下旬まきに適する。 ■適応性 土壌適応性は広く火山灰土から水田裏作まで幅広い土質で栽培できます。 耐寒性があり比較的低温伸長性があるため、秋冬作で幅広い間播種できます。低温期の出荷に適しますが、温暖地の露地で1~2月出荷する場合は被覆資材を用いたトンネル栽培で生育を促進させるほうが安定出荷できるでしょう。また、年明けまきの場合は少し株間を広げた方がゆとりを持って収穫できます。 ■畑づくり(圃場準備) 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。連作障害を回避し、排水性、保水性を高め良品多収を目指すためにも、普段から土作りを心がけます。 ■播種 条間15~20cm、株間3~5cmのスジまきとします。水田裏作や排水不良の畑では、明渠をつくるなど排水対策をしっかり行い高畝にしてください。 ■管理 通常の秋まき品種と同様に管理します。特に生育に水分を必要とする品種ではないため、ハウスでは乾き過ぎないよう灌水する程度で十分です。 ■病害虫防除 露地ではシロオビノメイガ、ハスモンヨトウなどが問題になります。いずれも被害が拡大する前に早期防除を徹底します。 秋冬から春にかけてはハウスではホウレンソウケナガコダニが出やすい季節です。被害に気付いてからの対策では被害の拡大を抑えることが難しいため、薬剤の予防的散布を徹底してください。 秋、春はべと病が発生しやすい季節です。病気が発生する前から適切な薬剤を使用し、蒸しこまないような管理を心がけます。 ■収穫 比較的在圃性はよいですが、年が明けて温度上昇期に収穫する場合は生育が早くなることがあるので、とり遅れのないよう適期収穫を心がけます。外葉を落としやすいため、収穫後の調整作業が容易にできます。 ■べと病に関する注意 ※近年べと病のレース分化が著しく早まっています。いつ更なる新レースが発生してもおかしくない状況なので、抵抗性の品種を使用している場合でも決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な乾季など耕種的防除を心がけてください。

サラダほうれんそう

サラダほうれんそう

トキタ種苗株式会社

品質良く生食用に最適 (秋・冬・春まき) ■特性 草姿は極立性、葉型は切れ込みが浅くきれいに入る剣葉種で、品質がよく、生食に適するF1種です。 葉は鮮緑色で光沢があり、アクやエグミが少なく、サラダにして味が良好です。 ■栽培上の注意 抽苔性は中位で、晩春、夏まきでは抽苔し易いが、秋から春まきまでは一般の青果栽培も可能です。サラダ用の栽培には、普通の青果栽培(通常、株間4から6cm)よりやや密植とします。 冬期はハウスやトンネル栽培とし、乾燥に注意して順調に生育させることが大切です。 ■播き時期 種まきは8月から3月くらいまでが適期です。11月頃からはトンネルやガードマンでべた掛けなどをすると葉痛みせず良品が収穫できます。晩抽性の品種ではないので、春先から初夏にかけては大株になると抽たいの危険性があります。 ■播種方法 直まきの場合、本葉1−2枚の時と3−4枚の時に間引きをして株間5-6cmになるようにします。 ■植え付け 株間5-6cm条間15cmが標準です。大きくなったものから順次、間引き収穫します。ベビーリーフとしても利用できます。 ■土壌条件 排水の悪い畑の場合はやや高うねにしましょう。酸性に弱いので苦土石灰などを施用します。 ■肥料 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートル植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も80-100g/平方メートル程度を与えよく混和します。 ■収穫 葉が20-25cmになれば大株として収穫できます。根元から引き抜きます。大きくなったものから順次間引き収穫します。 ■料理 サラダ、炒め物、おひたしでおいしく食べられます。

ジョーカーセブン

ジョーカーセブン

トキタ種苗株式会社

【販売終了。ジョーカーXをご利用下さい。】耐暑性極強、フザリウム萎凋病耐病性(盛夏まき) ■特性 栽培の難しい夏場に栽培が可能な品種。高温伸長性があり各地の7-9月播きに適します。草姿は立性で収穫しやすく機械収穫適性もあります。濃緑色の葉は肉厚で、重量感があり全体的なボリューム感も良好で収量性に優れます。 平地では7月ー9月上旬蒔きおよび、2月中旬ー3月下旬蒔きに適します。 ※関東地方で 1:露地栽培(マルチ・被覆無)9月中旬もしくは初霜の2か月前。降霜前に収穫を終える。 2:ハウス栽培9月25日前後もしくは初霜の45日前。じっくり育ち、株張りよく収量性に加え在圃性も良い。 ■栽培上の注意 1.近年の異常気象の影響で播種時期により収穫時期が大幅にずれることも考えられます。 2.べと病抵抗性レース7まで兼ね備えていますが、近年はレースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。 3.酷暑時には、播種後の潅水量を増やすか、追加の潅水は量を少なめに回数を増やす(2回を3回へ、5分潅水を10分へ)と良いでしょう。

スタンドアップ13

スタンドアップ13

ナント種苗株式会社

ややじっくり型ながらも、厳寒期にも伸びが止まりにくい。 しかも春先の収穫時には強固な在圃性。 べと病R1~13.15.16. 18抵抗性。 【特 徴】 ● 最適期はハウス・雨除け等の10月下旬~12月蒔きの12月~3月上旬出荷。 ● 生育の早さは中程度の「ややじっくり型」だが、厳寒期も生育はゆっくりではあるが止まりにくい。 ● 収穫直前の春先において、急に温度が上がる状況でも、急に草丈が伸びにくく、在圃性が高い。 ● 従来にない水準の極立性の草姿。葉柄折れにくく、収穫調整作業は極めて容易。 ● 葉色極濃緑で葉先はやや丸い中間葉。葉幅は中~やや狭いが、葉肉厚く・軸太いので、収量が上がる。 ● 根が強く、葉の黄化に強い。 ● べと病レース1~13・15・16・18抵抗性。 【栽培のポイント】 ● 9月~10月中旬蒔きではじっくり生育させて収量を出 すために薄蒔きとする。じっくり日数を掛けて葉の枚数 を増やし、株張りを良くすることを心がける。

残り35品種を見る ›

ホウレンソウの関連タグ

苗注文サービス

苗の注文サービス

ミノリスでは苗の注文・見積もり依頼が可能です。

  • 見積もり無料・キャンセル可
  • 2〜3営業日以内に回答
  • 有機栽培対応
詳しくはこちら ›