栽培環境・条件

耐寒性のダイコン品種一覧 全140種類

耐寒性ダイコン 耐寒性ダイコンとは 耐寒性ダイコンとは、低温条件下でも安定した生育・品質を維持できるダイコン品種の総称です。一般的には、秋冬作の後半(冬どり・越冬栽培)や年明け以降の出荷を想定した作型において、寒さによる生育停滞・品質低下・

ノリタケ ファインバブル装置バナー(モバイル)

耐寒性について

耐寒性ダイコン

耐寒性ダイコンとは

耐寒性ダイコンとは、低温条件下でも安定した生育・品質を維持できるダイコン品種の総称です。一般的には、秋冬作の後半(冬どり・越冬栽培)や年明け以降の出荷を想定した作型において、寒さによる生育停滞・品質低下・生理障害を抑制する能力が高い品種群を指します。

ダイコンは比較的低温に強い作物ですが、品種によって耐寒性の程度には差があります。耐寒性が不十分な品種を寒冷地や冬季の低温条件で栽培すると、根の凍害(凍傷による組織の壊死・軟化)、しみ・すが入り(内部組織の変質)、肌荒れや裂根などの品質問題が生じることがあります。耐寒性品種はこうしたリスクを低減するよう選抜・育成されています。

耐寒性の具体的な評価基準は品種カタログによって表現が異なり、「低温肥大性に優れる」「冬どり向き」「耐寒性が強い」など各社の表現が用いられています。トマトの耐病性のようにHR・IRといった統一規格は設定されていないため、品種ごとの栽培実績や試験データを参照することが、実態を把握するための有効な方法です。

耐寒性品種の特徴とメリット

耐寒性品種を選ぶ最大のメリットは、冬季の低温期でも根の肥大と品質の維持が期待できることです。一般的な品種では気温が5℃以下に下がると生育がほぼ停止しますが、耐寒性品種は低温下でも一定の肥大を継続できるよう育成されています。

冬どり・越冬栽培では、収穫時期が年末〜翌年2〜3月に集中することが多く、この時期の国産ダイコンの相場は秋の最需要期(10〜11月)と比べて安定していることが多い傾向があります。出荷時期の確保という観点で、耐寒性品種の導入は産地の出荷期間を延長する手段として機能します。

また、耐寒性品種は低温下での根の品質保持に優れるため、圃場での「立ちどまり」(収穫を遅らせて圃場で保持する方法)に適した品種が多い傾向があります。この特性は、出荷調整の柔軟性につながり、市場価格の動向に応じた出荷タイミングのコントロールを一定程度可能にします。

さらに、寒締め(冬の低温にさらすことでデンプンが糖に変換され甘みが増す現象)を活かした高品質栽培とも相性が良いのが耐寒性品種です。甘みと食感が増したダイコンは、消費者に高く評価される傾向があります。

耐寒性が関係する生理現象

ここからが実際の栽培で差がつくところです。耐寒性品種を選んでも、栽培上の管理を誤れば寒害・品質低下を招くことがあります。関係する主な生理現象を理解しておくことが重要です。

「す入り(スが入る)」は、ダイコン内部に空洞が生じる生理現象で、食感と商品価値を著しく損ないます。低温期の急激な温度変化(昼夜の寒暖差が大きい時期)や、収穫時期が遅すぎる場合に起きやすい傾向があります。耐寒性品種はす入りが起きにくい傾向がありますが、収穫適期を守ることが基本です。品種選びで見落としがちなのが、耐寒性とす入りへの強さは必ずしも連動しないという点です。耐寒性が高く評価されている品種であっても、す入りへの強さは品種によって差があります。カタログの特性表でそれぞれを個別に確認することが重要です。

「しみ大根」は、根が凍った後に解凍される過程で組織が軟化・変質する現象です。特に気温が0℃を大きく下回る寒冷地では、露地栽培の圃場内で根が凍結するリスクがあります。耐寒性品種はこの凍結ダメージを受けにくい特性を持ちますが、-5℃以下の低温が長時間続くような極端な寒冷条件下では、品種の耐寒性を超えることがあります。

「肌荒れ」は、低温・乾燥条件下で根の表面が荒れる現象です。見た目の品質低下として直接販売価値に影響します。土壌水分の維持と適切な土壌管理が、肌荒れ軽減の基本的な対策です。

栽培のポイント

冬どり・越冬栽培のポイントを整理します。

播種時期の設定が特に重要です。耐寒性品種であっても、冬季の低温期に幼植物の段階でいると霜害を受けやすく、根の発達も十分でないまま寒さにさらされることになります。最も低温が厳しい時期(1〜2月)に根が一定のサイズに達している状態にするには、逆算した播種時期の設定が必要です。地域ごとの気温データと品種の日数(播種〜収穫)を照合して、播種時期を決めることが基本です。

土壌管理では、排水性の確保が重要です。水はけが悪い圃場では土壌の凍結・解凍が繰り返されやすく、根への物理的なダメージが大きくなります。耐寒性品種であっても、圃場環境の整備は品質維持の前提条件です。

マルチ栽培(マルチフィルムの利用)は、地温の保持と土壌水分の安定に有効です。冬の地温低下を抑えることで、根の肥大をある程度維持できます。ただし、マルチ資材の選択と設置方法は産地の気候条件・栽培体系に合わせて検討することが必要です。

意外と知られていないのですが、ダイコンは根全体が低温にさらされるよりも、地表付近の首部だけが凍結に近い状態になるケースが起きやすい作物です。土寄せや覆土によって根の首部を保護することが、品質維持に有効な場合があります。産地の慣行作業として定着している地域では、この管理の重要性が認識されています。

品種選びのコツ

耐寒性ダイコンを選ぶ際の確認ポイントを整理します。

  • 耐寒性の表現: カタログで「冬どり向き」「低温肥大性」「耐寒性強」等の記載を確認する。具体的な試験データ(収量・品質比較)が示されている品種はより信頼性が高い
  • 対象作型と播種期: 品種ごとに推奨される作型・播種期が設定されている。自分の栽培計画と合うかを確認する
  • す入りしにくさ: 特に収穫を遅らせることが多い場合、す入りへの強さは重要な確認ポイント
  • 根の形状・長さ: 冬どり向き品種は秋まき品種と形状特性が異なることがある。販売先の規格と合う形状かを確認する
  • 肌質: 低温・乾燥下での肌荒れのしにくさは外観品質に影響する
  • 収穫適期の広さ: 立ちどまりが可能な品種かどうかは出荷調整の観点で重要

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、耐寒性の強さは栽培地域の最低気温や土壌条件と組み合わせて評価する必要があります。同じ品種でも寒冷地と温暖地では結果が異なることがあるため、地域の試験データを確認するか、試作を実施して圃場での適応性を確かめることが信頼できる判断基準になります。

市場動向とこれから

ダイコンは国内有数の作付面積を誇る野菜品目ですが、秋冬作への集中出荷による価格低下が産地の課題として続いています。冬〜春季の出荷量を維持・拡大することは、年間を通じた産地の収益安定につながる方向性として注目されています。

気候変動の影響で「暖冬年」が増えており、耐寒性品種の有利性が発揮される機会が変化している側面もあります。暖冬の年は通常の冬どり品種でも比較的良好な品質が得られる一方、突発的な寒波時の被害に対するリスク管理として、耐寒性品種の価値が再評価される場面もあります。

需要面では、鍋物需要・おでん需要など冬のダイコン需要は根強く、冬期出荷の安定供給に対するニーズはスーパーや外食産業から一定以上あります。また、「甘みが増した寒締めダイコン」として付加価値をつけた販売戦略を取る産地もあり、耐寒性品種はこうしたブランド化の素材としても活用されています。

まとめ

耐寒性ダイコンは、冬季の低温条件下での生育・品質維持に強みを持つ品種群であり、冬どり・越冬栽培の安定に寄与します。凍害・す入り・肌荒れなどの品質問題を抑制するためには、耐寒性品種の選択と並行して、適正な播種時期の設定・排水管理・マルチ活用などの栽培管理を組み合わせることが重要です。

品種選びにあたっては、耐寒性の評価とともに対象作型・収穫期・根の形状・す入りへの強さを総合的に検討し、産地の栽培実績データや農業試験場の情報も活用して判断することが、リスクの少ない品種導入につながります。

140品種 掲載中
NR-522

NR-522

ナント種苗株式会社

葉の耐寒性、最強レベル。円筒形で太りの良い1~2月穫り。 早太り「冬人88」を扱いやすくした改良タイプ。 【特 徴】 ● 低温伸長性・低温肥大性があり、露地作・マルチ作の1~2月収穫に向く。 ● 生育スピードは早く、肥大・尻詰まりに優れる。 ● 葉は旺盛で、葉の耐寒性が非常に強い。 ● 肌ツヤ綺麗でシミなどの肌の障害に強い。首色やや薄く、内部青肉の発生は少ない。 ● 肉質は水分少なめで非常に硬いので凍りにくい。 ●「冬人88」の旺盛な葉と肥大スピードを少し和らげ 【栽培のポイント】 ● 元肥は控えめで葉勝ちにならないように注意する。 ● 早蒔きでは葉が旺盛になり、曲がり・不揃いとなるリスクがあるので適期播種に努める。

R-981

R-981

株式会社久留米種苗園芸

【特性】 1.播種後60~65日前後で収穫できる総太り型青首大根です。 2.根長33~38㎝程度、根茎7~8㎝程度、根重1.2~1.5kg程度になります。 3.首の部分は、鮮緑色の明るい青首で、曲がりが少なく、細毛が極めて少なく、肌は純白で光沢があり美しく、尻詰まりが極めて良く、しかも収穫作業が容易です。 4.葉は極黒葉で切れ込みが深く、立性で短く、葉数が少ないので密植栽培が可能です。 5.スイリが遅く、抽台も遅く、耐寒性が強いので遅穫栽培が出来ます。 6.肉質は、緻密で甘みがあり、生食・漬物用と幅広く利用できます。

YRばんちゅう太

YRばんちゅう太

松永種苗株式会社

春のぞみの晩抽性をさらに安定させ、低温伸長性を改善した超晩抽性青首総太りダイコンです。 肌のきれいな総太り型で、地温の低い時期でも良く伸張し、形状の良い収穫物が得られます。また播種期による形状・肥大の振れが小さいのも特長です。 収穫期の予想外の温度変化などのストレスがあっても、内部着色はほとんどなく商品性の高い収穫物が得られます。 春のぞみと同様、安定した萎黄病抵抗性を備えています。 ■栽培のポイント 萎黄病に安定した抵抗性を持ちますが、激発地や栽培環境条件によっては発症する可能性がありますので、必要な防除を行って下さい。 平坦地2月中旬以降の播種では長くなり過ぎる傾向がありますので、2月10日過ぎからの播種には『松永交配 春のぞみ』をご利用下さい。

YR宝楽2号大根

YR宝楽2号大根

宝種苗株式会社

揃いバツグンで、ス入り遅い ●萎黄病やウイルス病に特に強く曲がりが少ない ●葉は少し旺盛で耐寒性にも強く、冬期の寒さによる青首部の黄化や痛みも少ない ●抽苔もス入りも安定して遅く、肉質は緻密で秀品率良い ●適期蒔きで播種後60日前後で根長38cm前後、根径8cm程度 ●揃いが大変よく、尻つまりバツグンの青首大根

YR寒ざくら

YR寒ざくら

カネコ種苗株式会社

耐寒性が強く、尻詰まり良く、青肉になりにくい青首ダイコン! 特性 ●根形は尻詰まりの良い総太り型で、低温期でも肩コケしにくい品種です。 ●首部は淡い緑色、ひげ根は細く肌はなめらかです。 ●肉質緻密で、す入りが遅く、青首内部の変色(青肉)は少ないです。 ●草姿は中間型、草勢は中程度、耐寒性が強く、晩抽程度は中位です。 ●作型は、暖地と中間地の9~10月まき、1~2月どり栽培等に適しています。 栽培要点 ●冬用品種としては葉が比較的おとなしいですので、肥料切れにならないように注意します。 ●作土が深く、排水の良い圃場に適しています。

YR拓洋(たくよう)

YR拓洋(たくよう)

渡辺農事株式会社

■特性 ・総太りタイプ。イオウ病・ウイルス病に強く栽培しやすい。 ・耐寒性があり冬どりに最適。 ・根長40cm、根径7cm、根重1.3〜1.5kgに太る。 ・葉はやや旺盛で、首の色はやや淡い。 ・ス入りは遅く、肉質は良く、内部に青肉が入りにくい。 ・肉質がち密で、煮物やおでんなどで味が良く染み込み、食味極上! ■備考 ・小袋(4mL)、20mLは「あじわい秋冬」という名称で販売しております。

YR春の浦

YR春の浦

カネコ種苗株式会社

晩抽性で、耐寒性・低温伸長性に優れる越冬春どり用青首ダイコン! 特性 ●根形は尻詰まりの良い総太り型で、低温期でも短根や中太りになりにくい品種です。 ●首部は淡い緑色、ひげ根が細く、肌はなめらかです。 ●肉質緻密で、す入りは遅く、青首内部の変色(青肉)は比較的少ないです。 ●晩抽性で、耐寒性も強く、草姿は中間型、草勢は中程度です。 ●作型は、暖地の10月まき、3月どり栽培等に適しています。 栽培要点 ●葉の比較的おとなしい品種ですので、肥料切れにならないように注意します。 ●病害虫(わっか症、細菌病等)の予防を行います。

YR春大星

YR春大星

ヴィルモランみかど株式会社

抽だいの心配がない 春栽培用品種 ■特徴 タイプ 青果 耐病性 IR : 萎黄病, モザイク病, 軟腐病, 白さび病, 赤芯症耐性 特性-1 根形:総太型 首色:鮮緑 根長:36cm 根経:7.5cm 特性-2 晩抽性:特に優れる 耐寒性:特に優れる 晩ス性:特に優れる 生育日数 70~130日 ■品種の特性 1. 萎黄病抵抗性の晩抽性品種であり、低温伸長性の優れた春ダイコン。 2. 草姿は半立性、地上部は非常にコンパクトである。 3. 根型は総太り型。尻詰性・肌つや・揃いが良く、根長は33~36cm。

YR海洋(かいよう)

YR海洋(かいよう)

渡辺農事株式会社

イオウ病に強く、極晩抽性の春大根。 ■特性 ・萎黄病に強い晩抽性の春大根で、低温期のハウス、トンネル、マルチ栽培に適する。 ・低温肥大性が良く、適期蒔きでは70日くらいで根長37cm前後、根重1〜1.5kgに太る。尻詰まりの良い総太り型。 ・首の緑色は薄め、肉質はち密で甘味に富む。 ・葉は小さく、ヒゲ根は細く、根の曲がりが出にくい。 ■栽培のポイント ・晩抽性の品種だが、保温資材の極端な省力化は抽苔や短根を招く可能性がある。 ・適期よりも無理に早く蒔くと、短根になりやすくなる。 ・未熟な有機物が多いと立枯病、亀裂褐変症、横縞症の原因となるので、未熟有機物の分解促進と水はけの良い畑作りが肝要。

YR秋みね

YR秋みね

丸種株式会社

秋遅くまで播ける耐寒性に優れた青首総太り大根! 1. 耐寒性に優れ、厳寒期どりで根長37~38cm・根径7~8cmとなる、低温伸長性に優れた尻づまりの良い青首総太り大根です。 2. 葉色はやや薄く、草姿は立性で密植栽培が可能です。 3. 青首部は淡緑色、肌は純白で滑らか、ヒゲ根細く、 揃い・外観品質ともに優れています。 4. 肉質は緻密で、肉色は白く青肉になりません。ス入りは遅く、生理障害にも強いです。 5. 一般平坦地での9月上旬~9月下旬播種、暖地での9月中旬~10月中旬播種の冬どり栽培に適します。

YR秋みのり

YR秋みのり

丸種株式会社

秋遅くまで播ける肥大性に優れた青首総太り大根! 1. 耐寒性に優れ、厳寒期どりで根長37~38cm・根径7~8cmとなる、低温伸長性、肥大性に優れた尻づまりの良い青首総太り大根です。

YR秋岬(あきみさき)

YR秋岬(あきみさき)

渡辺農事株式会社

病気に強く、品質最高の秋大根 ■特性 ・イオウ病、ウイルス病に強く耐寒性がある。 ・抽根部の黒スジがでにくく肌がきれい。 ・青首の色は濃すぎず肌の白さとのバランスが良い。 ・内部変色しにくく、ス入りが遅い。 ・適期蒔きでは60日で、根長37cm、根重1〜1.5kgに太り、尻づまりの良い総太りになる。

YR青じまん

YR青じまん

有限会社フジミ・オフィス

揃い良く、肌の美しい青首総太り大根 特性 1)早春~春蒔き、春~夏穫りに適する春型極晩抽性で、特に萎黄病、 ウィルス病に強い 2)根部の揃い良く、ひげ根の発生も少なく肌も白くツヤがある 3)草姿はやや立性で濃緑葉、根長35㎝内外で良く揃う 4)根部の肥大は発育中期から旺盛になるのが特長 栽培の要点 ●晩抽性であるが、秋蒔き越冬栽培には向きません ● 早春蒔きの場合、トンネル、マルチをして下さい

アグレッシブ

アグレッシブ

株式会社サカタのタネ

遅くまいてもまだ間に合う、早どり可能な秋冬ホウレンソウ ■特性 1.べと病R-1~7、9、11、13、15、16、18、20に抵抗性がある。 2.極濃緑、平滑な剣葉で、葉先がとがり、はっきりと欠刻が入る。 3.草姿は立性で、収穫調整しやすい。 4.耐寒性が強く、暖地なら無被覆の露地越冬栽培でも良品が収穫できる。 5.耐湿性が強く、湿害による黄化が出にくい。 6.低温伸長性が優れ、温暖地や暖地の10月中旬〜12月中旬まき、冷涼地の9月中旬〜10月中旬まきに最も適している。 7.露地で寒い時期に収穫すると根元が鮮やかな鮮紅色になり、見栄えがよい。昔ながらの赤根のホウレンソウを出荷したい方に適した品種である。 ■適応性 土壌適応性は広くしかも耐湿性が強いため、火山灰土から水田裏作まで幅広く栽培することができます。 耐寒性があり、低温伸長性も優れているので特に低温期には最適の品種です。暖地では無被覆でも十分栽培できますが、温暖地の1〜2月出荷では、パンチフィルムなどでの被覆栽培をおすすめします。 秋の早まきでは、暖かい年だと徒長気味になってしまう場合があるので、播種適期を厳守してください。 台風などの被害でまき直しが必要になってしまった場合には、生育の早い本品種の栽培がおすすめします。 ■畑づくり(圃場準備) 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。連作障害を回避し、良品多収を目指すためにも、土作りには普段から心がけます。最近葉菜類の硝酸態窒素が問題視されるので、窒素肥料の過度の施用は禁物です。「アグレッシブ」は葉色が濃いので、通常の施肥量でも十分葉色が濃緑となります。 ■播種 条間15〜20cm、株間3〜5cmのスジまきとします。水田裏作や排水不良の畑では、高畝にしてください。 ■病害虫防除 シロオビノメイガ、ハスモンヨトウなどが問題になるが、いずれも被害が拡大する前に、早期防除を徹底しましょう。 ■収穫 暖冬の年は生育が早くなるので、とり遅れのないよう適期収穫を心がけます。立性の草姿のため、収穫作業性は抜群です。 ■べと病に関する注意 ※近年べと病のレース分化が著しく早まっています。いつ更なる新レースが発生してもおかしくない状況なので、抵抗性の品種を使用している場合でも決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な乾季など耕種的防除を心がけてください。

アサヒ交配 YR三川大根

アサヒ交配 YR三川大根

株式会社アサヒ農園

揃い抜群!!イオウ病に強い春大根 商品特性 ■特性 晩抽性で曲がり少なく揃いが特によい青首総太り大根です。 イオウ病・ウイルス病に強く、高温期生理障害にも安定しています 青首は淡緑でひげ根が細く肌のツヤが良いです。 根長35cm~38cm、根径7~8cm、根重1.2kg程度となり尻詰りがよいです。 1~3月蒔きトンネル栽培、高冷地の4~6月蒔き栽培に最も力を発揮します。無理な早蒔きは短根になりやすいので注意してください。 "YR"とは…萎黄(イオウ)病に抵抗性のある品種を指します。 [YR=Yellows(萎黄病)Resistance(抵抗性)] 育て方 ■土づくり 根が伸びる途中に堆肥の塊や石があると、根がまっすぐに伸びず、途中で枝分かれした「叉根」になってしまうので、石などは取り除き、土を30cm程度の深さまでよく耕すことが大切です。 ■たねまき 幅60cm程の畝を立てます。中央に棒などを押し付けて溝をつけて、まき穴を作ります。1穴に4~5粒のタネを等間隔に置きましょう。 1cmほどの厚みで土をかぶせ、手のひらで軽く押さえ、タネと土を密着させたら全体にたっぷりと水やりしましょう。 ■害虫・台風対策 【べたがけ】 不織布を畝にべたがけすると、防虫効果のほか、タネの乾燥を防いで発芽を助ける効果があります。 畝全体にかぶせ、風で飛ばないように四辺を土で埋めましょう。1回目の間引きの時までかけておきましょう。 【トンネルかけ】 防虫ネットのトンネルがけは、虫よけ、風よけの効果があります。 トンネル用支柱を50cm~60cm間隔で畝に渡して深く埋め、ネットをかぶせる。 両端はねじって杭などで留め、すそに土をのせてトンネル用支柱を土に渡しておくとよいです。収穫までかけておきましょう。 ■間引き・土寄せ 《1回目》 タネまきの1週間から10日後、双葉が開いたら、本葉が出るころまでに、1回目の間引きをします。不織布をかけてある場合はここではずしてください。 葉の形や色のわるいもの、小さいもの、弱そうなものを抜いて、1穴あたり3本にする。残った株がたおれないようにまわりの土を軽く寄せて支える。 《2回目》 タネまきの約2週間後、本葉が3~4枚になったら、元気な株を2本残すように間引き、株と株の間に、 約30g/㎡の化成肥料をできるだけ均等にまきましょう。 クワの先で化成肥料と土を混ぜ合わせ、株元に土寄せ上げる。 《3回目》 タネまきの25~30日後、本葉が6~7枚のころに、元気な株を1本残し、残す株の根が持ち上がらないように押さえながら、間引く株を抜き取る。 化成肥料を株のまわりに均一にまき、クワで化成肥料を土を混ぜ、葉をしっかり立たせるように、株元近くに土を寄せましょう。 その後は2週間に1回のペースで追肥し、土寄せします。 ■収穫 地上に見えている根の太さが6~7cmになったら収穫しましょう。葉を束ねて根本近くを持ち、まっすぐ上にひき抜きましょう。 ■栽培のポイント 低温期の栽培では、播種後本葉5枚頃までの保温が大切ですので、透光性の高い被覆材をべた掛けにすると良いです。 施肥量は10aあたり、N-10kg・P-12kg・K-10kgを基準とし、晩春以降気温上昇期の栽培では2割程度少なくする。又、過湿による裂根に注意。

アサヒ交配 曽水大根

アサヒ交配 曽水大根

株式会社アサヒ農園

秋蒔越冬・春蒔不抽苔 商品特性 ■特性 1) 低温肥大性のよい不抽苔性交雑種で、巾広い春蒔栽培ができる。 2) 葉は濃緑色の切葉で密植栽培ができる。 首部は淡緑色で外皮は非常に光沢があり美しく、肉質はち密で柔らかく甘みに富み食味最高の総太り型大根である。 根長35cm位、根径8cm位、重量1.2kg位で揃い抜群でス入り遅く青果市場で好評を博している。 3) 2、3月の早春蒔トンネル・マルチ栽培及び晩春の露地蒔に最も適す。 温暖地域では11月からのハウス又は大型トンネル栽培が可能である。寒冷、高冷地では初夏蒔夏栽培もできる。 育て方 ■栽培のポイント 間引きは本葉5~6枚位で一本立とし葉色が濃く生育の遅い株や赤茎等異常のものは必ず除去する事。

オーバーヘッド

オーバーヘッド

株式会社サカタのタネ

葉のサイズのそろいがよく収量性が高い ■特性 1. べと病に比較的強く、黒根病耐病性。 2. 栽培適応性が比較的広いバタビア系レタス。 3. 草勢強く、収量性が高い。 4. 葉色は濃く、肉厚。パリッとした食感で歯切れがよい。 5. 葉のカールは中程度。 6. 晩抽性は比較的強い。

オシリス

オシリス

株式会社サカタのタネ

極濃緑、立性、湿害にも強い秋まき用ホウレンソウ ■特性 1. べと病R-1〜10、15、20に抵抗性がある。 2. 極濃緑、平滑な剣葉で、葉先がややとがり、はっきりと欠刻が入る。 3. 草姿は立性で、収穫調整しやすい。 4. 耐寒性が強く、暖地なら無被覆の露地越冬栽培でも良品が収穫できる。 5. 耐湿性が強く、湿害による黄化が出にくい。 6. 低温伸長性が優れるため、温暖地・暖地の10月中旬~12月中旬まき、高冷地・冷涼地の9月中旬~10月上旬まきに最も適する。 7. 生育強健な豊産品種であり、非常につくりやすい。ホウレンソウ栽培が初めての人からベテランまで幅広く利用可能。 ■適応性 土壌適応性は広く、しかも耐湿性が強いため、火山灰土から水田裏作まで幅広く栽培することができます。 耐寒性があり、低温伸長性に優れているので特に低温期に最適な品種です。暖地では無被覆でも十分栽培できますが、温暖地の1~2月出荷では、パンチフィルムなどを使った被覆栽培をおすすめします。 近年、温暖化の影響からか、晩夏から秋口の気温がかなり高くなっております。本品種はそのような条件下では徒長気味になり、本来の特性を十分に発揮できません。その時期は「ミラージュ」または「プログレス」の使用をおすすめします。この2品種は気温が高くても徒長が少なく、比較的じっくりと株張りよく生育します。 ■畑づくり(圃場準備) 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。連作障害を回避し、良品多収を目指すためにも、土作りには普段から心がけます。最近、葉菜類の硝酸態窒素が問題視されているため、窒素肥料の過度な施用は禁物です。「オシリス」はもともと葉色が濃く、通常の施肥量でも十分に濃くなることが期待できます。 ■播種 条間15~20cm、株間3~5cmのスジまきとします。水田裏作や排水不良の畑では、高畝にしてください。 ■病害虫防除 シロオビノメイガ、ハスモンヨトウ、ケナガコナダニなどが問題になります。いずれも被害が拡大する前に、早期防除を徹底するようにします。 ■収穫 暖冬の年は生育が早くなるため、とり遅れのないよう適期収穫を心がけてください。草姿が立性であるため、収穫作業性は抜群です。 ■べと病に関する注意 ※近年べと病のレース分化が著しく早まっています。いつ更なる新レースが発生してもおかしくない状況なので、抵抗性の品種を使用している場合でも決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な乾季など耕種的防除を心がけてください。

おでん用大根

おでん用大根

株式会社タカヤマシード

おでん用ならこの大根! タカヤマ交配   秋播き、冬どり大根 特性 1.本種はおでんに合う大根を目的として育種したF1品種である。 2.肉質は緻密で出汁が浸み易く、食感もよい。 3.煮くずれしにくく、きれいに仕上がる。 4.根形はこん棒状になり、根部の肥大性に優れ、尻づまりがよい。 5.適期は冷涼地の7月上旬~8月上旬まき、9月上旬~10月収穫。中間地・暖地の9月上旬~下旬まき、11月上旬~1月中旬収穫で特性を発揮する。適期まきでは、播種後70~75日で根長38cm根径7~8cmくらいで良く揃う。 ポイント 年内収穫で特性を発揮するが、露地越冬をする場合、被覆資材等を利用すると美しい大根になる。

おふくろ

おふくろ

タキイ種苗株式会社

寒さに強くて味がよい! 中ぶくら型煮ダイコン! ■特長 ・草勢が強く、低温期の肥大もよく、作りやすい中ぶくら型ダイコン。 ・根部はよくそろい、抽根は根長の約1/3で寒害を受けにくい。早太り性で、しかもス入りが遅く、肉質は緻密で食味がよい。 ・適期栽培では根長40cm、根径9cm程度になる。 ■栽培の要点 ・初期のチッソ過多は、葉勝ちになったり、裂根の原因となるので注意する。 ・やや大型の草姿となるので、株間は40cm程度が適当。

1〜20品種 / 全140品種中

ダイコンの関連タグ

ミノリスタイマーバナー