栽培環境・条件

耐暑性のホウレンソウ品種一覧 全81種類

耐暑性ホウレンソウ 耐暑性ホウレンソウとは 耐暑性ホウレンソウとは、夏季の高温条件下でも生育が安定し、品質の良い葉を収穫できるホウレンソウ品種の総称です。ホウレンソウは冷涼な気候を好む代表的な葉物野菜であり、生育適温は15〜20℃とされてい

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耐暑性について

耐暑性ホウレンソウ

耐暑性ホウレンソウとは

耐暑性ホウレンソウとは、夏季の高温条件下でも生育が安定し、品質の良い葉を収穫できるホウレンソウ品種の総称です。ホウレンソウは冷涼な気候を好む代表的な葉物野菜であり、生育適温は15〜20℃とされています。25℃を超えると生育が乱れやすくなり、とう立ち(抽苔)の誘発、葉の薄さや色の退色、シュウ酸含量の増加、生育の停滞といった問題が発生しやすくなります。

耐暑性品種は、これらの高温障害に対する耐性が相対的に高く、夏季の栽培でも商品として出荷できる品質を維持できる特性を備えています。ホウレンソウは長日・高温条件でとう立ちしやすい性質があるため、耐暑性品種には高い晩抽性(とう立ちの遅さ)が不可欠です。

まず押さえておきたいのが、ホウレンソウの夏季栽培は技術的にハードルが高く、品種選びだけでなく栽培管理全体の工夫が必要であるという点です。耐暑性品種を選んだだけでは不十分であり、遮光ネットの利用や灌水管理、土壌の酸度矯正など、総合的な栽培技術との組み合わせが求められます。

耐暑性のメリット・デメリット

メリット

耐暑性ホウレンソウを導入する最大のメリットは、夏季の端境期にホウレンソウを出荷できることです。ホウレンソウの需要は周年ありますが、夏季は供給量が減少するため市場価格が上昇する傾向があります。耐暑性品種を活用した夏どり栽培は、高単価販売の機会として経営面でのメリットが大きいです。

施設栽培との組み合わせでは、年間の栽培回転数を増やすことが可能です。夏季にホウレンソウの栽培を中断せずに済むことで、ハウスの稼働率を高め、年間を通じた安定収入につなげることができます。

周年供給体制を構築するうえでも、耐暑性品種は品種リレーの重要なピースとなります。夏季を担当する耐暑性品種を組み込むことで、取引先への年間を通じた安定供給が可能になり、信頼関係の強化に寄与します。

デメリット・注意点

耐暑性品種は高温期の栽培に特化しているぶん、秋冬の低温期には他の品種と比較して葉の厚みや色の濃さがやや劣ることがあります。耐暑性品種を通年で使うのではなく、作期に応じた品種の使い分けが基本です。

また、耐暑性品種であっても35℃を超えるような猛暑条件が長期間続くと、発芽不良や生育停滞が起こる可能性があります。耐暑性には品種ごとに限界があり、栽培地域の夏季の気温条件に合った品種を選定することが重要です。

適した作型と地域

耐暑性ホウレンソウが特に力を発揮するのは、6月〜9月の高温期における栽培です。平坦地では雨よけハウスやトンネルを利用した施設栽培が中心となり、遮光ネットとの併用で栽培環境を制御します。

高冷地では、露地栽培でも耐暑性品種を活用した夏どりが可能ですが、近年の気温上昇に伴い、高冷地でも夏季の暑さ対策が課題となっています。

暖地における夏季のホウレンソウ栽培は最もハードルが高く、遮光率50〜60%程度の遮光資材を用い、灌水管理を徹底したうえで耐暑性品種を栽培するケースが一般的です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。耐暑性品種の導入は「高温でも作れる」というだけではなく、「高温期でも品質を維持する」ことが課題です。遮光ネットの遮光率、灌水のタイミングと量、土壌の温度管理など、品種の耐暑性を引き出すための環境制御技術が成否を左右します。

品種選びの注意点

耐暑性ホウレンソウの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。

  • 晩抽性: 夏季栽培の最低条件。長日・高温条件下でとう立ちしにくい品種を選ぶ
  • べと病耐性(レース対応): ホウレンソウのべと病菌には多数のレースが存在し、最新のレースに対応した品種を選ぶことが防除の基本。高温期はべと病の発生が減る傾向があるが、降雨後の多湿条件では注意が必要
  • 萎凋病耐性: 夏季の高温条件では萎凋病の発生リスクが高まるため、萎凋病耐性を持つ品種が有利
  • 葉色・葉の厚み: 高温期は葉色が退色しやすく、葉が薄くなりやすい。濃緑色で葉の厚い品種を選ぶと商品性の維持に有利
  • 草姿: 立性の品種は収穫・調製作業の効率が高い

意外と知られていないのですが、ホウレンソウの夏季栽培では発芽の確保が最初のハードルです。ホウレンソウの種子は25℃以上で発芽率が著しく低下する特性があります。耐暑性品種であっても種子の発芽特性は共通しているため、催芽処理(低温処理による発芽促進)や、夕方の播種による地温低下後の発芽誘導など、播種段階の工夫が欠かせません。

栽培のポイント

耐暑性ホウレンソウの夏季栽培では、播種から収穫までのすべての段階で高温対策が必要です。

播種の工夫として、催芽処理が非常に有効です。種子を水に浸漬した後、15℃程度の冷蔵庫で24〜48時間低温処理することで、高温期でも発芽率を高めることができます。播種は夕方に行い、地温が低下した状態で発芽を促すのも効果的な手法です。

遮光管理は夏季栽培の基本です。遮光率40〜60%程度の遮光ネットをハウスや露地のトンネルに設置し、直射日光と地温の上昇を抑制します。ただし、過度な遮光は徒長を招き、葉が薄く色が薄くなるため、遮光率の調整が重要です。

灌水管理は、高温期の品質確保に直結します。朝の灌水を基本とし、土壌水分を適正に維持します。高温下では蒸散量が増えるため、灌水の頻度と量を通常期よりも増やす必要がありますが、過湿は立枯病や萎凋病のリスクを高めるため注意が必要です。

土壌管理では、酸度矯正が特に重要です。ホウレンソウは酸性土壌に弱く、pH6.0〜7.0の範囲で良好な生育を示します。石灰資材を用いた適切な酸度矯正が、夏季栽培の基盤を作ります。

栽培期間は通常期よりも短縮されます。高温条件では生育が速く、播種から収穫まで25〜30日程度で収穫できるケースもあります。収穫が遅れるととう立ちや葉の品質低下が急速に進むため、適期収穫の徹底が求められます。

市場動向とこれから

耐暑性ホウレンソウの需要は、気候変動に伴う夏季の高温化と、ホウレンソウの周年需要の堅調さを背景に、着実に拡大しています。量販店や外食産業からの夏季の安定供給要請は強く、夏場でも品質の良いホウレンソウを出荷できる産地への評価が高まっています。

品種育成の面では、耐暑性と品質(葉色の濃さ、葉の厚み、食味)の両立が主要な育種目標です。従来の耐暑性品種は「暑さに耐えられるが葉が薄い」「とう立ちは遅いが葉色が淡い」といった課題がありましたが、近年はこれらの品質面も改良された品種が増えてきています。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、夏季のホウレンソウ生産は今後も需要に対して供給が追いつかない状況が続くと見込まれます。耐暑性品種の改良と栽培技術の進歩が相まって、夏どりホウレンソウの生産拡大が期待されています。

べと病菌の新レースへの対応も継続的な課題です。耐暑性に加えて最新のべと病レースに対応した品種の育成は、種苗メーカー各社が注力している分野であり、数年ごとに改良品種が投入されています。

まとめ

耐暑性ホウレンソウは、夏季の高温条件下でもとう立ちしにくく、生育が安定する品種群です。夏季の端境期出荷による高単価販売と、周年供給体制の構築が生産者にとっての大きなメリットです。

品種選びにあたっては、晩抽性、べと病耐性(レース対応)、萎凋病耐性、葉色・葉の厚みを総合的に検討することがポイントです。栽培面では、催芽処理による発芽確保、遮光ネットの利用、適切な灌水管理と土壌酸度矯正が高温期の品質維持の鍵となります。品種の耐暑性だけに頼るのではなく、栽培環境の制御技術と組み合わせることで、安定した夏どりホウレンソウの生産が実現します。

81品種 掲載中
アクティブパワー

アクティブパワー

株式会社サカタのタネ

極晩抽、極濃緑の剣葉種 ■特性 ● べと病R-1~9、11~16、18~20に抵抗性がある。 ● 極晩抽性である。 ● 極濃緑、平滑な剣葉で、葉先がとがり、浅く欠刻が入る。 ● 立性で葉軸にしなりがあり、収穫作業性がよい。 ● フザリウム菌による萎凋(いちょう)病に耐病性がある。 ■適応性 ● 極晩抽性のため長日期も抽苔の心配が少ないので適応作型が広く、春から夏にホウレンソウを栽培したい方に適します。4~7月まで播種可能で、ホウレンソウ栽培が難しい6~7月まきでも能力を発揮します。気温の低い高冷地では8月まで播種可能です。 ● 比較的伸長性のある品種ですが、気温も上昇する作型になりますので、遮光資材等を上手に利用し栽培適温に近づけるよう心掛けてください。 ■圃場準備・土づくり 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。特にハウス栽培の場合は1年に何回も播種することになるので、「バイテクバイオエース®」などの有機微生物肥料、完熟堆肥を投入し、地力の低下を防ぎます。直根性の作物なので、根がスムーズに伸びる土づくりを心掛けてください。塩類蓄積や高pHが問題になる場合も多いので、定期的に土壌分析を行い肥料や石灰の過剰施用を避けてください。 ■株間 ・条間15~20cm、株間5~7cmのスジまきとします。 ■播種 ・高温期の播種は遮光資材などを利用してあらかじめ地温を下げ、発芽しやすい環境に近づけてください。 ■管理のポイント ・生育期間中も適宜遮光資材を利用すると生育がスムーズになります。 ・乾きやすい時期ですので、圃場の状態を確認しながら適宜灌水を行ってください。 ■収穫・出荷 ・春、夏まきでは収穫時の生育が早くなるので、とり遅れのないように収穫します。 ■病害虫防除 ・萎凋(いちょう)病に対しては強度の耐病性を持ちますが、激発圃場では土壌消毒を行うことをおすすめします。 ・ハスモンヨトウ、シロオビメイガ、ケナガコナダニ、アザミウマなどが問題になります。害虫被害は気づいたころにはすでに拡大していることが多いので、初期防除を徹底します。 ■べと病に関する注意 ・近年、ホウレンソウべと病のレース分化が著しく早まっています。いつ、さらなる新レースが発生してもおかしくない状況です。品種の抵抗性だけに頼らず、予防のための薬剤散布など化学的防除や、適切な換気など耕種的防除を組み合わせるよう心掛けます。

アクロスほうれん草(販売地域限定)

アクロスほうれん草(販売地域限定)

株式会社トーホク

沖縄地方に適した暑さや病気に強い作りやすい品種。葉は照りのある濃緑色で味もよく、立性で葉軸もしっかりしていますから収穫しやすく収量も上がるタイプです。

アジア

アジア

丸種株式会社

早太りで作りやすいホウレンソウ 1. 葉は濃緑色で厚肉の広葉、根部の紅は鮮やかで美しく、無効分けつはしません。早太りで、多種に先んじて雄大な草姿となります。 2. 暑さ、寒さ、そしてベト病に強く、従って栽培は容易で、在来種に倍する大収量は産地注目の的で、生食用としてはもちろん冷凍加工用に適種として脚光を浴びています。 3. 夏まき、秋まき、初冬まきのほか、北海道のような寒冷地での春まきにも適しています。

アムステルダムほうれん草

アムステルダムほうれん草

株式会社トーホク

冷涼地の夏どりに最適なほうれん草。夏の最も日照時間の長い時期でもトウ立ちの心配なく、5~7月にタネがまけます。耐病性にも優れている作りやすい品種です。

イフリート

イフリート

住化農業資材株式会社

盛夏期でも高収量の人気品種 耐暑性・萎凋病耐病性にすぐれた夏まき品種です。 ■品種特性 ・べと病レース1-7抵抗性 ・高温下でも生育が止まりにくく、萎凋病にも比較的強い ・葉枚数型で収量が出やすい

ヴァンガード19

ヴァンガード19

トキタ種苗株式会社

晩夏播種より使用可能な耐暑耐寒性に優れるF1秋冬どりホウレンソウ。 ■特性 ベと病レース1-20に抵抗性。べと病抵抗性最強級(2024年12月トキタ種苗調べ) 草姿は立性で葉柄は太くしっかりしており収穫調製が容易。 生育は中早生でガッチリ育つので秋播き~年内収穫および2,3月播種に好適。 葉に照りがあり根痛みによる葉の色むらが出にくい。 より早い生育の品種が必要な場合「スパイダーデューク」、よりじっくりした生育が好みの場合は「エクストリーム」を利用する。 「ヴァンガード19」は、2024年12月開催の愛知県野菜優良品種審査会で1位入賞。 ■栽培上の注意 エクストリームより低温期は伸長する中早生種。厳寒期栽培では保温を徹底する。 ■播き時期 秋~春どり。

ヴィジョン

ヴィジョン

トキタ種苗株式会社

(販売終了) 耐病性と夏から春まきまでの播種期の広さを兼ね備える栽培しやすい品種 第57回全日本そ菜原種審査会1等特別賞受賞 ■特性 草姿は極立性で、極濃緑色、光沢があり、株揃いが非常に良好です。 じっくり型の生育スピードで在圃性に優れます。茎だけが伸びることなくバランスの良い草姿を保ちます。 晩抽性と耐暑性を兼ね備え、根が強く乾燥、低温に遭遇しても葉巻き、葉縮みしにくく商品価値の高い青果を安定して生産できます。 (抽たい回避のため、作型設定は'07年発行のカタログ掲載で下記のように変更になりました。) ■栽培上の注意 近年の異常気象の影響で播種時期により収穫時期が大幅にずれることも考えられます。じっくり生育する品種なので、極端な遅播きは避けてください。 べと病抵抗性レース7まで兼ね備えていますが、近年はレースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。 ■播き時期 一般地8月下旬から12月上旬。1月から4月上旬。寒冷地2、3月。8、9月。 ■播種方法 直まきの場合、本葉1から1.5枚の時と3から3.5枚の時に間引きをして株間5-6cmに。 ■植え付け 株間5-6cm条間15cmが標準です。家庭菜園では、大きくなったものから順次、間引き収穫。 ■土壌条件 pH:適6.0から6.8/5.5から7.0 (5.5以下生育難) EC:0.5から0.8ms/cm 表層は団粒構造による通気性!下層は水分補給の保水性+柔らかな根毛を育む膨軟性が欲しい。耕土深く耕盤の形成注意。 団粒構造と腐植の充実には、有機物、堆肥の投与。堆肥にもN成分あり、豚プン、鶏糞堆肥を用いる場合は硝酸体窒素残留対策も含め注意が必要。 ■肥料 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートル植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も80-100g/平方メートル程度を与えよく混和します。 ■収穫 葉が20-25cmになれば大株として収穫できます。大きくなったものから順次、根元から引き抜いて間引き収穫します。 ■料理 炒め物、おひたし等でおいしく食べられます。

ウルトラスター

ウルトラスター

朝日アグリア株式会社

<春夏用ホウレンソウ> べと病レース1~9,11,13耐病性、晩抽性剣葉品種 【特 徴】 ○ べと病(R1~9,11,13)に耐病性を持つ。 ○ 5~6月、8月下旬播きが最適播種期(抽苔は非常に遅い) ○ 浅く切れ込みの入る濃緑・光沢がある剣葉で、草姿は立性。 ○ 作業性が優れる。葉軸が折れにくく、調整作業がしやすい品種。 ○ 5月下旬から夏栽培時には雨除けやハウス栽培とする。 【栽培のポイント】 ○ 酸性土壌を嫌うため、あらかじめ土壌分析を行い、pHを矯正しておく。 ○ 栽培に当たっては、排水の良い土壌を選ぶことが重要であるが、堆肥等有機物の投入や深耕により土壌の物理性を改善することが重要。 ○ 高温期に多発する萎ちょう病に対しては強い耐病性を持つが、激発圃場では土壌消毒を行うことが望ましい。 ○ 一般地のマルチ栽培では、極端な厚播きは避け1穴3~4粒播きで株張りを良くする。特に5月下旬から6月下旬の厚播きは抽苔を助長するので注意する。

エスパーダ

エスパーダ

株式会社日本農林社

晩夏まきでも安定発芽!濃緑多収の秋春まき品種 ■特性 暑さ残る晩夏まきでも発芽が安定し、晩抽性もそなえた濃緑多収の秋春まき品種です。 ・ベト病には、R1~11,13,15に抵抗性がある。 ・葉・軸ともに極濃緑で、高温期でも退色がない。 ・軸数が多く、一本一本が太いので高温期の栽培でもしっかりと重さがのる。 ・草姿は立性で、葉は大きく肉厚。軸はしなやかで高温期でも徒長しにくくバランスと作業性ともに良い。 ・比較的環境に鈍感で、高温・低温でも生育が止まりにくい。 ・秋春蒔き品種としては晩抽性で、不安定な天候でも安定して収穫できる。 ■栽培の注意 ・本種はベト病(R1~11+13,15)に抵抗性を持っていますが、他にも菌の系統があり地域によってはベト病の発生があるかもしれませんので、 あらかじめご了承下さい。登録農薬での初期防除をお願いします。 ・立枯れ病には比較的強いですが、高温期の播種は、土壌消毒を推奨します。

オーライ

オーライ

タキイ種苗株式会社

食味のよいホウレンソウ! 広い作型に適応し栽培容易! ■特長 ・生育が旺盛で、栽培容易な秋冬どりの良質・多収種。 ・葉は肉厚で食味にすぐれ、根際が赤く着色する。 ・耐暑性が強く、低温下の生育も旺盛なため、幅広い作型に適応する。 ・葉は鮮緑色の広葉で、2〜3段の浅い切れ込みがある。 ■栽培の要点 ・ホウレンソウは過湿に弱いので、圃場は排水のよい場所を選ぶ。 ・播種は土に十分湿り気がある状態で行い、発芽まで適湿を保ち、発芽をそろえる。 ・本葉3枚前後までに随時間引いて、株間を整える。 ・低温期の栽培では被覆資材を活用し、凍霜害の防除に努める。

おかめ

おかめ

タキイ種苗株式会社

品質と味のよい夏どりの剣葉種! ■特長 ・葉肉は緻密で品質がよく、くせのない食味。 ・葉は深い切れ込みが2〜3段ある剣葉種。 ・耐暑・耐湿性にすぐれ、高温期でも比較的栽培容易な夏どり種。 ・草姿は立性で、葉柄と葉身のバランスがよく、収穫・調製作業が容易。 ■栽培の要点 ・ホウレンソウは過湿に弱いので、圃場は排水のよい場所を選ぶ。 ・播種は土に十分湿り気がある状態で行い、発芽まで適湿を保ち、発芽をそろえる。 ・本葉3枚前後までに随時間引いて、株間を整える。 ・夏どりでは株間を広めにとり、株張りよく仕上げる。

カイト

カイト

株式会社サカタのタネ

萎凋病耐病性、極濃緑の極晩抽多収ホウレンソウ ■特性 1・極晩抽性の交配種で、べと病R-1~9、11~16、18~20に抵抗性、萎凋病に耐病性を持つ。 2・極濃緑、比較的平滑な広葉で、葉先がややとがり、浅く欠刻が入る。 3・葉枚数が多い上に葉軸が太く充実し、収量性が高い。 4・極晩抽性品種としては、立性で草姿がよく、葉軸が折れにくいため収穫作業性に優れる。 5・収穫期に達してからの生育速度があまり早くならないので、在圃性が高い。 6・収穫後の品質劣化が少なく、店持ちが非常によい。 7・高冷地の6月まきに特に適している。 ■適応性 本品種は抽だいで困っている産地向けに特化した品種です。極晩抽品種なので、生育自体はゆっくりとなります。「トリトン」と比較すると、通常収穫まで4~5日余計に日数がかかります。その代わり、在圃性は極めて高いものがあります。大面積での栽培でどうしても収穫に追われてしまう方にも向いています。 極晩抽品種一般にいえることですが、本品種も高温と乾燥は苦手です。夏に気温が高くなる温暖平坦地の雨除けハウス栽培では生育が遅延しやすく、あまりおすすめできません。高冷地でも土壌が極端に乾燥すると生育が遅延する場合があります。生育期間中は適度の土壌水分を維持してください。乾きやすい圃場ではこまめに灌水するようにします。夏場に問題になる萎凋病に対しては「トリトン」と同程度の耐病性を持っています。 ■畑づくり(圃場準備) 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。連作障害を回避し高品質のホウレンソウを生産するために、普段から土作りに心がけます。萎凋病に対して耐病性はありますが、連作圃場の高温期の作型では土壌消毒を行うことが望まれます。 ■播種 条間15~20cm、株間5~7cmのスジまきとします。高温期は遮光資材などを利用して地温を下げ、発芽しやすいようにします。 ■管理 徒長しない品種なので、通常よりやや圃場水分が多くなるように管理して、スムーズに生育を促す栽培が適します。生育が遅延することがあるので、生育途中での極端な乾燥は避けるようにします。気温の高い時期は生育期間中も遮光資材を利用することで栽培管理がかなり楽になります。 ■病害虫防除 アブラムシ、アザミウマなどが問題になるので早期防除を徹底します。 ■収穫 収穫期に入ってからの在圃性は非常に高いですが、ちょうど気温の高い時期にあたるので、あまりとり遅れると品質が劣化することがあります。適期を逃さず収穫するよう心がけます。 ■べと病に関する注意 ※近年べと病のレース分化が著しく早まっています。いつ更なる新レースが発生してもおかしくない状況なので、抵抗性の品種を使用している場合でも決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な乾季など耕種的防除を心がけてください。

グリーンホープ

グリーンホープ

カネコ種苗株式会社

夏から春まき用、耐暑・耐寒性強く、在圃性がある、べと病(R-1~9・11~16)抵抗性品種 ■特性 ・べと病(R-1~9・11~16)に抵抗性を持っています。 ・草姿は立性、葉先の尖る剣葉で、葉色は濃く光沢があります。 ・生育がじっくりであるため、在圃性があります。また、耐暑性、耐寒性があるので、夏まきから春まきまで幅広い作型で利用できます。 ・凍害による軸割れが少なく、草姿が立性で、収穫~調整が容易です。 ・作型は、秋栽培から厳寒期まき、さらに春まきと幅広い作型に利用できます。

クローネ法蓮草

クローネ法蓮草

中原採種場株式会社

ベト病(R1〜7・9・11)抵抗性、極濃緑、秋〜冬〜春蒔用!! ■特性 ・草勢旺盛で、べと病(R1〜7・9・11)に抵抗性で、低温期はじっくり生育する秋〜冬〜春まき用品種。 ・草姿は立性で、株張りと株揃いにすぐれる。 ・葉は極濃緑の広葉で葉肉厚く、2〜3段に浅く切れ込み、葉面の縮みは少ない。 ・市場好みの形状で食味にすぐれた商品性の高い良質・増収種。 ・抽苔は比較的遅く、耐暑・耐寒性も強いので、作型適応性の幅が広い。

くろしお

くろしお

小林種苗株式会社

小林交配 ホウレンソウ くろしお 昔懐かしい食味最高の東洋種ホウレンソウ! ・柔らかくて甘味が強い、大変美味しい東洋種ホウレンソウです。 ・草姿は半立性、生育旺盛で収量性優れます。 ・葉の欠刻がやや浅く、葉柄は少し長めで、根は赤色になります。 ・鮮やかな緑色の大葉と鮮紅色の根部とのコントラストで、荷姿が美しく仕上がります。 ・晩夏まきで35~40日、秋まきで40~50日、晩秋まきで90日程度で収穫できます。 ・耐暑性・耐寒性優れ、8月中旬~2月上旬にかけて播種できます。 ・針種のため、水につけて芽出しを行ってから播種して下さい。 栽培のポイント ・発芽しにくい季節には、生育を揃えるために芽出しをしてください。 高温期は冷たい水につけ、時々水を替えながら一晩おき、 水から出した後は濡れた新聞紙等で覆って乾燥しないように気をつけ、涼しい場所におきます。 また冬季には、ぬるま湯に数時間浸し、出した後は暖かい場所を選んで催芽してください。 いずれも2~3日で発芽するので、20%~30%芽を出した頃に播種します。 催芽種子の場合は、まき溝に十分水分があることが必須条件です。 ・高温期の栽培においては、立ち枯れ病に注意してください。 立ち枯れ病防除には、種子消毒と土壌消毒を徹底することが必要です。

グングンR7

グングンR7

アカヲ種苗株式会社

■特徴 ・食味よく生育が旺盛で耐暑性にすぐれ高温期でも作りやすい。 ・草姿は立性で、収穫作業・調整作業にすぐれる。 ・葉は極濃緑色で、切れ込みがある剣葉種。 ・べと病R1〜7抵抗性品種で病気に強い。 ■栽培要点 ・生育が早めなので、間引きは早めに行ってください。

サマートップ法蓮草

サマートップ法蓮草

中原採種場株式会社

ベト病(R1〜5)抵抗性、極濃緑で立性、極晩抽の春〜夏まき専用種!! ■特性 ・ベト病(R1〜5)抵抗性で、その他のホウレンソウ病害にも可成り強い。晩抽性にすぐれた春〜夏蒔専用種。 ・葉は極濃緑で、葉面はスムースな肉厚の中間葉で、葉先がやや尖る。葉揃い良く荷姿すぐれる。 ・草姿は立性で株張り良く、葉柄に柔軟性があり、収穫作業が容易。

サマードリーム11法蓮草

サマードリーム11法蓮草

山陽種苗株式会社

ベト病R11抵抗性 高温期栽培に適した濃緑色の晩抽法蓮草‼ 【アップシード種子】発芽促進処理種子(水につけずにまいて下さい) 晩抽タイプ ■特性 ・ベト病(R1~11)に抵抗性品種。 ・萎凋病などに耐病性があり、高温期の栽培に適する。 ・葉は濃緑色のやや丸葉系の中間葉。草姿は立性で株張り・株揃いが良い。 ・葉柄・葉身のバランスが良く、収穫が容易である。 ■栽培のポイント ・低温期での栽培では生育がじっくりとなる為、適期・適作を心掛ける。 ・本種子は水につけずに、そのまま播種して下さい。その後、発芽するまでは畑が乾燥しないように十分灌水を行なう。

サマードリーム法蓮草

サマードリーム法蓮草

山陽種苗株式会社

高温期に適した萎凋病耐病性・ベト病R5抵抗性。 【アップシード種子】発芽促進処理種子(水につけずにまいて下さい) 晩抽タイプ ■特性 ・ベト病抵抗性(R1〜R5)の交配種。 ・萎凋病等に耐病性があり、高温期の栽培に適している。 ・葉は極濃緑の中間葉で、草姿は立性で株張り・株揃いが良い。 ・葉柄・葉身のバランスが良く、収穫も容易である。 ■栽培のポイント ・低温期では生育が遅くなるので、適期適作を行う。 ・本種子は水につけずに、そのまま播種して下さい。その後、発芽するまでは畑が乾燥しないように十分灌水を行なう。 ・晩春から夏にかけての栽培はハウス雨よけ栽培をし、連作畑では土壌消毒することも必要である。

サマービクトリー

サマービクトリー

株式会社渡辺採種場

立性で濃緑、晩抽性の春~夏まき用品種 ■特性 ・極晩抽性の春~夏まき用品種です。 ・葉色は濃緑の浅切れ広葉タイプです。草姿立性で作業性に優れます。 ・べと病レース1~5抵抗性です。 ■栽培ポイント・注意点 ・高温期の栽培では雨よけ栽培を行い、20~30%の遮光を行ってください。 ・低温期の栽培には不向きです。 ・ベと病は多くのレースやレース分化により抵抗性品種でも罹病する場合がありますので、あらかじめご了承ください。 ■特記事項 春まき 夏まき                           発芽促進処理種子

1〜20品種 / 全81品種中

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