栽培環境・条件

晩抽性のホウレンソウ品種一覧 全74種類

晩抽性ホウレンソウ 晩抽性ホウレンソウとは 晩抽性ホウレンソウとは、長日条件下でもとう立ち(抽苔)が遅い特性を持つホウレンソウ品種の総称です。ホウレンソウは長日植物であり、日長が13〜14時間を超えると花芽分化が誘導され、とう立ちが始まりま

ノリタケ ファインバブル装置バナー(モバイル)

晩抽性について

晩抽性ホウレンソウ

晩抽性ホウレンソウとは

晩抽性ホウレンソウとは、長日条件下でもとう立ち(抽苔)が遅い特性を持つホウレンソウ品種の総称です。ホウレンソウは長日植物であり、日長が13〜14時間を超えると花芽分化が誘導され、とう立ちが始まります。とう立ちすると茎が伸長し、葉が硬くなって商品価値が失われるため、とう立ちの遅さは春から初夏にかけての栽培を可能にする極めて重要な品種特性です。

ホウレンソウのとう立ちには、日長と温度の両方が関与します。長日条件に加えて、一定期間の低温を経験した後に高温にさらされると、とう立ちが促進されやすくなります。このため、秋に播種して冬を越し、春に収穫する作型(越冬栽培)や、春まき栽培では、とう立ちのリスクが特に高くなります。

まず押さえておきたいのが、晩抽性には品種間で大きな差があるという点です。「晩抽性」と記載されている品種の中にも、日長14時間程度まで対応できるものから、16時間以上の長日条件でもとう立ちが遅いものまで、晩抽性のレベルにはかなりの幅があります。栽培時期の日長条件に合った晩抽性レベルの品種を選ぶことが、安定した生産の基本です。

晩抽性のメリット・デメリット

メリット

晩抽性品種を導入する最大のメリットは、春まき〜初夏どり栽培が可能になることです。通常の品種ではとう立ちしてしまう4月〜6月の栽培において、晩抽性品種を使うことで商品として出荷できる品質のホウレンソウを収穫できます。

経営面では、年間の栽培回転数を増やすことができます。ホウレンソウの施設栽培では年間5〜8回の作付けが行われますが、晩抽性品種がなければ春〜初夏の作付けが困難になり、ハウスの稼働率が低下します。晩抽性品種の存在が、ホウレンソウの周年栽培体制を支えています。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。春〜初夏はホウレンソウの供給量が減少する時期であり、市場価格が上昇する傾向があります。晩抽性品種を活用してこの端境期に安定した品質のホウレンソウを出荷できれば、高単価での販売機会を確保できます。品種リレーの中で晩抽性品種をいかに適切に組み込むかが、年間の収益性に影響を与えます。

デメリット・注意点

晩抽性品種は、秋冬の冷涼期には必ずしも有利とは限りません。晩抽性の育種過程で、低温期の生育力や葉の厚み、色の濃さなどの特性が犠牲になるケースがあります。このため、晩抽性品種を通年で使うのではなく、作期に応じた品種の使い分けが基本です。

また、晩抽性品種であってもとう立ちしないわけではなく、あくまで「遅い」だけです。異常高温が続いた場合や、播種時期が不適切な場合にはとう立ちが起こります。晩抽性品種への過信は禁物であり、品種の適作期を守ることが重要です。

食味面では、晩抽性品種は西洋種寄りの特性を持つものが多い傾向があります。西洋種系の品種は葉が丸く厚みが出にくいことがあり、冬季に好まれる肉厚で味が濃い「日本型」のホウレンソウとは食味がやや異なる場合があります。

適した作型と地域

晩抽性ホウレンソウが特に力を発揮するのは、3月〜5月の春まき栽培と、それに続く5月〜7月の収穫です。日長が急速に長くなるこの時期は、通常品種ではとう立ちリスクが高く、晩抽性品種の導入が不可欠です。

施設栽培では、ハウスやトンネル内で春まきを行う作型が中心です。施設を利用することで温度管理がある程度可能になり、晩抽性品種の特性を活かしやすくなります。

露地栽培では、冷涼地での春まき〜初夏どり栽培に晩抽性品種が使われます。暖地では露地の春まきは高温ととう立ちの両方のリスクが高いため、施設栽培が基本になります。

冬まきの越冬栽培においても、春の日長延長に伴うとう立ちリスクへの備えとして、晩抽性品種が選ばれるケースがあります。特に暖地での越冬栽培では、2月以降の急激な日長延長と気温上昇に対応できる品種が求められます。

意外と知られていないのですが、同じ晩抽性品種であっても、栽培地域の緯度によって日長条件が異なるため、とう立ちのリスクが変わります。緯度が高い地域ほど夏至の頃の日長が長くなるため、より高い晩抽性が求められます。

品種選びの注意点

晩抽性ホウレンソウの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。

  • 晩抽性のレベル: 栽培時期の日長条件に合った晩抽性レベルの品種を選ぶ。種苗メーカーのカタログで適作期と晩抽性の程度を確認する
  • べと病耐性(レース対応): 春の多湿条件ではべと病の発生リスクがあるため、最新レースに対応した品種を選ぶ
  • 葉色・葉質: 春〜初夏の栽培では葉色がやや淡くなる傾向があるため、濃緑色の品種を選ぶと商品性が維持しやすい
  • 草姿: 立性の品種は収穫・調製作業の効率が高い
  • 在圃性: 収穫適期の幅が広い品種は、出荷調整の自由度が高い
  • 萎凋病耐性: 春〜初夏の気温上昇時には萎凋病のリスクが高まるため、萎凋病耐性を持つ品種が有利

品種リレーを設計する際には、晩抽性品種だけでなく、その前後の作期をカバーする品種とのつなぎを意識することが重要です。晩抽性レベルが異なる複数の品種を段階的に使い分けることで、春から初夏にかけての切れ目のない出荷体制を組むことができます。

栽培のポイント

晩抽性ホウレンソウの春まき栽培では、品種の晩抽性を活かしつつ、品質の良いホウレンソウを収穫するための管理が重要です。

播種時期の設定が最も基本的なポイントです。春まき栽培では、地域の日長条件と品種の晩抽性レベルを照合して、とう立ちリスクが許容範囲に収まる播種時期を設定します。播種が遅すぎると、収穫期に日長が長くなりすぎてとう立ちのリスクが高まります。

施設栽培では温度管理が重要です。春の日中温度が上昇しやすい時期には、換気によりハウス内温度が25℃を超えないよう管理します。高温条件はとう立ちを促進するだけでなく、葉が薄くなり品質が低下する原因にもなります。

灌水管理は、春の気温上昇に伴う蒸散量の増加に対応して、適切な土壌水分を維持します。乾燥しすぎるととう立ちが促進される傾向があるため、土壌水分を安定的に保つことがポイントです。

生育日数は、春まき栽培では25〜40日程度で収穫適期を迎えます。気温が高いほど生育が速くなりますが、とう立ちリスクも高まるため、収穫適期を逃さず迅速に収穫することが重要です。

市場動向とこれから

晩抽性ホウレンソウは、ホウレンソウの周年供給体制を支える不可欠な品種カテゴリーとして、産地での利用が定着しています。種苗メーカー各社は、晩抽性の強化とべと病耐性の最新レース対応を両立させた品種の開発に継続的に取り組んでおり、数年ごとに改良品種が投入されています。

近年の課題としては、べと病菌の新レースの出現への対応が挙げられます。晩抽性とべと病耐性の両方を満たす品種の選択肢が限られることもあり、品種選定に苦慮するケースが報告されています。種苗メーカーの品種開発スピードとべと病菌のレース分化スピードの競争は、ホウレンソウ育種における長年の課題です。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、気候変動に伴う春の高温化は、より高い晩抽性を持つ品種への需要を押し上げています。従来は5月までの栽培に対応すれば十分であった晩抽性品種の適性が、6月〜7月の高温・長日条件への対応まで求められるケースが増えています。

消費面では、ホウレンソウの需要は周年で堅調に推移しており、春〜初夏の端境期に品質の良いホウレンソウを安定供給できることの価値は引き続き高い状態にあります。晩抽性品種は、この安定供給を実現する基盤品種としての役割を今後も担い続けることが期待されます。

まとめ

晩抽性ホウレンソウは、長日条件下でもとう立ちが遅く、春〜初夏の栽培を可能にする品種群です。ホウレンソウの周年供給体制における重要なピースであり、端境期出荷による高単価販売と年間の栽培回転数の向上が、生産者にとっての大きなメリットです。

品種選びにあたっては、晩抽性のレベルを栽培時期の日長条件と照合し、べと病耐性(レース対応)、葉色・葉質、萎凋病耐性を総合的に検討することがポイントです。晩抽性は「とう立ちしない」のではなく「遅い」特性であるため、品種の適作期を守り、適切な温度管理と組み合わせることで初めて安定した生産が実現します。

74品種 掲載中
アーバイン

アーバイン

渡辺農事株式会社

■特性 ・べと病レース1〜10に抵抗性を持つ。 ・葉色は極濃緑色で、光沢が強い。 ・葉身は大きく葉肉が厚い。葉軸は太く充実して株張りが良い。 ・草姿は立性で下葉の調整が容易なため、収穫作業性が良い。 ・晩抽性で生育はじっくりしている。 ■栽培のポイント ・土壌病害が多発する圃場では、予め土壌消毒を行う。 ・晩抽性であるが、5月下旬〜6月播種での栽培では、順調に生育させないと、抽苔の危険性がある。 ・ベト病の防除には総合的な対策が必要。べと病のレースは多様化しているので、品種の選択、栽培環境のの改善、殺菌剤使用など予防に努めた管理が必要。

アクティブパワー

アクティブパワー

株式会社サカタのタネ

極晩抽、極濃緑の剣葉種 ■特性 ● べと病R-1~9、11~16、18~20に抵抗性がある。 ● 極晩抽性である。 ● 極濃緑、平滑な剣葉で、葉先がとがり、浅く欠刻が入る。 ● 立性で葉軸にしなりがあり、収穫作業性がよい。 ● フザリウム菌による萎凋(いちょう)病に耐病性がある。 ■適応性 ● 極晩抽性のため長日期も抽苔の心配が少ないので適応作型が広く、春から夏にホウレンソウを栽培したい方に適します。4~7月まで播種可能で、ホウレンソウ栽培が難しい6~7月まきでも能力を発揮します。気温の低い高冷地では8月まで播種可能です。 ● 比較的伸長性のある品種ですが、気温も上昇する作型になりますので、遮光資材等を上手に利用し栽培適温に近づけるよう心掛けてください。 ■圃場準備・土づくり 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。特にハウス栽培の場合は1年に何回も播種することになるので、「バイテクバイオエース®」などの有機微生物肥料、完熟堆肥を投入し、地力の低下を防ぎます。直根性の作物なので、根がスムーズに伸びる土づくりを心掛けてください。塩類蓄積や高pHが問題になる場合も多いので、定期的に土壌分析を行い肥料や石灰の過剰施用を避けてください。 ■株間 ・条間15~20cm、株間5~7cmのスジまきとします。 ■播種 ・高温期の播種は遮光資材などを利用してあらかじめ地温を下げ、発芽しやすい環境に近づけてください。 ■管理のポイント ・生育期間中も適宜遮光資材を利用すると生育がスムーズになります。 ・乾きやすい時期ですので、圃場の状態を確認しながら適宜灌水を行ってください。 ■収穫・出荷 ・春、夏まきでは収穫時の生育が早くなるので、とり遅れのないように収穫します。 ■病害虫防除 ・萎凋(いちょう)病に対しては強度の耐病性を持ちますが、激発圃場では土壌消毒を行うことをおすすめします。 ・ハスモンヨトウ、シロオビメイガ、ケナガコナダニ、アザミウマなどが問題になります。害虫被害は気づいたころにはすでに拡大していることが多いので、初期防除を徹底します。 ■べと病に関する注意 ・近年、ホウレンソウべと病のレース分化が著しく早まっています。いつ、さらなる新レースが発生してもおかしくない状況です。品種の抵抗性だけに頼らず、予防のための薬剤散布など化学的防除や、適切な換気など耕種的防除を組み合わせるよう心掛けます。

アムステルダムほうれん草

アムステルダムほうれん草

株式会社トーホク

冷涼地の夏どりに最適なほうれん草。夏の最も日照時間の長い時期でもトウ立ちの心配なく、5~7月にタネがまけます。耐病性にも優れている作りやすい品種です。

ヴィジョン

ヴィジョン

トキタ種苗株式会社

(販売終了) 耐病性と夏から春まきまでの播種期の広さを兼ね備える栽培しやすい品種 第57回全日本そ菜原種審査会1等特別賞受賞 ■特性 草姿は極立性で、極濃緑色、光沢があり、株揃いが非常に良好です。 じっくり型の生育スピードで在圃性に優れます。茎だけが伸びることなくバランスの良い草姿を保ちます。 晩抽性と耐暑性を兼ね備え、根が強く乾燥、低温に遭遇しても葉巻き、葉縮みしにくく商品価値の高い青果を安定して生産できます。 (抽たい回避のため、作型設定は'07年発行のカタログ掲載で下記のように変更になりました。) ■栽培上の注意 近年の異常気象の影響で播種時期により収穫時期が大幅にずれることも考えられます。じっくり生育する品種なので、極端な遅播きは避けてください。 べと病抵抗性レース7まで兼ね備えていますが、近年はレースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。 ■播き時期 一般地8月下旬から12月上旬。1月から4月上旬。寒冷地2、3月。8、9月。 ■播種方法 直まきの場合、本葉1から1.5枚の時と3から3.5枚の時に間引きをして株間5-6cmに。 ■植え付け 株間5-6cm条間15cmが標準です。家庭菜園では、大きくなったものから順次、間引き収穫。 ■土壌条件 pH:適6.0から6.8/5.5から7.0 (5.5以下生育難) EC:0.5から0.8ms/cm 表層は団粒構造による通気性!下層は水分補給の保水性+柔らかな根毛を育む膨軟性が欲しい。耕土深く耕盤の形成注意。 団粒構造と腐植の充実には、有機物、堆肥の投与。堆肥にもN成分あり、豚プン、鶏糞堆肥を用いる場合は硝酸体窒素残留対策も含め注意が必要。 ■肥料 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートル植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も80-100g/平方メートル程度を与えよく混和します。 ■収穫 葉が20-25cmになれば大株として収穫できます。大きくなったものから順次、根元から引き抜いて間引き収穫します。 ■料理 炒め物、おひたし等でおいしく食べられます。

ウィンダム

ウィンダム

トキタ種苗株式会社

■特性 葉は光沢のある濃緑色で肉厚。低温期でも葉巻き、縮みも少ない。株揃い、株張りよく多収。在圃性良好。抽だいも遅く幅広い作型で栽培可能。 葉柄も弾力があり折れにくく、株揃い良いので調製しやすい。

ウルトラスター

ウルトラスター

朝日アグリア株式会社

<春夏用ホウレンソウ> べと病レース1~9,11,13耐病性、晩抽性剣葉品種 【特 徴】 ○ べと病(R1~9,11,13)に耐病性を持つ。 ○ 5~6月、8月下旬播きが最適播種期(抽苔は非常に遅い) ○ 浅く切れ込みの入る濃緑・光沢がある剣葉で、草姿は立性。 ○ 作業性が優れる。葉軸が折れにくく、調整作業がしやすい品種。 ○ 5月下旬から夏栽培時には雨除けやハウス栽培とする。 【栽培のポイント】 ○ 酸性土壌を嫌うため、あらかじめ土壌分析を行い、pHを矯正しておく。 ○ 栽培に当たっては、排水の良い土壌を選ぶことが重要であるが、堆肥等有機物の投入や深耕により土壌の物理性を改善することが重要。 ○ 高温期に多発する萎ちょう病に対しては強い耐病性を持つが、激発圃場では土壌消毒を行うことが望ましい。 ○ 一般地のマルチ栽培では、極端な厚播きは避け1穴3~4粒播きで株張りを良くする。特に5月下旬から6月下旬の厚播きは抽苔を助長するので注意する。

エスパーダ

エスパーダ

株式会社日本農林社

晩夏まきでも安定発芽!濃緑多収の秋春まき品種 ■特性 暑さ残る晩夏まきでも発芽が安定し、晩抽性もそなえた濃緑多収の秋春まき品種です。 ・ベト病には、R1~11,13,15に抵抗性がある。 ・葉・軸ともに極濃緑で、高温期でも退色がない。 ・軸数が多く、一本一本が太いので高温期の栽培でもしっかりと重さがのる。 ・草姿は立性で、葉は大きく肉厚。軸はしなやかで高温期でも徒長しにくくバランスと作業性ともに良い。 ・比較的環境に鈍感で、高温・低温でも生育が止まりにくい。 ・秋春蒔き品種としては晩抽性で、不安定な天候でも安定して収穫できる。 ■栽培の注意 ・本種はベト病(R1~11+13,15)に抵抗性を持っていますが、他にも菌の系統があり地域によってはベト病の発生があるかもしれませんので、 あらかじめご了承下さい。登録農薬での初期防除をお願いします。 ・立枯れ病には比較的強いですが、高温期の播種は、土壌消毒を推奨します。

オリバー

オリバー

トキタ種苗株式会社

■特性 1.株張りよく茎太で多収、晩夏・秋・春蒔きと幅広く播種できる西洋系X東洋系のF1種です。 2.葉は極濃緑色で光沢があり肉厚で、葉先が尖り少し切れ込みがはいる広葉タイプです。葉と葉柄のバランスが良く、葉巻き、葉縮みの発生が少なく市場性に優れます。 3.葉柄は太くガッチリ生育し、茎折れしがたく収穫・調製が容易です。 4.べと病(レース1−7)の抵抗性を持っています。 5.じっくり型の生育スピードで在圃性に優れます。 ■栽培上の注意 1.晩抽性も兼ね備えているので春まきが可能ですが、天候土壌条件により抽だいすることがあるので、順調な生育をさせることが大切です。 2.じっくり型の生育スピードですので低温期の播種では、トンネルやハウス等による保温栽培を心がけてください。 3.べと病抵抗性レース7まで兼ね備えていますが、近年レースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。

カイト

カイト

株式会社サカタのタネ

萎凋病耐病性、極濃緑の極晩抽多収ホウレンソウ ■特性 1・極晩抽性の交配種で、べと病R-1~9、11~16、18~20に抵抗性、萎凋病に耐病性を持つ。 2・極濃緑、比較的平滑な広葉で、葉先がややとがり、浅く欠刻が入る。 3・葉枚数が多い上に葉軸が太く充実し、収量性が高い。 4・極晩抽性品種としては、立性で草姿がよく、葉軸が折れにくいため収穫作業性に優れる。 5・収穫期に達してからの生育速度があまり早くならないので、在圃性が高い。 6・収穫後の品質劣化が少なく、店持ちが非常によい。 7・高冷地の6月まきに特に適している。 ■適応性 本品種は抽だいで困っている産地向けに特化した品種です。極晩抽品種なので、生育自体はゆっくりとなります。「トリトン」と比較すると、通常収穫まで4~5日余計に日数がかかります。その代わり、在圃性は極めて高いものがあります。大面積での栽培でどうしても収穫に追われてしまう方にも向いています。 極晩抽品種一般にいえることですが、本品種も高温と乾燥は苦手です。夏に気温が高くなる温暖平坦地の雨除けハウス栽培では生育が遅延しやすく、あまりおすすめできません。高冷地でも土壌が極端に乾燥すると生育が遅延する場合があります。生育期間中は適度の土壌水分を維持してください。乾きやすい圃場ではこまめに灌水するようにします。夏場に問題になる萎凋病に対しては「トリトン」と同程度の耐病性を持っています。 ■畑づくり(圃場準備) 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。連作障害を回避し高品質のホウレンソウを生産するために、普段から土作りに心がけます。萎凋病に対して耐病性はありますが、連作圃場の高温期の作型では土壌消毒を行うことが望まれます。 ■播種 条間15~20cm、株間5~7cmのスジまきとします。高温期は遮光資材などを利用して地温を下げ、発芽しやすいようにします。 ■管理 徒長しない品種なので、通常よりやや圃場水分が多くなるように管理して、スムーズに生育を促す栽培が適します。生育が遅延することがあるので、生育途中での極端な乾燥は避けるようにします。気温の高い時期は生育期間中も遮光資材を利用することで栽培管理がかなり楽になります。 ■病害虫防除 アブラムシ、アザミウマなどが問題になるので早期防除を徹底します。 ■収穫 収穫期に入ってからの在圃性は非常に高いですが、ちょうど気温の高い時期にあたるので、あまりとり遅れると品質が劣化することがあります。適期を逃さず収穫するよう心がけます。 ■べと病に関する注意 ※近年べと病のレース分化が著しく早まっています。いつ更なる新レースが発生してもおかしくない状況なので、抵抗性の品種を使用している場合でも決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な乾季など耕種的防除を心がけてください。

クイーン12法蓮草

クイーン12法蓮草

山陽種苗株式会社

春まき・晩夏・秋まきと播種幅の広いオールマイティー型!! 【アップシード種子】発芽促進処理種子(水につけずにまいて下さい) ■特性 ・ベト病R1〜R12抵抗性。 ・春まき夏どり(4月~6月上旬)と晩夏~秋まきができるオールマイティー型の品種。 ・葉は濃緑色の剣葉で、草姿は立性。株張りと株揃いに優れ葉身と葉柄のバランス良く、収穫後の結束が容易である。葉のツヤ良く、肉厚で葉先がやや尖り葉柄はしなやかで折れにくい。 ・生育は従来の夏播き品種と比べやや生育は早い品種である。 ■栽培のポイント ・やや晩抽性の品種であるが、5~6月播きでは抽苔する場合があるので、播種時期を守るようにする。 ・本種子は水につけずに、そのまま播種して下さい。その後、発芽するまでは畑が乾燥しないように十分灌水を行なう。

サマートップセブン法蓮草

サマートップセブン法蓮草

中原採種場株式会社

ベト病(R1〜7・9・11)抵抗性、極濃緑で極立性、極晩抽の春〜夏蒔種!! ■特性 ・ベト病(R1〜7・9・11)抵抗性で、フザリウムによる萎凋病にも可成り強い。晩抽性にすぐれた春〜夏蒔専用種。 ・葉は極濃緑で、葉面はスムースな肉厚の中間葉で、葉先がやや尖る。葉揃い良く荷姿すぐれる。 ・草姿は極立性で株張り良く、葉柄に柔軟性があり、収穫及び調整作業が容易。

サマートップ法蓮草

サマートップ法蓮草

中原採種場株式会社

ベト病(R1〜5)抵抗性、極濃緑で立性、極晩抽の春〜夏まき専用種!! ■特性 ・ベト病(R1〜5)抵抗性で、その他のホウレンソウ病害にも可成り強い。晩抽性にすぐれた春〜夏蒔専用種。 ・葉は極濃緑で、葉面はスムースな肉厚の中間葉で、葉先がやや尖る。葉揃い良く荷姿すぐれる。 ・草姿は立性で株張り良く、葉柄に柔軟性があり、収穫作業が容易。

サマードリーム11法蓮草

サマードリーム11法蓮草

山陽種苗株式会社

ベト病R11抵抗性 高温期栽培に適した濃緑色の晩抽法蓮草‼ 【アップシード種子】発芽促進処理種子(水につけずにまいて下さい) 晩抽タイプ ■特性 ・ベト病(R1~11)に抵抗性品種。 ・萎凋病などに耐病性があり、高温期の栽培に適する。 ・葉は濃緑色のやや丸葉系の中間葉。草姿は立性で株張り・株揃いが良い。 ・葉柄・葉身のバランスが良く、収穫が容易である。 ■栽培のポイント ・低温期での栽培では生育がじっくりとなる為、適期・適作を心掛ける。 ・本種子は水につけずに、そのまま播種して下さい。その後、発芽するまでは畑が乾燥しないように十分灌水を行なう。

サマードリーム法蓮草

サマードリーム法蓮草

山陽種苗株式会社

高温期に適した萎凋病耐病性・ベト病R5抵抗性。 【アップシード種子】発芽促進処理種子(水につけずにまいて下さい) 晩抽タイプ ■特性 ・ベト病抵抗性(R1〜R5)の交配種。 ・萎凋病等に耐病性があり、高温期の栽培に適している。 ・葉は極濃緑の中間葉で、草姿は立性で株張り・株揃いが良い。 ・葉柄・葉身のバランスが良く、収穫も容易である。 ■栽培のポイント ・低温期では生育が遅くなるので、適期適作を行う。 ・本種子は水につけずに、そのまま播種して下さい。その後、発芽するまでは畑が乾燥しないように十分灌水を行なう。 ・晩春から夏にかけての栽培はハウス雨よけ栽培をし、連作畑では土壌消毒することも必要である。

サマービクトリー

サマービクトリー

株式会社渡辺採種場

立性で濃緑、晩抽性の春~夏まき用品種 ■特性 ・極晩抽性の春~夏まき用品種です。 ・葉色は濃緑の浅切れ広葉タイプです。草姿立性で作業性に優れます。 ・べと病レース1~5抵抗性です。 ■栽培ポイント・注意点 ・高温期の栽培では雨よけ栽培を行い、20~30%の遮光を行ってください。 ・低温期の栽培には不向きです。 ・ベと病は多くのレースやレース分化により抵抗性品種でも罹病する場合がありますので、あらかじめご了承ください。 ■特記事項 春まき 夏まき                           発芽促進処理種子

サマービクトリー7

サマービクトリー7

株式会社渡辺採種場

極立性で作業性良好!春~夏まき用品種 ■特性 ・極晩抽性の春~夏まき用品種です。夏まき品種の中では生育が早く、春まきから能力を発揮します。 ・葉は濃緑色で、葉先のややとがる広葉タイプです。 ・草姿は立性で、葉がらみしにくく、作業性に優れます。 ・高温期の立ち枯れ症状にも強く栽培容易で、ベと病レース1~7までの抵抗性を持っています。 ■栽培ポイント・注意点 ・高温期の栽培では雨よけ栽培を行い、20~30%の遮光を行ってください。 ・低温期の栽培には不向きです。 ・ベと病は多くのレースやレース分化により抵抗性品種でも罹病する場合がありますので、あらかじめご了承ください。 ■特記事項 春まき 夏まき                            発芽促進処理種子

サマーベスト法蓮草

サマーベスト法蓮草

中原採種場株式会社

ベト病・萎凋病に強く、濃緑で、収量性に優れた極晩抽の春〜夏まき種!! ■特性 ・ベト病(R1〜11・13・15)に抵抗性で、フザリウム菌による萎凋病に、「ブラボー」以上の強い耐病性がある。晩抽性に優れた春〜夏まき専用種。 ・葉は濃緑、平滑な大葉のやや先尖りの丸葉タイプで、荷姿が良い。 ・草姿は立性で葉軸にしなりがあり、収穫作業性がよい。 ・草勢は強く耐暑性があり、高温期でも生育遅延などの障害が起きにくい。 ・早生種でありながら、収量性も優れる。

サラダほうれんそう

サラダほうれんそう

トキタ種苗株式会社

品質良く生食用に最適 (秋・冬・春まき) ■特性 草姿は極立性、葉型は切れ込みが浅くきれいに入る剣葉種で、品質がよく、生食に適するF1種です。 葉は鮮緑色で光沢があり、アクやエグミが少なく、サラダにして味が良好です。 ■栽培上の注意 抽苔性は中位で、晩春、夏まきでは抽苔し易いが、秋から春まきまでは一般の青果栽培も可能です。サラダ用の栽培には、普通の青果栽培(通常、株間4から6cm)よりやや密植とします。 冬期はハウスやトンネル栽培とし、乾燥に注意して順調に生育させることが大切です。 ■播き時期 種まきは8月から3月くらいまでが適期です。11月頃からはトンネルやガードマンでべた掛けなどをすると葉痛みせず良品が収穫できます。晩抽性の品種ではないので、春先から初夏にかけては大株になると抽たいの危険性があります。 ■播種方法 直まきの場合、本葉1−2枚の時と3−4枚の時に間引きをして株間5-6cmになるようにします。 ■植え付け 株間5-6cm条間15cmが標準です。大きくなったものから順次、間引き収穫します。ベビーリーフとしても利用できます。 ■土壌条件 排水の悪い畑の場合はやや高うねにしましょう。酸性に弱いので苦土石灰などを施用します。 ■肥料 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートル植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も80-100g/平方メートル程度を与えよく混和します。 ■収穫 葉が20-25cmになれば大株として収穫できます。根元から引き抜きます。大きくなったものから順次間引き収穫します。 ■料理 サラダ、炒め物、おひたしでおいしく食べられます。

サラダ赤茎法蓮草ジャニー

サラダ赤茎法蓮草ジャニー

宝種苗株式会社

色鮮やかな赤茎ホウレンソウ ●葉・茎共に柔らかく、アクも少ないためサラダ、おひたしに利用できる。 ●周年栽培ができ、ベビーリーフ栽培にも適する。 ※ベビーリーフ用としては15㎝前後で収穫すると周年栽培が可能。 ●葉脈や葉柄に赤色が入り食欲をそそる。 ※夏場の栽培では赤の着色が出にくい場合がある。 ●葉は大葉で切れ込みの入る、半立性品種。 ●耐病性も強くベト病R1~7抵抗性を持ち大変作りやすい。 ※晩抽性品種ではないので抽苔の注意は必要。

サンダー7法蓮草

サンダー7法蓮草

山陽種苗株式会社

葉色は極濃緑・極立性!! 収穫作業が容易。 ベト病R7抵抗性。 【アップシード種子】発芽促進処理種子(水につけずにまいて下さい) ■特性 ⃝草勢旺盛で、ベト病(R1~7)に抵抗性の秋~冬~春まき用品種。 ⃝葉は極濃緑色の中間葉で、草姿は極立性で株張りが良い。 ⃝抽苔は比較的遅く、耐暑・耐寒性も強く、作型適応性の幅が広い。 ⃝葉はツヤがあり肉厚で、葉面の縮みは少ない。 ■栽培のポイント ⃝やや晩抽性の品種であるが、4~5月播きでは抽苔する場合があるので、播種時期を守るようにする。 ⃝本種子は水につけずに、そのまま播種して下さい。その後、発芽するまでは畑が乾燥しないように十分灌水を行なう。

1〜20品種 / 全74品種中

ホウレンソウの関連タグ

ミノリスタイマーバナー(紺)