果実・収量特性

赤肉のメロン品種一覧 全64種類

赤肉メロン 赤肉メロンとは 赤肉メロンとは、果肉の色がオレンジ〜赤みがかったサーモンピンク色を呈するメロンのことを指します。緑肉メロンの果肉が淡黄緑色であるのに対し、赤肉メロンはその名の通り視覚的にも鮮やかな果肉色が特徴です。 赤肉の着色は

ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

赤肉について

赤肉メロン

赤肉メロンとは

赤肉メロンとは、果肉の色がオレンジ〜赤みがかったサーモンピンク色を呈するメロンのことを指します。緑肉メロンの果肉が淡黄緑色であるのに対し、赤肉メロンはその名の通り視覚的にも鮮やかな果肉色が特徴です。

赤肉の着色はβ-カロテン(カロテノイド系色素)の蓄積によるものです。この色素は果実の成熟とともに増加し、熟度が進むほど色が深まる傾向があります。β-カロテンはビタミンAの前駆体であるため、栄養面でも消費者にアピールしやすい特性です。一方、緑肉メロンの淡黄緑色はクロロフィルやキサントフィル系の色素が関与します。

代表的な品種系統としては、クインシー系が国内の赤肉メロン市場で長年広く栽培されています。横浜植木株式会社のクインシー(サーモンピンク色の果肉、糖度15〜17度)やクインシー719、春のクインシー・初夏のクインシー・夏のクインシーなどの系統品種がよく知られています。住化農業資材株式会社のレガロ(橙赤色果肉)もつる割病耐性を持つ赤肉系品種として認知されています。

赤肉メロンの魅力

赤肉メロンの大きな魅力は、食味と見た目の両立です。カットしたときの鮮やかなオレンジ色は贈答品としての訴求力が高く、果肉を盛り付けたときの見栄えが良い点が、量販店・直売所・道の駅を問わず評価されています。

味の面では、甘み・香り・肉質のバランスが特徴的です。品種によって異なりますが、緻密な肉質と滑らかな食感、β-カロテンによる鮮やかなオレンジ〜サーモンピンクの果肉色と、品種由来のショ糖・果糖を主体とした甘みが特徴とされます。一般的に糖度15〜17度程度に仕上がる品種が多く、高糖度を実現しやすい系統です。

生産者にとっては、日持ち性の高い品種が揃っていることも魅力の一つです。クインシー系の品種は「日持ちが良く過熟やうるみ果になりにくい」という特性が市場で評価されており、収穫後の流通段階でのロスを抑えやすい傾向があります。

消費者・市場ニーズ

赤肉メロンは国内市場における主流の一角を占めています。贈答需要では緑肉の高級マスクメロンが中心ですが、量販店や産地直売での流通では赤肉メロン、特にクインシー系の需要が安定しています。

消費者が赤肉メロンに求めるポイントは、甘さ・香り・見た目の3点です。カットメロンとしてパック販売される場面でも、鮮やかなオレンジ色は購買意欲を高める要素になります。夏の贈答品としての需要もあり、産地によっては「夏のクインシー」「初夏のクインシー」などの作型シリーズが出回時期を調整して市場に供給されています。

外食・中食産業では、フルーツカットのデザートプレートやランチメニューのデザートとして利用されることが多く、見た目の鮮やかさが重視されます。また、農産物直売所では「地元産の赤肉メロン」として差別化されるケースもあります。

栽培のポイント

赤肉メロンの栽培は、基本的にネットメロン全般の栽培管理に準じます。ただし、果肉色(β-カロテン)の発現には成熟度の管理が関わるため、収穫タイミングの見極めが重要です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。赤肉品種の糖度と果肉色は、後半の草勢管理と水管理に大きく影響されます。果実肥大後期に適切な水分ストレスをかけることで糖度が上昇しますが、過度な水分制限は果肉の早期軟化や食味低下につながるため、品種ごとの特性に応じた管理が求められます。

作型の面では、クインシー系はハウス栽培・露地の地這い栽培(一部品種は立体栽培も可)と幅広い作型に対応する品種が多く、春から夏にかけて出荷できる体制を組みやすいのが特徴です。成熟日数は開花後55〜60日程度が目安ですが、作型・気温によって変動します。

収穫後のキュアリング(追熟)管理も重要です。収穫直後よりも数日〜1週間程度の後熟を経てから可食期間に入る品種が多く、適切な時期に出荷・販売する計画を立てる必要があります。

品種選びのコツ

赤肉メロンの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが大切です。

  • 作型適性: 春作・夏作・秋作など、栽培する時期に対応した系統を選ぶ。「春のクインシー」「夏のクインシー」など作型シリーズは出荷時期の調整に有効
  • 果肉色の濃さ: 薄いサーモンピンクから濃い橙赤色まで品種間で差がある。販売先の好みや目標とする色みを確認する
  • 日持ち性: 量販店出荷や産地直売、贈答用では日持ち性の確保が重要。品種カタログの「過熟になりにくい」「うるみ果が少ない」などの記載を確認する
  • 病害耐性: つる割病耐性(Fom耐性)を持つ品種が多く、圃場での発生状況に合わせて選定する
  • 草勢の安定性: 作型によって草勢が乱れやすい品種もある。地域の農業改良普及センターや種苗メーカーへの相談も有効

意外と知られていないのですが、同じ「赤肉」でも品種によって果肉のβ-カロテン含有量や熟成スピードに差があり、収穫適期が品種によって大きく異なる場合があります。試作段階では収穫タイミングと食味の関係を丁寧に確認しておくことが、安定した品質につながります。

市場動向とこれから

国内のメロン市場では、贈答向け高級緑肉メロン(アールス系)と、量販・直売向け赤肉メロン(クインシー系など)のすみ分けがおおよそ定着しています。赤肉メロンは価格帯が幅広く、産地・産品によって差が出やすい品目です。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、近年は直売所やインターネット通販での販売を重視する生産者が増えており、贈答用としての赤肉メロンブランド化に取り組む産地も見られます。カット・袋詰めでの販売など流通形態の多様化も続いており、日持ち性と見た目の品質がより重視される方向にあります。

品種の面では、つる割病耐性と食味を兼ね備えた品種の選択肢が増えており、生産者にとって耐病性と品質を両立しやすい環境が整いつつあります。

まとめ

赤肉メロンは、β-カロテンによる鮮やかなオレンジ〜サーモンピンクの果肉色と、品種由来のショ糖・果糖を主体とした甘みが特徴で、量販・直売・贈答と幅広い販路で活用できる品目です。品種選びでは、作型適性・果肉色の濃さ・日持ち性・病害耐性を総合的に検討することが重要です。

栽培管理では後半の草勢と水管理が糖度・食味に影響します。品種の特性を理解した上で収穫タイミングと後熟管理を適切に行うことが、安定した品質と販売につながります。

ミノリスでは赤肉メロンタグが付いた品種一覧から、各品種の特性・メーカー情報を確認できます。品種ごとの詳細を比較しながら、自分の栽培環境に合った選択を検討してみてください。

64品種 表示中
NM-163

NM-163

ナント種苗株式会社

温期の肥大性の良い秋冬タイプ。低温期の肥大性の良い秋冬タイプ。 従来の赤肉では叶わなかった肥大性と従来の赤肉では叶わなかった肥大性と 栽培安定性を可能に。栽培安定性を可能に。 しかも、つる割病R0.1.2&うどんこ抵抗性。 ■特徴 ・葉はやや大きめで、葉色も中位。 ・初期草勢は中位で中期以降は強くツルもちが良い。 ・果皮色は淡い緑色のいわゆる「白肌」。 ・ネットは高く盛り上がり、ヒルネットも発生しにくい。 ・果形は球~腰高で、低温肥大性の高い秋冬タイプ。 ・果肉色は濃橙色で、果肉質はメルティング質となり、ニンジン臭は極めて少ない。 ・成熟日数はハウス促成で55日前後。 ・つる割病レース0.1.2、うどんこ病抵抗性(レースによって罹病)。

NM-164

NM-164

ナント種苗株式会社

地待望の秋春系の赤肉アールス。 いままでにない白肌でネットが盛る。 肥大性よし、赤肉発色よし、食味よし。 ■特徴 ・赤肉アールスとしては今までにない「白肌」で高級感がある。 ・ネットは細かすぎず、密度は中程度になり、高く盛り上がる。 ・果形は球形で低温でも肥大性に優れる。 ・果肉は鮮やかなオレンジ色。低温作型においても果肉色の発色に優れる。ニンジン臭はありません。 ・果肉は胎座部(中心部)だけ緩んで皮際は硬いままというのではなく、中心から皮際まで均一に緩む。 ・つる割病R0,1.2抵抗性。うどんこ病抵抗性(レースによっては罹病)。

RM-84

RM-84

株式会社神田育種農場

美味しく香り強く甘い赤肉ネットメロン。家庭菜園に最適。

UA-504(冬タイプ)

UA-504(冬タイプ)

横浜植木株式会社

低温肥大性抜群の赤肉メロン!! ■特性 ・草姿はやや開張性で、葉は中葉、草勢は中位。節間が長い。 ・つる割れ病(レース0,2)に抵抗性がある。 ・果形はやや扁平球~豊円。果皮は灰緑色だが、色抜けは良い。 ・ネットは密に安定して発生する。 ・ティファニー冬系に比べて着果が良く、ネットが安定して発生する。また果実の緩むタイミングが早く、発酵果になりにくい。果肉色はやや淡いが、皮際まで赤く発色する。

かわい〜ナ

かわい〜ナ

タキイ種苗株式会社

おいしさまるごとサイズ! 次々と着果するミニメロン! ■耐病性 F0、 F2 ■特長 ・1果重が250〜300g程度のミニメロン。 ・1株から10〜20果の収穫が可能な多収種で、摘果の必要がなく省力的で作りやすい。 ・果肉はさわやかなサーモン色。糖度は高く安定し、日もち性にすぐれる。 ・果実を上下半分に切ってスプーンで食べたり、種子部をくりぬいてアイスクリームを詰めるなど、いろいろな食べ方が楽しめる。 ■栽培の要点 ・簡易なトンネルがけを行うなど、できるだけ雨に当てないように栽培する。 ・放任栽培も可能だが、子づる2〜3本仕立てとし、6節以降から連続着果させると果ぞろいがよくなる。 ・べと病の発生を未然に防ぐため、採光・通風をよくし、予防的な薬剤散布に努める。 ・収穫は必ず、果梗部の離層が半分以上まわってから行う。

アールスヴィーナス

アールスヴィーナス

株式会社萩原農場

食味に優れたアールス系メロン ・食味が優れ、赤肉のアールス系メロンです。 ・栽培性も優れており、春秋系・秋冬系ともに安定した肥大性が期待できます。 ■特性 ・草姿は中葉、節間は中位、草勢はやや強い。 ・雌花の着生・着果は安定している。 ・つる割病(レース0,2)に抵抗性を持つ。 ・ネット発現が極めて安定し、均一に強く盛り上がる。 ・果皮は灰緑色で、黄化しにくい。 ・果形は正~やや高球形、稜角、肩落ち等の乱れが少ない。 ・果肉は鮮やかな樟色で厚い。 ・糖度は15~16度と高く安定し、カロテン臭がなくメルティング質で食味が優れる。 ・成熟日数は諸条件(天候・気温・草勢)により変動するが、53~55日程度である。

アールスヴェロッサ

アールスヴェロッサ

株式会社萩原農場

複合耐病性をもつ高品質アールス系赤肉メロン ・えそ斑点病、うどんこ病・つる割病に複合病害抵抗性をもっています。 ・白肌の果皮でネットの発現も安定しているため、美しい外観です。 ・食味に優れ、糖度も高く日持ち性に優れています。果肉は橙色で厚く、可食部が多い品種です。 ■特性 ・えそ斑点病・つる割病(レース0,2)に抵抗性をもち、うどんこ病に強い耐病性をもつ。 ・草姿は中葉、節間はやや短い。 ・草勢はやや強く、高温下でも根張りが良い。 ・雌花の着生は高温下でも安定している。 ・ネット発現は安定し、均一に盛り上がる。 ・果皮は灰白緑色で、黄化しにくい。 ・果形は正球形で、乱れが少ない。 ・果肉は橙色で厚く、食味が優れる。 ・糖度は15~16度と高く安定し、日持ち性が優れる。 ・肉崩れが少なく可食期間も長い。

キューピット

キューピット

ナント種苗株式会社

すばらしく甘い! すばらしく栽培カンタン! ■特徴 ・果実は800~900gの球形。外皮は淡い灰緑色で、成熟すると黄色く発色。 ・果肉は厚く、色は美しいサーモンピンク。 ・開花後40~43日で収穫できる早生種。 ・糖度はコンスタントに17~20度を出せる自信作。 ・収穫後10~15日は店持ちが良く、販売においてロスの少ない輸送性に富む品種。 ■栽培のポイント ・収穫は、外皮に淡黄色の発現が現れた時が目安。 ・成熟期は土壌を乾燥させて裂果防止。

クインシー

クインシー

横浜植木株式会社

まろやかな香り、ジューシーなおいしさ! ■特性 ・地這い立体栽培兼用種。葉は中位で草勢は強い。 ・つる割れ病(レース0.2)に抵抗性で、うどんこ病に強い。 ・雄花着生 ・着果が良く作り易い。 ・果実は球形~やや扁平球で、果皮は灰緑色。 ・果実はサーモンピンク色で厚い。 ・肉質は緻密で、カロチン臭が少なく、食味良好。 ・糖度は15~17度と高く、日持ち良好で可食期間が長い。

クラリネット

クラリネット

丸種株式会社

肥大性に優れ、外観の美しい トンネル栽培向け赤肉ネットメロン! 1. 果実肥大性と美しい外観が特長のトンネル栽培向 け赤肉ネットメロンです。 2. 肥大性があり 1.6 ~ 1.8kgのボリューム感のある 果実によく揃い、ネットが均一に入ります。 3. 葉は大柄で草勢が強く、高温期でも草勢が維持し やすい品種です。 4. 果肉は肉厚で可食部が多く、皮際の緑部は薄く鮮 明です。緻密なしっかりした肉質で、日持ち性に優 れ、糖度は 15 ~ 16 度に安定します。 熟期は 7 月収穫で 55 ~ 58 日のやや晩生種です。

残り54品種を見る ›

メロンの関連タグ

苗注文サービス

苗の注文サービス

ミノリスでは苗の注文・見積もり依頼が可能です。

  • 見積もり無料・キャンセル可
  • 2〜3営業日以内に回答
  • 有機栽培対応
詳しくはこちら ›