キュウリの品種一覧
野菜 • 342品種から最適な品種を見つけましょう
キュウリについて
キュウリとは
キュウリは、ウリ科の一年草で、長さ15〜25cm、重さ100〜200g程度の細長い果実を収穫する野菜です。水分が豊富で、さっぱりとした食感と独特の香りが特徴です。生食はもちろん、漬物やサラダ、炒め物など幅広い料理に使われ、日本の食卓には欠かせない存在です。
市場では、スーパーや直売所で年中流通していますが、露地物は夏場が旬で、ハウス栽培物は通年出荷されています。特に夏場は消費量が増え、価格も安定しやすい傾向があります。最近では、ミニキュウリや太めの品種など、用途に応じた多様なタイプが登場し、消費者の選択肢が広がっています。
キュウリの魅力
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さっぱりとした食感と香り
水分が95%以上と豊富で、暑い季節の水分補給にもぴったりです。独特のキュウリ臭は、実は害虫から身を守るための成分なんです。この香りが苦手な人もいますが、新鮮なものほど香りが爽やかで美味しいです。 -
栄養価と健康効果
カリウムやビタミンC、食物繊維を含み、むくみ解消や美肌効果が期待できます。また、キュウリに含まれるククルビタシンという成分には、抗酸化作用があると言われています。 -
栽培のしやすさ
生育が早く、種まきから収穫まで約2ヶ月程度。家庭菜園初心者でも比較的育てやすい作物です。ただし、病害虫には注意が必要で、適切な管理が収穫量を左右します。 -
収穫の楽しさ
花が咲いてから1週間程度で収穫できるので、成長を実感しやすいです。朝晩の水やりや観察が、意外と癒しの時間になります。 -
多様な品種
長さ、太さ、色、食感など、品種によって特徴が違います。用途や好みに合わせて選べるのが魅力です。
主な用途
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生食
サラダや和え物、刺身のつまなど。特に夏場は冷やしキュウリとして人気です。最近では、高糖度で甘味のある品種も登場し、フルーツ感覚で食べられるものもあります。 -
漬物
糠漬け、塩漬け、酢漬けなど、日本の伝統的な漬物には欠かせません。品種によって漬け上がりの食感や味わいが変わります。 -
加熱調理
炒め物やスープ、カレーなど。加熱すると甘味が増し、また違った美味しさを楽しめます。 -
業務用
飲食店では、サラダバーや料理の彩り、ピクルスなどに多用されます。特に、見た目が良く、日持ちする品種が重宝されます。
栽培のポイント
キュウリの栽培は、露地栽培と施設栽培で大きく異なります。
露地栽培は、春まきと夏まきが一般的です。春まきは4〜5月に種まきして6〜8月に収穫、夏まきは7月に種まきして9〜10月に収穫します。露地栽培のメリットは、自然の光と風を活かせること、コストが抑えられることです。ただし、天候に左右されやすく、病害虫の被害を受けやすいというデメリットもあります。
施設栽培は、ハウスや温室を使った栽培で、通年収穫が可能です。温度や湿度をコントロールできるため、品質が安定し、収量も増やせます。ただし、初期投資や光熱費がかかります。
病害虫対策は、キュウリ栽培の重要なポイントです。うどんこ病、べと病、ウリハムシ、アブラムシなどが発生しやすいので、予防的な防除が大切です。耐病性のある品種を選ぶことで、農薬の使用量を減らせます。
品種選びのコツ
キュウリの品種選びは、栽培環境と用途を考慮して決めるのがベストです。
味と食感では、甘味の強さ、香りの強さ、食感の違いを確認します。生食重視なら甘味が強く、香りが爽やかな品種を。漬物用なら、漬け上がりがシャキシャキする品種を選びましょう。
耐病性は、地域で発生しやすい病気に強い品種を選ぶことが重要です。うどんこ病やべと病に強い品種は、農薬の使用量を減らせて、環境にも優しい栽培ができます。
果形とサイズは、用途によって変わります。長さ20cm前後の標準サイズは万能で使いやすいです。ミニキュウリ(10cm程度)は、お弁当やサラダに便利。太めの品種は、炒め物や漬物に適しています。
作型適応性も重要です。春作、夏作、秋作、抑制栽培など、栽培時期に合った品種を選ぶことで、安定した収穫が期待できます。
収量性と管理のしやすさも考慮しましょう。家庭菜園なら、手間がかからず長く収穫できる品種がおすすめです。大規模栽培なら、収量が高く、機械化に対応した品種を選びます。
市場とこれから
キュウリの市場は、健康志向の高まりとともに安定した需要があります。特に、有機栽培や減農薬栽培のキュウリは、消費者から高い評価を受けています。
差別化の傾向として、高糖度で甘味のある品種、香りが少ない品種、ミニサイズなど、用途に特化した品種が注目されています。また、色や形が珍しい品種も、直売所やオンライン販売で人気です。
ブランド化では、地域ブランドや農園ブランドのキュウリが増えています。品質の良さと安心感をアピールすることで、高値での販売が可能になります。
輸出の可能性も見逃せません。特に、アジア諸国では日本のキュウリの品質が高く評価されており、輸出市場の拡大が期待されています。
品種を絞り込む
統計情報
登録品種数
総数
栽培農場数
合計
利用可能な品種
| 画像 | 品種名 | リンク |
|---|---|---|
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株式会社埼玉原種育成会
■病気に強い ウドンコ、ベト、褐斑病に強さを発揮します。ウイルス病による急性萎凋症にもなりにくい品種です。 ■全天候型 春から秋まで、特に盛夏期での高温・...
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公益財団法人自然農法国際研究開発センター
・宮崎県椎葉村の地方品種。 ・果実は黒イボで短い。 ・淡緑の中葉、節間長く茎太で側枝が多く発生し草勢は強い。 ・枝成り型で7~8節おきに着果する中晩生種。...
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株式会社ときわ研究場
■栽培のポイント ・栽培は、自根でも接木栽培でもできます。本来のキュウリの香り・食感を楽しめるのは自根での栽培ですが、立ち枯れ病の予防対策として接木栽培が...
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株式会社神田育種農場
味良し色良し、春、夏、秋三季どり
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株式会社埼玉原種育成会
作型の幅広さ、丈夫な茎葉、高品位果 初期から圧倒的多収、抜群な秀品率のスーパー品種。
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株式会社久留米原種育成会
複合耐病性品種(うどんこ病・褐斑病・べと病に強い)で肥大が早く初期より多収 ・播種期 【雨除け】4月播き・5月播き・6月播き 【抑 制】7月播き・8月...
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公益財団法人自然農法国際研究開発センター
・バングラディッシュの在来種を素材に育成した珍しい黄白色のキュウリ。 ・草姿は枝成り型で、露地の普通まきに適する。 ・果肉が厚くタネの部分が淡緑色で、サラ...
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株式会社久留米種苗園芸
【特性】 1.主枝節成性70~90%、ほとんど1果成で時折2果となるが、側枝・孫枝は連続着果性が高くなり多くが1果成となる。 2.やや尖り葉の小葉で黒葉の...
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丸種株式会社
歯切れのよい半白キュウリ! 半促成・早熟栽培用の黒イボキュウリで果長20cm前後になります。
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株式会社アサヒ農園
半分白い珍しいキュウリ 商品特性 ■特性 日本古来の華南系キュウリで、 「半白」の名のとおり、首のほうは緑が濃く、下の部分は白っぽくなっているのが特徴です...
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松永種苗株式会社
香り・食感共に抜群な四葉の短型タイプ ■主な特性 ・葉は緑〜濃緑色の中〜大葉。生育はややゆっくりで、徒長がなくガッチリした草姿。草勢は強いので、各節より太...
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株式会社神田育種農場
全日本コンクール優勝、歯切れ良い、味良い、作り易い
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株式会社埼玉原種育成会
■適作型 露地: 3~6月播き ■雌花率 主枝着果率: 30~40%位 側枝以降:近~節成り 1節1~2本成り ■果実 100gで21~22cm ■耐病性...
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カネコ種苗株式会社
うどんこ病・ウイルス(ZYMV)に強く、収量・品質に抜群の安定感!! 特性 ●うどんこ病、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)に強い品種です。 ●通...
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株式会社トーホク
夏の暑さに強く、また生育後半の気温の低下にも良く耐える秋どり品種。果皮が格別やわらかく、食味の良い果実が楽しめるのが秋どりキュウリの特長です。
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株式会社トーホク
夏にタネをまいて育て、春に植えたキュウリが終わった後の晩夏から秋の終わりまで長く楽しめる品種。節々に雌花が着く節成り性で、地這栽培にも適します。
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株式会社ときわ研究場
夏の高温環境でも安定した果形! ■雌花着生 主枝雌花率は7月播種で50~70%、各節1~2果成りが主体となる。 ■果実 果長21~23㎝で果色は濃緑、高温...
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株式会社久留米種苗園芸
【特性】 節成性50~80%、1~2 果成を示し、子枝・孫枝とも節成りで1~2 果成を示す。 やや角葉の小~中位で、すっきりした草姿を示し、収穫しやすい。...
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株式会社久留米種苗園芸
【特性】 節成性50~80%、1~2 果成を示し、子枝・孫枝とも節成りで1~2 果成を示す。 やや角葉の小~中位で、すっきりした草姿を示し、収穫しやすい。...
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トキタ種苗株式会社
伸ばすだけでたくさん収穫 うどんこ病に強いキュウリ ■特性 果長20~23cm歯切れがよくおいしい白イボ種。 親つるの各節に受粉不要で着果する「節なり」品...
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短形四葉胡瓜 あさいち
松永種苗株式会社
香り・食感共に抜群な四葉の短型タイプ ■主な特性 ・葉は緑〜濃緑色の中〜大葉。生育はややゆっくりで、徒長がなくガッチリした草姿。草勢は強いので、各節より太い側枝が順次安定して発生する。 ・果長23〜2...
秋どりキュウリ はやみどり
株式会社トーホク
夏にタネをまいて育て、春に植えたキュウリが終わった後の晩夏から秋の終わりまで長く楽しめる品種。節々に雌花が着く節成り性で、地這栽培にも適します。