キュウリ

キュウリの品種一覧

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キュウリについて

キュウリとは

キュウリは、ウリ科の一年草で、長さ15〜25cm、重さ100〜200g程度の細長い果実を収穫する野菜です。水分が豊富で、さっぱりとした食感と独特の香りが特徴です。生食はもちろん、漬物やサラダ、炒め物など幅広い料理に使われ、日本の食卓には欠かせない存在です。

市場では、スーパーや直売所で年中流通していますが、露地物は夏場が旬で、ハウス栽培物は通年出荷されています。特に夏場は消費量が増え、価格も安定しやすい傾向があります。最近では、ミニキュウリや太めの品種など、用途に応じた多様なタイプが登場し、消費者の選択肢が広がっています。


キュウリの魅力

  • さっぱりとした食感と香り
    水分が95%以上と豊富で、暑い季節の水分補給にもぴったりです。独特のキュウリ臭は、実は害虫から身を守るための成分なんです。この香りが苦手な人もいますが、新鮮なものほど香りが爽やかで美味しいです。

  • 栄養価と健康効果
    カリウムやビタミンC、食物繊維を含み、むくみ解消や美肌効果が期待できます。また、キュウリに含まれるククルビタシンという成分には、抗酸化作用があると言われています。

  • 栽培のしやすさ
    生育が早く、種まきから収穫まで約2ヶ月程度。家庭菜園初心者でも比較的育てやすい作物です。ただし、病害虫には注意が必要で、適切な管理が収穫量を左右します。

  • 収穫の楽しさ
    花が咲いてから1週間程度で収穫できるので、成長を実感しやすいです。朝晩の水やりや観察が、意外と癒しの時間になります。

  • 多様な品種
    長さ、太さ、色、食感など、品種によって特徴が違います。用途や好みに合わせて選べるのが魅力です。


主な用途

  • 生食
    サラダや和え物、刺身のつまなど。特に夏場は冷やしキュウリとして人気です。最近では、高糖度で甘味のある品種も登場し、フルーツ感覚で食べられるものもあります。

  • 漬物
    糠漬け、塩漬け、酢漬けなど、日本の伝統的な漬物には欠かせません。品種によって漬け上がりの食感や味わいが変わります。

  • 加熱調理
    炒め物やスープ、カレーなど。加熱すると甘味が増し、また違った美味しさを楽しめます。

  • 業務用
    飲食店では、サラダバーや料理の彩り、ピクルスなどに多用されます。特に、見た目が良く、日持ちする品種が重宝されます。


栽培のポイント

キュウリの栽培は、露地栽培と施設栽培で大きく異なります。

露地栽培は、春まきと夏まきが一般的です。春まきは4〜5月に種まきして6〜8月に収穫、夏まきは7月に種まきして9〜10月に収穫します。露地栽培のメリットは、自然の光と風を活かせること、コストが抑えられることです。ただし、天候に左右されやすく、病害虫の被害を受けやすいというデメリットもあります。

施設栽培は、ハウスや温室を使った栽培で、通年収穫が可能です。温度や湿度をコントロールできるため、品質が安定し、収量も増やせます。ただし、初期投資や光熱費がかかります。

病害虫対策は、キュウリ栽培の重要なポイントです。うどんこ病、べと病、ウリハムシ、アブラムシなどが発生しやすいので、予防的な防除が大切です。耐病性のある品種を選ぶことで、農薬の使用量を減らせます。


品種選びのコツ

キュウリの品種選びは、栽培環境と用途を考慮して決めるのがベストです。

味と食感では、甘味の強さ、香りの強さ、食感の違いを確認します。生食重視なら甘味が強く、香りが爽やかな品種を。漬物用なら、漬け上がりがシャキシャキする品種を選びましょう。

耐病性は、地域で発生しやすい病気に強い品種を選ぶことが重要です。うどんこ病やべと病に強い品種は、農薬の使用量を減らせて、環境にも優しい栽培ができます。

果形とサイズは、用途によって変わります。長さ20cm前後の標準サイズは万能で使いやすいです。ミニキュウリ(10cm程度)は、お弁当やサラダに便利。太めの品種は、炒め物や漬物に適しています。

作型適応性も重要です。春作、夏作、秋作、抑制栽培など、栽培時期に合った品種を選ぶことで、安定した収穫が期待できます。

収量性と管理のしやすさも考慮しましょう。家庭菜園なら、手間がかからず長く収穫できる品種がおすすめです。大規模栽培なら、収量が高く、機械化に対応した品種を選びます。


市場とこれから

キュウリの市場は、健康志向の高まりとともに安定した需要があります。特に、有機栽培や減農薬栽培のキュウリは、消費者から高い評価を受けています。

差別化の傾向として、高糖度で甘味のある品種、香りが少ない品種、ミニサイズなど、用途に特化した品種が注目されています。また、色や形が珍しい品種も、直売所やオンライン販売で人気です。

ブランド化では、地域ブランドや農園ブランドのキュウリが増えています。品質の良さと安心感をアピールすることで、高値での販売が可能になります。

輸出の可能性も見逃せません。特に、アジア諸国では日本のキュウリの品質が高く評価されており、輸出市場の拡大が期待されています。

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種苗会社

統計情報

342

登録品種数

総数

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栽培農場数

合計

342品種中 261280件を表示

利用可能な品種

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小次郎

小林種苗株式会社

果長10cm前後のミニキュウリ 苦みや青くさみが少なく、あっさりとした味わいでほのかな甘味も! 果皮は濃緑でツヤがあり、漬物にしても色抜けしにくいのが特長です。 着果は主枝型で、完全節成~房成りです。...

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山東四葉2号胡瓜

中原採種場株式会社

耐暑、耐病性抜群の豊産種!! ■特性 ・山東×改良四葉の一代交配種。 ・耐暑、耐病性にすぐれ、草勢の強い作り易い夏キュウリ、雌花は親づるには4〜5節おきに着果し、子、孫づるには第一節に必ず着果する。...

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巨大太丸

株式会社大和農園

ボリューム満点! 短形・極太の豊産種 ■品種特徴 ○漬物、生食、それに煮物にも合うジャンボ胡瓜。 ○肉質はやや硬め、肉厚でタネが少なく食べ易い。 ○果実は25~28cm、600gが標準サイズ。 ○着果...

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常翔661

株式会社埼玉原種育成会

■適作型 ハウス: 8~5月播き 11月播きは関東以西 (越冬、促成、半促成、雨よけ) ■雌花率 主枝着果率: ほぼ100% (8月播きは雄花節も出る) 1節1~2本成り ■果実 100gで21~22...

恵沢23改良型の画像

恵沢23改良型

株式会社埼玉原種育成会

■適作型 ハウス: 6~8月播き(抑制) 露地: 3~5月播き(トンネル、雨よけ) ■雌花率 主枝着果率: 30~40% 側枝:40~50% 1節1~2本成り ■果実 130gで22~23cm(太さ2...

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恵沢30

株式会社埼玉原種育成会

■適作型 ハウス: 3~6月播き(雨よけ) 露地: 3~6月播き ■雌花率 主枝着果率: 40~50% 側枝:60~70% 1節1~2本成り ■果実 160~170gで30~32cm ■耐病性 ベト病...

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恵風(めぐみのかぜ)

株式会社埼玉原種育成会

■適作型 ハウス: 1~8月播き ■雌花率 主枝着果率: 60~80%(1~5月播種) 30~50%(6~8月播種) 1節1本成り ■果実 100gで21~22cm 高温化での肩張・尻コケ果極少、主枝...

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改良クローバー四葉胡瓜

宝種苗株式会社

果形のキレイな中型四葉キュウリ ●長さ24~25㎝前後、肩から尻部まで肉付が良く、果形の綺麗な中型四葉キュウリ。 ●夏秋~抑制まで作れて、生育もゆっくりで徒長が少なく、子づるの発生も良い、安定多収型品...

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新 聖

株式会社久留米種苗園芸

【特性】 節成80~100%で、1~2果成り性。 葉は中型で、茎葉が立ち受光態勢がよく、草勢やや強くスタミナがあり、初期から後期まで間断なく、どんどん成る超多収性の品種。 低温伸長性と低温肥大性を併せ...

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新ときわ地這いキュウリ

株式会社ときわ研究場

■播種期 4月〜8月まき 露地 ■特性 地這いからネット栽培まで作りやすい

新北星の画像

新北星

株式会社ときわ研究場

歯切れ・おいしさ一番、作り易さと味で勝負! 【播種期】3月上旬~8月上旬まき ■雌花着生 3~4月まきで主枝50~60%、5~6月まき25%前後、側枝は高温期をのぞき80%前後である。 ■果実 多収性...

新北星キュウリの画像

新北星キュウリ

株式会社ときわ研究場

歯切れ・おいしさ一番、作り易さと味で勝負! 【播種期】3月上旬~8月上旬まき ■雌花着生 3~4月まきで主枝50~60%、5~6月まき25%前後、側枝は高温期をのぞき80%前後である。 ■果実 多収性...

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新四葉つけみどり

株式会社トーホク

歯切れの良さと風味が定評の四葉キュウリで、皮が薄いので品質の高い漬物に仕上がります。四葉系の中では抜群の耐病性を持っている改良系です。

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新潟夏秋

北越農事株式会社

草勢が強く栽培が容易な多収品種で、耐暑性・耐病性共に高い。 露地栽培からハウス抑制栽培まで幅広い作型に適応できる。 着果数が多いので、水分管理・肥培管理に注意する。

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新竜

株式会社大和農園

グリーン鮮やか作り易い‼ ■品種特徴 ○夏秋胡瓜の代表品種。 ○食味は抜群に良く、シャキシャキとした歯触り。 ○草勢は旺盛で側枝も良く発生する。 ○果実は21~22cm、100gが標準サイズ。

早どり節成キュウリ ふしみどりの画像

雌花が連続して咲く節成りタイプ。果実の肥大スピードも速く、早どり早出しができ、いち早くおいしいキュウリを味わいたい人におすすめ。支柱栽培に適します。

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星光(ほしひかり)

丸種株式会社

濃緑のすばらしい光沢 主枝・側枝にもよくなる豊産種 果実は白いぼ、光沢のある濃緑色で盛夏期の色ボケがすくないです。 果長20~23cm、果重100~120gくらいとなり、首から尻までよくまとまったスマ...

春栄(しゅんえい)の画像

春栄(しゅんえい)

株式会社埼玉原種育成会

■適作型 ハウス: 12~4月播き(半促成(加温、無加温)、雨よけ) ■雌花率 主枝着果率: 60~70% 1節1~2本成り ■果実 100gで20~21cm ■耐病性 ベト、ウドンコ、褐斑病に強い...

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晴れ空

株式会社むさしのタネ

【特性】 〇果長は約21~22cm、果色は濃い緑色で光沢がある。 〇草勢はやや強い。側枝がよく発生し、ツル持ちが良いため、生育後半までしっかりと収穫できる。 【病害虫抵抗性】 〇ベト病に強く、ウドンコ...

月光の画像

月光

株式会社ときわ研究場

■播種期 4月〜6月まき 露地 ■特性 多収性で果揃い良くおいしいキュウリ

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