品種詳細

「すいか中間母本農1号」は市販品種の雌花着生数に比べ、およそ2倍の両性花を着生する。本系統は、雌花あるいは両性花の着生数が多く、短期間での集中着果が容易なスイカ品種を育成するための育種素材として利用できる。 ■主要特性 1. 「すいか中間母本農1号」(スイカキュウアン1ゴウ)は、雌花着生数の多い野生スイカ「Red Seeded 3b」(雌雄同株性)に雌花着生数がやや多い「北京系C」(雌雄同株性)を交雑後、わが国の市販品種「富士光TR」(雌雄同株性)、固定品種「都3号」(両性花雄花同株性)を交雑し、選抜を繰り返して育成した両性花雄花同株性の固定系統である。 2. 「すいか中間母本農1号」の両性花着生数は、多雌花性の遺伝資源「Red Seeded 3b」の雌花着生数より多く、「竜宝」および「富士光TR」の雌花着生数に比べ、2倍以上である。 3. 「すいか中間母本農1号」の両性花の開花間隔は、「竜宝」および「富士光TR」の雌花の開花間隔に比べ短い。よって、受粉作業に要する日数が短縮され、短期間での集中着果が容易である。 4. 「すいか中間母本農1号」の果実はやや扁平で、果皮は緑色、果肉は紅色である。1果重は「竜宝」と同等からやや重く、糖度は「竜宝」より高い。 5. 「すいか中間母本農1号」と雌花着生数の少ない「Kleckley Sweet」との交雑F2では、雌花または両性花の着生数について、幅広い変異が認められる。雌花・両性花の着生数は複数の遺伝子に支配されており、不完全優性に遺伝すると推定される。なお、雌雄同株性か両性花雄花同株性かということと、雌花・両性花の着生数には密接な連鎖は認められない。
すいか中間母本農1号

果実・収量特性

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メーカー情報

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

国産で活躍する品種を提供している種苗会社。

メーカー詳細

似た特性の品種

姫しずか

姫しずか

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

共通 赤肉

小玉スイカ'姫しずか'は、果皮が硬く物理的な耐裂果性を有する。このため、機械選果が可能で、輸送性も高い。果肉も硬く崩れにくいため、日持ちが良く、業務用にも利用可能である。 ■主要特性 1. 物理的な耐裂果性は従来の小玉スイカの約2倍と高く、耐輸送性にも優れる。 2. 果実は小玉スイカとしてはやや大きい。成熟は'紅こだま'よりやや晩い。果形は球形で、果皮色は緑、鮮明な条斑が入り、果実外観が優れる。果皮は薄い。果肉は赤色、緻密で硬い。果肉が崩れにくいため、日持ち性が高い。糖度は'紅こだま'と同程度である。なお、収穫直後の果肉は硬いが、室温で3~10日保存後は、果肉硬度が減少し、シャリ感が向上する。空洞果は発生しない。種子は焦茶色で、やや大きい。 ■育成経過 昭和62年から耐裂果性素材の検索を開始し、平成2年に'マリンレッド'と耐裂果性素材'北京系C'とを交雑後、自殖・ 選抜を繰り返し、複数のF7世代を得、平成7年にそれらの組合せ能力検定を行った。その結果、高品質・耐裂果性で、育種目標をほぼ満たしたと考えられる F1組合せ(CW95-1×CW94-7)を得た。本系統およびその両親を、'姫しずか'、'久留米1号'(CW94-7)および'久留米2号' (CW95-1)の名で、平成10年から特性検定試験ならびに系統適応性検定試験に供したところ、'姫しずか'は、高品質・耐裂果性に優れることが認めら れ、'姫しずか'と命名された。

秀山

秀山

タキイ種苗株式会社

共通 赤肉

秀品性にすぐれる!良質で日もちのよい大玉種! ■特長 ・果重7〜8kg程度の大玉種。果実がそろって肥大し、秀品率が高い。 ・つるもち性にすぐれ、特に子づる4本仕立ての2果どりにした場合でも、果実の大きさに大小が出にくい。 ・肉質はかためで、高温期の収穫でも日もちがよい。シャリ感が強く、高糖度で食味もよい。 ・果肉色は濃い桃紅色で、低温期でも着色がよい。 ・雌花性が高く、低温・少日照下でも花粉が出やすく、着果が安定し栽培は容易。 ■栽培の要点 ・草勢がやや強めなので、中位の強さの台木が適する。 ・仕立て方はハウス栽培で3本仕立て1果どり、トンネル栽培で4本仕立て2果どりを基本とする。 ・着果節位は18節前後を目安に、3番花への着果を基本とする。

ブラックボール2

ブラックボール2

タキイ種苗株式会社

共通 赤肉

黒緑色の無地皮で甘い赤肉の大玉種! ■特長 ・黒光りした濃緑色の果皮が印象的な高球形のスイカで、果重7kg程度の大玉種。 ・糖度は11〜12度で安定し、果肉色は鮮紅色。肉質はかためで歯応えのある食感が楽しめる。 ・草勢は中位よりやや強く、着果も安定し果ぞろい良好。 ■栽培の要点 ・中間・暖地の4月下旬〜5月上旬定植のトンネル栽培を基本とし、無理な早まきは避ける。 ・放任栽培も可能だが、子づる2〜3本仕立てで1果収穫を基本とし、着果節位は18節前後の3番花が目標。 ・着果後の草勢維持を心掛ける。 ・玉直しで接地面の着色を促す際は、徐々に日光に当てながら日焼けを防ぐ。 ・収穫適期は、7月収穫であれば、交配後47〜50日程度が目安。

カメハメハ

カメハメハ

タキイ種苗株式会社

共通 赤肉

ユニークな外観の赤肉小玉! 肉質はかためで日もちがよい! ■特長 ・糖度が12.5度程度で高く安定する、3〜3.5kg程度の小玉スイカ。 ・幅広い縞をもつ枕形のユニークな外観。 ・濃紅色の果肉は肉質がかためで、歯触りのよい食感が楽しめる。日もちがよく、裂果の心配も少ないので、在圃性が高い。 ・草勢は中位で着果が安定し、果ぞろいも良好。 ■栽培の要点 ・中間・暖地の4月下旬〜5月上旬定植のトンネル栽培を基本とし、無理な早まきは避ける。 ・放任栽培も可能だが、子づる3〜4本で2〜3果収穫を基本とし、着果節位は18節前後の3番花が目標。 ・収穫適期は、7月収穫であれば、交配後36〜38日程度が目安。在圃性の高さを生かし、糖分を十分に蓄えた、高品質の完熟果を収穫する。

紅しずく

紅しずく

タキイ種苗株式会社

共通 赤肉

裂果が少なく、低温着果性にすぐれる赤肉小玉! ■特長 ・果重2.5〜2.8kg程度の小玉種。果形は高球。変形果が少なく秀品率が高い。 ・裂果が少なく、小玉種によく見られるヒビ裂皮も少ない。 ・糖度は比較的安定し、シャリ感にすぐれ食味がよい。 ・低温少日照下でも雌花の着生がよく、花粉の出がよいので着果が安定する。 ・草勢は中位でやや小葉。1番果収穫後の草勢の回復が早いので、2〜3番果が順調に肥大し収量性が高い。 ■栽培の要点 ・1番果の着果節位は16〜18節の3番花からとし、仕立て方は4本整枝の3果、5本仕立ての場合は4果着果を基本とする。 ・2〜3番果の収穫をねらう場合、本種は草勢の回復が早く芽ふきが多いことから、1番果収穫5日前ぐらいから2番果の交配を開始する。着果数をあまり制限すると葉面積過多になり、長玉になる場合がある。

ピロマスタ2

ピロマスタ2

タキイ種苗株式会社

共通 赤肉

黒緑色の無地皮で枕形の大玉種! 高糖度でおいしい! ■特長 ・果実肥大がすぐれる強勢種。葉面積を稼ぐ仕立て、株間にすれば、10kgを超える大玉が期待できる。 ・果実は濃緑黒皮の枕形で、鮮桃紅色の果肉はジューシーな食感が楽しめる。 ・強勢だが、着果が安定し作りやすい。 ■栽培の要点 ・中間・暖地の4月下旬〜5月上旬定植のトンネル栽培を基本とし、無理な早まきは避ける。 ・放任栽培も可能だが、子づる2〜3本仕立てで1果収穫を基本とし、着果節位は18節前後の3番花が目標。 ・生育が旺盛なので、込みあってから一気に整枝を行うと、根の活性が低下するので注意する。 ・着果後の草勢維持を心掛ける。 ・玉直しで接地面の着色を促す際は、徐々に日光に当てながら日焼けを防ぐ。 ・収穫適期は、7月収穫であれば、交配後47〜50日程度が目安。