熟期・収穫時期

晩生のスイカ品種一覧 全14種類

耐暑性レタス 耐暑性レタスとは 耐暑性レタスとは、夏季の高温環境下でも安定した生育と結球品質を維持できるレタス品種の総称です。レタスは本来、冷涼な気候を好む作物であり、生育適温は15〜20℃とされています。25℃を超えると生育が乱れやすくな

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ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

晩生について

耐暑性レタス

耐暑性レタスとは

耐暑性レタスとは、夏季の高温環境下でも安定した生育と結球品質を維持できるレタス品種の総称です。レタスは本来、冷涼な気候を好む作物であり、生育適温は15〜20℃とされています。25℃を超えると生育が乱れやすくなり、とう立ち(抽苔)や結球不良、苦みの増加といった問題が発生しやすくなります。耐暑性に優れた品種は、これらの高温障害に対する耐性が相対的に高く、夏季の栽培でも品質を維持できる特性を持っています。

国内のレタス生産において、夏秋どりは長野県をはじめとする高冷地が主要な産地です。しかし、近年の気候変動に伴う夏季の気温上昇は、高冷地であっても従来の品種では対応が難しい高温条件をもたらすケースが増えています。このため、耐暑性を備えた品種への関心が産地全体で高まっています。

まず押さえておきたいのが、「耐暑性」と「晩抽性」は関連しつつも異なる特性であるという点です。晩抽性は長日条件下でとう立ちしにくい性質を指し、耐暑性は高温環境下での生育安定性を広く指します。晩抽性が高くても高温下で結球が乱れる品種や、結球は維持しても苦みが増す品種もあるため、両方の特性を確認して品種を選定することが重要です。

この特性の魅力

耐暑性レタスの最大の魅力は、夏季の安定供給を可能にすることです。レタスは周年需要のある品目ですが、夏季は気温の上昇により品質が低下しやすく、供給量の確保が課題となる時期です。耐暑性品種を導入することで、猛暑の年でも一定の品質を維持した出荷が可能になり、供給の安定性が高まります。

生産者にとっての経営面のメリットは大きいものがあります。夏季のレタスは端境期に近い状況になることがあり、供給が逼迫すると市場価格が上昇します。耐暑性品種を活用して夏季の出荷量を確保できれば、高単価での販売機会を逃さない体制が整います。

品質面では、耐暑性品種は高温下でも結球の締まりが良く、苦みの発生が比較的少ない傾向があります。夏場のレタスは「苦い」「結球が緩い」というマイナスの印象を持たれることがありますが、耐暑性品種を適切に栽培管理することで、こうした品質課題を軽減できます。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。耐暑性品種を導入しても、栽培管理が不適切であればその効果は半減します。遮光ネットの利用、灌水のタイミング、収穫時刻の工夫(早朝収穫)など、品種の耐暑性を最大限に引き出すための管理技術と組み合わせることで、初めて安定した夏レタスの生産が実現します。

適した品種の特徴

耐暑性に優れたレタス品種は、いくつかの共通した特性を持っています。

高温下でのとう立ち耐性(晩抽性)が基本的な特性です。夏季の長日・高温条件ではレタスの花芽分化が促進されるため、とう立ちしにくい品種を選ぶことが最低限の条件となります。とう立ちした株は茎が伸び、結球が崩れて商品価値が失われるため、晩抽性は夏どり品種の必須特性です。

高温下での結球安定性も重要です。耐暑性品種の中には、30℃前後の高温条件でも結球が緩くならず、一定の締まりを維持できるものがあります。ただし、品種によって耐えられる温度の上限は異なるため、栽培地域の夏季の気温条件に合った品種を選ぶことが求められます。

チップバーン(縁腐れ症)への耐性も夏どり品種では重要な特性です。チップバーンはカルシウムの局所的な欠乏によって起こる生理障害ですが、高温・乾燥条件で発生しやすくなります。耐暑性品種の中には、チップバーンが発生しにくい品種も含まれており、夏季の品質安定に寄与します。

意外と知られていないのですが、耐暑性品種であっても、播種から定植までの育苗段階で高温にさらされると、その後の結球品質に影響が出ることがあります。種子の催芽処理(低温処理による発芽促進)や育苗環境の温度管理は、耐暑性品種であっても省略できないポイントです。高温期のレタス育苗では、冷蔵庫での催芽処理や、遮光した育苗スペースの確保が品質の基礎を作ります。

栽培のポイント

耐暑性レタスの栽培では、品種の耐暑性を最大限に活かすための管理が求められます。

温度管理の工夫が基本です。露地栽培の場合、遮光ネット(遮光率30〜50%程度)の利用によって地温と株温の上昇を抑制することが有効です。ただし、遮光が強すぎると徒長や結球の締まり不足を招くため、適切な遮光率の設定が重要です。

灌水管理は高温期の栽培で特に重要です。高温条件では蒸散量が増加するため、水分不足が結球不良やチップバーンの発生につながります。一方で、過剰な灌水は根の過湿を招き、軟腐病などの病害リスクを高めます。朝の灌水を基本とし、土壌水分の状態をこまめに確認しながら管理することが求められます。

マルチの利用は、地温の抑制と土壌水分の安定化に効果があります。夏季には白色マルチやシルバーマルチを使用して太陽光を反射させることで、地温の上昇を抑えることができます。黒マルチは春秋期には有効ですが、夏季には地温を上昇させるため不向きです。

収穫のタイミングと時刻も品質に影響します。高温期のレタスは収穫適期の幅が狭くなる傾向があり、収穫が1〜2日遅れるだけで品質が大きく低下することがあります。また、気温が上がる前の早朝に収穫することで、レタスの品温を低く保ったまま予冷に入ることができ、鮮度の維持に有利です。

病害虫対策としては、高温期は腐敗病(細菌性病害)の発生リスクが高まることに注意が必要です。べと病は冷涼期に比べて発生が減る傾向がありますが、降雨後の多湿条件では油断できません。害虫ではアブラムシ類、ヨトウムシ類、ナモグリバエの被害が夏季に増加する傾向があります。

品種選びのコツ

耐暑性レタスの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。

  • 晩抽性: 夏どりの最低条件。品種カタログで晩抽性のレベルを確認する
  • 高温下での結球安定性: 結球の締まりが良く、形状が崩れにくい品種を選ぶ
  • チップバーン耐性: 高温期にチップバーンが発生しにくい品種は大きなアドバンテージ
  • 耐病性: べと病耐性(レース対応)に加え、腐敗病耐性も確認する。夏季は細菌性病害のリスクが高い
  • 苦みの程度: 高温期は苦みが出やすいため、苦みが穏やかな品種を選ぶことが消費者評価の維持につながる
  • 結球重量・形状: 出荷規格に合った結球品質が得られるか

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、耐暑性品種は「暑さに耐える」能力に特化しているぶん、冷涼な時期の栽培では他の品種に比べて結球品質が劣る場合があります。夏どり専用品種と秋冬どり品種を使い分ける「品種リレー」の設計が、年間を通じた品質の安定化につながります。

試作時には、同一圃場で複数品種を並べて栽培し、高温期の結球品質・とう立ちの有無・チップバーンの発生状況・食味を実際に確認することが、最適な品種選定への近道です。特に猛暑年のデータは品種の耐暑性を評価するうえで非常に貴重な情報になります。

市場動向とこれから

耐暑性レタスの市場は、気候変動に伴う夏季の高温化を背景に、重要性が増しています。主要産地である高冷地でも夏季の気温上昇が進んでおり、従来品種では品質維持が困難なケースが増えています。このため、耐暑性品種への切り替えが各地で加速しています。

品種育成の面では、耐暑性と結球品質の両立が各種苗メーカーの主要な育種目標となっています。従来の耐暑性品種は「暑さに耐えられるが結球が緩い」「とう立ちは遅いが苦みが強い」といった課題を抱えるものもありましたが、近年は耐暑性と食味・外観品質を高いレベルで兼ね備えた品種が増えつつあります。

今後の展望としては、気候変動の進行に伴い、耐暑性品種の需要はさらに拡大すると見込まれます。高冷地以外の中山間地でも夏秋どりレタスに挑戦する動きが出てきており、耐暑性品種の活用が新たな産地形成を後押しする可能性があります。

消費面では、夏季のサラダ需要は堅調であり、安定した品質の夏レタスへのニーズは引き続き高い水準にあります。夏場に品質の良いレタスを安定的に供給できる産地は、量販店や外食産業からの信頼を獲得しやすく、取引の安定化につながります。耐暑性品種の導入は、こうした信頼関係の構築を支える基盤技術としての位置づけを持っています。

まとめ

耐暑性レタスは、夏季の高温環境に強く、結球品質の維持ととう立ちの抑制が可能な品種群です。気候変動に伴う夏季の気温上昇を背景に、高冷地を含む主要産地での需要が高まっています。端境期の安定供給による高単価販売の機会確保と、品質劣化リスクの軽減が生産者にとっての大きなメリットです。

品種選びにあたっては、晩抽性、高温下での結球安定性、チップバーン耐性、べと病耐性、苦みの程度を総合的に検討することがポイントです。栽培管理では、遮光ネットの活用、適切な灌水管理、早朝収穫など、品種の耐暑性を引き出すための技術と組み合わせることが、安定した夏レタス生産への鍵となります。

14品種 表示中
3X GOLDEN JACK 3Xゴールデンジャック

3X GOLDEN JACK 3Xゴールデンジャック

ナント種苗株式会社

安定して高糖度。 きめ細かな極上のシャリ感。 ■特徴 ・果重 8~10kg の正球形。果皮は漆黒で薄く縞が入る。果肉は濃いレモンイエローのシードレス。 ・糖度: 14度以上も無理なく狙える高糖度。 ・食感: 3倍体特有の繊維質が少なく、食感に優れる。硬めでしっかりとした肉質で、カット販売に最適。 ・栽培特性: 草勢はシードレス品種の中では非常に大人しく、栽培しやすい(タネありスイカとの混植でも勝ち負けが起こりにくい)。 ・着果・収量: 「着果性」と「空洞果耐性」が極めて高く、秀品性・収量性が非常に優れる。 ・耐病性:炭疽病耐性を持つ。 ・裂果耐性: 果皮が硬いため裂果が非常に少ない。「金色羅皇」の裂果対策品種としても有効。(糖度は金色羅皇の方が高い傾向がある)。 ・成熟期:中晩生。 ■栽培のポイント ・台木: 一般的なタネあり品種と比べ草勢が若干強いため、台木は草勢大人しめの「FRベビー スイカ」を推奨。 ・幼果時の管理: 黒皮品種であるため、玉キズが目立ちやすい。幼果時の傷に要注意。 ・日焼け: 収穫前の日焼けに注意する。(ただしブラックジャックと比べると日焼けには非常に強い)。 ・高温期の注意点: 高温期作型においては、シイナ(未熟種子)が少し着色することがあり、黄肉のため目立つことがある。

稀勢丸

稀勢丸

東洋農事株式会社

第67回全日本野菜品種審査会3位入賞。 温暖化に対応、高温期特化型。 ■特徴 中晩生品種、高温期に向く。 やや強めの草勢で収穫までつる持ち良い。 果皮色は濃緑で中位の縞をつける。 果重は7〜8kg、正円からやや腰高となる。 変形空洞少なく秀品率が高い。 果肉は桃紅色で均一性が高く、高温期でのウルミ果発生が少ない。 糖度は12.5度前後、糖度以上に甘み強く食味良好。

羅皇 ザ・スイート

羅皇 ザ・スイート

ナント種苗株式会社

ど真剣な農家に育てられ、厳しい産地で選び抜かれ、スイカを愛する人々の肥えた舌にも見染められ完成した、最高峰スイカ ■特徴 ・うどんこ病と炭そ病の耐病性を有する。(※レースにより稀に罹病することもあるので予防は行う。) ・草勢は強めであるが(「羅皇」よりはやや大人しい)、着果性は良く、蔓ボケの心配少ない。収穫前まで草勢が強く残った場合でも、それによる空洞果・裂果の発生少なく、秀品性高い。 ・果重8~10kgのやや腰高。果皮は濃い極濃緑色。 ・一般に肉質硬い品種は晩生となり糖度乗りも遅いのだが、当品種は硬肉系でありながら、糖度乗りが早いのが特徴。糖度13度前後に安定。BRIX値よりも高い甘さが感じられ、食味が抜群。 ・硬い果肉質で肉質の軟化・劣化による品質低下が少なく、店持ち非常に良い。 ■栽培のポイント ・草勢が強い品種なので、低温期や肥沃地では減肥するか、大人しめの台木を選定し、草勢コントロールすると良い。 ・硬肉系としては糖度乗りが早い品種だが、あくまで熟期は中晩生。着果による果肉軟化や空洞果は起こりにくいので、適熟させしっかりと糖度を乗せる。積算温度1100℃が目安。 ・6~7月収穫のトンネル栽培で開花後46~47日程度で収穫。

金色羅王

金色羅王

ナント種苗株式会社

突き抜ける甘さを追究したら、スイカの果肉は黄金色でした。 幻の超・糖度ゴールデンスイカ。 ■特徴 ・果肉色にはこだわらず、とにかく食味・甘さを追求するという育種方針に則り選び抜かれ、糖度15度を十分に狙える希少な品種、とにかく「糖度負け」しない。 ・果肉は黄肉品種よりも濃い黄橙色で「黄金」にも似た果肉色。 ・極めて強い甘みと、黄肉種特有のさっぱりした風味を併せ持ち、赤肉系とは異なる美味しさ ・果肉質は硬めでありながらも強いジューシー感を併せ持ち、食感極めて良好。果肉崩れも少なく、カット販売にもベストマッチ。日持ちも良い。 ・種は赤みが強い茶色。種が少なく食べやすい。 ・果実は重さ8~9kgの高球形。果皮色は極濃緑色。 ・草勢は強く、6~7月収穫のトンネル栽培で開花後48~49日程度で収穫となる中晩生。積算温度1200℃が目安。 ・つる割病耐病性を付与。 ■栽培のポイント ・裂果が比較的多いいため、裂果対策として低節位着果を厳禁とし、交配から15日程度の煮込み管理を十分に行い、スムーズな初期肥大を促す。 ・一般品種と同じタイミングで収穫しても、比較的糖度は高いが、本領発揮するのはしっかり完熟させたとき。果肉の軟化・悪変が非常に遅いので一般品種より3~5日は着果させたしっかりとした糖度を乗せるのが最重要点である。

NW-562

NW-562

ナント種苗株式会社

高温期栽培可能な硬肉の黒皮黄肉小玉が登場 ■特徴 ・草勢は中程度。従来の黄肉種に比べて果肉が硬く、高温期においてもシャリ感が残る肉質。果実は2.0~2.5kg、張りのある球形。高温期でも縞が見えない真黒の外観でブルーム発生。肉色は鮮やかな黄色。糖度12.5度前後まで上がり、黄肉種が最も苦手とする高温期でも食味良好となる。 ■栽培のポイント ・草勢が強くはないので特に高温期は低節位着果を避ける。茎葉が硬いため、子蔓の発生時にはやや蒸し気味の管理を行う。着果後はつる先の強整枝は避け、放任気味に管理して生長点を確保(収穫までしっかりとした葉を持たせる)。玉返しまたはマット敷きを必ず行う。縞皮小玉よりも3~5日晩生。

三 山

三 山

ナント種苗株式会社

味なら一番と大好評 ・草勢極めて強く、ツルの伸長が旺盛な中晩生種。 ・果実は縞皮の高球形。果肉は鮮紅桃色で肉質柔軟

3XサンバSP Samba SP

3XサンバSP Samba SP

ナント種苗株式会社

■特徴 ・草勢は極めて強い。 ・果形は球形、果重 7~9kg 程度。 ・果皮色は黒に近い濃緑色で不鮮明ながら太めの縞が入る。 ・果肉は桃紅色。 ・梅雨時や高温時にうるみにくい。 ・硬さは中位でシャリ感強く、糖度 13度程度で食味極めて良好。 ■栽培のポイント ・無加温ハウス 5 月中旬以降、トンネル 6 月中旬以降の作型に最適。 ・ハウス作型では株間 55~60cmの2本仕立て1 果採りが良い(3 本仕立て 1 果どりでは空洞果が発生)。・トンネル作型では株間 80cm の4本2果採りが良い。 ・着果後も草勢落ちない場合は、適宜生長点を整理して草勢調整する。 ・成熟期は中晩生、6~7月採りトンネル栽培で開花後 45~48日で収穫。

NW-555

NW-555

ナント種苗株式会社

低温作型でのさらなる空洞果対策として育成された、うどんこ病・炭そ病複合耐病性のピノ・ガール。 食べてビックリの超ハード食感が堪りません! ■特徴 ・「ピノ・ガール」のさらなる空洞果対策として育成されたマイクロシードの新系統。低温着果性・空洞果耐性が格段に向上。耐裂果性もさらに向上。 ・無加温ハウスでの早出し栽培において、開花期の天候不良により着果不足となっても、空洞果発生が少なく、果形も安定し、高い秀品性を発揮。 ・草勢は「ピノ・ガール」や改良系「NW-552」よりもさらに大人しく、一般的な小玉品種と大差ないレベル。そのため、台木選択や栽培方法も慣行の小玉品種と大差なく栽培容易。 ・「NW-552」と同様に果皮色は濃緑。うどんこ病・炭そ病に複合耐病性を有する。よって、ハウス早出しから露地栽培まで幅広い作型に順応。 ・果重 1.8~2.2kg 程度でよく揃い、「ピノ・ガール」系としてはやや大きめ。 ・果肉は極めて硬いがシャリ感強く、従来にないハード食感が特徴的。糖度も高く、食味水準は極めて高い。ブロックカット販売でも真価を発揮。 ■栽培のポイント ・「ピノ・ガール」よりも 3~5日程度晩生。早採りしないようご注意下さい。

なつここあ

なつここあ

ナント種苗株式会社

黒皮赤肉小玉スイカ BRIX値プラス2度の体感糖度と、 シャリッシャリの食感をお届けします。とにかくウルミに強いんです! 割れない!空洞が出ない! 過肥大しにくい!そして、ウマい! ■特徴 ・草勢は中程度。 ・ハウス夏穫りなど従来のブルームレス小玉系の品種では栽培できなかった高温期においても裂果やうるみ果の発生が少なく秀品率が極めて高い。 ・低温や着果数不足の場合でも空洞果の発生が従来品種に比べて少ない。 ・果重2.0~2.5kgほど。高温下においても過肥大しにくい。 ・黒緑色の地に不鮮明な太縞が薄く見える外観。果形は張りの良いやや腰高形。 ・果肉色は濃桃紅色で硬く、高温期においても軟化しにくく、シャリ感の強い小玉スイカが収穫できる。 ■栽培のポイント ・果皮の特性として果皮の発色は光線量や温度によって左右されます。低温傾向ほど、果皮の黒色が強くなる。逆に葉影や高温傾向の場合は果皮が暗緑色になりやすい。 ・果皮系は色ムラが目立ちやすいので、玉返しまたはマット敷きを必ず行うこと。 ・果実が硬いので、着果前後に温度の確保しにくい作型には不向き。 ・高温期収穫では株間50cm前後の3本仕立てで2果収穫が標準。強勢品種ではないので、高温期であることを考慮し、最低でも3番花以降の着果とする。草勢弱い場合は、1花遅らせて様子をみる。 ・着果後に はつる先の強整枝は避け、生長点を確保する(収穫までしっかりと した葉を持たせる)こと。 ・成熟日数は、一般的な縞皮小玉種よりも3~5日程度晩生。外観から判別するのは無理なので、かならず試し切りを行ってから収穫日を決定すること。

タヒチ

タヒチ

株式会社サカタのタネ

円形、黒皮の大玉品種、病気に強く、甘みが強い ■特性 ・生育は旺盛、炭そ病に耐病性があり、着果性が優れる栽培容易な多収の中晩生品種。 ・果重は7.0~8.0kgの中大果。球形でそろいがよく、外皮は紫黒色(黒皮品種)。 ・果肉はやや締まるがシャリ気があり、輸送性、日もちが特に優れる。肉色は鮮やかな紅赤色。糖度は11~12度と安定し、食味が優れる。 ・成熟日数は6~7月収穫で開花後45~48日。 ・外観が真っ黒で人目を引くので、直売所の差別化商品としても人気がある。 ■適応性 タヒチは、小型トンネル~露地栽培の作型(7月中旬~8月出荷)に適しています。露地栽培用の品種としては、大玉で草勢が強く、高温乾燥でも着果後つるが弱りにくいです。また、炭そ病などの病害に強く、肉質がしっかりして過熟になりにくく、日もちがよいです。しかし、晩春~初夏出荷では肉質がかたくなる傾向があります。また、やや早生性に欠けますので、5~6月出荷では温度不足で肉質がかたくなり、品質低下をまねきます。早くても7月中旬以降に出荷する栽培にしてください。 土質はとくに選びません。通気性のよい、土壌病害の比較的少ない畑では、自根でも栽培できます。 ■畑の選定 梅雨期を経て、高温・乾燥期の栽培になるので、梅雨期に地下水が高くなると通気性がわるくなり、根張りが浅くなって、その後の乾燥で被害を受けて草勢が急激に衰えやすいため、排水のよい畑を選んで作付けし、根が深く張るように心がけることが大切です。 ■肥培管理 スイカの施肥には、骨粉、米ぬか、菜種油かすなど有機質肥料が用いられますが、これは、3成分の割合がよいこと、肥効がゆるやかなため、草勢のバランスがよく、着果・品質・甘みが増すためで、元肥は有機質を主体にした肥料設計が大切です。

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