熟期・収穫時期

晩生のスイカ品種一覧 全18種類

晩生スイカ 晩生スイカとは 晩生スイカとは、交配(受粉)から収穫までの日数が比較的長い品種群を指す熟期区分の一つです。スイカの熟期は品種によって異なりますが、晩生品種は交配後おおむね45〜50日程度を要して収穫適期を迎える品種が該当します。

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晩生について

晩生スイカ

晩生スイカとは

晩生スイカとは、交配(受粉)から収穫までの日数が比較的長い品種群を指す熟期区分の一つです。スイカの熟期は品種によって異なりますが、晩生品種は交配後おおむね45〜50日程度を要して収穫適期を迎える品種が該当します。早生品種(交配後35〜40日程度)や中生品種(40〜45日程度)と比較して、果実の肥大・成熟に要する期間が長いのが特徴です。

この日数はあくまで一般的な目安です。気温が高い時期ほど日数は短くなり、逆に低温期には長くなる傾向があります。栽培地域や作型(トンネル栽培・マルチ栽培・露地栽培など)によっても変動するため、カタログ記載の日数は参考値として捉え、自園での実測値を蓄積していくことが望ましいです。

まず押さえておきたいのが、熟期区分は「早い・遅い」という優劣ではなく、作期をどう組み立てるかという設計上の選択肢だという点です。晩生品種は、早生・中生が担う出荷前半・中盤の後を受けて、出荷期間の後半を埋める役割を持つ、いわば作期リレーの最終走者にあたります。肥大・熟成にかけられる期間が長い分、栽培条件が整えば大玉化や糖度の面で高い評価を狙いやすいタイプでもあります。

晩生スイカのメリット・デメリット

メリット

晩生品種を選ぶ最大のメリットは、出荷期間の後半を担えることです。早生・中生品種だけで作付けすると、出荷が前半から中盤に集中し、後半にかけて出荷量が細ってしまいます。晩生品種を組み合わせることで、出荷のピークを分散させ、シーズン終盤まで安定した供給を続けやすくなります。

産地単位で見ても、晩生品種の存在は市場戦略上重要です。夏の需要期後半、いわゆる盆需要期にかけての相場は年によって変動しますが、晩生品種を確保しておくことで、この時期の需要に対応しやすくなります。早生・中生の出荷が一巡した後の市場で、一定の供給を維持できることは、産地としての存在感の維持にもつながります。

品質面では、晩生品種は肥大・熟成に必要な期間を早生・中生品種よりも長く確保できるため、果実が大玉になりやすく、糖度が乗りやすいとされています。交配後の日数が長い分、光合成による糖の蓄積時間も長くなるため、栽培条件が整えば、食味面で高い評価を得やすい傾向があります。

デメリット・注意点

これ、実は産地の作期設計でもかなり重要なポイントです。栽培期間が長い分、圃場を占有する期間も長くなり、面積当たりの作付け回転率は早生・中生品種より低くなります。面積当たりの収益性を重視する経営では、早生・中生品種との作付け比率を検討する必要があります。

トレードオフとして意識しておきたいのが、栽培期間の長さと病害虫リスクの関係です。晩生品種は生育期間が長い分、つる割病や炭疽病、うどんこ病などの病原体にさらされる期間も相対的に長くなります。日数をかけられること自体はメリットですが、それを裏付ける草勢の維持と継続的な防除ができて初めて、大玉・高糖度という特長が発揮されます。

収穫適期の見極めの難しさも注意点です。肥大期間が長いために「収穫適期の幅が広い」と誤解されがちですが、実際には過熟による空洞果や食味低下のリスクがあり、収穫のタイミングを逃しやすい面があります。着果日の記録に加えて、複数の指標を組み合わせた判断が必要になります。

適した作型と地域

晩生スイカは、露地栽培・トンネル栽培のいずれにも用いられますが、栽培期間が長い分、圃場を占有する期間も長くなります。地域の平均気温や作付け時期、後作の予定に応じて、早生・中生品種との組み合わせを含めた作期設計を行うのが一般的です。

比較的温暖で、盛夏期に十分な栽培期間を確保できる地域では、晩生品種を主力の一角に据える作付け設計がしやすくなります。逆に、夏季が短い北日本や高冷地では、収穫までに必要な日数を確保しにくいため、晩生品種の作付けには気温条件の見極めが求められます。

産地によっては、早生・中生・晩生をあえて計画的に組み合わせ、シーズンを通じて途切れない出荷体制を構築している例もあります。晩生品種はこうした複合的な作期設計の中で、シーズンの終盤を支える役割を担っています。盆需要期を含めたシーズン終盤の出荷を計画している産地にとっては、出荷量を維持するための重要な品種群になります。

栽培のポイント

晩生スイカの栽培管理では、着果日の記録が特に重要になります。生育期間が長いため、交配日を明確に記録しておかないと収穫適期の判断がより難しくなり、未熟収穫や過熟収穫のリスクが高まります。交配札やラベルを使って着果日を個別に管理する方法が広く行われています。

意外と知られていないのですが、晩生品種は肥大期間が長い分、収穫適期の幅そのものは早生・中生品種より狭くなりやすい場合があります。長く待てるように見えて、実際には収穫のタイミングを逃すと過熟による空洞果や食味低下につながりやすいため、着果日の記録に加えて、果梗(つるの付け根)の状態やつる先の巻きひげの枯れ具合など、複数の指標を組み合わせて収穫判断を行うことが有効です。

栽培期間が長くなる分、株の体力を維持しながら着果・肥大させる必要があり、整枝・摘心・追肥のタイミングが収量と品質の双方に大きく影響します。生育後半まで草勢を維持できるよう、収穫期にかけての追肥計画をあらかじめ立てておくことが望ましいです。

病害虫対策としては、生育期間が長期化する晩生品種ほど、つる割病・炭疽病・うどんこ病などへの継続的な観察と防除が欠かせません。接ぎ木苗の活用や適切な輪作による土壌病害対策も、晩生品種の安定生産に寄与するとされています。

品種選びの注意点

晩生品種を選ぶ際は、大玉化や食味だけでなく、熟期の長さに見合った病害耐性を持つ品種かどうかを合わせて確認することが実務上のポイントになります。

品種間での差異も大きく、同じ「晩生」というくくりの中でも、45日をわずかに超える程度の品種もあれば、50日前後まで日数を要する品種もあります。産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、実際の栽培では、カタログ上の熟期表示を鵜呑みにせず、自園の気候・作型での実測値を蓄積していくことが望ましいです。

草勢の持続性も確認したいポイントです。一般的な傾向として、晩生スイカは早生・中生品種と比べて草勢が強く、つるの伸びも旺盛で長期間にわたって維持されやすいとされていますが、品種によって差があるため、栽培期間全体を通じた草勢の安定性を見極める必要があります。

出荷先で求められる大きさ・外観・日持ち性も、他の熟期区分の品種選びと同様に確認しておきたい要素です。晩生品種は大玉になりやすい傾向がある一方、出荷先によっては過度な大玉化が求められない場合もあるため、販売チャネルに合わせた品種選びが必要です。

市場動向とこれから

スイカは、夏の代表的な果実として根強い消費需要があります。市場価格は出荷時期によって変動し、盆需要期を含むシーズン終盤も一定の需要が見込まれる時期です。晩生品種を活用してシーズン終盤まで安定した出荷を継続することは、産地の収益性を支える戦略の一つです。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、スイカ栽培においては気候変動への対応も重要な課題です。夏場の猛暑は生育期間全体を通じた果実品質に影響を及ぼす可能性があり、生育期間が長い晩生品種では、後半の高温・少雨といった条件への対応がより重要になります。

今後の展望としては、大玉化と食味の両立に加え、栽培期間の長さに見合った耐病性を兼ね備えた晩生品種の開発が期待されています。早生・中生・晩生をバランスよく組み合わせた作期リレーの重要性は、産地の出荷計画において今後も変わらないと考えられます。

まとめ

晩生スイカは、交配後おおむね45〜50日程度をかけて収穫を迎える、熟期区分の中で最も収穫までの日数が長いタイプです。この日数はあくまで目安であり、気温・地域・作型によって前後する点には注意が必要です。

出荷期間の後半を埋める役割、大玉・高糖度になりやすい傾向、栽培期間の長さに伴う病害リスクの管理といった観点から、晩生品種は産地の出荷計画において終盤を支える重要な位置づけを持ちます。品種選びに唯一の正解はなく、栽培環境・販売先・作型に応じて早生・中生・晩生をどう組み合わせるかを検討することが、シーズンを通じた安定した生産と出荷につながります。着果日の記録を徹底し、収穫適期の見極めを複数の指標で行うことが、晩生スイカを扱ううえでの実務上のポイントです。

18品種 掲載中
3X BLACK JACK ブラックジャック

3X BLACK JACK ブラックジャック

ナント種苗株式会社

種有り品種と大差ない栽培性 低温着果性・揃いが良い ■特徴 ・草勢は3倍体品種としては大人しい(通常のタネあり品種よりは強い)。 ・果皮色は漆黒色で縞の無い重厚感ある外観。 ・空洞果や変形果が3倍体品種としては非常に少なく、抜群の秀品性。炭疽病にも強い。 ・果重 8~10kg。果形は玉張りの良い球形。 ・シイナ(未熟種子)が少なく、カットした場合の見栄えも良好。 ・糖度は 12.5度前後でコク深い。果肉は濃緑紅色でやや硬めの肉質。 ・従来の 3倍体品種特有の繊維質が口の中で残らず、食感・口どけが極良。 ・果皮が硬いため輸送性に優れ(荷傷みしにくい)、カット販売もしやすい。 ■栽培のポイント ・ハウスでは 4月下旬収穫から、大型トンネルでは 6 月上旬収穫からの作型に好適(加温ハウスであれば 4 月上旬収穫から)。ハウスでは株間 50~60cm の3本仕立て1果どり、トンネルでは70 ~80cm の4本果どりが良い。 ・タネあり品種と比較して草勢強いため、施肥量は 2~ 3割減が良い。台木品種には草勢が暴れにくい「FRベースメイカー」をお薦めします。(特に早い作型にて) ・成熟期は中生タイプ。6~7月収穫のトンネル栽培で開花後 47~48日程度で収穫。 ・通常のタネあり品種よりも草勢が強いため、多めの脇芽取り作業を適宜行う。 ・果皮色が非常に濃いため、玉キズがあると目立ちやすくなるので特に幼果期には傷つけないように注意。また、高温期作型では日焼けする場合があるので、日焼け対策と草勢の維持に努める。また果実を新聞紙を被せることも有効です。

3X GOLDEN JACK 3Xゴールデンジャック

3X GOLDEN JACK 3Xゴールデンジャック

ナント種苗株式会社

安定して高糖度。 きめ細かな極上のシャリ感。 ■特徴 ・果重 8~10kg の正球形。果皮は漆黒で薄く縞が入る。果肉は濃いレモンイエローのシードレス。 ・糖度: 14度以上も無理なく狙える高糖度。 ・食感: 3倍体特有の繊維質が少なく、食感に優れる。硬めでしっかりとした肉質で、カット販売に最適。 ・栽培特性: 草勢はシードレス品種の中では非常に大人しく、栽培しやすい(タネありスイカとの混植でも勝ち負けが起こりにくい)。 ・着果・収量: 「着果性」と「空洞果耐性」が極めて高く、秀品性・収量性が非常に優れる。 ・耐病性:炭疽病耐性を持つ。 ・裂果耐性: 果皮が硬いため裂果が非常に少ない。「金色羅皇」の裂果対策品種としても有効。(糖度は金色羅皇の方が高い傾向がある)。 ・成熟期:中晩生。 ■栽培のポイント ・台木: 一般的なタネあり品種と比べ草勢が若干強いため、台木は草勢大人しめの「FRベビー スイカ」を推奨。 ・幼果時の管理: 黒皮品種であるため、玉キズが目立ちやすい。幼果時の傷に要注意。 ・日焼け: 収穫前の日焼けに注意する。(ただしブラックジャックと比べると日焼けには非常に強い)。 ・高温期の注意点: 高温期作型においては、シイナ(未熟種子)が少し着色することがあり、黄肉のため目立つことがある。

3XサンバSP Samba SP

3XサンバSP Samba SP

ナント種苗株式会社

■特徴 ・草勢は極めて強い。 ・果形は球形、果重 7~9kg 程度。 ・果皮色は黒に近い濃緑色で不鮮明ながら太めの縞が入る。 ・果肉は桃紅色。 ・梅雨時や高温時にうるみにくい。 ・硬さは中位でシャリ感強く、糖度 13度程度で食味極めて良好。 ■栽培のポイント ・無加温ハウス 5 月中旬以降、トンネル 6 月中旬以降の作型に最適。 ・ハウス作型では株間 55~60cmの2本仕立て1 果採りが良い(3 本仕立て 1 果どりでは空洞果が発生)。・トンネル作型では株間 80cm の4本2果採りが良い。 ・着果後も草勢落ちない場合は、適宜生長点を整理して草勢調整する。 ・成熟期は中晩生、6~7月採りトンネル栽培で開花後 45~48日で収穫。

NW-555

NW-555

ナント種苗株式会社

低温作型でのさらなる空洞果対策として育成された、うどんこ病・炭そ病複合耐病性のピノ・ガール。 食べてビックリの超ハード食感が堪りません! ■特徴 ・「ピノ・ガール」のさらなる空洞果対策として育成されたマイクロシードの新系統。低温着果性・空洞果耐性が格段に向上。耐裂果性もさらに向上。 ・無加温ハウスでの早出し栽培において、開花期の天候不良により着果不足となっても、空洞果発生が少なく、果形も安定し、高い秀品性を発揮。 ・草勢は「ピノ・ガール」や改良系「NW-552」よりもさらに大人しく、一般的な小玉品種と大差ないレベル。そのため、台木選択や栽培方法も慣行の小玉品種と大差なく栽培容易。 ・「NW-552」と同様に果皮色は濃緑。うどんこ病・炭そ病に複合耐病性を有する。よって、ハウス早出しから露地栽培まで幅広い作型に順応。 ・果重 1.8~2.2kg 程度でよく揃い、「ピノ・ガール」系としてはやや大きめ。 ・果肉は極めて硬いがシャリ感強く、従来にないハード食感が特徴的。糖度も高く、食味水準は極めて高い。ブロックカット販売でも真価を発揮。 ■栽培のポイント ・「ピノ・ガール」よりも 3~5日程度晩生。早採りしないようご注意下さい。

NW-562

NW-562

ナント種苗株式会社

高温期栽培可能な硬肉の黒皮黄肉小玉が登場 ■特徴 ・草勢は中程度。従来の黄肉種に比べて果肉が硬く、高温期においてもシャリ感が残る肉質。果実は2.0~2.5kg、張りのある球形。高温期でも縞が見えない真黒の外観でブルーム発生。肉色は鮮やかな黄色。糖度12.5度前後まで上がり、黄肉種が最も苦手とする高温期でも食味良好となる。 ■栽培のポイント ・草勢が強くはないので特に高温期は低節位着果を避ける。茎葉が硬いため、子蔓の発生時にはやや蒸し気味の管理を行う。着果後はつる先の強整枝は避け、放任気味に管理して生長点を確保(収穫までしっかりとした葉を持たせる)。玉返しまたはマット敷きを必ず行う。縞皮小玉よりも3~5日晩生。

こがね

こがね

ナント種苗株式会社

クリーム西瓜の代名詞 ■特徴 ・草勢は特に旺盛で、分岐数は少なくツル葉は大型。果実は8~12kgの腰高形。大玉果の縞皮種で変形空洞が少ない。果肉は鮮やかな濃黄色。糖度は11~12度程度。肉質はしまり繊維少なく、黄肉独特の上品な食味。成熟日数は45~48日の中生種。 ■栽培のポイント ・大果系の品種のため、株間及びツル間を広くして10アール500果内外の収量を目標にする。草勢が大人しいと糖度が上がりにくく、より大果の方が糖度が上がる。収穫前には換気を大きくして温度を下げること。

タヒチ

タヒチ

株式会社サカタのタネ

円形、黒皮の大玉品種、病気に強く、甘みが強い ■特性 ・生育は旺盛、炭そ病に耐病性があり、着果性が優れる栽培容易な多収の中晩生品種。 ・果重は7.0~8.0kgの中大果。球形でそろいがよく、外皮は紫黒色(黒皮品種)。 ・果肉はやや締まるがシャリ気があり、輸送性、日もちが特に優れる。肉色は鮮やかな紅赤色。糖度は11~12度と安定し、食味が優れる。 ・成熟日数は6~7月収穫で開花後45~48日。 ・外観が真っ黒で人目を引くので、直売所の差別化商品としても人気がある。 ■適応性 タヒチは、小型トンネル~露地栽培の作型(7月中旬~8月出荷)に適しています。露地栽培用の品種としては、大玉で草勢が強く、高温乾燥でも着果後つるが弱りにくいです。また、炭そ病などの病害に強く、肉質がしっかりして過熟になりにくく、日もちがよいです。しかし、晩春~初夏出荷では肉質がかたくなる傾向があります。また、やや早生性に欠けますので、5~6月出荷では温度不足で肉質がかたくなり、品質低下をまねきます。早くても7月中旬以降に出荷する栽培にしてください。 土質はとくに選びません。通気性のよい、土壌病害の比較的少ない畑では、自根でも栽培できます。 ■畑の選定 梅雨期を経て、高温・乾燥期の栽培になるので、梅雨期に地下水が高くなると通気性がわるくなり、根張りが浅くなって、その後の乾燥で被害を受けて草勢が急激に衰えやすいため、排水のよい畑を選んで作付けし、根が深く張るように心がけることが大切です。 ■肥培管理 スイカの施肥には、骨粉、米ぬか、菜種油かすなど有機質肥料が用いられますが、これは、3成分の割合がよいこと、肥効がゆるやかなため、草勢のバランスがよく、着果・品質・甘みが増すためで、元肥は有機質を主体にした肥料設計が大切です。

なつここあ

なつここあ

ナント種苗株式会社

黒皮赤肉小玉スイカ BRIX値プラス2度の体感糖度と、 シャリッシャリの食感をお届けします。とにかくウルミに強いんです! 割れない!空洞が出ない! 過肥大しにくい!そして、ウマい! ■特徴 ・草勢は中程度。 ・ハウス夏穫りなど従来のブルームレス小玉系の品種では栽培できなかった高温期においても裂果やうるみ果の発生が少なく秀品率が極めて高い。 ・低温や着果数不足の場合でも空洞果の発生が従来品種に比べて少ない。 ・果重2.0~2.5kgほど。高温下においても過肥大しにくい。 ・黒緑色の地に不鮮明な太縞が薄く見える外観。果形は張りの良いやや腰高形。 ・果肉色は濃桃紅色で硬く、高温期においても軟化しにくく、シャリ感の強い小玉スイカが収穫できる。 ■栽培のポイント ・果皮の特性として果皮の発色は光線量や温度によって左右されます。低温傾向ほど、果皮の黒色が強くなる。逆に葉影や高温傾向の場合は果皮が暗緑色になりやすい。 ・果皮系は色ムラが目立ちやすいので、玉返しまたはマット敷きを必ず行うこと。 ・果実が硬いので、着果前後に温度の確保しにくい作型には不向き。 ・高温期収穫では株間50cm前後の3本仕立てで2果収穫が標準。強勢品種ではないので、高温期であることを考慮し、最低でも3番花以降の着果とする。草勢弱い場合は、1花遅らせて様子をみる。 ・着果後に はつる先の強整枝は避け、生長点を確保する(収穫までしっかりと した葉を持たせる)こと。 ・成熟日数は、一般的な縞皮小玉種よりも3~5日程度晩生。外観から判別するのは無理なので、かならず試し切りを行ってから収穫日を決定すること。

ピノ・ダディPINO DADDY

ピノ・ダディPINO DADDY

ナント種苗株式会社

■特徴 ・種のサイズは一般品種の3分の1程度の(「ピノ・ガール」より少し大きい)。タネをそのまま食べても、さほど気にならず、噛んでも嫌なエグ味がほとんど無いため、タネを取り出す煩わしさが無い。 ・糖度乗りが良く、13度前後で安定。果肉は濃桃紅色で果肉質は硬め。ブロックカットにも最適。 ・草勢は強く、比較的高温の作型に好適。真夏もツル持ちが抜群で、露地トンネル産地に最適。 ・強草勢ではあるが、空洞果の発生は非常に少ない。・果重は 8~10kg。肥大性に極めて優れる。 ・果形は安定して正球形。果皮は漆黒色。高温期では黒に近い濃緑色となる。 ・成熟期は中晩生。炭疽病に耐病性を持つ。 ■栽培のポイント 高温期のハウス作型では、成熟期に蒸れると果肉質が柔らかくなりシャリ感を損なう傾向があるため、特に夜の温度・湿度管理に注意し、換気・通気を最大限にす(涼しくカラッと)。 ・草勢強い品種なので、早い作型では減肥するか、台木で調節と良い。低温時の生育初期は十分に保温し、初期生育をスムーズに促す。 ・成熟期に入っても草勢が過剰な場合は強整枝(ツル切り)を行う。 ・空洞果は少ないが、これより糖度がより安定する。完熟での収穫を心がけることで品質はより向上する。

三 山

三 山

ナント種苗株式会社

味なら一番と大好評 ・草勢極めて強く、ツルの伸長が旺盛な中晩生種。 ・果実は縞皮の高球形。果肉は鮮紅桃色で肉質柔軟

大和レモニー

大和レモニー

株式会社大和農園

着果性に優れた黄肉大玉種 ■基本情報 品目 スイカ タイプ 大玉・縞皮・黄肉 果形 やや腰高型 果重 6〜8kg 最適作型 ハウス〜露地栽培向き 草勢 初期[中]交配期[強]収穫期[中] 積算温度 1,000℃ 低温適性 △ 高温適性 △ 低温着果性 △ 担果力 ○ 肉質 軟 糖度上がり 中 発色 中 日持ち 短 ■品種特徴 ○果重は6〜8kgの中早生種。 ○肉色は鮮濃黄色で、糖度は高く安定する。 ○登熟日数は、6〜7月収穫で43〜48日程度を目安とする。

羅 皇

羅 皇

ナント種苗株式会社

圧倒的な空洞果・裂果の少なさ。2果穫り以上でも圧巻の玉揃いと肥大力。中心と皮際の糖度差少なく、至高のシャリ感がたまらない ■特徴 ・草勢は前半~後半とも強めで梅雨明け高温時もつる持ち良好。ツルバテ・ツルボケが少ない。 ・1株2果以上の栽培でも着果安定し、果実肥大のバラつき(勝ち負け)が少なく玉揃い抜群で、大玉率・収量性が高い。 ・空洞果・裂果・うるみ果が少なく高い秀品率(収穫時までのツル持ちが良いにもかかわらず、空洞果が極めて出にくいのが特徴)。 ・果皮色は非常に濃くシラケにくい。 ・果重8~10kgの正球形で肥大良い。 ・果肉は濃桃紅色で均一に着色。 ・糖度12~13度で肉質が緻密なため、シャリ感が極めて良く、食味食感に優れる。 ・成熟期は中晩生。6~7月収穫のトンネル栽培で開花後48~49日程度で収穫。肉質の軟化(緩み)が遅く、高温期も収穫適期が広い。皮際までぎっちりと糖度をのせることが出来る。 ■栽培のポイント ・低温期に初期のツル伸びがやや緩慢なため、定植後はしっかりと保温し、初期生育をスムーズに促す。 ・着果後の初期肥大がゆっくりめなので、しっかりと保温して初期肥大を促進することで、最終的な肥大サイズが向上する。 ・やや晩生なので、食味追及のためには若穫りせずに皮際まで糖度をのせてから収穫する。

羅皇 ザ・スイート

羅皇 ザ・スイート

ナント種苗株式会社

ど真剣な農家に育てられ、厳しい産地で選び抜かれ、スイカを愛する人々の肥えた舌にも見染められ完成した、最高峰スイカ ■特徴 ・うどんこ病と炭そ病の耐病性を有する。(※レースにより稀に罹病することもあるので予防は行う。) ・草勢は強めであるが(「羅皇」よりはやや大人しい)、着果性は良く、蔓ボケの心配少ない。収穫前まで草勢が強く残った場合でも、それによる空洞果・裂果の発生少なく、秀品性高い。 ・果重8~10kgのやや腰高。果皮は濃い極濃緑色。 ・一般に肉質硬い品種は晩生となり糖度乗りも遅いのだが、当品種は硬肉系でありながら、糖度乗りが早いのが特徴。糖度13度前後に安定。BRIX値よりも高い甘さが感じられ、食味が抜群。 ・硬い果肉質で肉質の軟化・劣化による品質低下が少なく、店持ち非常に良い。 ■栽培のポイント ・草勢が強い品種なので、低温期や肥沃地では減肥するか、大人しめの台木を選定し、草勢コントロールすると良い。 ・硬肉系としては糖度乗りが早い品種だが、あくまで熟期は中晩生。着果による果肉軟化や空洞果は起こりにくいので、適熟させしっかりと糖度を乗せる。積算温度1100℃が目安。 ・6~7月収穫のトンネル栽培で開花後46~47日程度で収穫。

羅皇AR

羅皇AR

ナント種苗株式会社

雨の東北にて炭そ病への強さを実証。雨の東北にて炭そ病への強さを実証。 炭そ病耐病性に加えて高糖度も自慢。炭そ病耐病性に加えて高糖度も自慢。 第67回全日本野菜品種審査会一等特別賞。 ■特徴 ・炭そ病耐病性を持ち、草勢もやや強めなので、特に露地産地で問題となりやすい炭そ病による枯れや草勢低下を軽減できる。 ・草勢強めではあるが、着果性は良く、蔓ボケの心配少ない。 ・空洞果・裂果・うるみ果の発生少なく、収穫前まで草勢強めに残った場合も秀品性は高い。 ・果重8~9kg内外のやや腰高。果皮色は非常に濃い極濃緑色でシラケにくい。 ・糖度乗りが早く、また糖度も高く13度前後に非常に安定。果肉色は濃桃紅色で発色良く、肉質はやや硬め(羅皇よりは柔かい)でシャリ感に優れる。 ■栽培のポイント ・炭そ病耐病性だが、菌密度が高い場合は発病の原因となるので農薬での防除は行うこと。また羅病性品種と混植した場合は菌密度が高くなりやすいので、特に注意が必要。 ・6~7月収穫のトンネル栽培で開花後46~47日程度で収穫となる中生。

羅皇ロング

羅皇ロング

ナント種苗株式会社

高糖度で果肉が高糖度で果肉が しっかり硬い「まくら型」。しっかり硬い「まくら型」。 タネ周りのスキも少ないから、タネ周りのスキも少ないから、 ブロックカットにも最適。 ■特徴 ・果重8~10kgの楕円形。果皮色は非常に濃い極濃緑色。 ・従来のまくろ型品種と比べ、草勢が強いものの着果性良好。ツル持ちに優れるが、空洞果発生は極めて少なく、秀品性高い。 ・糖度乗りが非常に良く、糖度13度程度に安定。 ・濃桃紅色の果肉は非常に硬いシッカリした肉質ながらも繊維質は強くなく、強いシャリ感が共存。食味・食感が非常に良い。 ・果肉の緩み・肉崩れ・タネ周りのスキが少なく、在圃性・棚持ちに優れる。収穫後・流通後の品質低下が少ないことから、カット販売やブロックカットにも最適。 ・6~7月収穫のトンネル栽培で開花後46~47日で収穫となる中生。

赤富士

赤富士

ナント種苗株式会社

これぞ肥大の極み。これぞ肥大の極み。 バツグンの肥大性を誇る超収量性。 ■特徴 ・草勢は初期から後半までの全てのステージで強く、ツル持ちは極めて良好。 ・草勢強いが、花粉発生は比較的良好。着果が安定し易く、1株2果以上の着果に対しても揃い良好。後半の草勢強い状態でも空洞果・裂果の発生が少なく、秀品率高い。肥大性に極めて優れ、$8~12\text{kg}$程度に肥大。多くの場合、同時期の他品種よりも収量性高い。果形はほぼ球形。果肉は紅桃色。肉質は中程度。糖度12~13度となり食味も良好。 ■栽培のポイント ・草勢強いため、早い作型では減肥(窒素20%ほど少なく)が必要。 ・草勢強いため、茎葉を低温で硬化させない温度管理を行い、同時に空中湿度が高くならないよう換気する。成熟期は中生タイプ。6~7月どりのトンネル栽培で開花から46~47日程度で収穫。

金色羅王

金色羅王

ナント種苗株式会社

突き抜ける甘さを追究したら、スイカの果肉は黄金色でした。 幻の超・糖度ゴールデンスイカ。 ■特徴 ・果肉色にはこだわらず、とにかく食味・甘さを追求するという育種方針に則り選び抜かれ、糖度15度を十分に狙える希少な品種、とにかく「糖度負け」しない。 ・果肉は黄肉品種よりも濃い黄橙色で「黄金」にも似た果肉色。 ・極めて強い甘みと、黄肉種特有のさっぱりした風味を併せ持ち、赤肉系とは異なる美味しさ ・果肉質は硬めでありながらも強いジューシー感を併せ持ち、食感極めて良好。果肉崩れも少なく、カット販売にもベストマッチ。日持ちも良い。 ・種は赤みが強い茶色。種が少なく食べやすい。 ・果実は重さ8~9kgの高球形。果皮色は極濃緑色。 ・草勢は強く、6~7月収穫のトンネル栽培で開花後48~49日程度で収穫となる中晩生。積算温度1200℃が目安。 ・つる割病耐病性を付与。 ■栽培のポイント ・裂果が比較的多いいため、裂果対策として低節位着果を厳禁とし、交配から15日程度の煮込み管理を十分に行い、スムーズな初期肥大を促す。 ・一般品種と同じタイミングで収穫しても、比較的糖度は高いが、本領発揮するのはしっかり完熟させたとき。果肉の軟化・悪変が非常に遅いので一般品種より3~5日は着果させたしっかりとした糖度を乗せるのが最重要点である。

黒鉄王

黒鉄王

ナント種苗株式会社

外観は縞模様のない美しい重厚ブラック。外観は縞模様のない美しい重厚ブラック。 シャリ感の強い硬めの肉質と優れた食味。シャリ感の強い硬めの肉質と優れた食味。 黒皮系西瓜としてワンランク上のクオリティ。 ■特徴 草勢は中程度。果形は正球~やや腰高形で、果重は6~8kg程度。果皮の縞柄が数品種にも目立たない黒皮種で「くろがね」よりも外皮色が濃く、重厚感がある。果肉は濃紅桃色、肉質硬めでシャリ感あり、糖度12~12.5度程度となり食味良好。裂果や空洞果の発生が少なく、秀品率が高い。 ■栽培のポイント 子ヅル3本仕立て1果穫りや、4本仕立ての2果穫りに適する。草勢はあまり強くないので、高温期収穫の場合は窒素多めに施用するか、強勢台木の使用を検討する。高温期収穫の場合は蔓持ちを良くするため低節位着果は厳禁とし、基本的に20節以降の着果とする。着果後は強整枝せず、最後までしっかりと葉を持たせる余裕をもった葉面積を確保する。果皮の果実にグランドマークは大変目立つので、玉返しをしっかり行うこと。草勢弱い場合は日焼けの懸念があるので、7月以降の収穫で玉の上に葉がない場合は日除け対策を行う。トンネル6~7月どりで開花後48日程度で成熟となる中生種。

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