病害耐性

ウイルス病耐性のダイコン品種一覧 全74種類

ウイルス病耐性ダイコン ダイコンのウイルス病とは ダイコンのウイルス病は、複数の植物ウイルスが引き起こす病害の総称です。国内のダイコン圃場で問題になる主なウイルスは、カブモザイクウイルス(Turnip mosaic virus、TuMV)、

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ウイルス病耐性について

ウイルス病耐性ダイコン

ダイコンのウイルス病とは

ダイコンのウイルス病は、複数の植物ウイルスが引き起こす病害の総称です。国内のダイコン圃場で問題になる主なウイルスは、カブモザイクウイルス(Turnip mosaic virus、TuMV)、キュウリモザイクウイルス(Cucumber mosaic virus、CMV)、ダイコンモザイクウイルス(Radish mosaic virus、RaMV)の3種が代表的です。このほかにカリフラワーモザイクウイルス(CaMV)なども関与することがあります。

感染した株は、葉に黄色〜緑色のモザイク状の斑紋が現れ(モザイク症状)、葉が縮れ・歪み(縮葉)、生育が著しく抑制されます。根部にも褐色斑・変形が生じることがあり、商品価値を損ないます。重症の場合は株全体が小型化し、収量・品質の両方に深刻な影響が出ます。

感染経路はウイルスの種類によって異なります。TuMVやCMVはアブラムシ類(モモアカアブラムシ等)が媒介する虫媒ウイルスで、アブラムシが罹病植物を吸汁した後に健全植物を吸汁することで伝播します。RaMVはキスジノミハムシ等の甲虫類(ハムシ科)成虫が媒介する虫媒ウイルスです。アブラムシによる伝染や土壌伝染は報告されていません。CMVとTuMVはアブラムシ媒介、RaMVは甲虫類媒介という点で、ウイルス種によって媒介経路が異なる点に注意が必要です。

発生しやすい条件は、アブラムシの活動が活発になる春(3〜5月)と秋(9〜11月)の端境期です。近隣の圃場・雑草・残渣にウイルスが残っている場合、そこからアブラムシが飛来して圃場内に感染を広げます。

ウイルス病耐性の区分

ダイコンのウイルス病耐性は、品種カタログにおいてTuMV・CMV・RaMVなど対象ウイルスの種類と耐性レベル(HR・IR)が表示されます。

HR(High Resistance:高度抵抗性)品種は、通常の感染圧力下においてウイルスの増殖・発病をほぼ抑制できます。IR(Intermediate Resistance:中程度抵抗性)品種は感受性品種と比較して発病が軽減されますが、高いウイルス圧下では発病することがあります。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。ウイルスは複数種が混在することが多く、「TuMV耐性あり・CMV感受性あり」という品種では、CMVが優勢な産地での感染リスクが残ります。品種選びの際は、自分の圃場・産地で問題になっているウイルスの種類を把握した上で、対応ウイルスの種類と耐性レベルを確認することが重要です。

種苗メーカーの品種名や略称に「YR」が含まれる場合(例:YRくらま)、「Y」はYellow virus(ウイルス病)への耐性を持つことを示すメーカー由来の命名体系であることが多いです。ただし具体的に対応しているウイルス種はメーカー・品種によって異なるため、カタログの詳細な耐病性表を確認してください。

歴史と豆知識

日本でダイコンのウイルス病が産地問題として顕在化したのは昭和後期以降です。栽培の大規模化・近隣圃場との近接化・アブラムシの越冬分布の変化などが重なり、産地での感染拡大が報告されるようになりました。

TuMVは1960〜70年代から国内産地での記録があり、特にダイコン・カブ・ハクサイなどアブラナ科野菜を広く侵すことから、アブラナ科産地での共通の病害として対策が進められてきました。

品種育種の観点からは、萎黄病耐性と並んでウイルス病耐性の付与が青首ダイコン品種改良の重要なテーマとなっています。「YR」の2文字がカタログに登場したのも、この耐性を品種の選定基準として消費者・生産者に分かりやすく示すための工夫です。

ウイルスは農薬で直接治療することができません。一度感染した株は治癒しないため、予防と感染源(アブラムシ・周辺の感染植物)の管理が唯一の防除手段です。この「治療不能」という特性が、耐病性品種の選択を特に重要なものにしています。

ウイルス病耐性の限界と注意点

ウイルス病耐性品種を使用していても、高いウイルス圧や異なるウイルス種が関与する条件では発病する可能性があります。

ウイルスは突然変異による系統変化が起きることがあり、既存の耐病性遺伝子を突破する新系統が出現するリスクがあります。特定の耐病性品種を長年使い続けることは、理論的にはその耐病性を突破する系統への選択圧を高める可能性があります。品種の多様化と定期的な見直しが長期的なリスク管理につながります。

また、複合感染(複数のウイルスに同時感染)が起きた場合は、単独感染より症状が重くなることが報告されています。一つのウイルスへの耐性を持っていても、別のウイルスによる感染リスクが残る点を理解しておく必要があります。

苗の時期(育苗期・定植直後)はウイルス感染に対して特に脆弱です。この時期にアブラムシが大量飛来する条件が重なると、耐病性品種であっても感染リスクが上昇します。育苗施設の防虫ネット管理と定植後の早期アブラムシ防除が重要です。

防除のポイント

ウイルス病の防除は、ウイルスの種類によって対策の重点が異なります。TuMVやCMVはアブラムシが媒介するため、アブラムシの管理が中心となります。一方、RaMVはキスジノミハムシ等の甲虫類が媒介するため、甲虫類成虫の防除(防虫ネットによる物理的遮断・適切な薬剤使用)が必要です。アブラムシ防除はRaMVには効果がない点に注意してください。アブラムシをゼロにすることは現実的ではありませんが、TuMV・CMV対策として密度を下げ飛来を遮断することでウイルス感染リスクを低減できます。

防虫ネット(目合い0.4mm以下)の使用は、物理的なアブラムシ飛来を遮断する最も確実な方法です。育苗期から定植初期の防虫管理が効果的で、特に周辺圃場でアブラムシの発生が多い時期の被覆が感染予防につながります。

アブラムシへの殺虫剤の適期散布も有効な手段です。ただし、翅の生えたアブラムシ(有翅型)は短時間に多数の株を吸汁するため、吸汁前に処理することが重要です。定着後の薬剤処理では感染が既に起きていることがあります。

圃場周辺の雑草管理も見落とせません。アブラムシの発生源・ウイルスの保毒源となる雑草を除去することで、圃場への感染源流入リスクを下げられます。

残渣の適切な処分もウイルス病対策の一つです。収穫後に感染株を圃場に放置すると、翌作へのウイルス感染源・アブラムシの生息場所になります。感染残渣は土壌にすき込むか、圃場外に搬出して処分することが推奨されます。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

アブラムシが多発する春作・夏まき作型でのウイルス病対策に苦慮していた生産者が、ウイルス病耐性品種への切り替えと防虫ネット利用を組み合わせることで、被害を大幅に軽減した事例が各産地で報告されています。

また、ウイルス病に強いとされる品種を使ったのに発病が続いた、という声も現場では耳にします。調べてみると、対応していないウイルス種が原因だったというケースや、品種の選定は正しかったが育苗期の防虫管理が不十分だったというケースがあります。産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、どのウイルスが圃場で問題になっているかを農業試験場や普及指導員に確認した上で品種を選ぶことが、対策の精度を上げる近道です。

まとめ

ダイコンのウイルス病はTuMV・CMV・RaMVなど複数のウイルスが原因で、アブラムシ媒介が主要な感染経路です。感染した株は治癒できないため、耐病性品種の選択・アブラムシ防除・防虫ネット利用を組み合わせた予防型の防除が基本となります。

品種選びでは、自分の圃場・産地で問題になっているウイルスの種類と耐性レベル(HR/IR)を照らし合わせることが出発点です。YRくらまをはじめとするYR系品種の耐病性表記の意味を正確に理解し、カタログの凡例を確認した上で品種を選定することが安定生産への近道となります。

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74品種 表示中
紅化粧

紅化粧

株式会社サカタのタネ

色鮮やかで色むらが少ない赤皮ダイコン ■特性 1. 上から下まで鮮やかな紅色で色ムラが少なく、肉色は純白色の赤ダイコンです。 2. タネまき後55~75日で根長20~25cm、根径5.5~6.5cmになり、よくそろいます。 3. ス入りは遅く、肉質がち密でみずみずしいダイコンで、甘みが強くサラダや酢漬けに向きます。 4. 紅色の成分は、抗酸化作用があり健康によいとされるポリフェノールの一種「アントシアン」です。 消化酵素「ジアスターゼ」の酵素活性は、当社青首ダイコンの従来品種と比べて約3~7倍で、機能性に優れます。 5. 萎黄病耐病性を有します。 ■適応性 一般地・暖地では9月まきの11月上旬〜1月上旬どりに適し、高冷地・冷涼地では7月下旬〜8月中旬まきの9月中旬〜10月下旬どりに適します。 ■畑づくり(圃場準備) おいしい野菜づくりは、土作りからはじまります。土壌の酸性度と団粒構造がポイントになります。土壌pHは5.5〜6.8(弱酸性)が適正で、石灰の施しすぎによるアルカリ化に注意します。 排水・保水性のある団粒構造の土壌作りのために、堆肥投入は欠かせません。しかし、未熟堆肥投入は岐根の原因になり、また、センチュウなどの発生を招くことがあります。微生物肥料「バイテクバイオエース®」の施用をおすすめします。 ■肥培管理 有機質肥料と化成肥料のバランスのとれた併用をおすすめします。肥料は10aあたり成分量で窒素10kg、リン酸15kg、カリ10kgを標準とします。 ■播種 株間25〜30cm、条間25〜30cm間隔で3粒ずつ点まきにします。本葉4枚くらいまでに間引いて一本立ちにします。 ■病害虫防除 生育初期での病虫害による被害は、その後の生育に大きく影響を及ぼすため、早期防除を徹底します。 ■収穫 収穫日数は秋の適期栽培で55〜65日、寒さが厳しくなるころは65〜75日を目安に収穫します。収穫遅れは品質低下を招くので注意します。

初誉

初誉

ヴィルモランみかど株式会社

肌がきれいで抜きやすい 春どりダイコン ■特徴 タイプ 青果 耐病性 IR : 萎黄病, モザイク病, 軟腐病, 根腐病, 白さび病 特性-1 根形:総太型 首色:鮮緑 根長:38cm 根経:7.5cm 特性-2 晩抽性:優れる 耐寒性:優れる 晩ス性:優れる 生育日数 120~130日 ■品種の特性 1. 側根が細く、肌がたいへんきめ細かく美しい品種である。 2. 首部は鮮緑色を呈し、抽根長(青首部)は根長のおよそ1/3程度となる。 3. 比較的小葉で、多肥栽培でも葉勝ちになりにくく、トンネル栽培に適している。 4. 低温伸長性を持ち、厳寒期の栽培においても十分な根長(38cm内外)が得られる。 5. 尻肉付きがよく、たいへん抜きやすい。 ■栽培のポイント 1.畑の準備 未熟堆肥は、岐根の原因となるので、十分に腐熟させたものを使用するか、前作で施すようにする。センチュウによる被害を軽減するため、ヘイオーツなどの緑肥植物を前もって栽培するか、D-Dやネマトリン粒剤などで防除する。ガス剤を使用した場合は十分なガス抜きが必要。また、排水をよくするために深耕し、できるだけ高畝とすることが好ましい。 2.施肥 生育期間が低温期となり、肥効が低い傾向となる。従って、肥料はやや多めに施す。10aあたり成分量、窒素18kg、リン酸20kg、カリ18kg程度を目安として施肥し耕起する。ただし、地力に応じて減量し、地上部が過繁茂とならない様に注意も必要。また、生育後期まで肥効が持続する緩効性肥料を使用することが好ましい。 3.播種 株間24cm、株間24~27cmの4条マルチ、あるいはこれに準ずるものを使用する。比較的小葉のため、ある程度の密植栽培が可能。1穴3粒、深さ1.5cmくらいに播種する。 4.管理 生育前半、特に11月下旬~1月下旬頃の期間は、トンネルを密閉したり、べたがけ資材を用いることによってトンネル内の地・気温を上昇させる。このことによって低温に起因する障害を回避(軽減)することができる。尚、10月中旬~11月上旬播種の場合は、生育初期の気温が比較的高いので、トンネルの裾を10cmほど開けて、胚軸の徒長を防止する。2月中旬以降、天気を見ながら裾換気を行う。 5.収穫 低温作型のため、収穫までに日数を要する。播種日や栽培管理によって異なるが、播種後120日程度が収穫の目安となる。

里誉

里誉

ヴィルモランみかど株式会社

初秋から冬まで使える、まき幅の広い品種 ■特徴 タイプ 青果 耐病性 IR : 萎黄病, モザイク病, 軟腐病, 根腐病, 白さび病 特性-1 根形:総太型 首色:淡緑 根長:37cm 根経:8cm 特性-2 耐寒性:優れる 晩ス性:優れる 生育日数 55~60日 ■品種の特性 1. 肥大性に優れ総太り形状となる。 2. 肌が非常に美しく光沢がある。 3. 肉質が緻密でかためである。 4. 揃いがよく出荷時の選別がしやすい。 5. 萎黄病・モザイク病に強く、リゾクトニア属菌による横縞症の発生が少ない。 6. 適作型が長く根長の変動が少ない。 ■栽培のポイント 1. 圃場の排水性向上と必要に応じて土壌消毒や殺菌剤の散布を行う。 2. 間引き後、細菌病対策のための農薬散布を行う。 3. 収穫時まで肥切れさせないようにする。

福誉

福誉

ヴィルモランみかど株式会社

肌がとてもきれい!! 小葉でつくりやすい ■特徴 タイプ 青果 耐病性 IR : 萎黄病, モザイク病, 軟腐病, 根腐病, 白さび病 特性-1 根形・・・・・・総太型 首色・・・・・・鮮緑 根長・・・・・・37cm 根経・・・・・・7.5cm 特性-2 耐寒性・・・・・普通 晩ス性・・・・・優れる 生育日数 60~65日 ■品種の特性 1. 側根が細く毛穴が浅いので、肌が大変きめこまかく美しい。首部は濃鮮緑色を呈し、抽根長(青首部)は根長のおよそ1/3程度となる 2. 収穫物は根端までよく肥大し、総太り型となる。適温期の栽培では、は種後63日くらいで根長37cm、根重1.2kg内外となる。 3. 萎黄病、モザイク病、および軟腐病に強い。 4. 大変小葉(短葉)の品種で肥沃な畑を好み、多肥栽培でも葉勝ちとならず、根部と葉のバランスがよい。収穫物もよく揃う。 ■栽培のポイント 1.施肥 肥沃土壌で能力を発揮する品種なので10a当たり成分量、窒素15kg、リン酸18kg、カリ15kg程度を施用する。緩効性肥料の使用が好ましい。生理障害予防のために、ホウ素やその他の微量要素入りの肥料、またはFTEを必ず使用する。前作の残効肥料分が期待できる場合、基肥には半量を施肥し、本葉4枚期頃(従来の品種より早め)に追肥を行う。 2.播種 小葉なので密植栽培が可能。植栽距離は畝間50~60cm、株間24cmを基準として3粒播きをする。播種時、登録農薬を適正に使用してセンチュウ、キスジノミハムシ、タネバエなどの害虫防除を行う。 3.管理および害虫防除 播種後3週間程度は乾燥に注意し、乾燥が続くようであれば潅水を行う。 本葉5~6枚期頃に間引きと中耕を行う。また、ハイマダラノメイガ、コナガなどの害虫予防のため、登録農薬の散布を実施する。 4.収穫 早生品種でないため、やや生育日数を要し、適温期で播種後63~65日で収穫となる。収穫が遅れて冬期になってしまった場合、首部に赤紫の色素斑点(アントシアン)を生じることがある。肥切れが症状を助長する。

青誉

青誉

ヴィルモランみかど株式会社

肌のきれいな晩秋~冬どり用品種 ■特徴 タイプ 青果 耐病性 IR : 萎黄病, モザイク病, 軟腐病, 根腐病, 白さび病 特性-1 根形・・・・・・総太型 首色・・・・・・鮮緑 根長・・・・・・37cm 根経・・・・・・8cm 特性-2 耐寒性・・・・・特に優れる 晩ス性・・・・・優れる 生育日数 85~110日 ■品種の特性 1. 小葉で秋冬どり用品種。安定した根長が魅力である。 2. 葉の耐寒性が比較的強く、寒さの厳しい年でも葉枯れ症状が軽微である。 3. 抽根長が根長の1/3程度となり、青首部と白色部のバランスがよく、曲根の発生がたいへん少ない品種である。 4. 収穫物は根端までよく肥大する総太り型となり、横縞症、ワッカ症の発生が少なく、肌がたいへん美しい。 ■栽培のポイント 1.畑の準備 未熟堆肥は、岐根の原因となるので、十分に腐熟させたものを使用するか、前作で施すようにする。センチュウによる被害を軽減するため、ヘイオーツなどの緑肥植物を前もって栽培するか、D-Dやネマトリン粒剤などで防除する。ガス剤を使用した場合は十分なガス抜きが必要。また、排水をよくするために深耕し、できるだけ高畝とすることが好ましい。 2.施肥 10aあたり成分量、窒素12kg、リン酸14kg、カリ12kg程度を目安として施肥し耕起する。ただし、施肥料は地力によって加減する。緩効性肥料を用いるか追肥を行うことによって生育後半に肥効が高まるようにすると、根部形状が整いやすく、また、生育終盤に肥効があることによって、抽根が促されて十分な根長が得られる。 3.播種 栽植距離は畝間55cm~60cm、株間24~27cmを基準とするが、比較的小葉で立性のため、暖地では株間20cm前後の密植栽培も可能。播種時、キスジノミハムシやコナガなどの病害防除のため、オンコル粒剤やフォース粒剤等を土壌に混和する。 暖地で播種期が送れた場合や、中間地の冬どり栽培では、マルチ被覆によって短根化を抑制でき、品質が向上する。 4.管理 本葉5枚期頃に間引きを行い、追肥・中耕する。また、病害虫防除を農薬の使用基準にしたがって実施する。 5.収穫 播種日や天候によって異なるが、播種後95日(12月下旬どり作型)~120日(2月初旬どり作型)で収穫期となる。

長香太

長香太

雪印種苗株式会社

加工に適する長形総太夏秋系品種 ■特性・特徴 ・葉はおとなしく濃緑色で、ウイルス病・軟腐病の発生が比較的少ない。 ・根長42~50cm、根径6.5~7.5cm、根重1.3~2.0kgで加工サイズによく揃う。 ・根形は長めだが尻づまりが良い円筒形で、曲がりが少なく、加工歩留が高い。 ・高温期での生理障害(赤芯・黒芯)が少なく、ス入りは遅い。 ・青首色が薄く、肉色は白く、辛味が少ない。煮炊き・漬物に向く。 ■使用時期 道東・道北:【播種期】マルチ:7月中下旬~8月中旬、露地:7月下旬~8月上旬 道央・道南:【播種期】マルチ:7月中下旬~8月中旬、露地:7月下旬~8月上旬 東北北部・寒高冷地:【播種期】マルチ:8月上旬~8月下旬、露地:8月上旬~8月下旬 東北中部・南部:【播種期】マルチ:8月上旬~8月下旬、露地:8月上旬~8月下旬 一般地:【播種期】トンネル:10月上旬~10月中旬、マルチ:9月上旬~9月下旬、露地:9月上旬~9月下旬 西南暖地:【播種期】べたがけマルチ:10月上旬~10月中旬、マルチ:9月上旬~10月上旬、露地:9月上旬~10月上旬 ■使用上の留意点 ・根が長いため、漬物産地のように深く排水の良い圃場を作る。 ・後半の肥料切れは肥大不足やス入りの原因となるため追肥を行う。

YRつやっ娘EX

YRつやっ娘EX

松永種苗株式会社

つやっつやの純白の肌に少し淡い青首が映える、秋早まき作型から使える秋ダイコンの自信作! ■主な特長 1. 中間地の8月10日頃から9月上旬、高冷地の7月10日から8月始め蒔きに適します。 2. 安定した萎黄病抵抗性とバイラス抵抗性を備えており、軟腐病にも罹りにくいので家庭菜園でも容易に栽培できます。 ■栽培のポイント 1. 中間地の家庭菜園では8月始めから9月20日頃まで播種できますが、9月5日以降の播種では年により少し短く出来上がる事がありますので、青果栽培では播種期にご注意下さい。 2. 萎黄病、バイラス病抵抗性を備え、軟腐病にも比較的強い特性があります。しかし、激発地や栽培環境が悪い場合には発症する事がありますので、害虫防除に併せて病害防除など必要な措置をお願いします。 3. 砂地、砂質の多い砂質壌土では生育初期に高温で土壌湿度の大きな変化に遭うと縦割れする事があります。播種後の2週間は極端に土壌を乾かさないように管理して下さい。

ころっ娘

ころっ娘

株式会社サカタのタネ

形状が安定してそろいのよい、使いきりサイズのミニダイコン ■特性 1.草姿が小葉で立性なので、密植が可能。 2.肌がきれいで夏~晩秋まきの栽培でも根形がよくまとまる。 3.す入りが遅く、肉質は緻密で食味にすぐれる。サラダ、浅漬け、おろし、煮物など幅広い用途に利用できる。 4.ウイルス病、軟腐病、横縞症などの各種病害に強い。 5.夏秋栽培では播種後50 ~65日で根長20~25cm、根径7.0~7.5cmほどで収穫できる。 ■適応性 一般地・暖地の8月中旬~9月まき10月上中旬~1月上旬どり、高冷地・冷涼地の6月中旬~8月中旬まき8月上旬~10月中旬どりに適する。一般地・暖地では春まきも可能で、4月中旬~5月上中旬まき6月上旬~7月上旬どりに適する。 ■畑づくり(圃場準備) おいしい野菜作りは、土作りからはじまります。土壌の酸性度と団粒構造がポイントとなります。土壌pHは5.5~6.8(弱酸性)が適正です。排水・保水性のある団粒構造の土壌作りのために、堆肥投入は欠かせません。しかし、未熟堆肥投入は岐根の原因となり、また、センチュウなどの混入を招くことがあります。微生物肥料「バイテクバイオエース」の施用をおすすめします。 ■肥培管理 有機質肥料と化成肥料をバランスよく併用することをおすすめします。肥料は10aあたり成分量で窒素10kg、リン酸15kg、カリ10kgを標準とします。一般地8月中旬まきや高冷地7月まきなど気温の高い時期は、窒素を少し減らすと葉が過繁茂にならず、作りやすくなります。 ■播種 条間20~25cm、株間20~25cm間隔で3粒ずつ点まきにします。本葉4枚くらいまでに間引いて一本立ちにします ■病害虫防除 生育初期での病害虫による害の影響は致命的となるため、早期防除を徹底します。

はや丸聖護院大根

はや丸聖護院大根

小林種苗株式会社

病害に強く、揃いの良い丸大根! 聖護院本丸大根よりも10日位生育が早く、耐病性で作りやすく、見事に揃います。 早生種で、8月下旬蒔きでは、70日位で重さ1.3kg、一般では2kgになります。 冬どりには瀬戸内側標準で9月上旬蒔きにしています。 ウイルスはもちろん他の病害にも強いので、早蒔き、早どりが可能です。 葉は濃緑で、草勢は極めて旺盛です。早蒔きの場合にもよく根型が整い、上物歩合が高く、根部は純丸豊円型で、抽出型です。 肌の艶がよく、肉質緻密で甘味があり、煮るとたいへん軟らかく、味がしみ込みやすくて、とろけるような口当たりが最高です。風呂吹き大根はおすすめレシピです。他にも、ぶり大根、ポトフ、おでん大根もおすすめです。 また生食用としても美味しくいただけます。漬物なら千枚漬けがおすすめです。 栽培のポイント ・早蒔きには生育が早いので収穫が遅れないようにしてください。 ・冬どりには9月中旬~下旬蒔きが適しています。

ふじ宮重

ふじ宮重

公益財団法人自然農法国際研究開発センター

・市販の数系統の青首ダイコンの後代固定系統と宮重系の固定種の交配種を素材とし、富士山麓の火山灰土壌にて数年間の選抜・採種を繰り返して育成した固定種。 ・収穫適期は、従来の宮重総太り等に比べて遅く、播種後75~80日。 ・作土の深い火山灰土壌に適し、根長35㎝前後で、空洞症等の生理障害やカブモザイクウイルスに強い。 ・砂地や粘土質土壌では、草勢や根長、ひげ根の出やすさがばらつく傾向がある。 ・甘さと香気に富み、緻密な肉質で煮くずれしにくく、汁の実や煮炊き、漬け物などで美味しい。大根おろしは甘いが辛味も強い。

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