栽培環境・条件

耐寒性のな花・とう菜品種一覧 全29種類

耐寒性な花・とう菜 耐寒性とは 耐寒性とは、低温・凍結条件に対して植物体が生存・生育を維持できる能力のことです。な花・とう菜における耐寒性は、「越冬栽培での枯死リスクの低さ」と「低温下での安定した生育・品質維持」という二つの意味を持ちます。

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耐寒性について

耐寒性な花・とう菜

耐寒性とは

耐寒性とは、低温・凍結条件に対して植物体が生存・生育を維持できる能力のことです。な花・とう菜における耐寒性は、「越冬栽培での枯死リスクの低さ」と「低温下での安定した生育・品質維持」という二つの意味を持ちます。

な花・とう菜(Brassica rapa)はアブラナ科アブラナ属の葉茎類の総称で、菜の花・かき菜・アスパラ菜・のらぼう菜・三月菜など地域ごとの多様な系統を含みます。秋まき・越冬栽培が基本の作型であり、冬の寒さに耐えながら春にとう(薹)立ちした花茎・葉を収穫します。この栽培特性上、耐寒性は品種選びの最重要ポイントの一つです。

耐寒性の数値的な目安は品種・系統によって異なりますが、主要な品種では-5℃前後の低温に耐えるものが多く、のらぼう菜など関東の伝統品種は雪の下でも生存できる高い耐寒性を持ちます。一方で、アスパラ菜系の中には比較的耐寒性が低い系統もあるため、栽培地域の冬季最低気温と品種の耐寒性の目安を照合することが必要です。

耐寒性な花・とう菜のメリット

耐寒性の高い品種を選ぶ最大のメリットは、越冬栽培でのリスク低減です。冬季の寒波・凍霜害による株の枯死・損傷が少なくなり、翌春の花茎収穫量が安定します。

農業経営の観点では、耐寒性品種は早春の出荷開始時期の安定につながります。春先の端境期に安定供給できることは市場・直売所での信頼につながり、固定客の確保に有利です。

低温下での生育が良好な品種は、冬から早春にかけての生育速度も比較的速い傾向があります。低温でも光合成・養分吸収が維持できるため、萎縮・停滞が少なく品質の揃いが良くなります。

また、耐寒性が高い品種は越冬後の「甘み増し」効果が得られやすいという側面もあります。低温にさらされることで細胞内の糖分濃度が上昇し、寒締め効果によって食味が豊かになります。これは品質面での付加価値にもつながります。

栽培のポイント

ここからが実際の栽培で差がつくところです。耐寒性品種であっても、播種・育苗時期の管理が越冬成功の鍵を握ります。

播種時期は品種ごとの特性に合わせて設定します。秋まきの標準的な播種時期は8月下旬〜10月上旬ですが、早まきすると越冬前に株が大きくなりすぎてとう立ちが促進されるリスクがあります。遅まきすると株が小さすぎて低温耐性が十分に発達しないうちに冬を迎えることになります。品種のカタログ記載の播種適期を守ることが基本です。

育苗管理では、播種後から本葉3〜4枚程度(定植適期)までに株をしっかり育てることが重要です。徒長させずに充実した苗を仕上げることで、越冬時の凍霜害への耐性が高まります。直播の場合は適正な株間・条間で密度管理を行い、通気性の確保と光合成効率の維持に努めます。

防寒対策との組み合わせも検討します。耐寒性品種であっても、寒冷地や内陸の盆地では不織布トンネルや簡易ビニールトンネルによる防寒が越冬品質を高めます。施設での周年栽培・冬どり栽培では耐寒性の高い品種を選ぶことで暖房コストの削減にもつながります。

灌水管理では、冬季は土壌が過湿にならないよう注意します。多湿条件下での低温は凍結ダメージを大きくし、根腐れリスクも高まります。排水性の良い圃場・培土を選び、冬季の降雨後には表土の乾きを確認してから作業を行います。

品種選びのコツ

な花・とう菜の耐寒性品種を選ぶ際のポイントを以下に整理します。

まず、栽培地域の冬季最低気温の平均値と品種の耐寒性目安を照合します。関東平野部・太平洋側では-3〜-5℃程度に対応できれば概ね問題ありませんが、東北・北陸・山間部では-10℃前後まで耐えられる品種が必要になることがあります。

系統・タイプによる耐寒性の違いも確認します。のらぼう菜は在来品種系として高い耐寒性で知られています。越冬サラダアスパラ菜(株式会社トーホク)のように「越冬」を品種名に冠した品種は、耐寒性が選抜の主要基準になっています。

収穫適期のずれにも注意が必要です。耐寒性の強い品種は晩生傾向のものが多く、同じ播種時期でも収穫が遅くなることがあります。作型設計の際には品種ごとの生育日数・収穫時期の目安を確認し、出荷計画と照合してください。

カタログで合わせて確認したいポイントとして、根こぶ病抵抗性の有無(アブラナ科共通のリスク)・晩抽性(春の抽薹耐性)・収穫方法(一斉収穫型かかき取り収穫型か)があります。

市場動向とこれから

冬から早春にかけての葉茎野菜は、端境期の市場で需要が高まります。耐寒性の高いな花・とう菜品種は、この時期の安定供給源として産地・直売所で重要な役割を担っています。

消費者の季節感・旬の野菜への需要は根強く、春先の菜の花・かき菜・アスパラ菜は「春野菜の先触れ」として買い求める消費者が多くいます。産直・道の駅では旬の訴求と結びつけた販売が有効です。

近年は、学校給食や地産地消の文脈で地域の伝統野菜(のらぼう菜・かき菜など)への関心が高まっています。耐寒性が高く伝統的な産地で長年栽培されてきた品種・系統は、地域ブランドとして差別化できる可能性を持っています。

まとめ

耐寒性は、秋まき越冬栽培を基本とするな花・とう菜において、安定生産のための重要な品種特性です。品種の耐寒性は系統・タイプによって異なり、栽培地域の冬季気温と照合した品種選びが必要です。

耐寒性品種の選択に加えて、播種時期の適正管理・防寒対策・排水改善を組み合わせることで、越冬リスクをさらに低減できます。低温下での安定した生育は春先の安定出荷につながり、農業経営の安定化に貢献します。

ミノリスの耐寒性な花・とう菜タグには、越冬栽培・冬どり向けの品種一覧が掲載されています。栽培地域と作型に合わせた品種選びにご活用ください。

29品種 掲載中
CR京の春

CR京の春

丸種株式会社

根こぶ病抵抗性品種 耐寒性あり分枝数多い早生種 1. 根こぶ病抵抗性なので、汚染圃場でも安心して栽培できます。 2. 生育旺盛で耐寒性にすぐれた年内~冬取り中生品種です。 3. 粒が小さく、色が濃緑で諸病(菌核病、バイラス病)に強い品種です。 4. 花蕾、花梗ともにボリューム感があり、品質は最高です。

CR京晴

CR京晴

丸種株式会社

根こぶ病抵抗性で耐寒性に優れた晩生種 ボリューム感あふれる花蕾で品質最高 1. 根こぶ病抵抗性なので、汚染圃場でも安心して栽培できます。 2. 生育旺盛で耐寒性にすぐれた年内~早春取り晩生品種です。 3. 粒が小さく、色が濃緑で諸病(菌核病、バイラス病)に強い品種です。 4. 花蕾、花梗ともにボリューム感があり、品質は最高です。 5. 一般平坦地では、8月下旬より播種可能で、100日で主枝、第一側枝が収穫初めとなりますが、その後20~30日目に強健な分枝が数多く出て収穫最盛期となります

CR花かんざし

CR花かんざし

丸種株式会社

根こぶ病抵抗性で、分枝の多い中生種、粒揃いと締まりの良い花蕾は品質最高 1. 根こぶ病抵抗性なので、汚染圃場でも安心して栽培できます。 2. 生育旺盛で耐寒性に優れた年内~冬どり中生品種です。 3. 粒が小さく、色が濃緑で諸病(菌核病・バイラス病)に強い品種です。 4. 花蕾・花梗共にボリューム感があり、粒揃いと締まりが良く品質は最高です。

CR花まつり

CR花まつり

丸種株式会社

根こぶ病抵抗性で 冬~春穫りに適した極晩生種! 1. 根こぶ病抵抗性(CR)品種ですので汚染圃場でも安心して栽培できます。 2. 生育旺盛で耐寒性に優れた冬~春どりの極晩生品種で、端境期狙いに最適です。 3. 花蕾は濃緑でボリューム感があり、品質は最高です。 4. 一般平坦地では9月上旬から播種可能ですが、耐暑性はそれほど強くありませんので9月下旬以降の播種をおすすめします。 5. 播種後約120日で主枝、第1側枝が収穫始めとなり、しばらくした後に強健な分枝が数多く発生し、収穫最盛期になります。

CR華の舞

CR華の舞

丸種株式会社

根こぶ病抵抗性で濃緑、耐寒性に 優れた年内~冬穫り中晩生種! 1. 根こぶ病抵抗性(CR)品種ですので汚染圃場でも安心して栽培できます。 2. 生育旺盛で耐寒性に優れた年内~冬穫りの中晩生品種です。 3. 花蕾は特に濃緑でボリューム感があり、品質は最高です。 4. 一般平坦地では9月上旬から播種可能で、播種後約100日で主枝・第一側枝が収穫初めとなり、その後強健な分枝が数多く出て収穫最盛期となります。

アブラナ のらちゃん菜

アブラナ のらちゃん菜

カネコ種苗株式会社

ビタミンがいっぱいのヘルシー野菜!! 特性 ●食用アブラナの1系統で耐寒性、耐病性の強い晩生豊産種です。2〜5月にとう立する花茎を摘みとり食用にします。またコマツナなどのように周年栽培にも向きます。 ●葉幅中位、茎太で、葉柄は長く、葉色は淡緑色で浅い切れ込みがあり、側枝の発生が非常に旺盛で長時間にわたり収穫できます。 ●ゆであがりは美しい濃緑色で甘味があり、肉質軟らかくおひたし、なべもの、油炒めなどで、たいへん美味しくいただけます。 ●ハウス、トンネルによる早出しや露地、水田裏作ともに栽培は容易で市場出荷用、家庭菜園に大好評です。

おくはる菜

おくはる菜

株式会社トーホク

秋にタネをまいて春に伸びてきた「とう」を摘み取って利用します。寒さに強く作りやすく、太くてもやわらかな「とう」は甘みがあります。たくさん収穫でき、春には欠かせない風味のある野菜です。

おり菜

おり菜

株式会社トーホク

折菜と書き、その名の通り、伸び上がる「とう」を折りとって利用します。寒さに強く、雪の下でもよく耐えます。秋から長く収穫でき、茎葉はやわらかく独特の風味があります。

くき立ち菜

くき立ち菜

株式会社トーホク

茎立菜と書き、早春に伸び上がる「とう」を摘んで利用します。特に寒さに強く、葉も茎もやわらかく、独特の風味があります。北国で広く作られ、別名「雪ノ下」とも呼ばれます。

ちぢみかぶれ菜

ちぢみかぶれ菜

株式会社トーホク

春に伸びる「とう」を食べます。生育旺盛で寒さに強いので作りやすく、太茎できれいなちぢみのある肉厚葉。青物の少ない時期に重宝する便利な野菜です。

ちぢみ五月菜

ちぢみ五月菜

株式会社トーホク

春に伸びる「とう」を食べます。寒さに強く生育旺盛。太くてやわらかい茎と細かいちぢみのある葉は風味がよく、雪国の春先にはなくてはならない野菜のひとつです。

ちりめん冬菜

ちりめん冬菜

株式会社トーホク

春に伸びる「とう」を食べます。寒さに強く生育旺盛。やわらかく風味の良い太い茎と細かなちぢみのある肉厚葉が特長で、春先には欠かせない野菜で、別名「雪菜」とも呼ばれます。

ナバナ CR春華

ナバナ CR春華

カネコ種苗株式会社

食用ナバナ栽培農家待望の根こぶ病抵抗性品種、良品多収で大好評!! 特性 ●京都の伏見系寒咲花菜から極早生で縮緬の系統を選抜し、根こぶ病抵抗性を加えた一代交配種で栽培容易な食用ナバナです。 ●葉色は濃緑で葉の縮みはやや少なく、茎がしっかりして草姿が美しく生育がよくそろいます。花蕾は濃緑でやや大きく、黄化が遅いです。耐寒性に強く、低温時の生育が非常に早い極早生品種です。 ●最大の特長は側枝の発生がすこぶる旺盛で、収穫結束作業がしやすく、長期間にわたり良品多収で生産が安定し市場出荷用に最適ですが、家庭菜園用にも好評です。

のらぼう菜

のらぼう菜

株式会社トーホク

「野良坊菜」と書き、秋にタネをまいて早春に伸びるやわらかい「とう」を食べる野菜。耐寒性に優れ作りやすく、青菜の少ない春先にわき芽がたくさん伸びて楽しめます。軽く熱を通して様々な調理に利用します。

三陸つぼみ菜

三陸つぼみ菜

株式会社渡辺採種場

耐寒性優れる、長期多収型のつぼみ菜 ■特性 ・緑鮮やかで、甘みのあるおいしい「なばな類」野菜です。 ・抽苔が比較的早く、側枝の発生が旺盛です。 ・耐寒性が強く、生育旺盛です。 ・冬期ハウス栽培では、長期にわたり収穫できます。 ・おひたし、炒め物、みそ汁の具におすすめです。

五月菜

五月菜

株式会社トーホク

早春から晩春にかけて伸びる「とう」を食べる晩生のかき菜。「カブレナ」とも呼ばれ、太くてやわらかな茎葉がたくさん収穫できます。雪国の春には欠かせない風味のある野菜です。

冬華

冬華

タキイ種苗株式会社

長期摘みとり向き! 耐寒性の強い中生種! ■特長 ・生育旺盛で耐寒性が強く、栽培容易な冬どり主力の中生種。 ・株張り・株ぞろいがよく、側枝の発生が旺盛なので、長期間にわたって良品が多収できる。 ・蕾は濃緑で色つやがあり、粒のそろいもよく、日もち性にもすぐれる。 ■栽培の要点 ・収穫期間の長い冬どり中生種なので、肥料は追肥主体に施し、後半まで肥効を持続させる。 ・収穫開始後は月1回の割合でチッソ・カリを5kg/10a程度施す。 ・厳寒期の凍害やアントシアン着色は、乾燥と肥料切れによって発生しやすいので、圃場の適湿を保ち、肥効の低下に注意する。

勝山水菜

勝山水菜

株式会社トーホク

福井県勝山市周辺で育てられた「とう菜」。雪解け水で成長した花芽は繊維質を感じさせることのないやわらかさ。甘みがあって風味の良いおいしいふるさとの早春の野菜です。

大崎菜

大崎菜

株式会社トーホク

秋にタネをまいて早春に伸び出した「とう」とやわらかな茎葉を食べます。寒さが厳しければ厳しいほどおいしくなると言われており、味が良いと評判です。わずかな苦みと濃厚な甘みは雪国の春には欠かせない野菜です。

川流れ菜

川流れ菜

株式会社トーホク

新潟県下越地方で育てられた野菜。「晩生折菜」とも呼ばれ、やわらかく風味のある「とう」を摘み取って利用します。やわらかくて風味があり、早春には欠かせない野菜のひとつです。

1〜20品種 / 全29品種中

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